JP2017043442A - 吊金具及びフレキシブルコンテナバックの吊り上げ方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、玉外し作業の自動化のためにフックを駆動するための駆動機構や動力源などを吊金具に搭載すると、吊金具の重量が増える分だけクレーンの定格荷重が減ってクレーンを大型化する必要が生じ、また、フックの駆動機構などにより吊金具が大型化すると天井クレーンを用いてフレキシブルコンテナバックを積み上げる場合は積み上げ高さが低く制限される場合があるという問題があった。
また、本発明に係る吊金具は、その一態様として、前記フックの玉外し位置で前記フックの開口部を開放し、前記フックが回転して玉掛け位置になるときに前記フックの開口部に挿置されて前記開口部を閉塞するストッパを備える。
また、本発明に係る吊金具は、その一態様として、前記圧力流体供給源から前記流体シリンダへの圧力流体の供給/停止が遠隔操作される。
また、本発明に係る吊金具は、その一態様として、前記フックは前記架台の4隅にそれぞれ設けられる。
また、本発明に係る吊金具は、その一態様として、第1回転軸に軸着された第1,第2フックと、前記第1回転軸を回転駆動する第1流体シリンダと、第2回転軸に軸着された第3,第4フックと、前記第2回転軸を回転駆動する第2流体シリンダと、を備える。
また、本発明に係るフレキシブルコンテナバックの吊り上げ方法は、その一態様として、前記フレキシブルコンテナバックは四角柱状の収納部を有し、前記一対の吊ベルトは、前記フレキシブルコンテナバックの上面の4辺のうちの第1辺の中央と前記第1辺に隣接する第2辺の中央とを結ぶように設けられる第1吊ベルトと、第3辺の中央と前記第3辺に隣接する第4辺の中央とを結ぶように設けられる第2吊ベルトと、からなる。
図1は、本発明の一実施形態による吊金具の構成を示す正面図である。
但し、図1に示した吊金具100を用いるクレーンは門型クレーン(橋型クレーン)に限定されず、天井クレーンやジブクレーンなどの種々のクレーンに適用できる。
電動ホイスト210は、フック212の巻き上げを行う巻上装置211と、クレーンガータ(レール)230上で電動ホイスト210を横行させるための横行装置220とを備える。
なお、コンプレッサー240は、巻上装置211及び横行装置220の電源を用いて作動する。
吊金具100は、フック110a−110d、フック110a−110dを回転駆動するエアシリンダ(流体シリンダ)130a,130b、フック110a−110d及びエアシリンダ130a,130bを支持する架台120を含んで構成される。
例えば、流体シリンダを油圧シリンダとし、電動ホイスト210に設けられる圧力流体供給源を電動式の油圧ポンプとし、これらの組み合わせからなり圧力流体を圧力油とする油圧式の駆動装置でフック110a−110dを回転駆動する構成にできる。つまり、図1において、コンプレッサー240を電動式の油圧ポンプに置き換え、エアシリンダ130a,130bを油圧シリンダに置き換えることができる。
そして、エアシリンダ130aは、コンプレッサー240からホース241a(第1のエア供給経路)を介して供給されるエア(圧縮空気)によって動作し、エアシリンダ130bは、コンプレッサー240からホース241b(第2のエア供給経路)を介して供給されるエア(圧縮空気)によって動作し、エアシリンダ130a,130bの直線運動が後述するクランク機構によって回転運動に変換されてフック110a−110dを回転させる。
ここで、コンプレッサー240からエアシリンダ130a,130bへのエアの供給/停止が無線又は有線によって遠隔操作できるように、電動ホイスト210には、受信装置245と受信装置245からの制御信号に応じてエアの供給経路を開閉する電磁バルブ(図示省略)とを設けてある。
上記の受信装置245と送信装置246とにより遠隔操作部が構成される。
吊金具100の4個フック110a−110dには、フレキシブルコンテナバックの吊ベルトが玉掛けされ、フレキシブルコンテナバックが移動式門型クレーン200によって吊り上げられ、更に、クレーンガータ(レール)230に沿って搬送される。
大型テントなどの保管建屋500は、廃棄物を固化させた固化体などを収容したフレキシブルコンテナバック300を複数保管するための施設であり、移動式門型クレーン200が内部に設置される。
そして、保管建屋500まで搬送されたフレキシブルコンテナバック300は、移動式門型クレーン200によって吊り上げられ、複数段に積み上げられるように保管建屋500内の集積場所に荷下ろしされる。
係るフレキシブルコンテナバック300を積み上げる作業における玉掛け及び玉外しの作業において、吊金具100の4個フック110a−110dを回転させる操作が行われる。
吊金具100の架台120は、平たい直方体形状をなし、上面の中央にはシャックル部121が立設され、電動ホイスト210のフック212にシャックル部121を掛けることで、架台120は略水平に吊り下げられる。
第1回転軸250aは、第1サイド120aの両端から外方に向けてそれぞれ突出するステー123a,123aに回転可能に支持され、第2回転軸250bは、第2サイド120bの両端から外方に向けてそれぞれ突出するステー123b,123bに回転可能に支持され、回転軸250a,250bは水平面上で相互に平行に配置される。
第3サイド120cに設けられるエアシリンダ130aは、本体の基端部がX軸方向の回転軸AR1回りに揺動可能に支持され、Y軸と平行に第1回転軸250aに向けて延び、伸縮するロッドの先端が、第1回転軸250aに設けたフランジ部251aの端面に立設される連結軸252aに回転可能に連結される。
そして、エアシリンダ130a,130bが縮んだ図4(A)の状態では、開口部111の口元111aが、回転軸250a,250bよりも外側に位置し、かつ、回転軸250a,250bの高さと同程度の高さになり、口元111aから回転軸250a,250bの下側を架台120に向けて開口部111が延びるように構成される。この図4(A)に示す位置が、フック110a−110dの玉掛け位置(閉位置)となる。
この図4(B)の状態では、開口部111の口元111aが回転軸250a,250b真下の位置よりも、架台120の中央寄りに位置するようになり、図4(B)に示す位置が、フック110a−110dの玉外し位置(開位置)となる。
これにより、クレーンの定格荷重の減少や、吊金具100の高さが増すことでフレキシブルコンテナバック300の積み上げ高さが低く制限されるなどの影響を少なくできる。
図5のフレキシブルコンテナバック300は、上下面が略正方形である直方体形状をなし廃棄物の固化体などの収容物が入られる収納部300aと、フレキシブルコンテナバック300の吊り上げに用いられる一対の吊ベルト310a,310bとで構成される。
図6(A)は、玉掛け位置のフック110a−110dにフレキシブルコンテナバック300の吊ベルト310を掛けた状態を示す。
例えば、フレキシブルコンテナバック300の収容物が放射性物質を含む場合、フレキシブルコンテナバック300が多数集積された所での作業は被ばく線量が高くなるため、係る集積場所での手作業は極力避けることが好ましい。
上記の垂直4点吊りを実現するために、収納部300aの上面の4辺320a−320dのうちの隣合う2辺の各中央を結ぶ距離、つまり、吊ベルト310の両端固定位置の水平面での間隔D1(図5参照)と、同じ回転軸250に固定される2つのフック110間隔D2(図7参照)、つまり、第1フック110aと第2フック110bとの距離D2及び第3フック110cと第4フック110dとの距離D2とを略同じに設定してある。
したがって、フレキシブルコンテナバック300によって内容物を安定して搬送、保管でき、例えばフレキシブルコンテナバック300の内容物が放射性物質などの有害物質を含む場合にも吊金具100を用いた吊り上げを好適に用いることができる。
図8は、外れ止めを備えるフック110a−110dの一態様を示す図である。
つまり、架台120を固定端として外れ止め151の先端板状部151aの位置は固定であり、玉掛け位置(閉位置)では開口部111の口元111aを塞ぐことで、フレキシブルコンテナバック300の吊ベルト310の外れ止めとして機能する。
なお、外れ止め151の先端板状部151aが開閉動作し、玉掛け位置において吊ベルト310の開口部111への差し入れは許容するものの吊ベルト310が外れることを阻止するよう構成することができる。
係る外れ止め151では、フック110a−110dの玉掛け位置では、ストッパ位置に向けて付勢される先端板状部151aが開口部111を塞ぐが、先端板状部151aを開口部111の奥側に向けて倒すように弾性付勢部材の付勢力に抗する力を加えれば、先端板状部151aが開いて吊ベルト310を開口部111内に差し入れることができる。
そして、上記のように揺動可能に構成された外れ止め151では、玉掛け作業時にフック110a−110dを回転させることなく玉掛けを行え、かつ、玉掛け作業中に吊ベルト310が外れることが抑止され、先端板状部151aが揺動しない外れ止め151に比べて作業性を改善できる。
エアシリンダ130a,130bの直線運動を回転運動に変換する機構は、前述のクランク機構に限定されず、例えば、遊星歯車を利用した機構や、ラック・ピニオン機構などの公知の機構を適宜採用できる。
2個のフックを同じ回転軸に取付けた機構を2セット組み合わせた構成において、1個のエアシリンダで2つの回転軸を回転駆動する構成とすることも可能である。
また、既述したフレキシブルコンテナバック300は、収容部が直方体状のものであるが、収容部が円筒型であって上部に一対の吊ベルトが取り付けられるフレキシブルコンテナバックの吊り上げにも上記の吊金具100を用いることができ、収容部の形状を直方体状に限定するものではない。
Claims (7)
- クレーンに吊り下げられる架台と、
前記架台に回転可能に支持され回転によって玉外し位置と玉掛け位置とに切り替わるフックと、
前記クレーンの構造部分に設けた圧力流体供給源から圧力流体が供給され前記フックを回転駆動する流体シリンダと、
を含む、吊金具。 - 前記フックの玉外し位置で前記フックの開口部を開放し、前記フックが回転して玉掛け位置になるときに前記フックの開口部に挿置されて前記開口部を閉塞するストッパを備える、請求項1記載の吊金具。
- 前記圧力流体供給源から前記流体シリンダへの圧力流体の供給/停止が遠隔操作される、請求項1又は2記載の吊金具。
- 前記フックは前記架台の4隅にそれぞれ設けられる、請求項1から3のいずれか1つに記載の吊金具。
- 第1回転軸に軸着された第1,第2フックと、前記第1回転軸を回転駆動する第1流体シリンダと、第2回転軸に軸着された第3,第4フックと、前記第2回転軸を回転駆動する第2流体シリンダと、を備える、請求項4記載の吊金具。
- 請求項4又は5記載の吊金具を用いてフレキシブルコンテナバックを吊り上げる方法であって、
フレキシブルコンテナバックの一対の吊ベルトのそれぞれに2個のフックを玉掛けし、前記フレキシブルコンテナバックを4点で吊り上げる、フレキシブルコンテナバックの吊り上げ方法。 - 前記フレキシブルコンテナバックは四角柱状の収納部を有し、
前記一対の吊ベルトは、前記フレキシブルコンテナバックの上面の4辺のうちの第1辺の中央と前記第1辺に隣接する第2辺の中央とを結ぶように設けられる第1吊ベルトと、第3辺の中央と前記第3辺に隣接する第4辺の中央とを結ぶように設けられる第2吊ベルトと、からなる、請求項6記載のフレキシブルコンテナバックの吊り上げ方法。
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JP2015166222A JP2017043442A (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 吊金具及びフレキシブルコンテナバックの吊り上げ方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111268569A (zh) * | 2020-02-15 | 2020-06-12 | 杨国丽 | 一种建筑施工用吊车的防撞装置 |
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JPS6070583U (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-18 | 株式会社ハイランド | フレキシブルコンテナ |
JPS6453191U (ja) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 | ||
CN103991081A (zh) * | 2014-06-13 | 2014-08-20 | 苏州拓科仪器设备有限公司 | 一种机械手 |
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2015
- 2015-08-25 JP JP2015166222A patent/JP2017043442A/ja active Pending
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