JP2017035165A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出の連続性を確保しつつ、遊技を効率的に進行させる。
【解決手段】
演出制御手段は、所定の開始契機から当選役抽選の抽選結果に基づいて回転リールが停止制御されるまでの遊技に対する継続遊技数が対応付けられ、継続遊技数のうち最初の遊技が開始されてから、継続遊技数のうち最後の遊技が終了した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含む複数種類の演出のいずれかを実行し、連続演出が実行されている間に、連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報を報知する。
【選択図】図11

Description

本発明は、遊技者に遊技上の利益を付与するか否かを抽選により決定する遊技機に関する。
遊技機としてのスロットマシンでは、遊技者によるメダル(遊技媒体)のベットおよびスタートスイッチの操作に応じて、当選役の抽選を行うとともに、種々の図柄が記された複数の回転リールが回転する。そして、抽選結果と遊技者によるストップスイッチの操作に応じて回転リールが順次停止され、払い出しの対象となるラインである有効ライン上に、当選役に対応する図柄組み合わせが表示されると、所定枚数のメダルが払い出されるなど、当選役に応じた遊技上の利益(以下、単に遊技利益という)が遊技者に付与されることとなる。
また、スロットマシンでは、遊技の進行に際し、遊技者の有利度合いを異にする複数の遊技状態が設けられている。例えば、当選役のうちボーナス役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることで、メダルが払い出される小役の当選確率が高いボーナス遊技状態に移行し、遊技者は多くの遊技上の利益を得ることが可能となる。ボーナス遊技状態では、払い出されたメダルの総数が計数され、所定枚数以上のメダルの払い出しがあるとボーナス遊技状態が終了する。また、ボーナス遊技状態への移行が決定されると、当該ボーナス遊技状態の当選を示唆する演出を複数遊技に亘って行い、遊技者の期待感を高める報知演出も実行されている。
このようなボーナス遊技状態が実行されると、払出枚数が所定の枚数に到達する毎に、物語を構成する複数のストーリー動画を順次切り換えて表示する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−267824号公報
スロットマシンにおいては、上記のように、複数の遊技に跨がって連続的に実行され、複数の遊技単位で切り換わりながら一連の流れを構成する連続演出を設けている場合がある。ただし、遊技者は、それぞれ自分のペースで遊技を進行するため、連続演出の継続時間と、その連続演出に対応付けられた複数の遊技の消化時間とが必ずしも同じにはならない。また、連続演出が、連続演出に対応付けられた複数の遊技を消化する前に終了してしまうと、次の演出まで間持ちしなくなるといった理由で、連続演出の継続時間は、複数の遊技の最短の消化時間より長く設定されていることが多い。
このような設定の下では、以下のような問題が生じうる。すなわち、連続演出に対応付けられた複数の遊技が終了し、次の遊技が開始されると、連続演出が未だ終了していない(継続時間が経過していない)にも拘わらず、次の遊技の演出が開始され、連続演出は強制的にキャンセルされてしまう。そうすると、遊技者は、かかる連続演出の内容を最後まで視認することができなくなり、物語の連続性を確保できなくなってしまう。
ここで、遊技者は、連続演出が開始された遊技が終了しても次遊技を開始せず(遊技を進行する操作を一時的に止め)、連続演出の内容を最後まで視認することで、物語の連続性を確保することができる。しかし、遊技者は、連続演出が終了し画像が停止した状態で、連続演出に対応付けられた残りの遊技を消化しなければならなくなり、倦怠感を覚えるおそれがある。また、連続演出の継続時間が経過するのを待つ間、遊技の進行が遅れることとなるので、スロットマシンの稼働率が低下する結果を招くことになる。
本発明は、このような課題に鑑み、演出の連続性を確保しつつ、遊技を効率的に進行させることが可能な遊技機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技媒体をベットするベット手段と、前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、を備え、前記演出には、所定の開始契機から前記当選役抽選の抽選結果に基づいて前記回転リールが停止制御されるまでの遊技に対する継続遊技数が対応付けられ、前記継続遊技数のうち最初の遊技が開始されてから、前記継続遊技数のうち最後の遊技が終了した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報を報知することを特徴とする。
前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報を報知してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の遊技機は、遊技媒体をベットするベット手段と、前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、を備え、前記演出には、所定の開始契機から、前記払出制御手段が払い出した遊技媒体の払出枚数を遊技毎に積算した値が所定の払出上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする。
前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を把握できる情報を報知してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の遊技機は、遊技媒体をベットするベット手段と、前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、を備え、前記演出には、所定の開始契機から、前記ベットされた遊技媒体の規定投入数と前記払出制御手段が払い出した遊技媒体の払出枚数との差分である獲得枚数を遊技毎に積算した値が所定の獲得上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする。
前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を把握できる情報を報知してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の遊技機は、遊技媒体をベットするベット手段と、前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、ストップスイッチに対する複数の操作順のうちの所定の操作順である正解操作態様が入賞条件として設定された選択当選役と他の当選役とが重複した選択当選種別を含む複数種類の当選種別のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応する前記ストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、前記選択当選種別の当選に応じて前記正解操作態様を報知する補助演出を含む複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、を備え、前記演出には、前記選択当選種別の当選に応じて前記補助演出を行う回数であるナビ回数が対応付けられ、所定の開始契機から、前記補助演出を行った回数が前記ナビ回数に到達した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく前記補助演出が行われ得る回数を把握できる情報を報知することを特徴とする。
前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく前記補助演出が行われ得る回数を把握できる情報を報知してもよい。
本発明によれば、演出の連続性を確保しつつ、遊技を効率的に進行させることが可能となる。
スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための外観図である。 スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための前面扉を開いた状態での外観図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの概略的な電気的構成を示したブロック図である。 有効ラインを説明するための説明図である。 当選役を説明するための説明図である。 遊技状態の遷移を説明するための説明図である。 当選役抽選テーブルを示す図である。 ボーナス遊技状態における演出制御手段の処理を説明するための説明図である。 消化時間と継続時間との関係を説明するための説明図である。 ボーナス遊技状態における演出制御手段の処理を説明するための説明図である。 主制御基板のメイン処理を示したフローチャートである。 副制御基板のサブ処理を示したフローチャートである。 コマンド受信処理を示したフローチャートである。 投入コマンド処理を示したフローチャートである。 演出制御手段の処理を説明するための説明図である。 演出制御手段の処理を説明するための説明図である。 演出制御手段の処理を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技者が遊技可能なスロットマシン(遊技機)の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、スロットマシンの各基板における具体的な処理(役構成や遊技状態の変移)および本実施形態で特徴的な処理を説明し、これらを実現するためのフローチャートを詳述する。
(スロットマシン100の機械的構成)
図1および図2の外観図に示すように、スロットマシン100は、略矩形状の箱体である筐体102と、筐体102の前面開口部に対して回動可能な連結部材により開閉可能に取り付けられた前面上扉104と、前面上扉104の下方に位置し、前面上扉104同様、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉106と、前面下扉106の下部に位置し、メダル排出口108aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部108とを備えている。また、スロットマシン100は、ホールコンピュータ112と外部表示器(データカウンタ)114とを含む別体の外部装置110に接続され、外部表示器114は、遊技者が視認可能となるようにスロットマシン100の上方に配置されている。
前面下扉106の上部には操作部設置台122が形成され、操作部設置台122には、メダル投入部124、ベットスイッチ126、スタートスイッチ128、ストップスイッチ130、演出スイッチ132等が配設されている。
操作部設置台122の右側に位置するメダル投入部124は、メダル投入口124aを通じて遊技媒体としてのメダルの投入を受け付け、前面下扉106の背面に設けられたメダルセレクタ(図示せず)にメダルを送る。メダルセレクタには、メダルの投入が可能な投入期間外に投入されたメダルや規格外のメダルをメダル排出口108aに導くブロッカー(図示せず)と、投入期間内に投入された規格内のメダルの通過を検出する投入メダル検出部124bとが設けられている。ここで、メダル排出口108aに導かれたメダルは受け皿部108に排出される。遊技者により、1遊技を開始するために必要なメダルの投入数である規定投入数を超えてメダルが投入されると、その規定投入数を超えた分のメダルが、所定枚数(例えば50枚)を上限としてスロットマシン100の内部に電気的に貯留(以下、単にクレジットという)される。上記1遊技については後程詳述する。
また、ここでは、規定投入数は「3」または「2」に設定されている。なお、1遊技を実行するために必要なメダル数を、複数の規定投入数から任意に選択できる場合、その複数の規定投入数の中の最大のものを最大規定投入数といい、最小のものを最小規定投入数という。仮に、規定投入数が1〜3の間で選択可能な場合、最大規定投入数は「3」となり、最小規定投入数は「1」となる。
ベットスイッチ126は、クレジットされているメダルのうち規定投入数のメダルを投入(ベット)する、押圧式のボタンスイッチである。規定投入数以上のメダルがクレジットされている状態で、ベットスイッチ126を押圧すると、1遊技が開始可能となるとともに、クレジットされているメダルが規定投入数分だけ減枚される。
操作部設置台122の左側に位置するスタートスイッチ128は、傾倒操作を検出可能なレバーで構成され、遊技者による1遊技の開始操作を検出する。また、スタートスイッチ128は、押圧操作を検出可能なボタンスイッチによって構成することも可能である。
前面上扉104の下部略中央には、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓136が設けられ、筐体102内の図柄表示窓136に対応した位置には、リールユニット134が設けられている。リールユニット134には、図3のリールの図柄配列に示すように、21に等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列された3つの回転リール(左リール134a、中リール134b、右リール134c)が、それぞれ独立して回動可能に設けられ、遊技者は、図柄表示窓136を通じて、左リール134a、中リール134b、右リール134cを視認することができる。リールユニット134は、スタートスイッチ128の操作を契機として、左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転を開始する。
操作部設置台122の中央に位置するストップスイッチ130は、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれに対応して設けられた、遊技者の押圧操作を検出可能なボタンスイッチであり、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれを停止させようとする遊技者の停止操作を検出する。なお、ストップスイッチ130に係る3つのボタンスイッチを特にストップボタンスイッチとよび、その位置に応じて左から順にストップボタンスイッチ130a、ストップボタンスイッチ130b、ストップボタンスイッチ130cとする。
演出スイッチ132は、押圧式のボタンスイッチと、その周囲に回転自在に配されたジョグダイヤルスイッチとから構成され、遊技者の押圧操作や回転操作を検出する。かかる演出スイッチ132は、主として演出中に用いられ、遊技者の操作によって演出態様を異ならせることができる。
前面上扉104の上部略中央には、演出に伴う様々な映像を表示する液晶表示部138が設けられている。また、前面上扉104の上部や左右には、例えば高輝度の発光ダイオード(LED)によって構成される演出用ランプ142が設けられる。
また、図2に示すように、前面上扉104の裏面における液晶表示部138の左右位置や前面下扉106の裏面における内面左右位置には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ140が設けられている。さらに、筐体102内におけるリールユニット134の下方には、メダル排出口108aからメダルを払い出すためのメダル払出装置(メダルホッパー)264が設けられている。メダル払出装置264は、メダルを貯留するメダル貯留部264aと、メダル貯留部264aに貯留されたメダルをメダル排出口108aから排出するための払出制御部264bと、メダル排出口108aから排出されるメダルを検出する払出メダル検出部264cとを備えている。具体的に払出制御部264bは、当該払出制御部264bの本体外装に回動可能に支持され、メダル貯留部264aから落下したメダルが上方より1枚ずつ嵌入するメダル嵌入孔を円周方向に複数配してなるディスク(図示せず)と、かかるディスクを回転するディスクモータ(図示せず)とを備え、このディスクを回転させて、メダル嵌入孔に嵌入したメダルを、押出機構を通じて1枚ずつ外部に排出するとともに、排出により空いたメダル嵌入孔に次のメダルを順次嵌入させることで、メダルを1枚ずつ連続排出する。
また、図1や図2では図示していないが、各回転リール134a、134b、134cの内側には、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれに施された図柄のうち、図柄表示窓136に対応する(有効ラインの対象となり得る)各回転リール134a、134b、134cの上段、中段、下段の図柄を背面から個々に独立して照射するリールバックライト144(図4参照)が設けられている。また、図柄表示窓136の裏面上部にも左リール134a、中リール134b、右リール134c全ての正面を直接照射するリール上方ライト146が設けられている。
また、図1に示すように、操作部設置台122において、図柄表示窓136とストップスイッチ130との間に設けられた段部122aの略水平面には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が設けられている。また、図柄表示窓136と操作部設置台122との間には、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158が設けられている。これらメインクレジット表示部152およびサブクレジット表示部156にはクレジット枚数が表示され、メイン払出表示部154およびサブ払出表示部158にはメダルの払出枚数が表示される。なお、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158には、演出に伴う様々な数値を表示することもできる。
また、筐体102内の任意の位置には、電源スイッチ148が設けられている。電源スイッチ148は、ロッカースイッチ等、押圧操作を検出可能なスイッチで構成され、当該スロットマシン100を管理する管理者側が操作し、電源の切断状態と電源の投入状態の2つの状態を切り換えるために用いられる。
なお、本実施形態において、上記1遊技は、メダル投入部124を通じたメダルの投入、ベットスイッチ126の操作を通じたクレジットされているメダルの投入、または、リプレイ役が有効ライン上に表示されたことに基づくメダルの自動投入のいずれかが行われてから、遊技者によるスタートスイッチ128の操作に応じて、複数の回転リール134a、134b、134cが回転制御されるとともに当選役抽選が実行され、当選役抽選の抽選結果および遊技者による複数のストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作に応じて、操作されたストップボタンスイッチ130a、130b、130cに対応する回転リール134a、134b、134cがそれぞれ停止制御され、メダルの払い出しを受け得る当選役に入賞した場合、そのメダルの払い出しが実行されるまでの遊技をいう。また、メダルの払い出しを受け得る当選役に非当選であった場合または当選したが入賞しなかった場合、回転リール134a、134b、134cが全て停止したことをもって1遊技が終了する。ただし、1遊技の開始を、上記のメダルの投入、または、リプレイ役の当選の代わりに、遊技者によるスタートスイッチ128の操作と読み替えてもよい。また、かかる1遊技が繰り返される数を遊技数とする。
(スロットマシン100の電気的構成)
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、主として、主制御基板200と、副制御基板202とによって制御されている。ここでは、遊技の進行に関わるプログラムのうち、遊技に供する当選役の抽選やその入賞といったような、特に重要な処理を主制御基板200で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板202で実行している。また、図4に示したように、主制御基板200と副制御基板202との間の電気的な信号の伝達は、不正防止等の観点から、主制御基板200から副制御基板202への一方向のみに制限される。ただし、このような制限がなければ、電気的に双方向通信も技術的に可能である。
(主制御基板200)
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM200c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。ただし、メインRAM200cには不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、設定変更が行われてメインRAM200cの初期化処理を実行しない限り、データが消去されることなく保持される。
また、主制御基板200は、メインCPU200aが、メインROM200bに格納されたプログラムに基づきメインRAM200cと協働することで機能する、初期化手段300、ベット手段302、当選役抽選手段304、リール制御手段306、判定手段308、払出制御手段310、遊技状態遷移手段312、コマンド決定手段314、コマンド送信手段316、外部出力手段318等の機能部を有する。
初期化手段300は、主制御基板200における初期化処理を実行する。ベット手段302は、遊技に使用するためのメダルをベットする。ここで、ベットは、ベットスイッチ126の操作を通じてクレジットされているメダルを投入する場合と、メダル投入部124を通じてメダルを投入する場合と、リプレイ役が有効ライン上に表示されたことに基づいてメダルを自動投入する場合のいずれも含む。当選役抽選手段304は、メダルのベットおよびスタートスイッチ128の操作に基づき、小役、リプレイ役、および、ボーナス役を含む複数種類の当選役、ならびに、ハズレのうちいずれかを当選役抽選により決定する。
リール制御手段306は、スタートスイッチ128の操作に応じて、複数の回転リール134a、134b、134cを回転制御し、回転している回転リール134a、134b、134cにそれぞれ対応した複数のストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作に応じ、操作されたストップボタンスイッチ130a、130b、130cに対応する回転リール134a、134b、134cをそれぞれ停止制御する。また、リール制御手段306は、スタートスイッチ128の操作に応じて、前回の遊技においてストップスイッチ130の操作を有効化してから、当選役抽選の抽選結果を表示するために遊技者によるストップスイッチ130の操作を有効化するまで(前回の遊技におけるストップスイッチ130の操作完了により無効化されている)の時間を規定の時間より延長し、その間、回転リール134a、134b、134cを多彩な態様で回転させるリール演出(フリーズ演出)を行う場合がある。リール演出は、本来有効となるべき任意のスイッチを所定時間有効にしなかったり、本来実行されるべき処理を所定時間保留したり、本来送受信されるべき任意のスイッチの信号を所定時間送信または受信させなかったりすることで実現できる。
判定手段308は、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されたか否か判定する。ここで、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることを単に入賞という場合がある。払出制御手段310は、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されたこと(入賞されたこと)に基づいて、当該当選役に対応する数だけメダルを払い出す。遊技状態遷移手段312は、ボーナス役の当選や入賞に基づいて遊技状態を遷移させる。
コマンド決定手段314は、ベット手段302、当選役抽選手段304、リール制御手段306、判定手段308、払出制御手段310、遊技状態遷移手段312等の動作に伴う、遊技に関するコマンドを順次決定する。コマンド送信手段316は、コマンド決定手段314が決定したコマンドを副制御基板202に順次送信する。外部出力手段318は、スロットマシン100の内部の状態を、信号(外部信号)により、ホールコンピュータ112を介して外部表示器114に出力する(以下、単に外部表示器114に出力と表現する)。
主制御基板200では、投入メダル検出部124b、ベットスイッチ126、スタートスイッチ128およびストップスイッチ130から各種の検出信号を受信しており、受信した検出信号に基づいて、ベット手段302、当選役抽選手段304、リール制御手段306、判定手段308が上述した種々の処理を実行する。また、主制御基板200には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が接続されており、払出制御手段310が両表示部152、154に対してメダルのクレジット枚数や払出枚数の表示を制御する。
また、主制御基板200には、リール駆動制御部258が接続されている。このリール駆動制御部258は、スタートスイッチ128の操作信号に応じ、リール制御手段306から送信される各回転リール134a、134b、134cの回転開始信号に基づいて、ステッピングモータ262を駆動するとともに、ストップスイッチ130の操作信号に応じ、リール制御手段306から送信される、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止信号および回転位置検出回路260の検出信号に基づいて、ステッピングモータ262の駆動を停止する。
また、主制御基板200には、メダル払出装置264が接続されている。主制御基板200には払出メダル検出部264cの検出信号が入力されるようになっており、払出制御手段310は、その検出信号に応じてメダルの払出枚数を計数しながら払出制御部264bからのメダルの排出を制御する。
また、主制御基板200には、乱数発生器200dが設けられる。乱数発生器200dは、計数値を順次インクリメントし、所定の数値範囲内でループさせ、所定の時点における計数値を抽出することで乱数を得る。主制御基板200の乱数発生器200dによって生成される乱数(以下、当選役抽選乱数という)は、遊技者に付与する遊技利益、例えば、当選役抽選手段304が当選役抽選を実行するために用いられる。
(主制御基板200で用いられるテーブル)
スロットマシン100においては、複数の遊技状態が設けられており、遊技の進行に応じて遊技状態が遷移する。そして、主制御基板200では、遊技状態遷移手段312により管理される遊技状態に対応する複数の当選役抽選テーブル等がメインROM200bに格納されている。当選役抽選手段304は、メインRAM200cに記憶された現在の設定値(遊技利益を得る容易性を段階的に示したもの)と現在の遊技状態(後述するボーナス役の成立有無に基づく遊技状態等)に応じて、対応する当選役抽選テーブルをメインROM200bから抽出し、抽出した当選役抽選テーブルに基づき、スタートスイッチ128の操作信号に応じて取得された当選役抽選乱数が当選役抽選テーブル内のいずれの当選役またはハズレに対応するか判定する。
ここで、当選役抽選テーブルで抽出される当選役には、リプレイ役、小役、ボーナス役がある。このような当選役に対応する図柄組み合わせが、有効ライン上に揃った状態を表示または入賞といい、当選役に当選し、その当選役に対応する図柄組み合わせが表示されるまでの状態を内部当選状態とする。当選役のうちのリプレイ役は、そのリプレイ役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、遊技者によるメダルの新たなるベットを行わずして再度1遊技を実行できる役であり、小役は、その小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより、図柄組み合わせに応じて所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる役である。また、ボーナス役は、そのボーナス役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより、遊技状態遷移手段312により管理される遊技状態をボーナス遊技状態に遷移させることができる当選役である。以下に、当選役および遊技者に付与される遊技利益について説明する。
図5は、有効ラインを説明するための説明図であり、図6は、当選役を説明するための説明図であり、図7は、遊技状態の遷移を説明するための説明図である。
本実施形態において有効ラインは、図5に示すように5本ある。具体的に、図柄表示窓136に臨む9つの図柄(3リール×上中下の3段)のうち、左リール134a、中リール134b、右リール134cのそれぞれ中段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインを有効ラインA、左リール134aの上段、中リール134bの上段、右リール134cの上段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインを有効ラインB1、左リール134aの下段、中リール134bの下段、右リール134cの下段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインを有効ラインB2、左リール134aの上段、中リール134bの中段、右リール134cの下段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインを有効ラインC1、左リール134aの下段、中リール134bの中段、右リール134cの上段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインを有効ラインC2としてそれぞれ設定している。
また、本実施形態においては、当選役として、図6に示すように、当選役「リプレイ」、「ベル」、「スイカ」、「ビッグボーナス(以下「BB」という)」が設けられている。このうち、当選役「リプレイ」が上記リプレイ役に相当し、当選役「ベル」、「スイカ」が上記小役に相当し、当選役「BB」が上記ボーナス役に相当する。
(リプレイ役)
当選役抽選の結果、当選役「リプレイ」に当選すると、図6に示した当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせのうち、例えば、左リール134aに記される「リプレイA」図柄または「リプレイB」図柄が有効ライン上に表示可能となり、中リール134bに記される「リプレイA」図柄が同一の有効ライン上に表示可能となり、右リール134cに記される「リプレイA」図柄が同一の有効ライン上に表示可能となり、その当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが同一の有効ライン上に表示されると、上記したように、遊技者によるベットを行わずして再度1遊技を実行できる。
ここで、本実施形態においては、遊技者によってストップスイッチ130が押圧操作されたときに、当選役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が有効ライン上にある場合には、リール制御手段306によって、当該図柄が有効ライン上に停止するように停止制御がなされる。また、ストップスイッチ130が押圧操作されたときに、当選役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が、有効ライン上にはないが、各回転リール134a、134b、134cの回転方向と反対の方向の図柄4コマ分に相当する範囲(引込範囲)内に存在している場合には、リール制御手段306によって、離れている図柄数が滑りコマ数となり、当該当選役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄を有効ライン上に引き込むように滑りコマ数分回転を維持した後に停止するように停止制御がなされる。また、当選役に対応する図柄が各回転リール134a、134b、134c中に複数あり、いずれも各回転リール134a、134b、134cの引込範囲内に存在している場合には、予め定められた優先順位に従っていずれの図柄を有効ライン上に引き込むか決定され、当該優先された図柄を有効ライン上に引き込むように滑りコマ数分回転を維持した後に停止するように停止制御がなされる。なお、ストップスイッチ130が押圧操作されたときに、当選した当選役以外の当選役に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が有効ライン上にある場合には、リール制御手段306によって、その図柄を有効ライン上に停止させないようにする、所謂蹴飛ばし処理も並行して実行される。
そして、各回転リール134a、134b、134cにおいては、当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が、上記の停止制御によって、必ず有効ライン上に表示可能なように配列されている(図3および図6参照)。具体的に、当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせを構成する図柄同士は、各回転リール134a、134b、134c内で最大図柄4コマ分しか離隔していないので、停止制御によって必ず有効ライン上に表示することができる。このように、当選役「リプレイ」に当選すると、これら当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが、必ず、有効ライン上に表示されることとなる。このようにして、当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示された場合には、メダルを投入することなく次の1遊技を開始することが可能となる。
(小役)
また、当選役抽選の結果、当選役「ベル」に当選した場合には、その当選役に対応する図柄組み合わせのうち、各回転リール134a、134b、134cそれぞれに記される「ベル」図柄が有効ライン上に表示可能となり、その当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示された場合には、各当選役に対応した枚数(ここでは9枚)のメダルが遊技者に払い出される。ここで、当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせを構成する「ベル」図柄同士は、各回転リール134a、134b、134c内で最大図柄4つ分しか離隔していないので(図3および図6参照)、当選役「リプレイ」同様、上記の停止制御によって、必ず有効ライン上に表示することができる。
また、当選役抽選の結果、当選役「スイカ」に当選すると、その当選役に対応する図柄組み合わせのうち、各回転リール134a、134b、134cそれぞれに記される「スイカ」図柄が有効ライン上に表示可能となり、その当選役「スイカ」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示された場合には、各当選役に対応した枚数(ここでは15枚)のメダルが遊技者に払い出される。ただし、各回転リール134a、134b、134cにおいては、当選役「スイカ」に対応する図柄組み合わせを構成する「スイカ」図柄が、上記の停止制御によっても、有効ライン上に表示されない場合があるように配列されている(図3および図6参照)。そのため、当選役「スイカ」に当選したとしても、所謂取りこぼしが生じることがあり、遊技者は、当選役「スイカ」に対応する図柄組み合わせを必ずしも有効ライン上に表示させられるとは限らない。
(ボーナス役)
また、当選役抽選の結果、当選役「BB」に当選すると、図6に示した当選役「BB」に対応する図柄組み合わせのうち、各回転リール134a、134b、134cそれぞれに記される「赤7」図柄が有効ライン上に表示可能となり、その当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、遊技状態がボーナス遊技状態に設定され、次の1遊技(以下、単に次遊技という)以降、メダルが所定枚数(例えば、297枚)払い出されるまで、ボーナス遊技状態にて遊技を実行することが可能となる。なお、各回転リール134a、134b、134cにおいては、それぞれ「赤7」図柄が、上記の停止制御によっても、有効ライン上に表示されない場合があるように配列されている(図3および図6参照)。そのため、当選役「BB」に当選したとしても、遊技者は、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを必ずしも有効ライン上に表示させられるとは限らない。
なお、上述したいずれかの当選役に当選すると、それぞれの当選役に対応する内部当選フラグが成立(ON)するとともに、この内部当選フラグの成立状況に応じて、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止制御がなされることとなる。このとき、小役に当選したものの、その小役に対応する図柄組み合わせを、その1遊技内で有効ライン上に表示させることができなかった場合には、当該1遊技の終了後に内部当選フラグがOFFされる。つまり、小役の当選の権利は小役に当選した1遊技内のみに限られ、当該権利を次遊技に持ち越すことはできない。また、リプレイ役である当選役「リプレイ」に対応する内部当選フラグが成立した場合には、その当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが必ず有効ライン上に表示され、メダルを要することなく次遊技を行うために必要となる処理が行われた後に、当該内部当選フラグがOFFされる。これらに対して、当選役「BB」に当選した場合には、BB内部当選フラグが成立(ON)するとともに、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されるまで、BB内部当選フラグが遊技を跨いで持ち越される。
(遊技状態の遷移)
ここで、BB内部当選フラグについて、遊技状態の遷移と合わせて具体的に説明する。BB内部当選フラグが成立すると、BB内部当選フラグの成立状況に応じて、図7の(1)に示すように、主制御基板200で管理している遊技状態が、ボーナス役である当選役「BB」に当選していないボーナス非成立遊技状態から、ボーナス遊技状態の準備状態に相当するボーナス成立遊技状態となり、ボーナス成立遊技状態に基づいて左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止制御がなされる。このとき、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させることができなかった場合には、そのままBB内部当選フラグが次遊技に持ち越され(ボーナス成立遊技状態が維持され)、次回以降の遊技においても当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させることが可能となる。そして、遊技者が、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させると、図7の(2)に示すように、遊技状態がボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態に遷移する。また、ボーナス遊技状態において、メダルが所定枚数(例えば、297枚)を超えるメダルが払い出されると、図7の(3)に示すように、遊技状態が、ボーナス遊技状態からボーナス非成立遊技状態に遷移する。ただし、図7の(4)に破線の矢印で示すように、ボーナス非成立遊技状態における当選役「BB」が成立した遊技で、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させた場合、ボーナス成立遊技状態を経由せず、直接、ボーナス遊技状態に遷移する。
(当選役抽選テーブル)
図8は、当選役抽選乱数を判定する場合に用いられる当選役抽選テーブルを示す図であり、図8(a)は、上述したボーナス非成立遊技状態において用いられるボーナス非成立遊技状態用当選役抽選テーブルを示し、図8(b)は、ボーナス成立遊技状態において用いられるボーナス成立遊技状態用当選役抽選テーブルを示し、図8(c)は、ボーナス遊技状態において用いられるボーナス遊技状態用当選役抽選テーブルを示している。当選役抽選テーブルでは、いずれも複数の当選領域が区画されており、各遊技状態によって抽選の対象となる当選役が異なっている。区画化された各当選領域にはそれぞれ所定の当選範囲値(置数)と当選役が対応付けられており、遊技状態毎に割り当てられた全ての当選領域の当選範囲値を合計すると当選役抽選乱数の総数(65536)となる。したがって、当選役それぞれが決定される確率は、当選領域に対応付けられた当選範囲値を当選役抽選乱数の総数で除算した値となる。当選役抽選手段304は、その時点の遊技状態に基づいて、当該当選役抽選テーブルにおける複数の当選領域から、順次、当選範囲値を取得し、その当選範囲値を当選役抽選乱数から減算して、その減算値が0未満となると、その時点の当選領域に対応付けられた当選役を抽選結果としている。当該抽選の手順は、他の抽選においても適用できる。
図8(a)のボーナス非成立遊技状態用当選役抽選テーブルと、図8(b)のボーナス成立遊技状態用当選役抽選テーブルとを比較すると、前者は当選役「BB」の抽選を行っているのに対し、後者では当選役「BB」の抽選を行っていない。これは、後者では、既に当選役「BB」に当選しているので重ねて当選役「BB」を当選させることができないからである。また、後者では、前者に比べ、当選役「リプレイ」の当選確率を高く設定している。また、図8(c)のボーナス遊技状態用当選役抽選テーブルによれば、重ねて当選役「BB」の抽選を行わないとともに、当選役「リプレイ」や当選役「スイカ」の抽選も行わず、また、抽選結果としてハズレを決定することもない。また、当選役「ベル」が必ず当選するように設定されているので、図8(a)のボーナス非成立遊技状態用当選役抽選テーブルや図8(b)のボーナス成立遊技状態用当選役抽選テーブルと比べて期待獲得枚数が高くなっている。
(副制御基板202)
図4に戻って説明すると、副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブRAM202cにもメインRAM200c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。なお、副制御基板202にも、主制御基板200同様、乱数発生器202dが設けられており、乱数発生器202dによって生成される乱数(以下、演出抽選乱数という)は、主に演出の態様を決定するために用いられる。
また、副制御基板202は、サブCPU202aが、サブROM202bに格納されたプログラムに基づき、サブRAM202cと協働することで機能する、初期化決定手段330、コマンド受信手段332、演出制御手段334等の機能部を有する。
初期化決定手段330は、副制御基板202における初期化処理を実行する。コマンド受信手段332は、主制御基板200等、他の制御基板からのコマンドを受信し、コマンドに対する処理を行う。演出制御手段334は、演出スイッチ132から検出信号を受信するとともに、当選役コマンドに基づいて液晶表示部138、スピーカ140、演出用ランプ142の各デバイスで行われる遊技の演出を決定する。具体的に、演出制御手段334は、液晶表示部138に表示される画像データや、演出用ランプ142、リールバックライト144、リール上方ライト146、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158等の電飾機器を通じた演出のための電飾データを決定するとともに、スピーカ140から出力すべき音声を構成する音声データを決定する。そして、演出制御手段334は、決定した遊技の演出を実行する。かかる各機能部については、後程詳述する。
演出は、上述したリール演出のような主制御基板200によって実行される演出と、副制御基板202によって実行される演出がある。副制御基板202によって実行される演出は、遊技の進行に伴い、液晶表示部138、スピーカ140、演出用ランプ142、リールバックライト144、リール上方ライト146、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158等を通じて提供される視覚的および聴覚的な表現手段であり、当該遊技にストーリー性を与えたり、当選役抽選の結果をよりダイナミックな画像で示唆したりすることができる。このような演出では、例えば、ボーナス遊技の当選を示唆する演出を複数遊技に亘って行い、遊技者の期待感を高めることができる。また、たとえ、いずれの当選役にも当選していなかったとしても、恰も当選しているかのような演出を通じて遊技者に高配当の期待感を持たせ、遊技者を飽きさせないようにすることが可能となる。
本実施形態では、副制御基板202における副制御基板202内で演出動画を処理しているが、液晶表示部138に表示される静止画や動画を含む画像は、データ容量やその表示に伴う処理負荷が膨大となるため、別途、液晶制御基板を介在させて演出動画を処理する場合もある。
以上説明した主制御基板200の各機能部および副制御基板202の各機能部により、様々な遊技性を実現できる。以下、各機能部により実現される遊技の一例を説明する。
(ボーナス遊技中における演出パターン)
ボーナス遊技が実行されると、演出制御手段334は、ボーナス遊技状態の間、一連の物語を構成するエピソードを示す演出を液晶表示部138に表示する。具体的に、スロットマシン100に対応付けられたコンテンツでは、そのコンテンツに関する一連の物語が存在する場合がある。そして、一連の物語は、例えば、相異なる複数のエピソードで構成され、そのエピソードに対応する演出をボーナス遊技状態毎に順次表示する。こうして、遊技者は、エピソードを順次視認することで一連の物語を認識することができる。換言すれば、一連の物語を認識するため、遊技者は、それを構成する全てのエピソードを示す演出を視認しなければならず、準備されたエピソードの数だけ、ボーナス遊技状態を実行させなければならない。
また、複数のエピソードは、それぞれ相異なる複数のシーンで構成される。ここで、シーンは、複数の遊技に跨がって連続的に実行され、複数の遊技(シーン)単位で切り換わりながら一連の流れ(エピソード)を構成する連続演出である。このように、連続演出には、所定の継続遊技数(複数)が対応付けられており、継続遊技数のうち最初の遊技が開始されてから、継続遊技数のうち最後の遊技が終了した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な演出である。したがって、遊技状態遷移手段312が遊技状態をボーナス遊技状態へ遷移すると、それに伴って、複数のエピソードから今回のボーナス遊技状態において表示するエピソードが決定される。そして、演出制御手段334は、ボーナス遊技状態の間、決定されたエピソードを構成する連続演出(シーン)を所定の順に切り換えながら表示することとなる。
図9は、ボーナス遊技状態における演出制御手段334の処理を説明するための説明図である。ここでは、当選役抽選により当選役「BB」が当選し、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示され、遊技状態がボーナス遊技状態に遷移したとする。このとき、演出制御手段334は、前回のボーナス遊技状態において用いたエピソードの次の順に相当するエピソードを設定し、そのエピソードを構成する例えば3つの連続演出(連続演出1、連続演出2、連続演出3)を読み出す。そして、演出制御手段334は、この3つの連続演出をボーナス遊技状態の進行に応じて均等(11遊技ずつ)に表示する。すなわち、演出制御手段334は、ボーナス遊技状態が開始されてから1〜11遊技(11遊技分)の間、遊技の切り換わるタイミングに拘わらず(依存せず)独立して、図9(a)に示す連続演出1を液晶表示部138に連続的に表示し、12〜22遊技(11遊技分)の間、遊技の切り換わるタイミングに拘わらず独立して、図9(b)に示す連続演出2を液晶表示部138に連続的に表示し、23〜33遊技(11遊技分)の間、遊技の切り換わるタイミングに拘わらず独立して、図9(c)に示す連続演出3を液晶表示部138に連続的に表示し、最後の34遊技目に図9(d)の静止画で示す終了演出を液晶表示部138に表示する。
このような連続演出は、それを連続的に表示する最大時間(継続時間)が決まっており、遊技の切り換わるタイミングに拘わらず、その連続演出が開始されると、継続時間が経過するまで一気に(垂れ流しで)表示される。これに対し、遊技者は、それぞれ自分のペースで遊技を進行するため、連続演出の継続時間と、その連続演出に対応付けられた継続遊技数分の遊技の消化時間とが必ずしも同じになるとは限らない。
図10は、消化時間と継続時間との関係を説明するための説明図である。図10では、遊技の消化時間と連続演出の継続時間とが比較されている。例えば、遊技者が図10(a)のように、比較的ゆっくり遊技を進行したとする。すると、9遊技の途中で連続演出1の継続時間が経過し、連続演出1の最後の静止画で停止することとなる。この場合、遊技者は、演出に関し、次の連続演出2が開始される12遊技まで待ち状態となり、その間、かかる静止画を視認し続けなければならない。また、連続演出1の継続時間を、図10(b)のように、遊技者が最短で遊技した場合の消化時間より短くなるように設定すると、遊技者は、演出に関し、次の連続演出2が開始される12遊技まで必ず待ち状態となり、その間、やはり、かかる静止画を視認し続けなければならなくなる。そこで、バランスを考慮して、連続演出1の継続時間は、図10(c)のように、その連続演出1に対応する継続遊技数(1〜11遊技の11遊技分)の遊技の最短の消化時間より長く設定することが多い。こうすることで、遊技者が比較的ゆっくり遊技を進行したとしても、次の連続演出2までの待ち時間が短くて済むこととなる。
ただし、連続演出1の継続時間を、連続演出1に対応する継続遊技数の遊技の最短の消化時間より長く設定すると、以下のような問題が生じ得る。例えば、遊技者が最短で遊技し続けた場合、連続演出1に対応付けられた1〜11遊技の11遊技分が終了した時点では、まだ、連続演出が終了していない。このような状況下で、図10(d)のように、遊技者がベットスイッチ126(もしくはスタートスイッチ128)を操作することで、次の遊技、すなわち12遊技目を開始してしまうと、連続演出1が未だ終了していない(継続時間が経過していない)にも拘わらず、次の遊技に対応付けられた連続演出2が開始され、連続演出1は強制的にキャンセルされてしまう。そうすると、遊技者は、かかる連続演出1の内容を最後まで視認することができなくなり、エピソードの連続性を確保できなくなってしまう。
このような問題が生じうる要因は、各連続演出と、それに対応する継続遊技数との対応関係を遊技者が把握できないことにある。したがって、連続演出1の内容を最後まで視認したいと考える遊技者は、連続演出1が開始された遊技が終了しても次遊技を開始せず(遊技を進行する操作を一時的に止め)、連続演出1の内容を最後まで視認しようとする。この場合、遊技者は、連続演出1が終了し、画像が停止した状態で、次の連続演出2が開始されるまでの残りの遊技、すなわち、2〜11遊技の10遊技分の待ち状態となり、倦怠感を覚えるおそれがある。ここで、連続演出1の最後の遊技(11遊技目)において次の遊技から連続演出2を開始することを報知することも考えられる。しかし、遊技者は、連続演出が切り換わる遊技がどの遊技であるか把握することができないので、ボーナス遊技の進行操作の勢いで意図せず連続演出2を開始させてしまう(連続演出1をキャンセルする)おそれがあり、また、連続演出1の内容を最後まで視認したいと考えたとき、結局、連続演出1が実行されているいずれかの遊技において次遊技を開始せず(遊技を進行する操作を一時的に止め)、継続時間が経過するのを待って連続演出1の内容を最後まで視認しようとする。したがって、遊技者に、各連続演出と、それに対応する継続遊技数との関係を容易に把握させる手段が必要となる。そこで、演出制御手段334は、連続演出1が実行されている間に、連続演出と、それに対応する継続遊技数との関係を遊技者に報知する。
図11は、ボーナス遊技状態における演出制御手段334の処理を説明するための説明図である。ここで、遊技状態がボーナス遊技状態に遷移した後、演出制御手段334は、前回のボーナス遊技状態において用いたエピソードの次の順に相当するエピソードを設定し、そのエピソードを構成する3つの連続演出(連続演出1、連続演出2、連続演出3)を読み出す。そして、演出制御手段334は、ボーナス遊技状態が開始されてから、12遊技目が開始されるまでの間に、連続演出1を液晶表示部138に表示するとともに、現在の遊技に基づいて、連続演出1に対応付けられた継続遊技数に対する連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な(次の遊技が開始されるまでの)遊技数を表示する。
例えば、ボーナス遊技状態が開始された直後の1遊技目、すなわち、継続遊技数から消化した遊技数を減算した残遊技数が11遊技である場合に、演出制御手段334は、連続演出1の表示を開始し、図11(a)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り10G」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が当該遊技を除いて10遊技であることを遊技者に報知する。ここで、残遊技数と連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数とが異なるのは、現在の遊技を、残遊技数には含め、遊技者に報知する遊技数には含めていないからである。遊技者が次の2遊技目を開始すると(残遊技数=10)、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図11(b)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り9G」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が9遊技であることを遊技者に報知する。そして、遊技者が連続演出1を表示可能な最後の遊技である11遊技目を開始すると(残遊技数=1)、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図11(c)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り0G」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が0遊技であること、すなわち、次の遊技を開始すると、連続演出1がキャンセルされてしまうことを遊技者に報知する。こうして、遊技者が次の遊技を開始すると、演出制御手段334は、連続演出2の表示を開始し、図11(d)のように、その連続演出2に「次のシーンまで残り10G」を重畳して表示し、連続演出2がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が10遊技であることを遊技者に報知する。
かかる構成により、遊技者は、連続演出と、それに対応する継続遊技数との関係、すなわち、残りどのぐらいの遊技の間、連続演出を視認可能かを把握することができるので、残遊技数が有意な値(1以上)である間、連続演出がキャンセルされることをおそれることなく、自分のペースで遊技を進行できる。そして、残遊技数が1遊技となる遊技において、連続演出が終了していれば、新たな遊技を開始すればよく、連続演出が終了していなければ、そのタイミングで連続演出が終了するまで視認し、終了後、新たな遊技を開始すればよい。こうすることで、遊技者自身のペースによる消化時間と、連続演出の継続時間のいずれか長い方に達した直後に、次の遊技を開始できるので、エピソードの連続性を確保しつつ、遊技を効率的に進行させることが可能となる。また、連続演出の継続時間が経過するのを待つことがなくなるので、スロットマシンの稼働率の向上を図ることができる。
以下、主制御基板200、副制御基板202における具体的処理をフローチャートに基づいて説明する。
(主制御基板200のメイン処理)
図12は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、まず、主制御基板200のメイン処理に沿って、初期化後の1遊技の概略を説明し、その後、各処理の詳細について説明する。また、ここでは、本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。また、詳細な説明は省略するが、各処理が遂行される際、各処理において用いられるスイッチ(ベットスイッチ126、スタートスイッチ128、ストップボタンスイッチ130a、130b、130c)は、処理の開始時に有効化され、処理の終了時に無効化される。
(ステップS100)
電源スイッチ148を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化手段300は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化手段300は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをメインRAM200cに保持している。したがって、不意の電断が生じたとしても、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用い電断前の状態に復帰させることができる。例えば、回転リール134a、134b、134cの回転中に不意の電断が起きたとしても、復帰動作後に再度各回転リール134a、134b、134cが回転している状態から開始される。したがって、初期化処理では、基本的に、メインRAM200cの初期化(RAMクリア)は行われない。
(ステップS200)
続いて、遊技者によるベットスイッチ126の操作、または、メダル投入部124へのメダルの投入を通じ、ベット手段302がメダルをベットする。また、コマンド決定手段314は、その操作がなされたことを示す投入コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された投入コマンドを副制御基板202に送信する。
(ステップS300)
次に、当選役抽選手段304は、スタートスイッチ128に対する遊技開始操作を有効化し、スタートスイッチ128の操作待ち状態に移行する。ここで、当選役抽選手段304は、遊技者によるスタートスイッチ128の操作に応じて、主制御基板200の乱数発生器200dによって更新された当選役抽選乱数から、スタートスイッチ128が操作された時点における1の当選役抽選乱数を取得する。そして、当選役抽選手段304は、図8に示した複数の当選役抽選テーブルから、現在設定されている遊技状態に対応する1の当選役抽選テーブルを決定するとともに、取得した当選役抽選乱数が、決定した当選役抽選テーブルにおけるいずれの当選領域に対応するか判定し、判定された当選領域の当選役またはハズレを抽選結果として決定する。また、コマンド決定手段314は、スタートスイッチ128の操作に応じて抽選結果が決定された後、当選役抽選の抽選結果(当選役またはハズレ)や遊技状態に関する情報等を含む当選役コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された当選役コマンドを副制御基板202に送信する。また、遊技状態遷移手段312は、ボーナス非成立遊技状態において当選役「BB」に当選したことに基づき遊技状態をボーナス非成立遊技状態からボーナス成立遊技状態へ遷移させる。
(ステップS400)
スタートスイッチ128が操作されると、リール制御手段306は、ステッピングモータ262を駆動して左リール134a、中リール134b、右リール134cを回転させる。このリール回転処理においては、前回の1遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転開始時点から所定の時間(例えば4.1秒)が経過すると(ウェイト)、当該遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転を開始し、左リール134a、中リール134b、右リール134cの全てが定速回転となったところで、ステップS500に処理を移す。また、リール制御手段306は、リール演出を実行する場合もある。
(ステップS500)
続いて、リール制御手段306は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cを有効化し、遊技者によるストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を受け付けると、その操作に対応する回転リール(左リール134a、中リール134b、右リール134cのいずれか)を停止制御する。また、コマンド決定手段314は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cのいずれかの操作がなされると、操作がなされたストップボタンスイッチ130a、130b、130cの情報を示す停止コマンド(第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンド)を操作の度に生成し、コマンド送信手段316は、生成された停止コマンドを順次、副制御基板202に送信する。
(ステップS600)
次に、判定手段308は、図5(a)に示した有効ライン上に表示された図柄組み合わせが予め定められたどの組み合わせに相当するかを判定し、その図柄組み合わせに応じて遊技状態の変更やリプレイに際して要求される種々の処理を実行する。また、コマンド決定手段314は、有効ライン上に表示された図柄組み合わせや、有効ライン上に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合におけるメダルの払出枚数等を含む入賞コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された入賞コマンドを副制御基板202に送信する。また、遊技状態遷移手段312は、ボーナス成立遊技状態において当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づき、遊技状態をボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態へ遷移させる。
(ステップS700)
続いて、払出制御手段310は、ステップS600における判定結果に基づき、例えば、有効ライン上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されると、当該小役に対応するメダルの払出処理を実行し、有効ライン上にリプレイ役に対応する図柄組み合わせが表示されると、自動的に次遊技のベットを行うための処理を実行する。また、遊技状態遷移手段312は、ボーナス遊技状態においてメダルの所定枚数の払い出しが実行されると、遊技状態をボーナス遊技状態からボーナス非成立遊技状態へ遷移させる。このように、払出制御手段310は、有効ライン上に表示された図柄組み合わせに対応して種々の処理を遂行し、当該1遊技を終了する。また、コマンド決定手段314は、メダルの払出処理がなされた場合、払出処理がなされたことを示す払出コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された払出コマンドを副制御基板202に送信する。
ステップS200からステップS700までの一連の処理を通じて1遊技が実行される。以後は、ステップS200からステップS700までを繰り返すこととなる。
(副制御基板202のサブ処理)
図13は、副制御基板202のサブ処理を示したフローチャートである。
(ステップS1100)
電源スイッチ148を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化決定手段330は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化決定手段330は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをサブRAM202cに保持している。また、本実施形態においては、スロットマシン100の電源が投入されたタイミングでエピソードを初期化し、新たにボーナス遊技が開始された場合、複数のエピソードのうち最初のエピソードが選択されるように設定する。
(ステップS1200)
コマンド受信手段332は、主制御基板200からのコマンドが受信されているか否か判定する。その結果、コマンドが受信されていれば、ステップS1300に処理を移し、コマンドが受信されていなければ、ステップS1400に処理を移す。
(ステップS1300)
上記ステップS1200においてコマンドが受信されていると判定されれば、コマンド受信手段332は、当該受信されたコマンドに基づいて種々の処理を実行する。かかるコマンド受信処理S1300は後程詳述する。
(ステップS1400)
演出制御手段334は、演出スイッチ132の検出信号を解析し、その解析結果に基づいて種々の処理を行う。
(ステップS1500)
演出制御手段334は、実行が決定された各種演出の実行情報(タイムテーブル)を参照して、当該タイムテーブルに記憶された該当時間に対応する処理を実行するタイムスケジュール管理処理を行い、ステップS1200からの処理を繰り返す。この処理では、液晶表示部138の表示画像を挿入したり切り替えたりし、また、各種のコマンドを各デバイスに送信する。これにより各種演出が実行されることとなる。
(コマンド受信処理S1300)
図14は、上記ステップS1300のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
(ステップS1301)
まず、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが投入コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが投入コマンドであれば、ステップS1302に処理を移し、受信したコマンドが投入コマンドでなければ、ステップS1303に処理を移す。
(ステップS1302)
上記ステップS1301において受信したコマンドが投入コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、次の遊技のための遊技開始準備が行われたとして、後述するステップS1304において演出制御手段334により決定された演出を所定条件下で切り換えたり、終了させる。かかる投入コマンド処理S1302は後程詳述する。
(ステップS1303)
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが当選役コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが当選役コマンドであれば、1遊技が開始されたとし、ステップS1304に処理を移し、受信したコマンドが当選役コマンドでなければ、ステップS1306に処理を移す。
(ステップS1304)
上記ステップS1303において受信したコマンドが当選役コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当選役コマンドに基づいて遊技の演出を決定する。
(ステップS1305)
次に、演出制御手段334は、決定した演出をタイムテーブルに設定して演出を実行開始する。
(ステップS1306)
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが停止コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが停止コマンドであれば、ステップS1307に処理を移し、受信したコマンドが停止コマンドでなければ、ステップS1308に処理を移す。
(ステップS1307)
上記ステップS1306において受信したコマンドが停止コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、その停止コマンドが、第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンドのいずれであるか、また、その停止操作は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cのいずれになされた停止操作かを判定し、その判定結果と演出の内容に基づいて、種々の処理を行うとともに、演出態様を変動させる。
(ステップS1308)
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが入賞コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが入賞コマンドであれば、ステップS1309に処理を移し、受信したコマンドが入賞コマンドでなければ、ステップS1310に処理を移す。
(ステップS1309)
上記ステップS1308において受信したコマンドが入賞コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当該入賞コマンドに基づく演出をタイムテーブルに設定する。また、入賞コマンドが当選役「BB」の入賞を示していれば、ボーナス遊技状態が開始されたことを示すボーナス遊技開始フラグをONする。
(ステップS1310)
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが払出コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが払出コマンドであれば、ステップS1311に処理を移し、受信したコマンドが払出コマンドでなければ、当該コマンド受信処理S1300を終了する。
(ステップS1311)
上記ステップS1310において受信したコマンドが払出コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当該払出コマンドに基づく演出をタイムテーブルに設定し、当該コマンド受信処理S1300を終了する。そうすると、メダルの払出に応じて、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の数値が更新される。また、現在、ボーナス遊技開始フラグがONしており、払出コマンドがボーナス遊技状態に設定されている払出枚数の到達を示していれば、ボーナス遊技開始フラグをOFFする。
(投入コマンド処理S1302)
図15は、上記ステップS1302の投入コマンド処理を示したフローチャートである。ここでは、特に、ボーナス遊技状態における演出について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
(ステップS1302−1)
まず、演出制御手段334は、ボーナス遊技開始フラグがONしているか否か判定する。その結果、ボーナス遊技開始フラグがONしていれば、ステップS1302−2に処理を移し、ボーナス遊技開始フラグがOFFであれば、当該投入コマンド処理S1302を終了する。
(ステップS1302−2)
上記ステップS1302−1においてボーナス遊技開始フラグがONしていると判定されれば、演出制御手段334は、残遊技数カウンタが0であるか否か判定する。その結果、残遊技数カウンタが0であれば、ステップS1302−3に処理を移し、残遊技数カウンタが0でなければ、ステップS1302−5に処理を移す。ここで、残遊技数カウンタは、連続演出に対応付けられた遊技数から消化した遊技数を減算した残遊技数を示すカウンタである。
(ステップS1302−3)
上記ステップS1302−2において残遊技数カウンタが0であると判定されれば、演出制御手段334は、新たな連続演出を読み出す。具体的に、前回実行された連続演出が任意のエピソードを構成する連続演出の最後の連続演出であれば、かかるエピソードの次のエピソードを設定するとともに、そのエピソードの最初の連続演出を読み出す。また、前回実行された連続演出が任意のエピソードを構成する連続演出の最後の連続演出でなければ、同一のエピソードにおける前回実行された連続演出の次の連続演出を読み出す。そして、演出制御手段334は、読み出した連続演出を液晶表示部138に表示する。
(ステップS1302−4)
次に、演出制御手段334は、読み出した連続演出に対応付けられた継続遊技数(例えば11)を残遊技数カウンタに設定し、ステップS1302−6に処理を移す。
(ステップS1302−5)
上記ステップS1302−2において残遊技数カウンタが0ではないと判定されれば、演出制御手段334は、残遊技数カウンタを1だけデクリメントして更新し、ステップS1302−6に処理を移す。
(ステップS1302−6)
続いて、演出制御手段334は、連続演出に重畳して、残遊技数カウンタから1を減算した値を液晶表示部138に表示し、当該投入コマンド処理S1302を終了する。ここで、残遊技数カウンタから1を減算しているのは、残遊技数カウンタがその遊技も含めて残遊技数を示すのに対し、遊技者には、その遊技を含めない残遊技数を示すからである。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことはいうまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、連続演出1の後に連続演出2が設定され、連続演出2に対応する遊技が開始されると連続演出1がキャンセルされる例を挙げて説明したが、連続演出1がキャンセルされる演出は連続演出2等の連続演出とは限らず、静止画等、連続的ではない演出であってもよい。
また、上述した実施形態においては、ボーナス遊技中に連続演出を実行する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、いずれの遊技状態においても連続演出を実行してもよい。さらに、ストップスイッチの操作態様が、複数の操作態様のうちの所定の操作態様(正解操作態様)であること、すなわち、所定の操作順(打順)または所定の操作タイミングあるいはこれらの組み合わせであることが入賞条件として設定された遊技利益が大きい選択当選役と他の当選役とが重複した選択当選種別が当選役抽選により決定したときに、演出制御手段334が、その選択当選役の入賞条件となる正解操作態様を報知する補助演出を行うことで、当該選択当選役に対応する図柄組み合わせを、遊技者が有効ライン上に容易に表示させることができる、所謂、AT(アシストタイム)を実行するAT演出状態や、リプレイ役の当選確率が通常遊技より高くなるように設定してメダルの消費を抑えることで、メダルの消費に対する当選役の抽選機会を増やす、RT(リプレイタイム)遊技や、上記のATとRT遊技が同時に進行されるART遊技を設け、それらを実行する間に連続演出を行うとしてもよい。
また、上述した実施形態では、連続演出として、液晶表示部138に演出を表示する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、演出用ランプ142、リールバックライト144、リール上方ライト146、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158等の電飾機器を通じた電飾演出や、スピーカ140を通じた音声演出にも適用できる。例えば、音声演出としてエピソード中の台詞を連続演出としたり、楽曲のフレーズを連続演出としたり、演出用ランプ142の色の変化パターンを連続演出とすることができる。
また、上述した実施形態においては、連続演出に11遊技分の遊技数が対応付けられている例を挙げて説明したが、その遊技数は連続演出毎に任意に設定することができるのは言うまでもない。また、残遊技数の報知を開始するタイミングや終了するタイミングも任意に決定することができる。ただし、遊技者が遊技の進行操作により意図せずその時点の連続演出をキャンセルしないよう、残遊技数が2以上のときから残遊技数を報知するのが望ましい。
また、上述した実施形態においては、残遊技数(継続遊技数から消化した遊技数を減算した値)から1を減算して、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を導出し、その遊技数をそのまま表示することで、連続演出1がキャンセルされるタイミングを遊技者に把握させる例を挙げて説明しているが、かかる場合に限らず、遊技者が、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報であれば足りる。例えば、残遊技数の代わりに、演出制御手段334は、連続演出1に連続する連続演出2が開始する絶対遊技数(例えば、12遊技)と、消化した遊技数とを遊技者に報知する。そうすると、例えば、連続演出1が表示されている間、消化した遊技数が1、2、3、…といったように、1ずつインクリメントされ、11遊技目には、次の遊技(12遊技目)から連続演出2が開始することを把握でき、11遊技目で、連続演出1が終了していれば、新たな遊技を開始すればよく、連続演出1が終了していなければ、そのタイミングで連続演出1が終了するまで視認し、終了後、新たな遊技(12遊技)を開始すればよいこととなる。このように、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報には、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数そのもののみならず、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を間接的に把握できる数値的情報も含まれる。
また、上述した実施形態においては、残遊技数(継続遊技数から消化した遊技数を減算した値)から1を減算して、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を導出し、その数値を液晶表示部138に表示する例を挙げているが、当該遊技を含んで残りの遊技数を表示する場合、残遊技数と連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数とを等しくし、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数として残遊技数をそのまま表示することもできる。
また、上述した実施形態においては、連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を導出する例、すなわち、連続演出1が遊技数で管理される例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、連続演出1が(1)払出枚数、(2)獲得枚数(純増枚数)、(3)ナビ回数で管理される場合もある。以下、連続演出1を(1)払出枚数、(2)獲得枚数、(3)ナビ回数で管理する場合を図16〜図18を用いてそれぞれ具体的に説明する。
例えば、連続演出1が(1)払出枚数で管理される場合、演出制御手段334は、連続演出1を、ボーナス遊技状態開始時等の所定の開始契機から、払出制御手段310が払い出したメダルの払出枚数を遊技毎に積算した値(積算値)が所定の払出上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能となる。例えば、図16のようにボーナス遊技状態に遷移し、そのボーナス遊技状態の開始時から連続演出1、連続演出2が続けて実行されるとする。ここで、連続演出1の払出上限枚数が99枚に設定されていれば、演出制御手段334は、連続演出1を、払出枚数の積算値が払出上限枚数(99枚)以上となった後、次の遊技が開始されるまでの間に実行することができる。そして、演出制御手段334は、かかる連続演出1を液晶表示部138に表示するとともに、現在の払出枚数の積算値に基づいて、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を表示する。例えば、ボーナス遊技状態が開始された直後の1遊技目、すなわち、払出上限枚数(99枚)から払出枚数の積算値(0枚)を減算した残払出枚数が99枚である場合に、演出制御手段334は、連続演出1の表示を開始し、図16(a)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り99枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数が99枚であることを遊技者に報知する。かかる1遊技目で9枚の払い出しを受け、遊技者が次の2遊技目を開始すると、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図16(b)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り90枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数が90枚であることを遊技者に報知する。そして、払出枚数の積算値が90枚となり、9枚以上の小役を入賞させると連続演出1を表示可能な最後の遊技となる遊技(ここでは12遊技目)を開始すると(残払出枚数=9)、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図16(c)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り9枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数が9枚であること、すなわち、当該遊技で9枚以上の小役を入賞させて払出枚数の積算値が払出上限枚数(99枚)に達した後、次の遊技を開始すると、連続演出1がキャンセルされてしまうことを遊技者に報知する。そして、当該遊技で9枚の払い出しを受け、遊技者が次の遊技を開始すると、演出制御手段334は、連続演出2の表示を開始し、図16(d)のように、その連続演出2に「次のシーンまで残り99枚」を重畳して表示し、連続演出2がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数が99枚であることを遊技者に報知する。ここでは、上述した連続演出1が遊技数で管理される例と異なり、連続演出1中に小役に当選しなかったり(例えば図16の5遊技目)や、入賞した小役の払出枚数が異なると、払出枚数の積算値も異なることとなり、連続演出1を実行可能な遊技数が変化することとなる。また、ここでも、図16で示したように、演出制御手段334は、連続演出が実行されている間に、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数をそのまま報知することもできれば、例えば、払出上限枚数(99枚)と、払出枚数の積算値とをいずれも表示することで、連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を間接的に把握させることができる。また、演出制御手段334は、少なくとも連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のとき、すなわち、9枚以上の小役を2回連続して入賞すると払出上限枚数に達してしまうときから連続演出1がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を把握できる情報を報知する。
また、連続演出1が(2)獲得枚数(純増枚数)で管理される場合、演出制御手段334は、連続演出1を、AT演出状態開始時等の所定の開始契機から、ベットされたメダルの規定投入数(ここでは3枚)と払出制御手段310が払い出したメダルの払出枚数との差分である獲得枚数を遊技毎に積算した値(積算値)が所定の獲得上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能となる。例えば、図17のようにAT演出状態に遷移し、そのAT演出状態の開始時から連続演出1、連続演出2が続けて実行されるとする。ここで、連続演出1の獲得上限枚数が35枚に設定されていれば、演出制御手段334は、連続演出1を、獲得枚数の積算値が獲得上限枚数(35枚)以上となった後、次の遊技が開始されるまでの間に実行することができる。そして、演出制御手段334は、かかる連続演出1を液晶表示部138に表示するとともに、現在の獲得枚数の積算値に基づいて、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を表示する。例えば、AT演出状態が開始された直後の1遊技目、すなわち、獲得上限枚数(35枚)から獲得枚数の積算値(0枚)を減算した残獲得枚数が35枚である場合に、演出制御手段334は、連続演出1の表示を開始し、図17(a)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り35枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数が35枚であることを遊技者に報知する。かかる1遊技目で6枚獲得し(9枚の払い出しを受け)、遊技者が次の2遊技目を開始すると、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図17(b)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り29枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数が29枚であることを遊技者に報知する。そして、獲得枚数の積算値が33枚となり、5枚以上の小役を入賞させると連続演出1を表示可能な最後の遊技となる遊技(ここでは11遊技目)を開始すると(残獲得枚数=2)、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図17(c)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り2枚」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数が2枚であること、すなわち、当該遊技で5枚以上の小役を入賞させて獲得枚数の積算値が獲得上限枚数(35枚)に達した後、次の遊技を開始すると、連続演出1がキャンセルされてしまうことを遊技者に報知する。そして、当該遊技で6枚獲得し、遊技者が次の遊技を開始すると、演出制御手段334は、連続演出2の表示を開始し、図17(d)のように、その連続演出2に「次のシーンまで残り31枚」を重畳して表示し(獲得上限枚数35枚−既に獲得している獲得枚数4枚)、連続演出2がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数が31枚であることを遊技者に報知する。ここでは、上述した連続演出1が遊技数で管理される例と異なり、連続演出1中に小役に当選しなかったり(例えば図17の5遊技目)や、入賞した小役の獲得枚数が異なると(例えば図17の2遊技目)、獲得枚数の積算値も異なることとなり、連続演出1を実行可能な遊技数が変化することとなる。また、ここでも、図17で示したように、演出制御手段334は、連続演出が実行されている間に、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数をそのまま報知することもできれば、例えば、獲得上限枚数(35枚)と、獲得枚数の積算値とをいずれも表示することで、連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を間接的に把握させることができる。また、演出制御手段334は、少なくとも連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のとき、すなわち、小役を2回連続して入賞すると獲得上限枚数に達してしまうときから連続演出1がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を把握できる情報を報知する。
また、連続演出1が(3)ナビ回数で管理される場合、演出制御手段334は、連続演出1を、AT演出状態開始時等の所定の開始契機から、AT演出状態中に補助演出を行った回数が所定のナビ回数に到達した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能となる。例えば、図18のようにAT演出状態に遷移し、そのAT演出状態の開始時から連続演出1、連続演出2が続けて実行されるとする。ここで、連続演出1のナビ回数が5回に設定されていれば、演出制御手段334は、連続演出1を、補助演出が行われ得る回数がナビ回数(5回)以上となった後、次の遊技が開始されるまでの間に実行することができる。そして、演出制御手段334は、かかる連続演出1を液晶表示部138に表示するとともに、現在の補助演出が行われた回数に基づいて、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数を表示する。例えば、AT演出状態が開始された直後の1遊技目、すなわち、ナビ回数(5回)から補助演出が行われた回数(0回)を減算した残回数が5回である場合に、演出制御手段334は、連続演出1の表示を開始し、図18(a)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り5回」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数が5回であることを遊技者に報知する。かかる1遊技目で補助演出が行われ(選択当選役「ベル」の入賞条件となる正解操作態様が報知され(ただし、選択当選役「ベル」の入賞有無は問わない))、遊技者が次の2遊技目を開始すると、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図18(b)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り4回」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数が4回であることを遊技者に報知する。そして、補助演出が行われた回数が4回となり、補助演出が実行されると、連続演出1を表示可能な最後の遊技となる遊技(ここでは11遊技目)を開始すると(残回数=1回)、演出制御手段334は、連続演出1を継続しつつ、図18(c)のように、その連続演出1に「次のシーンまで残り1回」を重畳して表示し、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数が1回であること、すなわち、当該遊技で補助演出が実行され、補助演出が行われた回数がナビ回数(5回)に達した後、次の遊技を開始すると、連続演出1がキャンセルされてしまうことを遊技者に報知する。そして、当該遊技で補助演出が行われ、遊技者が次の遊技を開始すると、演出制御手段334は、連続演出2の表示を開始し、図18(d)のように、その連続演出2に「次のシーンまで残り5回」を重畳して表示し、連続演出2がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数が5回であることを遊技者に報知する。ここでは、上述した連続演出1が遊技数で管理される例と異なり、当選役抽選の結果、選択当選種別が決定されるか否かにより、連続演出1を実行可能な遊技数が変化することとなる。また、ここでも、図18で示したように、演出制御手段334は、連続演出が実行されている間に、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数をそのまま報知することもできれば、例えば、ナビ回数(5回)と、補助演出が行われた回数とをいずれも表示することで、連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数を間接的に把握させることができる。また、演出制御手段334は、少なくとも連続演出1がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のとき、すなわち、補助演出が2回連続して実行されるとナビ回数に達してしまうときから連続演出1がキャンセルされることなく補助演出が行われ得る回数を把握できる情報を報知する。
このように、連続演出1が(1)払出枚数、(2)獲得枚数(純増枚数)、(3)ナビ回数で管理された場合であっても、当然、連続演出1が遊技数で管理される場合と等しい効果を得ることができる。なお、連続演出1が開始される所定の開始契機は、ボーナス遊技状態、AT演出状態等、任意の状態への移行、それらの状態において所定の条件(消化遊技数等)を満たしたこと、および、所定の当選種別の決定や所定の当選役の入賞等、様々な事象に応じて訪れるとしてもよく、また、1遊技のうちの開始タイミングとしては、ベットの操作からとしてもよいし、スタートスイッチ128の操作からとしてもよい。
また、上述した実施形態では、遊技状態遷移手段312が、主制御基板200において遊技状態や演出状態を管理する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、遊技状態遷移手段312は、副制御基板202において遊技状態や演出状態を管理してもよい。また、上述した実施形態では、主制御基板200と副制御基板202とが、遊技を進行するための機能部を分担するように配したが、主制御基板200の機能部を副制御基板202に配しても、副制御基板202の機能部を主制御基板200に配してもよく、また、全ての機能部を1の制御基板に纏めて配することもできる。
また、上述した主制御基板200および副制御基板202が行う各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
100 スロットマシン(遊技機)
126 ベットスイッチ
128 スタートスイッチ
130 ストップスイッチ
134a、134b、134c 回転リール
200 主制御基板
202 副制御基板
302 ベット手段
304 当選役抽選手段
306 リール制御手段
310 払出制御手段
332 コマンド受信手段
334 演出制御手段

Claims (8)

  1. 遊技媒体をベットするベット手段と、
    前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
    前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出には、所定の開始契機から前記当選役抽選の抽選結果に基づいて前記回転リールが停止制御されるまでの遊技に対する継続遊技数が対応付けられ、前記継続遊技数のうち最初の遊技が開始されてから、前記継続遊技数のうち最後の遊技が終了した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、
    前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報を報知することを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数を把握できる情報を報知することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技媒体をベットするベット手段と、
    前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
    前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出には、所定の開始契機から、前記払出制御手段が払い出した遊技媒体の払出枚数を遊技毎に積算した値が所定の払出上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、
    前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする遊技機。
  4. 前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく払出可能な払出枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 遊技媒体をベットするベット手段と、
    前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
    前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    遊技の進行に応じて複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出には、所定の開始契機から、前記ベットされた遊技媒体の規定投入数と前記払出制御手段が払い出した遊技媒体の払出枚数との差分である獲得枚数を遊技毎に積算した値が所定の獲得上限枚数以上となった後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、
    前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする遊技機。
  6. 前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく獲得可能な獲得枚数を把握できる情報を報知することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 遊技媒体をベットするベット手段と、
    前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、ストップスイッチに対する複数の操作順のうちの所定の操作順である正解操作態様が入賞条件として設定された選択当選役と他の当選役とが重複した選択当選種別を含む複数種類の当選種別のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
    前記スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している前記回転リールに対応する前記ストップスイッチの操作に応じ、前記当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
    前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
    前記選択当選種別の当選に応じて前記正解操作態様を報知する補助演出を含む複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出には、前記選択当選種別の当選に応じて前記補助演出を行う回数であるナビ回数が対応付けられ、所定の開始契機から、前記補助演出を行った回数が前記ナビ回数に到達した後、次の遊技が開始されるまでに、所定の継続時間連続して実行可能な連続演出を含み、
    前記演出制御手段は、前記連続演出が実行されている間に、前記連続演出がキャンセルされることなく前記補助演出が行われ得る回数を把握できる情報を報知することを特徴とする遊技機。
  8. 前記演出制御手段は、少なくとも前記連続演出がキャンセルされることなく実行可能な遊技数が2以上のときから前記連続演出がキャンセルされることなく前記補助演出が行われ得る回数を把握できる情報を報知することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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