JP2017048572A - 作業機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】積荷を抽出して運搬する作業機械の積荷の運搬効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】作業機械は、車体と、第1バケットを有し、前記車体の第1の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第1作業機と、第2バケットを有し、前記車体の第2の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第2作業機と、前記第1バケットと前記第2バケットとの間に配置される走行装置と、を含む。
【選択図】図1
【解決手段】作業機械は、車体と、第1バケットを有し、前記車体の第1の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第1作業機と、第2バケットを有し、前記車体の第2の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第2作業機と、前記第1バケットと前記第2バケットとの間に配置される走行装置と、を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、積荷の抽出及び運搬に用いられる作業機械に関する。
積荷である鉱石をバケットで抽出し、抽出した鉱石をバケットに保持した状態で運搬する坑内掘鉱山用の鉱山機械がある(例えば、特許文献1)。
前述したような、積荷を抽出して運搬する鉱山機械は、積荷を抽出する機能、及び積荷を運搬する機能を有しているが、その機械の大きさは、一般的に積荷を抽出する機能に合わせられている(積荷を抽出するための機能の方が出力を要求される)ので、質量が大きい。このため、積荷を抽出して運搬する作業機械は、同等の質量の積荷の運搬のみをする作業機械(ダンプトラック等)と比較して空車時における質量が大きくなってしまう。すなわち、積荷を抽出して運搬する作業機械は、運搬可能な積荷の質量を空車時における車両の質量で除した値、いわゆる「運搬効率」が低くなってしまう。
本発明は、積荷を抽出して運搬する作業機械の積荷の運搬効率を向上させることを目的とする。
本発明は、車体と、第1バケットを有し、前記車体の第1の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第1作業機と、第2バケットを有し、前記車体の第2の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第2作業機と、前記第1バケットと前記第2バケットとの間に配置される走行装置と、を含む、作業機械である。
前記走行装置の動力を発生させる動力発生装置、前記動力発生装置が発生した動力を前記走行装置に伝達する動力伝達装置、及び前記第1作業機及び前記第2作業機を動作させる油圧機器に供給される作動油を溜めるタンクの少なくとも1つは、前記車体の上部又は前記車体の内部に配置されることが好ましい。
前記走行装置は、前記車体の前記第1端部側に配置された少なくとも1対の第1車輪と、前記車体の前記第2端部側に配置された、少なくとも1対の第2車輪と、を含み、前記動力発生装置、前記動力伝達装置及び前記タンクは、前記第1車輪及び前記第2車輪の少なくとも一方よりも上に配置されることが好ましい。
前記動力発生装置、前記動力伝達装置及び前記タンクは、前記1対の第1車輪間のスペース、前記1対の第2車輪間のスペース、前記第1車輪の上部スペース、又は前記第2車輪の上部スペースに配置されることが好ましい。
前記第1車輪と前記第2車輪とは直径が同一であることが好ましい。
前記車体は、前記第1作業機及び前記第1車輪を有する第1車体と、前記第2作業機及び前記第2車輪を有する第2車体と、前記第1車体と前記第2車体との間に配置される第3車体と、前記第1車体と前記第3車体とを連結する第1連結機構と、前記第2車体と前記第3車体とを連結する第2連結機構と、を含み、前記第1車体と前記第3車体とは、前記車体の高さ方向と直交し、かつ前記車体を通る平面内で前記第1車体と前記第3車体とを回動し、前記第2車体と前記第3車体とは、前記車体の高さ方向と直交し、かつ前記車体を通る平面内で回動することが好ましい。
前記第1車輪と前記第2車輪とは直径が同一であることが好ましい。
前記第1バケットの質量と前記第2バケットの質量とが異なることが好ましい。
前記第1バケットの積載容量と前記第2バケットの積載容量とが異なることが好ましい。
前記第1バケットの幅及び前記第2バケットの幅の少なくとも一方は、前記車体の幅よりも大きいことが好ましい。
本発明は、積荷を抽出して運搬する作業機械の積荷の運搬効率を向上させることができる。
本発明を実施するための形態(実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施形態1.
図1は、実施形態1に係る作業機械1の側面図である。図2は、実施形態1に係る作業機械1の平面図である。作業機械1は、鉱山において、鉱石の地山から鉱石を抽出し、抽出した鉱石を運搬する機械である。広義の作業機械とは、都市等の建設現場で用いられる建設機械、主に露天掘り鉱山にて用いられる鉱山機械、及び地下鉱山(坑内掘鉱山)で用いられる鉱山機械を包含するものである。本実施形態の作業機械1は、坑内掘鉱山において用いられる作業機械として説明するが、それ以外の建設現場及び露天掘り鉱山で用いられるものであってもよい。
図1は、実施形態1に係る作業機械1の側面図である。図2は、実施形態1に係る作業機械1の平面図である。作業機械1は、鉱山において、鉱石の地山から鉱石を抽出し、抽出した鉱石を運搬する機械である。広義の作業機械とは、都市等の建設現場で用いられる建設機械、主に露天掘り鉱山にて用いられる鉱山機械、及び地下鉱山(坑内掘鉱山)で用いられる鉱山機械を包含するものである。本実施形態の作業機械1は、坑内掘鉱山において用いられる作業機械として説明するが、それ以外の建設現場及び露天掘り鉱山で用いられるものであってもよい。
<作業機械1>
作業機械1は、車体2と、第1作業機3Aと、第2作業機3Bと、走行装置5とを有する。車体2には、第1作業機3A、第2作業機3B及び走行装置5が取り付けられる。車体2は、走行装置5によって走行する。車体2の進行方向は、作業機械1の進行方向である。以下において、車体2及び作業機械1の進行方向を、進行方向Ddと表す。進行方向Ddには、第2作業機3Bから第1作業機3Aに向かう第1方向Ddfと、第1作業機3Aから第2作業機3Bに向かう第2方向Ddsとの2方向がある。
作業機械1は、車体2と、第1作業機3Aと、第2作業機3Bと、走行装置5とを有する。車体2には、第1作業機3A、第2作業機3B及び走行装置5が取り付けられる。車体2は、走行装置5によって走行する。車体2の進行方向は、作業機械1の進行方向である。以下において、車体2及び作業機械1の進行方向を、進行方向Ddと表す。進行方向Ddには、第2作業機3Bから第1作業機3Aに向かう第1方向Ddfと、第1作業機3Aから第2作業機3Bに向かう第2方向Ddsとの2方向がある。
第1作業機3Aは、第1バケット4Aを有する。第1バケット4Aは、複数の刃4ABを有する。第1バケット4Aは、それを鉱石MRの地山に突入させることによって鉱石MRを抽出し、第1バケット4Aに収容することを目的としている。本実施形態において、積荷は鉱石MRである。第1作業機3Aは、車体2の第1の端部2TA側に配置される。第1作業機3Aは、第1バケット4Aの刃4ABの先端4AT(以下、刃先4ATと称する)を進行方向Ddfに向けることで、第1バケット4Aに車体2の進行方向Ddfにある積荷(鉱石MR)を積み込む。第1バケット4Aは、刃先4ATが進行方向Ddfを向いているとき、バケット底面4AHが車体2の上下方向Vdの下方Dwを向く。また、第1バケット4Aは、刃先4ATが車体2の上下方向Vdの上方Udを向いているとき、すなわち第1バケット4Aが図1に示される状態から上方にせり上がったとき、バケット背面4AHが車体2の進行方向Ddfを向く。第1バケット4Aのバケット底面4AHは、第1バケット4Aのうち、刃先4ATから第1バケット4Aと第1作業機3Aのブーム30とを連結するバケットピン4APまでの部分である。車体2の上下方向Vdは、車体2の接地面と直交する方向である。車体2の接地面は、車体2が有する複数の車輪5A,5Bが接地対象GDに接したとき、複数の車輪5A,5Bと接地対象GDとの複数の接触部で規定される平面である。本実施形態において、図2に示されるように、車体2は2個の車輪5A,5A及び2個の車輪5B,5Bを有するので、車体2の接地面は、4個の接触部によって規定される平面である。
図1に示される天井CLは坑内掘鉱山における通路の天井であり、図2に示される2つの壁面SDは坑内掘鉱山における通路の側壁である。作業機械1は、上下方向Vdにおいて天井CLと接地対象GDとにより規定された通路及び幅方向Wdにおいて一方の壁面SDと他方の壁面SDとにより規定された通路を走行する。
第2作業機3Bは、第2バケット4Bを有する。第2バケット4Bは、複数の刃4BBを有する。第2バケット4Bの目的は、第1バケット4Aと同様である。第2作業機3Bは、車体2の第2の端部2TB側に配置される。第2作業機3Bは、第2バケット4Bの刃4BBの先端4BT(以下、刃先4BTと称する)を進行方向Ddsに向けることで、第2バケット4Bに車体2の進行方向Ddsにある積荷(鉱石MR)を積み込む。第2バケット4Bは、第1バケット4Aと同様にバケット底面4BHを有しており、第1バケット4Aと同様の構造及び位置関係である。このように、作業機械1は、車体2の第1の端部2TA側と第2の端部2TB側とに、同種の作業機を有する。
第1バケット4Aはバケットピン4APの周りを回動し、第2バケット4Bはバケットピン4BPの周りを回動する。第1バケット4Aが回動する中心の軸線を、回動中心軸Zraと称し、第2バケット4Bが回動する中心の軸線を、回動中心軸Zrbと称する。本実施形態において、図2に示されるように、第1バケット4Aの幅Waは、車体2、より具体的には第1車体2Aの幅WT1以上である。第2バケット4Bの幅Wbは、車体2、より具体的には第2車体2Bの幅WT2以上である。
第1バケット4Aの幅Waは、第1バケット4Aの回動中心軸Zraが延びる方向における第1バケット4Aの寸法である。第2バケット4Bの幅Wbは、第2バケット4Bの回動中心軸Zrbが延びる方向における第2バケット4Bの寸法である。第1車体2Aの幅WT1は、1対の車輪5A,5Aの幅方向Wdにおける外側同士の距離であり、第1バケット4Aの回動中心軸Zraが延びる方向、すなわち第1車体2Aの幅方向Wdにおける第1車体2Aの最も大きい寸法である。第2車体2Bの幅WT2は、1対の車輪5B,5Bの幅方向Wdにおける外側同士の距離であり、第2バケット4Bの回動中心軸Zrbが延びる方向、すなわち第2車体2Bの幅方向Wdにおける第2車体2Bの最も大きい寸法である。本実施形態において、第1車体2A及び第2車体2Bは、幅WT1及び幅WT2が同一なので、車体2の幅というときは、第1車体2Aの幅WT1及び第2車体2Bの幅WT2のいずれでもよい。
本実施形態において、第1バケット4Aの幅Waと第2バケット4Bの幅Wbとは、同じ大きさであってもよいし、異なっていてもよい。また、第1車体2Aと第2車体2Bとの間で幅WT1と幅WT2とは異なっていてもよい。第1バケット4Aの幅Wa及び第2バケット4Bの幅Wbは、本実施形態のように、第1車体2Aの幅WT1及び第2車体2Bの幅WT2よりも大きい方が好ましいが、車体2の幅が同一より小さくてもよい。
第1バケット4A及び第2バケット4Bは、作業機械1の進行方向Ddのそれぞれ前方に配置されている。作業機械1は、第1バケット4Aの幅Wa及び第2バケット4Bの幅Wbが、第1車体2Aの幅WT1と第2車体2Bの幅WT2との大きい方以上である。このような構造により、車体2の大きさに対してより効率的に鉱石MRを抽出し、運搬することが可能となる。また、作業機械1は、車体2の幅に制限を受けずに地山から鉱石MRを抽出できる。
走行装置5は、複数の車輪5A,5Bと、操舵用アクチュエータ7とを含む。具体的には、図2に示されるように、走行装置5は、2個の車輪5A,5A及び2個の車輪5B,5Bと、2個の操舵用アクチュエータ7,7を有する。本実施形態において、操舵用アクチュエータ7,7は油圧シリンダであるが、これに限定されない。車輪5A,5Aは、車体2の第1端部2TA側に配置され、車輪5B,5Bは車体2の第2端部2TB側に配置される。以下において、車輪5A,5Aを適宜、第1車輪5A,5Aと称し、車輪5B,5Bを適宜、第2車輪5B,5Bと称する。
第1車輪5A,5A及び第2車輪5B,5Bは、ホイール及びホイールに取り付けられたタイヤを含む。本実施形態において、第1車輪5A,5A及び第2車輪5B,5Bは、1つの車軸に対して少なくとも1対、すなわち2個である。図2に示されるように、1対の第1車輪5A,5Aは、車体2の幅方向Wdの両側にそれぞれ1個ずつ配置される。1対の第2車輪5B,5Bも、1対の第1車輪5A,5Aと同様に、車体2の幅方向Wdの両側に1個ずつ配置される。
第1車輪5A,5Aは、1対に限定されるものではなく、それぞれ2対、すなわち4個であってもよい。この場合、第1車輪5Aは、車体2の幅方向Wdの両側に2個ずつ配置されてもよい。第2車輪5B,5Bも、第1車輪5A,5Aと同様である。第1車輪5A,5A及び第2車輪5B,5Bの数は、例えば、これらが支持する荷重によって決定される。
本実施形態において、第1車輪5A,5Aと第2車輪5B,5Bとは直径、より具体的には外径が同一である。
本実施形態の作業機械1は、前方後方の両方に設けられた2つのバケット4A,4Bのそれぞれに積荷を積む可能性があるため、どちらかのバケットのみに積荷を積んだとしても転倒してしまわないよう、前方後方のバランスを考慮する必要がある。そうすると、第1車体2A又は第2車体2Bのいずれかのみを大きくするべきではないため、第1車輪5A,5Aと第2車輪5B,5Bとの外径を同一としている。また、このようにすると、第1車輪5A,5Aと第2車輪5B,5Bとで同じ仕様のタイヤ及びホイールを使用できるので、作業機械1の部品を共通化できる。本実施形態では5A,5Aと第2車輪5B,5Bとの外径を同一としているが、異ならせてもよい。
本実施形態において、走行装置5は、第1バケット4Aと第2バケット4Bとの間に配置される。このような構造により、作業機械1は、進行方向Ddの両方に配置された第1バケット4Aと第2バケット4Bとを用いて、進行方向Ddの前方の地山から鉱石MRを抽出し、運搬することができる。
第1バケット4A又は第2バケット4Bに代えて、ブレードを設けるようにしてもよい。一方側で鉱石の抽出をしつつ、他方側で路面整備を行うためである。
作業機械1は、動力発生装置20と、動力伝達装置22と、作動油を溜めるタンク23とを有する。本実施形態において、これらのうちの少なくとも1つは車体2の上部2Uに配置される。具体的には、動力発生装置20及び動力伝達装置22は第2車体2Bの上部2Uに配置され、タンク23は第1車体2Aの上部2Uに配置される。本実施形態において、動力発生装置20は内燃機関であり、動力伝達装置22はトランスミッションである。動力伝達装置22は、トルクコンバータを含んでいてもよい。タンク23に溜められた作動油は、第1作業機3A及び第2作業機3Bを動作させる油圧機器に供給される。
本実施形態において、作業機械1は、油圧発生装置21を含む。油圧発生装置21は、動力発生装置20によって駆動されて、油圧機器に作動油を供給する。油圧機器は、油圧発生装置21から供給された作動油によって動作して、第1作業機3A及び第2作業機3Bを動作させる。本実施形態において、油圧発生装置21は、油圧ポンプである。
動力発生装置20が発生した動力は、動力伝達装置22から、第1プロペラシャフト24A及び第1アクスル25Aを介して第1車輪5A,5Aに伝達される。また、同様に第2プロペラシャフト24B及び第2アクスル25Bを介して第2車輪5B,5Bに伝達される。本実施形態において、動力伝達装置22は、一部が第2車体2Bの内部に配置される。このように、動力伝達装置22は、少なくとも一部が第2車体2Bの上部2Uに配置されていればよい。
本実施形態において、作業機械1が有する動力発生装置20と、動力伝達装置22と、作動油を溜めるタンク23とのうち少なくとも1つは、車体2の内部に配置されていてもよい。
作業機械1は、オペレータが操作する。作業機械1は、第2車体2Bに、オペレータが搭乗する運転室27を有する。運転室27は、動力発生装置20、油圧発生装置21及び動力伝達装置22と同様に、第2車体2Bの上部2Uに配置される。本実施形態において、動力発生装置20、油圧発生装置21、動力伝達装置22、タンク23及び運転室27は、車体2の上部2Uに配置されるが、第1車体2Aと第2車体2Bとのいずれの上部2Uにそれぞれ何を配置させるかは、適宜決定されてよい。また、すべての部分が車体2の上部2Uに配置されていなくてもよい。すなわち、これらの少なくとも一部が車体2の上部2Uに配置されていればよい。
作業機械1は、車体2の両方の端部にそれぞれ第1作業機3Aと第2作業機3Bとが配置されているため、動力発生装置20及び動力伝達装置22等の機器類が配置されるスペースが、一般のホイールローダーと比較して少ない。しかし、これらの機器類を車体2の上部2Uに配置することにより、車体2の両端部に第1作業機3Aと第2作業機3Bとを配置した、本実施形態の構造であっても、作業機械1には、動力発生装置20及び動力伝達装置22等が配置されるスペースが確保される。
また、車体2の上部2Uに動力発生装置20、動力伝達装置22及びタンク23等を配置すると、これらにアクセスしやすくなるという利点がある。特に、作業機械1は、第1車輪5A,5A及び第2車輪5B,5Bが大きいため、車体2の内部へのアクセスが難しくなる可能性があるが、車体2の上部2Uを利用することで、機器類へのアクセスが容易になる。特に、動力発生装置20、動力伝達装置22及びタンク23等は、車体2の上部2Uであって、第1車輪5A,5A及び第2車輪5B,5Bの少なくとも一方よりも上に配置されることで、機器類へのアクセス及び機器類が配置されるスペースの確保がさらに容易になる。
車体2の上部2Uに配置される機器類、本実施形態では動力発生装置20、油圧発生装置21、動力伝達装置22及びタンク23等は、進行方向Ddにおいて第1車輪5Aと第2車輪5Bとの間に配置されることが好ましい。作業機械1は、車体2の両方の端部にそれぞれ第1作業機3Aと第2作業機3Bとが配置されるため、車体2の上部2Uに配置される機器類を、第1車輪5Aと第2車輪5Bとの間に配置することで、これらの機器類と、第1作業機3A及び第2作業機3Bとの干渉を回避して、第1作業機3A及び第2作業機3Bの動作の制約を低減できる。車体2の上部2Uに配置される機器類が、幅方向Wdにおいて、第1車輪5Aの車軸と第2車輪5Bの車軸との間に配置される場合も同様である。
なお、動力発生装置20、動力伝達装置22及びタンク23等を、1対の第1車輪5A,5A間の車体2A内のスペース、又は前記1対の第2車輪5B,5B間の車体2B内のスペースに設けられてもよい。さらに、図1及び図2に示されているように、第1車輪5A及び第2車輪5Bの上方にもスペースがあることから、これらのスペースに動力発生装置20、動力伝達装置22及びタンク23等が配置されてもよい。この第1車輪5A及び第2車輪5Bの上方のスペースも、車体2の上部2Uに該当する。
図1及び図2に示されるように、作業機械1は、連結機構8を有する。連結機構8は、第1作業機3A及び第1車輪5Aを有する第1車体2Aと、第2作業機3B及び第2車輪5Bを有する第2車体2Bとを連結する。連結機構8により、第1車体2Aと第2車体2Bとは、車体2の高さ方向と直交し、かつ車体2を通る平面PV内で回動する。より具体的には、第1車体2Aと第2車体2Bとは、接地面と直交し、かつ連結機構8を通る軸線Zbを中心として回動する。車体2の高さ方向とは、上下方向Vdであって、接地面から車体2の上部2Uに向かう方向である。第1車体2Aと第2車体2Bとが軸線Zbを中心として回動することにより、車体2が連結機構8の部分で折れ曲がるので、作業機械1は旋回する。
図3は、実施形態1に係る作業機械1が有する第1作業機3A及び第2作業機3Bの側面図である。このように、バケットが前方を向き、前方にある鉱石等の対象物を掘削する作業機を、一般的に「フロントローディングタイプの作業機」という。第1作業機3Aは、第1バケット4Aと、ブーム30と、ベルクランク31と、連結部材32と、油圧機器であるブームシリンダ37と、油圧機器であるバケットシリンダ38とを有する。第2作業機3Bも、第1作業機3Aと同様の構造となっている。
第1作業機3Aのブーム30は、第1端部30Tf側が連結ピン33によって第1車体2Aにピン結合されている。ブーム30は、第2端部30Ts側がバケットピン4APによって第1バケット4Aにピン結合されている。第2作業機3Bも、第1作業機3Aと同様の構造である。第1作業機3A及び第2作業機3Bは、同一の構造なので、次においては、原則として第1作業機3Aを例に説明する。
ブーム30の第1端部30Tfと第2端部30Tsとの間には、ブームシリンダ37の第1端部が取り付けられている。ブームシリンダ37は、第1端部が連結ピン37Pfによって第1車体2Aにピン結合され、第2端部が連結ピン37Psによってブーム30にピン結合される。このような構造により、ブーム30は、ブームシリンダ37が伸縮すると、連結ピン33を中心として回動する。結果として、第1バケット4Aが車体2の上下方向Vdに移動する。具体的には、ブームシリンダ37が延びると第1バケット4Aは上方Udに向かって移動し、ブームシリンダ37が縮むと第1バケット4Aは下方Dwに向かって移動する。
第1バケット4Aは、ブーム30の第2端部30Tsにバケットピン4APを介してピン結合されているので、第1バケット4Aは、バケットピン4APを中心として図3の矢印Rd又は矢印Rtで示す方向に回動する。バケットシリンダ38は、第1端部が連結ピンによってベルクランク31の第1端部にピン結合され、第2端部が連結ピンによって第1車体2Aにピン結合される。ベルクランク31の第2端部は、連結部材32の第1端部と連結ピン35によってピン結合されている。連結部材32の第2端部は、連結ピン36によって第1バケット4Aとピン結合される。
ブーム30は、第1端部30Tfと第2端部30Tsとの間に、ベルクランク31を支持する支持部材39が取り付けられている。ベルクランク31は、第1端部と第2端部との間が連結ピン34によって支持部材39にピン結合されている。このような構造により、ベルクランク31は、連結ピン34を中心として回動する。バケットシリンダ38が縮むと、ベルクランク31は第1端部が第1車体2A側に移動する。ベルクランク31は、連結ピン34を中心として回動するため、ベルクランク31の第2端部は第1車体2Aから遠ざかる方向に移動する。すると、第1バケット4Aはダンプ動作(Rt方向に回動)する。バケットシリンダ38が伸びると、ベルクランク31は第1端部が第1車体2A側から遠ざかる。すると、ベルクランク31の第2端部は第1車体2Aに接近するので、第1バケット4Aはチルト動作する(Rd方向に回動)。ブーム30及び第1バケット4Aの回動機構は、上記構造に限られず、どのような構造であってもよい。
図4は、実施形態1に係る作業機械1が有する連結機構8の平面図である。図4は、実施形態1に係る作業機械1が有する連結機構8の側面図である。第1車体2Aと第2車体2Bとを連結する連結機構8は、第1車体2Aに取り付けられる第1連結部材8Aと、第2車体2Bに取り付けられる第2連結部材8Bと、第1連結部材8A及び第2連結部材8Bを連結するピン8Pとを有する。連結機構8は、第1連結部材8Aを貫通する貫通孔8AHに、ピン8Pが挿通している。ピン8Pは、第2連結部材8Bに固定されている。ピン8Pの中心軸は、軸線Zbである。このような構造により、第1連結部材8Aと第2連結部材8Bとは軸線Zbを中心として回動するので、第1車体2Aと第2車体2Bとは軸線Zbを中心として回動する。
作業機械1が有する連結機構8は、軸線Zbを中心として第1車体2Aと第2車体2Bとを相対的に回動させるものであるが、連結機構8はこのような構造に限定されない。連結機構8は、例えば、自在継手であってもよい。
第1車体2Aと第2車体2Bとの間に配置される2個の操舵用アクチュエータ7,7の一方を第1操舵用アクチュエータ7fと称し、他方を第2操舵用アクチュエータ7sと称する。図4に示されるように、第1操舵用アクチュエータ7fが伸び、第2操舵用アクチュエータ7sが縮むと、軸線Zbが延びる方向から見た場合に、第1車体2Aの前後軸Xfと第2車体2Bの前後軸Xsとが交差する。すると、第1車体2Aと第2車体2Bとが折れ曲がるので、走行中の作業機械1は旋回する。第1操舵用アクチュエータ7fが縮み、第2操舵用アクチュエータ7sが伸びると、走行中の作業機械1は、第1操舵用アクチュエータ7fが伸び、第2操舵用アクチュエータ7sが縮んだ場合とは反対方向に旋回する。第1操舵用アクチュエータ7fと第2操舵用アクチュエータ7sとの長さが同一になると、走行中の作業機械1は直進する。このように、作業機械1は、第1操舵用アクチュエータ7fと第2操舵用アクチュエータ7sとの長さを変更することで、直進及び旋回する。
作業機械1は、第1操舵用アクチュエータ7f及び第2操舵用アクチュエータ7sを用いて旋回するが、第1車輪5A及び第2車輪5Bの少なくとも一方に一般的な操舵機構を設けて操舵することで進行方向を変更できるようにしてもよい。また、作業機械1は、第1操舵用アクチュエータ7f、第2操舵用アクチュエータ7s及び一般的な操舵機構を併用して進行方向を変更してもよい。
<本実施形態の利点>
作業機械1は、第1バケット4A及び第2バケット4Bに、積荷である鉱石MRを積載して運搬する。このため、作業機械1は、バケットを1個のみ備えた同様の坑内掘鉱山用の鉱山機械(特許文献1に記載された鉱山機械等)と比較して、2倍の量の鉱石MRを運搬できるので、1回の運搬あたりに運搬できる鉱石MRの量が大きくなる。その結果、作業機械1は、積荷の運搬効率を向上させることができるので、鉱山MRの生産効率を向上させることができる。
作業機械1は、第1バケット4A及び第2バケット4Bに、積荷である鉱石MRを積載して運搬する。このため、作業機械1は、バケットを1個のみ備えた同様の坑内掘鉱山用の鉱山機械(特許文献1に記載された鉱山機械等)と比較して、2倍の量の鉱石MRを運搬できるので、1回の運搬あたりに運搬できる鉱石MRの量が大きくなる。その結果、作業機械1は、積荷の運搬効率を向上させることができるので、鉱山MRの生産効率を向上させることができる。
作業機械1の運搬効率は、運搬する積荷の質量を作業機械1の空車質量で除した値である。作業機械1は、バケットを1個のみ備えたものと比較して、それ程質量が大きくない作業機を1個追加するだけで、2倍の量の鉱石MRを運搬できる。その結果、作業機械1は、バケットを1個のみ備えたものと比較して運搬効率を向上させることができる。
坑内掘鉱山において行われる鉱石MRの抽出及び運搬の作業は、鉱石MRを抽出した地点から所定の場所に運搬する時間の方が、鉱石MRを抽出する時間よりも長い。また、作業機械1と、バケットを1個のみ備えた作業機械との作業効率(所定の地点にある同じ質量の鉱石MRを抽出し所定の場所まで運搬する時間)を比較すると、作業機械1は、1つ多くのバケットを有しているため、鉱石MRの抽出作業を2回行う分、抽出時間は約2倍要してしまう。しかし、バケットを1個のみ備えた作業機械が抽出地点から運搬場所まで2往復する必要があるのに対し、作業機械1は、2つのバケットを有しているため、2倍の量の鉱石MRを一度に運搬でき、鉱石MRの運搬時間を半分程度に短縮できる。坑内掘鉱山において行われる鉱石MRの抽出及び運搬の作業においては、一般的に鉱石MRを抽出した地点から所定の場所に運搬する時間の方が、鉱石MRを抽出する時間よりもかなり長いので、作業機械1は、トータルの鉱石MRの作業時間(抽出及び運搬の時間)を大幅に短縮できる。その結果、作業機械1は、バケットを1個のみ備えたものと比較して、鉱石MRの抽出及び運搬に要するエネルギを低減させることができる。
<作業機械1が使用される採掘現場の概要>
図6は、実施形態1に係る作業機械1が稼働する採掘現場の一例を示す模式図である。本実施形態において、作業機械1は、地下から鉱石MRを採掘する坑内採掘に使用される。本実施形態では、ブロックケービング工法により鉱石が採掘される。
図6は、実施形態1に係る作業機械1が稼働する採掘現場の一例を示す模式図である。本実施形態において、作業機械1は、地下から鉱石MRを採掘する坑内採掘に使用される。本実施形態では、ブロックケービング工法により鉱石が採掘される。
ブロックケービング工法とは、鉱山Mの鉱体(鉱脈)MGに鉱石MRの採掘場所(以下、適宜ドローポイントという)DPと、採掘された鉱石を搬送するための坑道Rとを設置し、そのドローポイントDPの上部をアンダーカット(坑道Rの天井から上方への穿孔)して発破し、鉱石MRを自然崩落させることによって、そのドローポイントDPから鉱石MRを採掘する工法をいう。ドローポイントDPは、鉱体MGの内部又は鉱体MGの下方に設置される。ブロックケービング工法は、岩盤又は鉱体の下部をアンダーカットすると、脆弱な岩が自然崩壊を始める性質を利用した工法である。鉱体MGの内部又は下部から鉱石MRが採掘されると、崩落が上部まで伝播する。つまり、ドローポイントDPにおいて鉱石MRを抽出すると、抽出した分の鉱石MRが上方から再度崩落してくる。このため、ブロックケービング工法を用いると、鉱体MGの鉱石MRを効率よく採掘することができる。ブロックケービング工法において、通常、ドローポイントDPは複数設けられる。作業機械1は、ドローポイントDPから鉱石MRを抽出し、坑道Rを走行して鉱石MRを所定の場所へ運搬する。
図7は、坑内MIの一例を示す模式図である。図6に示される鉱体MGの下方に設置された坑道Rは、第1坑道DR(以下、適宜ドリフトDRと称する)と、第2坑道CR(以下、適宜クロスカットCRと称する)とを含む。坑道Rは、例えば、鉱山Mの鉱体MGの内部又は下方に設置される。本実施形態において、坑内MIに、第1坑道DR及び第2坑道CRは、それぞれ複数存在する。第2坑道CRは、それぞれのドローポイントDPと第1坑道DRとを接続する。作業機械1は、第1坑道DR及び第2坑道CRを通ってドローポイントDPに接近する。また、第1坑道DRの端部を結ぶ坑道を第3坑道TR(以下、適宜外周路TRと称する)とする。本実施形態において、坑道Rは第1坑道DR、第2坑道CR、第3坑道TRを含む概念である。
図7に示されるように、坑内MIには、2本の外周路TRが設置されている。1本の外周路TRは、複数のドリフトDRのそれぞれの一端部を接続し、もう1本の外周路TRは、複数のドリフトDRのそれぞれの他端部を接続する。このように、すべてのドリフトDRは、2本の外周路TRと接続されている。本実施形態において、作業機械1は、いずれのドリフトDRであっても一方の外周路TRから進入することができる。
図7に示されるように、作業機械1による鉱石MRの抽出作業が行われる積込位置LPは、ドローポイントDPの近傍に定められる。ドローポイントDP及び積込位置LPを含む領域を、積込場所LA、と称する。図7に示されるように、坑内MIには、作業機械1によって運搬された鉱石MRがドローポイントDPの外部に排出される排土場所(オアパス)OPが設けられる。作業機械1は、ドローポイントDP近傍の積込場所LAにおいて鉱石MRを抽出した後、ドリフトDRを走行して、オアパスOPまで運搬する。そして、作業機械1は、到着したオアパスOPに鉱石MRを排出する。
<作業機械1による鉱石MRの抽出及び運搬方法>
図8は、実施形態1に係る積荷の抽出及び運搬方法のフローチャートである。図9は、実施形態1に係る作業機械1が鉱石MRを抽出して運搬する際の動作例を示す図である。図10は、実施形態1に係る作業機械が鉱石を運搬して排出する際の動作例を示す図である。図11は、実施形態1に係る作業機械が第一バケット側の鉱石を排出して後退する際の動作例を示す図である。図12は、実施形態1に係る作業機械が前後方向を変更する際の動作例を示す図である。図13は、実施形態1に係る作業機械が第二バケット側の鉱石を排出する際の動作例を示す図である。図14は、実施形態1に係る作業機械が第二バケット側の鉱石を排出して移動する際の動作例を示す図である。
図8は、実施形態1に係る積荷の抽出及び運搬方法のフローチャートである。図9は、実施形態1に係る作業機械1が鉱石MRを抽出して運搬する際の動作例を示す図である。図10は、実施形態1に係る作業機械が鉱石を運搬して排出する際の動作例を示す図である。図11は、実施形態1に係る作業機械が第一バケット側の鉱石を排出して後退する際の動作例を示す図である。図12は、実施形態1に係る作業機械が前後方向を変更する際の動作例を示す図である。図13は、実施形態1に係る作業機械が第二バケット側の鉱石を排出する際の動作例を示す図である。図14は、実施形態1に係る作業機械が第二バケット側の鉱石を排出して移動する際の動作例を示す図である。
これらの図を用いて、作業機械1がドローポイントDPで鉱石MRを抽出して運搬し、オアパスOPに鉱石MRを排出する動作例を説明する。図9に示されるように、作業機械1は、矢印Aで示される方向に進み、ドローポイントDPaで第1バケット4Aにより鉱石MRを抽出する(ステップS101)。その後、作業機械1は、第1バケット4Aに抽出された鉱石MRを積載した状態で、第2バケット4Bを先頭として第2バケット4Bが配置されている方向、図9では矢印Bで示される方向に進む(ステップS102)。そして、作業機械1は、第1バケット4Aで鉱石MRを抽出したドローポイントDPaとは異なるドローポイントDPbで、第2バケット4Bにより鉱石MRを抽出する(ステップS103)。本例において、ドローポイントDPbは、ドリフトDRを挟んでドローポイントDPaとは反対側に設けられたものである。
ドローポイントDPbで鉱石MRを抽出した作業機械1は、第1バケット4Aと第2バケット4B共に鉱石MRを積載した状態で、矢印Cで示されるように、第1バケット4A側を先頭として進むことにより(ステップS104)、ドリフトDRに出てから鉱石MRを排出するためオアパスOP、すなわち積荷の排出場所に向かう。その後、図10に示されるように、2つのバケット4A,4Bに鉱石MRを積載した作業機械1は、ドリフトDRを走行してオアパスOPに到達すると、まず、第1バケット4Aに積載された鉱石MRをオアパスOPに排出する(ステップS105)。第1バケット4Aの鉱石MRを排出した作業機械1は、第2バケット4Bに積載された鉱石MRをオアパスOPに排出するため、図11の矢印Dに示されるように、第2バケット4Bを先頭にしてドリフトDRを走行する。
一旦、ドリフトDRに退避した作業機械1は、図12の矢印Eに示されるように、第1バケット4Aを先頭にして外周路TRに出る。次に、作業機械1は、第2バケット4Bを先頭にして外周路TRを矢印Fに示されるように走行して、外周路TRとつながっているドリフトDRを超えた位置まで移動する。次に、作業機械1は、矢印Gに示されるように、第1バケット4Aを先頭にしてドリフトDRに出る。これらの一連の動作により、作業機械1の方向転換が完了する。この方向転換により、作業機械1は、前後方向が反転するので、第2バケット4BがオアパスOPと対向する。
作業機械1は、前後方向を反転してから、図13の矢印Hに示されるように、第2バケット4Bを先頭にしてドリフトDRを走行してオアパスOPに向かう(ステップS106)。図13に示されるように、作業機械1は、オアパスOPに到達すると、第2バケット4Bに積載された鉱石MRをオアパスOPに排出する(ステップS107)。鉱石MRを排出した作業機械1は、図14の矢印Iに示されるように、第1バケット4Aを先頭にしてドリフトDRを走行して、再度鉱石MRを抽出するためにドローポイントDP、すなわち積荷を抽出する場所に向かう(ステップS108)。
第1バケット4A及び第2バケット4Bの両方に鉱石MRが積載された作業機械1は、ドローポイントDPからオアパスOAに1回到達すると、鉱石MRを2回オアパスOPに排出する。すなわち、作業機械1は、ドローポイントDPからオアパスOPへの1回の移動で、バケットを1個のみ備えたものと比較して2倍の量の鉱石MRを運搬する。このため、作業機械1は、同じ質量の鉱石MRを抽出して運搬する場合、バケットを1個のみ備えたものと比較して、運搬時間を半分程度に短縮できるので、鉱石MRの抽出及び運搬に要するエネルギを低減させることができる。また、常に一方のバケット(図9から図14の例では第1バケット4A)から先に鉱石を抽出するようにルール化してしまえば、カウンタウエイト等の前後の質量の配置を効率化することができる。もちろん、前後の質量の配置を均一にし、前後いずれのバケットから鉱石MRを抽出できるようにしてもよい。
作業機械1は、坑内採掘以外に使用されてもよい。作業機械1は、例えば、露天掘りのような地上での採掘において、鉱石MRの抽出及び運搬に使用されてもよい。また、地上の建設現場等における採掘作業において使用されてもよい。
変形例.
第1バケット4Aが鉱石MRを積載すると、第1車輪5Aの接地位置(図1におけるCP)を中心とした第1モーメントが発生し、第2バケット4Bが鉱石MRを積載すると、第2車輪5Bの接地位置(図1におけるCP)を中心とした第2モーメントが発生する。第1モーメントは、第1車輪5Aよりも第2バケット4B側に発生するモーメントと釣り合わせ、第2モーメントは、第2車輪5Bよりも第1バケット4A側に発生するモーメントと釣り合わせることにより、作業機械1の一方の車輪が浮いてしまうことを抑制している。
第1バケット4Aが鉱石MRを積載すると、第1車輪5Aの接地位置(図1におけるCP)を中心とした第1モーメントが発生し、第2バケット4Bが鉱石MRを積載すると、第2車輪5Bの接地位置(図1におけるCP)を中心とした第2モーメントが発生する。第1モーメントは、第1車輪5Aよりも第2バケット4B側に発生するモーメントと釣り合わせ、第2モーメントは、第2車輪5Bよりも第1バケット4A側に発生するモーメントと釣り合わせることにより、作業機械1の一方の車輪が浮いてしまうことを抑制している。
第1モーメントと釣り合わせるモーメントの大きさは、第1車輪5Aよりも第2バケット4B側の長さ及び質量によって決定され、第2モーメントと釣り合わせるモーメントは、第2車輪5Bよりも第1バケット4A側の長さ及び質量によって決定される。作業機械1の全長が十分に確保できない場合、第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントが確保できず、一方の車輪が浮いてしまう可能性がある。そのため、このような場合、第1バケット4Aの質量(積載容量等を含む)と第2バケット4Bの質量(積載容量等を含む)とを異ならせ、質量の小さいバケットから抽出作業を行い、次に質量の大きいバケットの順で鉱石MRを抽出するようにしてもよい。バケットの質量として積載容量を例にとれば、まず積載容量の小さいバケットに鉱石MRが積載される場合は、鉱石MRにより発生するモーメントも小さいため、車輪が浮いてしまうことがない。さらに、積載容量の小さいバケットに鉱石MRを積載した状態で、積載容量の大きいバケットに鉱石MRが積載されたとしても、積載容量の小さいバケットに積載された鉱石MRが発生させるモーメントが加わるので、車輪が浮くことはない。このようにすることで、第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントを発生させるためのカウンタウエイトの追加が不要又は最小限のカウンタウエイトで済むという利点がある。
第1バケット4Aの質量を第2バケット4Bの質量よりも小さくした場合、作業機械1は、第1バケット4Aから先に鉱石MRを抽出し、積載する。この場合の作業機械1の動作は、図9から図14を用いて説明した動作のようになる。
第1バケット4A及び第2バケット4Bの質量を異ならせるために、両者の寸法(積載容量)を異ならせてもよいし、同一寸法の第1バケット4A及び第2バケット4Bのいずれか一方にウエイトを取り付けることで、第1バケット4Aの質量と第2バケット4Bの質量とを異ならせてもよい。第1バケット4Aと第2バケット4Bの質量を異ならせる方法は、前述した方法に限られない。
第1バケット4Aの質量と第2バケット4Bの質量とを異ならせなくても、第1車体2A及び第2車体2Bの少なくとも一方にカウンタウエイトを取り付けて、このカウンタウエイトのみで第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントを得てもよい。このようにすれば、第1バケット4Aと第2バケット4Bとを同一にできるので、部品の共通化を図ることができる。
第1バケット4Aの質量と第2バケット4Bの質量とを異ならせ、かつ第1車体2A及び第2車体2Bの少なくとも一方に取り付けられたカウンタウエイトを用いて、第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントを得てもよい。
本実施形態において、作業機械1はオペレータが搭乗して操作する有人の機械であるが、これに限定されない。作業機械1は、管制装置からの遠隔操作によって走行するものであってもよいし、慣性航法と何らかの方法とを用いて自車両の位置を計測する位置計測装置を用いて自律走行するものであってもよい。
以上、実施形態1及びその変形例について説明したが、実施形態1及びその変形例で開示された内容は、以下においても適宜適用される。
実施形態2.
図15は、実施形態2に係る作業機械1aの側面図である。図16は、実施形態2に係る作業機械1aの平面図である。実施形態1において、作業機械1の車体2は第1車体2A及び第2車体2Bを有するが、実施形態2において、作業機械1aの車体2aは、第1車体2Aa、第2車体2Ba及び第3車体2Cを有する点が異なる。
図15は、実施形態2に係る作業機械1aの側面図である。図16は、実施形態2に係る作業機械1aの平面図である。実施形態1において、作業機械1の車体2は第1車体2A及び第2車体2Bを有するが、実施形態2において、作業機械1aの車体2aは、第1車体2Aa、第2車体2Ba及び第3車体2Cを有する点が異なる。
第1車体2Aaは、実施形態1の第1車体2Aと同様の構造であり、第1作業機3A及び第1車輪5A,5Aを有する。第2車体2Baは、第1車体2Aaと同様の構造であり、第2作業機3B及び第2車輪5B,5Bを有する。第3車体2Cは、第1車体2Aaと、第2車体2Baとの間に配置される。第3車体2Cは、少なくとも1対の第3車輪5C,5Cを有する。第3車輪5Cは、ホイール及びホイールに取り付けられたタイヤを含む。本実施形態において、第3車輪5Cは、第1車輪5A及び第2車輪5Bと直径、具体的には外径が同一であるが、第3車輪5Cの直径は、第1車輪5A及び第2車輪5Bとは異なっていてもよい。第1車輪5A、第2車輪5B及び第3車輪5Cの直径を同一にすると、同じ仕様のタイヤ及びホイールを使用できるので、作業機械1aの部品を共通化できる。
走行装置5aは、第1車輪5Aと、第2車輪5Bと、第3車輪5Cと、第1車体側操舵用アクチュエータ7Aと、第2車体側操舵用アクチュエータ7Bとを含む。図16に示されるように、走行装置5aは、1対の第1車輪5A,5A、1対の第2車輪5B,5Bと、2個の第1車体側操舵用アクチュエータ7A,7Aと、2個の第2車体側操舵用アクチュエータ7B,7Bとを含む。本実施形態において、第1車体側操舵用アクチュエータ7A,7A及び第2車体側操舵用アクチュエータ7B,7Bは油圧シリンダであるが、これに限定されない。第1車輪5A,5Aは、第1車体2Aaの第1端部2TA側に配置され、第2車輪5B,5Bは、第2車体2Baの第2端部2TB側に配置される。本実施形態において、走行装置5aは、第1バケット4Aと第2バケット4Bとの間に配置される。
第1車体2Aaと第3車体2Cとは、第1連結機構8Fによって連結される。そして、第1車体2Aaと第3車体2Cとは、車体2aの高さ方向と直交し、かつ車体2aを通る平面PV内で、第1連結機構8Fを通り、かつ平面PVと直交する軸線Zbaの周りを回動する。第2車体2Baと第3車体2Cとは、第2連結機構8Sによって連結される。そして、第2車体2Baと第3車体2Cとは、車体2aの高さ方向と直交し、かつ車体2aを通る平面PV内で、第2連結機構8Sを通り、かつ平面PVと直交する軸線Zbbの周りを回動する。第1連結機構8F及び第2連結機構8Sは、実施形態1の連結機構8と同様である。
図16に示されるように、第1車体2Aaと第3車体2Cとの間には、1対の第1車体側操舵用アクチュエータ7A,7Aが配置される。第2車体2Baと第3車体2Cとの間には、1対の第2車体側操舵用アクチュエータ7B,7Bが配置される。2個の第1車体側操舵用アクチュエータ7A,7Aが伸縮することにより、第1車体2Aaと第3車体2Cとが折れ曲がったり一直線になったりする。同様に、2個の第2車体側操舵用アクチュエータ7B,7Bが伸縮することにより、第2車体2Baと第3車体2Cとが折れ曲がったり一直線になったりする。作業機械1aは、1対の第1車体側操舵用アクチュエータ7A,7Aと1対の第2車体側操舵用アクチュエータ7B,7Bとをそれぞれ伸縮させることで車体2aを図15に示される平面PV内で折り曲げて、直進又は旋回する。
車体2aの上部2Uには、動力発生装置20と、動力伝達装置22と、油圧発生装置21と、運転室27とが配置される。より具体的には、第3車体2Cの上部2Uに、動力発生装置20と、動力伝達装置22と、油圧発生装置21と、運転室27とが配置され、第1車体2Aaの上部2Uにタンク23が配置される。本実施形態において、第2車体2Baの上部2Uに機器類は配置されないが、タンク23が配置されてもよいし、発電機等の機器類が配置されてもよい。また、タンク23を2個にして、それぞれのタンク23が第1車体2Aaの上部2Uと第2車体2Baの上部2Uとに配置されてもよい。このような構造とすることで、第1車体2Aaと第2車体2Baとの構造が同様になるので、部品の共通化が実現できる。
動力発生装置20が発生した動力は、動力伝達装置22から、第1プロペラシャフト24A及び第1車体2Aaの第1アクスル25Aを介して、第1車輪5A,5Aに伝達される。また、動力発生装置20が発生した動力は、動力伝達装置22から、第2プロペラシャフト24B及び第2車体2Baの第2アクスル25Bを介して、第2車輪5B,5Bに伝達される。第1車体2Aaの第1車輪5A,5A及び第2車体2Baの第2車輪5B,5Bは動力を伝達する駆動輪である。第3車体2Cの第3車輪5C,5Cは動力を伝達しない従動輪である。本実施形態において、動力伝達装置22は、一部が第3車体2Cの内部に配置される。このように、動力伝達装置22は、少なくとも一部が第3車体2Cの上部2Uに配置されていればよい。他の機器類及び運転室27も同様である。
作業機械1aは、3個の車体、すなわち第1車体2Aa、第2車体2Ba及び第3車体2Cを有するので、実施形態1の作業機械1よりも全長が長くなる。このため、車体2aの上部Uに配置できる機器類の配置スペースが広くなり、配置の自由度が向上する。
作業機械1aは、実施形態1の作業機械1よりも全長が長くなることにより、第1車輪5Aから第2バケット4Bまでの長さ及び第2車輪5Bから第1バケット4Aまでの長さを、実施形態1の作業機械1よりも大きくできる。このため、前述した第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントを大きくできるので、カウンタウエイトの追加が不要又は最小限のカウンタウエイトで済むという利点がある。本実施形態においても、実施形態1と同様に、このような場合、第1バケット4Aの質量と第2バケット4Bの質量とを異ならせ、第1モーメント及び第2モーメントと釣り合わせるモーメントを発生させてもよい。第3車体2Cには第3車輪5Cが備えられていなくてもよい。
以上、実施形態1、その変形例及び実施形態2を説明したが、前述した内容により実施形態1、その変形例及び実施形態2が限定されるものではない。前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。実施形態1、その変形例及び実施形態2の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1,1a 作業機械
2,2a 車体
2A,2Aa 第1車体
2B,2Ba 第2車体
2C 第3車体
2U 上部
3A 第1作業機
3B 第2作業機
4A 第1バケット
4B 第2バケット
5,5a 走行装置
5A 第1車輪
5B 第2車輪
5C 第3車輪
7 操舵用アクチュエータ
7A,7B 車体側操舵用アクチュエータ
8 連結機構
8A 第1連結部材
8S 第2連結部材
20 動力発生装置
21 油圧発生装置
22 動力伝達装置
23 タンク
27 運転室
30 ブーム
31 ベルクランク
32 連結部材
37 ブームシリンダ
38 バケットシリンダ
Dd 進行方向
M 鉱山
MR 鉱石
PV 平面
2,2a 車体
2A,2Aa 第1車体
2B,2Ba 第2車体
2C 第3車体
2U 上部
3A 第1作業機
3B 第2作業機
4A 第1バケット
4B 第2バケット
5,5a 走行装置
5A 第1車輪
5B 第2車輪
5C 第3車輪
7 操舵用アクチュエータ
7A,7B 車体側操舵用アクチュエータ
8 連結機構
8A 第1連結部材
8S 第2連結部材
20 動力発生装置
21 油圧発生装置
22 動力伝達装置
23 タンク
27 運転室
30 ブーム
31 ベルクランク
32 連結部材
37 ブームシリンダ
38 バケットシリンダ
Dd 進行方向
M 鉱山
MR 鉱石
PV 平面
Claims (10)
- 車体と、
第1バケットを有し、前記車体の第1の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第1作業機と、
第2バケットを有し、前記車体の第2の端部側に配置されたフロントローディングタイプの第2作業機と、
前記第1バケットと前記第2バケットとの間に配置される走行装置と、
を含む、作業機械。 - 前記走行装置の動力を発生させる動力発生装置、
前記動力発生装置が発生した動力を前記走行装置に伝達する動力伝達装置、
及び前記第1作業機及び前記第2作業機を動作させる油圧機器に供給される作動油を溜めるタンクの少なくとも1つは、前記車体の上部又は前記車体の内部に配置される、請求項1に記載の作業機械。 - 前記走行装置は、
前記車体の前記第1端部側に配置された少なくとも1対の第1車輪と、
前記車体の前記第2端部側に配置された、少なくとも1対の第2車輪と、を含み、
前記動力発生装置、前記動力伝達装置及び前記タンクは、前記第1車輪及び前記第2車輪の少なくとも一方よりも上に配置される、請求項2に記載の作業機械。 - 前記動力発生装置、前記動力伝達装置及び前記タンクは、前記1対の第1車輪間のスペース、前記1対の第2車輪間のスペース、前記第1車輪の上部スペース、又は前記第2車輪の上部スペースに配置される、請求項3に記載の作業機械。
- 前記第1車輪と前記第2車輪とは直径が同一である、請求項3又は請求項4に記載の作業機械。
- 前記車体は、
前記第1作業機及び前記第1車輪を有する第1車体と、
前記第2作業機及び前記第2車輪を有する第2車体と、
前記第1車体と前記第2車体との間に配置される第3車体と、
前記第1車体と前記第3車体とを連結する第1連結機構と、
前記第2車体と前記第3車体とを連結する第2連結機構と、を含み、
前記第1車体と前記第3車体とは、前記車体の高さ方向と直交し、かつ前記車体を通る平面内で前記第1車体と前記第3車体とを回動し、
前記第2車体と前記第3車体とは、前記車体の高さ方向と直交し、かつ前記車体を通る平面内で回動する、
請求項1又は請求項2に記載の作業機械。 - 前記第1車輪と前記第2車輪とは直径が同一である、請求項6に記載の作業機械。
- 前記第1バケットの質量と前記第2バケットの質量とが異なる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の作業機械。
- 前記第1バケットの積載容量と前記第2バケットの積載容量とが異なる、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の作業機械。
- 前記第1バケットの幅及び前記第2バケットの幅の少なくとも一方は、前記車体の幅よりも大きい、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の作業機械。
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