JP2017036053A - ボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】縦荷重に対しての座屈変形を抑制し、また、残液量の増加を抑止したボトルを提供する。【解決手段】ボトル1は、口部11と肩部12と胴部13と底部14を有した合成樹脂製のボトルであって、肩部12の周方向には、口部11に向けて山形に湾曲した稜線10を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、ボトルに関するものである。
液体収容物の容器は、瓶からの置き換えとして合成樹脂製ボトル、特にPETボトルの需要が多くなっている。瓶とは異なり、合成樹脂製ボトルは、熱間充填することによって密封後に起きる減圧に対して、減圧吸収をすることでボトル形状を保持することが必要になる。
減圧吸収をするためのボトル構成としては、ボトルの胴部や底部に減圧吸収パネルを設けることが知られている。
下記特許文献1に記載された従来技術は、ボトル底部の底壁部には、外周縁部に位置する接地部と、接地部に連なる立ち上がり周壁部と、立ち上がり周壁部から内側に形成される可動壁部と、可動壁部から上方に向けて延びる内周壁部を設け、ボトル内減圧時に、可動壁部が内周壁部を上方に向けて移動させることで減圧吸収を行い、ボトルの肩部には、全周に亘って補強溝を設けて、ボトル内減圧時に肩部がボトルの内側に凹むのを抑止している。
特開2012−91829号公報
前述した従来技術は、ボトル内減圧時に、肩部がボトルの内側に凹むのを抑止する補強溝を肩部全周に亘って設けているが、この補強溝によってボトルに加わる縦荷重に対しては、座屈変形し易い構造になっている。PETボトルなどの合成樹脂製ボトルは、軽量化が進んでおり、肉厚が薄くなることで縦横方向からの負荷に対して変形し易くなっている。特に、ボトルは積み重ねて搬送することが多く、縦荷重に対して座屈変形に耐える構造が求められている。
また、前述した従来技術のように、肩部全周に亘って補強溝を設けたものでは、口部を下に向けて液体収容物を口部から吐出する際に、補強溝によって形成される内側に向けた突起に液体収容物が溜まり、残液量が増加してしまう問題が生じる。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、縦荷重に対しての座屈変形を抑制し、また、残液量の増加を抑止したボトルを提供することが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明によるボトルは、以下の構成を具備するものである。
口部と肩部と胴部と底部を有した合成樹脂製のボトルであって、前記肩部の周方向には、前記口部に向けて山形に湾曲した稜線を設けたことを特徴とするボトル。
このような特徴を有する本発明のボトルは、肩部に、口部に向けて山形に湾曲した稜線を設けているので、稜線が縦荷重に対しての補強構造となり、縦荷重に対しての座屈変形を抑制することができる。また、湾曲した稜線によって、残液量の増加を抑止することができる。
本発明の実施形態に係るボトルの側面図である。 本発明の実施形態に係るボトルの平面図と底面図((a)が平面図であり、(b)が底面図)である。 図1におけるX−X断面図である。 本発明の他の実施形態に係るボトルの側面図である。 図4におけるX−X断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1〜図3に示すように、本発明の実施形態に係るボトル1は、PETなどの合成樹脂材料で一体に成形された有底の容器であり、口部11、肩部12、胴部13、底部14を備えている。図示の例では、ボトル1は、中心軸Oに対して軸対称な形状を有しており、中心軸Oに垂直な横断面の外形が円形状になっている。ボトル1は、例えば、射出成形された有底筒状のプリフォームをブロー成形して形成することができる。
ボトル1の口部11は、図示省略したキャップが装着される円筒状の硬質部であり、図示の形態に限らず、外周にネジ部を形成したものなどであってもよい。
ボトル1の肩部12は、口部11より下側の部分であり、上方から下方に向かうに従って漸次拡径されている。肩部12における上下方向の外郭形状は、図1に示すように内側に向けて凸状の湾曲形状であっても、それとは逆に外側に向けて凸状の湾曲形状であっても、直線形状であってもよい。
ボトル1における肩部12の周方向には、口部11に向けて山形に湾曲した稜線10が設けられている。稜線10の湾曲部分10aは、口部11に向けて山形に湾曲したものであり、ここでは複数の(中心軸O周りに8つの)湾曲部分10aが連なって環状の稜線10を形成している。一つの稜線10は、一つの湾曲部分10aと他の湾曲部分10aとの繋がり部分において、胴部13に向いた角部10bを有している。一つの稜線10における湾曲部分10aは、均等に複数設けられ、その数は6〜12個の範囲で適宜設定することができる。肩部12は、稜線10を形成しているが、湾曲していることにより、内容液が口部へ流れ易くなる内面形状になり、残留量の増加を抑止することができる。
中心軸O周りに環状に設けられる稜線10は、上下方向に一つ又は複数設けられる。図示の例では、稜線10は複数設けられており、図3に示すように、4つの稜線10によって、一つの溝部20が形成されている。溝部20は、稜線10の湾曲部10aと角部10bに沿った形状を有して中心軸O周りに環状に形成されている。
図3に示されるように、一つの溝部20は、肩部12の外郭面12Aから内側に向けて立ち上がる下壁部20Aと上壁部20Bを有しており、下壁部20Aと上壁部20Bの間に側壁部20Cを有している。ここで、肩部12の外郭面12Aに対する下壁部20Aの立ち上がり角θは、鈍角になるように形成されている。このように、立ち上がり角θを鈍角にすることで、肩部12は、液溜まりを形成し難い内面形状になり、より残留量の増加を抑止することができる。
ボトル1の胴部13は、中心軸Oに沿って略同径の円筒部分である。図示の例では、中心軸O周りに環状凹部13Aが設けられているが、特にこの形態に限定されるものではない。胴部13にこのような環状凹部13Aを単数又は複数設けることで、ボトル内減圧時に胴部の変形を抑制し、横荷重に対する剛性を付与することができる。
ボトル1の底部14は、外周に接地部14Aを有し、接地部14Aの内径側に中心軸Oに沿って内側に立ち上がる内周壁部14Bを有する。そして、内周壁部14Bの内径側には、減圧吸収機能を有する可動底壁部14Cが設けられている。この例では、ボトル1の底部14に減圧吸収機能を付与している。
このようなボトル1によると、肩部12に設けた稜線10の湾曲部分10aが、縦荷重に対してアーチ状に形成されているので、横方向のみならず、縦方向にも、剛性を付与することが可能となり、更に縦荷重に対しての座屈変形を抑制することができる。特に、稜線10が口部11に向けて山形に湾曲した湾曲部分10aを有して、胴部13に向けて山形に湾曲する部分を有していないので、上方から口部11に加わる縦荷重に対して高い変形抑制機能を得ることができる。また、稜線10における一つの湾曲部分10aと、他の湾曲部分10aとの間が胴部13に向いた角部10bになっているので、角部10bが補強構造となり、肩部12の変形を抑えることができる。
また、肩部12に設けた稜線10によって溝部20を形成することで、ボトル内減圧時には、溝部20が肩部12の内側への凹みを抑制してボトル1の形状を保持することが可能になる。
図4及び図5は、本発明の他の実施形態に係るボトル1を示している。前述した実施形態と共通する部位には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施形態のボトル1は、肩部12に設けた稜線10によって、肩部12に段差部21が形成されている。一つの段差部21は、中心軸O周りの2つの稜線10によって形成されており、更に複数の稜線10によって複数の段差部21を形成することができる。
このような段差部21を形成する稜線10も、前述した実施形態と同様に口部11に向けて山形に湾曲した湾曲部分10aを有しているので、前述した実施形態と同様に、縦荷重に対して高い変形抑制機能を得ることができ、また、段差部21による補強構造で、ボトル内減圧時にも、肩部12の内側への凹みを抑え、ボトル1の形状を保持することができる。
このようなボトル1によると、図5に示すように、段差部21が形成されるので、ボトル1内の液体収容物は液溜まり無く肩部12を通過して口部11から吐出されることになり、縦荷重に対しての座屈変形抑制効果を得ながら、残液量の増加を抑止することができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るボトル1は、肩部12に設けた稜線10の上向き湾曲形状によって、縦荷重に対して変形し難いボトルを得ることができる。また、従来から知られている胴部13や底部14に設ける減圧吸収構造に加えて、肩部12においても稜線10を組み合わせた溝部20や段差部21によって、効果的にボトル1の減圧時の肩部12の変形を抑制することができる。更には、稜線10が角部10bを有することで、角部10bが補強構造となり、肩部12の変形を抑え、ボトル形状の保持が可能になる。
また、これらの効果に加えて、湾曲した稜線10を形成すること、さらに稜線10により形成した溝部20の肩部12の外郭面12Aに対する下壁部20Aの立ち上がり角θを鈍角にすること、或いは前述した段差部21とすることで、肩部12は、液溜まりを形成し難い内面形状になり、残液量の増加を抑止することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:ボトル,
10:稜線,10a:湾曲部分,10b:角部,
11:口部,
12:肩部,12A:外郭面,
13:胴部,13A:環状凹部,
14:底部,14A:接地部,14B:内周壁部,14C:可動底壁部,
20:溝部,20A:下壁部,20B:上壁部,側壁部20C,
21:段差部,
O:中心軸,θ:立ち上がり角

Claims (4)

  1. 口部と肩部と胴部と底部を有した合成樹脂製のボトルであって、
    前記肩部の周方向には、前記口部に向けて山形に湾曲した稜線を設けたことを特徴とするボトル。
  2. 前記稜線は、前記胴部に向いた角部を有することを特徴とする請求項1記載のボトル。
  3. 前記稜線によって、前記肩部の周囲に段差部又は溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のボトル。
  4. 前記底部は、減圧吸収機能を有する可動底壁部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボトル。
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