JP2017036969A - 電子装置及び振動検知センサ - Google Patents

電子装置及び振動検知センサ Download PDF

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壮 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】異常な振動の発生箇所の推定を行うことができる電子装置及び振動検知センサを提供することを目的としている。
【解決手段】複数の振動体が実装された電子装置であって、矩形配置された複数の第1金属片と、該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子装置及び振動検知センサに関する。
従来の印刷装置では、紙詰まりや用紙の未到達等の種々の動作の異常を検知する方法として、用紙の走行状態を監視する方法が知られている。
特開2013−130421号公報 特開2012−225819号公報
上述した従来の手法では、例えば、動作の異常の前兆や原因と成り得る異常な振動が発生した場合には、その発生箇所を特定することができない。このため、例えば装置の修理を行う場合に、時間や人手が割かれてしまう。
また、従来の印刷装置等において、異常な振動をしている箇所を特定しようとした場合、複数のセンサを用いることになり、コスト等の観点から実装が困難である。
1つの側面では、異常振動をしている箇所の推定を行うことができる電子装置及び振動検知センサを提供することを目的としている。
一様態によれば、複数の振動体が実装された電子装置であって、矩形配置された複数の第1金属片と、該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備える。
開示の技術によれば、異常振動をしている箇所の推定を行うことができる。
異常な振動の発生箇所を推定する仕組みを説明する図である。 本実施形態の電子装置の一例を示す図である。 振動検知センサを説明する図である。 発振器の一例を示す図である。 振動検知回路の一例を示す図である。 発振器の出力について説明する図である。 振動検知回路の出力について説明する図である。 位置特定部の機能について説明する図である。 閾値データの一例を示す図である。 パターンデータの取得について説明する第一の図である。 パターンデータの取得について説明する第二の図である。 パターンデータの一例を示す図である。 位置特定部の処理を説明するフローチャートである。 振動検知センサの一例を示す図である。
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、異常な振動の発生箇所を推定する仕組みを説明する図である。
図1で説明する仕組みは、例えば複数の振動体が分散して配置された装置等における、異常な振動の発生箇所の推定に適用できる。異常な振動の詳細は後述する。
本実施形態では、金属片1〜4と、金属片5を有する。金属片5は、金属片1〜4に跨って、金属片1〜4のそれぞれと絶縁体を介して対向するように配置されており、金属片1〜4のそれぞれと複数のコンデンサを形成する。
本実施形態では、振動による金属片5の動きに対応した各コンデンサの静電容量の変化のパターンに基づき、異常振動をしている箇所を推定する。
図1(A)は、振動による金属片5の回転運動を示しており、図1(B)は、振動による金属片5の並進運動を示している。金属片5は、振動体から伝搬される振動により、図1(C)に示すように、回転運動と並進運動とを組み合わせた運動を繰り返す。
金属片1〜4のそれぞれにおける、金属片5と対向する面積と距離は、金属片5の動きによって変動する。よって、金属片1〜4のそれぞれと、金属片5とにより形成される4つのコンデンサの静電容量は、振動によって変化する。
そこで、本実施形態では、4つのコンデンサのそれぞれについて、振動による静電容量の変化に応じた周波数を発振させ、発振させたそれぞれの周波数の変化に基づき異常な振動の発生箇所を推定する。
以下に、上述した仕組みを有する振動検知センサが設けられた電子装置について説明する。図2は、本実施形態の電子装置の一例を示す図である。
本実施形態では、印刷装置(プリンタ)100を振動検知センサが設けられる電子装置の一例として説明する。図2は、印刷装置100において、側面に設けられたカバーと、カバーの下に設けられ、後述するローラの軸が固定される板金が取り外された状態を示している。
本実施形態の印刷装置100は、分散して配置されたローラ群11、12、13、14、15、16、17、18を有する。印刷装置100は、ローラ群11〜18により支持された用紙搬送ベルト等により印刷用紙を搬送する。図中に示される矢印は、印刷用紙の排紙の際の搬送経路と給紙の際の搬送経路を示している。
ローラ群11〜18の各ローラは、モータにより回転軸が回転されることにより回転し、振動を生じる。すなわち、本実施形態では、ローラ群11〜18に含まれるそれぞれのローラが振動体となる。
本実施形態の振動検知センサ200は、ローラ群の軸が固定される板金に設置され、板金を伝搬する振動を検知する。本実施形態の振動検知センサ200は、板金に分散して固定された各ローラの回転軸が、振動検知センサ200の周囲を囲む位置に配置されることが好ましい。また、振動検知センサ200は、板金に分散して固定された各ローラの回転軸の中心に配置されることがさらに好ましい。
このように振動検知センサ200を配置すれば、それぞれの振動体(ローラ)による振動が、振動検知センサ200に対して異なる方向から伝搬される。したがって、本実施形態では、異常な振動と正常な振動とが同方向から伝搬されることにより、異常な振動の発生箇所の特定が困難になる、といったことを抑制できる。
本実施形態の印刷装置100では、振動検知センサ200を用いて異常な振動が発生している箇所を推定する。具体的には、印刷装置100は、異常な振動を検知した場合、その発生箇所を領域E1、E2、E3、E4、E5、E6、E7、E8の何れかの中から特定する。
領域E1は、板金において、ローラ群11に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。領域E2は、板金において、ローラ群12に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。領域E3は、板金において、ローラ群13に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。領域E4は、板金において、ローラ群14に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。
同様に、領域E5は、板金において、ローラ群15に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域であり、領域E6は、板金において、ローラ群16に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。領域E7は、板金において、ローラ群17に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域であり、領域E8は、板金において、ローラ群18に含まれるローラの回転軸が固定された位置を含む領域である。
本実施形態において、例えば領域E1が特定された場合、異常な振動の発生箇所がローラ群11であると推定されたことになる。したがって、印刷装置100の修理等を行う際には、ローラ群11を修理対象とすれば良く、異常な振動の発生箇所を探す手間を省くことができ、修理の工程を簡略化できる。
図3は、振動検知センサを説明する図である。本実施形態の振動検知センサ200は、金属片1〜5と、発振器210、220、230、240と、を有する。
発振器210の一方の入力端子A1は、金属片1と接続されており、発振器210の他方の入力端子B1は、金属片5と接続されている。発振器210の出力端子Y1からは、金属片1と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量に応じた周波数のデジタル信号が出力される。
発振器220の一方の入力端子A2は、金属片2と接続されており、発振器220の他方の入力端子B2は、金属片5と接続されている。発振器220の出力端子Y2からは、金属片2と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量に応じた周波数のデジタル信号が出力される。
発振器230の一方の入力端子A3は、金属片3と接続されており、発振器230の他方の入力端子B3は、金属片5と接続されている。発振器230の出力端子Y3からは、金属片3と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量に応じた周波数のデジタル信号が出力される。
発振器240の一方の入力端子A4は、金属片4と接続されており、発振器240の他方の入力端子B4は、金属片5と接続されている。発振器240の出力端子Y4からは、金属片4と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量に応じた周波数のデジタル信号が出力される。
各発振器の出力端子Y1、Y2、Y3、Y4は、後段の振動検知回路310の入力端子と接続されている。
振動検知回路310は、差分出力回路320、330、340、350を含む。出力端子Y1は、差分出力回路320の入力端子と接続される。出力端子Y2は、差分出力回路330の入力端子と接続される。出力端子Y3は、差分出力回路340の入力端子と接続される。出力端子Y4は、差分出力回路350の入力端子と接続される。
差分出力回路320は、出力端子Out1から、金属片1と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の変化を示す値を出力する。差分出力回路330は、出力端子Out2から、金属片2と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の変化を示す値を出力する。差分出力回路340は、出力端子Out3から、金属片3と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の変化を示す値を出力する。差分出力回路350は、出力端子Out4から、金属片4と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の変化を示す値を出力する。出力端子Out1〜Out4は、振動検知回路310の出力端子となる。振動検知回路310の詳細は後述する。
振動検知回路310の出力端子Out1〜Out4から出力される各値は、静電容量の変化のパターンとして、後段の位置特定部400に提供される。静電容量の変化のパターンは、言い換えれば、静電容量の変化に応じた周波数の変化のパターンである。位置特定部400は、例えば印刷装置100の有する制御基板等に実装される回路であっても良い。
位置特定部400は、演算処理部410と、記憶部420と、を有する。本実施形態の位置特定部400は、振動検知回路310から提供される周波数の変化のパターンに応じて、領域E1〜E8における異常な振動の発生箇所を特定する。そして、位置特定部400は、特定された領域を、印刷装置100のユーザ等に提示する。位置特定部400の詳細は後述する。
本実施形態の振動検知回路310は、振動検知センサ200と、振動検知回路310とを含む振動検知センサユニット300として、印刷装置100に実装されても良い。また、本実施形態の振動検知回路310は、後段の位置特定部400を有する印刷装置100の基板等に実装されても良い。
次に、図4を参照して、本実施形態の発振器210〜240について説明する。発振器210〜240は、同一の回路であるため、図4では、発振器210を一例として説明する。図4は、発振器の一例を示す図である。
本実施形態の発振器210は、抵抗Rと、シュミット・トリガインバータ211、212とを有する。図4において、発振器210に接続されているコンデンサ51は、金属片5と金属片1とにより形成されるコンデンサである。
発振器210の入力端子A1は金属片1と接続されており、入力端子B1は金属片5と接続されている。金属片5は、入力端子B1を介して接地される。
シュミット・トリガインバータ211の入力端子は、入力端子A1を介して金属片1と接続される。またもシュミット・トリガインバータ211の入力端子は、抵抗Rの一端と接続されている。シュミット・トリガインバータ211の出力端子は、抵抗Rの他端と、シュミット・トリガインバータ212の入力端子と、に接続されている。シュミット・トリガインバータ212の出力端子は、発振器210の出力端子Y1となる。
発振器210では、金属片1と金属片5とが形成するコンデンサの静電容量が変化すると、出力端子Y1から出力されるデジタル信号の立ち上がりと立ち下がりのタイミングが変化する。このタイミングの変化は、出力端子Y1から出力されるデジタル信号の周波数の変化として表れる。すなわち、発振器210は、金属片1と金属片5とが形成するコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数を発生させる。
以上のように、本実施形態では、変化が微少なアナログ信号である静電容量の変化を、周波数の変化として容易に取得することができる。
次に、図5を参照して本実施形態の振動検知回路310について説明する。図5は、振動検知回路の一例を示す図である。
本実施形態の振動検知回路310は、各差分出力回路により、各発振器から出力されるデジタル信号の周波数の変化を示す値を取得する。
本実施形態の振動検知回路310は、差分出力回路320、330、340、350と、測定周期発生器360と、を有する。
振動検知回路310において、測定周期発生器360は、差分出力回路320、330、340、350に供給するクロック信号を生成する。差分出力回路320、330、340、350は、クロック信号と同期して、発振器210、220、230、240から出力されるデジタル信号をサンプリングする。
本実施形態では、測定周期発生器360により生成されるクロック信号の周期は、予測され得る異常な振動により生じる周波数の周期よりも短くなるように、予め決められている。また、クロック信号の周期は、印刷装置100毎に決められていても良い。クロック信号の周期は、静電容量の変化に応じた周波数の変化が表れやすい周期であることが好ましい。この場合、クロック信号の周期は、例えば印刷装置100毎に、クロック信号を変化させて差分出力回路320、330、340、350の出力を得る実験等を行った結果、決定されても良い。
本実施形態の差分出力回路320、330、340、350は、同一の回路であるため、図5では、差分出力回路320の詳細について説明し、その他の差分出力回路の詳細な説明は省略する。
本実施形態の差分出力回路320は、カウンタ321、レジスタ322、323、差分計算器324を有する。
カウンタ321には、発振器210の出力端子Y1から出力されるデジタル信号が供給される。また、カウンタ321には、測定周期発生器360からクロック信号が供給される。
カウンタ321は、クロック信号と同期して、発振器210の出力信号Y1を取得し、取得した出力信号Y1の立ち上がりの回数をカウントし、カウント値として保持する。
また、カウンタ321は、例えば所定の周期毎に、保持されたカウント値を後段のレジスタ322へ出力する。所定の周期は、予め設定されていても良い。
レジスタ322は、カウンタ321から渡される値を保持する。また、レジスタ322は、カウンタ321がカウント値をレジスタ322に出力するタイミングと同期して、保持している値を後段のレジスタ323と、差分計算器324とへ出力する。
レジスタ323は、レジスタ322から出力された値を保持する。また、レジスタ323は、レジスタ322が保持している値をレジスタ323に出力するタイミングと同期して、保持している値を差分計算器324へ出力する。
差分計算器324は、レジスタ322が保持していた値と、レジスタ323が保持していた値との差分を出力する。差分計算器324の出力端子は、振動検知回路310の出力端子Out1である。
以上のように、本実施形態の差分出力回路320は、所定の周期毎に、1周期における出力信号Y1の立ち上がりの回数と、直前の1周期における出力信号Y1の立ち上がりの回数との差分を出力する。すなわち、本実施形態の差分出力回路320は、発振器210の出力信号Y1の周波数の変化を値として出力する。
以下に、図6及び図7を参照し、本実施形態の振動検知回路310の動作について説明する。
図6は、発振器の出力について説明する図である。図6に示す波形は、例えば発振器210の出力信号の波形である。図6(A)〜(C)は、コンデンサ51の静電容量の変化に応じた周波数のデジタル信号の波形である。
図6(A)は、通常の振動によるコンデンサ51の静電容量の変化を示しており、図6(B)、(C)は、異常な振動が発生した場合のコンデンサ51の静電容量の変化を示している。
図6において、図6(A)に示す波形の周期T1は450[nsec]であるのに対し、図6(B)の波形の周期T2は、510[nsec]であり、周期T1より長い。すなわち、図6(B)の状態は、図6(A)の状態と比べてコンデンサ51の静電容量が増加したことを示す。
また、図6(C)の波形の周期T3は、380[nsec]であり、周期T1より短い。すなわち、図6(C)の状態は、図6(A)の状態と比べてコンデンサ51の静電容量が減少したことを示す。
周期T1と、周期T2、T3とのちがいは、振動によるコンデンサ51の静電容量の変化に応じた周波数の変化を示している。言い換えれば、周期T1と、周期T2、T3とのちがいは、振動源から伝搬される振動の変化を示している。振動の変化とは、例えば振動における振幅や周期の変化を示す。
図6では、周期T1が通常の振動と対応する周期であるから、周期T2、T3は、通常の振動ではなく、異常な振動であることがわかる。
本実施形態における通常の振動とは、印刷装置100において、回転しているローラの全てが、正常に回転している状態で板金に伝搬される振動である。
本実施形態における異常な振動とは、印刷装置100において、回転しているローラの何れかが正常に回転していない状態で板金に伝搬される振動である。ローラが正常に回転していない状態とは、具体的には、例えば、ローラの回転軸が曲がったままローラが回転している状態や、ローラと、ローラと圧接しているものとの間に、印刷用紙の切れ端等が挟まったままローラが回転している状態等である。
本実施形態の振動検知回路310では、各発振器からの出力信号の周波数の変化(周期の変化)を検出する。図7は、振動検知回路の出力について説明する図である。図7(A)は、発振器210の出力信号Y1の周期がT1からT2に変化した状態を示しており、図7(B)は、発振器210の出力信号Y1の周期がT1からT3に変化した状態を示している。
図7の例では、カウンタ321が発振器210の出力信号の立ち上がりの回数をカウントする所定の周期をToとした。
図7(A)の例では、周期Toにおける出力信号Y1の立ち上がりの回数は「5」であり、出力信号Y1の周期がT2になると、出力信号Y1の立ち上がりの回数は「4」となる。
この場合、カウンタ321は、タイミングTm1においてカウント値「5」をレジスタ322へ出力してカウント値をリセットする。また、レジスタ322は、これまで保持していた値をレジスタ323と差分計算器324へ出力し、カウント値「5」を保持する。レジスタ323は、これまで保持していた値を差分計算器324へ出力し、レジスタ322から出力された値を保持する。
そして、カウンタ321は、タイミングTm2において、カウント値「4」をレジスタ322へ出力する。レジスタ322は、タイミングTm2に同期して、保持していた値「5」をレジスタ323と差分計算器324へ出力し、カウント値「4」を保持する。レジスタ323は、タイミングTm2に同期して、これまで保持していた値を差分計算器324へ出力し、レジスタ322から出力された値「5」を保持する。
そして、次のタイミングにおいて、差分計算器324には、レジスタ322から出力された値「4」と、レジスタ323から出力された値「5」と、が入力される。この場合、出力端子Out1から出力される立ち上がり回数の差分は、負の値である「−1」となる。
以上のように、差分計算器324は、所定の周期Toにおける出力信号Y1の立ち上がりの回数の差分を出力する。
図7(B)の例では、出力信号S1の周期がT1である場合の周期Toにおける出力信号S1の立ち上がりの回数は「5」であり、出力信号S1の周期がT3になると、出力信号S1の立ち上がりの回数は「6」となる例である。すなわち、図7(B)の場合には、出力端子Out1から出力される立ち上がれ回数の差分は、正の値である「+1」となる。
以上のように、本実施形態では、振動の変化により表れる、静電容量の変化に応じた周波数の変化を、数値として表すことができる。
本実施形態では、金属片1〜4と、金属片5とが形成する4つのコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の変化に基づき、振動が変化した場所、すなわち異常な振動が発生している位置を特定する。
以下に、異常な振動が発生している位置の特定について説明する。図8は、位置特定部の機能について説明する図である。
本実施形態の位置特定部400は、例えば印刷装置100の制御基板に実装されたCPU(Central Processing Unit)等により実現されても良い。後述する位置特定部400の機能は、例えばCPUの有するメモリ等に格納されたプログラムが実行されることで実現される。
本実施形態の位置特定部400の演算処理部410は、出力値取得部411、増減判定部412、パターン照合部413、位置出力部414を有する。また、本実施形態の位置特定部400の記憶部420は、閾値データ421と、パターンデータ422とを格納する。
出力値取得部411は、振動検知回路310の出力端子Out1〜Out4から出力される値を取得する。
増減判定部412は、出力値取得部411が取得した値を、増加又は減少とするか否かを判定する。すなわち、増減判定部412は、所定の周期における、各発振回路から出力されるデジタル信号の立ち上がりの回数(カウント値)と比較して、次の所定の周期における、各発振回路から出力されるデジタル信号の立ち上がりの回数(カウント値)が増加したか又は減少したかを判定している。
本実施形態の増減判定部412は、出力値取得部411が取得した値が正の値であった場合はカウント値が増加したと判定し、負の値であった場合はカウント値が減少したと判定する。また、本実施形態の増減判定部412は、閾値データ421と、出力値取得部411が取得した値と、に基づき、カウント値の増加又は減少の割合を判定する。
パターン照合部413は、出力端子Out1〜Out4から出力される値の増減のパターンを、パターンデータ422と照合する。位置出力部414は、パターンデータと照合した結果の位置を出力する。
図9は、閾値データの一例を説明する図である。本実施形態の閾値データ421は、出力端子Out1〜Out4から出力される値から、カウント値が増加しているか、又は、減少しているかを判定するための閾値である。
閾値データ421は、増加又は減少の割合と、カウント値の変動量の閾値とが対応付けられている。図9の閾値データ421によれば、例えば出力端子Out1から出力される値が+3である場合、増減判定部412は、カウント値は増加しており、且つその割合が大きいと判定する。
尚、本実施形態では、閾値データ421の閾値により区別される増減の割合を大/小の2段階としているが、これに限定されない。本実施形態の閾値データ421は、増減の割合を、3段階以上の段階として判定できような閾値を有していても良い。
次に、パターンデータ422について説明する。図10は、パターンデータの取得について説明する第一の図である。図10(A)は、通常の振動が発生しているときの振動検知センサの状態を示しており、図10(B)、(C)は、異常な振動が発生しているときの振動検知センサの状態を示している。
図10(A)に示すように、振動検知センサ200の設けられた板金が通常の振動をしている場合、金属片1〜4のそれぞれと、金属片5とが対向する面積はほぼ同一である。すなわち、金属片1〜4のそれぞれと、金属片5とにより形成されるコンデンサの静電容量の変化の仕方はほぼ同一であり、これらのコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の周期もほぼ同一である。
図10(B)は、振動検知センサ200の金属片1、4の左側に振動の中心が点P1にある場合を示している。尚、金属片1、4の左側とは、紙面に示すX−Y座標においてXの値が負になる側である。
この場合、金属片5は、左側に移動しつつ、時計回り方向に回転する。このとき、金属片1と金属片5とが対向する面積と、金属片3と金属片5とが対向する面積とは、図10(A)の場合と比べて増加する。よって、金属片1と金属片5とが形成するコンデンサと、金属片3と金属片5とが形成するコンデンサのそれぞれの静電容量は増加し、これらのコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の周期は、図10(A)の場合と比べて長くなる。この場合、振動検知回路310の出力端子Out1、Out3から出力される値は、図10(A)の場合と比べて小さくなる。
また、金属片2と金属片5とが対向する面積と、金属片4と金属片5とが対向する面積とは、図10(A)の場合と比べて減少する。よって、金属片2と金属片5とが形成するコンデンサと、金属片4と金属片5とが形成するコンデンサのそれぞれの静電容量は減少し、これらのコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の周期は、図10(A)の場合と比べて短くなる。この場合、振動検知回路310の出力端子Out2、Out4から出力される値は、図10(A)の場合と比べて大きくなる。
図10(C)は、振動検知センサ200の金属片1、4の左上側に振動の中心が点P2にある場合を示している。尚、金属片1、4の左上側とは、紙面に示すX−Y座標においてXの値が負になり、Yの値が正になる側である。
この場合、金属片5は、X座標の左上側に移動しつつ、時計回り方向に回転する。このとき、金属片1と金属片5とが対向する面積と、金属片1と金属片4とが対向する面積とは、図10(A)の場合と比べて増加する。
図10(C)では、金属片5のY軸方向への移動も含まれるため、図10(B)と比較して面積が増加する割合が大きくなる。
よって、図10(C)では、金属片1と金属片5とが形成するコンデンサと、金属片3と金属片5とが形成するコンデンサのそれぞれの静電容量の変化に応じた周波数の周期は、図10(B)の場合の周期よりも長くなる。したがって、図10(C)において、振動検知回路310の出力端子Out1、Out3から出力される値は、図10(A)の場合と比べて、図10(B)の場合よりもさらに小さくなる。
また、図10(C)では、金属片2と金属片5とが形成するコンデンサと、金属片4と金属片5とが形成するコンデンサのそれぞれの静電容量の変化に応じた周波数の周期は、図10(B)の場合の周期よりも短くなる。したがって、図10(C)において、振動検知回路310の出力端子Out2、Out4から出力される値は、図10(A)の場合と比べて、図10(B)の場合よりもさらに大きくなる。
本実施形態では、以上のことに着目し、振動検知回路310から出力される4つの値から得られる、静電容量の変化に応じた周波数の変化のパターンと、異常な振動の発生箇所とを対応付けたパターンデータ422を生成した。
図11は、パターンデータの取得について説明する第二の図である。本実施形態では、パターンデータ422の取得に際し、印刷装置100の有するローラ群11〜17のそれぞれにおいて異常な振動を発生させ、出力端子Out1〜Out4の値を取得する実験を行った。さらに、本実施形態では、実験により取得した4つの各値と、閾値データ421とを比較し、各値が示す増減の割合のパターンと、異常な振動を発生させたローラの位置との対応付けを行った。
例えば、図11のパターン1は、振動検知センサ200の左側に位置し、時計回り方向に回転するローラにより、異常な振動を発生させた場合の、出力端子Out1〜Out4から出力された各値から得られる増減の割合のパターンである。言い換えれば、パターン1は、時計回り方向に回転するローラにより、異常な振動を発生させた場合の、発振器210、220、230、240から出力される周波数の変化のパターンを示している。
この場合、出力端子Out1、4から出力される値は、正の値であり、出力端子Out1の出力の値は、閾値データ421における「増加(小)」と対応する閾値以上の値である。また、出力端子Out4の出力の値は、閾値データ421における「増加(大)」と対応する閾値以上の値である。
また、出力端子Out2、3から出力される値は、負の値であり、出力端子Out2の出力の値は、閾値データ421における「減少(大)」と対応する閾値以下の値である。また、出力端子Out3の出力の値は、閾値データ421における「減少(小)」と対応する閾値以下の値である。
本実施形態では、以上のように、出力端子Out1〜Out4から出力される各値から、所定の周期Toに含まれるデジタル信号Y1〜Y4の立ち上がりの回数の増減及びその割合のパターンを取得する。そして、異常な振動を発生させたローラの位置と、取得したパターンとを対応付ける。
本実施形態では、上述した対応付けの結果を用いて、図12に示すパターンデータ422を生成し、位置特定部400の記憶部420に予め格納しておく。
図12は、パターンデータの一例を示す図である。本実施形態のパターンデータ422は、例えば印刷装置100の工場出荷時等に、上述した実験に基づき生成され、記憶部420に格納されても良い。
本実施形態のパターンデータ422は、情報の項目として、領域番号、出力端子Out1〜Out4の変化を有する。パターンデータ422において、領域番号は、出力端子Out1〜Out4の値が示す、所定の周期Toに含まれるデジタル信号Y1〜Y4の立ち上がり数の増減及びその割合のパターンと対応付けられている。つまり、領域番号は、金属片1〜4と金属片5により形成されるコンデンサの静電容量に応じた周波数の変化の割合のパターンを示している。
項目「領域番号」の値は、ローラ群11〜17の回転軸が固定された位置を含む領域を識別する識別子である。項目「出力端子Out1の変化」の値は、出力端子Out1の値が示す、所定の周期Toに含まれるデジタル信号Y1の立ち上がり数の増減及びその割合を示す。項目「出力端子Out2の変化」、項目「出力端子Out3の変化」、項目「出力端子Out4の変化」のそれぞれの値についても同様である。
図12の例では、項目「出力端子Out1の変化」の値が増加で且つ割合が小さく、項目「出力端子Out2の変化」の値が減少で且つ割合が大きく、項目「出力端子Out3の変化」の値が減少で且つ割合が小さく、項目「出力端子Out4の変化」の値が増加で且つ割合が大きい場合に、領域E1、E2、E3の何れかに回転軸が固定されたローラが異常な状態であることがわかる。
次に、図13を参照して本実施形態の位置特定部400の動作について説明する。図13は、位置特定部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の位置特定部400は、出力値取得部411により、振動検知回路310の出力端子Out1〜4から出力される値を取得する(ステップS1301)。ここで出力される各値は、金属片1〜4のそれぞれと、金属片5とから形成されるコンデンサの静電容量の変化に応じた周波数の周期の変化を示している。
続いて位置特定部400は、増減判定部412により、閾値データ421を参照し、ステップS1301で取得した各値の増加又は減少の割合を判定する(ステップ1302)。具体的には、増減判定部412は、閾値データ421と、ステップS1301で取得したそれぞれの値とを比較し、取得した値の増減の割合の大小を判定する。
例えば出力端子Out1から取得した値が「+4」であった場合について説明する。この場合、増減判定部412は、閾値データ421において「+3」以上が「増加(大)」であるため、出力端子Out1から取得した値について、増加且つ割合が大きいと判定する。本実施形態の増減判定部412は、取得した4つの値について、同様の処理を行う。
続いて、位置特定部400は、パターン照合部413により、パターンデータ422を参照し、ステップS1302における判定結果から得られた4つの値に対する判定結果の組み合わせと一致するパターンが存在するか否かを判定する(ステップS1303)。
ステップS1303において、該当するパターンが存在する場合、位置特定部400は、位置出力部414により、パターンデータ422において該当するパターンと対応付けられた領域を特定し、特定された領域の位置を出力する(ステップS1304)。
例えば、ステップS1303における4つの値の判定結果が、項目「出力端子Out1の変化」の値が減少且つ少ない、項目「出力端子Out2の変化」の値が増加且つ大きい、項目「出力端子Out3の変化」の値が増加且つ少ない、項目「出力端子Out4の変化」の値が減少且つ大きい、という組み合わせであった場合、位置出力部414は、パターンデータ422において、この組み合わせと一致するパターンと対応する領域E1、E2、E3を特定する。
また、位置出力部414は、印刷装置100の表示部や、印刷装置100とネットワーク等を介して接続されたコンピュータ等に、特定された領域の位置を示すメッセージや画像等を表示させても良い。また、例えば印刷装置100には、筐体や板金等において、領域E1〜E8のそれぞれと対応する位置のLED等を設け、特定された位置と対応するLEDを点灯させても良い。
ステップS1303において、該当するパターンが存在しない場合、位置特定部400は、処理を終了する。尚、この場合、位置特定部400は、印刷装置100が有する表示部や、印刷装置100とネットワーク等を介して接続されているコンピュータのディスプレイ等に、何らかの異常が発生していることを通知するメッセージ等を表示させても良い。
以上のように、本実施形態では、異常な振動が発生していると推定される位置を特定し、特定した位置を通知する。したがって、本実施形態では、例えば印刷装置100の修理を行う際に、異常が発生している箇所を容易に把握させることができる。
次に、図14を参照し、本実施形態の振動検知センサ200の具体的な例を説明する。図14は、振動検知センサの一例を示す図である。
本実施形態の振動検知センサ200は、金属片1〜5、基板201、発振回路基板202、ゴム製部材203、204、配線205、206、207、208を有する。
基板201は、ねじ502、503により、板金501に固定されている。発振回路基板202には、発振器210、220、230、240が実装されている。
金属片1〜4は、矩形を形成するように基板201に設けられている。また、金属片5は、発振回路基板202に設けられている。金属片5は、金属片1〜4を跨ぐように配置されている。金属片5は、金属片1〜4が形成する矩形よりも小さくした((図10(A)参照))。尚、金属片5は、金属片1〜4のそれぞれと対向する面積が、金属片1〜4との間の静電容量の変化を検知できる程度の大きさとなるようにした。尚、金属片1〜4は、それぞれが触れないように配置される。
ゴム製部材203は、金属片1〜4と金属片5との間の絶縁体である。ゴム製部材203は、基板201に巻かれたゴムバンド等である。ゴム製部材204は、基板201と発振回路基板202とを結束するためのゴムバンド等である。
尚、本実施形態では、金属片1〜4と金属片5との間の絶縁体をゴム製部材203としたが、絶縁体は、ゴム製部材203に限定されない。金属片1〜4と金属片5との間に設けられる絶縁体は、振動を伝搬させる絶縁体であれば良い。
配線205は、金属片1と金属片5とを接続する配線である。配線206は、金属片2と金属片5とを接続する配線である。配線207は、金属片3と金属片5とを接続する配線である。配線208は、金属片4と金属片5とを接続する配線である。
尚、図14に示す例は、一例であり、本実施形態の振動検知センサ200は、金属片1〜4と、絶縁体を介して金属片1〜4を跨ぐように配置された金属片5と、発振器210〜240を有していれば良い。また、本実施形態の金属片1〜5は、長方形としたが、これに限定されない。金属片1〜5は、楕円形等であっても良い。金属片1〜5は、金属片5のX軸方向とY軸方向の動きが静電容量の変化に反映される形状であれば良い。
本実施形態では、以上のように形成される振動検知センサ200を用いることで、低コストで振動により生じる静電容量の変化に応じた周波数の変化を取得することができる。
尚、本実施形態では、振動検知センサ200が実装される電子装置の例として、印刷装置100を挙げたが、電子装置は印刷装置100に限定されない。本実施形態の振動検知センサ200は、複数の振動体が実装され、且つそれら振動体が装置内で分散して配置されているような装置であれば、発明の趣旨を変更しない範囲でその他の製品に適用可能である。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
複数の振動体が実装された電子装置であって、
矩形配置された複数の第1金属片と、
該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、
該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備えた電子装置。
(付記2)
複数の前記発振回路のそれぞれから出力される複数の周波数の変化を検知する検知回路と、
前記検知回路の出力に応じて、前記電子装置において異常な振動が発生している領域を特定する位置特定部と、を有する付記1記載の電子装置。
(付記3)
前記位置特定部は、
複数の周波数の変化のパターンと、振動体が実装された領域を特定する識別子とが対応付けられたパターンデータが格納された記憶部と、
前記パターンデータと、前記検知回路から出力される前記複数の周波数の変化のパターンとを照合するパターン照合部と、
前記パターンデータにおいて、前記検知回路から出力される前記複数の周波数の変化のパターンと一致するパターンと対応付けられた領域を特定し、前記領域の位置を示す情報を出力する位置出力部と、を有する付記2記載の電子装置。
(付記4)
前記パターンデータは、
前記複数の振動体において、異常な振動を発生させた振動体の位置と、前記異常な振動を発生させたときの前記複数の周波数の変化のパターンと、が対応付けられている付記3記載の電子装置。
(付記5)
前記検知回路は、
前記発振回路から出力される周波数の変化を、
所定の期間における、前記発振回路から出力される信号の立ち上がりの回数と、
次の前記所定の周期における、前記発振回路から出力される信号の立ち上がりの回数と、の差分を示す値として出力する差分出力回路を有する付記2乃至4の何れか一項に記載の電子装置。
(付記6)
前記複数の周波数の変化のパターンは、
複数の前記差分出力回路のそれぞれから出力される前記差分を示す値から得られる、前記立ち上がりの回数の増減及び増減の割合を示すパターンである付記5記載の電子装置。
(付記7)
前記第2金属片は、
前記複数の第1金属片により形成される矩形よりも小さい付記1乃至5の何れか一項に記載の電子装置。
(付記8)
前記振動体は、回転により振動を発生させる、付記1乃至7の何れか一項に記載の電子装置。
(付記9)
前記複数の第1金属片と、前記第2金属片と、前記発振回路とは、
周囲を前記複数の振動体に囲まれる位置に実装される、付記1乃至8の何れか一項に記載の電子装置。
(付記10)
複数の振動体の振動を伝搬する部材に実装される振動検知センサであって、
矩形配置された複数の第1金属片と、
該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、
該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備えた振動検知センサ。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から
逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1〜5 金属片
100 印刷装置
200 振動検知センサ
210、220、230、240 発振器
300 振動検知センサユニット
310 振動検知回路
320、330、340、350 差分出力回路
400 位置特定部
411 出力値取得部
412 増減判定部
413 パターン照合部
414 位置出力部

Claims (5)

  1. 複数の振動体が実装された電子装置であって、
    矩形配置された複数の第1金属片と、
    該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、
    該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備えた電子装置。
  2. 複数の前記発振回路のそれぞれから出力される複数の周波数の変化を検知する検知回路と、
    前記検知回路の出力に応じて、前記電子装置において異常な振動が発生している領域を特定する位置特定部と、を有する請求項1記載の電子装置。
  3. 前記位置特定部は、
    複数の周波数の変化のパターンと、振動体が実装された領域を特定する識別子とが対応付けられたパターンデータが格納された記憶部と、
    前記パターンデータと、前記検知回路から出力される前記複数の周波数の変化のパターンとを照合するパターン照合部と、
    前記パターンデータにおいて、前記検知回路から出力される前記複数の周波数の変化のパターンと一致するパターンと対応付けられた領域を特定し、前記領域の位置を示す情報を出力する位置出力部と、を有する請求項2記載の電子装置。
  4. 前記検知回路は、
    前記発振回路から出力される周波数の変化を、
    所定の期間における、前記発振回路から出力される信号の立ち上がりの回数と、
    次の前記所定の周期における、前記発振回路から出力される信号の立ち上がりの回数と、の差分を示す値として出力する差分出力回路を有する請求項3記載の電子装置。
  5. 複数の振動体による振動を伝搬する部材に実装される振動検知センサであって、
    矩形配置された複数の第1金属片と、
    該第1金属片に絶縁体を介し且つ該複数の第1金属片に跨って配置された第2金属片と、
    該第1金属片と該第2金属片との容量変化に応じた周波数を発振させる発振回路と、を備えた振動検知センサ。
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