JP2017036755A - シール - Google Patents

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Abstract

【課題】低い摺動摩擦抵抗で圧力変動の激しい気体を密封するシールを提供する。
【解決手段】シール基部1と、第1リップ部11と、第2リップ部12とを、備えたU字形のシールであって、ゴム製シール本体Rと低摩擦被覆層20とから成り、ゴム製シール本体Rに対する低摩擦被覆層20の先端境界線22が、ピーク18に配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、シールに係り、特に、往復動用シールに関する。
従来から、往復動用として多種多様なシールが使用され、例えば、油圧シリンダ用として、OリングやUパッキンが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−31326号公報
従来から、この種のシールとしては、密封性能及び耐摩耗性が重視され、上記特許文献1に記載の油圧シリンダのピストンロッド用のシールも密封性能及び耐摩耗性が重視されている。
ところが、遊戯器具やスポーツ用具、あるいは、精密作動用ロボット等にあっては、空気あるいはガスを使用して、内部圧力が急に変動する空圧機械(器具)が、最近になって出現している。そのような空圧機械(器具)では、シールとしての密封性能や耐摩耗性以外に、摺動抵抗を低減することが必要である。
例えば、ホッピング用具として、エアースプリング(エアーシリンダ)を用いて、2メートル以上もジャンプするものも出現しているが、このホッピング用具では、衝撃的な空気圧の変動が内部に生じ、しかも、空気圧力は、約3.0Mpaにも達するため、シールとしては、そのような高圧と圧力変動にも耐える密封性能・耐久性能が要求されるのは当然として、さらに、少しでも高くジャンプしたいという強い要求に応えるようなシール特性を付与することが重要である。
そのためには、ホッピング用具に使用するエアーシリンダ(エアースプリング)の摺動抵抗を低減する必要があることに、本発明者等は、多大な実験と試行錯誤の結果気付いた。
即ち、従来は、ホッピング用具のエアーシリンダ内部のピストンに、Oリングを用いる構造であり、このOリングは摺動抵抗が高いことも判明した(後述の表1参照)。
そこで、本発明は急激な気体の圧力変動にも耐えて使用可能であって、摺動抵抗が十分に低い(往復動用)シールを提供することを目的とする。
本発明に係るシールは、シール基部と、該シール基部から突出状に連設された溝底側の第1リップ部と摺動側の第2リップ部とを、備えた横断面U字形のシールに於て、ゴム製シール本体と低摩擦被覆層とから成り、しかも、上記第2リップ部のリップ頂上領域内に、ゴム製シール本体に対する被覆層の先端境界線が配設されている。
また、ゴム製シール本体に対する被覆層の基端境界線が、上記シール基部の基端寄りに配設されている。
また、被密封流体が気体であり、圧力が0.4〜3.0Mpaの範囲内で急激に変動する往復動用のシールである。
また、往復動ピストンのシール用凹周溝に装着されて、ホッピング用エアースプリングに使用される。
本発明のシールによれば、密封に最も重要な第2リップ部のリップ頂上領域に於て、弾性ゴムによる密封が十分に行なわれ、同時に、低摩擦被覆層によって(摺接対応面に対する)摺動抵抗が十分に低減できる。
本発明の用途の説明図であって、(A)はホッピング用具に本発明のシールを用いた説明図、(B)は横軸に時間を、縦軸に圧力を、各々とって示す圧力の変動の説明図である。 本発明の実施の一形態を示し、かつ、圧力分布曲線を併記した使用(受圧)状態の説明図である。 本発明の実施の一形態の自由状態の要部拡大断面図である。 自由状態の要部拡大断面図である。 本発明の異なる実施形態を示した要部拡大断面図である。 シールの側面図であって、図5の(A)(B)(C)の各々に対応する側面図である。 参考例を示す要部断面図である。 摺動摩擦抵抗の試験装置の説明図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1〜図4に示すように、本発明に係る往復動用シールSは、略矩形状のシール基部1と、このシール基部1から突出状に連設された、シール用凹周溝10の溝底10A側の第1リップ部11と摺動側の第2リップ部12とを、備え、全体が横断面U字形のシールである。一般的には、Uパッキンと呼ばれている。U字状凹溝2がシール基部1と第1リップ部11と第2リップ部12にて形成される。
図1と図2に於て、ホッピング用エアースプリング(エアーシリンダ)Cの内部に、本発明のシールSが使用されている場合を例示する。具体的には、足乗せ部3と握り部4が倒立状のエアーシリンダCのシリンダバレル5の下部と上部に突設され、シリンダバレル5内に、ピストン6が上下往復動自在に収納され、さらに、上端がピストン6に連結されたピストンロッド7が、シリンダバレル5の下端の孔部8に挿通され、ピストンロッド7の下端が、床面9に当接する当り部14である。
シールSは、上記往復動ピストン6の外周面6Aに凹設されたシール用凹周溝10に装着される。本発明のシールSは、往復動シールとして、ピストンロッドの密封にも使用可能であるが、図1〜図4に示すようにピストン6の外周面6Aとシリンダバレル5の内周面5Aの相対的摺動面部の密封に好適なシールである。
そして、シールSは、弾性ゴムのシール本体Rと、PTFE(フッ素樹脂)等の低摩擦被覆層20とから成る。この低摩擦被覆層20は、シリンダバレル5の円形状内周面5A等───摺接相手面26───に対向する、シール外周面21に配設される。また、低摩擦被覆層20はシール本体Rを金型内で加熱加圧する加硫工程で一体状に成型される。
さらに具体的に説明すると、第2リップ部12は、シール基部1から、先端側がしだいに拡径するように傾斜状に突出状として、設けられているが、第2リップ部12の外周面は、
シール基部1の外周面先端位置から、しだいに先端に向って拡径するように傾斜状の勾配部15と、小さな山型のリップ頂上領域16と、先端に向って縮径状の先端勾配部17とから、構成される。外径寸法が最大のピーク18は、前記リップ頂上領域16に存在する。そして、図6(A)は、図4,図5(A)に示したシールSをラジアル方向から見た外観図(側面図)であるが、弾性ゴムに対する被覆層20の先端境界線22は直線状に現われている。しかも、図6(A)と図5(A)及び図2〜図4の実施の形態にあっては、この先端境界線22は、上記ピーク18に一致させた場合を例示する。
ところで、前述のリップ頂上領域16については、以下のように定義する。即ち、図4と図5に示すように、自由状態の本発明のシールSにおけるシール基部1の平均外径寸法をDとし、 ピーク18の外径寸法をD18とし、シール基部1とピーク18の段差寸法をΔHとすると、次式が成立する。
ΔH=(D18−D)/2
本発明では、2×ΔH=(D18−D)の30%だけ小さな直径の円筒面25で第2リップ部12を切断したと仮定した領域を、リップ頂上領域16と定義する。
図2〜図4、及び、図5(A)、図6(A)では、被覆層20の先端境界線22はピーク18をラジアル方向から見た直線に一致させた場合を例示したが、これに限定されずに、リップ頂上領域16内であれば、自由に先端境界線22の位置を、設定可能である。
例えば、図5(B)と図6(B)に示すように、先端境界線22を基端方向に少し移動させ、ピーク18が弾性ゴムのみから成る構成としても良い。あるいは、図5(C)と図6(C)に示すように、先端境界線22を先端方向に少し移動させ、ピーク18を低摩擦被覆層20にて形成しても良い(自由状態下)。
図2に於て、圧力PがシールSに作用した状態を示し、その際、シリンダバレル内周面5A(摺接相手面26)に対して、前記先端境界線22を中心として弾性的にシールSが圧縮変形し、同図に併記した接触面圧力分布曲線が得られる。特に、密封性は先端境界線22よりも先端側の弾性ゴム部30にて十分に発揮され、かつ、摺動抵抗の低減作用は、先端境界線22より基端側の低摩擦被覆層20の先端部位20Aにて行なわれる。
図5(B)と図6(B)の実施形態のシールSでは、図2と同様の受圧使用状態で、被覆層20よりもゴム部30が内周面5Aに対して圧接しやすいので、第2リップ部12の先端部の形状と寸法を一層弾性変形容易なように、設定する。つまり、図5(B)中に2点鎖線31にて例示するようにゴム部30の弾性変形が容易な形状と寸法とする。このようにすれば、密封性能を発揮するゴム部30と、摺動抵抗低減する低摩擦被覆層20の先端部位20Aとが、協力して、総合的に優れた特性を示し、所期の目的を達成できる。
次に、図5(C)と図6(C)の実施形態のシールSでは、図2と同様の受圧使用状態で、ゴム部30よりも被覆層20の先端部位20Aが内周面5Aに対して圧接しやすいので、ゴム部30の肉厚を例えば2点鎖線31のように増加して弾性的反発力を増加させるのが良い。このようにすれば、ゴム部30が密封性能を発揮し、同時に、低摩擦被覆層20の先端部位20Aは摺動抵抗の低減作用を十分発揮して、総合的に優れた特性を示し、所期の目的を達成できる。
次に、弾性ゴムから成る上述のシール本体Rに対する被覆層20の基端境界線23は、シール基部1の基端寄りに、配設される。
ここで、「基端寄り」とは、図2〜図4及び図5(A)と図6(A)に示すように、シール基部1のアキシャル方向基端角部24を含み、さらに、図5(B)と図6(B)のように、アキシャル方向基端角部24と同じアキシャル方向位置、及び、図5(C)と図6(C)のように、シール基部1のアキシャル方向寸法の10%以下の寸法W23だけ先端方向へ移動した位置を含むものとする。
このように、シール基部1の(軸心直交面状の)基端面1A側の角部24、又は、その近傍に、基端境界線23が配設され、略矩形のシール基部1の外周面が低摩擦被覆層20にて被覆形成された構成であるので、ホッピング用具等のエアースプリングC(図1参照)として、激しいピストン6の作動によって、図2に示したシリンダバレル内周面5Aとピストン外周面6Aとの間隙Gp が同図よりもさらに接近して零に近づいた場合に、シリンダバレル内周面5Aに対して上記低摩擦被覆層20が摺接し、摺動摩擦抵抗の増加を防止でき、軽快なピストン6とピストンロッド7の往復作動が得られる。
本発明に係るシールSは、図1(A)(B)に示すような圧力Pが0.4〜3.0Mpaの(比較的高圧の)空気又は各種ガス等の気体の密封用であり、しかも、図1(B)のグラフ図のように、ホッピング作動毎に圧力Pが急激に変動する往復動に適用できる。
次に、下記のような各種のシールについて、その摺動摩擦抵抗試験を実施した。
(a)本発明の実施例(1):
図2,図3,図4に示した横断面形状でシール本体Rのゴムの硬度が70のシール
(b)本発明の実施例(2):
図2,図3,図4に示した横断面形状でシール本体Rのゴムの硬度が80のシール
(c)従来例(1):
硬度70のゴム製Oリング
(d)従来例(2):
硬度80のゴム製Oリング
(e)従来例(3):
硬度90のゴム製Oリング
(f)従来例(4):
硬度60のゴム製Oリング
(g)従来例(5):
横断面の外形輪郭形状が図3,図4と同じであって、全体が、硬度80のゴムから
成るUパッキン
(h)参考例(1):
図7に示した横断面形状であって、図3,図4と外形輪郭形状が同じであるが、低 摩擦被覆層20は第2リップ部12から省略され、シール基部1にのみ配設されている
。シール本体Rのゴムの硬度は70のUパッキン
(i)参考例(2):
図7に示した横断面形状であって、図3,図4と外形輪郭形状が同じであるが、低 摩擦被覆層20は第2リップ部12から省略され、シール基部1にのみ配設されている
。シール本体Rのゴムの硬度は80のUパッキン
図8に試験装置の概略を示す。図1と略同一寸法(内径寸法70mm)のシリンダバレル5Tは両端に孔部8T,8Tを有し、内部に2個のピストン6T,6Tを収容し、各ピストン6Tのピストンロッド7Tは孔部8Tを挿通させ、平行に対面する2つの固定壁9T,9Tに当接させ、シリンダバレル5Tの中央に設けた空気注入部13Tから所定圧力Pの空気を注入して、シリンダバレル5Tの2個のピストン6T,6T間の空気圧力Pを所定値に保ち、引張ハカリ19Tを矢印方向に所定一定速度Vにて引張りつつ、シリンダバレル5Tを(図8の右方向へ)移動させながら引張ハカリ19Tの目盛りを読み取って、2個
のピストン6T,6Tについての摺動摩擦抵抗を計測する。
次の表1は、図8に示す試験装置にて計測した摺動摩擦抵抗(単位:ニュートン)を示す。各ピストン6Tには前記(a)〜(i)の各種のシールが1個ずつ装着されているため、この表1の計測値は、各シール2個分の数値を表わしていることになる。
Figure 2017036755
以下、上記表1に関して考察を行なう。
(i)本発明の実施例(1)(2)のシールは、従来例(1)〜(4)のOリング、及び従来例(5)のUパッキンに比較して、いずれの圧力Pに於ても、著しい摺動抵抗の低減が図られていることを実証している。特に、圧力が1.5Mpa,2.0Mpaにあっても、本発明の実施例(1)(2)のシールは摺動抵抗の値が極めて低い。
(ii)本発明の実施例(1)(2)と、同一外形の輪郭を有する従来例(5)のUパッキンと比較すると、特に、圧力が2.0Mpaでは、約7%という低い値を示している。この事実は、低摩擦被覆層20の摩擦係数が小さいこと、及び、ゴム製シール本体Rの高圧時の変形をシール外周面側から低摩擦被覆層20が抑制していること、を示す。
(iii)本発明の実施例(1)(2)と、図7に示した参考例(1)(2)とを、比較すると、いずれの圧力においても実施例(1)(2)のシールは十分に低い値を示し、特に、圧力が2.0Mpaでは約25%という低い値である。この事実は、本発明のシールは自封性シールでありながらも、第2リップ部12を低摩擦被覆層20が被覆して、シリンダバレル内周面5Aに摺接するためである。
(iv)参考例(1)(2)と、従来例(5)とを、比較すると、同一外形輪郭線のUパッキンでありながら、参考例(1)(2)は明らかに低い値を示している。この事実は、シール基部1のみを低摩擦被覆層20にて被覆した構成であっても、シリンダバレル内周面5Aに対して、シール基部1も接触状態で摺動していること、及び、このシール基部1の摺動摩擦抵抗が、基部1の低摩擦被覆層20によって、低減していること、が明らかとなる。
従って、本発明の実施例(1)(2)に於ても、(図2〜図6に示した)シール基部1までもを被覆した低摩擦被覆層20の摺動摩擦抵抗低減作用が明らかとなる。言い換えれば、本発明のシールに於て、被覆層20の基端境界線23が、(シール基部1の基端寄りではなく)第2リップ部12の付根部、又は、シール基部1の先端寄りに、存在していたと仮定すれば、表1中の本発明の実施例(1)(2)について示した低い値は、得られなかったであろう。このように基端境界線23がシール基部1の基端寄りに配設する構成の重要性が明らかとなる。
本発明は、以上詳述したように、シール基部1と、該シール基部1から突出状に連設された溝底10A側の第1リップ部11と摺動側の第2リップ部12とを、備えた横断面U字形のシールに於て、ゴム製シール本体Rと低摩擦被覆層20とから成り、しかも、上記第2リップ部12のリップ頂上領域16内に、ゴム製シール本体Rに対する被覆層20の先端境界線22が配設されている構成であるので、第2リップ部12が(シリンダバレル内周面5A等の摺接相手面26に対して)受圧状態で摺接する際、弾性ゴムと低摩擦被覆層20の両者が同時に圧接し、弾性ゴムの圧接にて高いシール性(密封性)が確保され、かつ、低摩擦被覆層20の圧接にて、シール性及び摺動摩擦抵抗の低減と耐摩耗性が、得られる。そして、摺動摩擦抵抗の低減によって、エアーシリンダ等では軽快かつ高い応答性をもって伸縮作動を実現する。例えば、エアーシリンダ(エアースプリング)を用いたホッピングに適用すれば、従来よりも高いジャンプを実現可能となり、また、エアーシリンダを用いた精密ロボットに適用すれば、高い応答性をもって的確な迅速行動が実現可能である。さらに、急激な密封気体の圧力変動(図1(B)参照)にも十分使用可能である。
また、ゴム製シール本体Rに対する被覆層20の基端境界線23が、上記シール基部1の基端寄りに配設されているので、シール基部1が、摺接相手面26に対して摺接する材質が、(摺動摩擦抵抗の高いゴムではなくて)摺動摩擦抵抗の低い被覆層20であるので、シール基部1が摺接相手面26に摺接する摺動摩擦抵抗を低減して、シール全体としての摺動摩擦抵抗を低減するのに貢献できる。
また、被密封流体が気体であり、圧力Pが0.4〜3.0Mpaの範囲内で急激に変動する往復動用のシールであるので、ホッピング用具のエアースプリング(エアーシリンダ)Cに好適であり、従来よりも高いジャンプを実現できることとなる。
また、往復動ピストン6のシール用凹周溝10に装着されて、ホッピング用エアースプリングCに使用される構成とすれば、低い摺動摩擦抵抗と高い密封性、及び、急激な気体の圧力変動に耐えるという本発明の特性が最も発揮される。
1 シール基部
6 ピストン
10 シール用凹周溝
10A 溝底
11 第1リップ部
12 第2リップ部
16 リップ頂上領域
20 低摩擦被覆層
22 先端境界線
23 基端境界線
P 圧力
C エアースプリング
S シール
R シール本体

Claims (4)

  1. シール基部(1)と、該シール基部(1)から突出状に連設された溝底(10A)側の第1リップ部(11)と摺動側の第2リップ部(12)とを、備えた横断面U字形のシールに於て、
    ゴム製シール本体(R)と低摩擦被覆層(20)とから成り、しかも、上記第2リップ部(12)のリップ頂上領域(16)内に、ゴム製シール本体(R)に対する被覆層(20)の先端境界線(22)が配設されていることを特徴とするシール。
  2. ゴム製シール本体(R)に対する被覆層(20)の基端境界線(23)が、上記シール基部(1)の基端寄りに配設されている請求項1記載のシール。
  3. 被密封流体が気体であり、圧力(P)が0.4〜3.0Mpaの範囲内で急激に変動する往復動用のシールである請求項1又は2記載のシール。
  4. 往復動ピストン(6)のシール用凹周溝(10)に装着されて、ホッピング用エアースプリング(C)に使用される請求項1,2又は3記載のシール。
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