JP2017043525A - SiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスキラー領域が低減されたSiCエピタキシャルウェハを提供する。【解決手段】本発明のSiCエピタキシャルウェハは、オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハであって、前記SiCエピタキシャル層に含まれる、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.2〜2であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、SiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、また、バンドギャップが3倍大きく、さらに、熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有することから、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。
SiCデバイスの実用化の促進には、高品質の結晶成長技術、高品質のエピタキシャル成長技術の確立が不可欠である。
SiCデバイスは、昇華再結晶法等で成長させたSiCのバルク単結晶から加工して得られたSiC単結晶基板上に、化学的気相成長法(Chemical Vapor Deposition:CVD)等によってデバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜(層)を成長させたSiCエピタキシャルウェハを用いて作製されるのが一般的である。
より具体的には、(0001)面から<11−20>方向にオフ角を有する面を成長面とするSiC単結晶基板上にステップフロー成長(原子ステップからの横方向成長)させて4HのSiCエピタキシャル膜を成長させるのが一般的である。
SiCエピタキシャルウェハにおいて、エピ表面側から見ると三角形に見える欠陥(三角欠陥)が知られている。
三角欠陥は、ステップフロー成長方向(<11−20>方向)に沿って上流から下流側に三角形の頂点とその対辺(底辺)が順に並ぶような方向を向いて形成される。
三角欠陥は、エピタキシャル成長前のSiC単結晶基板上に存在した異物(パーティクル)を起点として、そこから基板のオフ角に沿って3Cの多形の層が延びてエピ表面に露出している(非特許文献1参照)。
また、SiCエピタキシャルウェハにおいて、エピ表面側から見るとステップフロー成長方向に長い棒状の欠陥(キャロット状欠陥)が知られている。キャロット状欠陥において、起点は異物(パーティクル)ではなく、基板の転位(貫通螺旋転位(TSD)あるいは基底面転位(BPD))や基板上の傷であると言われている(非特許文献2参照)。共焦点顕微鏡像では、中央部にステップフローの上流側から下流側にかけて長い凹みがある。
特開2013−023399号公報
C. Hallin et al., Diamond and Related Materials 6 (1997) 1297-1300 J. Hassan et al., Journal of Crystal Growth 312 (2010) 1828-1837
上述の通り、三角欠陥は3Cの多形(ポリタイプ)からなる。3Cの多形の電気特性は4Hの多形の電気特性とは異なるため、4H−SiCエピタキシャル膜中に三角欠陥が存在すると、その部分はデバイスとして用いることができない。従って、三角欠陥はキラー欠陥として知られており、このキラー欠陥である三角欠陥が占める面積領域(以下、デバイスキラー領域ということがある)をできるだけ狭くすることが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、デバイスキラー領域が低減されたSiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、特定のエピタキシャル成長条件において、エピ表面に露出する三角欠陥の面積拡大を抑制できること、その代わりに面積が小さい直線状の欠陥(以下、直線型欠陥という)とすることができることを見出した。その結果、エピ表面のデバイスキラー領域を大幅に低減することが可能となる。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハは、オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハであって、前記SiCエピタキシャル層に含まれる、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.2〜2である。
上記SiCエピタキシャルウェハにおいて、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.7〜1.5であってもよい。
上記SiCエピタキシャルウェハにおいて、三角欠陥密度は0.8個/cm以下であってもよい。
本発明の一態様に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハを製造する方法であって、前記SiC単結晶基板上にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長工程を有し、前記エピタキシャル成長工程において、成長温度を1640℃以上とし、C/Si比を1以下とする。
上記SiCエピタキシャルウェハの製造方法において、C/Si比は0.96以下であってもよい。
本発明のSiCエピタキシャルウェハによれば、デバイスキラー領域が低減されたSiCエピタキシャルウェハを提供できる。
本発明のSiCエピタキシャルウェハの製造方法によれば、デバイスキラー領域が低減されたSiCエピタキシャルウェハの製造方法を提供できる。
(a)は表面検査装置によって得られた直線型欠陥のSICA像であり、(b)はキャロット状欠陥のSICA像である。 走査透過型電子顕微鏡によって得られた直線型欠陥のSTEM像である。 (a)は直線型欠陥近傍のSiCエピタキシャルウェハの断面の模式図であり、(b)はキャロット状欠陥近傍のSiCエピタキシャルウェハの断面の模式図である。 直線型欠陥のテイル部近傍の断面のSTEM像、及び、回折像である。
以下、本発明を適用したSiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法について、図面を用いてその構成を説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(直線型欠陥)
図1(a)に、共焦点微分干渉光学系を用いた表面検査装置である共焦点顕微鏡(レーザーテック株式会社製、SICA6X)によって得られた直線型欠陥の像(以下、SICA像という)を示す。また、比較のために、図1(b)に、キャロット状欠陥のSICA像を示す。
直線型欠陥のSICA像は、細長い形状である点でキャロット状欠陥のSICA像と似ているが、キャロット状欠陥のSICA像では長手方向の中央部に上流側から下流側に延びる長い溝を有するのに対して、それと同様な長い溝を有さない点で異なる。ただし、直線型欠陥のSICA像においても、ステップフローの下流側の端部(以下、テイル部ということがある)に凹みを有する。
図1に示すSICA像を得た共焦点顕微鏡は現在、通常用いられている共焦点顕微鏡に比べて輝度ムラが少なく、深さ感度が従来の数nmから1nm以下にまで向上した性能を有するものであり、かかる高分解能を利用して高倍率で詳細に観測したことにより、図1に示すようなキャロット状欠陥のSICA像とは異なる直線型欠陥の存在が見出されたのである。従来、キャロット状欠陥であると認識されていた欠陥の中には、今回、我々が見出した直線型欠陥であったものが含まれていると思われる。
図1(a)の直線型欠陥のSICA像において、テイル部に見える凹みは、幅が1μm、長さが6μm程度のものである。AFM(原子間力顕微鏡)(ビーコ(Veeco)社製、Nanoscope D3100)による測定からその深さは25nm程度である。
一方、図1(b)のキャロット状欠陥のSICA像において、中央部の溝の幅は、0.5μm以下であった。また、AFMによる測定からその深さは20nm程度である。
コンダクティブ(Conductive)AFM(アジレント・テクノロジー(Agilent Tecnologies)社製、Agilent5500)を用いて、直線型欠陥とキャロット状欠陥の電気的特性を評価した。
キャロット状欠陥では、テイル部、ヘッド部(ステップフローの上流側の端部)、テイル部とヘッド部のいずれの部分においても電流は計測されなかった。
これに対して、直線型欠陥では、ヘッド部では順方向、逆方向共に電流は計測されなかったものの、テイル部では、逆方向の場合は電流が計測された。
このように、直線型欠陥の電気的特性は、キャロット状欠陥とは全く異なるものである。
図2に、走査透過型電子顕微鏡(STEM:Scanning Transmission Electron Microscope)(株式会社日立ハイテクノロジーズ製、HF−2200)によって得られた直線型欠陥のSTEM像を示す。
図2(a)は、上方から見たSTEM像であり、図2(b)は、ヘッド部近傍のウェハの断面のSTEM像である。
図2(a)及び図2(b)のいずれのSTEM像においても、異物(パーティクル)が見えている。
図2(b)に示すSTEM像において、異物の深さ方向の位置(最も深い位置)はエピ表面から10.9μmであり、SiCエピタキシャル膜の平均膜厚10.1μmとほぼ一致している。従って、異物はSiC単結晶基板とSiCエピタキシャル膜との界面に存在していると言える。
また、図2(b)に示すSTEM像において、その異物からエピ表面に向かって延びる転位が見えている。
図2の直線型欠陥のSTEM像から、直線型欠陥は異物を起点とする欠陥であることがわかる。この点は三角欠陥と共通する点であるのに対して、起点が基板の転位(貫通螺旋転位(TSD)あるいは基底面転位(BPD)や基板上の傷であるキャロット状欠陥とは異なる点である。
以上のSTEM像に基づいて、図3(a)に、直線型欠陥近傍のSiCエピタキシャルウェハの断面の模式図を示す。また、図3(b)に、キャロット状欠陥近傍のSiCエピタキシャルウェハの断面の模式図を示す。
図4に、直線型欠陥のテイル部近傍の断面のSTEM像を示す。
図4に示すA〜Cは、テイル部においてエピ表面から深さ方向に分けた3つの領域を示すものであり、それぞれの領域について得られた回折像を示している。一方、図4に示すDは、正常な領域を示すものであり、この領域について得られた回折像を示している。
領域Dの回折像から、欠陥のない部分は4H−SiCからなることがわかる。
これに対して、テイル部の3つのA〜Cの領域の回折像から、テイル部は3C−SiCからなることがわかる。この点も、三角欠陥と共通する点である。
以上、直線型欠陥は、異物(パーティクル)を起点として、そこから基板のオフ角に沿って3Cの多形の層が延びてエピ表面に露出したものである。この点は、三角欠陥と共通する。ただし、直線型欠陥は、三角欠陥のようにエピタキシャル成長と共に面積を拡大することなく、直線状に延びてエピ表面に露出したものである。
(SiCエピタキシャルウェハ)
本発明の一実施形態に係るSiCエピタキシャルウェハは、オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハであって、前記SiCエピタキシャル層に含まれる、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.2〜2である。
三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、0.7〜1.5であってもよい。
三角欠陥密度は0.8個/cm以下であることが好ましく、0.6個/cm以下であることがより好ましく、0.4個/cm以下であることがさらに好ましい。
(SiCエピタキシャルウェハの製造方法)
本発明の一実施形態に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハを製造する方法であって、前記SiC単結晶基板上にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長工程を有し、前記エピタキシャル成長工程において、成長温度を1640℃以上とし、C/Si比を1以下とするものである。
エピタキシャル成長前にSiC単結晶基板上に異物が存在すると、その異物を起点としてエピタキシャル成長に伴って三角欠陥が成長することがある。この三角欠陥は3Cの多形からなり、4Hの多形からなる正常なSiCエピタキシャル膜と電気特性が異なるため、三角欠陥を含むデバイスは不良品となる。3Cの多形領域が広いほど、デバイスに3Cの多形領域が含まれる割合が高くなるため、この領域を低減することが望ましい。この領域の低減はデバイスの有効面積及び収率向上に寄与する。
本発明者は、成長温度条件とC/Si比条件とを所定の範囲で組み合わせることによって、3Cの多形領域の面積拡大が抑制できることを見出した。すなわち、3Cの多形が三角欠陥になる割合を低減できるエピタキシャル成長条件、言い換えると、3Cの多形が三角欠陥にまで拡大せず、直線型欠陥のままで留まっている割合を増大させるエピタキシャル成長条件を見出したのである。直線型欠陥数と三角欠陥数の比を新しく指標として使用した。
本発明は、成長条件によって三角形に広がる欠陥を直線状にまで最小化すること、すなわち、欠陥形状を三角形状から直線状にすることによってデバイスキラー領域の低減を実現したものと言える。従って、デバイス特性を悪化させるエピ表面に露出する多形(3C)の面積を最小化でき、SiC半導体デバイスの収率を向上することができる。
見出したエピタキシャル成長条件は、成長温度を1640℃以上、1680℃以下とし、かつ、C/Si比を0.90以上、1以下とすることである。
この条件でエピタキシャル成長工程を行うことにより、SiCエピタキシャル層中の三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.2〜2であるSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。
C/Si比を0.9未満とすると成長表面がSi過剰な条件になるので表面の平坦性が得られにくになり、またキャリア濃度の分布が悪くなるため、とくに4インチ以上のような口径の大きなウェハには望ましくない。
このとき、三角欠陥密度は、0.8個/cm以下である。
成長温度は、1640℃以上、1660℃以下とすることができる。
成長温度を1640℃以上、1680℃以下とし、かつ、C/Si比を0.90以上、0.96以下とすると、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.7〜2であるSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。
このとき、三角欠陥密度は、0.6個/cm以下である。
成長温度は、1640℃以上、1660℃以下とすることができる。
成長温度を1640℃以上、1680℃以下とし、かつ、C/Si比を0.90以上、0.93以下とすると、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が1.0〜2.0であるSiCエピタキシャルウェハを製造することができる。
このとき、三角欠陥密度は、0.4個/cm以下である。
成長温度は、1640℃以上、1660℃以下とすることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
SiC単結晶基板としては、(0001)Si面に対して<11−20>方向に4度のオフ角を有する、4インチの4H−SiC単結晶基板を用いた。
このSiC単結晶基板を公知の研磨工程を行った後、ホットウォールプラネタリ型ウェハ自公転型のCVD装置に設置し、水素ガスによる基板表面の清浄化(エッチング)工程を行った。
次に、原料ガスとしてシラン及びプロパンを用い、キャリアガスとして水素を供給しながら、成長温度1650℃、C/Si比を0.93の条件の下、SiCエピタキシャル成長工程を行い、膜厚9μmのSiCエピタキシャル層をSiC単結晶基板上に形成して、SiCエピタキシャルウェハを得た。
このSiCエピタキシャルウェハについて、共焦点顕微鏡(レーザーテック株式会社製、SICA6X)を用いてSICA像を得て、直線型欠陥及び三角欠陥の数を計測した。計測する範囲は外周のエッジから3mmを除くウェハ全体とした。計測された直線型欠陥及び三角欠陥の数に基づいて、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比を算出した。
直線型欠陥数は38個、三角欠陥数は28個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、1.36であった。
ここで、SICA像において、直線状に延びているものであって、テイル部の幅がヘッド部の幅と同程度からそれより細いものについては直線型欠陥に分類した。一方、SICA像において、頂点と底辺がステップフロー方向に順に並んでいることが識別できるものについては三角欠陥に分類した。
なお、SICA像において、直線型欠陥とキャロット状欠陥は直線状である点で似ているが、上述の通り、キャロット状欠陥は長手方向の中央部に溝部が見える点で直線型欠陥とは異なる。従って、直線状の欠陥であっても、長手方向の中央部に溝部を有するSICA像は直線型欠陥としてはカウントしていない。
(実施例2)
C/Si比を0.96とした以外は、実施例1と同じ条件でSiCエピタキシャルウェハを作製した。
直線型欠陥数は28個、三角欠陥数は39個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、0.72であった。
(実施例3)
C/Si比を0.99とした以外は、実施例1と同じ条件でSiCエピタキシャルウェハを作製した。
直線型欠陥数は19個、三角欠陥数は50個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、0.38であった。
(実施例4)
C/Si比を0.90とした以外は、実施例1と同じ条件でSiCエピタキシャルウェハを作製した。
直線型欠陥数は44個、三角欠陥数は22個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、2.00であった。
(比較例1)
C/Si比を1.03とした以外は、実施例1と同じ条件でSiCエピタキシャルウェハを作製した。
直線型欠陥数は9個、三角欠陥数は63個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、0.14であった。
(比較例2)
C/Si比を1.13とした以外は、実施例1と同じ条件でSiCエピタキシャルウェハを作製した。
直線型欠陥数は0個、三角欠陥数は82個であった。従って、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比は、0であった。
本発明のSiCエピタキシャルウェハ及びその製造方法は、パワー半導体用SiCエピタキシャルウェハとして、また、その製造方法として利用することができる。

Claims (5)

  1. オフ角を有する4H−SiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハであって、
    前記SiCエピタキシャル層に含まれる、三角欠陥数に対する直線型欠陥数の比が0.2〜2であることを特徴とするSiCエピタキシャルウェハ。
  2. 前記比が0.7〜1.5であることを特徴とする請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
  3. 三角欠陥密度が0.8個/cm以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のSiCエピタキシャルウェハ。
  4. オフ角を有するSiC単結晶基板上にSiCエピタキシャル層が形成されたSiCエピタキシャルウェハを製造する方法であって、
    前記SiC単結晶基板上にエピタキシャル層を成長させるエピタキシャル成長工程を有し、
    前記エピタキシャル成長工程において、成長温度を1640℃以上とし、C/Si比を1以下とすることを特徴とするSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
  5. 前記C/Si比を0.96以下とすることを特徴とする請求項3に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法。
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