JP2017037552A - 経路グラフ生成方法、装置、及びプログラム - Google Patents

経路グラフ生成方法、装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】エリアの違いを考慮した経路グラフを生成する。【解決手段】複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成方法において、近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、経路グラフ生成方法、経路グラフ生成装置、及び経路グラフ生成プログラムに関する。
GPS(Global Positioning System)等のセンサで収集した移動体の軌跡データの分析にあたり、軌跡データから経路グラフを作成する技術が開示されている。例えば、距離の近い軌跡データ同士を統合することにより、経路グラフを作成する技術が提案されている。作成された経路グラフを用いることにより、例えば、経路毎の移動体の流量等を分析することができる。
特開2015−76069公報
しかしながら、例えば、ある2つの移動体について、移動体の各々の軌跡データが示す距離が近い場合であっても、移動体の各々は、物理的又は概念的に異なるエリアに存在する場合がある。この場合、2つの移動体の軌跡データを、同一の経路として統合することにより作成された経路グラフでは、物理的又は概念的に異なるエリアの違いを考慮した分析を行うことができない場合がある、という問題がある。
本発明は、一つの側面として、エリアの違いを考慮した経路グラフを生成することを目的とする。
本発明は、一つの態様として、複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する。経路グラフの生成において、近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御する。そして、前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する。
一つの側面として、エリアの違いを考慮した経路グラフを生成することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る経路グラフ生成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 エリアの違いを考慮しない場合における、経路グラフの生成を説明するための図である。 エリアの違いを考慮しない場合における、軌跡データの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データが示す軌跡の一例を示す概略図である。 軌跡データ集合の一例を示す図である。 経路グラフの一例を示す図である。 経路グラフのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る経路グラフ生成装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における経路グラフ生成処理の一例を示すフローチャートである。 経路グラフ更新処理の一例を示すフローチャートである。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。 軌跡データtの経路グラフへの統合を説明するための図である。
まず、実施形態の詳細を説明する前に、経路グラフを生成する際に、エリアの違いを考慮せずに経路グラフを生成する場合の問題点について説明する。
図2に、複数の軌跡データ122について、距離の近い軌跡データ同士を統合して、経路グラフ124を作成する例を概略的に示す。図2左図に示すように、軌跡データ122の各々は、所定時間間隔でGPS(Global Positioning System)等のセンサにより観測された移動体の位置(観測点123、図2中の×印)の系列であり、移動体が移動した軌跡を表すデータである。また、図2右図に示すように、経路グラフは、複数のノード125とノード間を連結するエッジ126とで表されるグラフである。図2の例では、複数の軌跡データ122の破線で示す部分が、経路グラフ124において一点破線で示す部分のように統合されている。
ここで、図3左図に示すように、複数の軌跡データ122の各々が、駅の改札内のエリア及び改札外のエリアに混在している場合を考える。例えば、改札外のエリアであって、改札内のエリアに隣接する位置を移動する移動体の軌跡データ122Aを、その他の軌跡データを統合することにより生成した経路グラフ124に統合するとする。軌跡データ122を経路グラフ124に統合する場合には、軌跡データ122との距離が近い経路グラフ124上の経路に統合するものとする。この場合において、距離の近さだけで、軌跡データ122を経路グラフ124に統合してしまうと、図3右図に示すように、改札外の軌跡データ122Aが、経路グラフ124のうち、改札内の経路を表す部分に統合されてしまう。このように生成された経路グラフ124では、改札内又は改札外での人の流れや、改札を通過する人数等を正確に分析することができない。
そこで、以下の実施形態では、エリアの違いを考慮した経路グラフを生成する。
以下、図面を参照して、本発明に関する実施形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施形態では、エリアの違いの一例として、図3の例と同様に、駅の改札内のエリアと改札外のエリアとの違いを考慮した経路グラフを生成する場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る経路グラフ生成装置10は、軌跡データ集合21を入力として受け付け、軌跡データ集合21に含まれる軌跡データの各々を統合することにより経路グラフ24を生成して、出力する。
軌跡データ集合21は、例えば、図4に概略的に示す軌跡を表す軌跡データ22の集合である。軌跡データ22の各々は、移動体の位置を観測するセンサにより、所定時間間隔で観測された移動体の位置を示す観測データの系列である。本実施形態では、駅の改札内及び改札外の人の移動を表す軌跡データを扱うため、センサは、例えば、人が保持する携帯電話、スマートフォン等の端末に搭載されたGPS等とすることができる。
観測データには、センサを識別するセンサIDと、観測された位置(観測点23、図4中の×印)毎の緯度及び経度で示される位置データ(x座標及びy座標)と、観測時刻とが含まれる。軌跡データ22は、複数の観測データをセンサID毎に抽出し、各観測データに含まれる観測点23を、観測時刻に基づいて時系列に並べたものである。なお、センサIDが同一であっても、観測点23間の観測時刻が所定時間以上離れている場合には、その箇所で軌跡データを分割する。この場合、センサIDに通し番号を付加するなどして、軌跡データを一意に識別可能な軌跡IDを、軌跡データ毎に付与する。図4の例では、t、t、t、t、t、及びtの各々が各軌跡データ22の軌跡IDであるものとする。なお、以下では、軌跡IDがtの軌跡データ22を、「軌跡データt」とも表記する。
さらに、本実施形態における軌跡データ22は、観測点23毎に、その観測点23が示す位置が改札内か改札外かを示すラベルが付与されている。図4の例では、改札内の観測点23を網掛けの×印で表し、改札外の観測点23を白抜きの×印で表している。観測点23へのラベルの付与方法は特に限定されない。例えば、観測点23を示す観測データに含まれる位置データを用いて、その観測点23が、予め定めた改札内のエリア及び改札外のエリアのいずれに属するかを判定し、判定結果をラベルとして観測点23に付与することができる。
例えば、軌跡データtに含まれる観測点23が、Pi1、Pi2、・・・、Pij、・・・、PiJ(Jは軌跡データtに含まれる観測点23の数)であるとする。この場合、軌跡データtは、t={Pi1,Pi2,・・・,Pij,・・・,Pik}と表すことができる。また、各観測点23を示す観測データには、その観測点23が含まれる軌跡データ22の軌跡IDと、観測点23の識別情報である観測点IDと、位置データ(x座標及びy座標)と、観測時刻と、ラベルの情報とが含まれる。例えば、軌跡データtに含まれる観測点Pijの観測データは、Pij={t,Pij,(xij,yij),sij,0}と表すことができる。なお、(xij,yij)は、観測点Pijの位置データ、sijは、観測点Pijの観測時刻である。また、この例では、観測点23が示す位置が改札内か改札外かを示すラベルを、「0=改札内」及び「1=改札外」としている。また、以下では、観測点IDがPijの観測点を「観測点Pij」とも表記する。軌跡データ集合21は、上記のデータ構造を用いて、例えば、図5に示すように表すことができる。
経路グラフ24は、後述するように、複数の軌跡データ22を統合して生成されるものであり、図6に示すように、複数のノード25と、ノード25間を連結するエッジ26とで表される。なお、ノード25は、本発明の代表位置の一例である。本実施形態では、各ノード25には、軌跡データ22の各観測点23と同様に、そのノード25が表す位置が改札内か改札外かを示すラベルが付与される(詳細は後述)。図6の例では、改札内のノード25を網掛けの丸印で表し、改札外のノード25を白抜きの丸印で表している。また、エッジ26には、同一のラベルが付与されたノード25間を連結する通常エッジ26Aと、異なるラベルが付与されたノード25間を連結する異種間エッジ26Bとの2種類がある。図6では、通常エッジ26Aを一重線、異種間エッジ26Bを二重線で表している。なお、2種類のエッジを区別なく説明する場合には、単に「エッジ26」と表記する。
経路グラフ24のデータ構造は、図7に示すように、経路グラフ24に含まれるノード25を示すノード情報の集合と、エッジ26を示すエッジ情報の集合とで表すことができる。ノード情報は、例えば、各ノード25の識別情報(ノードID)と、各ノード25の位置データ(x座標及びy座標)と、ラベルの情報とを含む。また、エッジ情報は、各エッジ26の識別情報(エッジID)と、そのエッジ26で連結されているノード25のノードIDを「_(アンダーバー)」で接続した表記で表される連結ノードの情報と、エッジ26の種類の情報とを含む。なお、図7の例では、エッジ26の種類を、「0=通常エッジ」及び「1=異種間エッジ」としている。また、以下では、ノードIDがNのノードを「ノードN」とも表記する。
また、経路グラフ生成装置10は、機能的には、受信部11と、統合部12と、生成部13と、出力部14とを含む。
受信部11は、経路グラフ生成装置10に入力された軌跡データ集合21に含まれる軌跡データ22の各々を、統合部12へ受け渡す。
統合部12は、軌跡データ22の各々に含まれる観測点23の各々が、他の軌跡データ22に含まれる観測点23と近接距離基準を満たすか否かを判定する。近接距離基準を満たす場合とは、観測点23間の距離が、予め定められた距離ε以下の場合であることをいう。また、統合部12は、近接距離基準を満たす観測点23の各々に付与されているラベルが同じ場合、すなわち、観測点23が示す位置が同じエリア(改札内又は改札外)に属する場合に、それら複数の観測点23を同一のノード25に統合する。
本実施形態では、現段階で生成されている経路グラフ24に、1つずつ軌跡データを統合させ、軌跡データ集合21に含まれる軌跡データ22を全て統合し終えた段階での経路グラフ24を、最終的な経路グラフ24として出力する。したがって、上記の「複数の観測点23を同一のノード25に統合する」ことは、本実施形態では、観測点23を、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノード25に統合することに相当する。
統合部12は、軌跡データ22の各々に含まれる観測点23の各々と、近接距離基準を満たすノード25が存在しない場合、又は近接距離基準を満たすが、同じラベルのノード25が存在しない場合には、その観測点23に対応する新しいノード25を生成する。また、統合部12は、生成したノード25に、対応する観測点23と同じラベルを付与する。統合部12は、生成したノード25を示すノード情報を、例えば、図7に示すような、経路グラフ24のデータ構造に追加する。
生成部13は、統合部12によりノード25が生成された場合に、ノード25間をエッジ26で連結して、経路グラフ24を生成する。具体的には、生成部13は、統合部12により新たに生成されたノード25と、そのノード25に対応する観測点23の直前の観測点23に対応するノード25とを、エッジ26で連結する。この際、生成部13は、新たに生成されたノード25と、直前の観測点23に対応するノード25とで、ノード25に付与されているラベルが同じ場合には、通常エッジ26Aで連結する。一方、生成部13は、新たに生成されたノード25と、直前の観測点23に対応するノード25とで、ノード25に付与されているラベルが異なる場合には、異種間エッジ26Bで連結する。
統合部12は、ノード25間を連結したエッジ26を示すエッジ情報を、例えば、図7に示すような、経路グラフ24のデータ構造に追加する。
これにより、改札内に属する観測点23で構成される軌跡データ22の断片は、経路グラフ24のうち、改札内の経路を表す部分に対応付けられる。また、改札外に属する観測点23で構成される軌跡データ22の断片は、経路グラフ24のうち、改札外の経路を表す部分に対応付けられる。すなわち、経路グラフ24において、改札内の経路と改札外の経路とを区別することができる。また、軌跡データ22が改札内外をまたぐ場合でも、経路グラフ24への対応付けを途中で切らすことなく、改札内の経路と改札外の経路とに対して、連続して対応付けることができる。したがって、改札内の経路と改札外の経路とが連結された経路グラフ24を生成することができる。
出力部14は、最終的に生成された経路グラフ24を出力する。
経路グラフ生成装置10は、例えば、図8に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40はCPU41、一時記憶領域としてのメモリ42、及び不揮発性の記憶部43を備える。また、コンピュータ40は、表示装置及び入力装置等の入出力装置48が接続される入出力インターフェース(I/F)44を備える。また、コンピュータ40は、記録媒体49に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するread/write(R/W)部45、及びインターネット等のネットワークに接続されるネットワークI/F46を備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力I/F44、R/W部45、及びネットワークI/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を経路グラフ生成装置10として機能させるための経路グラフ生成プログラム50が記憶される。また、記憶部43は、例えば、図7に示すようなノード情報及びエッジ情報を含む経路グラフ24の情報が記憶される経路グラフ情報記憶領域60を有する。
CPU41は、経路グラフ生成プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、経路グラフ生成プログラム50が有するプロセスを順次実行する。また、CPU41は、経路グラフ情報記憶領域60からノード情報及びエッジ情報を読み出し、経路グラフ24をメモリ42に展開する。
経路グラフ生成プログラム50は、受信プロセス51と、統合プロセス52と、生成プロセス53と、出力プロセス54とを有する。CPU41は、受信プロセス51を実行することで、図1に示す受信部11として動作する。また、CPU41は、統合プロセス52を実行することで、図1に示す統合部12として動作する。また、CPU41は、生成プロセス53を実行することで、図1に示す生成部13として動作する。また、CPU41は、出力プロセス54を実行することで、図1に示す出力部14として動作する。これにより、経路グラフ生成プログラム50を実行したコンピュータ40が、経路グラフ生成装置10として機能することになる。
なお、経路グラフ生成プログラム50により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る経路グラフ生成装置10の作用について説明する。経路グラフ生成装置10に軌跡データ集合21が入力されると、経路グラフ生成装置10において、図9に示す経路グラフ生成処理が実行される。
図9に示す経路グラフ生成処理のステップS10で、受信部11が、現段階で生成されている経路グラフ24を示す経路グラフGとして、空のグラフを設定する。
次に、ステップS20で、受信部11が、入力された軌跡データ集合21に含まれる軌跡データtの全てについて、経路グラフGへ統合する処理が終了したか否かを判定する。未処理の軌跡データtが存在する場合には、処理はステップS30へ移行する。ステップS30では、受信部11が、軌跡データ集合21から、未処理の軌跡データtを1つ選択して、統合部12へ受け渡す。そして、次のステップS40で、選択された軌跡データtについて、図10に詳細を示す経路グラフ更新処理が実行される。
図10に示す経路グラフ更新処理のステップS41で、統合部12が、直前に処理した観測点23のラベルを示す変数Lpに「NULL」を設定する。また、統合部12が、処理対象の観測点23を示す変数nに、軌跡データtの最初の観測点Pi1(観測時刻が最も古い観測点23)を設定する。さらに、統合部12が、処理対象の観測点23のラベルを示す変数Lcに、nに設定した観測点(以下、「観測点n」と表記する)のラベルを設定する。
次に、ステップS42で、統合部12が、LcとLpとが等しいか否か、すなわち、処理対象の観測点nと、直前に処理した観測点23(以下、「観測点n’」と表記する)とで、ラベルが同一か否かを判定する。Lc=Lpの場合、処理はステップS43へ移行し、Lc≠Lpの場合、処理はステップS48へ移行する。
ステップS43では、統合部12が、観測点nから距離ε以内にラベルがLcのノード25が存在するか否かを判定し、存在する場合には、処理はステップS44へ移行し、存在しない場合には、処理はステップS47へ移行する。
ステップS44では、生成部13が、上記ステップS43で存在すると判定されたラベルLcのノード25のうち、観測点nに1番近いノード25を、ノードNに設定する。また、生成部13が、直前に処理した観測点n’に対応するノード25を、ノードN’に設定する。
次に、ステップS45で、生成部13が、ノードNとノードN’とが同一でなく、かつノードNとノードN’とを連結するエッジ26が存在しないか否かを判定する。肯定判定の場合、処理はステップS46へ移行し、生成部13が、ノードNとノードN’とを、通常エッジ26Aで連結する。一方、ノードNとノードN’とが同一の場合、又は、ノードNとノードN’とが既にエッジ26で連結されている場合には、さらにエッジで連結する必要はないため、ステップS46の処理はスキップされる。
ステップS47では、生成部13が、観測点nを示す観測データに含まれる位置データが示す位置に、ラベルLcのノードNを新規に作成する。また、生成部13が、直前に処理した観測点n’に対応するノード25を、ノードN’に設定する。そして、処理はステップS46へ移行し、生成部13が、ノードNとノードN’とを、通常エッジ26Aで連結する。
一方、Lc≠Lpと判定されて、処理がステップS48へ移行した場合には、統合部12が、上記ステップS43と同様に、観測点nから距離ε以内にラベルがLcのノード25が存在するか否かを判定する。ラベルがLcのノード25が存在する場合には、処理はステップS49へ移行し、存在しない場合には、処理はステップS52へ移行する。
ステップS49では、生成部13が、上記ステップS44と同様に、観測点nに1番近いノード25をノードNに設定し、直前に処理した観測点n’に対応するノード25をノードN’に設定する。
次に、ステップS50で、生成部13が、ノードNとノードN’とを連結するエッジ26が存在しないか否かを判定する。エッジが存在しない場合、処理はステップS51へ移行し、生成部13が、ノードNとノードN’とを、異種間エッジ26Bで連結する。一方、ノードNとノードN’とが既にエッジ26で連結されている場合には、ステップS51の処理はスキップされる。
ステップS52では、生成部13は、上記ステップS47と同様に、観測点nの位置に、ラベルLcのノードNを新規に作成し、直前に処理した観測点n’に対応するノード25をノードN’に設定する。そして、処理はステップS51へ移行し、生成部13が、ノードNとノードN’とを、異種間エッジ26Bで連結する。
次に、ステップS53で、統合部12が、軌跡データtに含まれる全ての観測点について上記の処理が終了したか否かを判定する。未処理の観測点が存在する場合には、処理はステップS54へ移行する。ステップS54では、統合部12が、現在Lcに設定されているラベルをLpに設定し、nに、軌跡データtにおける次の観測時刻の観測点Pijを設定し、Lcに観測点nのラベルを設定する。そして、処理はステップS42に戻る。
軌跡データtに含まれる全ての観測点について上記の処理が終了した場合には、経路グラフ更新処理を終了し、経路グラフ生成処理(図9)に戻る。
図9に示す経路グラフ生成処理のステップS20に戻って、受信部11が、軌跡データ集合21に含まれる軌跡データtの全てについて、経路グラフGへ統合する処理が終了と判定すると、処理はステップS60へ移行する。ステップS60では、出力部14が、現在の経路グラフGを、最終的な経路グラフG’として出力し、経路グラフ生成処理は終了する。
ここで、上記の経路グラフ生成処理について、図4に示すような、軌跡データt(i=1,2,・・・,6)を含む軌跡データ集合21が入力された場合について、具体的に説明する。なお、以下では、ステップS30において、軌跡データが、t、t、t、t、t、tの順で選択されて、ステップS40の処理が実行される場合について説明する。また、各軌跡データtは、以下に示すような観測点Pijの系列で表されるものとする。
={P11,P12,P13,P14
={P21,P22,P23,P24,P25,P26
={P31,P32,P33,P34
={P41,P42,P43,P44
={P51,P52,P53,P54,P55,P56
={P61,P62,P63,P64
軌跡データtを経路グラフGへ統合する段階では、経路グラフGは空のグラフであるため、図11に示すように、軌跡データtの各観測点P11、P12、P13、及びP14の位置にノードN、N、N、及びNが生成される。観測点P11、P12、及びP13に対応するノードN、N、及びNに付与されるラベルは、観測点P11、P12、及びP13に付与されているラベルと同じく、「改札内」を示すものである。また、観測点P14に対応するノードNに付与されるラベルは、観測点P14に付与されているラベルと同じく、「改札外」を示すものである。ノードNとノードNとの間、及びノードNとノードNとの間は、連結するノードのラベルが同じであるため、通常エッジ26Aで連結される。一方、ノードNとノードNとの間は、連結するノードのラベルが異なるため、異種間エッジ26Bで連結される。軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフGと表記する。
次に、図12に示すように、経路グラフGに、軌跡データtを統合する。なお、図12左図では、処理対象の軌跡データを実線で、処理済みの軌跡データを点線で示している。以下の図13〜図16も同様である。軌跡データtの各観測点P21、P22、及びP23は、近接距離基準を満たすノード25が存在しないため、各観測点P21、P22、及びP23の位置に、観測点P21、P22、及びP23と同じラベルのノードN、N、及びNが生成される。そして、各ノード間が通常エッジ26Aで連結される。次の観測点P24は、ノードNと近接距離基準を満たすものとする。しかし、観測点P24のラベルは「改札外」、ノードNのラベルは「改札内」で、双方のラベルが異なるため、観測点P24はノードNに統合されない。したがって、観測点P24の位置に、観測点P24と同じラベルのノードNが生成され、直前に処理されたノードNとの間が通常エッジ26Aで連結される。観測点P25及びP26については、対応するノードN及びN10が生成され、通常エッジ26Aで連結される。経路グラフGに軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフG12と表記する。
次に、図13に示すように、経路グラフG12に、軌跡データtを統合する。軌跡データtの観測点P31については、対応するノードN11が生成される。次の観測点P32は、ノードNと近接距離基準を満たすものとする。また、観測点P32のラベルは「改札外」、ノードNのラベルも「改札外」で、双方のラベルが同じであるため、観測点P32はノードNに統合される。すなわち、観測点P32に対応する新規のノードは生成されない。観測点P33及びP34については、対応するノードN12及びN13が生成され、通常エッジ26Aで連結される。経路グラフG12に軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフG123と表記する。
次に、図14に示すように、経路グラフG123に、軌跡データtを統合する。軌跡データtの観測点P41、P42、及びP43については、対応するノードN14、N15、及びN16が生成され、通常エッジ26Aで連結される。次の観測点P44は、ノードN12と近接距離基準を満たし、また、ラベルも同じであるため、ノードN12に統合される。そして、ノードN12と、直前に処理したノードN16との間はまだエッジで連結されておらず、双方のラベルは異なるため、ノードN16とノードN12との間が、異種間エッジ26Bで連結される。経路グラフG123に軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフG1234と表記する。
次に、図15に示すように、経路グラフG1234に、軌跡データtを統合する。軌跡データtの観測点P51、P52、及びP53については、ノードN、N、Nとそれぞれ近接距離基準を満たすが、ラベルが異なるため、統合されない。したがって、観測点P51、P52、及びP53の各々に対応するノードN17、N18、及びN19が生成され、通常エッジ26Aで連結される。次の観測点P54は、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノードNに統合される。そして、ノードN19−N間が通常エッジ26Aで連結される。次の観測点P55についても、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノードN16に統合され、ノードN−N16間が通常エッジ26Aで連結される。次の観測点P56は、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノードN10に統合され、ノードN10と、直前に処理されたノードN16とはラベルが異なるため、ノードN16−N10間が異種間エッジ26Bで連結される。経路グラフG1234に軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフG12345と表記する。
次に、図16に示すように、経路グラフG12345に、軌跡データtを統合する。軌跡データtの観測点P61、P62、P63、及びP64について、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノードN14、N15、N、及びNに統合される。そして、ノード間がエッジで連結されていないノードN15−N間が新たに通常エッジ26Aで連結される。経路グラフG12345に軌跡データtを統合した段階での経路グラフGを、経路グラフG123456と表記する。この経路グラフG123456が、最終的に出力される経路グラフG’となる。
以上説明したように、本実施形態に係る経路グラフ生成装置によれば、軌跡データに含まれる各観測点に、その観測点が示す位置が属するエリアに応じたラベルを付与しておく。そして、軌跡データを経路グラフに統合する際に、各観測点を、近接距離基準を満たし、かつラベルが同じノードに統合する。ノードには、そのノードに統合された観測点に付与されていたラベルと同じラベルを付与しておく。これにより、エリアの違いを考慮した経路グラフを生成することができる。
また、異なるラベルが付与されたノード間を、同じラベルが付与されたノード間を連結するエッジとは異なるエッジで連結することで、異なるエリアにまたがる軌跡データであっても、途切れることなく経路グラフに対応付けることができる。
上記のように生成された経路グラフに軌跡データをマッチングして分析することにより、改札内及び改札外の各々のエリア内や、改札を通過する人の流れや流量などを分析することができる。また、1番左の改札を通過した場合は、改札通過後、直進する人よりも左へ曲がる人の方が多い、など、改札通過前後の細かな人の流れなども分析することができる。なお、マッチングに用いる軌跡データは、経路グラフの生成に利用した軌跡データであってもよいし、別の軌跡データであってもよい。経路グラフへの軌跡データのマッチングとは、軌跡データに含まれる各観測点を、距離の近さに基づいて、経路グラフのいずれかのノードに対応させ、軌跡データが示す軌跡を、経路グラフに含まれるいずれの経路に対応させることである。
なお、経路グラフを用いて移動体の流量を求める場合には、経路グラフに軌跡データをマッチングさせる際に、経路グラフの各ノードに対応付けられた観測点の数に基づいて求めればよい。
また、経路グラフを生成する際に、各ノードに、そのノードに統合された観測点の数を、流量の情報として保持させてもよい。さらに、経路グラフを画面表示等する際には、エッジの両端のノードが保持する流量の情報に応じて、そのノード間のエッジの太さ、色、線の種類等を変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エリアの違いとして、改札内のエリアと改札外のエリアとを区別する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、展示会場における各ブースや、デパートにおける各店舗等を、それぞれのエリアとしてもよい。
さらに、物理的な(二次元平面上での)エリアの違いに限定されず、概念的なエリアの違い、例えば、車や電車等の中のエリアと、外のエリアとの違いを区別するようにしてもよい。この場合、例えば、軌跡データの各観測点に、徒歩で移動中であることを示すラベルや、車等で移動中であることを示すラベルを付与すればよい。ラベルの付与の方法としては、例えば、軌跡データの各観測点間の距離及び観測時刻から、観測点毎に移動体の速度を求め、所定数の観測点の速度の移動平均などから、徒歩か車移動かを判定して、ラベルを付与することができる。また、人がタクシーに乗車した場合などは、人が保持する携帯端末に搭載されたGPSで観測された軌跡データと、その人が乗車したタクシーのカーナビゲーションシステムに搭載されたGPSで観測された軌跡データとが、ほぼ重なることになる。このような情報を利用して、人の軌跡データに対して、徒歩か車移動かのラベルを付与することもできる。また、観測データに移動手段の情報を付与できるように、GPS等のセンサを設定してもよい。
このような概念的なエリアの違いを区別した経路グラフを生成した場合には、移動手段の切り替わりを考慮した細かな経路分析を行うことができる。例えば、人がタクシーに乗車するまでの移動経路や、タクシー乗車後の移動経路などを分析することができる。
また、ラベルにより区別する情報としては、エリアや移動手段の他にも、各観測点の観測時刻が属する時間帯、移動体の属性(人の場合は性別、車の場合は車種等)などを適用してもよい。
また、上記では、経路グラフ生成プログラム50が記憶部43に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成方法において、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを特徴とする経路グラフ生成方法。
(付記2)
前記近接距離基準を満たす前記複数の位置のそれぞれが、異なるエリアに属する場合に、前記複数の位置を1つの代表位置に統合せずに経路グラフを生成するように制御する、付記1記載の経路グラフ生成方法。
(付記3)
前記移動体の異なる時刻における位置のうち、連続する2時刻の各々における一方の位置が、第1のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たし、他方の位置が、前記第1のエリアとは異なる第2のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たす場合、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置とを、異なるエリアに属する代表位置間の連結であることを示す情報を付加して連結する付記1又は付記2記載の経路グラフ生成方法。
(付記4)
前記経路グラフは、前記代表位置を示すノードと、該ノード間を連結するエッジとで表され、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置との間は、同じエリアに属する代表位置間を連結する第1のエッジとは異なる第2のエッジで連結される付記3記載の経路グラフ生成方法。
(付記5)
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、該位置が属するエリアに応じたラベルを持ち、前記代表位置は、該代表位置に統合された位置と同じラベルを持つ付記3又は付記4記載の経路グラフ生成方法。
(付記6)
前記移動体の異なる時刻における位置について、近接距離基準を満たす代表位置が存在しない場合、又は近接距離基準を満たす代表位置のうち、同じエリアに属する代表位置が存在しない場合、該位置を新たな代表位置とする付記1〜付記5のいずれか1項記載の経路グラフ生成方法。
(付記7)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成方法において、
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、前記移動体の属性、前記時刻を含む時間帯、及び前記位置の少なくとも1つに応じたラベルを持ち、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが持つ前記ラベルが同一か否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを特徴とする経路グラフ生成方法。
(付記8)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成装置であって、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御する統合部と、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する生成部と、
を含む経路グラフ生成装置。
(付記9)
前記統合部は、前記近接距離基準を満たす前記複数の位置のそれぞれが、異なるエリアに属する場合に、前記複数の位置を1つの代表位置に統合せずに前記生成部に経路グラフを生成させる付記8記載の経路グラフ生成装置。
(付記10)
前記生成部は、前記移動体の異なる時刻における位置のうち、連続する2時刻の各々における一方の位置が、第1のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たし、他方の位置が、前記第1のエリアとは異なる第2のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たす場合、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置とを、異なるエリアに属する代表位置間の連結であることを示す情報を付加して連結する付記8又は付記9記載の経路グラフ生成装置。
(付記11)
前記経路グラフは、前記代表位置を示すノードと、該ノード間を連結するエッジとで表され、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置との間は、同じエリアに属する代表位置間を連結する第1のエッジとは異なる第2のエッジで連結される付記10記載の経路グラフ生成装置。
(付記12)
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、該位置が属するエリアに応じたラベルを持ち、前記代表位置は、該代表位置に統合された位置と同じラベルを持つ付記10又は付記11記載の経路グラフ生成装置。
(付記13)
前記生成部は、前記移動体の異なる時刻における位置について、近接距離基準を満たす代表位置が存在しない場合、又は近接距離基準を満たす代表位置のうち、同じエリアに属する代表位置が存在しない場合、該位置を新たな代表位置とする付記8〜付記12のいずれか1項記載の経路グラフ生成装置。
(付記14)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成装置であって、
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、前記移動体の属性、前記時刻を含む時間帯、及び前記位置の少なくとも1つに応じたラベルを持ち、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが持つ前記ラベルが同一か否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御する統合部と、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する生成部と、
を含む経路グラフ生成装置。
(付記15)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する処理をコンピュータに実行させる経路グラフ生成プログラムにおいて、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする経路グラフ生成プログラム。
(付記16)
前記近接距離基準を満たす前記複数の位置のそれぞれが、異なるエリアに属する場合に、前記複数の位置を1つの代表位置に統合せずに経路グラフを生成するように制御する、付記15記載の経路グラフ生成プログラム。
(付記17)
前記移動体の異なる時刻における位置のうち、連続する2時刻の各々における一方の位置が、第1のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たし、他方の位置が、前記第1のエリアとは異なる第2のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たす場合、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置とを、異なるエリアに属する代表位置間の連結であることを示す情報を付加して連結する付記15又は付記16記載の経路グラフ生成プログラム。
(付記18)
前記経路グラフは、前記代表位置を示すノードと、該ノード間を連結するエッジとで表され、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置との間は、同じエリアに属する代表位置間を連結する第1のエッジとは異なる第2のエッジで連結される付記17記載の経路グラフ生成プログラム。
(付記19)
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、該位置が属するエリアに応じたラベルを持ち、前記代表位置は、該代表位置に統合された位置と同じラベルを持つ付記17又は付記18記載の経路グラフ生成プログラム。
(付記20)
前記移動体の異なる時刻における位置について、近接距離基準を満たす代表位置が存在しない場合、又は近接距離基準を満たす代表位置のうち、同じエリアに属する代表位置が存在しない場合、該位置を新たな代表位置とする付記15〜付記19のいずれか1項記載の経路グラフ生成プログラム。
(付記21)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する処理をコンピュータに実行させる経路グラフ生成プログラムにおいて、
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、前記移動体の属性、前記時刻を含む時間帯、及び前記位置の少なくとも1つに応じたラベルを持ち、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが持つ前記ラベルが同一か否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする経路グラフ生成プログラム。
(付記22)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する処理をコンピュータに実行させる経路グラフ生成プログラムにおいて、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする経路グラフ生成プログラムを記憶した記憶媒体。
(付記23)
複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する処理をコンピュータに実行させる経路グラフ生成プログラムにおいて、
前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、前記移動体の属性、前記時刻を含む時間帯、及び前記位置の少なくとも1つに応じたラベルを持ち、
近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが持つ前記ラベルが同一か否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする経路グラフ生成プログラムを記憶した記憶媒体。
10 経路グラフ生成装置
11 受信部
12 統合部
13 生成部
14 出力部
22 軌跡データ
24 経路グラフ
26A 通常エッジ
26B 異種間エッジ
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
50 経路グラフ生成プログラム

Claims (8)

  1. 複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成方法において、
    近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
    前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
    ことを特徴とする経路グラフ生成方法。
  2. 前記近接距離基準を満たす前記複数の位置のそれぞれが、異なるエリアに属する場合に、前記複数の位置を1つの代表位置に統合せずに経路グラフを生成するように制御する、請求項1記載の経路グラフ生成方法。
  3. 前記移動体の異なる時刻における位置のうち、連続する2時刻の各々における一方の位置が、第1のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たし、他方の位置が、前記第1のエリアとは異なる第2のエリアに属する代表位置と近接距離基準を満たす場合、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置とを、異なるエリアに属する代表位置間の連結であることを示す情報を付加して連結する請求項1又は請求項2記載の経路グラフ生成方法。
  4. 前記経路グラフは、前記代表位置を示すノードと、該ノード間を連結するエッジとで表され、前記第1のエリアに属する代表位置と、前記第2のエリアに属する代表位置との間は、同じエリアに属する代表位置間を連結する第1のエッジとは異なる第2のエッジで連結される請求項3記載の経路グラフ生成方法。
  5. 前記複数の移動体の異なる時刻における位置の各々は、該位置が属するエリアに応じたラベルを持ち、前記代表位置は、該代表位置に統合された位置と同じラベルを持つ請求項3又は請求項4記載の経路グラフ生成方法。
  6. 前記移動体の異なる時刻における位置について、近接距離基準を満たす代表位置が存在しない場合、又は近接距離基準を満たす代表位置のうち、同じエリアに属する代表位置が存在しない場合、該位置を新たな代表位置とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の経路グラフ生成方法。
  7. 複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する経路グラフ生成装置であって、
    近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御する統合部と、
    前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する生成部と、
    を含む経路グラフ生成装置。
  8. 複数の移動体の異なる時刻における位置に基づいて、経路グラフを生成する処理をコンピュータに実行させる経路グラフ生成プログラムにおいて、
    近接距離基準を満たす複数の位置のそれぞれが、設定された同じエリア内に属するか否かに応じて、前記複数の位置を1つの代表位置に統合するか否か制御し、
    前記複数の位置が前記代表位置に統合された場合は、該代表位置を用いて経路グラフを生成する、
    ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とする経路グラフ生成プログラム。
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