JP2017034386A - 車載機及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の携帯電話機が通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させることができるようにする。
【解決手段】車載機1は、複数の携帯電話機11a〜11nの電話番号と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶し、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報を記憶していると、当該携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを電話番号と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成する。車載機1は、発話者が発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに複数存在すると、発話者が発話した声の特徴を特定し、音声登録データを参照して声の特徴に対応する電話番号の携帯電話機11a〜11nを発信電話機として特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載機及びコンピュータプログラムに関する。
車載機と通信可能に接続される携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させる場合、従来は予め指定された一の携帯電話機から発信させることが可能であった。即ち、車載機は、予め指定された一の携帯電話機が通信可能に接続され、その携帯電話機から電話帳データを取得すると、音声認識用の電話帳データを作成する。車載機は、音声認識用の電話帳データを作成した状態でユーザが発話すると、音声認識用の電話帳データを検索し、そのユーザが発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに存在するか否かを判定する。そして、車載機は、ユーザが発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに存在すると、その読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として携帯電話機から発信させる。
ところで、例えば複数のユーザがそれぞれ携帯電話機を所持して同じ車両に乗り込む状況がある。その場合、それら複数の携帯電話機が車載機に登録されていると、複数の携帯電話機が車載機と通信可能に接続される。しかしながら、上記したように予め指定された一の携帯電話機からしか音声認識機能を用いて発信させることができない構成では、指定されていない他の携帯電話機からは音声認識機能を用いて発信させることができない。このような事情から、複数の携帯電話機が車載機と通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させたいという要望がある。一方、発話者を特定する技術として特許文献1及び2に開示されている技術がある。
特開2003−177782号公報 特開2011−141349号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されている技術では、上記した複数の携帯電話機が車載機と通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させたいという要望に応えることはできない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の携帯電話機が通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させることができ、利便性を高めることができる車載機及びコンピュータプログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、接続部は、少なくとも読みと電話番号とが対応付けられている電話帳データを転送可能な複数の携帯電話機と通信可能に接続する。記憶部は、複数の携帯電話機の識別情報と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶する。電話帳データ取得部は、接続部が接続可能な複数の携帯電話機から電話帳データを取得する。電話帳データ作成部は、電話帳データの転送元の携帯電話機の識別情報に対応する声情報が記憶部に記憶されていると、当該携帯電話機から電話帳データ取得部により取得された電話帳データを当該識別情報と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成する。
読み特定部は、発話者が発話した声の読みを特定する。特徴特定部は、発話者が発話した声の特徴を特定する。識別情報特定部は、読み特定部により特定された読みが電話帳データ作成部により作成された音声認識用の電話帳データに複数存在すると、記憶部に記憶されている音声登録データを参照して特徴特定部により特定された声の特徴に対応する識別情報を特定する。発信電話機特定部は、識別情報特定部により取得された識別情報に対応する携帯電話機を発信電話機として特定する。発信制御部は、発信電話機特定部により特定された発信電話機の電話帳データに当該読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として当該発信電話機から発信させる。
複数の携帯電話機と通信可能に接続され、複数の携帯電話機から電話帳データを取得する場合には、互いに異なる携帯電話機から同じ読みの電話帳データを取得する可能性がある。その場合、何れかの携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させようとする場合にユーザが発話した読みが重複すると、発信電話機を特定することができず、適切な携帯電話機から発信させることができない虞がある。この点に関し、複数の携帯電話機の識別情報と声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶し、電話帳データの転送元の携帯電話機の識別情報に対応する声情報を記憶していると、当該携帯電話機から取得した電話帳データを当該識別情報と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成するようにした。そして、ユーザが発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに複数存在すると、音声登録データを参照して声の特徴に対応する識別情報を特定し、その特定した識別情報に対応する携帯電話機を発信電話機として特定するようにした。これにより、複数の携帯電話機の識別情報と声情報との対応を音声登録データとして記憶しておくことで、複数の携帯電話機が通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機から音声認識機能を用いて発信させることができ、利便性を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 電話帳データを示す図 音声登録データを示す図 音声認識用の電話帳データを示す図 接続判定処理を示すフローチャート 音声認識発信判定処理を示すフローチャート 発信問合画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
車両に搭載されている車載機1は、制御部2と、接続部3と、表示部4と、操作受付部5と、記憶部6と、音声入力部7と、音声出力部8と、音声認識部9とを有する。制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御部2は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、車載機1の動作全般を制御する。
接続部3は、それぞれがBluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)接続機能を有する複数のBTチップ3a〜3nを有する。接続部3は、車載機1が電源オンすると、予め登録されているBTアドレスが付与されているBTデバイスを探索し、BTデバイスの探索に成功すると、BTチップ3a〜3nと当該探索に成功したBTデバイスとを1対1の関係でBT通信可能に接続する。BT接続機能を有する携帯電話機11a〜11nが車室内に持込まれ、その携帯電話機11a〜11nに付与されているBTアドレスが接続部3に予め登録されていれば、接続部3は、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとを1対1の関係でBT通信可能に接続する。携帯電話機11a〜11nは、それぞれ登録名と読みと電話番号とが1件のデータとして対応付けられた複数件(例えば数100件)分の電話帳データを記憶している。
接続部3は、携帯電話機11a〜11nの探索に成功し、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとの間でペアリングを正常に完了してBT回線を接続すると、BTの通信規格で定義されているPBAP(Phone Book Access Profile)やHFP(Hands Free Profile)を接続する。PBAPは近距離無線接続の電話帳データ転送を規定するプロトコルある。接続部3と携帯電話機11a〜11nとが両者の間でPBAPを接続することで、携帯電話機11a〜11nが電話帳データを接続部3に転送可能となり、接続部3が携帯電話機11a〜11nから電話帳データを取得可能となる。HFPは近距離無線接続のハンズフリー通話を規定するプロトコルである。接続部3と携帯電話機11a〜11nとが両者の間でHFPを接続することで、両者が音声データを転送可能なる。尚、BTチップ3a〜3nと携帯電話機11a〜11nとは、両者の間で複数のプロファイルの同時接続が不可能な(シングルプロファイルの)仕様であればPBAPやHFPを所定の順序にしたがって順次接続し、両者の間で複数のプロファイルの同時接続が可能な(マルチプロファイルの)仕様であれば、PBAPやHFPを同時接続する。
表示部4は、例えば液晶パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等を含んで構成されており、制御部2から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号により特定される画面を表示する(描画する)。操作受付部5は、表示部4の表示領域の周辺に配置されている機械的なスイッチや画面上に形成されるタッチパネル等を含んで構成されており、ユーザが機械的なスイッチやタッチパネルを操作すると、その操作内容を示す操作検知信号を制御部2に出力する。
記憶部6は、詳しくは後述するように制御部2が作成した音声認識用の電話帳データ及び通常の電話帳データを記憶する。又、記憶部6は、携帯電話機11a〜11nの電話番号(識別情報)と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶する。声の特徴とは、例えば声の高低や速さ等であり、発話者を特定可能な特徴である。音声入力部7は、車室内の所定箇所に配置されているマイクロホンを含んで構成されている。ユーザから発話された音声が音声入力部7に入力されると、その入力された音声は音声データとして接続部3から携帯電話機11a〜11nに転送され、送話音声として携帯電話機11a〜11nから通話相手に送信される。音声出力部8は、車室内の所定箇所に配置されているスピーカを含んで構成されている。通話相手から送信された音声が携帯電話機11a〜11nに受信されると、その受信された音声は音声データとして携帯電話機11a〜11nから接続部3に転送され、受話音声として音声出力部8から出力される。音声認識部9は、ユーザから発話された音声が音声入力部7に入力されることで、その入力された音声を所定の音声認識アルゴリズムにしたがって音声認識して読み及び特徴を抽出し、その抽出結果を制御部2に出力する。
制御部2は、電話帳データ取得部2aと、電話帳データ作成部2bと、読み特定部2cと、特徴特定部2dと、識別情報特定部2eと、発信電話機特定部2fと、発信制御部2gと、報知制御部2hとを有する。これら各部2a〜2hはソフトウェアにより実現されている。尚、各部2a〜2hがハードウェアにより実現される構成でも良い。
電話帳データ取得部2aは、接続部3が接続可能な複数の携帯電話機11a〜11nから電話帳データを取得する。電話帳データ作成部2bは、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報が音声登録データとして記憶部6に記憶されていれば、その携帯電話機11a〜11nから転送された電話帳データを音声認識用の電話帳データとして作成する。一方、電話帳データ作成部2bは、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報が音声登録データとして記憶部6に記憶されていなければ、その携帯電話機11a〜11nから転送された電話帳データを通常の電話帳データとして作成する。
具体的に説明すると、ユーザA〜Eの5人がそれぞれ携帯電話機11a〜11eを所持して同じ車両に乗り込んだ場合を想定する。ここでは、図2に示すように、それぞれの携帯電話機11a〜11eには、所定の電話番号が付与されていると共に電話帳データが記憶されている場合を想定する。又、図3に示すように、それぞれの携帯電話機11a〜11eの電話番号と発話者の声の特徴を示す声情報との対応が音声登録データとして記憶されている場合を想定する。尚、声情報が記憶されるタイミングはどのようなタイミングであっても良い。例えば携帯電話機11a〜11eが接続されたときに、ユーザA〜Eに所定の単語や文章等を順次発話させることで、携帯電話機11a〜11eの電話番号に対応付けられて声情報が記憶されても良い。
電話帳データ作成部2bは、ユーザA〜Cがそれぞれ所持する携帯電話機11a〜11cについては、それぞれの電話番号と声情報との対応が音声登録データとして記憶されているので、図4に示すように、それぞれの携帯電話機11a〜11cから転送された電話帳データを音声認識用の電話帳データとして作成する。このとき、電話帳データ作成部2bは、電話帳データの転送元の電話番号を接続先電話番号として電話帳データと対応付ける。一方、電話帳データ作成部2bは、ユーザD,Eがそれぞれ所持する携帯電話機11d,11eについては、それぞれの電話番号と声情報との対応が音声登録データとして記憶されていないので、それぞれの携帯電話機11d,11eから転送された電話帳データを通常の電話帳データとして作成する。
読み特定部2cは、ユーザが発話した声が音声認識部9により音声認識されることで、その声の読みを特定する。特徴特定部2dは、ユーザが発話した声が音声認識部9により音声認識されることで、その声の特徴を特定する。識別情報特定部2eは、ユーザが発話した声の読みが特定されると、音声認識用の電話帳データを検索し、その特定された読みが音声認識用の電話帳データに存在するか否かを判定する。そして、識別情報特定部2eは、ユーザが発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに存在すると、音声登録データを参照し、その特定された声の特徴に対応する電話番号を特定する。
発信電話機特定部2fは、電話番号が特定されると、その電話番号に対応する携帯電話機11a〜11cを発信電話機として特定する。発信制御部2gは、発信電話機として特定された携帯電話機11a〜11cの電話帳データに読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として当該発信電話機から発信させる。又、報知制御部2gは、発信電話機の特定結果を報知する。
次に、上記した構成の作用について、図5から図7を参照して説明する。制御部2は、本発明に関連し、図5に示す接続判定処理、図6に示す音声認識発信判定処理を行う。以下、それぞれの処理について説明する。
(1)接続判定処理
制御部2は、接続判定処理を開始すると、接続部3が携帯電話機11a〜11nとBT通信可能に接続したか否かを判定する(S1)。制御部2は、接続部3が携帯電話機11a〜11nとBT通信可能に接続したと判定すると(S1:YES)、接続部3が携帯電話機11a〜11nとPBAPを接続することで、そのBT通信可能に接続している携帯電話機11a〜11nから電話帳データを取得する(S2、電話帳データ取得手順)。制御部2は、音声登録データを参照し(S3)、その電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報を記憶しているか否か、即ち、音声登録データに声情報が登録されているか否かを判定する(S4)。
制御部2は、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報を記憶しており、音声登録データに声情報が登録されていると判定すると(S4:YES)、音声認識用の電話帳データを既に作成しているか否かを判定する(S5)。制御部2は、音声認識用の電話帳データを未だ作成していないと判定すると(S5:NO)、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを音声認識用の電話帳データの記憶領域に書き込み、音声認識用の電話帳データを作成し(S6、電話帳データ作成手順)、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰り返して行う。一方、制御部2は、音声認識用の電話帳データを既に作成していると判定すると(S5:YES)、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを当該既に作成している音声認識用の電話帳データの記憶領域に書き込み、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを音声認識用の電話帳データにマージし(S7、電話帳データ作成手順)、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰り返して行う。
又、制御部2は、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報を記憶していなく、音声登録データに声情報が登録されていないと判定すると(S4:NO)、通常の電話帳データを既に作成しているか否かを判定する(S8)。制御部2は、通常の電話帳データを未だ作成していないと判定すると(S8:NO)、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを通常の電話帳データの記憶領域に書き込み、通常の電話帳データを作成し(S9)、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰り返して行う。一方、制御部2は、通常の電話帳データを既に作成していると判定すると(S8:YES)、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを当該既に作成している通常の電話帳データの記憶領域に書き込み、携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを通常の電話帳データにマージし、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰り返して行う。
具体的に以下に説明する。ここでは、ユーザAの携帯電話機11a、ユーザBの携帯電話機11b、ユーザCの携帯電話機11c、ユーザDの携帯電話機11d、ユーザEの携帯電話機11eの接続順序で車載機1とBT通信可能に接続される場合を説明する。最初にユーザAの携帯電話機11aが車載機1とBT通信可能に接続されると、制御部2は、ユーザAの携帯電話機11aの電話番号に対応する声情報を記憶しており、音声認識用の電話帳データを未だ作成していないので、ユーザAの携帯電話機11aから取得した電話帳データをユーザAの携帯電話機11aの電話番号と対応付けて音声認識用の電話帳データの記憶領域に書き込み、音声認識用の電話帳データを作成する。次に、ユーザBの携帯電話機11bが車載機1とBT通信可能に接続されると、制御部2は、ユーザBの携帯電話機11bの電話番号に対応する声情報を記憶しており、音声認識用の電話帳データを既に作成しているので、ユーザBの携帯電話機11bから取得した電話帳データを音声認識用の電話帳データにマージする。同様に、ユーザCの携帯電話機11cが車載機1とBT通信可能に接続されると、制御部2は、ユーザCの携帯電話機11cの電話番号に対応する声情報を記憶しており、音声認識用の電話帳データを既に作成しているので、ユーザCの携帯電話機11cから取得した電話帳データを音声認識用の電話帳データにマージする。
次にユーザDの携帯電話機11dが車載機1とBT通信可能に接続されると、制御部2は、ユーザDの携帯電話機11dの電話番号に対応する声情報を記憶しておらず、通常の電話帳データを未だ作成していないので、ユーザDの携帯電話機11dから取得した電話帳データをユーザDの携帯電話機11dの電話番号と対応付けて通常の電話帳データの記憶領域に書き込み、通常の電話帳データを作成する。次に、ユーザEの携帯電話機11eが車載機1とBT通信可能に接続されると、制御部2は、ユーザEの携帯電話機11eの電話番号に対応する声情報を記憶しておらず、通常の電話帳データを既に作成しているので、ユーザEの携帯電話機11eから取得した電話帳データを通常の電話帳データにマージする。
制御部2は、このようにして音声登録データに声情報が登録されているか否かを判定することで、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11eの電話番号に対応する声情報が登録されていれば、その転送された電話帳データを音声認識用の電話帳データとして作成し、一方、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11eの電話番号に対応する声情報が登録されていなければ、その転送された電話帳データを通常の電話帳データとして作成する。尚、携帯電話機11a〜11eがどのような接続順序で車載機1とBT通信可能に接続されても同様である。
(2)音声認識発信判定処理
制御部2は、音声認識発信判定処理を開始すると、ユーザが発話したか否かを判定する(S11)。制御部2は、ユーザが発話したと判定すると(S11:YES)、ユーザが発話した声の読みを特定する(S12、読み特定手順)。制御部2は、音声認識用の電話帳データを検索し(S13)、その特定した読みが音声認識用の電話帳データに複数存在するか否かを判定する(S14)。制御部2は、その特定した読みが音声認識用の電話帳データに複数存在しないと判定すると(S14:NO)、その特定した読みに対応する携帯電話機11a〜11nを発信電話機として特定する(S15)。そして、制御部2は、その特定した読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11a〜11nから発信させる(S16)。
具体的に以下に説明する。制御部2は、図4に示した音声認識用の電話帳データを作成している状態で、ユーザが例えば「アオキ」と発話すると、ユーザが発話した声の読みを「アオキ」と特定する。そして、制御部2は、その特定した声の読みである「アオキ」が音声認識用の電話帳データに一つしか存在しないと判定すると、ユーザAの携帯電話機11aを発信電話機として特定し、「090−××××−××11」(×は0〜9の任意の数字)の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11aから発信させる。尚、ユーザが他の読みを発話した場合も同様であり、ユーザが例えば「カガワ」と発話した場合も同様である。制御部2は、ユーザが発話した声の読みを例えば「カガワ」と特定し、その特定した声の読みである「カガワ」が音声認識用の電話帳データに一つしか存在しないと判定すると、ユーザCの携帯電話機11cを発信電話機として特定し、「090−××××−××31」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11cから発信させる。
一方、制御部2は、その特定した読みが音声認識用の電話帳データに複数存在すると判定すると(S14:YES)、ユーザが発話した声の特徴を特定する(S17、特徴特定手順)。制御部2は、音声登録データを参照し(S18)、その特定した声の特徴に対応する電話番号を特定する(S19、識別情報特定手順)。制御部2は、その特定した電話番号に対応する携帯電話機11a〜11nを発信電話機として特定する(S20、発信電話機特定手順)。そして、制御部2は、発信電話機の電話帳データに当該読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11a〜11nから発信させる(S21、発信制御手順)。
具体的に以下に説明する。制御部2は、図4に示した音声認識用の電話帳データを作成している状態で、ユーザが例えば「ヤマダ」と発話すると、ユーザが発話した声の読みを「ヤマダ」と特定する。そして、制御部2は、その特定した声の読みである「ヤマダ」が複数存在すると判定すると、音声登録データを参照し、声の特徴に対応する電話番号を特定する。即ち、制御部2は、発話者の声の特徴を解析することで、発話者の声の特徴が音声登録データに記憶されているユーザAの声情報に合致すると判定すると、ユーザAの声情報に対応付けられている「090−××××−1111」の電話番号を特定する。そして、制御部2は、その特定した「090−××××−1111」の電話番号が付与されている携帯電話機11aを発信電話機として特定し、その特定した読みである「ヤマダ」に対応付けられている「090−××××−××13」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11aから発信させる。これにより、ユーザAが「ヤマダ」と発話すると、ユーザAの携帯電話機11aの電話帳データに「ヤマダ」に対応付けられている「090−××××−××13」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11aから発信させることができる。
一方、制御部2は、発話者の声の特徴を解析することで、発話者の声の特徴が音声登録データに記憶されているユーザBの声情報に合致すると判定すると、ユーザBの声情報に対応付けられている「090−××××−2222」の電話番号を特定する。そして、制御部2は、その特定した「090−××××−2222」の電話番号が付与されている携帯電話機11bを発信電話機として特定し、その特定した読みである「ヤマダ」に対応付けられている「090−××××−××22」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11bから発信させる。これにより、ユーザBが「ヤマダ」と発話すると、ユーザBの携帯電話機11bの電話帳データに「ヤマダ」に対応付けられている「090−××××−××22」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11bから発信させることができる。
尚、ユーザが他の読みを発話した場合も同様であり、ユーザが例えば「ワタナベ」と発話した場合も同様である。制御部2は、発話者の声の特徴が音声登録データに記憶されているユーザBの声情報に合致すると判定すると、ユーザBの携帯電話機11bの電話帳データに「ワタナベ」に対応付けられている「090−××××−××23」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11bから発信させる。一方、制御部2は、発話者の声の特徴が音声登録データに記憶されているユーザCの声情報に合致すると判定すると、ユーザCの携帯電話機11cの電話帳データに「ワタナベ」に対応付けられている「090−××××−××33」の電話番号を発信先電話番号として携帯電話機11cから発信させる。尚、以上は、ユーザが発話した声の読みが2個の携帯電話機で重複する場合を説明したが、ユーザが発話した声の読みが3個以上の携帯電話機で重複する場合も同様である。
以上説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
車載機1において、複数の携帯電話機11a〜11nの電話番号と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶し、電話帳データの転送元の携帯電話機11a〜11nの電話番号に対応する声情報を記憶していると、当該携帯電話機11a〜11nから取得した電話帳データを当該電話番号と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成するようにした。そして、発話者が発話した声の読みが音声認識用の電話帳データに複数存在すると、発話者が発話した声の特徴を特定し、音声登録データを参照して声の特徴に対応する電話番号を特定し、その特定した電話番号に対応する携帯電話機11a〜11nを発信電話機として特定するようにした。これにより、音声登録データを記憶しておくことで、複数の携帯電話機11a〜11nが通信可能に接続される状況で複数の携帯電話機11a〜11nから音声認識機能を用いて発信させることができ、利便性を高めることができる。
本発明は、上記した実施形態で例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に変形又は拡張することができる。
本実施形態では、複数の携帯電話機11a〜11nと車載機1とがBT接続する構成を例示したが、別の近距離無線接続の通信規格に準拠する方式により無線接続する構成でも良い。又、複数の携帯電話機11a〜11nの全て又は一部と車載機1とが有線接続する構成でも良い。
本実施形態では、発信電話機を特定すると、その特定した発信電話機からの発信を速やかに行う構成を例示したが、発信電話機を特定した後に、その特定結果を報知することで、その特定した発信電話機からの発信を行うか否かをユーザが選択可能としても良い。即ち、制御部2は、声の特徴に対応する電話番号を特定し(S19)、その特定した電話番号に対応する携帯電話機11a〜11nを発信電話機として特定すると(S20)、図7に示すように、その特定結果を示す発信問合画面21を表示部4に表示させても良い。図7(a)は携帯電話機11aを発信電話機として特定した場合の発信問合画面21を例示し、図7(b)は携帯電話機11bを発信電話機として特定した場合の発信問合画面21を例示している。そして、制御部2は、ユーザが「はい」キー21aを選択したときに発信を許可し、ユーザが「いいえ」キー21bを選択したときに発信を禁止するようにしても良い。このように構成すれば、仮にユーザが発話した声の特徴を誤って特定し、発信電話機を誤って特定してしまっても、その過って特定した発信電話機からの発信を中止させることができる。
本実施形態では、複数の携帯電話機11a〜11nと車載機1とがPBAPを接続することで、携帯電話機11a〜11nの電話帳データが車載機1に転送される構成を例示したが、PBAPとは別のプロファイル(例えばOPP(Object Push Profile))を接続することで、携帯電話機11a〜11nの電話帳データが車載機1に転送される構成でも良い。
本実施形態では、携帯電話機11a〜11nの電話番号を識別情報として用い、携帯電話機11a〜11nの電話番号と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを用いたが、携帯電話機11a〜11nを特定可能であれば、携帯電話機11a〜11nの機器番号を識別情報として用いる等、どのような情報を識別情報として用いても良い。
本実施形態では、読みだけでなく「山田」や「渡辺」のように登録名も重複する場合を説明したが、例えば「酒井」や「坂井」や「堺」のように登録名が異なる場合でも同じ「サカイ」の読みであれば適用することができる。
図面中、1は車載機、2は制御部、2aは電話帳データ取得部、2bは電話帳データ作成部、2cは読み特定部、2dは特徴特定部、2eは識別情報特定部、2fは発信電話機特定部、2gは発信制御部、2hは報知制御部、3は接続部、6は記憶部である。

Claims (4)

  1. 少なくとも読みと電話番号とが対応付けられている電話帳データを転送可能な複数の携帯電話機(11a〜11n)と通信可能に接続する接続部(3)と、
    複数の携帯電話機の識別情報と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶する記憶部(6)と、
    前記接続部が接続可能な複数の携帯電話機から電話帳データを取得する電話帳データ取得部(2a)と、
    電話帳データの転送元の携帯電話機の識別情報に対応する声情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該携帯電話機から前記電話帳データ取得部により取得された電話帳データを当該識別情報と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成する電話帳データ作成部(2b)と、
    発話者が発話した声の読みを特定する読み特定部(2c)と、
    発話者が発話した声の特徴を特定する特徴特定部(2d)と、
    前記読み特定部により特定された読みが前記電話帳データ作成部により作成された音声認識用の電話帳データに複数存在する場合に、前記記憶部に記憶されている音声登録データを参照して前記特徴特定部により特定された声の特徴に対応する識別情報を特定する識別情報特定部(2e)と、
    前記識別情報特定部により特定された識別情報に対応する携帯電話機を発信電話機として特定する発信電話機特定部(2f)と、
    前記発信電話機特定部により特定された発信電話機の電話帳データに当該読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として当該発信電話機から発信させる発信制御部(2g)と、を備えたことを特徴とする車載機(1)。
  2. 請求項1に記載した車載機において、
    前記記憶部は、複数の携帯電話機の識別情報として電話番号を用い、電話番号と声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶することを特徴とする車載機。
  3. 請求項1又は2に記載した車載機において、
    前記発信電話機特定部の特定結果を報知する報知制御部(2g)を備えたことを特徴とする車載機。
  4. 少なくとも読みと電話番号とが対応付けられている電話帳データを転送可能な複数の携帯電話機(11a〜11n)と通信可能に接続する接続部(3)と、複数の携帯電話機の識別情報と発話者の声の特徴を示す声情報とが対応付けられている音声登録データを記憶する記憶部(6)と、を有する車載機(1)の制御部(2)に、
    前記接続部が接続可能な複数の携帯電話機から電話帳データを取得する電話帳データ取得手順と、
    電話帳データの転送元の携帯電話機の識別情報に対応する声情報が前記記憶部に記憶されている場合に、当該携帯電話機から前記電話帳データ取得手順により取得した電話帳データを当該識別情報と対応付けて音声認識用の電話帳データを作成する電話帳データ作成手順と、
    発話者が発話した声の読みを特定する読み特定手順と、
    発話者が発話した声の特徴を特定する特徴特定手順と、
    前記読み特定手順により特定した読みが前記電話帳データ作成手順により作成した音声認識用の電話帳データに複数存在する場合に、前記記憶部に記憶されている音声登録データを参照して前記特徴特定手順により特定した声の特徴に対応する識別情報を特定する識別情報特定手順と、
    前記識別情報特定手順により特定した識別情報に対応する携帯電話機を発信電話機として特定する発信電話機特定手順と、
    前記発信電話機特定手順により特定した発信電話機の電話帳データに当該読みに対応付けられている電話番号を発信先電話番号として当該発信電話機から発信させる発信制御手順と、を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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