JP2017042864A - デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の低下を抑制できる基板上に設けられた素子を含むデバイスを提供すること。【解決手段】実施形態のデバイスは、基板100と、基板100上に設けられた素子200と、基板100とともに素子200を収納する空洞110を形成する膜121−123と、パターンを有するガス吸収部材300とを含む。ガス吸収部材300は、前記空洞内に設けられ、空洞110に晒される部分を含む。【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、基板上に設けられた素子を含むデバイスに関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)MEMS素子を含むデバイスは、基板と、基板上に設けられた固定電極(下部電極)と、固定電極の上方に設けられた可動電極(上部電極)とを備えている。MEMS素子は、さらに基板上に設けられた薄膜ドーム(ダイヤフラム)を備えている。薄膜ドームおよび基板は、固定電極および可動電極を収容する空洞を形成する。
本発明の目的は、特性の変化を抑制できる基板上に設けられた素子を含むデバイスを提供することにある。
実施形態のデバイスは、基板と、前記基板上に設けられた素子と、前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、パターンを有するガス吸収部材とを含む。前記ガス吸収部材は、前記空洞内に設けられ、前記空洞に晒される部分を含む。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図面は、模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は、必ずしも現実のものと同一であるとは限らない。また、図面において、同一符号(添字が異なるものを含む)は同一または相当部分を付してあり、重複した説明は必要に応じて行う。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るデバイスを模式的に示す平面図である。図2は、図1の平面図の2−2断面図である。
図1は、第1の実施形態に係るデバイスを模式的に示す平面図である。図2は、図1の平面図の2−2断面図である。
本実施形態のデバイスは、図2に示すように、基板100およびその上に設けられたMEMS素子200を含む。
基板100は、例えば、半導体基板101と、半導体基板101上に設けられた絶縁膜102とを含む。半導体基板101上には、例えば、CMOS集積回路(不図示)が形成されている。
MEMS素子200は、絶縁膜102上に固定された固定電極(下部電極)103と、固定電極103の上方に設けられ、上下方向に可動な可動電極(上部電極)204Mとを含む。MEMS素子200は、例えば、スイッチング素子またはキャパシタ(容量素子)として用いられる。
絶縁膜102上には配線104が設けられている。固定電極103および配線104の上には絶縁膜105が設けられている。固定電極103上の絶縁膜105はキャパシタ絶縁膜として用いられる。配線104上にはアンカー部204Aが設けられている。アンカー部204Aは、絶縁膜105中に形成された貫通孔を介して配線104に接続されている。可動電極204Mとアンカー部204Aとはばね部205によって接続されている。
本実施形態のデバイスは、さらに、基板100上に絶縁膜105を介して設けられた第1−第3のキャップ膜121−123を含む。第1−第3のキャップ膜121−123は薄膜ドーム(ダイヤフラム)を構成する。基板100および第1−第3のキャップ膜121−123は、固定電極103、配線104、可動電極204M、アンカー部204Aおよびばね部205を収容する空洞110を形成する。
本実施形態のデバイスは、さらに、空洞110内に設けられたゲッター部材(ガス吸収部材)300を含む。ゲッター部材300は、空洞110内の絶縁膜105上に配置されている。
ゲッター部材300の材料(ゲッター材料)は、例えば、チタン(Ti)を含む。TiはCMOSプロセスでも使用される材料である。ゲッター材料としてはZrxFeyもあるが、ZrxFeyはCMOSを汚染する。したがって、ゲッター材料としてはTiを用いることが好ましいである。
ゲッター部材300は、Ti層の単層構造でも構わないし、または、Ti層およびその上に設けられた窒化チタン(TiN)層を含む積層構造でも構わない。Ti層/TiN層の積層構造には以下の利点がある。すなわち、フォトリソグラフィプロセスにおいて、TiN層は露光光に対して反射防止膜として機能するので、寸法精度の高いゲッター部材300を形成することが可能となる。
キャップ膜121−123(薄膜ドーム)の内壁からはガス(例えば、O2 ガス(酸素のガス)やOHガス(OH基(水酸基)のガス))が放出される。上記ガス(放出ガス)は、薄膜ドーム内の圧力の経時的な変化や、薄膜ドーム内の雰囲気の変化をもたらす。これらの変化はMEMS素子の特性の変化をもたらす可能性がある。
しかし、本実施形の場合、放出ガスは、ゲッター部材300の表面に吸着し、ゲッター部材300中に拡散し、そして、ゲッター部材300中に取り込まれる。したがって、放出ガスによるMEMS素子の特性の変化は抑制される。
ゲッター部材300は、図1に示すように、MEMS素子200の回りに形成されているが、MEMS素子200の周囲を完全には囲んではいない。すなわち、ゲッター部材300は一端部E1および他端部E2を有する。ゲッター部材300の一端部E1と他端部E2との間の部分は、ジグザグ状に折れ曲がるパターンを有する。これは、ゲッター部材300の面積を大きくし、多くの放出ガスを取り込めるようにするためである。
ゲッター部材300の一端部E1および他端部E2は図示しない直流の電流源に接続される。電流源から供給される電流がゲッター部材300中に流れると、ゲッター部材300は発熱する。
ゲッター部材300を発熱させる理由は、ゲッター部材300の表面上のチタン酸化物を低減するためである。後述するように、MEMS素子を製造するプロセスの途中で、ゲッター部材300の表面上にはチタン酸化物が形成される。
ゲッター部材300の表面上のチタン酸化物は、ゲッター部材300が放出ガスを取り込むことの妨げとなる。
そこで、本実施形態では、MEMS素子を製造した後、ゲッター部材300中に電流を流し、ゲッター部材300を発熱させることにより、ゲッター部材300の表面に形成されたチタン酸化物を加熱する。加熱されたチタン酸化物は活性化し、チタン酸化物から酸素が分離され、ゲッター部材300の表面上のチタン酸化物は低減される。
チタン酸化物を活性化するためには、ゲッター部材300の温度は、例えば、500−700℃程度まで上げる必要がある。MEMS素子の温度を500−700℃程度まで上げると、MEMS素子は劣化する可能性がある。したがって、MEMS素子を加熱することなく、ゲッター部材300の温度を上げることが重要である。本実施形態では、ゲッター部材300中に電流を流すことで、ゲッター部材300の温度を選択的に上げることができる。
図3は、ゲッター部材300中に電流を流す機構を備えたデバイスの一例を説明するための図である。
このデバイスはチップ1を備えている。チップ1は、図2に示されたデバイス(MEMSデバイス)を含み、さらに直流電源2、スイッチ3、配線4、制御回路5および入力端子6も含んでいる。
ゲッター部材300の一端部E1および他端部E2は、配線4によって直流電源2に接続される。配線4の途中にはスイッチ3が設けられている。スイッチ3のオン/オフは制御回路5からの制御信号S2によって制御される。図3には、オフ状態のスイッチ3が示されている。制御回路5は、チップ1の外部から与えられる信号S1に基づいて動作を開始する。
なお、直流電源2、スイッチ3、配線4、制御回路5および入力端子6は、例えば、MEMS素子200よりも下の層内に設けられる。
ゲッター部材300の表面上に形成されたチタン酸化物の除去を行う場合、まず、信号S1が入力端子6を介して制御回路5に入力される。
制御回路5は信号S1が入力されると、スイッチ3をオンにする制御信号S2を発生する。
スイッチ3がオンになると、直流電源2からの電流は配線4を介してゲッター部材300に与えられ、ゲッター部材300は発熱する。
ゲッター部材300の発熱によってチタン酸化物が除去されたと判断された場合、制御回路5はスイッチ3をオフにする制御信号S2を発生する。上記の判断は、例えば、予め求められた時間に基づいて行われる。具体的には、どの程度の時間だけゲッター部材300中に電流を流すと、チタン酸化物が低減されるのかを予め調べておく。ゲッター部材300中に流す電流が大きいほど、一般には、電流を流す時間は短くて済む。
制御回路5はスイッチ3をオンにする制御信号S2を発生してからの経過時間をモニタし、予め求められた時間が過ぎたら、スイッチ3をオフにする制御信号S2発生する。
図4は、ゲッター部材300中に電流を流す機構を備えたデバイスの他の例を説明するための図である。
このデバイスでは、外部直流電源2aを用いてゲッター部材300中に電流を流す。外部直流電源2aはチップ1の外部に設けられている。チップ1は二つのパッド(外部パッド)7を備えている。外部パッド7に外部直流電源2aを接続することにより、外部直流電源2aからの電流は配線4を介してゲッター部材300に与えられ、ゲッター部材300は発熱する。
なお、配線4およびパッド7は、例えば、MEMS素子200よりも上の層内に設けられる。
以下、本実施例のデバイスをその製造方法に従いながらさらに説明する。
[図5]
まず、周知のプロセスにより、半導体基板101上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に固定電極103および配線104を形成し、さらに、絶縁膜102、固定電極103および配線104を含む領域上に絶縁膜105を形成する。
まず、周知のプロセスにより、半導体基板101上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に固定電極103および配線104を形成し、さらに、絶縁膜102、固定電極103および配線104を含む領域上に絶縁膜105を形成する。
半導体基板101は、例えば、シリコン基板である。絶縁膜102は、例えば、シリコン酸化膜である。固定電極103および配線104の材料は、例えば、アルミニウム(Al)を含む。固定電極103は、例えば、Ti層とAl合金層とTi層の積層体でも構わない。絶縁膜105は、例えば、CVDプロセスにより形成する。絶縁膜105は、例えば、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の絶縁膜である。
なお、以下の図では、簡単のため、図5の半導体基板101および絶縁膜102をまとめて一つの基板100として示してある。
[図6]
絶縁膜105上にゲッター部材300となるチタン膜を形成し、その後、チタン膜をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスにより加工し、ゲッター部材300を形成する。フォトリソグラフィプロセスでは、マスクとして使用されるレジストパターンが形成される。エッチングプロセスは、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)プロセスである。上記レジストパターンは、エッチングプロセス後に酸素アッシングで除去される。酸素アッシングは、ゲッター部材300の表面上にチタン酸化物を生じさせる。
絶縁膜105上にゲッター部材300となるチタン膜を形成し、その後、チタン膜をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスにより加工し、ゲッター部材300を形成する。フォトリソグラフィプロセスでは、マスクとして使用されるレジストパターンが形成される。エッチングプロセスは、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)プロセスである。上記レジストパターンは、エッチングプロセス後に酸素アッシングで除去される。酸素アッシングは、ゲッター部材300の表面上にチタン酸化物を生じさせる。
[図7]
絶縁膜105およびゲッター部材300の上に第1の犠牲膜111を形成し、その後、第1の犠牲膜111および絶縁膜105をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスにより加工し、第1の犠牲膜111および絶縁膜105中に配線104の上面に連通する貫通孔を有する。上記貫通孔は、アンカー部に対応する領域に形成される。第1の犠牲膜111は、例えば、ポリイミド等の有機物を材料とする絶縁膜である。
絶縁膜105およびゲッター部材300の上に第1の犠牲膜111を形成し、その後、第1の犠牲膜111および絶縁膜105をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスにより加工し、第1の犠牲膜111および絶縁膜105中に配線104の上面に連通する貫通孔を有する。上記貫通孔は、アンカー部に対応する領域に形成される。第1の犠牲膜111は、例えば、ポリイミド等の有機物を材料とする絶縁膜である。
[図8]
第1の犠牲膜111上に可動電極およびアンカー部となる導電膜204が形成される。導電膜204は、例えば、スパッタリング法で形成される。上記導電膜の材料は、例えばAl、Alを主成分とする合金、Cu、Au、またはPtである。導電膜204の代わりに半導体膜(例えば、Si膜またはSiGe膜)を用いても構わない。
第1の犠牲膜111上に可動電極およびアンカー部となる導電膜204が形成される。導電膜204は、例えば、スパッタリング法で形成される。上記導電膜の材料は、例えばAl、Alを主成分とする合金、Cu、Au、またはPtである。導電膜204の代わりに半導体膜(例えば、Si膜またはSiGe膜)を用いても構わない。
[図9]
導電膜204上にバネ部205となる導電膜が形成され、その後、当該導電膜をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスを用いて加工することにより、バネ部205が形成される。バネ部205の材料と導電膜204の材料とは、同じでも構わないし、または、異なっていても構わない。また、導電膜の代わりに半導体膜を用いても構わない。
導電膜204上にバネ部205となる導電膜が形成され、その後、当該導電膜をフォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスを用いて加工することにより、バネ部205が形成される。バネ部205の材料と導電膜204の材料とは、同じでも構わないし、または、異なっていても構わない。また、導電膜の代わりに半導体膜を用いても構わない。
[図10]
導電膜204およびバネ部205の上にレジストパターン501が形成される。レジストパターン501は、可動電極およびアンカー部に対応するパターンを有する。
導電膜204およびバネ部205の上にレジストパターン501が形成される。レジストパターン501は、可動電極およびアンカー部に対応するパターンを有する。
[図11]
レジストパターン501をマスクに用いたウェットエッチングにより導電膜204をパターニングすることにより、アンカー部204Aおよび可動電極204Mが形成される。
レジストパターン501をマスクに用いたウェットエッチングにより導電膜204をパターニングすることにより、アンカー部204Aおよび可動電極204Mが形成される。
レジストパターン501で覆われていないバネ部205下に位置する導電膜204は、そのサイドからエッチャント502によりエッチングされる。このため、導電膜204はアンカー部204Aおよび可動電極204Mに分離される。
なお、ウェットエッチング以外の等方性エッチングを用いて導電膜204のパターニングを行っても構わない。
アンカー部204Aおよび可動電極204Mの形成後、レジストパターン501は除去される。
[図12]
第1の犠牲膜111、アンカー部204A、可動電極204Mおよびバネ部205の上に第2の犠牲膜112が形成され、その後、第1の犠牲膜111および第2の犠牲膜112がパターニングされる。第2の犠牲膜112は、例えば、塗布法に形成される、ポリイミド等の有機物を材料とする膜(塗布膜)である。
第1の犠牲膜111、アンカー部204A、可動電極204Mおよびバネ部205の上に第2の犠牲膜112が形成され、その後、第1の犠牲膜111および第2の犠牲膜112がパターニングされる。第2の犠牲膜112は、例えば、塗布法に形成される、ポリイミド等の有機物を材料とする膜(塗布膜)である。
第1の犠牲膜111、第2の犠牲膜112および絶縁膜105の上に複数の貫通孔を有する第1のキャップ膜121が形成される。第1のキャップ膜121は無機薄膜(例えば、シリコン酸化膜)である。第1のキャップ膜121は、例えば、CVDプロセスにより形成される。複数の貫通孔は、犠牲膜111,112を除去するためのガスを第1のキャップ膜121内に供給するために利用される。
[図13]
酸素(O2 )ガス等を用いたアッシングにより、図12に示された第1の犠牲膜111および第2の犠牲膜112が除去される。これにより、基板100と第1のキャップ膜121とにより、MEMS素子の動作空間である空洞(キャビティ)110が形成される。
酸素(O2 )ガス等を用いたアッシングにより、図12に示された第1の犠牲膜111および第2の犠牲膜112が除去される。これにより、基板100と第1のキャップ膜121とにより、MEMS素子の動作空間である空洞(キャビティ)110が形成される。
第1のキャップ膜121上に第2のキャップ膜122が塗布法により形成される。本実施形態では、第2のキャップ膜122は、ポリイミド系樹脂等の有機物を材料とする有機膜(絶縁膜)とする。この場合、第2のキャップ膜122は、第1のキャップ膜121の複数の貫通孔を埋めるように形成でき、そして、第2のキャップ膜122は第1のキャップ膜121よりもガス透過率が高くなる。第2のキャップ膜122は、第1のキャップ膜121の複数の第1の貫通孔を埋めていなくても、上記複数の貫通孔を塞いでいればよい。
その後、図2に示すように、第2のキャップ膜122上に第3のキャップ膜123を形成することにより、薄膜ドーム(キャップ膜121−123)が完成する。第3のキャップ膜123は防湿膜としての役割を果たす。そのためには、第3のキャップ膜123は、第2のキャップ膜122よりもガス透過率が低いことが好ましい。このようなガス透過率の関係は、例えば、第3のキャップ膜123はCVDプロセスによる堆積膜とし、第2のキャップ膜122はスピンコート法による塗布膜とすることで、実現できる。
次に、ゲッター部材300中に電流を流し、ゲッター部材300を発熱させることにより、ゲッター部材300の表面上のチタン酸化物を活性化させ、チタン酸化物から酸素を分離させる。
薄膜ドーム(キャップ膜121−123)内にはチタン酸化物から分離された酸素が生じることになるが、チタン酸化物が低減されたゲッター部材300は上記分離された酸素よりも多くの酸素を取り込むことができる。
したがって、MEMS素子の特性変化の原因となる薄膜ドーム内の酸素等のガスは低減され、特性の変化を抑制できるMEMS素子を含むデバイスを提供できる。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。図15は、図14の平面図の15−15断面図である。
図14は、第2の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。図15は、図14の平面図の15−15断面図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、複数のコイル状のゲッター部材300aを用いることにある。複数のコイル状のゲッター部材300aは基板100中に設けられた配線30およびビア31によって接続されている。図14には、6個のコイル状のゲッター部材300aが示されているが、ゲッター部材300aの数は6個には限定されない。
ゲッター部材300aに高周波電流を流すと、ゲッター部材300aの周囲に磁界が発生し、この磁界によりゲッター部材300の表面に渦電流が流れる。渦電流によりゲッター部材300の表面上のチタン酸化物が加熱される。これにより、第1の実施形態と同様に、チタン酸化物は活性化され、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
ゲッター部材300aに高周波電流を印加するには、例えば、図3または図4中の直流電源を高周波の交流電源に変更した機構を用いればよい。
(第3の実施形態)
図16は、第3の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。
図16は、第3の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、板状のゲッター部材300bを用いることにある。図16には、4個の板状のゲッター部材300bが示されているが、ゲッター部材300bの数は4個には限定されない。
チタン酸化物(TiO2 )のバンドギャップは3.2eV以上である。そこで、本実施形態では、3.2eV以上のエネルギに対応する400nm以下の波長を有する光(UV光)をゲッター部材300bに照射する。UV光が照射されたチタン酸化物は活性化し、チタン酸化物から酸素が分離され、ゲッター部材300bの表面のチタン酸化物は低減される。
UV光の照射は、例えば、第2のキャップ膜122の形成後、または、第3のキャップ膜123の形成後に行われる。
(第4の実施形態)
図17は、第4の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。図18は、図17の平面図の18−18断面図である。
図17は、第4の実施形態に係るMEMSデバイスを模式的に示す平面図である。図18は、図17の平面図の18−18断面図である。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、薄膜ドーム(キャップ膜121−123)内に空洞ゲッター部材300cが設けられていることなる。ゲッター部材300cの一部分は空洞110に晒される。
具体的には、第1のキャップ膜121上にゲッター部材300cが設けられ、ゲッター部材300c上には第2のキャップ膜122、第3のキャップ膜223が順次設けられている。第1のキャップ膜121の複数の貫通孔内のゲッター部材300cが空洞110に晒される。
ゲッター部材300cを形成するためには、図12の工程後、図19に示すように、ゲッター材料の膜を形成し、その後、当該膜をフォリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスを用いて加工することにより、ゲッター部材300cを形成する。
ゲッター材料の膜は、例えば、スパッタリングプロセスにより形成される。ゲッター材料が第1のキャップ膜121の複数の貫通孔を通り抜けることを防止するには、例えば、以下の対策を取る。第1のキャップ膜121の複数の貫通孔の径は小さくし、真空度の高い雰囲気中でスパッタリングを行う。これにより、MEMS素子200上にゲッター材料が堆積することによるMEMS素子200の特性の変化を防止できる。
ゲッター部材300cを形成した後、上記フォリソグラフィプロセスにおいて形成されたレジストパターンを酸素アッシングにより除去する。酸素アッシングにおいて、空洞110の外部のゲッター部材300cの表面は酸素に晒されるが、空洞110(真空の空間)に接しているゲッター部材300c(ゲッターとして使用される部分)は酸素に晒されない。したがって、本実施形態の場合、ゲッター部材300cの表面からチタン酸化物を除去する工程は不要である。
なお、図19の場合、破線Aで囲まれている、第1のキャップ膜121の貫通孔内のゲッター部材300cの断面形状は長方形であり、そして、空洞110(真空の空間)に接しているゲッター部材300cの表面は一つの平面で構成されている。しかし、断面形状は長方形以外でも構わないし、そして、空洞110に接しているゲッター部材300cの表面は二つ以上の平面または一つ以上の曲面で構成されていても構わない。
例えば、粘性の高いゲッター材料が用いた場合、図20(a)および図20(b)に示すように、貫通孔内のゲッター部材300cの断面形状は下に凸の形状となる。図20(a)はV字状の断面形状を示し、図20(b)は下に凸の曲面の断面形状を示している。
逆に、粘性の低いゲッター材料が用いた場合、例えば、図20(c)および図20(d)に示すように、貫通孔内のゲッター部材300cの断面形状は上に凸の形状となる。図20(a)はV字の逆さまの断面形状を示し、図20(b)は上に凸の曲面の断面形状を示している。
このように、空洞110と接している、第1のキャップ膜121の貫通孔内のゲッター部材300cの表面が、図20(a)−(d)のように折れ曲った二つの平面または一つの曲面を含むことによって、貫通孔内のゲッター部材300cが空洞110に接している面積をより大きくすることができる。これにより、ゲッター部材300cの機能(ガス吸着)を高めることが可能となる。
なお、本実施形態の場合、ゲッター部材300cは第1のキャップ膜121の貫通孔を封止するので、第2のキャップ膜122は省いても構わない。
図21は、本実施形態の変形例のMEMS素子200を含むデバイスを示す断面図である。
変形例のMEMS素子200の可動電極204Mは貫通孔を有する。図21には、一つの貫通孔の例が示されているが、貫通孔の数は一つには限定されない。
変形例のMEMS素子200では、可動電極204Mの貫通孔上に、第1のキャップ膜12の貫通孔が存在する。そのため、仮に、図21の矢印で示すように、可動電極204Mの貫通孔上の第1のキャップ膜12の貫通孔からゲッター材料が空洞110内に入ることがあっても、当該ゲッター材料は可動電極204Mの貫通孔を通過して、キャパシタの固定電極103として機能しない領域の絶縁膜105上に堆積する。
すなわち、第1のキャップ膜12の貫通孔から空洞110内に入るゲッター材料が、可動電極204Mおよび固定電極103の上に堆積されることは抑制される。これにより、ゲッター材料の堆積によるMEMS素子200の性能および信頼性の低下は抑制される。
また、可動電極204Mの貫通孔は、図13の工程において、可動電極204M下の犠牲膜111を除去するためのガスの導入口として利用でき、第1の犠牲膜111の除去が容易になる。
なお、図21の変形例において、可動電極204Mに加えて、アンカー部204A中にも貫通孔を設けても構わない。
以上述べた実施形態では、ゲッター部材は基板上またはキャップ膜中に設けられているが、ゲッター部材は他の箇所に設けられていても構わない。ただし、ゲッター部材はその機能(ガス吸収)を発揮するためには空洞に晒される部分を含んでいる必要がある。
ゲッター部材の設置場所としては、基板およびキャップ膜の他に、例えば、図22に示すように、アンカー部204Aおよび可動電極204Mがある。アンカー部204Aおよび可動電極204M上にゲッター部材300を有するデバイスを得るには、例えば、図5の工程に続き、図23および図24の工程を行う。
図23では、絶縁膜105上に、配線104に連通する貫通孔を有する第1の犠牲膜111、導電膜204が形成される。
図24では、導電膜204上にゲッター部材300となる膜が形成され、その後、当該膜をフォリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスを用いて加工することにより、アンカー部および可動電極となる領域の導電膜204上にゲッター部材300dが形成される。その後、図9以降の工程に準じる工程を経て、図22に示されるデバイスが得られる。
以上述べた実施形態の半導体装置およびその製造方法の上位概念、中位概念および下位概念の一部または全ては、例えば以下のような付記1−20またはその組合せで表現できる。
[付記1]
基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記空洞内に設けられ、前記空洞に晒される部分を含み、パターンを有するガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。
基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記空洞内に設けられ、前記空洞に晒される部分を含み、パターンを有するガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。
[付記2]
前記ガス吸収部材は、ジグザグ状に折れ曲がるパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、ジグザグ状に折れ曲がるパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
[付記3]
前記ガス吸収部材は、直流電流が流れると熱を発することを特徴とする付記2に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、直流電流が流れると熱を発することを特徴とする付記2に記載のデバイス。
[付記4]
前記ガス吸収部材は、コイル状のパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、コイル状のパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
[付記5]
前記ガス吸収部材は、交流電流が流れると熱を発することを特徴とする付記4に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、交流電流が流れると熱を発することを特徴とする付記4に記載のデバイス。
[付記6]
前記ガス吸収部材に電流を与える電流源をさらに具備してなることを特徴とする付記1ないし5のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材に電流を与える電流源をさらに具備してなることを特徴とする付記1ないし5のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記7]
前記ガス吸収部材に電流を与える外部電流源に接続されるパッドをさらに具備してなることを特徴とする付記1ないし5のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材に電流を与える外部電流源に接続されるパッドをさらに具備してなることを特徴とする付記1ないし5のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記8]
前記ガス吸収部材は、板状のパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、板状のパターンを有することを特徴とする付記1に記載のデバイス。
[付記9]
前記ガス吸収部材は、光が照射されると活性化されることを特徴とする付記8に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、光が照射されると活性化されることを特徴とする付記8に記載のデバイス。
[付記10]
前記ガス吸収部材は、前記素子の外側の前記基板上に配置されていることを特徴とする付記1ないし9のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、前記素子の外側の前記基板上に配置されていることを特徴とする付記1ないし9のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記11]
前記膜は、複数の貫通孔を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられ、前記複数の貫通孔に面する第2の膜とを含むことを特徴とする付記1ないし10のいずれか1項に記載のデバイス。
前記膜は、複数の貫通孔を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられ、前記複数の貫通孔に面する第2の膜とを含むことを特徴とする付記1ないし10のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記12]
基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記膜中に設けられ、前記空洞に晒される部分を含むガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。
基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記膜中に設けられ、前記空洞に晒される部分を含むガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。
[付記13]
前記膜は、貫通孔を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられた第2の膜とを含み、前記ガス吸収部材は、前記第1の膜と前記第2の膜との間に設けられ、前記第1の膜の前記貫通孔を塞ぐことを特徴とする付記12に記載のデバイス。
前記膜は、貫通孔を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられた第2の膜とを含み、前記ガス吸収部材は、前記第1の膜と前記第2の膜との間に設けられ、前記第1の膜の前記貫通孔を塞ぐことを特徴とする付記12に記載のデバイス。
[付記14]
前記空洞と接している、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の表面は、二つ以上の平面または一つ以上の曲面を含むことを特徴とする付記13に記載のデバイス。
前記空洞と接している、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の表面は、二つ以上の平面または一つ以上の曲面を含むことを特徴とする付記13に記載のデバイス。
[付記15]
前記貫通孔の深さ方向と平行な断面における、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の断面形状は、V字の形状、または、凸の形状を含むことを特徴とする付記13に記載のデバイス。
前記貫通孔の深さ方向と平行な断面における、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の断面形状は、V字の形状、または、凸の形状を含むことを特徴とする付記13に記載のデバイス。
[付記16]
前記膜は前記第2の膜上に設けられた第3の膜をさらに含み、前記第2の膜は前記第1の膜よりもガス透過率が高く、前記第3の膜は前記第2の膜よりもガス透過率が低いことを特徴とする付記11、13ないし15のいずれか1項に記載のデバイス。
前記膜は前記第2の膜上に設けられた第3の膜をさらに含み、前記第2の膜は前記第1の膜よりもガス透過率が高く、前記第3の膜は前記第2の膜よりもガス透過率が低いことを特徴とする付記11、13ないし15のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記17]
前記ガス吸収部材は、チタンの層を含むことを特徴とする付記1ないし16のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、チタンの層を含むことを特徴とする付記1ないし16のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記18]
前記ガス吸収部材は、前記チタンの層の上に設けられた窒化チタンの層をさらに含むことを特徴とする付記17に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、前記チタンの層の上に設けられた窒化チタンの層をさらに含むことを特徴とする付記17に記載のデバイス。
[付記19]
前記ガス吸収部材は、酸素または水酸基のガスを吸収することを特徴とする付記1ないし18のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ガス吸収部材は、酸素または水酸基のガスを吸収することを特徴とする付記1ないし18のいずれか1項に記載のデバイス。
[付記20]
前記素子は、前記基板上に固定された第1の電極と、前記第1の電極の上方に配置され、上下方向に可動である第2の電極とを含むことを特徴とする付記1ないし19のいずれか1項に記載のデバイス。
前記素子は、前記基板上に固定された第1の電極と、前記第1の電極の上方に配置され、上下方向に可動である第2の電極とを含むことを特徴とする付記1ないし19のいずれか1項に記載のデバイス。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…チップ、2…直流電源、2a…外部直流電源、3…スイッチ、4…配線、5…制御回路、30…配線、31…ビア、100…基板、101…半導体基板、102…絶縁膜、103…固定電極(第1の電極)、104…配線、105…絶縁膜、204M…可動電極(第2の電極)、204A…アンカー部、102…絶縁膜、110…空洞、111…第1の犠牲膜、112…第2の犠牲膜、121…第1のキャップ膜、122…第2のキャップ膜、123…第3のキャップ膜、200…MEMS素子、205…ばね部、300,300a,300b,300c,300d…ゲッター部材(ガス吸収部材)、501…レジストパターン、502…エッチャント。
Claims (12)
- 基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記空洞内に設けられ、前記空洞に晒される部分を含み、パターンを有するガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。 - 前記ガス吸収部材は、ジグザグ状に折れ曲がるパターンを有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、直流電流または交流電流が流れると熱を発することを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、コイル状のパターンを有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、光が照射されると活性化されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、前記素子の外側の前記基板上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のデバイス。
- 基板と、
前記基板上に設けられた素子と、
前記基板とともに前記素子を収納する空洞を形成する膜と、
前記膜中に設けられ、前記空洞に晒される部分を含むガス吸収部材と
を具備してなることを特徴とするデバイス。 - 前記膜は、貫通孔を有する第1の膜と、前記第1の膜上に設けられた第2の膜とを含み、前記ガス吸収部材は、前記第1の膜と前記第2の膜との間に設けられ、前記第1の膜の前記貫通孔を塞ぐことを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
- 前記空洞と接している、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の表面は、二つ以上の平面または一つ以上の曲面を含むことを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
- 前記貫通孔の深さ方向と平行な断面における、前記貫通孔内の前記ガス吸収部材の断面形状は、V字の形状、または、凸の形状を含むことを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、チタンの層を含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のデバイス。
- 前記ガス吸収部材は、酸素または水酸基のガスを吸収することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載のデバイス。
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