JP2017042867A - ワークの加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のワークに対する加工を、効率よく短時間に行うことのできるワークの加工方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るワークの加工方法は、複数のワークを位置決め用ワークに位置決めを伴って取付ける工程S1と、複数のワークが位置決めを伴って取付けられた状態の位置決め用ワークを、機械加工に用いる加工装置のテーブル上に固定する工程S2と、位置決め用ワークのテーブルに対する少なくとも一方向の位置出しを行う工程S3と、複数のワークに対して機械加工を施す工程S4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの加工方法に関し、特に、複数のワークを一度に加工するための方法に関する。
従来、ワークの加工方法としては、マシニングセンタ等の加工装置に設けられたテーブル上にワークを位置決め固定した後、当該ワークに対して加工を行うのが一般的である。また、この際のワークの位置決め手段として、テーブル表面に設けられた複数の溝(一方向の溝)に装着された所定の取付け金具によって、ワークをテーブルに位置決め固定するのが一般的である(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−74376号公報
しかしながら、従来の加工方法だと、加工対象となるワークを加工装置のテーブル上に直接的に取付けた後、当該ワークに対して所定の加工を施すことになる。そのため、例えば複数のワークに対して一度に所定の加工を施そうとした場合には、同一のテーブル上に、複数のワークを一つずつ位置決めを伴って取付ける必要が生じる。これだと、加工対象となるワークの数だけ例えば専用の治具を用いて正確に位置決め固定を行わなければならず、非常に手間がかかる、といった問題があった。
また、テーブル上に位置決めを伴ってワークを取付けている間(いわゆる段取りの間)は、当然ながら、上記テーブルを備えた加工装置で加工を行うことはできない。そのため、段取りを含めた総加工時間が増大する、といった問題もあった。
以上の事情に鑑み、複数のワークに対する加工を、効率よく短時間に行うことのできるワークの加工方法を提供することを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係るワークの加工方法によって達成される。すなわち、この加工方法は、複数のワークに対して機械加工を施すための方法であって、複数のワークを位置決め用ワークに位置決めを伴って取付ける工程と、複数のワークが位置決めを伴って取付けられた状態の位置決め用ワークを、機械加工に用いる加工装置のテーブル上に固定する工程と、位置決め用ワークのテーブルに対する少なくとも一方向の位置出しを行う工程と、複数のワークに対して機械加工を施す工程とを備えた点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、直接の加工対象となる複数のワークをまず位置決め用ワークに位置決めを伴って取付けるようにした。位置決め用ワークに対する取付け作業であれば、作業スペースに制限が生じやすい加工装置の周囲に比べて、効率よく複数のワークを取付けることができる。また、上述のようにして複数のワークが取付けられた状態の位置決め用ワークを加工装置のテーブルに取付けた後、このテーブルに対する位置決め用ワークの位置出しを行うようにすれば、テーブルに対する複数のワークの位置決めを位置決め用ワークの取付け作業のみで行うことができる。もちろん、複数のワークを位置決め用ワークに対して取付けるようにすれば、その間、加工装置による複数のワークに対する加工を行うことができるので、加工装置の待ち時間を解消することもできる。以上より、本発明によれば、加工前の工程(いわゆる段取り)に要する時間を大幅に短縮して、結果的に、複数のワークに対する加工を効率よく短時間に行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、複数のワークに対する加工を、効率よく短時間に行うことのできるワークの加工方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るワークの加工方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る位置決め用ワークの平面図である。 図2に示す位置決め用ワークの側面図である。 図2に示す位置決め用ワークを構成する第一の嵌合部品の斜視図である。 図2に示す位置決め用ワークを構成する第二の嵌合部品の斜視図である。 図2に示す位置決め用ワークに、取付け対象となる複数のワークを取付けた状態を示す平面図である。 図6の要部A−A断面図である。 図7の要部B−B断面図である。 本発明の一実施形態に係る加工装置のテーブル上に図6に示す複数のワーク及び位置決め用ワークを取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る位置決め用ワークの斜視図である。 図10に示す位置決め用ワークに、複数のワークを取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の他の形態に係る加工装置のテーブル上に図11に示す複数のワーク及び位置決め用ワークを取付けた状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係るワークの加工方法の一実施形態を図面に基づき説明する。なお、本実施形態では、板状金属部材のトリミング等に用いられる複数の切刃に対して一度に所定の研削加工を施す場合を例にとって説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るワークの加工方法の手順を示すフローチャートである。このチャートに示すように、本発明に係るワークの加工方法は、複数のワークを位置決め用ワークに位置決めを伴って取付ける第一の取付け工程S1と、複数のワークが取付けられた状態の位置決め用ワークを加工装置のテーブルに取付ける第二の取付け工程S2と、テーブルに取付けた状態の位置決め用ワークのテーブルに対する位置出しを行う位置出し工程S3と、位置出し後、複数のワークに対して機械加工を施す機械加工工程S4とを備える。
(S1)第一の取付け工程
まず、直接の加工対象となる複数のワークを位置決め用ワークに位置決めを伴って取付ける。図2はその一例に係る位置決め用ワーク10の平面図である。この位置決め用ワーク10は、複数の溝11,12が形成されている位置決め用ワーク本体13と、位置決め用ワーク本体13に形成された溝11,12に嵌まり合う嵌合部品14,15とで構成される。
このうち、位置決め用ワーク本体13は、本実施形態では、全体として板状をなす。また、複数の溝11,12は互いに直交する向きに伸びており、本実施形態では、一方の溝11(以下、便宜的に第一の溝11と称する。)が、位置決め用ワーク本体13の短辺に沿って伸び、他方の溝12(以下、便宜的に第二の溝12と称する。)が、位置決め用ワーク本体13の長辺に沿って伸びている。
また、本実施形態では、第一の溝11は、図3に示すように、ワーク1(図6を参照)を載置する側の表面16に近い側の幅寸法(溝11の長手方向に直交する向きの寸法)が、表面16から遠い側の幅寸法より小さい段付き形状をなしている。これにより、後述する嵌合部品14,15を介してワーク1を位置決め用ワーク本体13に締結する際、ナット17(図7)又は締結用部材18(図5)を挿入可能としている。第二の溝12についても、第一の溝11と同様に、位置決め用ワーク本体13の表面16に近い側の幅寸法が、表面16から遠い側の幅寸法より小さい段付き形状をなしており、ナット17又は締結用部材18を挿入可能としている。
嵌合部品14,15は共に、第一の溝11と第二の溝12に対して、位置決め用ワーク本体13の表面16側から嵌合可能な形状及び寸法に形成される。ここで、一方の嵌合部品14(以下、便宜的に第一の嵌合部品14と称する。)は、図4に示すように、略十字形状をなす。また、他方の嵌合部品15(以下、便宜的に第二の嵌合部品15と称する。)は、図5に示すように、角柱形状をなす。
また、各嵌合部品14,15には、ワーク1及び各嵌合部品14,15を位置決め用ワーク本体13に締結する際に用いるボルト穴19,20が設けられており、これら各嵌合部品14,15のボルト穴19,20と、ワーク1に設けられたボルト穴2,3とに、後述するボルト21,22を挿入可能としている。
なお、本実施形態では、角柱状をなす第二の嵌合部品15に、予め雌ねじ部23(後述する図8を参照)が形成された締結用部材18が一体的に形成されている(図5)。
上述のように構成された位置決め用ワーク10を用いた複数のワーク1の取付け工程S1は、例えば以下のようにして行われる。
まず、図2に示すように、予め、位置決め用ワーク本体13の、複数のワーク1の取付けが予定される箇所に、二種類の嵌合部品14,15を嵌合する。具体的には、例えば図2の左上部分に示すように、載置されるべきワーク1の一方のボルト穴2(図2中、二点鎖線で示す)と、第一の嵌合部品14のボルト穴19とが重複するように、第一の嵌合部品14を第一の溝11と第二の溝12との交差部24に嵌合する。また、載置されるべきワーク1の他方のボルト穴3と、第二の嵌合部品15のボルト穴20とが重複するように、第二の嵌合部品15を第一の溝11,第二の溝12、あるいは交差部24に嵌合する。ここで、第二の嵌合部品15が図5に示す形態をとる場合には、第二の嵌合部品15を何れかの溝11,12の端部から導入して、上記所定位置にまで移動させる。このようにして残りのワーク1についても、適切な位置に第一及び第二の嵌合部品14,15を配置することにより、複数のワーク1をそれぞれ所定の位置に取り付けるための準備が完了する。
然る後、複数のワーク1を、対応する第一の嵌合部品14及び第二の嵌合部品15上に載置し、ボルト21をワーク1の一方のボルト穴2及び第一の嵌合部品14のボルト穴19に挿入し、第一の溝11、又は第二の溝12の端部から導入したナット17に螺合させる(図7を参照)。これにより、ワーク1がその厚み方向(ボルト21の長手方向)に締め付けられて、位置決め用ワーク本体13に締結される。次に、ワーク1の他方のボルト穴3及び第二の嵌合部品15のボルト穴20にボルト22を挿入し、第二の嵌合部品15の下方に位置する締結用部材18の雌ねじ部23に螺合させる(図8を参照)。これにより、ワーク1が所定の位置及び姿勢で位置決め用ワーク本体13に取付けられる。そして、上述した作業を全てのワーク1に対して行うことで、例えば図6に示すように、所定個数(図6では、18個)の互いに形状の異なるワーク1がそれぞれ所定の位置及び姿勢で位置決め用ワーク10に取付けられる。
(S2)第二の取付け工程
次に、複数のワーク1が位置決めを伴って取付けられた位置決め用ワーク10を、加工装置25のテーブル26に載置し、取付ける(図9を参照)。この際、例えばテーブル26の長手方向に沿って伸びる溝などの位置決め部(図示は省略)を利用して位置決め用ワーク10を取付けることで、複数のワーク1及び位置決め用ワーク10がテーブル26の一方向に対して位置決めされた状態となる。
(S3)位置出し工程
上述のようにして位置決め用ワーク10をテーブル26に取付けた後、所定の位置検出部を利用して、位置決め用ワーク10の位置出しを行う。具体的には、例えば図9に示すように、加工装置25が有する位置検出用プローブなどの位置検出部27を移動させて、位置決め用ワーク本体13の一方の側面13aと他方の側面13b(上述のように位置決め用ワーク10がテーブル26の一方向に対して位置決めされている場合には、この一方向と直交する向きの側面)に位置検出部27を接触させることで、加工装置25の座標系における位置決め用ワーク10の位置を取得する。これにより、予め位置決め用ワーク10の所定位置に位置決めを伴って取り付けられている各ワーク1の加工装置25の座標系における位置を同時に取得することが可能となる。
(S3.5)ワークの位置確認工程
なお、位置決め用ワーク10の位置出しを完了した後、続けて、位置決め用ワーク10上に取付けられた各ワーク1の取付け位置が適切か否かを確認することもできる。第一の取付け工程S1において、位置決め用ワーク10に対する各ワーク1の取付け位置は予め決まっているが、作業者が手作業で各ワーク1を指示通りに位置決め用ワーク10上に取付ける際、誤って本来取付けるべきワーク1とは異なる種類のワーク1を取付けることが考えられる。この場合、例えば上述した位置検出部27を移動させて、各ワーク1の所定表面、例えば各ワーク1が切刃の場合、当該切刃の互いに直交する向きの基準面1a,1b(切刃を使用する金型に対する基準面)の位置をそれぞれ検出することで、本来取付けられるべき位置に、取付けられるべき種類のワーク1が取付けられているか否かを判定することができる。この場合、全てのワーク1に対して取付けミスがないか、予め図示しない制御部に記憶させてある各基準面1a,1bの位置データと、検出して得た位置検出データとを比較し、全てのワーク1に対して取付けミスがないものと判定した上で、次の工程(機械加工工程S4)に進む。取付けミスがあると判定した場合には、該当箇所のワーク1の種類を確認し、適切な位置にワーク1を取付け直した後、次工程に進む。
(S4)機械加工工程
このようにして加工装置25に対する位置決め用ワーク10及び複数のワーク1の位置を取得した状態で、各ワーク1に対して所定の機械加工を施す。一例として、ワーク1がプレス金型の切刃である場合には、その基準面1a,1b、切刃プロファイル1cを含むワーク1の全側面に研削加工を施して、所定の形状及び寸法に仕上げると共に、上記金型に対する取付け穴となるノック穴(図示は省略)を穿孔形成する。この加工は、例えば同一種類の加工を全てのワーク1に対して行った後、加工装置25の加工部28として使用する工具を変更して、異なる種類の加工を全てのワーク1に対して行うようにしてもよいし、一個のワーク1に対して必要な二以上の加工を施した後、すなわちワーク1を一つずつ所定形状及び寸法に仕上げるようにしてもよい。
以上のようにして一連の加工が終了した後、加工済みのワーク1を位置決め用ワーク10と共にテーブル26から外す。そして、予め第一の取付け工程S1で複数のワーク1を取付けた状態の新たな位置決め用ワーク10をテーブル26に取付けて、上述した一連の工程S2〜S4を行う。以上のようにして、複数のワーク1に対する機械加工が継続して実施される。
このように、本発明では、直接の加工対象となる複数のワーク1をまず位置決め用ワーク10に位置決めを伴って取付けるようにした。位置決め用ワーク10に対する取付け作業であれば、作業スペースに制限が生じやすい加工装置25の周囲に比べて、効率よく複数のワーク1を取付けることができる。また、上述のようにして複数のワーク1が取付けられた状態の位置決め用ワーク10を加工装置のテーブル26に取付けた後、このテーブル26に対する位置決め用ワーク10の位置出しを行うようにすれば、テーブル26に対する複数のワーク1の位置決めを位置決め用ワーク10の取付け作業のみで行うことができる。もちろん、複数のワーク1を位置決め用ワーク10に対して取付けるようにすれば、その間、加工装置25による複数のワーク1に対する加工を行うことができるので、複数の位置決め用ワーク10を予め用意しておくことで、加工装置の待ち時間を解消することもできる。以上より、本発明によれば、加工前の工程(いわゆる段取り)に要する時間を大幅に短縮して、結果的に、複数のワーク1に対する加工を効率よく短時間に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、位置決め用ワーク10として、互いに直交する第一の溝11及び第二の溝12を一定の間隔で表面16に形成した位置決め用ワーク本体13と、位置決め用ワーク本体13の各溝11,12に嵌合する第一及び第二の嵌合部品14,15とで構成したものを用いるようにした。このようにすることで、作業者が各ワーク1を位置決め用ワーク10に取付けるべき位置を容易に認識し、取付けることができる。従って、取付けるべきワーク1の数が多い場合であっても、比較的短時間で全てのワーク1を指示通りに間違いなく位置決めを伴って取付けることが可能となる。
また、図5に示すように、第二の嵌合部品15に、締結用部材18を一体的に設けるようにすれば、第二の嵌合部品15を第一又は第二の溝11,12の所定位置まで導入するのと同時に、対応する締結用部材18を所要の位置に導入することができる。従って、位置決め用ワーク本体13に第二の嵌合部品15及び締結用部材18をセットするのに要する時間を短縮することが可能となる。
以上、本発明に係るワークの加工方法の一実施形態を説明したが、もちろん、本発明は上記形態に限定されるものではなく、他の形態を採ることも可能である。
例えば上記実施形態では、位置決め用ワーク10として、板状をなす位置決め用ワーク本体13を採用した場合を説明したが、もちろん用途に応じてこれ以外の形態をとることも可能である。図10はその一例(他の実施形態)を示すもので、同図に示す位置決め用ワーク30は、ワーク1取付け用の表面32を複数有する多面体形状の位置決め用ワーク本体31と、第一及び第二の嵌合部品14,15(図4及び図5を参照)とで構成される。本実施形態では、この位置決め用ワーク本体31は、略立方体形状をなすもので、周囲の四つの側面がワーク1取付け用の表面32となっている。これら四つの表面32にはそれぞれ互いに直交する複数の第一の溝33及び第二の溝34が形成されている。
(S1)第一の取付け工程
この場合、第一の取付け工程S1では、図11に示すように、位置決め用ワーク本体31の四つの表面32それぞれに、対応する一又は複数のワーク1を位置決めを伴って取付ける。個々のワーク1の取付け態様は、上記実施形態と同じであるので、ここでは省略する。
(S2)第二の取付け工程
次に、複数のワーク1を取付けた状態の位置決め用ワーク30を、加工装置36のテーブル37に載置し、取付ける。図12に示す態様では、位置決め用ワーク30の下方に連結した取付け部35をテーブル37に載置し、固定することで、位置決め用ワーク30がテーブル37に取付けられる。
(S3)位置出し工程
上述のようにして位置決め用ワーク30をテーブル37に取付けた後、所定の位置検出部を利用して、位置決め用ワーク30の位置出しを行う。具体的には、例えば図9に示す如き位置検出部(図示は省略)を移動させて、位置決め用ワーク本体31の表面32のうち、少なくとも互いに隣接して直交する表面32,32に位置検出部を接触させることで、加工装置36の座標系における位置決め用ワーク30の位置を取得する。これにより、予め位置決め用ワーク30の所定位置に位置決めを伴って取り付けられている各ワーク1の加工装置36の座標系における位置を同時に取得することが可能となる。なお、この場合も、上記実施形態と同様に、位置決め用ワーク30の位置出しを完了した後、続けて、位置決め用ワーク30上に取付けられた各ワーク1の取付け位置が適切か否かを確認してもよい。
(S4)機械加工工程
このようにして加工装置36に対する位置決め用ワーク30及び複数のワーク1の位置を取得した状態で、加工装置36に適切な加工部38を装着して、各ワーク1に対して所定の機械加工を施す。一例として、テーブル37が回転及び傾動可能に構成されている場合、テーブル37と共に位置決め用ワーク30を回転(自転)させて、各表面32に取付けたワーク1に順次加工を施す。また、この際、適宜テーブル37を傾動させることで、例えば負角となる箇所についてもワーク1に対して所定の加工を施すことができる。
以上のようにして一連の加工が終了した後、加工済みのワーク1を位置決め用ワーク30と共にテーブル37から外す。そして、予め第一の取付け工程S1で複数のワーク1を取付けた状態の新たな位置決め用ワーク30をテーブル37に取付けて、上述した一連の工程S2〜S4を行う。なお、図示は省略するが、加工装置36が複数のテーブル37を有する場合、複数のテーブル37を共通の回転軸まわりに回転(公転)させることで、各テーブル37を、加工可能位置と、待機位置との間で順次移動させるようにしてもよい。すなわち、予め、待機位置にあるテーブル37に、未加工のワーク1を位置決めを伴って取付けた状態の位置決め用ワーク30を取付けておき、テーブル37の公転により加工済みのワーク1を取付けた位置決め用ワーク30を加工可能位置から待機位置に移動させると共に、待機位置にある位置決め用ワーク30を加工可能位置に移動させる。このようにワーク1を移動させることで、空き時間を作ることなく、加工装置36による所定の機械加工を連続して実施することができる。
また、上記実施形態では、一個のワーク1につき二種類の嵌合部品(第一の嵌合部品14、第二の嵌合部品15)を一個ずつ使用する場合を例示したが、もちろん、これ以外の取付け態様をとることも可能である。例えばワーク1の大きさに応じて、第一の嵌合部品14と第二の嵌合部品15の少なくとも一方を二個あるいは三個以上使用してもよい。あるいは、第一の嵌合部品14と第二の嵌合部品15の何れか一方のみを二個以上使用してワーク1を取付けるようにしてもかまわない。また、その際に使用する嵌合部品の形状も図示例に限らず、溝11,12(33,34)に嵌合可能な限りにおいて任意にとり得ることはもちろんである。
1 ワーク
1a,1b 基準面
1c 切刃プロファイル
2,3 ボルト穴
10,30 位置決め用ワーク
11,12,33,34 溝
13,31 位置決め用ワーク本体
13a,13b 側面
14 第一の嵌合部品
15 第二の嵌合部品
16,32 表面
17 ナット
18 締結用部材
19,20 ボルト穴
21,22 ボルト
23 雌ねじ部
24 交差部
25,36 加工装置
26,37 テーブル
27 位置検出部
28,38 加工部

Claims (1)

  1. 複数のワークに対して機械加工を施すための方法であって、
    前記複数のワークを位置決め用ワークに位置決めを伴って取付ける工程と、
    前記複数のワークが前記位置決めを伴って取付けられた状態の前記位置決め用ワークを、前記機械加工に用いる加工装置のテーブル上に固定する工程と、
    前記位置決め用ワークの前記テーブルに対する少なくとも一方向の位置出しを行う工程と、
    前記複数のワークに対して前記機械加工を施す工程とを備えた、ワークの加工方法。
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