JP2017038306A - 復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法 - Google Patents

復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異常が発生した装置の復旧を行う復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法を提供する。
【解決手段】復旧システム10は、通信ネットワーク22を介して通信可能な2つ以上の装置11を備える。装置11aは、通信部19aと、自装置に固有の第1情報と、他の装置11bに固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部20aと、制御部21aと、を有する。制御部21aは、記憶部20aに記憶された第1情報の異常有りと判定すると、第1異常発生信号を通信ネットワーク22へ出力し、他の装置11bから第1異常発生信号を取得すると、復旧信号を通信ネットワーク22へ出力し、第1異常発生信号の出力後に、通信部19aを介して他の装置11bから復旧信号を取得すると、復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された第1情報の復旧を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、異常が発生した装置の復旧を行う復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法に関する。
従来、例えば車載カメラなどの装置を備える車両において、装置の異常発生を検出することが行われている。例えば、特許文献1には、車両に複数のカメラが設置され、カメラの不具合発生時に他のカメラを選択して代替利用する技術が開示されている。
特開2010−136295号公報
しかしながら、車両に備えられる複数のカメラのそれぞれは、車両上の異なる位置に、異なる方向を向いて設置されることが一般的である。このため、複数のカメラの車両上の設置位置および設置方向によっては、カメラの異常発生時に他のカメラを代替利用できない可能性がある。したがって、装置に発生し得る異常の対策について、改善の余地があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、異常が発生した装置の復旧を行う復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る復旧システムは、
通信ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を備え、
前記装置は、
前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力し、
前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得し、
前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力し、
第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う。
また、本発明に係る装置は、
通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力し、
前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得し、
前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力し、
第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う。
また、本発明に係る車載カメラは、
車両に設置される車載カメラであって、
前記車両に備えられた車載ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
自カメラに固有の第1情報と、他の前記車載カメラに固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自カメラの識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記車載ネットワークへ出力し、
前記通信部を介して、前記他の車載カメラの識別情報を含む信号を前記車載ネットワークから選択的に取得し、
前記他の車載カメラから第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記車載ネットワークへ出力し、
第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記車載カメラから復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う。
また、本発明に係る車両は、
前記車両に備えられた車載ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を備え、
前記装置は、
前記車載ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記車載ネットワークへ出力し、
前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記車載ネットワークから選択的に取得し、
前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記車載ネットワークへ出力し、
第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う。
また、本発明に係る復旧方法は、
通信ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を用いる復旧方法であって、
前記装置は、自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部を有し、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定するステップと、
前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力するステップと、
前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力するステップと、
第1異常発生信号の出力後に、前記取得ステップにおいて他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行うステップと、
を含む。
本発明に係る復旧システム、装置、車載カメラ、車両、および復旧方法によれば、異常が発生した装置を復旧し得る。
本発明の一実施形態に係る復旧システムの概略構成を示すブロック図である。 図1の復旧システムを備える車両を示す概略図である。 図1の記憶部の記憶領域を示す図である。 図1の撮像装置の動作を説明するフローチャートである。 図4の取得処理を示すフローチャートである。 図4の状態判定処理を示すフローチャートである。 図4の復旧処理を示すフローチャートである。 図4の出力処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
はじめに、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る復旧システム10について説明する。復旧システム10は、複数の撮像装置(車載カメラ)11と、画像処理装置12と、表示装置13と、を備える。本実施形態において、複数の撮像装置11は、例えば撮像装置11a(フロントカメラ)および撮像装置11b(リアカメラ)である。復旧システム10が備える撮像装置11の数は、3つ以上であってもよく、例えばサイドカメラなどをさらに備えてもよい。
図2に示すように、撮像装置11a(フロントカメラ)は、車両14の前方の周辺領域を撮像可能となるように設置される。撮像装置11aの撮像画像は、例えば車両14の前方の周辺領域に存在する障害物の検出などに用いられる。また撮像装置11b(リアカメラ)は、車両14の後方の周辺領域を撮像可能となるように設置される。撮像装置11bの撮像画像は、例えば車両14の後進時に、表示装置13に表示させるために用いられる。撮像装置11aおよび11bは、例えば魚眼レンズなどの画角の広いレンズを備えており、車両14の周辺領域を広角撮影可能である。また表示装置13は、例えば車両14の運転席から視認可能な位置に配置される。
次に、復旧システム10が備える各構成要素について具体的に説明する。図1に示すように、撮像装置11aは、光学系15aと、撮像素子16aと、AFE17aと、画像処理部18aと、通信部19aと、記憶部20aと、制御部21aと、を備える。同様に、撮像装置11bは、光学系15bと、撮像素子16bと、AFE17bと、画像処理部18bと、通信部19bと、記憶部20bと、制御部21bと、を備える。撮像装置11b及びその構成要素15b−21bは、撮像装置11a及びその構成要素15a−21aとそれぞれ同様であるため、説明は省略する。
光学系15aは、絞りおよび1以上のレンズを含んで構成され、被写体像を結像させる。本実施形態において、光学系15aは広い画角を有しており、車両14の前方の周辺領域を含む撮像範囲の被写体像を結像可能である。
撮像素子16aは、例えばCCD撮像素子またはCMOS撮像素子であって、光学系15aによって結像される被写体像を撮像して、撮像画像を生成する。ここで、撮像素子16aがCMOS撮像素子である場合には、AFE17aの各機能を撮像素子16aが有する構成であってもよい。
AFE17aは、例えばCDS、AGC、およびADCを含む。AFE17aは、撮像素子16aによって生成されたアナログの撮像画像に対し、CDS、ゲイン調整(AGC)、およびA/D変換(ADC)等の所定の前段画像処理を施す。
画像処理部18aは、例えばDSPなどの画像処理専用のプロセッサを含む。画像処理部18aは、AFE17aによって前段画像処理が施された撮像画像に対して、ホワイトバランス調整、露出調整処理、色補間、明るさ補正、およびガンマ補正等の所定の後段画像処理を施す。
通信部19aは、例えばCANなどの車載ネットワーク(通信ネットワーク)22、およびビデオ信号線などの専用線23を介して、それぞれ情報の入出力を行うインターフェースである。
記憶部20aは、例えばメモリであって、種々の情報およびプログラムを記憶する。例えば記憶部20aは、車載ネットワーク22内において撮像装置11aを一意に識別可能な識別情報を記憶する。本実施形態において、識別情報は、CAN−IDであるがこれに限られず、例えば撮像装置11aのMACアドレスなどであってもよい。また例えば、記憶部20aは、撮像装置11aの動作に必要な種々の情報、例えば後述する各種フラグを記憶する。
また記憶部20aは、撮像装置11a(自装置)に固有の情報(第1情報)を記憶する。第1情報は、例えば撮像装置11aが設置される車両14の車両定数や、車両14における撮像装置11aの設置位置に応じて定まるパラメータなど、撮像装置11aの動作に必要な情報を含む。図3に示すように、第1情報は、記憶部20aの第1記憶領域24aに格納される。以下、記憶部20aの第1記憶領域24aにおけるメモリアドレス(例えば、A100、A101、A102、…)毎に1つの第1情報が記憶されるものとして説明する。すなわち、1以上の第1情報が、それぞれ第1記憶領域24a内のメモリアドレスと対応付けて記憶部20aに記憶される。
また記憶部20aは、他の撮像装置11bの第1情報に対応する情報(第2情報)を記憶する。第2情報は、例えば他の撮像装置11bのバックアップデータであって、他の撮像装置11bの対応する第1情報と同一である。図3に示すように、第2情報は、記憶部20aの第2記憶領域25aに記憶される。以下、記憶部20aの第2記憶領域25aにおけるメモリアドレス(例えば、A200、A201、A202…)毎に1つの第2情報が記憶されているものとして説明する。すなわち、1以上の第2情報が、それぞれ第2記憶領域25a内のメモリアドレスと対応付けて記憶部20aに記憶される。
また記憶部20aは、撮像装置11aの第1情報に対応する情報(第3情報)を記憶する。第3情報は、例えば撮像装置11aのバックアップデータであって、撮像装置11aの第1情報と同一である。図3に示すように、第3情報は、記憶部20aの第3記憶領域26aに記憶される。以下、記憶部20aの第3記憶領域26aにおけるメモリアドレス(例えば、A300、A301、A302、…)毎に1つの第3情報が記憶されているものとして説明する。すなわち、1以上の第3情報が、それぞれ第3記憶領域26a内のメモリアドレスと対応付けて記憶部20aに記憶される。
また記憶部20aは、他の撮像装置11bにおける第1情報のメモリアドレスと、当該第1情報に対応する(即ち、当該第1情報と同一の)第2情報の撮像装置11a(自装置)におけるメモリアドレスと、の対応関係を示す情報(第1対応情報)を記憶する。
具体的には、第1対応情報において、図3に示すように、他の撮像装置11bの記憶部20bの第1記憶領域24bにおけるメモリアドレス(B100、B101、B102、…)と、撮像装置11a(自装置)の記憶部20aの第2記憶領域25aにおけるメモリアドレス(A200、A201、A202、…)と、がそれぞれ対応付けられる(図中の実線矢印参照)。ここで、記憶部20bのメモリアドレスB100、B101、B102、…に記憶された第1情報と、記憶部20aのメモリアドレスA200、A201、A202、…に記憶された第2情報と、がそれぞれ同一である。
後述するように、第1対応情報は、他の撮像装置11bから第1異常発生信号を取得した場合に制御部21aによって用いられる。
また記憶部20aは、他の撮像装置11bにおける第2情報のメモリアドレスと、当該第2情報に対応する(即ち、当該第2情報と同一の)第1情報の撮像装置11a(自装置)におけるメモリアドレスと、の対応関係を示す情報(第2対応情報)を記憶する。
具体的には、第2対応情報において、図3に示すように、他の撮像装置11bの記憶部20bの第2記憶領域25bにおけるメモリアドレス(B200、B201、B202、…)と、撮像装置11a(自装置)の記憶部20aの第1記憶領域24aにおけるメモリアドレス(A100、A101、A102、…)と、がそれぞれ対応付けられる(図中の破線矢印参照)。ここで、記憶部20bのメモリアドレスB200、B201、B202、…に記憶された第2情報と、記憶部20aのメモリアドレスA100、A101、A102、…に記憶された第1情報と、がそれぞれ同一である。
後述するように、第2対応情報は、他の撮像装置11bから第2異常発生信号を取得した場合に制御部21aによって用いられる。
また記憶部20aは、撮像装置11aにおける第1情報のメモリアドレスと、当該第1情報に対応する(即ち、当該第1情報と同一の)第3情報のメモリアドレスと、の対応関係を示す情報(第3対応情報)を記憶する。
具体的には、第3対応情報において、図3に示すように、撮像装置11aの記憶部20aの第1記憶領域24aにおけるメモリアドレス(A100、A101、A102、…)と、第3記憶領域26aにおけるメモリアドレス(A300、A301、A302、…)と、がそれぞれ対応付けられる(図中の一点鎖線矢印参照)。ここで、記憶部20aのメモリアドレスA100、A101、A102、…に記憶された第1情報と、メモリアドレスA300、A301、A302、…に記憶された第3情報と、がそれぞれ同一である。
後述するように、第3対応情報は、記憶部20aに記憶された第1情報の異常が検出された場合に制御部21aによって用いられる。
制御部21aは(図1参照)、例えば専用のマイクロプロセッサまたは特定のプログラムを読み込むことによって特定の機能を実行する汎用のCPUである。制御部21aは、撮像装置11a全体の動作を制御する。
例えば制御部21aは、撮像素子16aの動作を制御して、周期的に、例えば30fpsで被写体を撮像させる。また制御部21aは、画像処理部18aおよび通信部19aの動作を制御して、後段画像処理が施された撮像画像を、専用線23を介して画像処理装置12へ出力させる。
また制御部21aは、記憶部20aに記憶された情報または他の撮像装置11bの記憶部20bに記憶された情報に異常が発生した場合に、異常が発生した情報を復旧する動作(復旧動作)を実行する。本実施形態において情報の異常とは、例えば撮像装置11aに対する過電流の影響などによって、記憶部20aに記憶された情報が正常値から異常値へ変化した状態をいう。具体的には、制御部21aは、受信処理、状態判定処理、復旧処理、および送信処理を繰り返し実行することによって、復旧動作を実行する。以下、制御部21aが行う復旧動作について説明する。
はじめに制御部21aは、本動作の実行に用いる各種のフラグを初期化する。本実施形態では、例えば以下のフラグが用いられる。
・ACamEFlag:撮像装置11a(自装置)において発生した異常を検出したか否かを示す。初期値=0で異常を検出していない。
・BCamEFlag:他の撮像装置11bにおいて発生した異常を検出したか否かを示す。初期値=0で異常を検出していない。
・ACamEfixFlag:撮像装置11a(自装置)の異常が確定したか否かを示す。初期値=0で異常が確定していない。
・ARetry:第1復旧処理を実行済みであるか否かを示す。初期値=0で第1復旧処理が未実行である。
・AComRetry:第2復旧処理を実行済みであるか否かを示す。初期値=0で第2復旧処理が未実行である。
・ARetryFlag:第1復旧処理を実行するか否かを示す。初期値=0で第1復旧処理を実行しない。
・AComRetryFlag:第2復旧処理を実行するか否かを示す。初期値=0で第2復旧処理を実行しない。
続いて制御部21aは、車両14の電源がONであるか否かを判定する。電源がOFFである場合には、制御部21aは、復旧動作を終了する。
続いて制御部21aは、受信処理を実行する。受信処理の詳細については後述する。
続いて制御部21aは、状態判定処理を実行する。状態判定処理の詳細については後述する。
続いて制御部21aは、復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=1である場合に、復旧処理を実行すると判定する。一方、制御部21aは、ACamEFlag=0である場合に、復旧処理を実行しないと判定する。
続いて制御部21aは、復旧処理を実行すると判定した場合に、復旧処理を実行する。概略として、復旧処理は、記憶部20aの第1記憶領域24a(図3参照)に記憶された情報(第1情報)に異常が検出された場合に、第3記憶領域26aに記憶された情報(第3情報)を用いて、異常が検出された第1情報の復旧を行う第1復旧処理を含む。また復旧処理は、記憶部20aの第1記憶領域24aに記憶された情報(第1情報)または第2記憶領域25aに記憶された情報(第2情報)に異常が検出された場合に、他の撮像装置11bの記憶部20bの第2記憶領域25bに記憶された情報(第2情報)または第1記憶領域24bに記憶された情報(第1情報)を用いて、異常が検出された第1情報または第2情報の復旧を行う第2復旧処理を含む。復旧処理の詳細については後述する。
続いて制御部21aは、送信処理を実行する。送信処理の詳細については後述する。以下、制御部21aが実行する受信処理、状態判定処理、復旧処理、および送信処理についてそれぞれ説明する。
(受信処理)
まず、受信処理について説明する。はじめに通信部19aは、車載ネットワーク22へ出力されたデータを受信して、受信バッファに格納する。
次に制御部21aは、通信部19aの受信バッファに格納されたデータのうち、他の撮像装置11bの識別情報(例えば、CAN−ID)が含まれるデータを選択的に取得する。例えば制御部21aは、受信バッファにおいて、他の撮像装置11bの識別情報と、他の撮像装置11bにおいて異常が発生した情報を示す情報、例えば異常が発生したメモリアドレス(異常アドレス)と、を含む異常発生信号のデータの有無を判定する。異常発生信号のデータが受信バッファに存在する場合には、制御部21aは、当該データを受信バッファから取得する。
以下、他の撮像装置11bにおいて異常が発生した情報が、記憶部20bにおける第1記憶領域24b(図3参照)に記憶された情報(第1情報)である場合における異常発生信号を、第1異常発生信号ともいう。また、他の撮像装置11bにおいて異常が発生した情報が、記憶部20bにおける第2記憶領域25bに記憶された情報(第2情報)である場合における異常発生信号を、第2異常発生信号ともいう。
異常発生信号のデータを取得した場合には、制御部21aは、当該データに含まれる異常アドレスを記憶する。具体的には、制御部21aは、異常アドレスが例えば「B101」である場合には、BCamEadd=B101と定める。続いて制御部21aは、他の撮像装置11bにおいて発生した異常を検出したと判定する。具体的には、制御部21aは、BCamEFlag=1と定める。
続いて制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定する。一方、制御部21aは、AComRetryFlag=0である場合に、第2復旧処理を実行しないと判定する。
第2復旧処理を実行すると判定した場合には、制御部21aは、通信部19aの受信バッファにおいて、他の撮像装置11bの識別情報と、後述するように撮像装置11a(自装置)において異常が発生した情報(例えば、異常アドレス「A100」の第1情報)に対応する情報(例えば、メモリアドレス「B200」の第2情報)と、を含む復旧信号のデータの有無を判定する。復旧信号のデータが受信バッファに存在する場合には、制御部21aは、当該データを受信バッファから取得して、第2復旧処理用データとして記憶部20aに記憶させる。具体的には、制御部21aは、AComRdata=メモリアドレス「B200」の第2情報と定める。
(状態判定処理)
次に、状態判定処理について説明する。はじめに制御部21aは、記憶部20aに記憶された情報、例えば第1情報および第2情報の異常の有無を判定する。異常の検出には、本実施形態ではチェックサムを用いる手法を採用するが、任意の異常検出手法が採用可能である。
情報の異常が検出されない場合には、制御部21aは、自装置に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ACamEfixFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。
一方、情報の異常(例えば、メモリアドレス「A100」の第1情報の異常)が検出された場合には、制御部21aは、撮像装置11aの異常が確定したか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1である場合に、異常が確定済みと判定する。一方、制御部21aは、ACamEfixFlag=0である場合に、異常が確定済みでないと判定する。
異常が確定済みでない場合には、制御部21aは、第2復旧処理を実行済みであるか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetry=1である場合に、第2復旧処理を実行済みと判定する。一方、制御部21aは、AComRetry=0である場合に、第2復旧処理を実行済みでないと判定する。
第2復旧処理を実行済みである場合には、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常が確定したと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1と定める。続いて制御部21aは、復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=0と定める。
一方、第2復旧処理を実行済みでない場合には、制御部21aは、第1復旧処理を実行済みであるか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ARetry=1である場合に、第1復旧処理を実行済みと判定する。一方、制御部21aは、ARetry=0である場合に、第1復旧処理を実行済みでないと判定する。
第1復旧処理を実行済みである場合には、制御部21aは、第2復旧処理を実行すると定める。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1と定める。続いて制御部21aは、第1復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=0と定める。
一方、第1復旧処理を実行済みでない場合には、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常アドレスを記憶部20aに記憶する。具体的には、制御部21aは、ACamEadd=異常アドレス(例えば、「A100」)と定める。また制御部21aは、撮像装置11a(自装置)において発生した異常を検出したと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=1と定める。そして制御部21aは、異常アドレスが記憶部20aの第1記憶領域24a内のメモリアドレスである場合には、第1復旧処理を実行すると定める。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=1と定める。
(復旧処理)
次に、復旧処理について説明する。はじめに制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定する。一方、制御部21aは、AComRetryFlag=0である場合に、第2復旧処理を実行しないと判定する。
第2復旧処理を実行すると判定した場合には、制御部21aは、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶しているか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRdata=NULLでない場合に、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶していると判定し、後述する第2復旧処理を行う。一方、制御部21aは、AComRdata=NULLである場合に、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶していないと判定する。
一方、第2復旧処理を実行しないと判定した場合には、制御部21aは、第1復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=1である場合に、第1復旧処理を実行すると判定し、後述する第1復旧処理を行う。一方、制御部21aは、ARetryFlag=0である場合に、第1復旧処理を実行しないと判定する。
(第1復旧処理)
まず第1復旧処理について説明する。はじめに制御部21aは、記憶部20aの第3記憶領域26aの第3情報(例えば、「A300」の第3情報)を抽出して、第1記憶領域24a内の異常アドレス(例えば、「A100」)へ上書き(コピー)する。
続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報を読み出し、例えばチェックサムに基づいて異常の有無を判定する。
異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出されない場合には、制御部21aは、情報の復旧に成功したと判定し、撮像装置11a(自装置)に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。そして制御部21aは、第1復旧処理を終了する。
一方、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出された場合には、制御部21aは、情報の上書きの実行回数(リトライ回数)が所定の基準値を満了したか否かを判定する。
リトライ回数が基準値に満たない場合には、制御部21aは、再度異常アドレスへ上書きを実行し、異常の有無を判定する。
一方、リトライ回数が基準値と等しい場合には、制御部21aは、第1復旧処理の実行済みと定める。具体的には、制御部21aは、ARetry=1と定める。そして制御部21aは、第1復旧処理を終了する。
(第2復旧処理)
次に第2復旧処理について説明する。はじめに制御部21aは、記憶部20aに記憶した第2復旧処理用データを、異常アドレス(例えば、「A100」)へ上書き(コピー)する。
続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報を読み出し、例えばチェックサムに基づいて異常の有無を判定する。
異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出されない場合には、制御部21aは、情報の復旧に成功したと判定し、撮像装置11a(自装置)に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。そして制御部21aは、第2復旧処理用データを消去して(AComRdata=NULL)、第2復旧処理を終了する。
一方、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出された場合には、制御部21aは、情報の上書きの実行回数(リトライ回数)が所定の基準値を満了したか否かを判定する。
リトライ回数が基準値に満たない場合には、制御部21aは、再度異常アドレスへ上書きを実行し、異常の有無を判定する。
一方、リトライ回数が基準値と等しい場合には、制御部21aは、第2復旧処理の実行済みと定める。具体的には、制御部21aは、AComRetry=1と定める。続いて制御部21aは、第2復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aはAComRetryFlag=0と定める。そして制御部21aは、第2復旧処理用データを消去して(AComRdata=NULL)、第2復旧処理を終了する。
(送信処理)
次に、送信処理について説明する。はじめに制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常が確定済みか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1である場合に、異常が確定済みと判定する。一方、制御部21aは、ACamEfixFlag=0である場合に、異常が確定済みでないと判定する。
異常が確定済みである場合には、制御部21aは、撮像装置11a(または記憶部20a)の異常確定を示す情報を、通信部19aの送信バッファに格納する。異常確定を示す情報は、例えば撮像装置11aの記憶部20aの異常アドレスを示す情報または記憶部20aの異常を示す情報などを含む。異常確定を示す情報は、後述するように送信バッファから車載ネットワーク22へ出力される際に撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、異常確定信号として出力される。異常確定信号は、例えば当該異常確定信号を取得した表示装置に、撮像装置11aの異常を通知するための画像を表示させる。
一方、異常が確定済みでない場合には、制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定し、撮像装置11a(自装置)の記憶部20aの異常アドレス(例えば、「A100」)を示す情報を送信バッファに格納する。異常アドレスを示す情報は、後述するように送信バッファから車載ネットワーク22へ出力される際に撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、異常発生信号として出力される。
続いて制御部21aは、他の撮像装置11bにおいて発生した異常を検出しているか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、BCamEFlag=1である場合に、他の撮像装置11bの異常を検出していると判定する。一方、制御部21aは、BCamEFlag=0である場合に、他の撮像装置11bの異常を検出していないと判定する。
他の撮像装置11bの異常を検出していないと判定した場合には、制御部21aは、送信バッファに格納された情報それぞれに、撮像装置11a(自装置)の識別情報を付加し、車載ネットワーク22へ出力させる。
一方、他の撮像装置11bの異常を検出していると判定した場合には、制御部21aは、記憶部20aに記憶された第1対応情報または第2対応情報との比較に基づいて、他の撮像装置11bの異常アドレス(例えば、BCamEadd=B101)に対応する撮像装置11a(自装置)の記憶部20aのメモリアドレス(例えば、A201)の情報を抽出し、送信バッファに格納する。当該情報は、後述するように送信バッファから車載ネットワーク22へ出力される際に撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、復旧信号として出力される。続いて制御部21aは、他の撮像装置11bの異常フラグを初期化(BCamEFlag=0)する。そして制御部21aは、送信バッファに格納された情報それぞれに、撮像装置11a(自装置)の識別情報を付加し、車載ネットワーク22へ出力させる。
画像処理装置12は(図1参照)、例えば所定の画像処理を実行可能なECUを含んで構成される。画像処理装置12は、専用線23を介して撮像装置11から受信した撮像画像に対して、所定の画像処理を実行する。
例えば、画像処理装置12は、車両14前方の周辺領域を撮像した撮像装置11a(フロントカメラ)の撮像画像に対して、例えば切り出し処理および物体認識処理などを実行する。画像処理装置12は、物体認識処理によって、例えば車両14の近傍に歩行者やガードレールなどの障害物を検出可能である。画像処理装置12は、車両14の近傍に障害物を検出した場合に、当該障害物の存在を示す情報を、車載ネットワーク22または専用線23を介して表示装置13へ出力する。
また例えば、画像処理装置12は、車両14後方の周辺領域を撮像した撮像装置11b(リアカメラ)の撮像画像に対して、例えば切り出し処理、歪み補正処理、視点変換処理、および画像重畳処理などを実行する。画像重畳処理によって、運転者を補助するための画像、例えば後進する車両14の進行方向を示すガイドライン画像などが、撮像画像上に重畳される。また、画像重畳処理によって、表示装置13や車両14に搭載されたナビゲーションシステムのために用いるGUIの画像が、撮像画像上に重畳される。そして画像処理装置12は、専用線23を介して当該撮像画像を表示装置13へ出力する。
表示装置13は、例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ、およびタッチパネルなどを含んで構成される。表示装置13は、画像処理装置12から受信した情報および撮像画像を表示可能である。例えば、表示装置13は、画像処理装置12から取得した障害物の存在を示す情報に基づいて、車両14の近傍に障害物が存在することを運転者に警告する表示を行う。また例えば、表示装置13は、ガイドライン画像が重畳された、車両14後方の周辺領域を撮像した画像を表示する。
次に、図4のフローチャートを参照して、撮像装置11aが実行する復旧動作について説明する。本動作は、例えばイグニッションなど、車両14の電源がONになったときに開始される。
ステップS100:はじめに制御部21aは、本動作の実行に用いる各種のフラグを初期化する。
ステップS101:続いて制御部21aは、車両14の電源がONであるか否かを判定する。電源がOFFである場合には(ステップS101−No)、制御部21aは、復旧動作を終了する。
ステップS102:続いて制御部21aは、受信処理を実行する。
ステップS103:続いて制御部21aは、状態判定処理を実行する。
ステップS104:続いて制御部21aは、復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=1である場合に、復旧処理を実行すると判定し(ステップS104−Yes)、ステップS105に進む。一方、制御部21aは、ACamEFlag=0である場合に、復旧処理を実行しないと判定し(ステップS104−No)、ステップS106に進む。
ステップS105:ステップS104で復旧処理を実行すると判定した場合には(ステップS104−Yes)、制御部21aは、後述する復旧処理を実行する。
ステップS106:ステップS105の後、またはステップS104で復旧処理を実行しないと判定した場合には(ステップS104−No)、制御部21aは、送信処理を実行する。その後、ステップS101に戻る。
次に、図5のフローチャートを参照して、上述したステップS102で実行される受信処理について説明する。
ステップS200:はじめに通信部19aは、車載ネットワーク22へ出力されたデータを受信して、受信バッファに格納する。
ステップS201:次に制御部21aは、受信バッファにおいて、他の撮像装置11bの識別情報と、他の撮像装置11bにおいて異常が発生した情報を示す情報と、を含む異常発生信号のデータの有無を判定する。異常発生信号のデータが受信バッファに存在する場合には(ステップS201−Yes)、制御部21aは、当該データを受信バッファから取得して、ステップS202に進む。一方、異常発生信号のデータが受信バッファに存在しない場合には(ステップS201−No)、ステップS204に進む。
ステップS202:ステップS201において異常発生信号のデータが受信バッファに存在する場合には(ステップS201−Yes)、制御部21aは、当該データに含まれる異常アドレスを記憶する。具体的には、制御部21aは、異常アドレスが例えば「B101」である場合には、BCamEadd=B101と定める。
ステップS203:続いて制御部21aは、他の撮像装置11bにおいて発生した異常を検出したと判定する。具体的には、制御部21aは、BCamEFlag=1と定める。
ステップS204:ステップS203の後、またはステップS201において異常発生信号のデータが受信バッファに存在しない場合には(ステップS201−No)、制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定し(ステップS204−Yes)、ステップS205に進む。一方、制御部21aは、AComRetryFlag=0である場合に、第2復旧処理を実行しないと判定し(ステップS204−No)、受信処理を終了して上述したステップS103に進む。
ステップS205:ステップS204において第2復旧処理を実行すると判定した場合には(ステップS204−Yes)、制御部21aは、通信部19aの受信バッファにおいて、復旧信号のデータの有無を判定する。復旧信号のデータが受信バッファに存在する場合には(ステップS205−Yes)、ステップS206に進む。一方、復旧信号のデータが受信バッファに存在しない場合には(ステップS205−No)、制御部21aは受信処理を終了して、上述したステップS103に進む。
ステップS206:ステップS205において復旧信号のデータが受信バッファに存在する場合には(ステップS205−Yes)、制御部21aは、当該データを受信バッファから取得して、第2復旧処理用データとして記憶部20aに記憶させる。具体的には、制御部21aは、AComRdata=メモリアドレス「B200」の第2情報と定める。
次に、図6のフローチャートを参照して、上述したステップS103で実行される状態判定処理について説明する。
ステップS300:はじめに制御部21aは、記憶部20aに記憶された情報、例えば第1情報および第2情報の異常の有無を判定する。異常が検出されない場合には(ステップS300−No)、ステップS301に進む。一方、異常が検出された場合には(ステップS300−Yes)、ステップS302に進む。
ステップS301:ステップS300において異常が検出されない場合には(ステップS300−No)、制御部21aは、自装置に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ACamEfixFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。そして制御部21aは、状態判定処理を終了して、上述したステップS104に進む。
ステップS302:ステップS300において異常が検出された場合には(ステップS300−Yes)、制御部21aは、撮像装置11aの異常が確定したか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1である場合に、異常が確定済みと判定し(ステップS302−Yes)、状態判定処理を終了して、上述したステップS104に進む。一方、制御部21aは、ACamEfixFlag=0である場合に、異常が確定済みでないと判定し(ステップS302−No)、ステップS303に進む。
ステップS303:ステップS302において異常が確定済みでない場合には(ステップS302−No)、制御部21aは、第2復旧処理を実行済みであるか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetry=1である場合に、第2復旧処理を実行済みと判定し(ステップS303−Yes)、ステップS304に進む。一方、制御部21aは、AComRetry=0である場合に、第2復旧処理を実行済みでないと判定し(ステップS303−No)、ステップS306に進む。
ステップS304:ステップS303において第2復旧処理を実行済みである場合には(ステップS303−Yes)、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常が確定したと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1と定める。
ステップS305:続いて制御部21aは、復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=0と定める。そして制御部21aは、状態判定処理を終了して、上述したステップS104に進む。
ステップS306:ステップS303において第2復旧処理を実行済みでない場合には(ステップS303−No)、制御部21aは、第1復旧処理を実行済みであるか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ARetry=1である場合に、第1復旧処理を実行済みと判定し(ステップS306−Yes)、ステップS307に進む。一方、制御部21aは、ARetry=0である場合に、第1復旧処理を実行済みでないと判定し(ステップS306−No)、ステップS309に進む。
ステップS307:ステップS306において第1復旧処理を実行済みである場合には(ステップS306−Yes)、制御部21aは、第2復旧処理を実行すると定める。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1と定める。
ステップS308:続いて制御部21aは、第1復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=0と定める。そして制御部21aは、状態判定処理を終了して、上述したステップS104に進む。
ステップS309:ステップS306において1復旧処理を実行済みでない場合には(ステップS306−No)、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常アドレスを記憶部20aに記憶する。具体的には、制御部21aは、ACamEadd=異常アドレス(例えば、「A100」)と定める。
ステップS310:続いて制御部21aは、撮像装置11a(自装置)において発生した異常を検出したと定める。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag=1と定める。
ステップS311:そして制御部21aは、異常アドレスが記憶部20aの第1記憶領域24a内のメモリアドレスである場合には、第1復旧処理を実行すると定める。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=1と定める。そして制御部21aは、状態判定処理を終了して、上述したステップS104に進む。
次に、図7のフローチャートを参照して、上述したステップS105で実行される復旧処理について説明する。
ステップS400:はじめに制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定し(ステップS400−Yes)、ステップS401に進む。一方、制御部21aは、AComRetryFlag=0である場合に、第2復旧処理を実行しないと判定し(ステップS400−No)、ステップS410に進む。
ステップS401:ステップS400において第2復旧処理を実行すると判定した場合には(ステップS400−Yes)、制御部21aは、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶しているか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRdata=NULLでない場合に、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶していると判定し(ステップS401−Yes)、ステップS402に進む。一方、制御部21aは、AComRdata=NULLである場合に、記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶していないと判定し(ステップS401−No)、復旧処理を終了して上述したステップS106に進む。
ステップS402:ステップS401において記憶部20aが第2復旧処理用データを記憶していると判定した場合には(ステップS401−Yes)、制御部21aは、第2復旧処理用データを、異常アドレス(例えば、「A100」)へ上書き(コピー)する。
ステップS403:続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報を読み出し、例えばチェックサムに基づいて異常の有無を判定する。
ステップS404:続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出されない場合には、情報の復旧に成功したと判定し(ステップS404−Yes)、ステップS405へ進む。一方、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出された場合には(ステップS404−No)、ステップS406に進む。
ステップS405:ステップS404において情報の復旧に成功したと判定した場合には(ステップS404−Yes)、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。その後、ステップS409に進む。
ステップS406:ステップS404において異常が検出された場合には(ステップS404−No)、制御部21aは、情報の上書きの実行回数(リトライ回数)が所定の基準値を満了したか否かを判定する。リトライ回数が基準値に満たない場合には(ステップS406−No)、ステップS402に戻る。一方、リトライ回数が基準値と等しい場合には(ステップS406−Yes)、ステップS407へ進む。
ステップS407:ステップS406においてリトライ回数が基準値と等しい場合には(ステップS406−Yes)、制御部21aは、第2復旧処理の実行済みと定める。具体的には、制御部21aは、AComRetry=1と定める。
ステップS408:続いて制御部21aは、第2復旧処理を実行しないと定める。具体的には、制御部21aはAComRetryFlag=0と定める。
ステップS409:ステップS405またはステップS409の後、制御部21aは、第2復旧処理用データを消去し(AComRdata=NULL)、復旧処理を終了して、上述したステップS106に進む。
ステップS410:ステップS400において第2復旧処理を実行しないと判定した場合には(ステップS400−No)、制御部21aは、第1復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ARetryFlag=1である場合に、第1復旧処理を実行すると判定し(ステップS410−Yes)、ステップS411に進む。一方、制御部21aは、ARetryFlag=0である場合に、第1復旧処理を実行しないと判定し(ステップS410−No)、復旧処理を終了して、上述したステップS106に進む。
ステップS411:ステップS410において第1復旧処理を実行すると判定した場合には(ステップS410−Yes)、制御部21aは、記憶部20aの第3記憶領域26aの第3情報(例えば、「A300」の第3情報)を抽出して、第1記憶領域24a内の異常アドレス(例えば、「A100」)へ上書き(コピー)する。
ステップS412:続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報を読み出し、例えばチェックサムに基づいて異常の有無を判定する。
ステップS413:続いて制御部21aは、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出されない場合には、情報の復旧に成功したと判定し(ステップS413−Yes)、ステップS414へ進む。一方、異常アドレスに上書きされた情報に異常が検出された場合には(ステップS413−No)、ステップS415に進む。
ステップS414:ステップS413において情報の復旧に成功したと判定した場合には(ステップS413−Yes)、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)に関するフラグを初期化する。具体的には、制御部21aは、ACamEFlag、ARetry、AComRetry、ARetryFlag、およびAComRetryFlagを初期化する。そして制御部21aは、復旧処理を終了して、上述したステップS106に進む。
ステップS415:ステップS413において異常が検出された場合には(ステップS413−No)、制御部21aは、情報の上書きの実行回数(リトライ回数)が所定の基準値を満了したか否かを判定する。リトライ回数が基準値に満たない場合には(ステップS415−No)、ステップS411に戻る。一方、リトライ回数が基準値と等しい場合には(ステップS415−Yes)、ステップS416へ進む。
ステップS416:ステップS415においてリトライ回数が基準値と等しい場合には(ステップS415−Yes)、制御部21aは、第1復旧処理の実行済みと定める。具体的には、制御部21aは、ARetry=1と定める。そして制御部21aは、復旧処理を終了して、上述したステップS106に進む。
次に、図8のフローチャートを参照して、上述したステップS106で実行される送信処理について説明する。
ステップS500:はじめに制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の異常が確定済みか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、ACamEfixFlag=1である場合に、異常が確定済みと判定し(ステップS500−Yes)、ステップS501に進む。一方、制御部21aは、ACamEfixFlag=0である場合に、異常が確定済みでないと判定し(ステップS500−No)、ステップS502に進む。
ステップS501:ステップS500において異常が確定済みである場合には(ステップS500−Yes)、制御部21aは、撮像装置11a(または記憶部20a)の異常確定を示す情報を、通信部19aの送信バッファに格納する。異常確定を示す情報は、後述するステップS507において撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、異常確定信号として出力される。
ステップS502:ステップS500において異常が確定済みでない場合には(ステップS500−No)、制御部21aは、第2復旧処理を実行するか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、AComRetryFlag=1である場合に、第2復旧処理を実行すると判定し(ステップS502−Yes)、ステップS503に進む。一方、制御部21aは、AComRetryFlag=0である場合に、第2復旧処理を実行しないと判定し(ステップS502−No)、ステップS504に進む。
ステップS503:ステップS502において第2復旧処理を実行すると判定した場合に(ステップS502−Yes)、制御部21aは、撮像装置11a(自装置)の記憶部20aの異常アドレス(例えば、「A100」)を示す情報を送信バッファに格納する。異常アドレスを示す情報は、後述するステップS507において撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、異常発生信号として出力される。
ステップS504:ステップS501の後、ステップS503の後、またはステップS502において第2復旧処理を実行しないと判定した場合には(ステップS502−No)、制御部21aは、他の撮像装置11bにおいて発生した異常を検出しているか否かを判定する。具体的には、制御部21aは、BCamEFlag=1である場合に、他の撮像装置11bの異常を検出していると判定し(ステップS504−Yes)、ステップS505に進む。一方、制御部21aは、BCamEFlag=0である場合に、他の撮像装置11bの異常を検出していないと判定し(ステップS504−No)、ステップS507に進む。
ステップS505:ステップS504において他の撮像装置11bの異常を検出していると判定した場合には(ステップS504−Yes)、制御部21aは、記憶部20aに記憶された第1対応情報または第2対応情報との比較に基づいて、他の撮像装置11bの異常アドレス(例えば、BCamEadd=B101)に対応する撮像装置11a(自装置)の記憶部20aのメモリアドレス(例えば、A201)の情報を抽出し、送信バッファに格納する。当該情報は、後述するステップS507において撮像装置11a(自装置)の識別情報が付加されて、復旧信号として出力される。
ステップS506:続いて制御部21aは、他の撮像装置11bの異常フラグを初期化(BCamEFlag=0)する。
ステップS507:ステップS506の後、またはステップS504において他の撮像装置11bの異常を検出していないと判定した場合には(ステップS504−No)、制御部21aは、送信バッファに格納された情報それぞれに、撮像装置11a(自装置)の識別情報を付加し、車載ネットワーク22へ出力させる。そして、制御部21aは、送信処理を終了する。
このように、上述した本実施形態によれば、復旧システム10の撮像装置11aは、記憶部20aに記憶された第1情報の異常の有無を判定し、異常が検出されると、他の撮像装置11bの記憶部20bに記憶された第2情報を用いて、異常が検出された第1情報の復旧を行う。ここで、装置に記憶された情報の異常は、上述したように例えば装置に過電流が流入した場合など、装置単位で発生し得る。このため、例えば自装置に記憶されたバックアップデータを用いて装置が単独で復旧を行う構成においては、バックアップデータにも異常が発生する可能性があり、かかる場合には必ずしも装置単独での復旧ができない。これに対して、復旧システム10では、例えば異常が発生していない他の撮像装置11bに記憶された情報を用いて復旧が行われるので、装置単独で復旧を行う構成と比較して、復旧に成功する蓋然性が向上する。
また、撮像装置11aは、記憶部20aに記憶された第2情報についても同様に、異常の有無を判定し、第2情報の異常が検出されると、他の撮像装置11bの記憶部20bに記憶された第1情報を用いて、異常が検出された第2情報の復旧を行う。このようにして、撮像装置11に記憶された第2情報が正常値である蓋然性が向上する。このため、撮像装置11aにおいて、他の撮像装置11bの記憶部20bに記憶された第2情報を用いて、異常が検出された第1情報の復旧に成功する蓋然性がさらに向上する。
また、撮像装置11aは、記憶部20aに記憶された第1対応情報と、第1異常発生信号に含まれる第1情報を示す情報と、の比較に基づいて、当該第1情報に対応する第2情報を記憶部20aから抽出する。このように、撮像装置11aは、第2情報を抽出するために、他の撮像装置11bから第1情報を示す情報、例えば第1情報のメモリアドレスを取得すればよく、異常が発生した第1情報自体を取得する必要がないので、車載ネットワーク22へ出力される情報量が低減可能である。
また、復旧システム10は、撮像装置11aの記憶部20aに記憶された第3情報を用いて第1情報を復旧した場合には、異常発生信号を車載ネットワーク22へ出力しない。このようにして、車載ネットワーク22へ出力される情報量がさらに低減可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、撮像装置11aの制御部21aは、記憶部20aに記憶された第1情報および第2情報の異常の有無を判定する構成について説明したが、第3情報の異常の有無を判定してもよい。第3情報に異常が検出された場合には、制御部21aは、第3対応情報との比較に基づいて、第3記憶領域26aの異常アドレス(例えば、「A302」)に対応する第1記憶領域24aのメモリアドレス(例えば、「A102」)に記憶された情報を抽出する。そして制御部21aは、抽出した情報を異常アドレスに上書きして、上述した実施形態と同様に第3情報の復旧が可能である。
また、復旧システム10が3つ以上の撮像装置11を備える場合には、各撮像装置11の第2記憶領域には、他の撮像装置11の少なくとも1つの第1情報に対応する情報が第2情報として記憶される。
また、上述した実施形態に係る復旧システム10は、複数の撮像装置11と、画像処理装置12と、表示装置13と、を備えるが、復旧システム10の各構成要素および機能は再配置可能である。例えば、撮像装置11aの復旧動作を実行するための、制御部21aの構成および機能の一部または全部を撮像装置11a以外の他の装置に包含させてもよい。
また、上述の実施形態に係る復旧システム10の構成要素の一部は、車両14の外部に設けられてもよい。例えば、撮像装置11などは、携帯電話などの通信機器として実現され、復旧システム10の他の構成要素と有線または無線によって接続されてもよい。
10 復旧システム
11、11a、11b 撮像装置
12 画像処理装置
13 表示装置
14 車両
15a、15b 光学系
16a、16b 像素子
17a、17b AFE
18a、18b 画像処理部
19a、19b 通信部
20a、20b 記憶部
21a、21b 制御部
22 車載ネットワーク
23 専用線
24a、24b 第1記憶領域
25a、25b 第2記憶領域
26a、26b 第3記憶領域

Claims (10)

  1. 通信ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を備え、
    前記装置は、
    前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得し、
    前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う、復旧システム。
  2. 請求項1に記載の復旧システムであって、
    前記装置の前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第2情報の異常の有無を判定する、復旧システム。
  3. 請求項2に記載の復旧システムであって、
    前記装置の前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記第2情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第2情報を示す情報と、を含む第2異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    前記他の装置から第2異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第1情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    第2異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第1情報を用いて、異常が検出された前記第2情報の復旧を行う、復旧システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の復旧システムであって、
    前記装置の前記記憶部は、前記他の装置における第1情報のメモリアドレスと、該第1情報に対応する第2情報の自装置におけるメモリアドレスと、の対応関係を示す第1対応情報を記憶し、
    前記装置の前記制御部は、前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記第1対応情報と、該第1異常発生信号に含まれる第1情報を示す情報と、の比較に基づいて、該第1情報に対応する第2情報を前記記憶部から抽出する、復旧システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の復旧システムであって、
    前記装置の前記記憶部は、自装置に固有の第1情報に対応する第3情報を記憶し、
    前記装置の前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常を検出すると、前記第3情報を用いて前記第1情報を復旧した場合を除き、前記通信部を介して前記第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力する、復旧システム。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の復旧システムであって、
    前記通信ネットワークは、車両に備えられた車載ネットワークであり、
    前記装置は、前記車両に設置される車載カメラである、復旧システム。
  7. 装置であって、
    通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得し、
    前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う、装置。
  8. 車両に設置される車載カメラであって、
    前記車両に備えられた車載ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    自カメラに固有の第1情報と、他の前記車載カメラに固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自カメラの識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記車載ネットワークへ出力し、
    前記通信部を介して、前記他の車載カメラの識別情報を含む信号を前記車載ネットワークから選択的に取得し、
    前記他の車載カメラから第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記車載ネットワークへ出力し、
    第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記車載カメラから復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う、車載カメラ。
  9. 車両であって、
    前記車両に備えられた車載ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を備え、
    前記装置は、
    前記車載ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定し、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、前記通信部を介して、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記車載ネットワークへ出力し、
    前記通信部を介して、前記他の装置の識別情報を含む信号を前記車載ネットワークから選択的に取得し、
    前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記通信部を介して、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記車載ネットワークへ出力し、
    第1異常発生信号の出力後に、前記通信部を介して他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行う、車両。
  10. 通信ネットワークを介して互いに通信可能な2つ以上の装置を用いる復旧方法であって、
    前記装置は、自装置に固有の第1情報と、他の前記装置に固有の第1情報に対応する第2情報と、を記憶する記憶部を有し、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常の有無を判定するステップと、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報の異常有りと判定すると、自装置の識別情報と、前記第1情報を示す情報と、を含む第1異常発生信号を前記通信ネットワークへ出力するステップと、
    前記他の装置の識別情報を含む信号を前記通信ネットワークから選択的に取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて前記他の装置から第1異常発生信号を取得すると、前記記憶部に記憶された前記第2情報を含む復旧信号を前記通信ネットワークへ出力するステップと、
    第1異常発生信号の出力後に、前記取得ステップにおいて他の前記装置から復旧信号を取得すると、該復旧信号に含まれる第2情報を用いて、異常が検出された前記第1情報の復旧を行うステップと、
    を含む、復旧方法。
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