JP2017047970A - 充填装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、発明を実施するための形態(実施形態)について、図面を参照しつつ説明する。まず、実施形態の充填装置10の構成について説明する。次いで、実施形態の充填装置10を用いた後述するトナーカートリッジ100の製造方法について説明する。次いで、実施形態の作用について説明する。以下、図面における矢印H方向を高さ方向として説明する。また、以下の説明において、「上側」とは「高さ方向の上側」、「下側」とは「高さ方向の下側」を意味するものとする。
充填装置10は、一例として電子写真方式の画像形成装置(図示省略)で用いられるトナーTを、図1のカートリッジ本体90(以下、容器90という。)内に充填する機能を有する。充填装置10は、図1に示されるように、充填装置10の下端の開口(後述する円筒部24の開口24B)からトナーTを排出し、下側に配置されている容器90内に充填するようになっている。そのため、容器90の上側には、開口90Aが形成されている。ここで、トナーTは、粉体の一例である。トナーTとは、トナーTを構成するトナー粒子の集合体を意味する。トナーTは、画像形成装置において消耗品とされている。そのため、トナーTが充填された容器90(トナーカートリッジ100)は、画像形成装置の交換部品として用いられる。
ホッパー20は、図1、図2及び図3に示されるように、収容部22と、円筒部24と、を有している。
収容部22は、トナーTを収容する機能を有する。収容部22は、図2及び図3に示されるように、円錐台状の筒体であって、上端及び下端にそれぞれ開口22A、開口22Bが形成され、上端から下端に亘って径が徐々に小さくなる内周面22Cを有している。ここで、開口22Bは、穴の一例である。なお、収容部22には、開口22Aからトナータンク(図示省略)内のトナーTが送り込まれるようになっている。
円筒部24は、収容部22から送り込まれて容器90に排出されるトナーTの搬送路としての機能を有する。円筒部24は、図1、図2及び図3に示されるように、収容部22の下側に配置されている。円筒部24は、上端及び下端にそれぞれ開口24A、開口24Bが形成された円筒とされている。開口24Bの径は、収容部22の開口22Bの径と同等とされている。そして、円筒部24は、開口24Aの縁で収容部22の開口22Bの縁に繋がっている。
オーガ30は、円筒部24内のトナーTを上側から下側に搬送させる機能を有する。オーガ30は、図2及び図3に示されるように、回転軸32と、螺旋部34と、を有している。回転軸32は、軸Cを回転中心として回転するようになっている。螺旋部34は、回転軸32の外周に螺旋状に形成されている。なお、図中の矢印R2方向は、オーガ30の回転方向を示している。
伝達軸40は、駆動源60のトルクをオーガ30に伝達する機能を有する。伝達軸40は、図2及び図3に示されるように、一部が収容部22内に配置されて、残りの一部が収容部22の上端からはみ出している。伝達軸40は、上端部で駆動源60に接続され、下端部でオーガ30の回転軸32が固定されている。そして、伝達軸40は駆動源60により駆動されて矢印R2方向に回転して、オーガ30にトルクを伝達するようになっている。
アジテータ50は、軸Cを回転中心として矢印R1方向(図2、図3及び図4参照)に回転して、収容部22内のトナーTを軸C側に移動させながら、収容部22の内周面22Cとの間のトナーTを下側に移動させる機能を有する。ここで、アジテータ50は、移動部の一例である。また、軸Cを回転中心として回転するとは、内周面22Cの周方向に回転することを意味する。アジテータ50は、図2及び図3に示されるように、支持棒52と、第1羽根54と、第2羽根56と、を有している。
支持棒52は、第1羽根54を支持する機能を有する。支持棒52は、図2及び図3に示されるように、1ヶ所が屈曲した状態の棒とされ、一部が収容部22の上端からはみ出した状態で、収容部22内に配置されている。そして、支持棒52は、一端部が駆動源60に接続され、他端部が第1羽根54に繋がっている。
第1羽根54は、収容部22内のトナーTを軸C側に移動させる機能を有する。ここで、第1羽根54は、第1移動部の一例である。第1羽根54は、図2及び図3に示されるように、収容部22内に配置されている。また、第1羽根54は、一例として長尺状の板とされている。第1羽根54は、その上端が収容部22の内周面22Cにおける上端(開口22Aの縁)よりも下側の部位に、その下端が内周面22Cにおける開口22Bの縁より上側の部位に位置した状態で、内周面22Cに対向している。別言すると、第1羽根54は、内周面22Cの周方向(矢印R1方向)と交差する方向(内周面22Cの周方向と直交し、かつ、内周面22Cに沿って軸Cに対して傾斜する方向)に延びた状態で内周面22Cに対向している。そして、第1羽根54は、内周面22Cの周方向に沿って回転しながら、トナーTを軸C側に移動させるようになっている。
なお、第2羽根56を有していないアジテータ50Aの場合(後述する第1比較形態(図8参照))も、その第1羽根54により、収容部22の高さ方向において、収容部22内の上側よりも下側の方が高くするようになっている。
第2羽根56は、アジテータ50(の第1羽根54)と収容部22(の内周面)との間のトナーTを下側に移動させる機能を有する。ここで、第2羽根56は、第2移動部の一例である。なお、図2、図3、図4及び図6に示されるように、実施形態の第2羽根56は、複数(一例として2枚)とされており、第1羽根54の平面54Aの2ヶ所に固定された板とされている。各第2羽根56は、収容部22の内周面22Cから離間している。また、第2羽根56は、連結部110と本体部120とを有している。以下、第2羽根56について、全体的な観点と、連結部110及び本体部120に分けた観点と、から説明する。
第2羽根56は、図2及び図3に示されるように、アジテータ50の回転方向における下流側から上流側に亘って、開口22Bの縁からの高さが低くなるように傾斜した状態で、第1羽根54に固定されている。別言すると、第2羽根56は、アジテータ50の回転方向における下流側から上流側に亘って、開口22Bの縁からの高さが低くなる下面(以下、下面56Aという。図2参照)を有している(以下、第1の要件という。)。
前述のとおり、第2羽根56は、連結部110と本体部120とを有している。ここで、図6における第2羽根56の二点鎖線LNは、連結部110と本体部120との境界を示している。ただし、実施形態における連結部110と本体部120とは、一例として一体構成とされていることから、二点鎖線LNは仮想線である。
駆動源60は、伝達軸40及びアジテータ50を、軸Cを回転中心として回転させる機能を有する。
輸送装置70は、トナーカートリッジ100の製造の際、容器90を矢印R3方向に輸送する機能を有する(図1参照)。輸送装置70は、図1に示されるように、容器90を載せて容器90を輸送するためのベルト70Aを有している。実施形態の輸送装置70は、一例としてベルトコンベア方式の装置とされている。
秤は、トナーカートリッジ100の製造の際、トナーTが充填されている容器90の質量を測定する機能を有する。秤は、ベルト70Aの下側であって、位置B(図1参照)に配置されている。
制御部80は、トナーカートリッジ100の製造工程の際、充填装置10を構成する構成要素等を制御する機能を有する。前述したオーガ30を駆動させる駆動源は前述の構成要素の一例であるが、具体的な説明は、トナーカートリッジ100の製造方法の説明とともに行う。
次に、充填装置10を用いたトナーカートリッジ100の製造方法について図面を参照しつつ説明する。当該製造方法は、配置工程と、輸送工程と、充填工程と、を含む。
まず、作業者が、輸送装置70のベルト70A上の定められた位置に、複数の容器90を、ベルト70Aの移動方向に沿って1列に等間隔で配置する(図1参照)。そして、配置工程が終了する。
次いで、制御部80は、輸送装置70を稼動させる。具体的には、制御部80が、ベルト70A上の位置Aに配置されている容器90を、ホッパー20の円筒部24の下側であって高さ方向から見て開口90Aの軸が軸Cに重なる位置Bに輸送する(図1参照)。そして、輸送工程が終了する。
次いで、制御部80は、駆動源60を駆動させてアジテータ50及びオーガ30を、軸Cを回転中心として回転させる(図2及び図3参照)。
次に、実施形態の作用(第1、第2及び第3の作用)について図面を参照しつつ説明する。
第1の作用は、実施形態のアジテータ50が、アジテータ50の回転に伴い、収容部22(の内周面)との間のトナーTを下側に移動させる機能を有することの作用である。以下、実施形態の作用について、実施形態を第1比較形態と比較して説明する。なお、第1比較形態において、実施形態の充填装置10と同様の部品等を用いる場合、図示しなくてもその部品等の符号をそのまま用いて説明する。
第2の作用は、軸Cに対する下面56Aが向く方向の角度θ1が、軸Cに対する内周面22Cの角度θ2よりも小さいこと(前述の第2の要件)の作用である。以下、実施形態の作用について、実施形態を以下に想定する第2比較形態と比較して説明する。なお、第2比較形態において、実施形態の充填装置10と同様の部品等を用いる場合、図示しなくてもその部品等の符号をそのまま用いて説明する。
第3の作用は、連結部110の幅L2は、本体部120の最大幅L1よりも狭いことの作用である。以下、実施形態の作用について、実施形態を以下に想定する第3比較形態と比較して説明する。なお、第3比較形態において、実施形態の充填装置10と同様の部品等を用いる場合、図示しなくてもその部品等の符号をそのまま用いて説明する。
10B 充填装置
22 収容部
22B 開口(穴の一例)
22C 内周面
50 アジテータ(移動部の一例)
50B アジテータ(移動部の一例)
54 第1羽根(第1移動部の一例)
56 第2羽根(第2移動部の一例)
56A 下面
56B 第2羽根(第2移動部の一例)
56C リブ(第2移動部の一例)
56C1 下面
110 連結部
110B 連結部
120 本体部
120B 本体部
C 軸
L1 本体部の最大幅
L2 連結部の幅
T トナー(粉体の一例)
Claims (5)
- 下端に穴が形成され、上端側から下端に亘って径が徐々に小さくなる内周面を有し、粉体を収容する収容部と、
前記内周面に対向して配置され、前記内周面の周方向に回転して粉体を回転の軸側に移動させながら、前記内周面との間の粉体を下側に移動させる移動部と、
を備えた充填装置。 - 前記移動部は、前記周方向に沿って回転しながら、粉体を前記軸側に移動させる第1移動部と、前記第1移動部に固定され、回転方向における下流側から上流側に亘って前記穴の縁からの高さが低くなる下面を有し、前記内周面との間の粉体を下側に移動させる第2移動部とを有する、
請求項1記載の充填装置。 - 前記軸に対する前記下面が向く方向の角度は、前記軸に対する前記内周面の角度よりも小さい、
請求項2記載の充填装置。 - 前記第2移動部は、前記回転方向における下流側の部分であって前記第1移動部に連結されている連結部と、前記連結部から回転方向における上流側に延びた本体部と、を有し、
前記連結部の幅は、前記本体部の最大幅よりも狭い、
請求項2又は3に記載の充填装置。 - 前記第2移動部は、前記第1移動部から前記軸側に突起している、
請求項2又は3に記載の充填装置。
Applications Claiming Priority (2)
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JPS5442769A (en) * | 1977-09-09 | 1979-04-04 | Jitsusaku Nakano | Constanttvolume feeder |
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JP2005132427A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 粉体原料計量タンク |
JP2017164688A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 富士ゼロックス株式会社 | 洗浄装置及び粉体充填製品の製造方法 |
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- 2016-06-20 JP JP2016121632A patent/JP6805567B2/ja active Active
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