JP2017037390A - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】精算装置に格納されている通貨の数を把握する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、取得部12及び出力制御部14を有する。取得部12は、各精算装置60の通貨数情報を取得する。精算装置60の通貨数情報は、その精算装置60に格納されている通貨の数を表す。出力制御部14は、グループ分けされた複数の精算装置60について、通貨数情報をグループごとに出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、商品の精算に用いる装置に関する。
スーパーマーケット等の店舗におけるレジ端末では、(1)精算対象の商品を登録する処理(バーコードの読み取りなど)及び(2)登録された商品の精算を行う処理(代金の受け取りやおつりの返却など)という2つの処理が行われる。
そして、このようなレジ端末の機能を2つの装置に分離し、(1)の処理と(2)の処理とを異なる装置で行うという運用方法がある。例えば特許文献1は、(1)の処理に用いられる登録装置と、(2)の処理に用いられる会計装置とが分離して設けられている販売管理システムを開示している。店員は、登録装置を用いて商品の登録を行う。そして、商品の登録が完了すると、登録装置が登録レシートを発行する。購入客はその登録レシートを持って会計装置へ移動し、その登録レシートを会計装置に読み取らせる。すると、登録レシートの内容に基づく会計処理が行える状態となるため、購入客は会計装置を操作(代金を投入するなど)して会計を行う。以下、このように会計装置で登録レシートなどの可搬媒体から読み取った情報を用いて精算処理を行う方式を、シート方式と表記する。また、以下、会計装置のことを精算装置とも表記する。
また、上述のように登録レシート等を利用せず、ある商品登録装置によって登録された商品の精算処理を行う精算装置を、その商品登録装置から指定するという方式(以下、指定方式)もある。この方式の場合、購入客は、どの精算装置が指定されたかを店員から聞き、その精算装置へ移動して精算を行う。
店舗では、閉店後などに、各レジ端末の在高確認が行われる。レジ端末の在高は、そのレジ端末に格納されている紙幣と硬貨(以下、総称して通貨と呼ぶ)の合計額である。またレジ端末の在高確認とは、レジ端末の実際の在高と、そのレジ端末で購入された商品の合計代金に基づいて算出される、そのレジ端末に格納されているべき金銭の額(在高の理論値)とが合致しているかどうかを確認することである。
特許文献2は、上述のように登録装置と精算装置とを用いる店舗における在高確認に関する技術を開示している。代金の一部が品券で支払われる場合、登録装置で店員が品券の登録及び回収を行い、顧客は精算装置で残りの代金を支払う。ここで、精算装置で在高を確認する際、このように品券によって支払われた代金も考慮する必要がある。そこで特許文献2の発明は、精算装置で在高の理論値を出力する際、その精算装置で支払われた代金の額だけでなく、商品登録装置で登録された品券の額も考慮して、その精算装置における在高の理論値を出力する。
特開2013−186495号公報 特開2013−167958号公報
レジ端末に格納されている通貨は、代金の投入やおつりの排出によって増減する。レジ端末に格納されている通貨が不足してきた場合、店員が事務所などの他の場所から新たな通貨を補充する必要がある。また、レジ端末に格納されている通貨が多くなりすぎた場合、店員が事務所などの他の場所へ通貨を退避させる必要がある。
前述した通貨の補充や退避を適切なタイミングで行わないと、顧客に対しておつりが排出されなかったり、顧客が代金を投入できなくなったりし、精算処理が滞ってしまう。そのため、前述した閉店後に行う在高確認とは別に、店舗の運用中に、レジ端末に格納されている各通貨の数を把握する作業が必要となる。
特許文献2では、精算装置の在高が出力されているものの、精算装置に通貨が何枚格納されているかは出力されていない。そのため、特許文献2の発明を用いても、精算装置に格納されている通貨の数を把握することはできない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、精算装置に格納されている通貨の数を把握する技術を提供することである。
本発明の情報処理装置は、1)複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得手段と、2)グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御手段と、を備える。
本発明の制御方法は、コンピュータによって実行される。当該制御方法は、1)複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得ステップと、2)グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御ステップと、を備える。
本発明のプログラムは、本発明の制御方法に係る各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、精算装置に格納されている通貨の数を把握する技術が提供される。
実施形態1に係る情報処理装置を例示するブロック図である。 計算機のハードウエア構成を例示するブロック図である。 実施形態1の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 通貨数情報をテーブル形式で例示する図である。 同じ管理者によって管理される精算装置が同じ装置グループに属する様子を例示する図である。 同じ商品登録装置によって登録された商品の精算に用いられる精算装置が同じ装置グループに属する様子を例示する図である。 1つの装置グループについて、その装置グループに属する精算装置の通貨数情報が表示される様子を例示する図である。 複数の装置グループについて、同一の装置グループに属する精算装置の通貨数情報が、その他の装置グループに属する精算装置の通貨数情報と識別可能に表示される様子を例示する図である。 図7と同様の状況について、通貨数情報が相対数で出力される様子を例示する図である。 通貨数情報がグラフとして出力される様子を例示する図である。 同じ管理者によって管理される装置が同じ装置グループに属する様子を例示する図である。 商品登録装置と、その商品登録装置によって登録された商品の精算に用いられる精算装置とが同じ装置グループに属する様子を例示する図である。 実施形態2の出力制御部によって出力される通貨数情報を例示する図である。 図13に示した G001 という ID を持つ装置グループについて、出力処理2が行われた結果を例示する図である。 選択受付部を有する情報処理装置を例示するブロック図である。 出力制御部による出力処理をタブによって選択できるケースを例示する図である。 実施形態3に係る情報処理装置を例示するブロック図である。 実施形態3の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 強調して出力する通貨数情報と強調せずに出力する通貨数情報の背景色が異なっている様子を例示する図である。 通貨数情報をグラフで表示する場合に強調が行われる様子を例示する図である。 装置の ID 及び装置グループの ID が強調して出力される様子を例示する図である。 実施形態4に係る情報処理装置を例示するブロック図である。 実施形態3の情報処理装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 強調して出力する通貨数情報と強調せずに出力する通貨数情報の背景色を異らせている様子を例示する図である。 通貨の数が第1の所定値以上である場合と通貨の数が第2の所定値以下である場合とで、異なる方法で通貨数情報を強調して出力する様子を例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る情報処理装置10を例示するブロック図である。図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
情報処理装置10は、商品登録装置50及び精算装置60を有する店舗等において利用される。商品登録装置50は、精算対象の商品の登録に用いられる装置である。精算装置60は、商品登録装置50によって登録された商品の精算(代金の支払いやおつりの返却など)に用いられる装置である。
精算装置60には通貨(紙幣又は硬貨)が格納されている。顧客が商品を購入するために通貨を精算装置60に投入することで、通貨が精算装置60に格納される。また通貨は、おつりの排出等に用いるため、店員によって予め精算装置60に格納される。顧客が商品の精算を行った際におつりが発生する場合、精算装置60は、格納している通貨をおつりとして排出する。
情報処理装置10が利用される店舗では、精算装置60が複数設置されている。そしてこれら複数の精算装置60は、複数のグループに分けられている。以下、このグループを装置グループ70と呼ぶ。ここで、1つの装置グループ70に属する精算装置60の数は1つでもよいし、複数でもよい。
情報処理装置10は、取得部12及び出力制御部14を有する。取得部12は、各精算装置60の通貨数情報を取得する。精算装置60の通貨数情報は、その精算装置60に格納されている通貨の数を表す。出力制御部14は、装置グループ70ごとに通貨数情報を出力する。ここで、出力制御部14は、各装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報を、他の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報と識別可能に出力する。
本実施形態によれば、各精算装置60に格納されている通貨の数に関する情報(通貨数情報)が、装置グループ70ごとに出力される。これにより情報処理装置10のユーザ(精算装置60の管理者)は、各精算装置60に格納されている各通貨の数を、装置グループ70ごとに把握できるようになる。
店舗に複数の精算装置60が設けられている場合、これらは複数のグループに分割され、グループごとに管理されることが多い。そのため、後述するように複数の精算装置60が装置グループ70に分けられていれば、管理者は、精算装置60に格納されている通貨の数を、管理単位となる精算装置60のグループごとに把握することができるようになる。よって、精算装置60に格納されている通貨の数を管理者が適切に把握できるようになる。
本実施形態の情報処理装置10を用いる利点の1つとして、精算装置60に通貨を補充する作業及び精算装置60から通貨を退避する作業が容易になることがある。具体的には、同じ装置グループ70に属する精算装置60同士で容易に通貨を融通しあえるようになる。例えば管理者は、同じ装置グループ70に含まれる各精算装置60の通貨数情報を見ることでこれら各精算装置60に格納されている通貨の数を把握し、その装置グループ70に含まれている或る精算装置60から別の精算装置60へ通貨を移動させることで、精算装置60における通貨の不足と過多をそれぞれ解消する。このように通貨の移動(退避及び補充)を1つの装置グループ70の中で完結させることで、異なる装置グループ70に属する精算装置60の間で通貨の移動が発生しないようにできる。よって管理者は、装置グループ70を単位として通貨を容易に管理できるようになる。また、精算装置60が置かれている場所と事務所などとの間を往復して通貨を移動させるという作業を無くせるか、又はそのような作業の頻度を減らすことができるため、管理者の作業負担が軽減される。
以下、本実施形態についてさらに詳細を述べる。
<ハードウエア構成例>
情報処理装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。
情報処理装置10は、PC(Personal Computer)、携帯型端末、又はサーバマシンなどの種々の計算機として実装される。ここで情報処理装置10は、情報処理装置10を実装するための専用の計算機に実装されてもよいし、その他のアプリケーション等も含まれている汎用の計算機に実装されてもよい。
図2は、計算機30のハードウエア構成を例示するブロック図である。計算機30は、バス32、プロセッサ34、メモリ36、ストレージ38、入出力インタフェース40、及びネットワークインタフェース42を有する。バス32は、プロセッサ34、メモリ36、ストレージ38、入出力インタフェース40、及びネットワークインタフェース42が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ34などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ34は、例えば CPU(Central Processing Unit)や GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ36は、例えば RAM(Random Access Memory)や ROM(Read Only Memory)などのメモリである。ストレージ38は、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ38は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。
入出力インタフェース40は、計算機30と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。入出力デバイスは、例えばキーボード、マウス、又は表示画面などである。図2において、計算機30は入出力インタフェース40を介して表示画面80と接続されている。
ネットワークインタフェース42は、計算機30を外部の装置と接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース42は、有線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよいし、無線回線と接続するためのネットワークインタフェースでもよい。ネットワークインタフェース42は、例えば情報処理装置10がネットワークを介して外部に通貨数情報を出力するためのインタフェースとして利用される。
ストレージ38は、計算機30の機能を実現するためのプログラムを記憶している。具体的には、ストレージ38は、情報処理装置10が有する各機能構成部の機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ34は、これら各プログラムモジュールを実行することで、情報処理装置10が有する各機能構成部の機能をそれぞれ実現する。ここでプロセッサ34は、上記各モジュールを実行する際、これらのモジュールをメモリ36上に読み出してから実行してもよいし、メモリ36上に読み出さずに実行してもよい。
計算機30のハードウエア構成は図2に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ36に格納されてもよい。この場合、計算機30は、ストレージ38を備えていなくてもよい。
<処理の流れ>
図3は、実施形態1の情報処理装置10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。取得部12は各精算装置60から通貨数情報を取得する(S102)。出力制御部14は各精算装置60の通貨数情報を装置グループ70ごとに出力する(S104)。
<通貨数情報について>
通貨数情報は、精算装置60に格納されている通貨の数を、金種ごとに示す。図4は、通貨数情報をテーブル形式で例示する図である。図4のテーブルを通貨数情報テーブル200と呼ぶ。通貨数情報テーブル200は、金種202及び通貨数204という2つの列を有する。金種202は、一万円札や 500 円玉など、各種の金種を表す。例えば、「10,000」は一万円札という金種を表す。通貨数204は、各金種202について、精算装置60に格納されている数を表す。例えば、1行目のレコードは、精算装置60に一万円札が1枚格納されていることを表す。
なお、通貨数情報が示す通貨の数は、1枚単位に限定されない。例えば通貨数情報は、紙幣の束や硬貨の束(棒金)を1単位として通貨の数を示してもよい。また、通貨数情報は、1束単位と1枚単位との組み合わせ(「2 棒金と 13 枚」など)で表されてもよい。
また、図4の通貨数情報テーブル200は日本の通貨を対象としているが、情報処理装置10が扱う通貨は日本の通貨に限定されない。例えば米国の通貨を扱う場合、通貨数情報テーブル200の金種202は、米国の通貨の金種(1ドル札や1セントコインなど)を表す。
精算装置60は、その精算装置60の内部に格納されている通貨の数を金種ごとに把握して、通貨数情報を生成する。ここで精算装置60が、その精算装置60の内部に格納されている通貨の数を把握する方法は様々である。例えば精算装置60に、その精算装置60の内部に格納されている通貨の数を金種ごとにカウントする機能を設ける。また例えば精算装置60に、初期状態においてその精算装置60の内部に格納されていた通貨、その精算装置60の内部へ投入された通貨、及びその精算装置60から外部へ排出した通貨それぞれの金種ごとの数から、その精算装置60の内部に格納されている通貨の数を金種ごとに算出する機能を設けてもよい。なお、精算装置60の内部に格納されている通貨をカウントする技術や、初期状態において精算装置60の内部に格納されていた通貨、精算装置60の内部へ投入された通貨、及び精算装置60から外部へ排出した通貨それぞれの金種ごとの数を把握する技術は既知の技術であるため、その技術に関する説明は省略する。
精算装置60が通貨数情報を生成するタイミングは任意である。例えば精算装置60は、情報処理装置10が通貨数情報を取得するタイミングで通貨数情報を生成する。また例えば、精算装置60は、定期的なタイミングなどで通貨数情報を生成する。後者の場合、精算装置60は、生成した通貨数情報を精算装置60の内部又は外部の記憶装置に記憶しておく。
<装置グループ70について>
各精算装置60はいずれか1つ以上の装置グループ70に属する。装置グループ70の構成は任意である。例えば、情報処理装置10を利用する店舗において、精算装置60に格納されている通貨を管理する複数の管理者がおり、各管理者がそれぞれ異なる1つ又は複数の精算装置60を管理するとする。この場合、同じ管理者によって管理される精算装置60が同じ装置グループ70に属するように、装置グループ70が構成される。
図5は、同じ管理者によって管理される精算装置60が同じ装置グループ70に属する様子を例示する図である。管理者75−1に管理されている精算装置60−1と精算装置60−2は、装置グループ70−1に属している。一方、管理者75−2に管理されている精算装置60−3及び精算装置60−4は、装置グループ70−2に属している。
このように構成された装置グループ70ごとに精算装置60の通貨数情報が出力されることで、同じ管理者によって管理される精算装置60のグループごとに精算装置60の通貨数情報が出力されるようになる。これにより、精算装置60の各管理者は、自分が管理している精算装置60に格納されている通貨の数に関する情報と、自分以外の者が管理している精算装置60に格納されている通貨の数に関する情報とが区別されずに出力される場合と比較し、自分が管理している各精算装置60に格納されている通貨の数に関する情報を容易に把握することができるようになる。
また、各精算装置60が、特定の商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられるとする。この場合、同じ商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60が同じ装置グループ70に属するように、装置グループ70が構成される。
図6は、同じ商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60が同じ装置グループ70に属する様子を例示する図である。商品登録装置50−1によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60−1と精算装置60−2は、装置グループ70−1に属している。一方、商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60−3及び精算装置60−4は、装置グループ70−2に属している。
なお、各精算装置60は、2つ以上の特定の商品登録装置50それぞれによって登録された商品の精算に用いられてもよい。例えば、精算装置60−1と精算装置60−2が、商品登録装置50−1又は商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられ、精算装置60−3と精算装置60−4が、商品登録装置50−3又は商品登録装置50−4によって登録された商品の精算に用いられる。この場合も、図6の場合と同様に、精算装置60−1と精算装置60−2が同じ装置グループ70に属し、精算装置60−3及び精算装置60−4が同じ装置グループ70に属する。また例えば、精算装置60−1が、商品登録装置50−1によって登録された商品の精算に用いられ、精算装置60−2が、商品登録装置50−1又は商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられ、精算装置60−3が、商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられるとする。この場合、精算装置60−1が装置グループ70−1に属し、精算装置60−3が装置グループ70−2に属し、精算装置60−2が装置グループ70−1及び装置グループ70−2の双方に属する。このように精算装置60は、複数の装置グループ70に属することもできる。
ここで、店舗のレジ端末を管理する際、商品登録装置50と、その商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60とのグループを単位として商品登録装置50及び精算装置60を管理することが考えられる。例えば図6の場合に、「商品登録装置50−1、精算装置60−1、及び精算装置60−2」が1つの単位として管理され、「商品登録装置50−2、精算装置60−3、及び精算装置60−4」が1つの単位として管理される。このような管理がされる場合、前述のように同じ商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60を同じ装置グループ70に所属させることにより、管理単位ごとに精算装置60の通貨数情報が出力される。よって、管理単位ごとに精算装置60の通貨数情報が出力される場合と比較し、精算装置60の管理者が精算装置60を容易に管理できるようになる。
なお、「精算装置60が特定の商品登録装置50によって登録された商品の精算にのみ用いられる」というレジ端末の運用は、前述したシート方式と指定方式のどちらによる運用であってもよいし、これら2つの方式以外の方式による運用でもよい。シート方式の場合、例えば商品登録装置50が特定の1つ又は複数の精算装置60のみで読み取ることができるシートを発行することで、上述の運用を実現できる。また、指定方式の場合、商品登録装置50から指定できる精算装置60を特定の1つ又は複数の精算装置60のみに限定することで、上述の運用を実現できる。上述した「特定の1つ又は複数の精算装置60」は同じ装置グループ70に属する。
各精算装置60がどの装置グループ70に所属するかは、店舗の管理者などによって予め決められているものとする。各精算装置60がどのグループに属するかを示す情報は、予め情報処理装置10に設定されていてもよいし、情報処理装置10の内部又は外部に設けられた記憶部に記憶されていてもよい。上記情報が記憶装置に記憶される場合、情報処理装置10は、この記憶装置から上記情報を読み出すことで、各精算装置60がどのグループに属するかを把握する。
<取得部12によって実行される処理の詳細>
取得部12は、各精算装置60について通貨数情報を取得する(S102)。取得部12が通貨数情報を取得する方法は様々である。例えば取得部12は、精算装置60が通貨数情報を記憶している記憶部から、通貨数情報を読み出すことで、通貨数情報を取得する。また例えば取得部12は、各精算装置60に通貨数情報の送信をリクエストし、精算装置60によって送信された通貨数情報を受信することで、精算装置60から通貨数情報を取得する。また例えば、精算装置60に、定期的に又は不定期に情報処理装置10に対して通貨数情報を送信する機能を持たせる。この場合、取得部12は、各精算装置60によって送信される通貨数情報を受信することで通貨数情報を取得する。
<出力制御部14によって実行される処理の詳細>
出力制御部14は、装置グループ70ごとに通貨数情報を出力する(S104)。より具体的には、出力制御部14は、ある装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報を、他の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報と識別可能に出力する。
出力制御部14が通貨数情報を出力する方法は様々である。例えば出力制御部14は、情報処理装置10と接続されている表示画面80に通貨数情報を表示する。この場合、例えば出力制御部14は、通貨数情報を含む画面データを生成し、その画面データを表示画面80に表示するようにオペレーティングシステム(OS)などへ指示を与える。その結果、OS などによって表示画面80が制御され、通貨数情報を含む画面データが表示画面80に表示される。
また例えば、出力制御部14は、通貨数情報をファイルに出力してもよい。この場合、出力制御部14は、通貨数情報を含むファイルを生成し、そのファイルを記憶装置等に出力するように OS などへ指示を与える。その結果、OS などによって記憶装置等が制御され、通貨数情報を含むファイルが記憶装置等に記憶される。
また例えば出力制御部14は、メールなどで外部の装置へ送信したりしてもよい。この場合、出力制御部14は、通貨数情報を含むメールを生成し、そのメールを所定の宛先へ送信するように OS などへ指示を与える。その結果、OS などによってネットワークインタフェース等が制御され、通貨数情報を含むメールが外部の装置へ送信される。
なお、上述の例において出力制御部14は、上述した各種の出力を、OS などを介さずに直接実行してもよい。この場合、出力制御部14が直接表示画面80、記憶装置、又はネットワークインタフェースなどの制御を行う。
また、前述した表示画面は、情報処理装置10に直接接続されているものに限定されず、情報処理装置10とは別の装置と接続されているものでもよい。例えば情報処理装置10は、ユーザに対し、通貨数情報が表示された Web ページを提供する。この場合、ユーザは、ユーザ端末(例えば携帯端末)から情報処理装置10にアクセスして通貨数情報を閲覧する。具体的には、出力制御部14は、通貨数情報を含む Web ページを生成し、その Web ページをユーザの携帯端末へ送信する。ユーザ端末はこの Web ページを、ユーザ端末に接続された表示画面に表示する。例えばユーザ端末が携帯端末の場合、ユーザ端末に接続された表示画面は、携帯端末に設けられた表示画面などである。
出力制御部14は、1つの装置グループ70について、その装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報を出力してもよいし、複数の装置グループ70について、同一の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報をその他の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報と識別可能に出力してもよい。図7は、1つの装置グループ70について、その装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報が表示される様子を例示する図である。テーブル90は通貨数情報を示す表である。表示画面80は、テーブル90を含む画面データを表示している。テーブル90の各レコードは、各精算装置60に関する通貨数情報を表す。ドロップダウンリスト85は、どの装置グループ70について通貨数情報を表示するかをユーザが選択するためのドロップダウンリストである。
図7では、G001 という ID(Identifier)を持つ装置グループ70に属する各精算装置60に関する通貨数情報が表示されている。これにより、情報処理装置10のユーザは、G001 という ID を持つ装置グループ70に属する精算装置60に関する通貨数情報を、その他の装置グループ70に属する精算装置60に関する通貨数情報と区別して把握できる。なお、ユーザは、ドロップダウンリスト85を操作することで、他の装置グループ70に関する通貨数情報を閲覧できる。
図8は、複数の装置グループ70について、同一の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報が、その他の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報と識別可能に表示される様子を例示する図である。テーブル100は通貨数情報を示す表である。テーブル100は、テーブル90と異なり、装置グループ70の ID を示すグループ ID という列を有する。図8を見ると、G001 という ID を持つ装置グループ70に、S001、S002、S003 という ID を持つ精算装置60がそれぞれ属しており、G002 という ID を持つ装置グループ70に、S003、S004 という ID を持つ精算装置60がそれぞれ属していることが分かる。このように、情報処理装置10のユーザは、G001 という ID を持つ装置グループ70に属する精算装置60に関する通貨数情報と、G002 という ID を持つ装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報とを、区別して把握できる。
ここで図7や図8において、通貨数情報は、精算装置60に格納されている通貨の数そのもの(絶対数)を表している。しかし、通貨数情報は、精算装置60に格納されている通貨の数を、その精算装置60に格納できる通貨の最大数に対する相対数として表してもよい。例えば、100 円玉を 100 枚格納できる精算装置60において、100 円玉が 60 枚格納されている場合、その精算装置60の通貨数情報は、100 円玉の数を「60%」という相対数で表す。なお、相対数の表記方法はパーセント表記に限定されない。
図9は、図7と同様の状況について、通貨数情報が相対数で出力される様子を例示する図である。図9のテーブル110において、各通貨の数は、精算装置60に格納できる通貨の最大数を 100% とする相対数として表されている。なお、精算装置60に格納できる各通貨の最大数は、いずれも 200 枚としている。
このように通貨数情報に示す各通貨の数を装置に格納できる最大数に対する相対数で表すことで、情報処理装置10のユーザは、各通貨がどの程度不足しているのかや、精算装置60の各通貨の格納スペースにどの程度余裕があるのかなどを、直感的に把握することができる。
なお、出力制御部14が出力する通貨数情報において通貨数が相対数で表されている場合、精算装置60から取得する通貨数情報は、通貨数を絶対数で表していてもよいし、相対数で表していてもよい。後者の場合、出力制御部14は、精算装置60から取得した通貨数情報によって示されている各通貨の絶対数と、その精算装置60が格納できる各通貨の最大数とを用いて、精算装置60に格納されている通貨数の相対数を算出する。そして、出力制御部14は、算出した相対数を示す通貨数情報を出力する。この場合、精算装置60が格納できる各通貨の最大数に関する情報は、出力制御部14に予め設定されていてもよいし、情報処理装置10からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよいし、精算装置60から情報処理装置10へ通知されてもよい。
さらに出力制御部14は、各通貨の数について、絶対数及び相対数の双方を出力してもよい。こうすることで、例えば情報処理装置10のユーザは、各通貨の数の相対数を見ることで通貨の補充や回収の必要性を直感的に把握し、各通貨の数の絶対数を見ることで具体的にどの程度の数の通貨を補充又は回収する必要があるかを把握することができる。
出力制御部14によって出力される通貨数情報は、表形式に限定されない。例えば出力制御部14は、通貨数情報をグラフとして出力してもよい。この場合、出力制御部14は、取得部12によって取得された各通貨数情報を用いてグラフを生成する。
図10は、通貨数情報がグラフとして出力される様子を例示する図である。図10(a)では、図7に示した通貨数情報が棒グラフで表示されている。X軸は金種を表し、Y軸は通貨の数の絶対数を表す。図10(b)では、図9に示した通貨数情報が棒グラフで表示されている。X軸は金種を表し、Y軸は通貨の数の相対数を表す。情報処理装置10のユーザは、グラフ形式で表示される通貨数情報を見ることにより、表形式で通貨数情報を見るよりも直感的に精算装置60に格納されている通貨の数を把握できる。
「通貨数情報が装置グループ70ごとに出力されている」という状況は、例えば出力される通貨数情報が特定の装置グループ70に属する装置のもののみとなっていることで確認できる。またこの状況は、通貨数情報が、装置グループ70を識別するための ID やマークと共に出力されていたり、装置グループ70ごとに区切り線などで区切られて出力されていることで確認できる。
[実施形態2]
実施形態2の情報処理装置10は、実施形態1の情報処理装置10と同様に、例えば図1で表される。下記で説明する点を除き、実施形態2の情報処理装置10が有する機能は、実施形態1の情報処理装置10が有する機能と同様である。
実施形態2では、精算装置60に加え、商品登録装置50も通貨を格納する。商品登録装置50に通貨が格納されるケースとして、商品登録装置50が商品の登録だけでなく商品の精算にも用いられるケースがある。つまり、商品登録装置50で精算対象として登録した商品が、商品登録装置50又は精算装置60を用いて精算されるケースである。またその他のケースとして、例えば商品登録装置50を通貨の格納庫として利用するケースなどがある。
<装置グループ70について>
実施形態2において、各商品登録装置50及び各精算装置60は、いずれかの装置グループ70に属する。ここで、装置グループ70の構成は任意である。例えば、情報処理装置10を利用する店舗において、商品登録装置50及び精算装置60の中に格納されている通貨を管理する管理者が複数おり、各管理者がそれぞれ異なる1つ又は複数の商品登録装置50や精算装置60を管理するとする。この場合、同じ管理者によって管理される商品登録装置50や精算装置60が同じグループに属するように、装置グループ70が構成される。
図11は、同じ管理者によって管理される装置が同じ装置グループ70に属する様子を例示する図である。管理者75−1に管理されている商品登録装置50−1と精算装置60−1は、装置グループ70−1に属している。一方、管理者75−2に管理されている商品登録装置50−2と精算装置60−2は、装置グループ70−2に属している。
また例えば、実施形態1で説明したように、各精算装置60が、特定の商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられるとする。この場合、商品登録装置50と、その商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60とが同じ装置グループ70に属するように、装置グループ70が構成される。
図12は、商品登録装置50と、その商品登録装置50によって登録された商品の精算に用いられる精算装置60とが同じ装置グループ70に属する様子を例示する図である。図12では、精算装置60−1と精算装置60−2が商品登録装置50−1によって登録された商品の精算に用いられ、精算装置60−3と精算装置60−4が商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられる。そのため、「商品登録装置50−1、精算装置60−1、及び精算装置60−2」が装置グループ70−1属し、「商品登録装置50−2、精算装置60−3、及び精算装置60−4」が装置グループ70−2に属している。
なお実施形態1と同様に、各精算装置60は、2つ以上の特定の商品登録装置50それぞれによって登録された商品の精算に用いられてもよい。例えば、精算装置60−1と精算装置60−2が商品登録装置50−1又は商品登録装置50−2によって登録された商品の精算に用いられる。この場合、「商品登録装置50−1、商品登録装置50−2、精算装置60−1、及び精算装置60−2」が同じ装置グループ70に属する。
<取得部12によって実行される処理について>
実施形態2の取得部12は、精算装置60だけでなく、商品登録装置50についても通貨数情報を取得する。商品登録装置50の通貨数情報は、その商品登録装置50の中に格納されている通貨の数に関する情報である。
商品登録装置50は、精算装置60と同様の方法で通貨数情報を生成する。そして実施形態2の取得部12は、精算装置60について通貨数情報を取得する方法と同様の方法で、商品登録装置50について通貨数情報を取得する。
<出力制御部14によって実行される処理について>
実施形態2の出力制御部14は、装置グループ70ごとに、装置グループ70に属する商品登録装置50及び精算装置60の通貨数情報を出力する。より具体的には、出力制御部14は、ある装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報を、他の装置グループ70に属する精算装置60の通貨数情報と識別可能に出力する。
図13は、実施形態2の出力制御部14によって出力される通貨数情報を例示している。図13のテーブル120は通貨数情報を例示する図である。テーブル120において、装置 ID の1文字目が R である装置は商品登録装置50であり、装置 ID の1文字目が S である装置は精算装置60である。図13では、R001 という ID を持つ商品登録装置50と、S001、S002、S003 という ID をそれぞれ持つ精算装置60とが、G001 という ID を持つ装置グループ70に属している。
ここで、実施形態2の出力制御部14は、装置グループ70に属する商品登録装置50及び精算装置60について、(1)全ての装置(商品登録装置50及び精算装置60)の通貨数情報を出力する、(2)商品登録装置50のみの通貨数情報を出力する、又は(3)精算装置60のみの通貨数情報を出力する、という処理のいずれかを行う。以下、(1)、(2)、(3)の処理をそれぞれ、出力処理1、出力処理2、出力処理3と呼ぶ。上述した図14では、出力制御部14が出力処理1を行う場合の出力結果を例示している。
図14は、図13に示した G001 という ID を持つ装置グループ70について、出力処理2が行われた結果を例示している。図14のテーブル130には、図13のテーブル120に示されているレコードのうち、商品登録装置50に関するレコードのみが示されている。なお、図13に示した G001 という ID を持つ装置グループ70について出力処理3が行われた結果は、図7と同様となる。
出力制御部14が出力処理1から3のどれを実行するかについては、予め定められていてもよいし、情報処理装置10のユーザによって選択されてもよい。実行する出力処理が予め定められている場合、どの出力処理を実行するかを示す情報は、出力制御部14に予め設定されていてもよいし、出力制御部14からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
出力制御部14がどの出力処理を実行するかが情報処理装置10のユーザによって選択される場合、情報処理装置10はさらに選択受付部16を有する。選択受付部16は、出力制御部14に行わせる出力処理について、前述した出力処理1、出力処理2、及び出力処理3の中から選択する入力を受け付ける。図15は、選択受付部16を有する情報処理装置10を例示するブロック図である。
選択受付部16は、出力処理1から3のいずれかを示す入力を文字や音声などで入力させる。例えば、選択受付部16は、出力処理1から3の識別子の入力を受け付ける。この場合、各出力処理に予め識別子を割り与えておく。例えば「出力処理1」などの名前でもよいし、「1」などの数値でもよい。
また例えば、選択受付部16は、出力処理1から3をユーザに選択させるための表示を表示画面に表示してもよい。例えば選択受付部16は、出力処理1から3のいずれかを選択させるボタン、タブ、又はラジオボタンなどを表示画面に表示し、ユーザによる選択を受け付ける。
図16は、出力制御部14による出力処理をタブによって選択できるケースを例示している。図16において、テーブル90の上にタブ150、タブ151、及びタブ152が表示されている。タブ150、タブ151、タブ152にはそれぞれ「全て」、「商品登録装置」、「精算装置」と表記されている。選択受付部16は、ユーザによるタブの選択を受け付ける。ユーザがタブ150を選択した場合、出力制御部14は、装置グループ70に含まれる商品登録装置50及び精算装置60の双方について、通貨数情報を出力する。ユーザがタブ151を選択した場合、出力制御部14は、装置グループ70に含まれる商品登録装置50について、通貨数情報を出力する。ユーザがタブ152を選択した場合、出力制御部14は、装置グループ70に含まれる精算装置60について、通貨数情報を出力する。
図16は、タブ151が選択された状態を表している。選択されているタブ151の背景は白色で、その他のタブよりも前面に表示されている。一方で、その他のタブの背景はグレーで、選択されているタブよりも背面に表示されている。なお、図16では、ドット柄でグレーを表している。タブ151が選択されているため、テーブル140には商品登録装置50に関する通貨数情報のみが表示されている。
選択受付部16が文字の入力を受け付ける場合、ユーザはキーボード等の入力デバイスを用いて文字を入力する。選択受付部16が音声の入力を受け付ける場合、ユーザはマイク等の入力デバイスを用いて音声を入力する。選択受付部16がボタンやタブなどを選択させる場合、ユーザはマウスやタッチパネルなどの入力デバイスを用いて選択を行う。これらの入力デバイスからの信号は情報処理装置10で動作している OS 等によって受信され、入力された内容を示す情報(文字データなど)が選択受付部16へ通知されることで、選択受付部16はその情報を取得する。出力制御部14は、選択受付部16によって取得された情報に基づく出力方法で出力処理を行う。
このようにユーザが出力制御部14による出力処理を選択できるようにすることで、ユーザは、ユーザの意図に合わせ、各装置に格納されている通貨の数を適切に把握できる。例えばユーザは、商品登録装置50の間で通貨の融通を行いたい場合には、商品登録装置50に関する通貨数情報のみが出力されるように上記選択を行う。また例えば、ユーザは、精算装置60の間で通貨の融通を行いたい場合には、精算装置60に関する通貨数情報のみが出力されるように上記選択を行う。
本実施形態によれば、装置グループ70に、精算装置60だけでなく商品登録装置50が含まれる。よって、商品登録装置50が商品の登録だけでなく精算にも用いられる場合において、管理者が、商品登録装置50及び精算装置60のグループごとに、各装置に格納されている通貨の数を把握できるようになる。したがって、管理者が、各装置に格納されている通貨を装置グループ70ごとに容易に管理でき、同じ装置グループ70に属する商品登録装置50や精算装置60の間で容易に通貨の融通を行うことができるようになる。
なお、本実施形態の情報処理装置10によって、上記3つの出力処理のいずれかが行われていることの確認は、例えば、「どの装置に関する通貨数情報が出力されるか」を確認することで実現できる。具体的には、商品登録装置50と精算装置60の双方が属する装置グループ70について、商品登録装置50に関する通貨数情報のみが出力されたら、出力処理2が行われていると言える。一方、この装置グループ70について、精算装置60に関する通貨数情報のみが出力されたら、出力処理3が行われていると言える。
また、「出力制御部14が行う出力処理の選択をユーザから受け付ける」という処理が行われていることの確認は、ユーザが行う入力に基づいて出力される通貨数情報が変化することを確認したり、出力される通貨数情報に関する選択を受け付ける表示(前述したタブなど)が出力されていることを確認することで実現できる。
<ハードウエア構成例>
実施形態2の情報処理装置10は、実施形態1の情報処理装置10と同様に、計算機30を用いて実現される(図2参照)。本実施形態において、前述したストレージ38に記憶される各プログラムモジュールには、本実施形態で説明した各機能を実現するプログラムがさらに含まれる。
[実施形態3]
図17は、実施形態3に係る情報処理装置10を例示するブロック図である。図17において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。実施形態3の情報処理装置10は、以下で説明する点を除き、実施形態1の情報処理装置10又は実施形態2の情報処理装置10と同様の機能を有する。
実施形態3の情報処理装置10は、第1判定部18を有する。第1判定部18は、各装置の中に格納されている通貨の数が第1の所定値以上であるか否かを判定する。ここで実施形態3において、装置グループ70に商品登録装置50が含まれない場合、第1判定部18は各精算装置60について上記判定を行う。一方、実施形態3において装置グループ70に商品登録装置50が含まれる場合、第1判定部18は各商品登録装置50及び各精算装置60について上記判定を行う。
実施形態3の出力制御部14は、第1判定部18によって通貨の数が第1の所定値以上であると判定された装置に関する通貨数情報を強調して出力する。
商品登録装置50や精算装置60が通貨を格納するスペースは有限である。そのため、各装置に格納されている通貨の数が上限に達しそうになった場合、各装置の管理者等が各装置に格納されている通貨を他の場所に移す必要がある。本実施形態によれば、各装置に格納されている通貨の数が第1の所定値以上になった場合に通貨数情報が強調して出力されるため、管理者等は、装置に格納されている通貨の数が第1の所定値以上になったことを容易に把握できる。そこで例えば、「通貨を他の場所へ移す」と判断をするための目安となる通貨の数を上記第1の所定値として設定しておくことで、管理者等は、各装置に格納されている通貨を他の場所へ移すべきであるという状況を容易に把握できる。よって、装置内に通貨が格納しきれなくなるといった事態が生じることを未然に防げるようになる。
<処理の流れ>
図18は、実施形態3の情報処理装置10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。なお、図18のS102で行われる処理は、図3のS102で行われる処理と同様である。
ここで、図18において処理の対象となっている装置グループ70は1つである。複数の装置グループ70についてそれぞれ通貨数情報の出力を行う場合、情報処理装置10は、図18の処理を各装置グループ70について行う。
S202からS214は、対象の装置グループ70に含まれる各装置について実行されるループ処理Aである。S202において、第1判定部18は、対象の装置グループ70に含まれる全ての装置を既にループ処理Aの対象としたか否かを判定する。既に全ての装置をループ処理Aの対象とした場合、図18の処理は終了する。
一方、まだループ処理Aの対象としていない装置がある場合、図18の処理はS204に進む。ここで、第1判定部18は、まだループ処理Aの対象としていない装置の中から1つを選択する。ここで選択された装置を、装置iと呼ぶ。
S204からS212は、装置iの中に格納されている各金種の通貨について実行されるループ処理Bである。S204において、第1判定部18は、全ての金種をループ処理Bの対象としたか否かを判定する。既に全ての金種をループ処理Bの対象とした場合、図18の処理はS214に進む。S214はループ処理Bの終端であるため、図18の処理はS202に進む。
一方、まだループ処理Bの対象としていない金種がある場合、図18の処理はS206に進む。ここで、第1判定部18は、まだループ処理Bの対象としていない金種の中から1つを選択する。ここで選択された金種を、金種jと呼ぶ。
S206において、第1判定部18は、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第1の所定値以上であるか否かを判定する。装置iに格納されている金種jの通貨の数が第1の所定値以上である場合(S206:YES)、図18の処理はS208に進む。一方、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第1の所定値未満である場合(S206:NO)、図18の処理はS210に進む。
S208において、出力制御部14は、装置iに格納されている金種jの通貨に関する通貨数情報を強調して出力する。一方、S210において、出力制御部14は、装置iに格納されている金種jの通貨に関する通貨数情報を強調せずに出力する。
S212はループ処理Bの終端であるため、図18の処理はS204に進む。
<第1判定部18によって実行される処理について>
第1判定部18は、商品登録装置50又は精算装置60に格納されている各金種の通貨の数が第1の所定値以上であるか否かを判定する(S206)。上記第1の所定値は、第1判定部18に予め設定されていてもよいし、第1判定部18からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
上記第1の所定値は、全ての金種について共通であってもよいし、金種ごとに異なっていてもよい。ただし、商品登録装置50や精算装置60に格納できる通貨の数が金種ごとに異なる場合、「通貨の数がいくつ以上になったらその通貨を他の場所へ移すべきか」という判断をするための目安となる通貨の数は、金種ごとに異なる。よってこの場合、上記第1の所定値を金種ごとに設定することが好ましい。こうすることで管理者が、通貨を他の場所に移すべきかどうかの判断を金種ごとに適切に行えるようになる。
<出力制御部14によって実行される処理について>
出力制御部14は、格納されている数が第1の所定値以上である通貨に関する通貨数情報を強調して出力する(S208)。ここで、通貨数情報を強調して出力する方法は様々である。通貨数情報を文字として出力する場合、例えば出力制御部14は、強調して出力する通貨数情報の背景や文字の色を、強調せずに出力する通貨数情報の背景や文字の色と異なる色にする。例えば出力制御部14は、強調して出力する通貨数情報の背景色を緑色にし、強調せずに出力する通貨数情報の表示色を白色にする。また例えば出力制御部14は、強調して出力する通貨数情報の文字の色を緑色にし、強調せずに出力する通貨数情報の文字の色を黒色にする。
図19は、強調して出力する通貨数情報と強調せずに出力する通貨数情報の背景色が異なっている様子を例示している。図19において、各金種についての上記第1の所定値は 50 枚である。S002 という ID を持つ精算装置60において、500 円玉、10 円玉、5 円玉及び 1 円玉の数が 50 枚以上となっている。よって、S002 という ID を持つ精算装置60において、500 円玉、10 円玉、5 円玉及び 1 円玉を表すセルの背景色が、他の通貨の数を表すセルの背景色と異なっている。なお図示の都合上、図19において、色の違いは模様の違いで表されている。
通貨数情報をグラフとして表示する場合、例えば出力制御部14は、強調して出力する通貨数情報のグラフについて、グラフの枠を太くしたりグラフの上方に所定のマーク(シャープやアスタリスクなど)を表示することで強調を行う。
図20は、通貨数情報をグラフで表示する場合に強調が行われる様子を例示している。図20では、図19と同様に、S002 という ID を持つ精算装置60において、500 円玉、10 円玉、5 円玉、及び 1 円玉の数が 50 枚以上となっている。よって、S002 という ID を持つ精算装置60における 500 円玉、10 円玉、5 円玉、及び 1 円玉を表すグラフの枠が、他のグラフの枠よりも太くなっている。なお、図20には、第1の所定値である 50 枚を表す線160が表示されている。これにより、ユーザが第1の所定値を容易に把握できる。
なお、通貨数情報を強調する方法は、色を異ならせる方法やマークを表示する方法に限定されない。例えば出力制御部14は、強調して出力する通貨数情報の背景やグラフの模様を、強調せずに出力する通貨数情報の背景やグラフの模様と異なる模様にしてもよい。
なお、出力制御部14は、格納されている数が第1の所定値以上となった金種の通貨に関する通貨数情報を強調することに加え、その通貨が格納されている装置の ID や、その装置が属している装置グループ70の ID などを強調して出力してもよい。このようにすることで、管理者は、どの装置グループ70に属しているどの装置において、通貨の移動の必要性が生じているかを容易に把握することができる。なお、装置の ID や装置グループ70の ID を強調する方法は、前述した通貨数情報を強調する方法と同様である。
図21は、装置の ID 及び装置グループ70の ID が強調して出力される様子を例示している。図21では、G001 という ID を持つ装置グループ70に属している、S002 という ID を持つ精算装置60において、500 円玉、10 円玉、5 円玉、及び 1 円玉の数が第1の所定値以上となっている。そこで、出力制御部14は、G001 という装置グループ70の ID、S002 という精算装置60の ID、及び S002 に格納されている500 円玉、10 円玉、5 円玉、及び 1 円玉の数を表すセルをそれぞれ強調して出力している。
また、実施形態3の出力制御部14は、いずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみについて通貨数情報を出力してもよい。例えばこの場合、図21のケースでは、出力制御部14は S002 という ID の精算装置60についてのみ通貨数情報を出力する。このように、出力する通貨数情報を、いずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置に関するもののみに限定することで、ユーザは、注目すべき通貨数情報を容易に把握することができる。
このように、いずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみについて通貨数情報を出力するか否かは、出力制御部14に予め設定されていてもよいし、情報処理装置10のユーザによって指示されてもよい。後者の場合、例えば出力制御部14は、実施形態2の選択受付部16を有する。そして選択受付部16は、(1)全ての装置(商品登録装置50及び精算装置60)の通貨数情報を出力する、(2)商品登録装置50のみの通貨数情報を出力する、(3)精算装置60のみの通貨数情報を出力する、及び(4)いずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみの通貨数情報を出力する、という4つの処理のいずれかを示す入力をユーザから受け付ける。選択受付部16がユーザから入力を受け付ける方法は、実施形態2で説明した通りである。
なお、「格納されている通貨の数が第1の所定値以上である場合に通貨数情報を強調する」という処理が行われていることの確認は、例えば、装置に格納されている通貨の数を増やしていき、出力される情報に特定の変化が起こるか否かを確認することで実現できる。ここでいう特定の変化とは、例えば通貨数を示す情報の文字の色若しくは背景色、グラフの色若しくは模様、又はグラフの枠線の太さ若しくは色などが変化したり、通貨の数に関する警告が出力されることなどである。
<ハードウエア構成例>
実施形態3の情報処理装置10は、実施形態1の情報処理装置10と同様に、計算機30を用いて実現される(図2参照)。本実施形態において、前述したストレージ38に記憶される各プログラムモジュールには、本実施形態で説明した各機能を実現するプログラムがさらに含まれる。
[実施形態4]
図22は、実施形態4に係る情報処理装置10を例示するブロック図である。図22において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。実施形態4の情報処理装置10は、以下で説明する点を除き、実施形態1から3いずれかの情報処理装置10と同様の機能を有する。
実施形態4の情報処理装置10は、第2判定部20を有する。第2判定部20は、各装置の中に格納されている通貨の数が第2の所定値以下であるか否かを判定する。ここで実施形態4において、装置グループ70に商品登録装置50が含まれない場合、第2判定部20は各精算装置60について上記判定を行う。一方、実施形態4において装置グループ70に商品登録装置50が含まれる場合、第2判定部20は各商品登録装置50及び各精算装置60について上記判定を行う。
実施形態4の出力制御部14は、第2判定部20によって通貨の数が第2の所定値以下であると判定された装置に関する通貨数情報を強調して出力する。
商品登録装置50や精算装置60の中に格納されている通貨はおつりの排出に利用されるため、これらの装置の中に格納されている通貨が不足すると、装置がおつりを排出できなくなる。そこで店員が、装置の中に格納されている通貨が少なくなってきたことを把握し、装置に通貨を補充できるようにする必要がある。本実施形態の出力制御部14によれば、各装置に格納されている通貨の数が第2の所定値以下になった場合に通貨数情報が強調して出力されるため、管理者等は、装置に格納されている通貨の数が第2の所定値以下になったことを容易に把握できる。そこで例えば、「通貨を他の場所から補充する」と判断をするための目安となる通貨の数を上記第2の所定値として設定しておくことで、管理者等は、各装置に格納されている通貨を他の場所から補充すべきであるという状況を容易に把握できる。よって、装置内の通貨が不足しておつりを排出できなくなるといった事態が生じることを未然に防げるようになる。
<処理の流れ>
図23は、実施形態3の情報処理装置10によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図23のフローチャートは、図18のS206の代わりにS302を有する点を除き、図18のフローチャートと同様である。なお、図18において第1判定部18が行う各処理を、図23では第2判定部20が行う。
S302において、第2判定部20は、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第2の所定値以下であるか否かを判定する。装置iに格納されている金種jの通貨の数が第2の所定値以下である場合(S302:YES)、図22の処理はS208に進む。一方、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第2の所定値より多い場合(S302:NO)、図22の処理はS210に進む。よって、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第2の所定値以下である場合(S302:YES)、装置iに格納されている金種jの通貨の通貨数情報が強調して出力され(S208)、装置iに格納されている金種jの通貨の数が第2の所定値より多い場合(S302:NO)、装置iに格納されている金種jの通貨の通貨数情報が強調せずに出力される。
実施形態3の第1の所定値と同様、本実施形態の第2の所定値も、全ての金種について共通であってもよいし、金種ごとに異なっていてもよい。ただし、実施形態3の場合と同様に、商品登録装置50や精算装置60に格納できる通貨の数が金種ごとに異なる場合には、第2の所定値は金種ごとに設定されることが好ましい。
実施形態4の出力制御部14が通貨数情報を強調して出力する方法は、実施形態3の出力制御部14が通貨数情報を強調して出力する方法と同様である。図24は、強調して出力する通貨数情報と強調せずに出力する通貨数情報の背景色を異らせている様子を例示している。図24において、各金種についての上記第2の所定値は 5 枚である。したがって、通貨の数が 5 枚以下である各セルの色の背景色が、その他のセルの背景色と異なっている。
また実施形態4の出力制御部14は、いずれかの通貨の数が第2の所定値以下である装置のみについて通貨数情報を出力してもよい。このような出力を行う方法は、実施形態3の出力制御部14がいずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみについて通貨数情報を出力する方法と同様である。このように、出力する通貨数情報を、いずれかの通貨の数が第2の所定値以下である装置に関するもののみに限定することで、ユーザは注目すべき通貨数情報を容易に把握することができる。
なお、「格納されている通貨の数が第2の所定値以下である場合に通貨数情報を強調する」という処理が行われていることの確認は、例えば、装置に格納されている通貨の数を減らしていき、出力される情報に特定の変化が起こるか否かを確認することで実現できる。ここでいう特定の変化とは、例えば通貨数を示す情報の文字の色若しくは背景色、グラフの色若しくは模様、又はグラフの枠線の太さ若しくは色などが変化したり、通貨の数に関する警告が出力されることなどである。
<実施形態3と実施形態4との組み合わせについて>
実施形態4の情報処理装置10が実施形態3の第1判定部18を有する場合、出力制御部14は、(1)格納されている通貨の数が第1の所定値以上である場合と、(2)格納されている通貨の数が第2の所定値以下である場合の双方で、通貨数情報を強調して出力する。この際、(1)の場合に通貨数情報を強調する方法と、(2)の場合に通貨数情報を強調する方法は異なる方法であることが好ましい。こうすることでユーザは、出力制御部14による2種類の強調を容易に区別でき、各装置に格納されている通貨の数の状況を容易に把握できる。
そこで出力制御部14は、第1判定部18による判定結果に基づいて強調する通貨数情報と、第2判定部20による判定結果に基づいて強調する通貨数情報とを、異なる色や模様などで強調する。例えば出力制御部14が通貨数情報を文字として出力する場合、出力制御部14は、第1判定部18による判定結果に基づいて強調する通貨数情報の背景を緑色にし、第2判定部20による判定結果に基づいて強調する通貨数情報の背景色を赤色にする。また例えば出力制御部14が通貨数情報をグラフとして出力する場合、出力制御部14は、第1判定部18による判定結果に基づいて強調する通貨数情報のグラフの上方にシャープを表示し、第2判定部20による判定結果に基づいて強調する通貨数情報のグラフの上方にアスタリスクを表示する。
図25は、通貨の数が第1の所定値以上である場合と通貨の数が第2の所定値以下である場合とで、異なる方法で通貨数情報を強調して出力する様子を例示している。図25では、第1の所定値を 50 枚とし、第2の所定値を 5 枚とする。
図25において、R001 という ID の商品登録装置50に格納されている千円札の枚数、並びにS002 という ID の精算装置60に格納されている 10 円玉、5 円玉及び 1 円玉の枚数がそれぞれ第1の所定値以上となっている。一方、R001 という ID の商品登録装置50に格納されている 10 円玉及び 5 円玉、S001 という ID の精算装置60に格納されている千円札、並びに S003 という ID の精算装置60に格納されている 1 円玉の数がそれぞれ第2の所定値以下となっている。そして、テーブル180において、第1の所定値以上の数となっている通貨のセルと、第2の所定値以下の数となっている通貨のセルとが、異なる背景色を用いて強調されている。
前述したように、通貨の数が第1の所定値以上である場合、格納スペースが満杯になるのを避けるため、管理者がその通貨を他の場所へ移す必要がある。一方、通貨の数が第2の所定値以下である場合、その通貨が不足することを避けるため、管理者がその通貨を他の場所から補充する必要がある。そして、前述したように装置グループ70単位で商品登録装置50や精算装置60の管理が行われる場合、同じ装置グループ70の中に含まれる装置間で通貨を融通することで、通貨の管理が容易になる。
図25に例示されるように、第1判定部18による判定結果及び第2判定部20による判定結果に基づいてそれぞれ通貨数情報が強調されると、管理者が、同じ装置グループ70に属する装置の中でどのように通貨を融通できるかを容易に把握できるようになる。例えば図25に示す表示画面80を見た管理者は、(1)R001 という ID の商品登録装置50に格納されている千円札の一部を S001 という ID の精算装置60へ移し、(2)S002 という ID の精算装置60に格納されている 10 円玉と 5 円玉の一部を R001 という ID の商品登録装置50へ移し、(3)S003 という ID の精算装置60に格納されている 1 円玉の一部を S002 という ID の精算装置60へ移す、という作業を行うことで、通貨の過不足を同じ装置グループ70内で調整できるということを容易に把握することができる。このように、本実施形態の情報処理装置10によれば、同じ装置グループ70に含まれる複数の装置間で通貨を融通することが容易になる。
なお、実施形態3と実施形態4の組み合わせに係る出力制御部14は、(1)いずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみについて通貨数情報を出力する、(2)いずれかの通貨の数が第2の所定値以下である装置のみについて通貨数情報を出力する、又は(3)いずれかの通貨の数が第1の所定値以上若しくは第2の所定値以下である装置のみについて通貨数情報を出力する、という処理のいずれかを行ってもよい。このような処理を行う方法は、実施形態3の出力制御部14がいずれかの通貨の数が第1の所定値以上である装置のみについて通貨数情報を出力する方法と同様である。このように出力する通貨数情報を限定することで、ユーザは注目すべき通貨数情報を容易に把握することができる。
<ハードウエア構成例>
実施形態3の情報処理装置10は、実施形態1の情報処理装置10と同様に、計算機30を用いて実現される(図2参照)。本実施形態において、前述したストレージ38に記憶される各プログラムモジュールには、本実施形態で説明した各機能を実現するプログラムがさらに含まれる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得手段と、
グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御手段と、
を備える情報処理装置。
2. 複数の商品登録装置それぞれが、その商品登録装置で登録された商品の精算を行う複数の精算装置と同じ前記グループに属し、
前記取得手段は、各前記商品登録装置に格納されている通貨の通貨数情報を取得し、
前記出力制御手段は、グループ分けされた複数の装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記出力制御手段は、前記グループに含まれる全ての装置それぞれについて前記通貨数情報を出力する第1の出力か、そのグループに含まれる商品登録装置について前記通貨数情報を出力する第2の出力か、又はそのグループに含まれる精算装置について前記通貨数情報を出力する第3の出力を行う、2.に記載の情報処理装置。
4. 前記出力制御手段による出力の方法を、前記第1の出力、前記第2の出力、及び前記第3の出力の中から選択する入力を受け付ける選択受付手段を有し、
前記出力制御手段は、前記選択された方法で前記通貨数情報を出力する、3.に記載の情報処理装置。
5. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以上であるか否かを判定する第1判定手段を有し、
前記出力制御手段は、前記第1判定手段によって通貨の数が所定値以上であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、1.乃至4.いずれか一つに記載の情報処理装置。
6. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以下であるか否かを判定する第2判定手段を有し、
前記出力制御手段は、前記第2判定手段によって通貨の数が所定値以下であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、1.乃至5.いずれか一つに記載の情報処理装置。
7. 前記出力制御手段は、強調して表示する前記通貨数情報を他の前記通貨数情報とは異なる色で出力する、5.又は6.に記載の情報処理装置。
8. 前記出力制御手段は、表示画面に前記通貨数情報を表示する1.乃至7.いずれか一つに記載の情報処理装置。
9. 前記商品登録装置によって精算対象として登録された商品の精算は、その商品登録装置と同じ前記グループに属する精算装置が行う、2.乃至4.いずれか一つに記載の情報処理装置。
10. コンピュータによって実行される制御方法であって、
複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得ステップと、
グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御ステップと、
を備える制御方法。
11. 複数の商品登録装置それぞれが、その商品登録装置で登録された商品の精算を行う複数の精算装置と同じ前記グループに属し、
前記取得ステップは、各前記商品登録装置に格納されている通貨の通貨数情報を取得し、
前記出力制御ステップは、グループ分けされた複数の装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する、10.に記載の制御方法。
12. 前記出力制御ステップは、前記グループに含まれる全ての装置それぞれについて前記通貨数情報を出力する第1の出力か、そのグループに含まれる商品登録装置について前記通貨数情報を出力する第2の出力か、又はそのグループに含まれる精算装置について前記通貨数情報を出力する第3の出力を行う、11.に記載の制御方法。
13. 前記出力制御ステップによる出力の方法を、前記第1の出力、前記第2の出力、及び前記第3の出力の中から選択する入力を受け付ける選択受付ステップを有し、
前記出力制御ステップは、前記選択された方法で前記通貨数情報を出力する、12.に記載の制御方法。
14. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以上であるか否かを判定する第1判定ステップを有し、
前記出力制御ステップは、前記第1判定ステップによって通貨の数が所定値以上であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、10.乃至13.いずれか一つに記載の制御方法。
15. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以下であるか否かを判定する第2判定ステップを有し、
前記出力制御ステップは、前記第2判定ステップによって通貨の数が所定値以下であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、10.乃至14.いずれか一つに記載の制御方法。
16. 前記出力制御ステップは、強調して表示する前記通貨数情報を他の前記通貨数情報とは異なる色で出力する、14.又は15.に記載の制御方法。
17. 前記出力制御ステップは、表示画面に前記通貨数情報を表示する10.乃至16.いずれか一つに記載の制御方法。
18. 前記商品登録装置によって精算対象として登録された商品の精算は、その商品登録装置と同じ前記グループに属する精算装置が行う、11.乃至13.いずれか一つに記載の制御方法。
19. 10.乃至18.いずれか一つに記載の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
10 情報処理装置
12 取得部
14 出力制御部
16 選択受付部
18 第1判定部
20 第2判定部
30 計算機
32 バス
34 プロセッサ
36 メモリ
38 ストレージ
40 入出力インタフェース
42 ネットワークインタフェース
50 商品登録装置
60 精算装置
70 装置グループ
80 表示画面
85 ドロップダウンリスト
90、100、110、120、130、140、170、180 テーブル
150、151、152 タブ
160 線
200 通貨数情報テーブル
202 金種
204 通貨数

Claims (11)

  1. 複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得手段と、
    グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 複数の商品登録装置それぞれが、その商品登録装置で登録された商品の精算を行う複数の精算装置と同じ前記グループに属し、
    前記取得手段は、各前記商品登録装置に格納されている通貨の通貨数情報を取得し、
    前記出力制御手段は、グループ分けされた複数の装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力制御手段は、前記グループに含まれる全ての装置それぞれについて前記通貨数情報を出力する第1の出力か、そのグループに含まれる商品登録装置について前記通貨数情報を出力する第2の出力か、又はそのグループに含まれる精算装置について前記通貨数情報を出力する第3の出力を行う、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力制御手段による出力の方法を、前記第1の出力、前記第2の出力、及び前記第3の出力の中から選択する入力を受け付ける選択受付手段を有し、
    前記出力制御手段は、前記選択された方法で前記通貨数情報を出力する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以上であるか否かを判定する第1判定手段を有し、
    前記出力制御手段は、前記第1判定手段によって通貨の数が所定値以上であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、請求項1乃至4いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 各前記装置の中に格納されている通貨の数が所定値以下であるか否かを判定する第2判定手段を有し、
    前記出力制御手段は、前記第2判定手段によって通貨の数が所定値以下であると判定された装置に関する前記通貨数情報を強調して出力する、請求項1乃至5いずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力制御手段は、強調して表示する前記通貨数情報を他の前記通貨数情報とは異なる色で出力する、請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力制御手段は、表示画面に前記通貨数情報を表示する請求項1乃至7いずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記商品登録装置によって精算対象として登録された商品の精算は、その商品登録装置と同じ前記グループに属する精算装置が行う、請求項2乃至4いずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    複数の精算装置の各々に格納されている通貨の数に関する通貨数情報を取得する取得ステップと、
    グループ分けされた前記複数の精算装置について、前記通貨数情報をグループごとに出力する出力制御ステップと、
    を備える制御方法。
  11. 請求項10に記載の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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