JP2017038768A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドブラシの良否を容易にチェックする。
【解決手段】床面を自走しながら吸引口を介して塵埃を集塵する筐体と、筐体の床面対向面に設けられ回転しながら床面の塵埃を前記吸引口に誘導するサイドブラシと、床面に光を照射しその反射光を受光して床面の有無を光学的に検知する床面検知センサと、前記床面検知センサの出力を受けてサイドブラシの回転動作と筐体の自走および集塵動作とを制御する制御部を備え、前記サイドブラシは前記対向面に直交するように設けられた回転軸の下端に放射状に設けられた複数束のブラシ束を有し、床面検知センサはサイドブラシが回転軸を中心に回転するとき前記ブラシ束が床面検知センサの光学的な検知動作を間欠的に妨げるように配置され、制御部は床面検知センサの出力を受けて前記ブラシ束の形態上の変化を判定することを特徴とする自走式掃除機。
【選択図】図5

Description

この発明は自走式掃除機に関する。
この発明の背景技術としては、自走しながら床面上の塵埃を空気と共に吸引口を介して筐体内に吸引し、塵埃を除去した空気を外部に排出するようにした掃除機において、赤外線センサのような光学式の床面検知センサを筐体の床面対向面に設置し、それによって床面を監視して掃除機が床面の段差(クリフ)などに落込まないようにすると共に、前記床面対向面に垂直な回転軸から放射状に伸びるブラシ束を有するサイドブラシを筐体に設け、そのサイドブラシの回転によって床面の塵埃を吸引口に掃き寄せるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−130781号公報
しかしながら、従来のこのような自走式掃除機では、サイドブラシのブラシ束が変形したり、破損してサイドブラシが本来の機能を失っても、サイドブラシそのものが筐体の床面対向面に設けられているため、使用者がそれに気付かず、自走式掃除機に効率の悪い掃除作業をさせてしまうという問題点があった。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、サイドブラシの形態上の状況を床面検知センサによって検出することにより、使用者にサイドブラシの変形や破損を容易に知らせるようにした自走式掃除機を提供するものである。
この発明は、床面を自走しながら吸引口を介して塵埃を集塵する筐体と、筐体の床面対向面に設けられ回転しながら床面の塵埃を前記吸引口に誘導するサイドブラシと、床面に光を照射しその反射光を受光して床面の有無を光学的に検知する床面検知センサと、前記床面検知センサの出力を受けてサイドブラシの回転動作と筐体の自走および集塵動作とを制御する制御部を備え、前記サイドブラシは前記対向面に直交するように設けられた回転軸の下端に放射状に設けられた複数束のブラシ束を有し、床面検知センサはサイドブラシが回転軸を中心に回転するとき前記ブラシ束が床面検知センサの光学的な検知動作を間欠的に妨げるように配置され、制御部は床面検知センサの出力を受けて前記ブラシ束の形態上の変化を判定することを特徴とする自走式掃除機を提供するものである。
この発明によれば、サイドブラシが筐体の床面対向面に直交する回転軸に放射状に設けられた複数束のブラシ束を有し、サイドブラシが回転するときにブラシ束が床面検知センサの検知動作を間欠的に妨げるように配置されるので、床面検知センサの出力からサイドブラシの形態上の異常の有無を容易に検出して使用者に知らせることができる。
この発明の第1実施形態に係る自走式掃除機の上面斜視図である。 図1に示す自走式掃除機の底面図である。 図1に示す自走式掃除機の制御回路のブロック図である。 図1に示す自走式掃除機の側面から見た内部構成説明図である。 図1に示す自走式掃除機の要部断面図である。 図3に示す制御回路の要部詳細回路図である。 図6に示す回路の要部波形図である。 図6に示す回路の要部波形図である。 この発明の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。 この発明の第3実施形態の動作を示すフローチャートである。
この発明の自走式掃除機は、床面を自走しながら吸引口を介して塵埃を集塵する筐体と、筐体の床面対向面に設けられ回転しながら床面の塵埃を前記吸引口に誘導するサイドブラシと、床面に光を照射しその反射光を受光して床面の有無を光学的に検知する床面検知センサと、前記床面検知センサの出力を受けてサイドブラシの回転動作と筐体の自走および集塵動作とを制御する制御部を備え、前記サイドブラシは前記対向面に直交するように設けられた回転軸の下端に放射状に設けられた複数束のブラシ束を有し、床面検知センサはサイドブラシが回転軸を中心に回転するとき前記ブラシ束が床面検知センサの光学的な検知動作を間欠的に妨げるように配置され、制御部は床面検知センサの出力を受けて前記ブラシ束の形態上の変化を判定することを特徴とする。
警告部をさらに備え、制御部は床面検知センサの出力からブラシ束の形態上の異常を検出して警告部に警告させてもよい。
制御部は、筐体の自走および集塵動作の開始前にサイドブラシを回転させて前記異常を検出して警告部に警告させてもよい。
制御部は、筐体の自走および集塵動作の終了後にサイドブラシを回転させて前記異常を検出して警告部に警告させてもよい。
制御部は、筐体の自走および集塵動作の実行中に前記異常を検出して警告部に警告させてもよい。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態に係る自走式掃除機の上から見た斜視図であり、図2は図1に示される自走式掃除機の底面図であり、図3は図1に示す自走式掃除機の制御回路のブロック図である。また、図4は図1に示す自走式掃除機の側面から見た内部構成説明図である。
この発明に係る自走式掃除機(以下、掃除ロボットという)は、床面を自走しながら、床面上の塵埃を空気と共に吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面を掃除するようになっている。
掃除ロボット1Aは、円盤形の筐体2を備え、この筐体2の上面に排気口41を備える。図2に示すように底板2aには、回転ブラシ3、一対のサイドブラシ4、吸引口11、一対の駆動輪5、後輪7および前輪8、および一対の床面検知センサ12が設けられている。なお、床面検知センサ12はその検知面が床面に向かって露出している。
また、図4に示すように筐体2内には、吸引口11に接続された吸引路10と、吸引路10の下流側に設けられた集塵部20と、集塵部20の下流側に設けられた電動送風機30と、電動送風機30と排気口41とを接続する排気路40とを備える。
図1に示すように、筐体2は、蓋2b1および蓋2b1の後方位置に形成された排気口41を有する平面視円形の天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。天板2bには掃除ロボット1Aの作動条件や作動指令を入力する操作パネル31と各種情報を表示する表示部50とが設けられている。
底板2a(図2)には、前述の前輪8および一対の駆動輪5の下部を筐体2内から外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。また、側板2cの前方には、図1に示すように掃除ロボット1Aの進行方向の障害物を検出する複数の超音波センサ9が設けられている。
一対の駆動輪5は、筐体2の底板2aと平行な軸5a(図2)を中心に回転可能に設けられており、一対の駆動輪5が同一方向に回転すると筐体2が進退し、各駆動輪5が互いに逆方向に回転すると筐体2が回転するようになっている。
一対の駆動輪5の回転軸は、後述する一対の走行モータからそれぞれ個別に回転力が得られるように連結されており、各走行モータは筐体2の底板2aの内面に直接またはサスペンション機構を介して固定されている。
前輪8はローラからなり、進路上に現れた段差に接触したとき、筐体2が上りの段差を容易に乗り越えられるよう、駆動輪5が接触する床面から少し浮き上がる位置に筐体2の底板2aに回転自在に設けられている。
後輪7は自在車輪からなり、床面と接触するように筐体2の底板2aの一部に回転自在に設けられている。
このように、筐体2に対して前後方向の中間に一対の駆動輪5を配置し、前輪8を床面から浮かせ、掃除ロボット1Aの全重量を一対の駆動輪5と後輪7によって支持できるように、筐体2に対して前後方向に重量が配分されている。これにより、進路前方の塵埃を前輪8によって遮ることなく吸込口11に導くことができる。
回転ブラシ3は、筐体2の底板2aと平行な軸3aを中心に回転可能に吸込口11の入口に設けられている。また、底板2aにおける吸込口11の左右両側のサイドブラシ4は、底板2aと垂直な軸を中心に回転するようになっている。回転ブラシ3は、回転するローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。
サイドブラシ4は、底板2aに直交して設けられた回転軸4aと、回転軸4aの下端に放射状に互いに90度の角度をなすように設けられた複数束(ここでは4束)のブラシ束4bを有している。回転ブラシ3の回転軸3aおよび一対のサイドブラシ4の回転軸4aは、筐体2の底板2aの内面に支持されると共に、その付近に設けられた後述するブラシ駆動モータと、プーリおよびベルトを含む動力伝達機構を介して連結されている。
筐体2の底板2aには、前述のように床面を検知する一対の床面検知センサ12が配置されているので、床面検知センサ12によって下りの段差が検知されると、その検知信号が後述の制御部に送信され、制御部が両駆動輪5を停止するよう制御する。それによって、掃除ロボット1Aの下り段差への落下が防止される。また、制御部は、床面検知センサ12が下りの段差を検知すると、下りの段差を回避して走行するように制御してもよい。
筐体2の側板2cの後端には、内蔵するバッテリーの充電を行う充電端子(図示しない)が設けられている。室内を自走しながら掃除する掃除ロボット1Aは、掃除が終了すると室内に設置されている充電台に帰還する。
これにより、充電台に設けられた端子部に充電端子が接触し、バッテリーの充電が行われる。商用電源(コンセント)に接続される充電台は、通常、室内の側壁に沿って設置される。なお、バッテリーは、各種モータ等の各駆動制御要素に電力を供給する。
図4に示す集塵部20は、吸引路10に接続される集塵ボックス21と、集塵ボックス21に着脱可能に設けられたフィルタ22とを有している。集塵ボックス21は、通常、筐体2内に収納されているが、集塵ボックス21内に捕集された塵埃を廃棄する際は、筐体2の蓋2b1(図1)を開いて出し入れされるようになっている。
図3に示すように、掃除ロボット1A全体の動作制御を行う制御回路は、制御部15a、掃除ロボット1Aの動作に係る設定条件や作動指令を入力する操作パネル31、走行マップ18aや制御プログラム等を記憶する記憶部18、電動送風機30を駆動するためのモータドライバ30a、駆動輪5の走行モータ51を駆動するためのモータドライバ51a、回転ブラシ3とサイドブラシ4を駆動するブラシ用モータ17を定速駆動するためのモータドライバ17a、床面検知センサ12を制御する制御ユニット12a、超音波センサ9を制御する制御ユニット9a、および各種情報を表示する表示部50を備える。
制御部15aはCPU、ROM、RAMからなるマイクロコンピュータを備え、記憶部18に予め記憶されたプログラムに基いて、モータドライバ30a、51a、17aに個別に制御信号を送信し、電動送風機30、走行モータ51およびブラシ用モータ17を駆動制御して、一連の掃除運転を行う。なお、プログラムには、床面の広い領域を清掃する通常モード用と、壁際に沿って清掃する壁際モード用のプログラムデータなどが含まれる。
また、制御部15aは、ユーザーによる設定条件や作動指令を操作パネル31から受け入れて記憶部18に記憶させる。この記憶部18に記憶される走行マップ18aは、掃除ロボット1Aの設置場所周辺の走行経路や走行速度などといった走行に係る情報であり、予めユーザーによって記憶部18に記憶させるか、あるいは掃除ロボット1A自体が掃除運転中に自動的に記録することができる。
このように構成された掃除ロボット1Aにおいて、操作パネル31からの起動指令により、電動送風機30、駆動輪5、回転ブラシ3およびサイドブラシ4が駆動する。これにより、回転ブラシ3、サイドブラシ4、駆動輪5および後輪7が床面に接触した状態で、掃除ロボット1Aは所定の範囲を自走しながら吸込口11から床面の塵埃を含む空気を吸い込む。
このとき、回転ブラシ3の回転によって床面上の塵埃は掻き上げられて吸込口11に導かれる。また、サイドブラシ4の回転によって吸込口11の側方の塵埃が吸込口11に導かれる。
吸込口11から筐体2内に吸い込まれた塵埃を含む空気は、筐体2の吸引路10(図4)を通り、集塵ボックス21内に流入する。集塵ボックス21内に流入した気流は、フィルター22を通過して塵埃が除去された後、電動送風機30に流入して排気路40に導かれ、排気口41から外部へ排出される。この際、集塵ボックス21内の気流に含まれる塵埃は、フィルター22によって捕獲され、集塵ボックス21内に堆積する。
また、掃除ロボット1Aは、前述のように進路上の障害物を検出した場合および掃除領域の周縁に到達した場合、駆動輪5が一旦停止し、次に左右の駆動輪5を互いに逆方向に回転して向きを変える。これにより、掃除ロボット1Aは、設置場所全体あるいは所望範囲全体に障害物を避けながら自走して掃除をすることができる。
また、掃除ロボット1Aは、前述のように、左右の駆動輪5と後輪7の3点で接触しており、前進時に急停止しても後輪7が床面から浮き上がらないようなバランスで重量配分されている。
そのため、掃除ロボット1Aが前進中に下りの段差の手前で急停止しても、それによって掃除ロボット1Aが前のめりに傾いて下りの段差へ落下するということが防止されている。なお、駆動輪5は、急停止してもスリップしないよう、溝を有するゴムタイヤをホイールに嵌め込んで形成されている。
<床面検知センサについて>
図5は床面検知センサ12とサイドブラシ4の配置関係を示す要部断面図である。同図に示すように底板2aに設置された床面検知センサ12は、光学式センサであり、透明ケース13の中に発光素子(赤外線発光ダイオード)14aと、受光素子(フォトトランジスタ)14bを備える。
発光素子14aからの出射光は透明ケース13を介して床面Fを照射し、その反射光が透明ケース13を介して受光素子14bに受光される。それによって、床面検知センサ12は床面Fの有無、つまり正常な床面Fと階段のような大きな段差(クリフ)とを識別するようになっている。
図5に示すサイドブラシ4は前述のように底板2aに直交するように設けられた回転軸4aの下端に放射状に設けられた4束のブラシ束4bを有する。そして、床面検知センサ12はサイドブラシ4が回転軸4aを中心に回転するとき、ブラシ束4bが床面検知センサ12の検知動作を周期的に妨げるように配置されている。つまり、ブラシ束4bは床面検知センサ12の検知期間を決定するシャッターの役割を果たすようになっている。
図6は、床面検知センサ12の制御回路を示す。この制御回路は図3の制御ユニット12aに設けられている。
図6に示すように、発光素子(赤外線発光ダイオード)14aに抵抗R2とNPNトランジスタQ1を介して直流定電圧が印加され、トランジスタQ1のベースにはノード(a)から抵抗R3を介して信号電圧が印加されるようになっている。
一方、受光素子(フォトトランジスタ)14bには抵抗R1を介して前記直流電圧が印加される。そして、抵抗R1の端子電圧つまりノード(b)の電圧は、コンデンサC1と抵抗R4からなる直流成分除去回路(微分回路)を介してノード(c)からコンパレータU1に入力される。
入力された電圧はコンパレータU1において基準電圧Refと比較され、基準電圧Ref以上であるとノード(d)から「High電圧」の信号が出力され、基準電圧Ref未満であると、ノード(d)から「Low電圧」の信号が出力されるようになっている。
このような構成において、図7(a)に示すパルス信号がノード(a)に印加されると、その信号に従って発光素子(赤外線発光ダイオード)14aが発光し、床面F(図5)を照射する。床面Fで反射した光を受光素子(フォトトランジスタ)14bが受光すると、それに伴ってノード(b)に図7(b)に示すような信号が表れる。この信号は直流成分除去回路で直流成分が除去され図7(c)に示す信号がノード(c)に入力される。
この信号がコンパレータU1において基準電圧Refと比較され、基準電圧Refより大きい波高値を有するので、ノード(d)から図7(d)に示す信号が制御部15a(図3)へ出力され、制御部15aは床面Fが正常に存在することを認識する。
一方、掃除機が大きい段差(クリフ)に差しかかり、受光素子14bの受光する床面Fからの反射光が弱くなると、ノード(b)に表れる信号は図7(e)に示すように小さくなる。この信号の交流成分が除去され、図7(f)に示す信号がノード(c)に入力される。
コンパレータU1において基準電圧Refと比較され、基準電圧Refより小さいので、ノード(d)からは図7(g)に示すように信号が表れず、制御部15aは、掃除機が大きい段差(クリフ)に差しかかったことを認識し、掃除機の移動を停止させるか、進行方向を変更させる。
ところで、前述のように図5に示す床面検知センサ12は、サイドブラシ4が回転軸4aを中心に回転するとき、ブラシ束4bが床面検知センサ12の検知動作を妨げるシャッターとして作用するので、サイドブラシ4が一定速度(例えば、120rpm)で回転するとき、制御ユニット12aから制御部15aへ出力される信号は図8のようになる。
つまり、床面検知期間Tfとサイドブラシ束4bによる遮光期間Tbとが一定周期で交互にくり返される。従って、サイドブラシ束4bのいずれかに形態上の変化、つまり変形や欠損などが生じると、それは遮光期間Tbの変化として現れる。
そこで、制御部15aは床面検知期間Tfにおいて床面の存在の有無を認識すると同時に、遮光期間Tbを検出して所定時間Tsと比較する。TbとTsとの差が所定範囲内、つまり
|Tb−Ts|<ε (ε:所定の微小時間)…(1)
であれば、制御部15aブラシ束4bの形態に変化はなく正常であると判定し、式(1)が成立しない場合には、ブラシ束4bの形態に変化、つまり湾曲や欠損などが生じたと判定する。そして、その判定結果は、表示部50に表示され使用者に警告される。
図9は第1実施形態におけるサイドブラシ4のチェック動作を示すフローチャートである。この実施形態では、サイドブラシ4のチェック動作を掃除作業の実行前に行うようにしている。
図9を用いて第1実施形態の動作を説明する。最初、掃除ロボット1A(図1)はホームポジション(充電台)で待機している。
図1に示す操作パネル31から起動指令が入力されると(ステップS1)、モータドライバ17aによってサイドブラシ4が回転する(ステップS2)。この時、電動送風機30や走行モータ51には通電されず、ロボット掃除機1Aは停止状態にある。
そして、制御部15aは、制御ユニット12aから出力される図8の信号を時間t1の間、チェックする(ステップS3)。そして、式(1)が満たされて、サイドブラシ4の不良が検出されない場合には(ステップS4)、予めプログラムされている所定の掃除作業が実行される(ステップS5)。
そして、所定の掃除作業が完了すると(ステップS6)、掃除ロボット1Aは前述のように充電台に帰還し、停止状態となる(ステップS7)。
なお、ステップS4においてサイドブラシ4の不良が検出された場合には、所定時間t2だけ「サイドブラシ不良」の情報が表示部50(図1、図3)に表示される(ステップS8、S9)。この場合には、所定の掃除作業は実行されず、掃除ロボット1Aは充電台に帰還し停止状態になる(ステップS7)。
そして、サイドブラシ4が正常な状態に補修されない限り、ルーチンはステップS4からステップS5へ進むことができないため、掃除ロボット1Aは掃除作業を実行することはない。
(第2実施形態)
図10は第2実施形態におけるサイドブラシ4のチェック動作を示す図9対応図である。その他の構成と動作は第1実施形態と同等である。この実施形態では、サイドブラシのチェック動作を掃除作業の完了後に行うようにしている。
図10を用いて第2実施形態の動作を説明する。操作パネル31から起動指令が入力されると(ステップS11)、予めプログラムされている所定の掃除作業が実行される(ステップS12)。そして、所定の作業が完了すると(ステップS13)、掃除ロボット1Aは充電台に帰還し停止状態となる(ステップS14)。
次に、掃除ロボット1Aは停止状態のままで、サイドブラシ4が所定時間t1だけ回転して(ステップS15、S16)、図8に示す信号がチェックされ、サイドブラシ4の不良が検出されない場合には(ステップS17)、サイドブラシ4が停止される(ステップS18)。
ステップS17において、サイドブラシ4の不良が検出された場合には、「サイドブラシ不良」の情報が表示部50に所定時間t2だけ表示され(ステップS19、S20)、サイドブラシ4が停止される(ステップS18)。従って、作業者は掃除ロボット1Aの掃除作業の終了後に表示部50の表示を確認してサイドブラシ4の補修の必要性の有無を知ることができる。
(第3実施形態)
図11は第3実施形態におけるサイドブラシ4のチェック動作を示す図9対応図である。その他の構成は第1実施形態と同等である。この実施形態では、サイドブラシ4のチェック動作を掃除作業中に行うようにしている。
図11において、操作パネル31から起動指令が入力されると(ステップS21)、所定の掃除作業が実行される(ステップS22)、そして、図8に示す信号がチェックされ、サイドブラシ4の不良が検出されない場合には(ステップS23)、所定の掃除作業が継続され、完了すると(ステップS24)、掃除ロボット1Aは充電台に帰還し停止状態となる(ステップS25)。
一方、ステップS23においてサイドブラシ4の不良が検出されると、「サイドブラシ不良」の情報が表示部50に所定時間t2だけ表示され(ステップS26、S27)、掃除ロボット1Aは掃除作業を中止して充電台へ帰還し停止状態になる。
従って、サイドブラシ4が正常な状態に補修されない限り、掃除ロボット1Aは次の掃除作業開始後、直ちに停止することになる。
第1〜3実施形態において、「サイドブラシ不良」の情報を表示部50に表示して作業者に警告したが、発音体(例えば、ブザーやスピーカ)を用いて、音や音声で警告するようにしてもよい。
また、第1〜3実施形態において、床面検知センサ12に受光素子14bにフォトトランジスタを用いているが、それに代えてCMOSイメージセンサを用いることにより、床面の検知とサイドブラシのチェック精度をさらに向上させることができる。
1A 掃除ロボット、 2 筐体、 2a 底板、 2b 天板,2c 側板、 3 回転ブラシ、 4 サイドブラシ、 4a 回転軸、 4b ブラシ束、 5 駆動輪、 7 後輪、 8 前輪、 10 吸引路、 11 吸引口、 12 床面検知センサ、 13 透明ケース、 14a 発光素子、 14b 受光素子、 20 集塵部、 21 集塵ボックス 22 フィルタ、 31 操作パネル、 40 排気路、 41 排気口、 50 表示部、 F 床面

Claims (5)

  1. 床面を自走しながら吸引口を介して塵埃を集塵する筐体と、筐体の床面対向面に設けられ回転しながら床面の塵埃を前記吸引口に誘導するサイドブラシと、床面に光を照射しその反射光を受光して床面の有無を光学的に検知する床面検知センサと、前記床面検知センサの出力を受けてサイドブラシの回転動作と筐体の自走および集塵動作とを制御する制御部を備え、前記サイドブラシは前記対向面に直交するように設けられた回転軸の下端に放射状に設けられた複数束のブラシ束を有し、床面検知センサはサイドブラシが回転軸を中心に回転するとき前記ブラシ束が床面検知センサの光学的な検知動作を間欠的に妨げるように配置され、制御部は床面検知センサの出力を受けて前記ブラシ束の形態上の変化を判定することを特徴とする自走式掃除機。
  2. 警告部をさらに備え、制御部は床面検知センサの出力からブラシ束の形態上の異常を検出して警告部に警告させる請求項1記載の自走式掃除機。
  3. 制御部は、筐体の自走および集塵動作の開始前にサイドブラシを回転させて前記異常を検出して警告部に警告させる請求項2記載の自走式掃除機。
  4. 制御部は、筐体の自走および集塵動作の終了後にサイドブラシを回転させて前記異常を検出して警告部に警告させる請求項2記載の自走式掃除機。
  5. 制御部は、筐体の自走および集塵動作の実行中に前記異常を検出して警告部に警告させる請求項2記載の自走式掃除機。
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