JP2017041770A - データ無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】センサーから取得した計測データなどの少量のデータを、近接場所にある受信装置に低消費電力で送信するデータ無線通信装置を提供する。
【解決手段】Bluetooth Low Energy規格による通信の機能を有する装置1に次の各手段を具備させる。すなわち、センサー2からデータを取得するデータ取得手段111と、装置識別情報フィールドとそれに続く部分に取得したデータを埋め込んだアドバタイズパケットを生成し、取得したデータに変化があった場合に更新するアドバタイズパケット生成更新手段112と、無線通信可能範囲に存在する無線端末装置3に向けて所定の周期でアドバタイズパケットを送信するアドバタイズパケット送信手段113と、センサー2から取得したデータの変化の有無を判定する判定手段115と、アドバタイズパケットの送信の停止・更新・再開を制御するアドバタイズパケット送信制御手段114である。
【選択図】図1
【解決手段】Bluetooth Low Energy規格による通信の機能を有する装置1に次の各手段を具備させる。すなわち、センサー2からデータを取得するデータ取得手段111と、装置識別情報フィールドとそれに続く部分に取得したデータを埋め込んだアドバタイズパケットを生成し、取得したデータに変化があった場合に更新するアドバタイズパケット生成更新手段112と、無線通信可能範囲に存在する無線端末装置3に向けて所定の周期でアドバタイズパケットを送信するアドバタイズパケット送信手段113と、センサー2から取得したデータの変化の有無を判定する判定手段115と、アドバタイズパケットの送信の停止・更新・再開を制御するアドバタイズパケット送信制御手段114である。
【選択図】図1
Description
センサーから取得した計測データなどの少量のデータを、近接場所にある受信装置に低消費電力で送信するデータ無線通信装置に関するものである。
一般的に、Bluetooth(登録商標) Low Energy通信(以下、「BLE通信」)の技術を使ったペリフェラル装置(以下、「ペリフェラル」)が、携帯端末等のセントラル装置(以下、「セントラル」)との間でセンサー情報等のデータ通信を行う際の手順は次のようなものである。すなわち、セントラルは、アドバタイズパケットを構成している信号(以下、「アドバタイズパケット」という)を発信しているペリフェラルをサーチし、アドバタイズパケットに含まれる会社名情報、機器識別名称等が自分の管理している装置と一致する場合は、コネクション要求をペリフェラルに対して行う。ペリフェラルはアドバタイズパケットを停止し、コネクション信号に切り替え、セントラルからの接続を待つ。セントラルは、接続後(すなわちコネクションの確立後)、ペリフェラルが持っているプロファイル情報を取得し、このプロファイル情報に従って、ペリフェラルからセンサー情報等を取得する。
ここで、用語「アドバタイズパケット」について注釈する。ペリフェラルが自分の存在を知らせるためにパケットを送信する。このパケットには、アドバタイズメント、アドバタイズメントパケット、アドバタイズパケット、アドバタイジングパケットなど種々の呼び方があるが、いずれも意味は同じであり、本明細書では、アドバタイズパケットと統一する。
BLEにおけるアドバタイズパケットの通信とは、コネクション確立以前の段階で近接機器の存在を検出するために行われる通信である。特許文献1に記載の「低消費電力近距離無線通信システム」に関する発明は、コネクション確立前においても、無線端末同士はアドバタイズパケットを授受していることに着目し、これを利用してコネクション確立前であっても無線端末同士が一定の通信を行うことを狙いとしている。
BLEにおけるアドバタイズパケットの通信とは、コネクション確立以前の段階で近接機器の存在を検出するために行われる通信である。特許文献1に記載の「低消費電力近距離無線通信システム」に関する発明は、コネクション確立前においても、無線端末同士はアドバタイズパケットを授受していることに着目し、これを利用してコネクション確立前であっても無線端末同士が一定の通信を行うことを狙いとしている。
特許文献1に記載の発明によれば、コネクション未確立状態で自己の識別情報と任意の通信データを送受信できるため、その場限りで少量データの通信を高速に行うことができる。ペリフェラル無線端末は常時アドバタイズパケットをブロードキャスト送信している({0020}、図2)。
ところで、アドバタイズパケットの構成はBluetoothの標準化団体Bluetooth SIGの仕様書で定義されている。この仕様書によればアドバタイズパケットにはベンダーが自由に使用できる領域がある(図2に従い後述する)。ここにペリフェラルを識別するUUID(Universally Unique ID)を含めることができ、さらにこのUUIDに続く領域にセンサーからの計測データ等を含めることが可能である。しかし、計測データに変化がありデータの更新が必要となっても、送信継続中のアドバタイズパケットの内容を途中で更新することはできない。そのため、データが変化した場合は、一旦アドバタイズパケットを止めて、データの更新を行い、アドバタイズパケットの送信を再開する機能が必要となる。しかし、特許文献1にはかかる機能について特に記載も示唆もない。
本発明は、送信に伴う消費電力を抑制しつつ、データに変化があった場合速やかにアドバタイズパケットを作り直して再発信することにより、スマートフォンのようなセントラルで温度等を計測できるようにすることを目的とする。
ところで、アドバタイズパケットの構成はBluetoothの標準化団体Bluetooth SIGの仕様書で定義されている。この仕様書によればアドバタイズパケットにはベンダーが自由に使用できる領域がある(図2に従い後述する)。ここにペリフェラルを識別するUUID(Universally Unique ID)を含めることができ、さらにこのUUIDに続く領域にセンサーからの計測データ等を含めることが可能である。しかし、計測データに変化がありデータの更新が必要となっても、送信継続中のアドバタイズパケットの内容を途中で更新することはできない。そのため、データが変化した場合は、一旦アドバタイズパケットを止めて、データの更新を行い、アドバタイズパケットの送信を再開する機能が必要となる。しかし、特許文献1にはかかる機能について特に記載も示唆もない。
本発明は、送信に伴う消費電力を抑制しつつ、データに変化があった場合速やかにアドバタイズパケットを作り直して再発信することにより、スマートフォンのようなセントラルで温度等を計測できるようにすることを目的とする。
本発明は、Bluetooth Low Energy規格(以下、「BLE規格」)による通信の機能を有するデータ無線通信装置であって、
センサーからデータを取得するデータ取得手段と、前記取得したデータを埋め込んだアドバタイズパケットを生成し、取得したデータに変化があった場合にアドバタイズパケットを更新するアドバタイズパケット生成更新手段と、無線通信可能範囲に存在する無線端末装置に向けて所定の周期でアドバタイズパケットを送信するアドバタイズパケット送信手段と、センサーから取得したデータの変化の有無を判定する判定手段と、アドバタイズパケットの送信の停止・更新・再開を制御するアドバタイズパケット送信制御手段とを備え、アドバタイズパケットのUUIDを装置識別情報として利用し、UUIDに続くデータの一部に前記取得したデータを埋め込むことを特徴とする。
センサーからデータを取得するデータ取得手段と、前記取得したデータを埋め込んだアドバタイズパケットを生成し、取得したデータに変化があった場合にアドバタイズパケットを更新するアドバタイズパケット生成更新手段と、無線通信可能範囲に存在する無線端末装置に向けて所定の周期でアドバタイズパケットを送信するアドバタイズパケット送信手段と、センサーから取得したデータの変化の有無を判定する判定手段と、アドバタイズパケットの送信の停止・更新・再開を制御するアドバタイズパケット送信制御手段とを備え、アドバタイズパケットのUUIDを装置識別情報として利用し、UUIDに続くデータの一部に前記取得したデータを埋め込むことを特徴とする。
本発明では、BLE規格によってユーザ固有のデータの割り当てが可能とされている領域の一部に、データ無線通信装置を一意に識別するための装置識別情報フィールドを設ける。この装置識別情報フィールドにUUID(Universally Unique ID)を配置し、それに続く部分にセンサー計測データ等の情報を配置することを特徴とする。
この機能により、スマートフォンのようなセントラル装置は、コネクションが未確立の状態で、アドバタイズパケットに計測データも含めて受信することが可能となり、送信回数が節減され、信号送信に伴う消費電力を抑えることができる。
この機能により、スマートフォンのようなセントラル装置は、コネクションが未確立の状態で、アドバタイズパケットに計測データも含めて受信することが可能となり、送信回数が節減され、信号送信に伴う消費電力を抑えることができる。
BLE通信は一般にセントラルとそれと通信を行うペリフェラルとの間で行われる。本発明のデータ無線通信装置はペリフェラルに該当し、ペリフェラルからデータの提供を受ける無線端末装置(例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末など)はセントラルに該当する。携帯端末装置のほかに、BLE通信機能とネットワーク通信機能(LAN/WiFi/3G/LTE)を備えたゲートウェイもセントラルとなりうる。
センサーにはさまざまな種類が考えられ、例えば温湿度センサーや照度センサーがある。データ無線通信装置に温湿度センサーを搭載した場合は、温度、湿度のデータが「計測データ」となり、照度センサーを搭載した場合は、照度が「計測データ」となる。
センサーにはさまざまな種類が考えられ、例えば温湿度センサーや照度センサーがある。データ無線通信装置に温湿度センサーを搭載した場合は、温度、湿度のデータが「計測データ」となり、照度センサーを搭載した場合は、照度が「計測データ」となる。
本発明によれば、アドバタイズパケットを送信することによってセントラル側は、それがどのペリフェラルから送信されたのか識別できる。識別できれば、コネクションの手続きは必要なく、また複数のペリフェラルからデータの取得も可能である。したがって、コネクションの手続きに必要なデータの送受信が略されるので、信号送信に伴う消費電力が抑えられる。
また、アドバタイズパケットの送信は、データの変化があったとき或は所定間隔で送信を停止し、必要ならば更新して送信を再開するので、最新のデータをセントラルに送信できる。
また、アドバタイズパケットの送信は、データの変化があったとき或は所定間隔で送信を停止し、必要ならば更新して送信を再開するので、最新のデータをセントラルに送信できる。
図面を参照しながら、本発明の一実施の形態のデータ無線通信装置を利用したデータ通信システム(以下、「本システム」)について説明する。
本システムは、図1に示すようにデータ無線通信装置1(ペリフェラル)と無線端末装置3(セントラル)から構成される。図1では無線端末装置3が1台のみ記載されているが、台数に制限はない。データ無線通信装置1と無線端末装置3は、それぞれBLEに基づく無線通信機能を有することが必須である。
データ無線通信装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。
データ無線通信装置1は、内蔵あるいは図示しない配線で外付けされているセンサー2を備えるとともに、制御部11、記憶部12、通信インターフェース部13を備える。
データ無線通信装置1は、内蔵あるいは図示しない配線で外付けされているセンサー2を備えるとともに、制御部11、記憶部12、通信インターフェース部13を備える。
制御部11は、CPUによって構成され、記憶部12に記憶されたプログラムに従った処理を実行することにより、データ無線通信装置1の各種機能を制御する。
記憶部12は、自己の識別情報(すなわち、UUIDに書き込まれる情報)、変化前後の計測データなどを記憶するとともに、データ無線通信装置1が各種処理を実現するために必要となるコンピュータプログラムやデータを記憶する。また、各種処理の実行中にデータを一時的に記憶するための作業領域としても用いられる。記憶部12は、ROMやRAMから構成され、ROMに記憶されたコンピュータプログラムはいわゆるファームウェアである。
通信インターフェース部13は、図示しないアンテナを介して、BLE規格に基づく無線信号の送信及び受信を行う。データ無線通信装置1は、図示しない電源部のほかに、適宜操作部やドライバなども備える。なお、データ無線通信装置1は、通常小型であり消費電力も小さいので、取り外し可能なボタン電池などが用いられることが多い。つまり、容量の小さいボタン電池を使用するのであるから、本発明のように消費電力を抑える工夫は必須なのである。
記憶部12は、自己の識別情報(すなわち、UUIDに書き込まれる情報)、変化前後の計測データなどを記憶するとともに、データ無線通信装置1が各種処理を実現するために必要となるコンピュータプログラムやデータを記憶する。また、各種処理の実行中にデータを一時的に記憶するための作業領域としても用いられる。記憶部12は、ROMやRAMから構成され、ROMに記憶されたコンピュータプログラムはいわゆるファームウェアである。
通信インターフェース部13は、図示しないアンテナを介して、BLE規格に基づく無線信号の送信及び受信を行う。データ無線通信装置1は、図示しない電源部のほかに、適宜操作部やドライバなども備える。なお、データ無線通信装置1は、通常小型であり消費電力も小さいので、取り外し可能なボタン電池などが用いられることが多い。つまり、容量の小さいボタン電池を使用するのであるから、本発明のように消費電力を抑える工夫は必須なのである。
次に、制御部11の機能的構成について説明する。制御部11は、データ取得部111、アドバタイズパケット生成更新部112、アドバタイズパケット送信部113、アドバタイズパケット送信制御部114、判定部115、として機能する。
データ取得部111は、センサー2から検知結果を示すデータを取得する。例えば、センサー2が温度センサーであれば、計測された温度を示すデータを取得する。
データ取得部111は、センサー2からの計測データを取得すると、記憶部12に格納するとともに、アドバタイズパケット生成更新部112に渡す。
データ取得部111は、センサー2からの計測データを取得すると、記憶部12に格納するとともに、アドバタイズパケット生成更新部112に渡す。
アドバタイズパケット生成更新部112は、アドバタイズパケットの識別情報フィールドとそれに続く部分にセンサー2から取得した計測データを埋め込み、無線端末装置3へ送信するためのアドバタイズパケットを生成する。
ところで、アドバタイズパケットの構成はBluetooth SIGの仕様書によって図2に示すように定義されている。アドバタイズパケットのペイロード部には、アドバタイザーのアドレスを記述する部分と複数のデータを記述できるアドバタイジングデータの部分とが含まれる。後者には、後続データのデータ長とデータとが記述され、ADTypeが0xFFに対応するAD Data(図2で斜線を付した部分)がユーザの自由にできる部分であり、他の部分は制約がある。そこで、AD Dataの一部をUUIDとセンサー計測データの埋め込み領域として用いることとした。
またアドバタイズパケット生成更新部112は、判定部115によって、更新が必要であると判定された場合、最新の計測データを埋め込んでアドバタイズパケットを更新する。
ところで、アドバタイズパケットの構成はBluetooth SIGの仕様書によって図2に示すように定義されている。アドバタイズパケットのペイロード部には、アドバタイザーのアドレスを記述する部分と複数のデータを記述できるアドバタイジングデータの部分とが含まれる。後者には、後続データのデータ長とデータとが記述され、ADTypeが0xFFに対応するAD Data(図2で斜線を付した部分)がユーザの自由にできる部分であり、他の部分は制約がある。そこで、AD Dataの一部をUUIDとセンサー計測データの埋め込み領域として用いることとした。
またアドバタイズパケット生成更新部112は、判定部115によって、更新が必要であると判定された場合、最新の計測データを埋め込んでアドバタイズパケットを更新する。
アドバタイズパケット送信部113は、アドバタイズパケットを無線端末装置3に、所定の周期で通信インターフェース部13を介して送信する。 データ無線通信装置1が部屋の内部にあり、無線通信可能範囲がその部屋全体であれば、その部屋に存在し且つBLE通信モジュールを備えた無線端末装置3にアドバタイズパケットが送信されることになる。なお、センサー2の種別などに応じて送信周期を調節してもよい。周期を長くすれば送信に伴う消費電力を節減できるからである。
アドバタイズパケット送信制御部114は、アドバタイズパケットの送信停止・更新・送信再開を制御する。送信停止のタイミングについては後述する。
判定部115は、センサー2から取得した最新の計測データと直前の計測データとを比較し、一致していなければアドバタイズパケットの更新が必要であると判定し、記憶部12に変化した計測データを書き込む。
次に、無線端末装置3の構成について説明する。
図1に示すように、無線端末装置3は、制御部31、記憶部32、通信インターフェース部33、表示部34を備える。
図1に示すように、無線端末装置3は、制御部31、記憶部32、通信インターフェース部33、表示部34を備える。
制御部31は、例えばCPUによって構成され、記憶部32に格納されたプログラムを実行することにより、データ無線通信装置1からのデータを受信して表示する機能などを実現する。記憶部32は、ROMやRAMから構成され、制御部31が各種処理を実行するために必要なプログラムやデータを記憶したり、各種処理の実行中にデータを一時的に記憶するための作業領域として用いられたりする。通信インターフェース部33は、図示しないアンテナを介して、信号の送信及び受信を行う。表示部34は、例えばパネルディスプレイであり、データ無線通信装置1から受信した各種計測データを表示する。無線端末装置3は、他に操作部やドライバなども適宜備える。
次に、データ無線通信装置1がアドバタイズパケットに乗せて計測データを送信する際の動作を図3に従い説明する。
センサー2からのデータを読み取り、変数V0に読み取った値をセットする(ステップS1)。アドバタイズパケットのUUIDに続く領域にV0の値をセットし、アドバタイズパケットを生成する(ステップS2)。生成したアドバタイズパケットの送信を開始する(ステップS3)。
無線通信可能範囲内にある無線端末装置3が、データ無線通信装置1からのアドバタイズパケットを受信する。無線端末装置3に実装されたアプリが受信したアドバタイズパケットのUUIDを参照して、データ無線通信装置1を識別し、書き込まれた計測データを読取り、画面に表示する。
無線端末装置3は複数のデータ無線通信装置1からアドバタイズパケットを受信した場合、UUIDを参照することによってデータ無線通信装置1を識別できる。
センサー2からのデータを読み取り、変数V0に読み取った値をセットする(ステップS1)。アドバタイズパケットのUUIDに続く領域にV0の値をセットし、アドバタイズパケットを生成する(ステップS2)。生成したアドバタイズパケットの送信を開始する(ステップS3)。
無線通信可能範囲内にある無線端末装置3が、データ無線通信装置1からのアドバタイズパケットを受信する。無線端末装置3に実装されたアプリが受信したアドバタイズパケットのUUIDを参照して、データ無線通信装置1を識別し、書き込まれた計測データを読取り、画面に表示する。
無線端末装置3は複数のデータ無線通信装置1からアドバタイズパケットを受信した場合、UUIDを参照することによってデータ無線通信装置1を識別できる。
データ無線通信装置1は、所定の周期でセンサー2からデータを取得し、変数V1に取得した値をセットする(ステップS4)。
直前に取得済みのデータV0と最新の取得データV1とを比較し、一致しているならば(ステップS5でYes)、ステップS4へ戻る。
データV0とV1とが一致していないならば(ステップS5でNo)、いったんアドバタイズパケットの送信を停止し(ステップS6)、アドバタイズパケットのUUIDに続く領域を最新のデータV1で更新する(ステップS7)。更新されたアドバタイズパケットの送信を開始し(ステップS8)、変数V0の値を変数V1の値で更新する(ステップS9)。
図3に示す一連のフローにおいてアドバタイズパケットの送信を停止させ、更新データを生成して再送信している。これは、送信中のアドバタイズパケットの識別情報フィールドを途中で更新することはできないためである。
直前に取得済みのデータV0と最新の取得データV1とを比較し、一致しているならば(ステップS5でYes)、ステップS4へ戻る。
データV0とV1とが一致していないならば(ステップS5でNo)、いったんアドバタイズパケットの送信を停止し(ステップS6)、アドバタイズパケットのUUIDに続く領域を最新のデータV1で更新する(ステップS7)。更新されたアドバタイズパケットの送信を開始し(ステップS8)、変数V0の値を変数V1の値で更新する(ステップS9)。
図3に示す一連のフローにおいてアドバタイズパケットの送信を停止させ、更新データを生成して再送信している。これは、送信中のアドバタイズパケットの識別情報フィールドを途中で更新することはできないためである。
上記の図3に従い説明した処理フローでは、送信停止は、センサーの変化があった場合にのみ行っている。しかし、所定の間隔(例えば、30秒、1分など)ごとに送信停止してもよい。先ず停止・判定を行い、必要なら更新して再開するわけである。この処理態様について図4に従い説明する。
センサー2からのデータを読み取り、変数V0に読み取った値をセットし(ステップS1)、V0の値をセットしたアドバタイズパケットを生成する(ステップS2)。生成したアドバタイズパケットの送信を開始する(ステップS11)。アドバタイズパケットを継続送信する所定間隔をTとし、ステップS11で変数tを0で初期化する。
アドバタイズパケットを送信し(ステップS12)、変数tに1を加算する(ステップS13)。tがT未満であれば(ステップS14でNo)、ステップS12に戻って、アドバタイズパケットの送信を継続する。tがT以上であれば(ステップS14でYes)、いったんアドバタイズパケットの送信を停止する(ステップS15)。センサー2からデータを取得し、変数V1に取得した値をセットする(ステップS16)。
直前のデータV0と最新の取得データV1とを比較し、一致しているならば(ステップS17でYes)、直前のアドバタイズパケットの送信を再開し、変数tを0で初期化し(ステップS20)、ステップS12に戻る。
データV0とV1とが一致していないならば(ステップS17でNo)、アドバタイズパケットを最新のデータV1で更新し(ステップS18)、変数V0の値を変数V1の値で更新する(ステップS19)。更新したアドバタイズパケットの送信を開始するとともに、変数tを0で初期化し(ステップS20)、ステップS12に戻り送信を継続する。
なお、図4のフローでデータの変化を判定する処理(ステップS17)は省略し、変化の有無にかかわらず、最新の取得データV1でアドバタイズパケットを更新(ステップS18)してもよい。
アドバタイズパケットを送信し(ステップS12)、変数tに1を加算する(ステップS13)。tがT未満であれば(ステップS14でNo)、ステップS12に戻って、アドバタイズパケットの送信を継続する。tがT以上であれば(ステップS14でYes)、いったんアドバタイズパケットの送信を停止する(ステップS15)。センサー2からデータを取得し、変数V1に取得した値をセットする(ステップS16)。
直前のデータV0と最新の取得データV1とを比較し、一致しているならば(ステップS17でYes)、直前のアドバタイズパケットの送信を再開し、変数tを0で初期化し(ステップS20)、ステップS12に戻る。
データV0とV1とが一致していないならば(ステップS17でNo)、アドバタイズパケットを最新のデータV1で更新し(ステップS18)、変数V0の値を変数V1の値で更新する(ステップS19)。更新したアドバタイズパケットの送信を開始するとともに、変数tを0で初期化し(ステップS20)、ステップS12に戻り送信を継続する。
なお、図4のフローでデータの変化を判定する処理(ステップS17)は省略し、変化の有無にかかわらず、最新の取得データV1でアドバタイズパケットを更新(ステップS18)してもよい。
ここで、本システムの主な特徴をまとめる。
第1の特徴は、コネクション未確立の状態で、アドバタイズパケットのみにセンサーのデータを乗せて定期的に送信することにある。
すなわち、従来のBLEの正当な方式でデータ通信を行う際は、アドバタイズモードからコネクションモードに移行してコネクションを確立しておく必要がある。
これに対し、本システムでは、コネクション未確立の状態でセンサーデータをアドバタイズパケットに埋め込んで送信することができる。
このようにコネクションの確立に伴う信号の送受信が省略されることは、消費電力の低減に資する。
第1の特徴は、コネクション未確立の状態で、アドバタイズパケットのみにセンサーのデータを乗せて定期的に送信することにある。
すなわち、従来のBLEの正当な方式でデータ通信を行う際は、アドバタイズモードからコネクションモードに移行してコネクションを確立しておく必要がある。
これに対し、本システムでは、コネクション未確立の状態でセンサーデータをアドバタイズパケットに埋め込んで送信することができる。
このようにコネクションの確立に伴う信号の送受信が省略されることは、消費電力の低減に資する。
第2の特徴は、アドバタイズパケット送信の停止と再開にある。アドバタイズパケットはペリフェラルを一意に識別する情報を一度送信したならば、通常識別情報を変更してアドバタイズパケット送信しなおすことはない。しかし本システムでは、送信中でも能動的にアドバタイズ信号を停止し、必要に応じてアドバタイズパケットの更新・再送信を行う。
〔変形例〕
図5に示すように、無線端末装置3からインターネットN上のサーバ4にデータを送信する変形例が考えられる。
本発明ではデータ無線通信装置1として、センサーにBLE通信機能を追加した小型の機器を想定しており、インターネット通信機能を備えているとは限らない。この場合、センサー2の計測データを無線端末装置3に送信し、無線端末装置3がインターネットNを介してサーバ4にデータを送信するとよい。サーバ4は任意台数の無線端末装置3から受信した計測データをさまざまな用途に利用することができる。これは本発明のクラウド型活用である。
例えば、高齢者の見守り用途に活用できる。高齢者の居住する部屋にBLE機能を備えた温度センサーを設置し、インターネットに接続可能なタブレットやゲートウェイなどを介して、外出中の家族の携帯端末に対して一定の温度を超えると通知を行うようにする。この通知を見た家族は、高齢者の部屋にあるエアコンの電源を外出先からONにするといったことができる。この時のエアコンのコントロールは、例えばデータ無線通信装置1に備えた赤外線送信LED(図示せず)にリモコン信号を送信することにより行う。
図5に示すように、無線端末装置3からインターネットN上のサーバ4にデータを送信する変形例が考えられる。
本発明ではデータ無線通信装置1として、センサーにBLE通信機能を追加した小型の機器を想定しており、インターネット通信機能を備えているとは限らない。この場合、センサー2の計測データを無線端末装置3に送信し、無線端末装置3がインターネットNを介してサーバ4にデータを送信するとよい。サーバ4は任意台数の無線端末装置3から受信した計測データをさまざまな用途に利用することができる。これは本発明のクラウド型活用である。
例えば、高齢者の見守り用途に活用できる。高齢者の居住する部屋にBLE機能を備えた温度センサーを設置し、インターネットに接続可能なタブレットやゲートウェイなどを介して、外出中の家族の携帯端末に対して一定の温度を超えると通知を行うようにする。この通知を見た家族は、高齢者の部屋にあるエアコンの電源を外出先からONにするといったことができる。この時のエアコンのコントロールは、例えばデータ無線通信装置1に備えた赤外線送信LED(図示せず)にリモコン信号を送信することにより行う。
センサーのデータを迅速かつ低消費電力で携帯電話等に送信することが可能となり、各種センサーからのデータの活用の可能性が広がる。
1:データ無線通信装置
111:データ取得部
112:アドバタイズパケット生成更新部
113:アドバタイズパケット送信部
114:アドバタイズパケット送信制御部
115:判定部
2:センサー
3:無線端末装置
111:データ取得部
112:アドバタイズパケット生成更新部
113:アドバタイズパケット送信部
114:アドバタイズパケット送信制御部
115:判定部
2:センサー
3:無線端末装置
Claims (1)
- Bluetooth Low Energy規格(以下、「BLE規格」)による通信の機能を有するデータ無線通信装置であって、
センサーからデータを取得するデータ取得手段と、
前記取得したデータを埋め込んだアドバタイズパケットを生成し、取得したデータに変化があった場合にアドバタイズパケットを更新するアドバタイズパケット生成更新手段と、
無線通信可能範囲に存在する無線端末装置に向けて所定の周期でアドバタイズパケットを送信するアドバタイズパケット送信手段と、
センサーから取得したデータの変化の有無を判定する判定手段と、
アドバタイズパケットの送信の停止・更新・再開を制御するアドバタイズパケット送信制御手段とを備え、
アドバタイズパケットの装置識別情報フィールドに続く部分に前記取得したデータを埋め込むことを特徴とするデータ無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162489A JP2017041770A (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | データ無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162489A JP2017041770A (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | データ無線通信装置 |
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