JP2017039510A - シュリンクフィルム付台紙 - Google Patents

シュリンクフィルム付台紙 Download PDF

Info

Publication number
JP2017039510A
JP2017039510A JP2015161944A JP2015161944A JP2017039510A JP 2017039510 A JP2017039510 A JP 2017039510A JP 2015161944 A JP2015161944 A JP 2015161944A JP 2015161944 A JP2015161944 A JP 2015161944A JP 2017039510 A JP2017039510 A JP 2017039510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shrink film
mount
panel
packaged
panel part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015161944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6710911B2 (ja
Inventor
志歩 ▲高▼橋
志歩 ▲高▼橋
Shiho Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2015161944A priority Critical patent/JP6710911B2/ja
Publication of JP2017039510A publication Critical patent/JP2017039510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6710911B2 publication Critical patent/JP6710911B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】重量が大きい被包装物や、寸法の縦横比が大きい被包装物を前面に突出させて包装する場合でも、視認性を確保しながら安定して包装可能な包装容器を提供する。【解決手段】被包装物を包むシュリンクフィルム2と、第一パネル部4と、開口部52が形成された第二パネル部5と、前記第一パネル部と前記第二パネル部との間に設けられ、前記シュリンクフィルムに包まれた被包装物を支持するための載置部6と、を有し、前記シュリンクフィルムが接着される一枚の台紙3と、を備え、前記第一パネル部及び前記第二パネル部が前記載置部に対して折り曲げられた状態で、前記第一パネル部及び前記第二パネル部の少なくとも一部が互いに接合される。【選択図】図2

Description

本発明はシュリンクフィルム付台紙に係り、特に被包装物が重い場合であっても安定して保持可能なシュリンクフィルム付台紙に関する。
従来、商品となる被包装物を外部から視認可能に梱包する収納容器が用いられている。例えば、ブリスター包装、スキンパック、カード包装等、透明な包装材で直接包まれた被包装物が、商品表示やデザインが印刷された台紙に固定される包装が用いられている。ブリスター包装は、熱成形したプラスチックシートに被包装物を収納して、台紙で塞いで包装する方法である。スキンパックは、台紙の上に被包装物を載せて、上から加熱したフィルムで直接包装する方法である。カード包装は、紙、合成樹脂、或いは金属板からなる台紙に被包装物を合成樹脂の熱収縮性の皮膜で被覆し、皮膜を過熱して熱収縮させて全体を緊密一体的に被着させて包装する方法である。
上記包装の一例として、台紙に塗布した粘着剤により熱収縮性チューブ(筒状のシュリンクフィルム)を接着させてシュリンクフィルム付台紙とし、被包装物を収納した状態で、シュリンクフィルムを熱収縮させて、被包装物を台紙に取り付けた包装体が知られている(特許文献1、特許文献2)。
さらに、シュリンクフィルム付台紙として、吊り下げ陳列と、商品棚等に自立させた陳列との両方が可能な形態も幾つか提案されている(特許文献3)。
特開昭49−3796号公報 特開2013−82460号公報 特開2012−20762号公報
特許文献1から特許文献3に開示の包装では、台紙の前面に被包装物を貼り付けるため、被包装物の重量が重い場合や、大きさが大きい場合等、台紙の前方の離れた位置に被包装物の重心が位置して吊り下げ陳列時に台紙が前方に撓んで、見栄えが悪くなる場合がある。
特許文献3に開示の包装では、シュリンクフィルムの開口が被包装物の上下方向に位置するため、店頭にて商品を吊り下げ陳列や棚置き陳列する際、商品(被包装物)の底部や天面部に埃が付着する場合がある。
また、被包装物の見せたい面を前面に配置して台紙に貼り付けたいという要望がある。例えば、キャップの上面に商品の特徴が記載された筒状の容器では、キャップの上面が前面となるように配置して包装したい。この他、例えば、身体のテーピング用の粘着テープ等では、伸縮性やクッション性を有する粘着テープが巻き芯に巻かれた円筒形状を有する。このような粘着テープでは、商品名等が記されたシートを粘着テープの厚さ方向の面に設ける場合があり、視認性を高めるために、このシートを前面に配置して包装したい。特許文献1及び特許文献2に開示の包装では、台紙にシュリンクフィルムを筒状に貼り付けた状態で、被包装物をシュリンクフィルムの筒状の空間に配置してシュリンクフィルムを熱収縮させる。そのため、粘着テープのシートを前面に配置するためには、シュリンクフィルムの筒形状の軸線に対して、粘着テープの巻き芯が直交する方向に配置する必要がある。このとき、伸縮性やクッション性を有する粘着テープのように被包装物が柔らかい場合は、シュリンクフィルムにより被包装物の外形が歪む場合があり、美観を損ねる可能性がある。
また、軸方向に長い筒形状や直方体形状の被包装物等、軸方向と周方向の寸法が大幅に異なる形状の被包装物を、台紙に対して長軸が直交する方向に包装する場合、シュリンクフィルムの周方向の寸法とシュリンクフィルムの軸方向の寸法が大幅に異なる。そのため、シュリンクフィルムと台紙との接着部が短く、被包装物が重い場合に被包装物を安定して支持させることが難しい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、重量が大きい被包装物や、寸法の縦横比が大きい被包装物を前面に突出させて包装する場合でも、視認性を確保しながら安定して包装可能なシュリンクフィルム付台紙を提供することを目的とする。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙は、被包装物を包むシュリンクフィルムと、第一パネル部と、開口部が形成された第二パネル部と、前記第一パネル部と前記第二パネル部との間に設けられ、前記シュリンクフィルムに包まれた被包装物を支持するための載置部と、を有し、前記シュリンクフィルムが接着される一枚の台紙と、を備え、前記第一パネル部及び前記第二パネル部が前記載置部に対して折り曲げられた状態で、前記第一パネル部及び前記第二パネル部の少なくとも一部が互いに接合される。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙では、前記シュリンクフィルムは前記載置部に接着部を介して貼りつけられていてもよい。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙では、前記接着部は、前記載置部と前記第一パネル部または第二パネル部との折り線に対して交差する方向に延びて設けられ、前記シュリンクフィルムは、前記接着部が延びる方向に筒状に貼りつけられていてもよい。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙では、前記開口部の下端部は、前記載置部と前記第二パネル部との折り線を含む位置に形成されていてもよい。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙では、前記載置部の縁端部が前記開口部に延出して形成され、前記第二パネル部が前記載置部に対して折り曲げられた状態で、前記縁端部が前記載置部と前記第二パネル部との前記折り線よりも前方に突出するように構成されてもよい。
本発明に係るシュリンクフィルム付台紙は、前記第一パネル部に開口部が形成されていてもよい。
本発明によれば、重量が大きい被包装物や、寸法の縦横比が大きい被包装物を前面に突出させて包装する場合でも、視認性を確保しながら安定して収納可能なシュリンクフィルム付台紙を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙の使用態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙の平面図である。 本発明の一実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙の使用態様を示す正面図である。 シュリンクフィルム付台紙の変形例の平面図である。 シュリンクフィルム付台紙の変形例の使用態様を示す側面図である。 図5の正面図である。
以下、本発明に係るシュリンクフィルム付台紙の一実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1の使用態様を示す斜視図である。図2は、シュリンクフィルム付台紙1を展開した状態を示す平面図である。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1は、図1及び図2に示すように、シュリンクフィルム2と、一枚の台紙3とを備える。シュリンクフィルムは、熱収縮性を有するフィルムであり、熱収縮されることで、内部に配置された被包装物の一部または全部を包む。
シュリンクフィルム2は、矩形のフィルムの対向する二つの側縁21、22を重ねて筒状に丸め、重なり合った側縁21、22同士を接着して封筒貼りにすることでシール部23が形成されている。
シュリンクフィルム2は、加熱により収縮するフィルムであればよい。シュリンクフィルム2の材質としては、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、或いは、ポリエステル系の樹脂が好ましく用いられる。ポリエステル系の樹脂として、農産物由来の持続可能な素材である、ポリ乳酸を用いることも可能であり、環境に対応した包装として好ましく用いることができる。
また、シュリンクフィルム2としては、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれも採用することができるが、熱収縮時の形状変化制御を行う観点では、一軸延伸フィルムの方が好ましい。例えば、シュリンクフィルム2は、端部を貼り合わせて筒状にしたときに、周方向の収縮が軸方向の収縮より大きくなるようにフィルムを配置すると、シュリンク包装を行う際の収縮時に被包装物Pがシュリンクフィルム2から外れることがないので、本用途には適している。
また、シュリンクフィルム2は、加熱時の収縮率(収縮した際の所定方向における長さの減少率)が高いほど収縮時に大きい張力を発生させるため、例えば収縮率40%以上のシュリンクフィルム等が好ましい。ただし、当該張力は、シュリンクフィルム2の面積等によっても変化するため、被包装物Pの形状や、接着される側である台紙3の剛性等によって、シュリンクフィルム4の収縮率や面積は適宜設定されて良い。シュリンクフィルムは、被包装物Pの寸法より長く設定される。さらに、シュリンクフィルム付台紙1の使用前の流通段階等でシュリンクフィルム2が収縮を開始しないように、シュリンクフィルム2の収縮開始温度は60℃以上に設定されるのが好ましい。
台紙3は、第一パネル部4と、第二パネル部5と、載置部6とを備える。図2に示すように、台紙3は、略長方形状の一枚のシートに第一パネル部4と、載置部6と、第二パネル部5とが図2に示す矢印Y方向(台紙の長手方向)に順に設けられ、それぞれの領域の境界に折り線81、82が形成されている。なお、図2に示す矢印Y方向は、シュリンクフィルム付台紙1を立体にしたときは、第一パネル部4及び第二パネル部5の縦方向及び載置部6の奥行方向となる。
シュリンクフィルム付台紙1に用いる台紙3には、紙、プラスチックシート、或いは金属板などの板状のものが使用できる。紙としては、厚紙で剛性(コシ)のあるものであれば、特に限定されない。また表面にアルミ蒸着層のあるアルミ蒸着紙なども使用できる。台紙3には、被包装物Pの商品名や説明の他、意匠性を高める模様等が適宜印刷されてもよい。
第二パネル部5は、略矩形に形成され、図2に示す矢印X方向の中央部、且つ、載置部6との折り線82付近が切り抜かれた開口部52が形成されている。シュリンクフィルム付台紙1を立体に組み立てた時の第二パネル部5の上端部51の略中央部には、シュリンクフィルム付台紙1を吊り下げ展示するための貫通孔9が形成されている。開口部52は、被包装物Pの形状や大きさに応じて適宜設定される。本実施形態では、開口部52は、矢印Y方向に平行に延びる二本の直線部521と、第二パネル部5の上端部51に向かって凸となるアーチ部522を有して形成されている。
載置部6は、第一パネル部4と第二パネル部5との間に位置する。載置部6の矢印Y方向の寸法は、第一パネル部4及び第二パネル部5の矢印Y方向の寸法よりも短い。載置部6の図2に示す矢印X方向の中央部には、載置部6の縁端部61が第二パネル部5の開口部52に突出するように延びる延出部62が形成されている。折り線82は、延出部62を避けて、矢印X方向の延出部62の両側に形成されている。
第一パネル部4は、略矩形に形成され、シュリンクフィルム付台紙1を立体に組み立てた時の上端部41の略中央部には、シュリンクフィルム付台紙1を吊り下げ展示するための貫通孔9が形成されている。矢印Y方向において、第一パネル部4の寸法は、第二パネル部5よりわずかに短い。
載置部6の図2に示す矢印X方向の中央部には、接着部35が設けられてシュリンクフィルム2が貼り付けられている。接着部35は、載置部6上に、折り線81に直交する方向に延びる長方形となるように設けられている。接着部35に用いる接着剤には、特許文献1のように粘着剤を用いてもよい。また、ホットメルト接着剤を用いてもよい。特に日の当たる店頭などで、高温に曝される等の場合は、反応型ホットメルト接着剤が好ましい。従来のホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂を成分として、固形のホットメルト接着剤を加熱、融解して塗布し、冷却することにより固化、接着するものであり、耐熱性の点では限界がある。
反応型ホットメルト接着剤は、最初は固形であって、これを加熱溶融させて用いることは、従来の可塑性樹脂のホットメルト接着剤と同じであるが、塗布、冷却後に、反応が進み硬化して、耐熱性などの物性の高い接着性が得られる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、加熱溶融により生成されたウレタンプレポリマーが、冷却されると末端イソシアネート基を残した状態で固化し、冷却された後も、空気中や被着材に含まれる水分と末端イソシアネート基が反応し、高分子化が進み、より耐熱性の高い接着性を得ることができる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、塗布後に特に硬化を進めるための処理を必要としないので、好ましく用いることができる。
シール部23は、接着部35により台紙3の載置部6に貼り付けられている。シール部23は、接着部35側の面、つまり、台紙3の載置部6と当接する側の面にあることが好ましい。被包装物を包装してシュリンクさせたシュリンクフィルム2が載置部6から立ち上がった際に、なるべく目立たないように接着部34の近傍に配置されるとより好ましい。
筒状のシュリンクフィルム2は、一方の開口が折り線81に沿って配置され、他方の開口が縁端部61よりも前方に突出して配置され、筒をつぶすように矢印Y方向に折り目が設けられている。
次に、図1及び図3を参照して、シュリンクフィルム付台紙1を立体に組み立てた状態を説明する。図3は、シュリンクフィルム付台紙1の使用態様を示す正面図である。図1に示すように、台紙3を二つの折り線81、82で折って、第一パネル部4及び第二パネル部5を起こして立体にし、第一パネル部4の上端部41と第二パネル部5の上端部51とを揃えて当接させる。この状態で第一パネル部4と第二パネル部5とを接着剤等で貼り付ける。第二パネル部5の矢印Y方向の寸法は第一パネル部4よりも長いので、第二パネル部5は、図1に示すように、第一パネル部4側に撓んで湾曲面を形成する。第二パネル部5と載置部6との境界の折り線82は、延出部62を避けて形成されているので、第二パネル部5が立ち上げられても、延出部62は折れ曲がらずに、載置部6の他の部位と同一面上に位置する。
台紙3が立体にされた状態で、被包装物Pを開口部52側の筒状のシュリンクフィルム2の開口から挿入する。本実施形態では、円柱形状の被包装物Pを包装する例を示す。
被包装物Pは、第一パネル部4の折り線81との間に3mm以上の隙間を設けて配置し、且つ、第二パネル部5側では、シュリンクフィルムの端部よりも内側(第一パネル部4側)に端部が位置するように配置する。すなわち、シュリンクフィルム2は、被包装物Pが挿入された状態では、第一パネル部4側において被包装物Pの端部よりも3mm以上突出し、第二パネル部5側では、被包装物Pの前面の位置よりも前方に長く突出した状態となる。
被包装物Pが筒状のシュリンクフィルム2内に配置された状態で、180℃近辺あるいは、55〜60℃程度で加熱して、シュリンクフィルム2を熱収縮させるシュリンク包装を行うことで、シュリンクフィルム2を被包装物Pに密着させる。このときには、反応型ホットメルト接着剤の硬化は進んでいるので、熱によって接着部35の接着強度が落ちることがない。したがって、シュリンクフィルム2が台紙12から剥がれたり、シュリンクフィルム2の台紙3に対する貼着位置がずれることがない。
被包装物Pが筒状のシュリンクフィルム2に包装された状態で、被包装物Pは、上面P1側の一部が開口部52よりも外側(前方)に突出している。被包装物Pの上面P1側の一部は、延出部62により支持されている。一方、被包装物Pの下面(不図示)は第一パネル部4に近接している。
このように、被包装物Pが立体のシュリンクフィルム付台紙1に包装されると、店舗などで商品展示台に設けられたフック等に貫通孔9を通して店頭で吊下げ展示できる。また、載置部6が底部となり、商品展示台に直接置いて展示でき、円柱形状の被包装物Pであっても図3に示すように、上面P1を前方に配置しながら展示でき、被包装物Pが周方向に転がることがない。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1では、被包装物が載置部で安定して支持される。このため、重い被包装物や、長尺な被包装物であっても台紙の撓みや破損を防いで、外観を損ねることなく展示することができる。したがって、重量が大きい被包装物や、寸法の縦横比が大きい被包装物を前面に突出させて包装する場合でも、視認性を確保しながら安定して包装可能である。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1では、開口部52の下端部53は載置部6と第二パネル部5との間の折り線82を含む位置に形成されているので、被包装物Pが載置部6で支持された状態で、被包装物Pが開口部52から視認できる。したがって、被包装物Pを包装容器の外側から容易に視認できる。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1は、底部に載置部6を有し、上面側は第一パネル部4及び第二パネル部5で覆われ、且つ、筒状のシュリンクフィルム2の開口がシュリンクフィルム付台紙1の奥行方向に開口する。そのため、被包装物の上下面が被覆され、商品の陳列時に埃が付着し難く、外観を損ねることなく展示することができる。
本実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1では、立体に組み立てたときに、載置部6の縁端部61が折り線82よりも前側に突出するように構成されているので、被包装物Pを第二パネル部5の前面から突出させた状態で延出部62により支持可能である。したがって、被包装物Pが開口部52から突出した状態でも被包装物Pを安定して支持できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したり、各実施形態の構成を組み合わせたりすることが可能である。
上記実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1の変形例を図4から図6に示す。図4は、変形例のシュリンクフィルム付台紙10の平面図である。図5は、変形例のシュリンクフィルム付台紙10を立体に組み立てた状態を示す側面図であり、図6は、同正面図である。上記実施形態におけるシュリンクフィルム付台紙1と同様の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
上記実施形態では、開口部52が第二パネル部5のみに形成される構成を例示したが、本変形例では、第一パネル部4にも開口部42が形成されている。図4に示すように、第一パネル部4の開口部42は、開口部52と同様に、開口部42の下端部43が載置部6と第一パネル部4との間の折り線81近傍に位置する。
上記実施形態では、載置部6に延出部62が設けられる構成を示したが、延出部62は必須の構成ではなく、変形例のシュリンクフィルム付台紙10のように、延出部62を設けずに、縁端部61が折り線81、82と同一線上、すなわち、開口部42、52の下端部43、53であってもよい。変形例のシュリンクフィルム付台紙10では、載置部6の矢印Y方向(台紙3の長手方向)に沿って接着部35が設けられ、筒状のシュリンクフィルム2の矢印Y方向の端部が載置部6の縁端部61、61よりも上側(図4に示す上側及び下側)に突出するように配置されて接着されている。
上記実施形態では、第一パネル部4及び第二パネル部5のそれぞれの上端部41、51同士を当接させて接合する構成を示したが、第一パネル部4と第二パネル部5とを接合させる構成はこれに限定されない。第一パネル部及び第二パネル部の少なくとも一部が互いに接合されればよい。例えば、変形例のシュリンクフィルム付台紙10では、第一パネル部40の上端部410の矢印X方向の略中央部にフラップ44を設け、第二パネル部50の上端部51の矢印X方向の略中央部、且つ、貫通孔9よりも下方に切り込み54を形成する。矢印Y方向において、第一パネル部40の寸法は、第二パネル部50より短い。図6に示すように、第一パネル部40と、第二パネル部50とを折り線81、82において折り曲げて立ち上げて、第一パネル部40と第二パネル部50とを対向させ、フラップ44を切り込み54に挿入して、第一パネル部40と第二パネル部50とを係合させて接合する。この他、第二パネル部にフラップを形成し、第一パネル部に切り込みを形成して両者を係合させる構成であってもよい。
図5に示すように、変形例のシュリンクフィルム付台紙10を立体にした場合、第一パネル部40と、第二パネル部50と、載置部6とは、側面視において、略二等辺三角形状をなし、第一パネル部40の開口部42と第二パネル部50の開口部52とに略円柱状の被包装物Pが挿入された状態で載置部6に支持される。このような構成であっても、上記実施形態に係るシュリンクフィルム付台紙1と同様に、重量が大きい被包装物や、寸法の縦横比が大きい被包装物を前面に突出させて包装する場合でも、視認性を確保しながら安定して包装可能である。
さらに、変形例のシュリンクフィルム付台紙10では、第一パネル部40にも開口部42が形成されているので、被包装物Pを載置部6の奥行方向(矢印Y方向)の略中央部で固定できる。したがって、長尺な被包装物や重量が大きい被包装物であっても、より安定しやすい位置に被包装物の重心を配置できる。また、被包装物の上面及び下面の両方が視認可能となる。そのため、被包装物の上面に商品名等が表示され、底面に成分表示等が記載されている場合等、消費者が両方を確認できるという効果を奏する。
この他、上記実施形態及び変形例では、載置部6に接着部35を設ける構成を示したが、被包装物が載置部で支持される構成であれば、接着部を設ける位置は特に限定されない。例えば、図示は省略するが、第一パネル部の上下方向に延びるように接着部を設けて、筒状のシュリンクフィルムを第一パネル部の上下方向に筒が延びるように接着し、長尺な被包装物をシュリンクフィルムで密着包装し、被包装物の底面を載置部に当接させた状態で支持する構成であってもよい。この場合、開口部から被包装物の上面側が視認可能に突出する。
この他、上記実施形態では、図2及び図4に示すように、接着部35が載置部6の矢印Y方向に延びるように設けられる構成を示したが、接着部の延設方向はこれに限定されない。例えば、接着部を載置部または第一パネル部の幅方向(図2及び図4に示す矢印X方向)に延びるように設け、筒状のシュリンクフィルムの長手軸を接着部が延びる方向に沿うように配置して接着させる構成であってもよい。この場合、加熱処理後は、シュリンクフィルム付台紙の幅方向の両側にシュリンクフィルムの開口が形成されるので、商品が陳列されている間に埃が付着し難い。また、被包装物の側面を前面に配置した包装にも有効である。
上記実施形態及び変形例では、被包装物が略円筒形状である例を示したが、シュリンクフィルム付台紙に包装される被包装物の形状は略円筒形状に限定されず、立方体、直方体、ボトル、チューブ形状等、各種形状の被包装物に適用可能である。
上記実施形態及び変形例では、台紙を立体にした状態で被包装物を筒状のシュリンクフィルム内に配置して加熱し、密着包装する例を挙げたが、台紙を立体にする前に、被包装物を筒状のシュリンクフィルム内に配置して加熱して密着包装してもよい。
また、上記実施形態及び変形例で示した構成は適宜組み合わせることができる。
1、10 シュリンクフィルム付台紙
2 シュリンクフィルム
3 台紙
4、40 第一パネル部
5、50 第二パネル部
6 載置部
35 接着部
41、51 上端部
52 開口部
53 下端部
61 縁端部
81、82 折り線

Claims (6)

  1. 被包装物を包むシュリンクフィルムと、
    第一パネル部と、開口部が形成された第二パネル部と、前記第一パネル部と前記第二パネル部との間に設けられ、前記シュリンクフィルムに包まれた被包装物を支持するための載置部と、を有し、前記シュリンクフィルムが接着される一枚の台紙と、
    を備え、
    前記第一パネル部及び前記第二パネル部が前記載置部に対して折り曲げられた状態で、前記第一パネル部及び前記第二パネル部の少なくとも一部が互いに接合される
    シュリンクフィルム付台紙。
  2. 前記シュリンクフィルムは前記載置部に接着部を介して貼りつけられている
    請求項1に記載のシュリンクフィルム付台紙。
  3. 前記接着部は、前記載置部と前記第一パネル部または第二パネル部との折り線に対して交差する方向に延びて設けられ、前記シュリンクフィルムは、前記接着部が延びる方向に筒状に貼りつけられている
    請求項2に記載のシュリンクフィルム付台紙。
  4. 前記開口部の下端部は、前記載置部と前記第二パネル部との折り線を含む位置に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシュリンクフィルム付台紙。
  5. 前記載置部の縁端部が前記開口部に延出して形成され、
    前記第二パネル部が前記載置部に対して折り曲げられた状態で、前記縁端部が前記載置部と前記第二パネル部との前記折り線よりも前方に突出するように構成される
    請求項4に記載のシュリンクフィルム付台紙。
  6. 前記第一パネル部に開口部が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシュリンクフィルム付台紙。
JP2015161944A 2015-08-19 2015-08-19 シュリンクフィルム付台紙 Expired - Fee Related JP6710911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161944A JP6710911B2 (ja) 2015-08-19 2015-08-19 シュリンクフィルム付台紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161944A JP6710911B2 (ja) 2015-08-19 2015-08-19 シュリンクフィルム付台紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017039510A true JP2017039510A (ja) 2017-02-23
JP6710911B2 JP6710911B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=58206133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015161944A Expired - Fee Related JP6710911B2 (ja) 2015-08-19 2015-08-19 シュリンクフィルム付台紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6710911B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1470218A (en) * 1922-03-17 1923-10-09 American Lithographic Co Display device
US3376975A (en) * 1967-05-10 1968-04-09 George V.V. Brothers Display holder
JPWO2002098758A1 (ja) * 2001-06-04 2004-09-16 シグマ紙業株式会社 包装体
JP2014172648A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Fuji Seal International Inc 包装材及び包装体
JP2015006911A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 株式会社フジシールインターナショナル 包装体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1470218A (en) * 1922-03-17 1923-10-09 American Lithographic Co Display device
US3376975A (en) * 1967-05-10 1968-04-09 George V.V. Brothers Display holder
JPWO2002098758A1 (ja) * 2001-06-04 2004-09-16 シグマ紙業株式会社 包装体
JP2014172648A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Fuji Seal International Inc 包装材及び包装体
JP2015006911A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 株式会社フジシールインターナショナル 包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6710911B2 (ja) 2020-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919714B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP6091054B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙の包装体およびその製造方法
JP2012188127A (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP6252629B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙およびその製造方法
JP6323073B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP5793776B2 (ja) 複数物品包装体及び複数物品包装用ラベル
JP6710911B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP2011201576A (ja) 包装ケース
JP5493194B2 (ja) 包装材
JP6950145B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙、製造方法
JP5927659B2 (ja) 複数物品包装体及び複数物品包装用ラベル
JP2008120452A (ja) 非粘着性立体ラベル一体型包装用フィルム、その製造方法及び非粘着性立体ラベル付き包装物品
JP6589502B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP6750231B2 (ja) シュリンクフィルム付カートン、シュリンクフィルム付台紙、製造方法
JP5593533B2 (ja) ブリスター容器
JP6326870B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP6589476B2 (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP6586833B2 (ja) 被包装物の包装方法
JP2015160645A (ja) シュリンクフィルム付台紙およびそれを用いた包装体
JP7188947B2 (ja) 包装体
JP2017030793A (ja) シュリンクフィルム付台紙
JP2017137074A (ja) シュリンクフィルム付き台紙
JP6955394B2 (ja) Popラベル、及びラベル付き物品
JP2017214140A (ja) ブリスタパックとブリスタパックの製造方法
JP2006240682A (ja) 包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150820

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180720

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6710911

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees