JP2017045789A - リチウムイオンキャパシタ - Google Patents

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紘太郎 水間
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Abstract

【課題】効率的に金属リチウムをプレドープすることができ、且つ高い出力電圧を発生させることができるリチウムイオンキャパシタを提供すること。【解決手段】巻回電極体3に備えられる負極6は、複数の負極ユニット6a、6b、6c、6dにより構成され、各負極ユニットは巻回電極体3の巻回方向に沿って離間配置される。また、巻回電極体3に備えられる正極7は、複数の正極ユニット7a、7b、7c、7dにより構成され、各正極ユニットは巻回電極体3の巻回方向に沿って離間配置される。巻回電極体3内にて、各正極ユニットが、セパレータ5を挟んで各負極ユニットに対面配置する。対面配置した負極ユニットと正極ユニットとによって正負極ユニット8a、8b、8c、8dが構成される。第一負極ユニット6aの第一負極集電体61aの表面に金属リチウム箔が貼付される金属リチウム貼付領域が形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、リチウムイオンキャパシタに関する。
従来から、様々な構造のリチウムイオンキャパシタが提案されている。例えば、特許文献1は、一方面に正極活物質が塗工され他方面に負極活物質が塗工された集電体を備える双極型電極ユニットを複数直列接続することにより高電圧を出力することができるように構成されたリチウムイオンキャパシタを開示する。また、特許文献2は、渦巻状に巻回された巻回電極体を備えるリチウムイオンキャパシタを開示する。特許文献2に開示の巻回電極体は、一枚の負極集電体と一枚の正極集電体を備え、負極集電体と正極集電体がセパレータを挟んで対面配置される。
特開2010−62081号公報 特開2015−46243号公報
(発明が解決しようとする課題)
特許文献1に記載のリチウムイオンキャパシタによれば、一枚の集電体に正極活物質と負極活物質が共に塗工されているので、組み立て後に負極活物質のみに金属リチウムをプレドープすることができない。そのため、組み立て前に、それぞれの集電体に塗工される負極活物質に金属リチウムをプレドープしなければならず、製造工程が非常に煩雑化する。また、特許文献2に記載のリチウムイオンキャパシタによれば、電極ユニットを直列接続していないので、高い電圧を発生させることができない。
本発明は、巻回電極体を備えたリチウムイオンキャパシタであって、効率的に金属リチウムをプレドープすることができ、且つ高い出力電圧を発生させることができるリチウムイオンキャパシタを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、負極(6)、正極(7)、及び、負極と正極との間に介在する絶縁性のセパレータ(5)を有し、負極、正極及びセパレータを積層した状態で、これらを渦巻状に巻回することにより構成される巻回電極体(3)と、巻回電極体を収容する容器(2)と、容器内に充填された電解液(4)とを備え、負極は、巻回電極体の巻回方向に沿って離間して配設され、それぞれが、導電性材料により構成される負極集電体(61)及び負極集電体の表面に塗工された負極活物質(62)を有する複数の負極ユニット(6a,6b,6c,6d)により構成され、正極は、巻回電極体の巻回方向に沿って離間して配設され、それぞれが、導電性材料により構成される正極集電体(71)及び正極集電体の表面に塗工された正極活物質(72)を有し、それぞれの負極ユニットにセパレータを挟んで対面配置する複数の正極ユニット(7a,7b,7c,7d)により構成され、セパレータを挟んで互いに対面配置する負極ユニットと正極ユニットとによって、正負極ユニット(8)が構成され、複数の負極ユニットの少なくとも一つに備えられる負極集電体の表面には、金属リチウム箔(66)が貼付される金属リチウム貼付領域(64)が形成される、リチウムイオンキャパシタ(1)を提供する。
本発明に係るリチウムイオンキャパシタによれば、巻回電極体内に、複数の負極ユニットが巻回方向に沿って離間して配置され、複数の正極ユニットが巻回方向に沿って離間して配置される。また、各負極ユニットと各正極ユニットは、セパレータを挟んで対面配置している。セパレータを挟んで互いに対面配置した負極ユニットと正極ユニットとにより正負極ユニット(電極ユニット)が構成される。従って、巻回電極体内には、複数の正負極ユニットが存在することになる。従って、複数の正負極ユニットを直列接続することによって、高い電圧を発生させることができる。また、複数の負極ユニットの少なくとも一つに備えられる負極集電体に金属リチウム箔が貼付される。このため、容器内に巻回電極体を収容し、容器内に電解液を充填した後に、巻回電極体の負極ユニットを全て電気接続することにより、金属リチウム箔から電解液内に溶出したリチウムイオンが全ての負極ユニットに備えられる負極活物質にプレドープされる。つまり、リチウムイオンキャパシタの組み立て後に、リチウムイオンを負極活物質にプレドープすることができる。
このように、本発明に係るリチウムイオンキャパシタによれば、複数の正負極ユニットを直列接続することで、高い電圧を発生させることができる。また、リチウムイオンキャパシタの組み立て後にリチウムイオンを全ての負極ユニットの負極活物質にプレドープすることができるため、効率的にリチウムイオンのプレドープを実施することができる。
本発明において、「巻回電極体の巻回方向」とは、負極、正極、及び、負極と正極との間に介在する絶縁性のセパレータとを含む積層体が巻回される際における、巻軸周りの方向である。例えば、長尺状の上記積層体がその長手方向を周方向として巻回される場合、「巻回電極体の巻回方向」は、積層体の長手方向である。
本発明において、負極活物質は、全ての負極ユニットに備えられる負極集電体の両面に塗工されているとよい。これによれば、負極集電体の片面のみに負極活物質が塗工されている場合と比較して、エネルギー密度を高めることができる。
また、本発明において、金属リチウム貼付領域は、巻回電極体に備えられる複数の負極ユニットのうち最も外周側に配設されている負極ユニットである最外周負極ユニット(6a)に備えられる負極集電体(61a)に形成されているとよい。この場合、金属リチウム貼付領域は、巻回電極体の最外周の一周分に亘って最外周負極ユニットに備えられる負極集電体に形成されるとよい。これによれば、巻回電極体の最外周の一周分に亘り、プレドープ用の金属リチウム箔が設けられるので、電解液に溶出したリチウムイオンが巻回電極体の径内方に進むことによって、リチウムイオンを効率良く且つ均一に、全ての負極集電体に塗工された負極活物質にプレドープすることができる。
また、本発明に係るリチウムイオンキャパシタにおいて、全ての正負極ユニットが、導電性の接続部材(9)を介して、容器の外部にて直列接続されているとよい。これによれば、巻回電極体が収められている容器の外部で各正負極ユニットが直列接続されるため、容器の内部で各正負極ユニットを直列接続する場合と比較して、容器の内部構成を簡素化することができる。また、容器内に各正負極ユニットを直列接続するための空間を設けなくてもよいため、リチウムイオンキャパシタをコンパクトに構成することができる。
本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタの外観を示す概略斜視図である。 図1に示すリチウムイオンキャパシタを図1の横方向及び上下方向に平行な平面で切断した部分断面概略図である。 図2の上方(平面方向)から見た巻回電極体の平面図である。 巻回電極体を展開して積層体を構成する各構成部品を別々に示した図である。 負極が積層された第一セパレータと、正極が積層された第二セパレータとを、僅かにずらして重ね合わせた状態を示す図である。 負極タブ端子と、第二貫通孔を挿通した導電性接続部材と、第四貫通孔を挿通した導電性接続部材と、第六貫通孔を挿通した導電性部材とを、接続した状態が示された、蓋部の平面図である。 各正負極ユニットが蓋部上で直列接続されている状態を示す、蓋部の平面図である。 各正負極ユニットが蓋部上で並列接続されている状態を示す、蓋部の平面図である。 蓋部上に接続バスバーが装着された状態を示す斜視図である。 接続バスバーの斜視図である。 蓋部に電圧監視プレートが装着された状態を示す、リチウムイオンキャパシタの外観図である。 電圧監視プレートの斜視図である。 電圧監視プレートの下面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1の外観を示す概略斜視図である。図1に示すように、リチウムイオンキャパシタ1は、横方向に長い直方体形状に形成される。図2は、リチウムイオンキャパシタ1の内部構造を示すために、図1に示すリチウムイオンキャパシタ1を図1の横方向及び上下方向に平行な平面で切断した部分断面概略図である。図2に示すように、リチウムイオンキャパシタ1は、容器2と、容器2内に配設された巻回電極体3と、容器2内に充填された非水電解液4とを備える。
容器2は、巻回電極体3及び非水電解液4を密閉して収容できるように構成される。容器2の材質は本実施形態ではアルミニウムである。容器2は、本体部2a及び蓋部2bを備える。本体部2aは、一面(図2において上面)が開口された直方体形状に形成される。この本体部2aの開口面(上面)を覆うように、蓋部2bが本体部2aに組合わせられる。本体部2a内には直方体状の空間が形成されていて、この空間内に、巻回電極体3が配設されるとともに、非水電解液4が充填される。
非水電解液4は、電気伝導性を有する非水溶液であり、例えばリチウム塩電解質を有機溶媒に溶解することにより生成される。リチウム塩電解質として例えばLiPFが用いられるがこの限りでない。有機溶媒として例えばエチレンカーボネート(EC)やジエチルカーボネート(DEC)が用いられるがこの限りでない。
図3は、図2の上方(平面方向)から見た巻回電極体3の平面図である。図3に示すように、この巻回電極体3は、平面方向から見て長円形状となるように、構成される。巻回電極体3は、2枚のセパレータ5(第一セパレータ5a、第二セパレータ5b)と、負極6と、正極7とを備え、これらを積層した状態で渦巻状に巻回することによって構成される。なお、図3において、セパレータ5(第一セパレータ5a、第二セパレータ5b)が細い実線により示され、負極6が太い実線により示され、正極7が破線(点線)により示される。図3に示すように、巻回電極体3の径方向に沿って、セパレータ5、負極6、正極7が、積層される。換言すれば、セパレータ5、負極6、正極7を含む積層体が、渦状に巻回されることによって、巻回電極体3が構成される。
図4は、巻回電極体3を展開して積層体を構成する各構成部品を別々に示した図である。図4に示すように、2枚のセパレータ5(第一セパレータ5a、第二セパレータ5b)は、長尺シート状に形成される。第一セパレータ5aの長手方向における長さと第二セパレータ5bの長手方向における長さは等しい。セパレータ5は、イオン透過性及び電気絶縁性を有する材料により形成される。セパレータ5を構成する材料として、例えばポリプロピレンの多孔質膜等を例示することができるが、この限りでない。
負極6は、本実施形態では4枚のシート状の負極ユニット(第一負極ユニット6a、第二負極ユニット6b、第三負極ユニット6c、第四負極ユニット6d)により構成される。正極7も、本実施形態では4枚のシート状の正極ユニット(第一正極ユニット7a、第二正極ユニット7b、第三正極ユニット7c、第四正極ユニット7d)により構成される。負極ユニット及び正極ユニットの枚数は、複数であれば4枚以外の枚数であってもよい。また、負極ユニットと正極ユニットの枚数は同じであるとよい。
各負極ユニットは、長尺シート状の負極集電体61と、負極集電体61の表面に塗工された負極活物質62とを有する。負極集電体61は導電性の良好な材質により形成される。例えば本実施形態では銅箔が負極集電体61として用いられるが、この限りでない。また、本実施形態において、負極集電体61は、非水電解液4内でリチウムイオンが透過できるように、多数の孔を有する多孔体(金属メッシュ等)であるとよい。負極活物質62は負極集電体61の両面に塗工される。負極活物質62は、リチウムイオンを吸蔵及び放出することができる材料により構成される。負極活物質62は、例えば、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン、CNT(カーボンナノチューブ)等により構成されてもよいが、上述した機能を果たすことができる材料であれば、この限りでない。また、各負極ユニットの長手方向における長さの総和は、セパレータ5の長手方向における長さよりも短い。以下において、第一負極ユニット6aに備えられる負極集電体61を第一負極集電体61aと呼び、第二負極ユニット6bに備えられる負極集電体61を第二負極集電体61bと呼び、第三負極ユニット6cに備えられる負極集電体61を第三負極集電体61cと呼び、第四負極ユニット6dに備えられる負極集電体61を第四負極集電体61dと呼ぶこともある。
各負極ユニットに備えられる負極集電体61には、それぞれ、電子を外部に放出するための負極リード部63が設けられている。負極リード部63は、負極集電体61の長手方向に沿った一側辺から突出するように形成される。負極リード部63には負極活物質は塗工されていない。本実施形態においては、各負極ユニットに備えられる負極集電体61に、それぞれ3本の負極リード部63が形成されている。3本の負極リード部63は、負極集電体61の長手方向に間隔を開けて、それぞれ設けられている。
4枚の負極ユニット6a,6b,6c,6dのうちのいずれか1枚の負極ユニットに備えられる負極集電体61の表面、本実施形態では、第一負極ユニット6aに備えられる第一負極集電体61aの表面に、金属リチウム貼付領域64が形成される。金属リチウム貼付領域64は、第一負極集電体61aのうち、長手方向における一方の端部から長手方向に向かって所定の長さの領域に亘り形成される。この金属リチウム貼付領域64には、プレドープ用の金属リチウム箔66が貼付される。なお、金属リチウム貼付領域64に負極活物質62は塗工されていない。従って、第一負極集電体61aには、その長手方向に沿って、金属リチウム貼付領域64と、負極活物質が塗工された負極活物質塗工領域65が、形成される。金属リチウム貼付領域64は、負極集電体61の両面に形成されていてもよいが、片面のみに形成されていてもよい。
各正極ユニットは、長尺シート状の正極集電体71と、正極集電体71の表面に塗工された正極活物質72とを有する。正極集電体71は導電性の良好な材質で形成される。例えば本実施形態ではアルミニウム箔が正極集電体71として用いられるが、この限りでない。また、本実施形態において、正極集電体71は、非水電解液4内でリチウムイオンが透過できるように、多数の孔を有する多孔体(金属メッシュ等)であるとよい。正極活物質72は正極集電体71の両面に塗工される。正極活物質72は、リチウムイオンもしくは電解質アニオンを可逆的に担持可能な材料により構成される。正極活物質72は、例えば活性炭により構成されてもよいが、上述した機能を果たすことができる材料であれば、この限りでない。また、各正極ユニットの長手方向における長さの総和は、セパレータ5の長手方向における長さよりも短い。以下において、第一正極ユニット7aに備えられる正極集電体71を第一正極集電体71aと呼び、第二正極ユニット7bに備えられる正極集電体71を第二正極集電体71bと呼び、第三正極ユニット7cに備えられる正極集電体71を第三正極集電体71cと呼び、第四正極ユニット7dに備えられる正極集電体71を第四正極集電体71dと呼ぶこともある。
また、各正極ユニットに備えられる正極集電体71には、それぞれ、外部から電子を取り込むための正極リード部73が設けられている。正極リード部73は、正極集電体71の長手方向に沿った一側辺から突出するように形成される。また、正極リード部73には正極活物質は塗工されていない。本実施形態においては、各正極集電体71に、それぞれ3本の正極リード部73が形成される。3本の正極リード部73は、正極集電体71の長手方向に間隔を開けて、それぞれ設けられている。
本実施形態において、第二負極集電体61bの長手方向における長さと第二正極集電体71bの長手方向における長さは同じであり、第三負極集電体61cの長手方向における長さと第三正極集電体71cの長手方向における長さは同じであり、第四負極集電体61dの長手方向における長さと第四正極集電体71dの長手方向における長さは同じである。また、第一負極集電体61aのうち負極活物質塗工領域65の長手方向における長さと、第一正極集電体71aの長手方向における長さは同じである。
巻回電極体3を作製するにあたっては、上記の構成部品(第一セパレータ5a、第二セパレータ5b、負極6、正極7)を積層させる。このとき、第一セパレータ5aの長手方向と第二セパレータ5bの長手方向が一致するように、両セパレータが重ね合わされる。また、第一セパレータ5a、負極6、第二セパレータ5b、正極7、の順に、これらが積層される。ここで、第一負極集電体61aの片面のみに金属リチウム箔66が貼付されている場合、金属リチウム箔66が第二セパレータ5bに面するように、第一負極ユニット6aが配設される。
また、負極6を構成する各負極ユニットは、それぞれの長手方向が両セパレータ5a,5bの長手方向に一致し、且つ、両セパレータ5a,5bの長手方向に沿って離間するように配置される。本実施形態では、重ね合わされた両セパレータ5a,5bの一方の端部(図4において上端部)から他方の端部(図4において下端部)に向かって、第一負極ユニット6a、第二負極ユニット6b、第三負極ユニット6c、第四負極ユニット6d、の順に、これらの負極ユニットが、それぞれ両セパレータ5a,5bの長手方向に離間するように配置される。なお、図4に示すように、第一負極ユニット6aは、第一負極集電体61aに形成されている金属リチウム貼付領域64が、重ね合わされた両セパレータ5a,5bの一方の端部(図4において上端部)に近い位置になるように、配設される。
同様に、正極7を構成する各正極ユニットは、それぞれの長手方向が両セパレータ5a,5bの長手方向に一致し、且つ、両セパレータ5a,5bの長手方向に沿って離間するように配置される。本実施形態では、重ね合わされた両セパレータ5a,5bの一方の端部(図4において上端部)から他方の端部(図4において下端部)に向かって、第一正極ユニット7a、第二正極ユニット7b、第三正極ユニット7c、第四正極ユニット7d、の順に、これらの正極ユニットが、それぞれ両セパレータ5a,5bの長手方向に離間するように、配置される。
また、図4に示すように、各負極ユニットにそれぞれ備えられる負極集電体61に形成されている3本の負極リード部63、及び、各正極ユニットにそれぞれ備えられる正極集電体71に形成されている3本の正極リード部73が、それぞれ同一の方向に突出するように、各負極ユニット及び正極ユニットが、それぞれ配設される。
図5は、負極6(第一負極ユニット6a、第二負極ユニット6b、第三負極ユニット6c、第四負極ユニット6d)が積層された第一セパレータ5aと、正極7(第一正極ユニット7a、第二正極ユニット7b、第三正極ユニット7c、第四正極ユニット7d)が積層された第二セパレータ5bとを、僅かにずらして重ね合わせた状態を示す図である。図5に示すように、第一セパレータ5aと第二セパレータ5bとを重ね合わせたとき、第二負極ユニット6bと第二正極ユニット7bがセパレータ5を挟んで対面配置し、第三負極ユニット6cと第三正極ユニット7cがセパレータ5を挟んで対面配置し、第四負極ユニット6dと第四正極ユニット7dがセパレータ5を挟んで対面配置する。また、第一負極ユニット6aのうち負極集電体61の負極活物質塗工領域65が形成されている部分と第一正極ユニット7aがセパレータ5を挟んで対面配置する。
このように各構成部品を積層した後に、積層体が渦巻状に巻回される。このとき、第一セパレータ5aが第二セパレータ5bの外側に配置され、且つ、負極ユニットのうち第一負極ユニット6aが最も外周側に配置されるように、積層体が巻回される。なお、巻回時には、巻軸に積層体を巻きつけることによって、積層体を巻回することができる。また、互いに離間して配置された2つの巻軸に積層体を巻回することにより、図3に示したような、巻軸方向から見て長円形状、あるいは楕円形状の巻回電極体3を作製することができる。
上記のようにして巻回電極体3を作製した場合、図3に示すように、巻回電極体3内の負極6と正極7が、セパレータ5を挟んで対向して配置する。また、各負極ユニットは、巻回電極体3の外周から内周にかけて、第一負極ユニット6a、第二負極ユニット6b、第三負極ユニット6c、第四負極ユニット6d、の順で、セパレータ5の長手方向(すなわち積層体が巻回される方向:巻回方向)に所定の間隔を開けて離間するように、第一セパレータ5aと第二セパレータ5bとの間に配設される。また、各負極ユニットは、巻回電極体3内にて、外周側に第一セパレータ5aを望み、内周側に第二セパレータ5bを望むように、両セパレータ5間に配置される。
同様に、各正極ユニットは、巻回電極体3の外周から内周にかけて、第一正極ユニット7a、第二正極ユニット7b、第三正極ユニット7c、第四正極ユニット7d、の順で、セパレータ5の長手方向(すなわち積層体が巻回される方向:巻回方向)に所定の間隔を開けて離間するように、第一セパレータ5aと第二セパレータ5bとの間に配設される。また、各正極ユニットは、巻回電極体3内にて、外周側に第二セパレータ5bを望み、内周側に第一セパレータ5aを望むように、両セパレータ5間に配設される。
また、本実施形態においては、各負極ユニット及び各正極ユニットは、それぞれ、巻回電極体3内にて、3周分の長さに亘って巻回される。このとき、巻回電極体3内にて、第二負極ユニット6bと第二正極ユニット7bがセパレータ5を挟んで対面配置し、第三負極ユニット6cと第三正極ユニット7cがセパレータ5を挟んで対面配置し、第四負極ユニット6dと第四正極ユニット7dがセパレータ5を挟んで対面配置する。また、巻回電極体3内にて、第一負極ユニット6aのうち第一負極集電体61aに負極活物質塗工領域65が形成されている部分と第一正極ユニット7aが、セパレータ5を挟んで対面配置する。なお、図3において、第一負極ユニット6aのうち第一負極集電体61aの負極活物質塗工領域65が形成されている部分が太い実線で示され、第一負極ユニット6aのうち第一負極集電体61aの金属リチウム貼付領域64が形成されている領域が一点鎖線によって示される。図3からわかるように、金属リチウム貼付領域64は、巻回電極体3の最外周に一周分に亘って設けられている。従って、各負極ユニットの負極集電体61の両表面に塗工されている負極活物質62は、金属リチウム貼付領域64に貼付されている金属リチウム箔66に囲まれることになる。
セパレータ5を挟んで互いに対面している負極ユニットと正極ユニットによって、一組の正負極ユニットが構成される。本実施形態においては、セパレータ5を挟んで互いに対面する第一負極ユニット6aと第一正極ユニット7aとによって、第一正負極ユニット8aが構成され、セパレータ5を挟んで互いに対面する第二負極ユニット6bと第二正極ユニット7bとによって,第二正負極ユニット8bが構成され、セパレータ5を挟んで互いに対面する第三負極ユニット6cと第三正極ユニット7cとによって,第三正負極ユニット8cが構成され、セパレータ5を挟んで互いに対面する第四負極ユニット6dと第四正極ユニット7dとによって、第四正負極ユニット8dが構成される。各正負極ユニット単位で、リチウムイオンの移動が行われる。
また、上述したように、各負極ユニットが、巻回電極体3内にてセパレータの長手方向(巻回方向)に沿って離間配置しており、各正極ユニットも、巻回電極体3内にてセパレータの長手方向(巻回方向)に沿って離間配置している。第一負極ユニット6aと第二負極ユニット6bとの間の離間領域(第一負極離間領域)と、第一正極ユニット7aと第二正極ユニット7bとの間の離間領域(第一正極極離間領域)は、互いにセパレータ5を挟んで対面する。第二負極ユニット6bと第三負極ユニット6cとの間の離間領域(第二負極離間領域)と、第二正極ユニット7bと第三正極ユニット7cとの間の離間領域(第二正極離間領域)も、互いにセパレータ5を挟んで対面する。第三負極ユニット6cと第四負極ユニット6dとの間の離間領域(第三負極離間領域)と、第三正極ユニット7cと第四正極ユニット7dとの間の離間領域(第三正極離間領域)も、セパレータ5を挟んで対面する。図3において、互いに対面した第一負極離間領域と第一正極離間領域が領域Aにより示され、互いに対面した第二負極離間領域と第二正極離間領域が領域Bにより示され、互いに対面した第三負極離間領域と第三正極離間領域が領域Cにより示される。
また、図3には、各負極ユニットの負極集電体61に形成されている負極リード部63及び各正極ユニットの正極集電体71に形成されている正極リード部73が黒い四角により表示されている。図3からわかるように、同一の負極ユニットの負極集電体61に形成された3本の負極リード部63は互いに近傍に位置し、同一の正極集電体71に形成された3本の正極リード部73は互いに近傍に位置する。本実施形態では、同一の負極集電体61の3本の負極リード部63は、巻回電極体3の周方向における位置が一致するように、巻回電極体3の一方の端面に配置される。同様に、同一の正極集電体71の3本の正極リード部73も、巻回電極体3の周方向における位置が一致するように、巻回電極体3の一方の端面に配置される。互いに近傍配置した3本の負極リード部63は、例えば超音波溶接によって一つにまとめられる。同様に、互いに近傍配置した3本の正極リード部73は、例えば超音波溶接によって一つにまとめられる。一つにまとめられた負極リード部63及び正極リード部73は、図示しない導電性接続部材に接続される。なお、図3において、第一負極ユニット6aの第一負極集電体61aに形成された3本の負極リード部63の配設領域が領域Dにより示され、第一正極ユニット7aの第一正極集電体71aに形成された3本の正極リード部73の配設領域が領域Eにより示され、第二負極ユニット6bの第二負極集電体61bに形成された3本の負極リード部63の配設領域が領域Fにより示され、第二正極ユニット7bの第二正極集電体71bに形成された3本の正極リード部73の配設領域が領域Gにより示され、第三負極ユニット6cの第三負極集電体61cに形成された3本の負極リード部63の配設領域が領域Hにより示され、第三正極ユニット7cの第三正極集電体71cに形成された3本のリード部の配設領域が領域Iにより示され、第四負極ユニット6dの第四負極集電体61dに形成された3本の負極リード部63の配設領域が領域Jにより示され、第四正極ユニット7dの第四正極集電体71dに形成された3本の正極リード部73の配設領域が領域Kにより示される。
このような構造の巻回電極体3が、図1に示すような直方体状の容器2の本体部2aの内部に収容される。このとき、巻回電極体3の一方の端面であって各負極ユニットに形成されている負極リード部63及び各正極集電体に形成されている正極リード部73が上向きになるように、巻回電極体3が本体部2a内に配設される。そして、巻回電極体3を本体部2a内に配設した後に、本体部2a内に非水電解液4が充填される。
また、図1に示すように、蓋部2bには、負極タブ端子21及び正極タブ端子22が設けられている。負極タブ端子21は、第一負極集電体61aの負極リード部63に電気的に接続される。正極タブ端子22は、第四正極集電体71dの正極リード部73に電気的に接続される。さらに、蓋部2bには、6個の貫通孔(第一貫通孔23、第二貫通孔24、第三貫通孔25、第四貫通孔26、第五貫通孔27、第六貫通孔28)が形成される。第一貫通孔23には、第一正極集電体71aの正極リード部73に接続された導電性接続部材が挿通し、第二貫通孔24には、第二負極集電体61bの負極リード部63に接続された導電性接続部材が挿通し、第三貫通孔25には、第二正極集電体71bの正極リード部73に接続された導電性接続部材が挿通し、第四貫通孔26には、第三負極集電体61cの負極リード部63に接続された導電性接続部材が挿通し、第五貫通孔27には、第三正極集電体71cの正極リード部73に接続された導電性接続部材が挿通し、第六貫通孔28には、第四負極集電体61dの負極リード部63に接続された導電性接続部材が挿通する。なお、各導電性接続部材は、容器2内で電気的に接触しないように、それぞれ配設される。
上記構成のリチウムイオンキャパシタ1において、リチウムイオンを負極活物質にプレドープするには、全ての負極ユニットに備えられる負極集電体が電気的に接続される。この場合、蓋部2bに形成され第一負極集電体61aの負極リード部63に接続された負極タブ端子21と、第二負極集電体61bの負極リード部63に接続されるとともに蓋部2bの第二貫通孔24を挿通した導電性接続部材と、第三負極集電体61cの負極リード部63に接続されるとともに蓋部2bの第四貫通孔26を挿通した導電性接続部材と、第四負極集電体61dの負極リード部63に接続されるとともに蓋部2bの第六貫通孔28を挿通した導電性接続部材とを、電気的に接続させる。図6は、負極タブ端子21と、第二貫通孔24を挿通した導電性接続部材と、第四貫通孔26を挿通した導電性接続部材と、第六貫通孔28を挿通した導電性部材とを、接続した状態が示された、蓋部2bの平面図である。図6において、接続線が、太い実線で示される。
上記のようにして全ての負極ユニットに備えられる負極集電体が電気的に接続された場合、金属リチウム箔66が各負極ユニット6a,6b,6c,6dに電子を放出するとともに、非水電解液4中にリチウムイオンが溶出される。非水電解液4中に溶出されたリチウムイオンは、巻回電極体3内の各負極ユニットの負極活物質に吸蔵(プレドープ)される。ここで、本実施形態によれば、金属リチウム箔66が、巻回電極体3の最外周に一周分に亘って設けられている。従って、非水電解液4内に溶出したリチウムイオンが巻回電極体3の径方向(周方向及び軸方向に垂直な方向)、すなわち積層体の積層方向に進むことによって、全ての負極ユニットに設けられている負極活物質62に、均一にリチウムイオンをプレドープすることができる。また、巻回電極体3の径内方(積層体の積層方向)にリチウムイオンを進行させることにより、リチウムイオンが巻回電極体3の周方向に進行する場合と比べて、リチウムイオンが負極活物質62にたどり着くまでの距離が短い。よって、効率的に、リチウムイオンを全ての負極ユニットの負極活物質にプレドープすることができる。なお、本実施形態において、セパレータ5、負極集電体61及び正極集電体71が多孔質膜により形成されているため、非水電解液4内のリチウムイオンは、積層体の積層方向に進行することができる。
また、リチウムイオンのプレドープ後に本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1を電源として使用する場合、各正負極ユニットを、容器2の外部で直列接続する。具体的には、第一正負極ユニット8aの正極側(第一正極集電体71a)を第二正負極ユニット8bの負極側(第二負極集電体61b)に接続し、第二正負極ユニット8bの正極側(第二正極集電体71b)を第三正負極ユニット8cの負極側(第三負極集電体61c)に接続し、第三正負極ユニット8cの正極側(第三正極集電体71c)を第四正負極ユニット8dの負極側(第四負極集電体61d)に接続する。この場合、第一正極集電体71aに接続されるとともに蓋部2bの第一貫通孔23を挿通している導電性接続部材と、第二負極集電体61bに接続されるとともに蓋部2bの第二貫通孔24を挿通している導電性接続部材とを接続し、第二正極集電体71bに接続されるとともに蓋部2bの第三貫通孔25を挿通している導電性接続部材と、第三負極集電体61cに接続されるとともに蓋部2bの第四貫通孔26を挿通している導電性接続部材とを接続し、第三正極集電体71cに接続されるとともに蓋部2bの第五貫通孔27を挿通している導電性接続部材と、第四負極集電体61dに接続されるとともに蓋部2bの第六貫通孔28を挿通している導電性接続部材とを接続する。つまり、第一貫通孔23と第二貫通孔24を接続し、第三貫通孔25と第四貫通孔26とを接続し、第五貫通孔27と第六貫通孔28とを接続する。図7は、蓋部2bに形成されている各貫通孔を挿通した導電性接続部材を上記のように接続した状態を示す、蓋部2bの平面図である。図7において、各貫通孔どうしの接続線が、太い実線で示される。また、各正負極ユニット内におけるリチウムイオンの移動が、点線により示される。
こうして各正負極ユニットを直列接続し、図7に示すように負極タブ端子21と正極タブ端子22との間に外部電力負荷Eを接続する。すると、セパレータ5を挟んで対面している第一負極ユニット6aと第一正極ユニット7aとの間でイオンの移動が起こるとともに、負極タブ端子21(第一負極集電体61aの負極リード部63)と第一正極集電体71aの正極リード部73との間に所定の電位が生じる。また、セパレータ5を挟んで対面している第二負極ユニット6bと第二正極ユニット7bとの間でイオンの移動が起こるとともに、第二負極集電体61bの負極リード部63と第二正極集電体71bの正極リード部73との間に所定の電位が生じる。また、セパレータ5を挟んで対面している第三負極ユニット6cと第三正極ユニット7cとの間でリチウムイオンの移動が起こるとともに、第三負極集電体61cの負極リード部63と第三正極集電体71cの正極リード部73との間に所定の電位が生じる。また、セパレータ5を挟んで対面している第四負極ユニット6dと第四正極ユニット7dとの間でリチウムイオンの移動が起こるとともに、第四負極集電体61dの負極リード部63と正極タブ端子22(第四正極集電体71dの正極リード部73)との間に所定の電位が生じる。
従って、所定の電位が生じた各正負極ユニットが直列接続されることによって、高い電圧を発生させることができる。例えば、一つの正負極ユニットにて3Vの電圧が発生するとした場合、本実施形態においては、4つの正負極ユニットを直列接続することによって12Vの電圧を生じさせることができる。よって、本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1を、車載用のバッテリとして利用することができる。
本実施形態において、各正負極ユニットを直列接続する場合、蓋部2bの各貫通孔を挿通した導電性接続部材どうしが、蓋部2b上にて接続バスバーと呼ばれる導電性の接続部材を介して接続される。図9は、蓋部2b上に接続バスバー9が装着された状態を示す斜視図である。図9に示すように、蓋部2b上に、第一接続バスバー91、第二接続バスバー92、及び第三接続バスバー93が装着される。これらの接続バスバーの形状は、同一である。
図10は、接続バスバー9の斜視図である。図9及び図10に示すように、接続バスバー9は、第一接続片部9a及び第二接続片部9bと、第一接続片部9aと第二接続片部9bとの間に形成される連結部9cと、突起部9dと、絶縁部材9eとを有する。第一接続片部9a、第二接続片部9b及び連結部9cは、長尺状の金属板の中央部分を矩形状に折り曲げることにより、一体的に形成される。矩形状に折り曲げられた部分が連結部9cであり、連結部9cの一方側に連結した部分が第一接続片部9aであり、連結部9cの他方側に連結した部分が第二接続片部9bである。矩形状に折り曲げられて形成されている連結部9cの上面に、円柱状の突起部9dが立設される。また、連結部9cに囲まれた空間内に、絶縁部材9eが配設される。絶縁部材9eは、第一接続片部9aと第二接続片部9bとの電気的な接触を防止するために設けられる。
第一接続バスバー91の第一接続片部9aの先端部分は、第一貫通孔23内にて第一正極集電体71aの正極リード部73に接続された導電性接続部材に接続され、第一接続バスバー91の第二接続片部9bの先端部分は、第二貫通孔24内にて第二負極集電体61bの負極リード部63に接続された導電性接続部材に接続される。第二接続バスバー92の第一接続片部9aは、第三貫通孔25内にて第二正極集電体71bの正極リード部73に接続された導電性接続部材に接続され、第二接続バスバー92の第二接続片部9bは、、第四貫通孔26内にて第三負極集電体61cの負極リード部63に接続された導電性接続部材に接続される。第三接続バスバー93の第一接続片部9aは、第五貫通孔27内にて第三正極集電体71cの正極リード部73に接続された導電性接続部材に接続され、第三接続バスバー93の第二接続片部9bは、第六貫通孔28内にて第四負極集電体61dの負極リード部63に接続された導電性接続部材に接続される。
この場合において、第一貫通孔23と第二貫通孔24との間の距離、第三貫通孔25と第四貫通孔26との間の距離、及び、第五貫通孔27と第六貫通孔28との間の距離は、全て等しいとよい。これによれば、同一形状の接続バスバーを用いて、各貫通孔どうしを接続することができる。
また、蓋部2bの上部には、電圧監視プレート10が取り付けられる。図11は、蓋部2bに電圧監視プレート10が装着された状態を示す、リチウムイオンキャパシタ1の外観図である。また、図12は、電圧監視プレート10の斜視図である。図11及び図12に示すように、電圧監視プレート10は板状に形成されている。また、電圧監視プレート10には、5個の貫通孔(負極貫通孔10a、第一電圧監視孔10b、第二電圧監視孔10c、第三電圧監視孔10d、正極貫通孔10e)が形成される。
電圧監視プレート10は、蓋部2bに形成された負極タブ端子21が負極貫通孔10aから突出し、蓋部2bに形成された正極タブ端子22が正極貫通孔10eから突出するように、蓋部2bの上側に取り付けられる。このように電圧監視プレート10が取り付けられたとき、蓋部2b上に設けられた第一接続バスバー91の突起部9dが第一電圧監視孔10bの直下に位置し、蓋部2b上に設けられた第二接続バスバー92の突起部9dが第二電圧監視孔10cの直下に位置し、蓋部2bに設けられた第三接続バスバー93の突起部9dが第三電圧監視孔10dの直下に位置する。
図13は、電圧監視プレート10が蓋部2bに装着されたときに蓋部2b上の接続バスバー9に対面する面、すなわち電圧監視プレート10の下面を示す図である。図に示すように、電圧監視プレート10の下面のうち、負極貫通孔10a、第一電圧監視孔10b、第二電圧監視孔10c、及び、第三電圧監視孔10dの周囲の領域に、絶縁性の材料からなる絶縁シート11が取り付けられている。この絶縁シート11によって、蓋部2b上の各接続バスバーどうしの短絡が防止される。
電圧監視プレート10を装着した状態で本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1を使用する場合、電圧監視プレート10の負極貫通孔10aから突出した負極タブ端子21と、電圧監視プレート10の正極貫通孔10eから突出した正極タブ端子22とを、外部電力負荷に接続する。これにより、電気エネルギーが外部電力負荷に供給される。また、負極タブ端子21と、第一電圧監視孔10bの直下に位置する第一接続バスバー91の突起部9dとの間に電圧計を取り付けることによって、第一正負極ユニット8aの出力電圧を監視することができる。また、第一電圧監視孔10bの直下に位置する第一接続バスバー91の突起部9dと第二電圧監視孔10cの直下に位置する第二接続バスバー92の突起部9dとの間に電圧計を取り付けることによって、第二正負極ユニット8bの出力電圧を監視することができる。また、第二電圧監視孔10cの直下に位置する第二接続バスバー92の突起部9dと第三電圧監視孔10dの直下に位置する第三接続バスバー93の突起部9dとの間に電圧計を取り付けることによって、第三正負極ユニット8cの出力電圧を監視することができる。また、第三電圧監視孔10dの直下に位置する第三接続バスバー93の突起部9dと正極貫通孔10eから突出した正極タブ端子22との間に電圧計を取り付けることによって、第四正負極ユニット8dの出力電圧を監視することができる。
以上のように、本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1は、負極6、正極7、及び、負極6と正極7との間に介在する絶縁性のセパレータ5とを有し、負極6、正極7及びセパレータ5を積層した状態で、これらを渦巻状に巻回することにより構成される巻回電極体3と、巻回電極体3を収容する容器2と、容器2内に充填された非水電解液4とを備える。負極6は、複数の負極ユニット(6a,6b,6c,6d)により構成される。各負極ユニット(6a,6b,6c,6d)は、巻回電極体3の巻回方向(セパレータ5の長手方向)に沿って離間するように配設され、それぞれが、導電性材料により構成される負極集電体61及び負極集電体61の両面に塗工された負極活物質62を有する。また、正極7は、複数の正極ユニット(7a,7b,7c,7d)により構成される。各正極ユニット(7a,7b,7c,7d)は、巻回電極体3の巻回方向(セパレータ5の長手方向)に沿って離間するように配設され、それぞれが、導電性材料により構成される正極集電体71及び正極集電体71の両面に塗工された正極活物質72を有する。また、巻回電極体3内にて、それぞれの正極ユニット(7a,7b,7c,7d)が、セパレータ5を挟んでそれぞれの負極ユニット(6a,6b,6c,6d)に対面配置している。セパレータ5を挟んで対面配置している負極ユニットと正極ユニットとによって、正負極ユニット(8a,8b,8c,8d)が構成される。そして、第一負極ユニット6aの第一負極集電体61aの表面には、金属リチウム箔66が貼付される金属リチウム貼付領域64が形成される。
本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1によれば、巻回電極体3内に、複数の正負極ユニット(8a,8b,8c,8d)が存在する。従って、複数の正負極ユニット(8a,8b,8c,8d)を直列接続することによって、高い電圧を発生させることができる。また、容器2内に巻回電極体3を収容するとともに、容器2内に非水電解液4を充填して、リチウムイオンキャパシタ1を組み立てた後に、負極ユニット(6a,6b,6c,6d)を全て電気接続することにより、第一負極集電体61aの金属リチウム貼付領域64に貼付された金属リチウムからリチウムイオンが非水電解液4内に溶出される。溶出されたリチウムイオンが全ての負極ユニットに備えられる負極活物質にプレドープされる。
このように、本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1によれば、各正負極ユニットを直列接続して高い電圧を発生させることができるとともに、組み立て後に、簡単に、リチウムイオンを全ての負極ユニット(6a,6b,6c,6d)の負極活物質62にプレドープすることができる。
また、負極活物質62は、全ての負極ユニット(6a,6b,6c,6d)に備えられる負極集電体61の両面に塗工されているので、負極集電体の片面のみに負極活物質が塗工されている場合と比較して、エネルギー密度を高めることができる。
また、金属リチウム貼付領域64は、巻回電極体3に備えられる複数の負極ユニットのうち最も外周側に配設されている第一負極ユニット6aに備えられる第一負極集電体61aに形成されている。さらに、金属リチウム貼付領域64は、巻回電極体3の最外周の一周分に亘って形成されている。このため、プレドープ時に非水電解液4に溶出したリチウムイオンが巻回電極体3の径内方に進むことによって、リチウムイオンを効率良く且つ均一に、全ての負極集電体61に塗工された負極活物質62にプレドープすることができる。
また、本実施形態に係るリチウムイオンキャパシタ1によれば、全ての正負極ユニット(8a,8b,8c,8d)が、接続バスバー9を介して容器2の外部にて直列接続されている。このため、容器2の内部にて各正負極ユニットを直列接続する場合と比較して、容器2の内部構成を簡素化することができるとともに、容器2内に各正負極ユニットを直列接続するための空間を設けなくてもよいため、リチウムイオンキャパシタ1をコンパクトに構成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるべきものではない。例えば、上記実施形態においては、巻回電極体3内に4つの正負極ユニットが設けられている例を示したが、2つ以上であれば、正負極ユニットの数は限定されない。また、上記実施形態においては、一つの負極集電体61に3本の負極リード部63を設け、一つの正極集電体71に3本の正極リード部73を設けた例を示したが、一つの集電体に設けられるリード部の数は限定されない。また、上記実施形態においては、平面視にて長円形状の巻回電極体3、すなわち断面形状が長円形状の巻回電極体3を例示したが、巻回電極体3の断面形状は、円形であってもよく、楕円形であってもよく、多角形(四角形、五角形、六角形等)であってもよい。
また、上記実施形態では、複数の正負極ユニットを直列接続した例について説明したが、本発明に係るリチウムイオンキャパシタは、複数の正負極ユニットを並列接続することもできるように構成される。この場合、第一負極集電体61aの負極リード部63に接続されているとともに蓋部2bに設けられた負極タブ端子21と、第二負極集電体61bの負極リード部63に接続されているとともに蓋部2bの第二貫通孔24内を挿通する導電性接続部材と、第三負極集電体61cの負極リード部63に接続されているとともに蓋部2bの第四貫通孔26内を挿通する導電性接続部材と、第四負極集電体61dの負極リード部63に接続されているとともに蓋部2bの第六貫通孔28を挿通する導電性接続部材とを、接続する。また、第一正極集電体71aの正極リード部73に接続されているとともに蓋部2bの第一貫通孔23内を挿通する導電性接続部材と、第二正極集電体71bの正極リード部73に接続されているとともに蓋部2bの第三貫通孔25を挿通する導電性接続部材と、第三正極集電体71cの正極リード部73に接続されているとともに蓋部2bの第五貫通孔27を挿通する導電性接続部材と、第四正極集電体71dの正極リード部73に接続されているとともに蓋部2bに形成された正極タブ端子22とを、接続する。つまり、4つの負極ユニットを接続するとともに、4つの正極ユニットを接続する。図8は、各正負極ユニットが蓋部2b上で並列接続されている状態を示す、蓋部2bの平面図である。図8において、各負極ユニットどうしの接続及び各正極ユニットどうしの接続が、太線で示される。また、各正負極ユニット内におけるリチウムイオンの移動が、点線で示される。図8に示すように、並列接続する場合、負極タブ端子21と、第二貫通孔24と、第四貫通孔26と、第六貫通孔28とが、接続され、第一貫通孔23と、第三貫通孔25と、第五貫通孔27と、正極タブ端子22が接続される。そして、負極タブ端子21と正極タブ端子22との間に外部電力負荷Eを接続する。これにより、各正負極ユニットが並列接続される。このように負極と正極とを分けて接続し、負極と正極との間に外部電力負荷Eを接続することにより、大容量のリチウムイオンキャパシタを構成することができる。つまり、本発明に係るリチウムイオンキャパシタ1は、各正負極ユニットを直列接続することによって、出力電圧を高めることができ、一方で、各正負極ユニットを並列接続することによって、容量を増加させることができる。
また、上記実施形態では、負極集電体61において、金属リチウム貼付領域64に負極活物質62が塗工されていない例を示したが、負極活物質62が塗工された部分と重なるように金属リチウム箔66が貼付される構成としてもよい。
このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形可能である。
1…リチウムイオンキャパシタ、2…容器、2a…本体部、2b…蓋部、21…負極タブ端子、22…正極タブ端子、23…第一貫通孔、24…第二貫通孔、25…第三貫通孔、26…第四貫通孔、27…第五貫通孔、28…第六貫通孔、3…巻回電極体、4…非水電解液、5…セパレータ、5a…第一セパレータ、5b…第二セパレータ、6…負極、6a…第一負極ユニット(最外周負極ユニット)、6b…第二負極ユニット、6c…第三負極ユニット、6d…第四負極ユニット、61…負極集電体、61a…第一負極集電体、61b…第二負極集電体、61c…第三負極集電体、61d…第四負極集電体、62…負極活物質、63…負極リード部、64…金属リチウム貼付領域、65…負極活物質塗工領域、66…金属リチウム箔、7…正極、7a…第一正極ユニット、7b…第二正極ユニット、7c…第三正極ユニット、7d…第四正極ユニット、71…正極集電体、71a…第一正極集電体、71b…第二正極集電体、71c…第三正極集電体、71d…第四正極集電体、72…正極活物質、73…正極リード部、8…正負極ユニット、8a…第一正負極ユニット、8b…第二正負極ユニット、8c…第三正負極ユニット、8d…第四正負極ユニット、9…接続バスバー(導電性の接続部材)、9a…第一接続片部、9b…第二接続片部、9c…連結部、9d…突起部、9e…絶縁部材、91…第一接続バスバー、92…第二接続バスバー、93…第三接続バスバー、10…電圧監視プレート

Claims (4)

  1. 負極、正極、及び、前記負極と前記正極との間に介在する絶縁性のセパレータを有し、前記負極、前記正極及び前記セパレータを積層した状態で、これらを渦巻状に巻回することにより構成される巻回電極体と、
    前記巻回電極体を収容する容器と、
    前記容器内に充填された電解液とを備え、
    前記負極は、前記巻回電極体の巻回方向に沿って離間して配設され、それぞれが、導電性材料により構成される負極集電体及び前記負極集電体の表面に塗工された負極活物質を有する複数の負極ユニットにより構成され、
    前記正極は、前記巻回電極体の巻回方向に沿って離間して配設され、それぞれが、導電性材料により構成される正極集電体及び前記正極集電体の表面に塗工された正極活物質を有し、それぞれの前記負極ユニットに前記セパレータを挟んで対面配置する複数の正極ユニットにより構成され、
    前記セパレータを挟んで互いに対面配置する前記負極ユニットと前記正極ユニットとによって、正負極ユニットが構成され、
    複数の前記負極ユニットの少なくとも一つに備えられる前記負極集電体の表面には、金属リチウム箔が貼付される金属リチウム貼付領域が形成される、リチウムイオンキャパシタ。
  2. 請求項1に記載のリチウムイオンキャパシタにおいて、
    前記金属リチウム貼付領域は、前記巻回電極体に備えられる複数の前記負極ユニットのうち最も外周側に配設されている前記負極ユニットである最外周負極ユニットに備えられる前記負極集電体に形成されている、リチウムイオンキャパシタ。
  3. 請求項2に記載のリチウムイオンキャパシタにおいて、
    前記金属リチウム貼付領域は、前記巻回電極体の最外周の一周分に亘って前記最外周負極ユニットに備えられる前記負極集電体に形成される、リチウムイオンキャパシタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリチウムイオンキャパシタにおいて、
    全ての正負極ユニットが、導電性の接続部材を介して、前記容器の外部にて直列接続されている、リチウムイオンキャパシタ。
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