JP2017044973A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】絞りを相対的に駆動する連写撮影の際に、絞りの保持通電をオフとしても絞りの口径精度のずれが累積されることなく、精度よく測光を行うことができるようにする。【解決手段】連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う場合、システム制御部50は絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと絞り位置を所定の基準位置を経由せずに絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて絞りを絞り制御位置に制御する。撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光が行われ、露光の後、再度撮影指示があると、システム制御部は絞りの保持通電がオフであると第1の制御モードで絞りを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、撮影の際の絞り制御に関する。
撮像装置の1つである所謂一眼レフデジタルカメラでは、ミラーアップ状態で行われる高速連写の際、連写中に測光する方法として、撮影で得られた静止画を用いて測光を行う手法が知られている。
この測光手法においては、撮影の際のシャッター秒時、絞り値、およびISO感度に基づいて求めた測光値と、撮影によって得られた画像の露出値と適正露出値との差分を使って測光値を求める。加えて、連写駒速の向上のため、撮影の際の絞り制御において、前回撮影の際の絞り位置から次の撮影の際の絞り位置に相対的に絞りを駆動している。
一般に1−2相励磁のステッピングモータを用いて絞り制御を行う構成の場合、絞りの口径精度(つまり、開口径の制御精度)は保持通電のオン時とオフ時で異なる。絞りの口径精度が絞り状態において保持通電のオンを継続した場合に1/8段だとすると、保持通電をオフ(断)すると、口径精度は2/8段に低下する。
一方、連写スピードを向上させるため、連写モードでは、ミラーアップを行うとともにシャッターを全開とするようにしたカメラがある(特許文献1参照)。このカメラでは、ミラーアップおよびシャッター全開の後、焦点調節を行ってバルブとした状態で絞り制御および電子シャッターによって撮像素子の露出を制御して画像を読み出す。これによって、1駒毎のミラーアップおよびダウン、シャッター開閉、およびチャージ動作をなくして連写スピードを高速化している。
さらに、ミラーアップと絞りとを同時に駆動開始して、全ての駆動が終了するとレリーズを開始するようにしたカメラがある(特許文献2参照)。
特開2000−162494号公報 特開2008−180968号公報
ところで、単写および連写に拘わらず、露光時間が所定の秒時を超えると、電力消費を低減するため、絞りの保持通電は断とされる。後述するように、この断によって絞りの口径精度がずれることがある。また、連写の際に、現在の絞り位置から次の撮影の絞り位置に相対駆動を行うと、撮影枚数が増加するにつれて絞りの口径精度のずれが累積してしまう。
この結果、連写の際に測光を行うと、制御下にある絞り値と実際の絞り口径とがずれて、正確な測光値を得ることが困難となってしまう。
従って、本発明の目的は、絞りを相対的に駆動する連写撮影の際に、絞りの保持通電を断としても絞りの口径精度のずれが累積されることなく、精度よく測光を行うことのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置であって、前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御手段と、撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光手段と、前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定手段とを有し、前記制御手段は、前記判定手段によって前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする。
本発明による制御方法は、連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置の制御方法であって、前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御ステップと、撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光ステップと、前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定ステップとを有し、前記制御ステップでは、前記判定ステップで前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置で用いられる制御プログラムであって、前記撮像装置が備えるコンピュータに、前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御ステップと、撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光ステップと、前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定ステップとを実行させ、前記制御ステップでは、前記判定ステップで前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする。
本発明によれば、絞りを相対駆動する連写撮影の際において、絞りの保持通電による消費電力を低減しつつ、しかも絞りの保持通電をオフした際の絞り口径精度のずれに起因する測光精度の低下を防止することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その1)。 図1に示すカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その2)。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その1)。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その2)。 従来の撮像装置における絞り駆動制御の一例を説明するための図である。 従来のカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その1)。 従来のカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである(その2)。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
ここでは、まず本発明の実施の形態による撮像装置について説明する前に、絞りの駆動制御について説明する。
図4は、従来の撮像装置における絞り駆動制御の一例を説明するための図である。
一般に、1−2相励磁のステッピングモータを用いて制御される絞りには、1/8段(予め設定された間隔)おきに安定相および不安定相と呼ばれる位置がある。安定相および不安定相は撮影レンズの焦点距離および焦点位置で変化することがある。よって、絞りを駆動する前においては絞りが安定相および不安定相のいずれであるかが分からない。このため、実際に絞りを駆動することによってその絞り位置が安定相および不安定相のいずれにあるか知ることができる。
ところで、安定相とは絞りを保持するための通電(保持通電)を断としても絞りの口径精度を維持できる絞り位置である。一方、不安定相とは絞りの保持通電を断とすると口径精度を維持することができず、絞り位置は隣接するどちらかの安定相に遷移する。このため、不安定相において、絞りの保持通電を断とすると、絞りの口径精度は1/8段ずれてしまい、且つ、どちらにずれたかが判らなくなる。
さらに、絞りの保持通電を断とした後、再度絞りに通電を行うと、保持通電を断とした際の絞り位置に戻るという保証はなく、絞り位置が別の不安定相になってしまうこともある。そして、カメラが制御する絞り値と実際の絞り位置とがずれてしまい、その状態で測光を行うと、正確な測光を行うことができない。
カメラによって制御された絞り値(つまり、絞り位置)と実際の絞りの位置が、保持通電のオフおよびオンによってずれないようにするためには、前述のように安定相でのみ保持通電を断とすればよい。ところが、測光結果などによって決定された絞りの位置が安定相であるか否かについては、絞りを当該位置に制御しないと分からない。
また、絞りの位置が不安定相であると分かった後、絞りの位置を1/8段ずらして安定相にしようとしても、絞りの位置を制御する際には1/8段だけずらすことはできない。このため、絞りを制御する代わりに、他の制御で補償しないと露出がずれてしまうことになる。この際、ユーザーによって制御が指定されていると、露出の補正ができないことがある。
さらに、静止画撮影においては、単写および連写に拘わらず、露光時間が1秒を超える場合には、消費電力を低減するため、絞りの保持通電が断とされる。一方、保持通電を露光時間に拘わらず撮影中継続すると、消費電力が増加するのでバッテリ容量を考慮すると、カメラの動作時間が短くなってしまう。
図5Aおよび図5Bは、従来のカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図示のフローチャートにおいては、前述の連写撮影の際に絞り制御を前回の撮影絞りから次の撮影絞りに相対的に駆動する連写モードが行われるものとする。まず、カメラに備えられたCPU(図示せず)は、第1のシャッタースイッチ(以下SW1と呼ぶ)がオンとなったか否かを判定する(ステップS302)。SW1がオフであると(ステップS302において、NO)、CPUは待機する。一方、SW1がオンとなると(ステップS302において、YES)、CPUは、例えば、測光センサー(図示せず)を用いて測光を行う(ステップS303)。
続いて、CPUは焦点調節のための測距を行い(ステップS304)、当該測距結果に応じてフォーカスレンズを駆動制御して焦点調節を行う(ステップS305)。そして、CPUは第2のシャッタースイッチ(以下SW2と呼ぶ)がオンとなったか否かを判定する(ステップS306)。SW2がオフであると(ステップS306において、NO)、CPUはSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS308)。
SW1がオンであると(ステップS308において、YES)、CPUはステップS306の処理に戻ってSW2がオンであるか否かを判定する。SW1がオフであると(ステップS308において、NO)、CPUは撮影動作を終了する。
SW2がオンであると(ステップS306において、YES)、CPUは絞りを待機位置であって基準位置となる開放位置から所定の撮影絞り位置まで駆動する(ステップS307)。そして、CPUは露光時間をチェックして、露光時間>所定の秒時(例えば、1秒)であるか否かを判定する(ステップS309)。
露光時間>所定の秒時であると(ステップS309において、YES)、CPUは消費電力を低減するため絞りの口径を維持する保持通電をオフとする(ステップS310)。その後、CPUはシャッターを開いて露光を行う(ステップS311)。露光時間≦所定の秒時であると(ステップS309において、NO)、CPUはステップS311の処理に進む。
露光の後、CPUは撮像素子から画像信号を読み出して現像を行って画像データを得る(ステップS312)。そして、CPUは当該画像データを用いて次の撮影のための測光を行う(ステップS313)。その後、CPUはSW2がオンであるか否かを判定する(ステップS314)。
SW2がオフであると(ステップS314において、NO)、CPUはSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS315)。SW1がオンであると(ステップS315において、YES)、CPUはステップS314の処理に戻る。一方、SW1がオフであると(ステップS315において、NO)、CPUは撮影の終了処理を行って、保持通電をオンとして絞りを待機位置である開放位置まで駆動する(ステップS316)。そして、CPUは絞りの保持通電をオフとして(ステップS317)、撮影動作を終了する。
SW2がオンであると(ステップS314において、YES)、CPUは、絞りを現在の絞り位置から次の撮影絞り位置に相対的に駆動する(ステップS318)。そして、CPUはステップS309の処理に戻る。
図5Aおよび図5Bに示すフローチャートで説明したように、従来のカメラにおいては、連写モードの際、露光時間が所定の秒時を超えると、電力消費を低減するため、絞りの保持通電がオフとされる。そして、この保持通電のオフによって絞りの口径精度がずれてしまうことがある。さらには、連写モードにおいては、現在の絞り位置から次の撮影の絞り位置に絞りを相対的に駆動すると、撮影枚数が増加するにつれて絞りの口径精度のずれが累積してしまうことになる。これによって、従来のカメラでは、連写モードの際に測光を行うと、CPUが制御する絞り位置と実際の絞り位置とがずれて、正確な測光値を得ることが困難となってしまう。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、撮影レンズユニットが交換可能なデジタルスチルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)である。なお、撮像装置は、デジタルスチルカメラに限るものではなく、例えば、デジタルビデオカメラ又はデジタルカメラ付き携帯電話機であってもよい。
図示のカメラはカメラ本体100および撮影レンズユニット(以下レンズユニットと呼ぶ)300を有しており、レンズユニット300はカメラ本体100に着脱可能である。つまり、レンズユニット300はレンズマウント106および106によってカメラ本体100に装着される。
カメラ本体100には撮像部(以下撮像素子と呼ぶ)14が備えられており、撮像素子14の前側にはシャッター12が配置されている。そして、シャッター12の前段には半透過性のミラー130が配置されている。シャッター12は撮像素子14に対する露光量を制御するためのものである。
レンズユニット300を介してカメラ本体100に入射した光学像14はミラー130およびシャッター12を介して撮像素子14に結像する。なお、撮像素子14として、例えば、CMOSイメージセンサーが用いられる。撮像素子14は光学像に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。なお、ミラー130は、クイックリターンミラー又はハーフミラーである。
A/D変換器16は、A/D変換によって撮像素子14の出力であるアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。タイミング発生回路18は、メモリ制御部22およびシステム制御部50の制御下で、撮像素子14、A/D変換器16、およびD/A変換器26にクロック信号および制御信号をタイミング信号として送る。
画像処理部20は、A/D変換器16から送られた画像データ、或いはメモリ制御部22から送られた画像データに対して、所定の画素補間処理および色変換処理などの画像処理を行う。また、画像処理部20は、撮像の結果得られた画像データ(撮像画像)を用いて所定の演算処理を行って、その結果に応じて測距および測光を行う。
撮像画像を用いて測距を行う際には、画像処理部20は、例えば、撮像画像のコントラストに基づいて測距を行う。なお、コントラストに基づいて測距を行う例に限らず、例えば、位相差検出によって測距を行うようにしてもよい。
さらに、画像処理部20は、撮像画像を用いて所定の演算処理を行い、その演算結果に基づいてTTL方式の測光、AWB(オートホワイトバランス)処理を行うとともに、被写体の顔および動きを検知する。顔の検知を行う際には、画像処理部20は顔の向きおよびその大きさを検知する。被写体の動き検知する際には、画像処理部20は被写体の移動方向および移動量に基づいてその移動速度を検出する。
図示のカメラは、焦点検出部42および測光部46を備えている。よって、カメラは、画像処理部20によって撮像面AFおよび撮像面AEを行うことなく、システム制御部50は焦点検出部42および測光部46によってAF処理およびAE処理を行うようにしてもよい。さらには、システム制御部50は焦点検出部42および測光部46によってAF処理およびAE処理を行い、画像処理部20によって撮像面AF処理および撮像面AE処理を行うようにしてもよい。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、および圧縮伸長部32を制御して、その画像データを画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込む。そして、画像表示メモリ24に書き込まれた画像データは、D/A変換器26を介して画像として画像表示部28に表示される。なお、画像表示部28として、例えば、LCD又は有機ELディスプレイが用いられる。
図示のカメラは、ライブビュー機能を有しており、ライブビュー機能が有効な場合には、撮像素子14による撮像(電荷蓄積)と撮像素子14からの画像データの読み出しとが所定の周期(フレームレート)で行われる。そして、メモリ制御部22およびD/A変換器26を介して画像表示部28に画像がライブビュー画像として逐次表示される。また、画像表示部28には、システム制御部50の制御下で、画像とともに又は画像の代わりにカメラの状態を示すカメラ情報が表示される。
カメラ情報を示す表示として、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、およびフラッシュ表示がある。さらに、カメラ情報を示す表示として、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、およびエラー表示がある。また、カメラ情報を示す表示として、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、および外部コンピュータとの接続状態を示す表示がある。
画像表示部28には、カメラ制御部50の制御下で、カメラの異常を知らせる警告表示が表示される。警告表示には、例えば、記録媒体200の空き容量がない旨の警告、記録媒体200の初期化が必要である旨を検知した際の警告、撮影に必要なメモリを取得ができない旨の警告、そして、撮影又は記録ができない旨の警告がある。なお、警告表示には、記録媒体200が装着されていない場合には表示される注意喚起の警告表示などが含まれる。
加えて、画像表示部28は、システム制御部50の制御下でその表示がオン/オフ制御される。画像表示部28の表示をオフとした場合には、カメラの電力消費を低減することができる。
メモリ30は、撮影の結果得られた静止画像および動画像が記録される。メモリ30は所定枚数の静止画像および所定時間の動画像を記録するために十分な記憶容量を有している。よって、複数枚の静止画像を連続して撮影する連続撮影およびパノラマ撮影の場合においても、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても用いられる。
圧縮伸長部32は、メモリ30に記録された画像データを読み込み、所定の画像圧縮手法に応じて画像データを圧縮して、圧縮画像データとしてメモリ30に書き込む。また、圧縮伸長部32は、メモリ30から圧縮画像データを読み込み、圧縮画像データを伸長処理して、画像データとしてメモリ30に書き込む。
シャッター制御部40は、システム制御部50の制御下で、測光部46で得られた測光情報(測光結果)に基づいてシャッター12を制御する。シャッター制御部40は、シャッター12を制御する際には、後述の絞り312を制御する絞り制御部340と連携してシャッター12を制御する。
焦点検出部42はAF処理の際に用いられる。図示の例では、レンズ310に入射した光学像は、絞り312、ミラー130、および焦点検出用サブミラー(図示せず)を介して焦点検出部42に与えられる。そして、焦点検出部42は、結像した光学像の合焦状態を測定する。
測光部46はAE処理の際に用いられる。図示の例では、レンズ310に入射した光学像は、絞り312、ミラー130、ミラー132、および測光用レンズ(図示せず)を介して測光部46に与えられる。そして、測光部46は、結像した光学像の露出状態を測定する。
システム制御部50は、カメラ全体を制御する。システム制御部50は、例えば、CPUであり、メモリ52に記憶されたプログラムを実行してカメラ全体を制御する。メモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、およびプログラムなどが記憶される。
表示部54は、例えば、LCD、LED、ランプおよびスピーカーなどを有し、システム制御部50の制御下で、文字、画像、および音声などによってカメラの動作状態を知らせるとともに、各種のメッセージなどを出力する。この表示部54はカメラの操作部70の近辺においてユーザーが視認し易い位置に、単数又は複数設置される。なお、表示部54は光学ファインダ104にも配置されている。
表示部54において、LEDに表示される内容として、例えば、次の表示内容が表示される。
LEDには、例えば、単写/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、調光補正表示、赤目緩和表示、およびブザー設定表示が表示される。さらにLEDには、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、および外部コンピュータとの接続状態を示す表示が表示される。
また、光学ファインダ104内に配置された表示部54には、次の表示内容が表示される。
光学ファインダ104内に配置された表示部54には、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、および記録媒体書き込み動作表示が表示される。なお、LEDに表示される表示内容には、例えば、記録媒体書き込み動作表示がある。また、ランプとして、例えば、セルフタイマー通知ランプがある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用するようにしてもよい。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えば、EEPROMが用いられる。
カメラ本体100には、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部材が備えられている。例えば、カメラ本体100には、モードダイアル60、シャッタースイッチ62、再生スイッチ66、電源スイッチ72、および操作部70が備えられている。これらの操作部材は、ボタン、スイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線検知装置、および音声認識装置などで構成されている。
モードダイアル60は、複数の撮影モードから一つを選択して設定するためのスイッチである。撮影モードには、例えば、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、およびマニュアル撮影モードがある。さらには、撮影モードには、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、および動画撮影モードがある。
シャッタースイッチ62は、カメラ本体100に備えられたシャッターボタン(図示せず)が半押しされる第1のストロークで第1のシャッタースイッチSW1をオンとする。これによって、システム制御部50は、AF処理、AE処理、AWB処理、およびEF処理などを開始する。
シャッタースイッチ62は、シャッターボタンが全押しされた第2のストロークで第2のシャッタースイッチSW2をオンとする。これによって、システム制御部50は露光処理、現像処理、および記録処理からなる一連の処理を開始する。
露光処理においては、システム制御部50は、撮像素子14から読み出した画像信号をA/D変換器16およびメモリ制御回路22を介して画像データとしてメモリ30に書き込む。そして、システム制御部50は画像データを、画像処理部20およびメモリ制御部22によって現像処理を行って、その結果をメモリ30に書き込む。さらに、システム制御部50は、メモリ30から現像後の画像データを読み出して、圧縮伸長部32によって圧縮を行って、記録媒体200に圧縮画像データを書き込む記録処理を行う。
再生スイッチ66は、システム制御部50に対して、撮影の結果得られた画像データをメモリ30又は記録媒体200から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示するためのスイッチである。
操作部70は、スイッチ、ボタン、回転ダイアルスイッチ、およびタッチパネルなどが備えられたマン・マシンインタフェースである。操作部70には、例えば、メニューボタンおよびセットボタンが備えられるとともに、撮影画像の画像記録モード、圧縮率、画質、およびフラッシュ設定ボタンが備えられている。さらに、操作部70には、単写/連写/セルフタイマーのドライブモード切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、およびメニュー移動−(マイナス)ボタンが備えられている。また、操作部70には、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、調光補正ボタン、および日付/時間設定ボタンが備えられている。
加えて、操作部70には、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、そして、撮影直後に画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチが備えられている。さらには、操作部70には、JPEG圧縮の圧縮率を選択する圧縮モードスイッチが備えられるとともに、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、およびPC接続モードなどの各機能モードを設定する再生スイッチが備えられている。また、操作部70には、ワンショットAFモードとサーボAFモードとを選択するAFモード設定スイッチが備えられている。
なお、ワンショットAFモードにおいては、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなると、システム制御部50はオートフォーカス動作を開始して、一旦合焦すると当該合焦状態を保持する。また、サーボAFモードにおいては、第1のシャッタースイッチ信号SW1がオン状態であると、システム制御部50は連続的にオートフォーカス動作を継続する。
また、プラスボタンおよびマイナスボタンの各機能については、回転ダイアルスイッチによって回転方向とプラスおよびマイナスとを対応付けることによっても可能である。
ドライブモードで選択可能な連写には、その動作によって複数の連写モードがある。例えば、第1の連写モードでは、連写開始の際にミラー130を光軸から退避した状態として、連写中の測距を行わず、測光を撮像によって得られた画像を用いて行って、次の撮影を行う。また、第2の連写モードでは、ミラー130を撮影駒間において駆動して、連写中に測距および測光を行う。第1の連写モードでは、ミラー130を駆動しないので、測距を行うことはできないが連写速度は速い。
電源スイッチ72は、カメラの電源オンおよび電源オフの切り替えを行うためのスイッチである。また、電源スイッチ72によって、カメラに装着されたレンズユニット300、そして、記録媒体200などの電源オンおよび電源オフの切り替えを行うことができる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、および通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などを有している。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出を行う。そして、電源制御部80は、当該検出結果に基づいてシステム制御部50の制御下でDC−DCコンバータを制御して、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部に供給する。
電源制御部80は、コネクタ82および84によって電源86に接続される。電源86はアルカリ電池又はリチウム電池などの一次電池、又はNiCd電池又はLi電池などの二次電池である。なお、電源6にはACアダプターなどが備えられている。
インタフェース(I/F)90はコネクタ92によって記録媒体200に接続される。記録媒体200はコネクタ206、I/F204、および記録部202を有し、記録部202としてメモリカード又はハードディスクなどが用いられる。なお、記録媒体着脱検知回路98は、コネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する。
図示の例では、記録媒体200を装着するインタフェースおよびコネクタを1系統備えているが、記録媒体を取り付けるインタフェースおよびコネクタの数は複数であってよい、この場合には、異なる規格のインタフェースおよびコネクタを組み合わせて備えるようにしてもよい。また、インタフェースおよびコネクタとして、PCカード又はCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードなどの規格に準拠したものを用いるようにしてもよい。
さらに、規格化されたインタフェース90およびコネクタ92を用いた場合には、各種の通信カードを接続すれば、他のコンピュータ又はプリンタなどの周辺機器との間で画像データ、そして、当該画像データに付属する管理情報を相互転送することが可能である。なお、各種通信カードには、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、SCSIカード、およびPHS等の通信カードなどがある。
光学ファインダ104には、レンズ310に入射した光学像を、絞り312、ミラー130および132を介して導かれる。そして、ユーザーは光学ファインダによって当該光学像を視認することができる。これによって、ユーザーは画像表示部28による電子ビューファインダ機能を用いることなく、光学ファインダ104を用いて撮影を行うことができる。
カメラ本体100に備えられたI/F120は、レンズマウント106に設けられたコネクタ122とレンズマウント306に設けられたコネクタ322とによって、レンズユニット300に備えられたI/F320に接続される。これによって、システム制御部50はレンズユニット300との間で制御信号およびデータ信号などを送受する。なお、コネクタ122は各種電圧の電流をレンズユニット300に供給する機能を備えている。
レンズユニット300には、レンズユニット300をカメラ本体100に機械的に結合するためのレンズマウント306が備えられている。このレンズマウント306には、前述のコネクタ322が備えられている。
レンズユニット300は、レンズ310および絞り312を有しており、レンズ310の後段に絞り312が配置されている。絞り制御部340は、システム制御部50の制御下で絞り312を制御する。なお、絞り制御部340は、待機位置にある絞り312を基準位置を経由して駆動して、撮影の際に絞りの口径精度を保持する絶対駆動制御を行う(第1の制御モード)。さらに、絞り制御部340は、撮影を行った絞り位置から次の撮影の際の絞り位置に絞りに制御する相対制御を行う(第2の制御モード)。そして、絞り制御部340はこれら絶対駆動制御および相対駆動制御を切り替えて行う。
絞り312を制御する際には、撮影の際の露光時間が所定の時間以上であると、システム制御部50はレンズシステム制御部350によって省エネのため絞り312の保持通電をオフとする。保持通電をオフとした際に、絞り312の位置が不安定相であると、前述のように、絞り312の口径精度が1/8段ずれてしまう。このため、ここでは、レンズシステム制御部350は絞り312の位置が安定相であるか否かを判定して、その判定結果をシステム制御部50に通知する。
レンズ位置制御部342は、レンズシステム制御部350の制御下でレンズ310の焦点位置を制御する。レンズシステム制御部350はレンズユニット300を制御する。レンズシステム制御部350は、例えば、CPU、揮発性メモリ、および不揮発性メモリを内蔵する。そして、揮発性メモリには動作用の定数、変数、およびプログラムなどが記憶される。また、不揮発性メモリには、レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値、最小絞り値、焦点距離などの機能情報、そして、現在および過去の設定値などが保持される。
図2Aおよび図2Bは、図1に示すカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理はシステム制御部50の制御下で行われる。
いま、操作部70の操作によって第1の連写モードが設定されたものとする。システム制御部50は、第1のシャッタースイッチSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS202)。第1のシャッタースイッチSW1がオフであると(ステップS202において、NO)、システム制御部50は待機する。一方、第1のシャッタースイッチSW1がオンとなると(ステップS202において、YES)、システム制御部50は測光部46によって測光を行って被写体の輝度を求める(ステップS203)。続いて、システム制御部50は焦点検出部42によって測距を行いレンズ310のピントずれ量を求める(ステップS204)。そして、システム制御部50はピントずれ量に応じて、レンズレンズシステム制御部350によってレンズ位置制御部342を制御してレンズ310(つまり、フォーカスレンズ)を光軸に沿って駆動しピントを合わせる(ステップS205)。
続いて、システム制御部50は第2のシャッタースイッチSW2がオンとなったか(つまり、撮影指示があったか)否かを判定する(ステップS206)。第2のシャッタースイッチSW2がオフであると(ステップS206において、NO)、システム制御部50は第1のシャッタースイッチSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS208)。
第1のシャッタースイッチSW1がオンであると(ステップS208において、YES)、システム制御部50はステップS206の処理に戻って第2のシャッタースイッチSW2がオンであるか否かを判定する。第1のシャッタースイッチSW1がオフであると(ステップS208において、NO)、システム制御部50は撮影動作を終了する。
第2のシャッタースイッチSW2がオンであると(ステップS206において、YES)、システム制御部50は、レンズシステム制御部350によって絞り制御部340を制御して、絞り312を待機位置から基準位置を経由して所定の撮影絞り位置(絞り制御位置)まで駆動する(ステップS207)。なお、ここでは、待機位置および基準位置を別の位置としたが、待機位置と基準位置とは同一の位置であってもよい。
次に、システム制御部50はシャッター制御部40によってシャッターを制御して撮像素子14を露光する露光時間をチェックして、露光時間>所定の秒時(例えば、1秒)であるか否かを判定する(ステップS209)。露光時間>1秒であると(ステップS209において、YES)、システム制御部50は消費電力を低減するため絞り312の口径を維持する保持通電をオフとする(ステップS210)。その後、システム制御部50はシャッター制御部40を制御してシャッターを開いて撮像素子14を露光する(ステップS211)。露光時間≦1秒であると(ステップS209において、NO)、システム制御部50は、絞り312の通電を保持した状態でステップS211の処理に進む。
露光の後、システム制御部50は撮像素子14から画像信号を読み出して画像処理部20によって現像を行って画像データを得る(ステップS212)。そして、システム制御部50は当該画像データを用いて次の撮影のため、画像処理部20によって測光を行う(ステップS213)。その後、システム制御部50は第2のシャッタースイッチSW2がオンであるか(つまり、ここでは、再度撮影指示があったか)否かを判定する(ステップS214)。
第2のシャッタースイッチSW2がオフであると(ステップS214において、NO)、システム制御部50は第1のシャッタースイッチSW1がオンであるか否かを判定する(ステップS215)。第1のシャッタースイッチSW1がオンであると(ステップS215において、YES)、システム制御部50はステップS214の処理に戻る。
一方、第1のシャッタースイッチSW1がオフであると(ステップS215において、NO)、システム制御部50は撮影の終了処理を行って、絞り312の保持通電がオフであればオンとして絞り312を待機位置である開放位置まで駆動する(ステップ216)。そして、システム制御部50は絞り312の保持通電をオフとして(ステップS217)、撮影動作を終了する。
第2のシャッタースイッチSW2がオンであると(ステップS214において、YES)、システム制御部50は、絞り312の保持通電がオフであるか否かを判定する(ステップS218)。絞り312の保持通電がオフであると(ステップS218において、YES)、システム制御部50は、絞り制御部340によって絞り312を基準位置である開放に一旦駆動する(ステップS219)。その後、システム制御部50はステップS213で得た測光結果に応じて求めた撮影絞り位置(絞り制御位置)に絞り312を駆動する(ステップS220)。そして、システム制御部50はステップS209の処理に戻る。
一方、絞り312の保持通電がオンであると(ステップS218において、NO)、システム制御部50は絞り312を現在の絞り位置から次の撮影絞り位置(絞り制御位置)に相対的に駆動する(ステップS221)。そして、システム制御部50はステップS209の処理に戻る。
なお、上述の説明では、所定の秒時を1秒としたが、所定の秒時は1秒に限らず、単写撮影モードと連写撮影モードとおいて所定の秒時を変更するようにしてもよい。さらには、連写撮影モードであっても、絞り312を相対的駆動するか否かに応じて所定の秒時を変更するようにしてもよい。
さらに、上述の説明では、露光を行う前に絞り312の保持通電をオフとしたが、露光時間が1秒となるまでは絞り312に通電を行い、1秒を経過して保持通電をオフとする際に、画像信号を一旦読み出して次の撮影のための測光を行いつつ、引き続き露光を行うようにしてもよい。さらには、所定の秒時が経過すると、画像信号を読み出し、絞り312の保持通電をオフとする際に読み出した画像信号に基づいて得られた画像データに応じて測光を行うようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、第2のシャッタースイッチSW2がオンとなると、絞り312の保持通電がオフであるか否かを判定する。そして、絞り312の保持通電がオフであれば、絞り312を基準位置である開放に一旦駆動した後、測光結果に応じて求めた撮影絞り位置に絞り312を駆動する。これによって、絞り312を相対的に駆動する連写撮影の際に、絞り312の保持通電をオフとしても絞り312の口径精度のずれが累積されることなく、精度よく測光を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図3Aおよび図3Bは、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる撮影動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図3Aおよび図3Bにおいて、図2Aおよび図2Bに示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS207の処理を行った後、システム制御部50は、絞り312の位置が安定相であるか否かを示す絞り位置情報をレンズシステム制御部350から取得する(ステップS509)。そして、システム制御部50はステップS209の処理に進む。
ステップS209において、露光時間≦1秒であると(ステップS209において、NO)、システム制御部50は、上記の絞り位置情報に基づいて絞り312の位置が安定相であるか否かを判定する(ステップS519)。絞り312の位置が安定相であると(ステップS519において、YES)、システム制御部50は絞り312の保持通電をオフとして(ステップS520)、ステップS211の処理に進む。一方、絞り312の位置が不安定相であると(ステップS519において、NO)、システム制御部50はステップS211の処理に進む。
このようにして、システム制御部50は絞り312の位置が安定相であれば、保持通電をオフとし、絞り312の位置が不安定相であれば、保持通電を継続して絞り312の位置がずれないようにする。
ステップS214において、第2のシャッタースイッチSW2がオンであると(ステップS214において、YES)、システム制御部50は絞り312の保持通電がオフされ、かつ絞り312の位置が不安定相であるか否かを判定する(ステップS521)。
絞り312の保持通電がオフされ、かつ絞り312の位置が不安定相であると(ステップS521において、YES)、システム制御部50は絞り制御部340によって絞り312を基準位置である開放に一旦駆動する(ステップS522)。その後、システム制御部50は、ステップS214で得た測光結果に応じて求めた撮影絞り位置まで絞り312を駆動する(ステップS523)。そして、システム制御部50はステップS509の処理に戻る。
一方、保持通電がオンあるか又は絞り312の位置が安定相であると(ステップS521において、NO)、システム制御部50は絞り312を現在の絞り位置から次の撮影絞り位置に相対的に駆動する(ステップS524)。そして、システム制御部50はステップS509の処理に戻る。
このように、本発明の第2の実施形態では、第2のシャッタースイッチSW2がオンとなると、絞り312の保持通電がオフであるか又は絞り312の位置が不安定相で否かを判定する。そして、絞り312の保持通電がオフ又は絞り312の位置が不安定相であれば、絞り312を基準位置である開放に一旦駆動した後、測光結果に応じて求めた撮影絞り位置に絞り312を駆動する。これによって、絞り312を相対的に駆動する連写撮影の際に、絞り312の保持通電をオフとしても絞り312の口径精度のずれが累積されることなく、精度よく測光を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、システム制御部50、レンズシステム制御部350、および絞り制御部340が制御手段として機能する。また、システム制御部50、シャッター制御部40、および測光部45は露光手段として機能し、システム制御部50は判定手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
12 シャッター
14 撮像素子
40 シャッター制御部
42 焦点検出部
46 測光部
50 システム制御部
312 絞り
340 絞り制御部
342 レンズ位置制御部
350 レンズシステム制御部

Claims (7)

  1. 連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置であって、
    前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御手段と、
    撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光手段と、
    前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段によって前記保持通電がオンであると判定された場合、前記第2の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記絞りは予め設定された間隔でその開口径が変更され、前記間隔おきに前記保持通電がオフとされてもその絞り位置がずれない安定相と絞り位置がずれる不安定相とがあり、
    前記判定手段は、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する代わりに、前記絞りの保持通電がオフでありかつ前記絞りの位置が不安定相にあるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記保持通電がオフでありかつ前記絞りの位置が前記不安定相であると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記判定手段によって前記保持通電がオンであるか又は前記絞りの位置が前記安定相であると判定された場合、前記第2の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の制御モード又は前記第2の制御モードで前記絞りを制御する際、前記露光によって得られた画像に応じて前記絞り制御位置を求めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置の制御方法であって、
    前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御ステップと、
    撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光ステップと、
    前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定ステップとを有し、
    前記制御ステップでは、前記判定ステップで前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする制御方法。
  7. 連続撮影を行う際に絞りの開口径である絞り位置を制御して撮影を行う撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記絞り位置を所定の基準位置を経由して絞り制御位置に制御する第1の制御モードと前記絞り位置を所定の基準位置を経由せずに前記絞り制御位置に制御する第2の制御モードと備え、撮影指示に応じて前記絞りを前記絞り制御位置に制御する制御ステップと、
    撮影の際の露光時間が所定の秒時を超えた際には前記絞りの保持通電をオフとした状態で露光を行う露光ステップと、
    前記露光の後、再度撮影指示があると、前記絞りの保持通電がオフである否かを判定する判定ステップとを実行させ、
    前記制御ステップでは、前記判定ステップで前記保持通電がオフであると判定された場合、前記第1の制御モードで前記絞りを制御することを特徴とする制御プログラム。
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