JP2017034330A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準色をもつ基準色板にゴミまたは汚れ等が発生した場合においても、正常にシューディング補正を行うことが可能な画像読取装置を提供する。【解決手段】複数の光電変換素子を有する集積回路部と、集積回路部を複数個配置して原稿を読み取るイメージセンサ部と、イメージセンサ部により得られる白基準画素データを格納する記憶部と、記憶部から白基準画素データを読み出し、異常な白基準画素データの位置を判別する異常画素位置判別部と、判別された異常な白基準画素データの位置に応じて、異常な白基準画素データを正常な白基準画素データに変換する画素変換部とを有し、画素変換部は、異常な白基準画素データの位置が、集積回路部の端部の場合には、異常な白基準画素データを当該異常な白基準画素データの近傍で、且つ、異常な白基準画素データが属する集積回路部の正常な白基準画素データを用いて変換する画像読取装置。【選択図】 図1

Description

本発明は画像読取装置に関し、特に走行体を走査させて画像を光学的に読み取り、これを電気信号に変換して画像データを取得する画像読取装置に関するものである。
一般的に、イメージスキャナ等の画像読取装置においては、ラインセンサを走査させることにより原稿を光学的に読み取り、これを電気的な画像信号に変換して画像データを取得する。このとき、ラインセンサが備える光源の光量や、感度にばらつきがあると、取得した画像データにむらが生じる。このため、これらの画像読取装置においては、シューディング補正を行うことにより、画像データのむらを軽減している。
ここで、シューディング補正とは、光源を点灯させ、濃度が均一な白色の基準板を読み取ることによって白基準データを取得し、次に、光源を消灯させ、同じく濃度が均一な白色の基準板を読み取ることによって黒基準データを取得後、これらの基準データを用いて読み取った画像データの白レベルと黒レベルを補正することである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−359742号公報
しかしながら、従来技術では、白色の基準板にゴミまたは汚れ等が発生した場合、このゴミまたは汚れ等が発生した箇所の白基準データが正しく取得されないため、シューディング補正が正常に行われず、読み取った画像データの副走査方向に白スジが発生する問題があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、基準色をもつ基準色板にゴミまたは汚れ等が発生した場合においても、正常にシューディング補正を行うことが可能な画像読取装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、複数の光電変換素子を有する集積回路部と、前記集積回路部を主走査方向に複数個配置して原稿を読み取るイメージセンサ部と、シューディング補正データを生成するための基準色データを採取するための基準色板と、前記イメージセンサ部が前記基準色板を読み取ることで得られる基準色画素データを格納する記憶部と、前記記憶部に格納された前記基準色画素データを読み出し、異常な基準色画素データを判別する異常画素判別部と、前記異常画素判別部で判別された異常な基準色画素データの位置を判別する異常画素位置判別部と、前記異常画素位置判別部で判別された異常な基準色画素データの位置に応じて、異常な基準色画素データを正常な基準色画素データに変換する画素変換部とを有し、前記画素変換部は、異常な基準色画素データの位置が、前記集積回路部の端部の場合には、異常な基準色画素データを当該異常な基準色画素データの近傍で、且つ、異常な基準色画素データが属する前記集積回路部の正常な基準色画素データを用いて変換することを特徴としている。
本発明によれば、基準色をもつ基準色板にゴミまたは汚れ等が発生した場合においても、正常にシューディング補正を行うことが可能な画像読取装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像読取装置としてのイメージスキャナの概略構成図である。 ラインイメージセンサの構成を説明する模式図である。 イメージスキャナの電気的接続を示したブロック図である。 コントローラの構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る白平均データの例を示した図である。 白基準データの異常画素を正常画素へ変換するまでの動作を説明するフローチャートである。 図6のステップS20における平均値算出処理を説明するフローチャートである。 図6のステップS30におけるシューディング補正用白基準データ生成処理を説明するフローチャートである。 シューディング補正用白基準データ生成処理を説明するための説明図である。 シューディング補正用白基準データ生成処理を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本実施形態に係る画像読取装置としてのイメージスキャナ100の概略構成図である。イメージスキャナ100は、密着型イメージセンサユニット(以下、CISと称す)101と、原稿台ガラス105と、制御基板106と、モータ107と、基準色板として白色の基準色をもつ白基準版110とを備える。
CIS101は、ラインイメージセンサ102と、レンズアレイ103と、光源104とから構成されている。ラインイメージセンサ102は、図示せぬ原稿や白基準版110からの反射光を、レンズアレイ103を介して受光し、受光した光を光電変換することでアナログ電気信号を生成し、画像を読み取る。ラインイメージセンサ102は、図2に示すように、複数の集積回路部としてのセンサIC(図中のセンサIC0〜ICn)で構成されており、また、ひとつのセンサICは複数の光電変換素子(図中の画素0〜画素m)を備える。
再び図1に戻り、レンズアレイ103は、図示せぬ原稿や白基準板110からの反射光を、ラインイメージセンサ102に導くためのものである。
光源104は、図示せぬ原稿や白基準板110をラインイメージセンサ102が読み取るための光を照射するためのものであり、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つのLED(Light Emitting Diode)を備える。光源104は、各LEDから照射された光が図示せぬ原稿や白基準板110に対してライン状に照射されるように構成されている。
原稿台ガラス105は、図示せぬ原稿を載置するための透明の板状部材であり、光源104からの光が透過可能となるようにガラスで形成されている。
制御基板106は、光源104が備える各LEDの駆動制御を行うことにより、図示せぬ原稿や白基準板110に対して光を照射するタイミングを制御し、CIS101を副走査方向に移動させるためにモータ107の駆動制御を行う。制御基板106は、フレキシブルケーブル108でCIS101と接続されており、導線等でモータ107と電気的に接続されている。
モータ107は、制御基板106による制御によって、CIS101を副走査方向又はホームポジション方向へ移動させるためのものであり、CIS101とは搬送ベルト109により接続されている。
白基準板110は、シューディング補正における白レベルの補正で使用される、基準色データとしての白基準データを取得するために必要な、濃度が均一な白色の板(若しくはシート)であり、CIS101で読み取り可能な範囲で、CIS101のライン方向(主走査方向)の長さと同等な長さのものが配置されている。
図3は、イメージスキャナ100の電気的接続を示したブロック図である。なお、図1で示した構成と同構成のものは同じ符号を付している。
制御基板106は、CIS101と、モータ107と、ホストPC112とが電気的に接続されている。CIS101の構成は図1で説明した通りである。
ホストPC112は、イメージスキャナ100で原稿を読み取るために、制御基板106との通信を行うものであり、一般的にはパソコン(パーソナルコンピュータ)がこれに相当する。
制御基板106は、コントローラ1061と、AFE(Analog Front End)1062と、R−LEDドライバ1063と、G−LEDドライバ1064と、B−LEDドライバ1065と、モータドライバ1066と、ROM(Read Only Memory)1067と、記憶部としてのDRAM(Dynamic Random Access Memory)1068と、I/F回路1069とを備える。
コントローラ1061は、イメージスキャナ100全体を統括的に制御するものであり、詳細は後述する。
AFE1062は、ラインイメージセンサ102で生成されたアナログ電気信号をデジタル電気信号(以下、画像データと称す)に変換し、コントローラ1061に転送する。
R−LEDドライバ1063は、光源104の赤(R)のLED(R−LED)を駆動させるためのものであり、駆動タイミングはコントローラ1061により制御される。
G−LEDドライバ1064は、光源104の緑(G)のLED(G−LED)を駆動させるためのものであり、駆動タイミングはコントローラ1061により制御される。
B−LEDドライバ1065は、光源104の青(B)のLED(B−LED)を駆動させるためのものであり、駆動タイミングはコントローラ1061により制御される。
モータドライバ1066は、モータ107を駆動させるためのものであり、駆動タイミングはコントローラ1061により制御される。
ROM1067は、不揮発性メモリであり、コントローラ1061がイメージスキャナ100全体を統括的に制御するためのプログラムを格納する。
DRAM1068は、高速、大容量の揮発性メモリであり、コントローラ1061がイメージスキャナ100全体を統括的に制御するためのプログラムの一部や、AFE1062から転送された画像データ、シューディング補正したデータ、シューディング補正で必要な白基準データ、黒基準データ等を格納する。
I/F回路1069は、画像処理されたデータをホストPC112へ送信するためのインタフェースであり、一般的にはUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)等がこれに相当する。
図4は、コントローラ1061の構成を示したブロック図である。コントローラ1061は、スキャナ制御部201と、メモリ制御部202と、シューディング補正部203と、異常画素判別部、異常画素位置判別部、及び画素変換部としての白基準データ生成部204と、平均値算出部205と、画像処理部206と、データ送信部207とを備える。
スキャナ制御部201は、所定のタイミングでR−LEDドライバ1063、G−LEDドライバ1064、B−LEDドライバ1065を駆動させることで、光源104の各LEDを点灯若しくは消灯させる。また、スキャナ制御部201は、モータドライバ1066を介してモータ107を駆動させ、CIS101を副走査方向又はホームポジション方向へ移動させることで、イメージスキャナ100を制御するものである。さらに、スキャナ制御部201は、イメージスキャナ100を制御することで、図示せぬ原稿や白基準板110の画像を読み取らせ、AFE1062から転送される画像データを受信し、受信した画像データをメモリ制御部202若しくはシューディング補正部203に転送する。
図示せぬ原稿を読み取る場合には、スキャナ制御部201は、光源104の各LEDを点灯させ、CIS101を副走査方向へ移動させながら原稿全体の画像データを読み取らせ、取得した画像データをシューディング補正部203に転送する。これに対して、シューディング補正で使用する白基準データを取得する場合には、スキャナ制御部201は、光源104の各LEDを点灯させるとともに、1ライン分の画像データを数ライン分で読み取らせ、取得した画像データを白基準データとしてメモリ制御部202に転送する。また、シューディング補正で使用する黒基準データを取得する場合には、スキャナ制御部201は、光源104の各LEDを消灯させるとともに、1ライン分の画像データを読み取らせ、取得した画像データを黒基準データとしてメモリ制御部202に転送する。
シューディング補正部203は、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納された黒基準データと、白基準データ生成部204で生成された、後述するシューディング補正用白基準データを読み取り、これらを用いてシューディング補正係数を算出し、算出した補正係数を基に、スキャナ制御部201から転送される画像データをシューディング補正し、補正した画像データ(以下、補正画像データと称す)を、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させる。
メモリ制御部202は、スキャナ制御部201から転送される数ライン分の白基準データや、1ライン分の黒基準データをDRAM1068に格納させ、平均値算出部205の要求に応じて、格納された白基準データをDRAM1068から読み出して平均値算出部205に転送する。また、メモリ制御部202は、平均値算出部205の要求に応じて、平均値算出部205で生成された基準色画素データとしての白基準画素データ(以下、白平均データと称すことがある)をDRAM1068に格納させる。さらに、メモリ制御部202は、白基準データ生成部204の要求に応じて、格納された白平均データをDRAM1068から読み出して白基準データ生成部204に転送する。さらにまた、メモリ制御部202は、白基準データ生成部204の要求に応じて、白基準データ生成部204で生成されたデータ(シューディング補正用白基準データ)をDRAM1068に格納させる。また、メモリ制御部202は、シューディング補正部203から転送される補正画像データをDRAM1068に格納させ、画像処理部206の要求に応じて、補正画像データを読み出して画像処理部206に転送する。
平均値算出部205は、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納された数ライン分の白基準データを、1ラインずつ数ライン分読み出し、主走査方向の各画素について、副走査方向に数ライン分の平均値を算出し、1ライン分の白平均データを生成し、これをメモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させる。
白基準データ生成部204は、メモリ制御部202を介してDRAM1068から、1ライン分の白平均データを先頭から順次読み出し、読み出した白平均データに異常がないかを判別する。異常の有無は、予め設定された閾値に対して、順次読み出した白平均データの画素値の大小を比較することにより行われる。白基準データ生成部204は、閾値に対して画素値が小さい画像データを異常な基準色画素データとなる異常な白基準画素データ、閾値に対して画素値が大きい画像データを正常な基準色画素データとする正常な白基準画素データと判断する。また、白基準データ生成部204は異常と判別した白平均データがラインイメージセンサ102の複数のセンサIC(センサIC0〜センサICn)のどのセンサICのどの光電変換素子(画素0〜画素m)で読み取ったものであるのかを判別する。ここで、判別した位置がセンサICの前端部の場合には、白基準データ生成部204は異常と判別した白平均データを当該白平均データの次の白平均データへ変換する。また、判別した位置がセンサICの後端部の場合には、白基準データ生成部204は異常と判別した白平均データを当該白平均データの前の白平均データへ変換する。一方、判別した位置がセンサICの前端部でも後端部でもない場合には、白基準データ生成部204は異常と判別した白平均データを当該白平均データの前後の白平均データの平均値に変換する。白基準データ生成部204は変換した白平均データをシューディング補正用白基準データとして、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させる。例えば、判別した位置がセンサIC1の画素0の場合、白基準データ生成部204は、異常と判別した白平均データをセンサIC1の画素1の値に変換し、判別した位置がセンサIC1の画素mの場合、白基準データ生成部204は、異常と判別した白平均データをセンサIC1の画素m−1の値に変換し、判別した位置がセンサIC1の画素10の場合、白基準データ生成部204は、異常と判別した白平均データを画素9と画素11との平均値に変換する。
画像処理部206は、補正画像データを用いて画像処理を行い、出力画像データを生成する。画像処理部206は、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納されている補正画像データを読み出し、読み出した補正画像データを用いて画像処理を行い、出力画像データを生成する。
データ送信部207は、ホストPC112へ出力画像データを送信する。
図5は、本実施形態に係る白平均データの例を示した図である。図5に示すように、白平均データは、CIS101の同じセンサICの光電変換素子(画素0〜画素m)で読み取られた場合には、同じようなデータとなるが、異なるセンサICの光電変換素子(画素0〜画素m)で読み取られた場合には、異なるデータとなる特徴がある。すなわち、同じセンサIC内のデータはばらつきが少ないが、異なるセンサIC間のデータはばらつきが大きいものとなる。
次に、本実施形態に係る動作について説明する。図6は、白基準データの異常画素を正常画素へ変換するまでの動作を説明するフローチャートである。
まず、ステップS10において、スキャナ制御部201は、モータドライバ1066を駆動させ、CIS101を白基準板110の位置まで移動させる。CIS101が白基準板110の位置まで移動すると、スキャナ制御部201は、白基準データを取得するため、光源104の各LEDを点灯させるとともに、1ラインの画像データを数ライン分読み取らせ、読み取った画像データを白基準データとしてメモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させる。
次に、平均値算出部205は、メモリ制御部202を介してDRAM1068に格納された複数ラインの白基準データを、1ライン分読み出し、主走査方向の各画素について、副走査方向に数ライン分の平均値を算出し、1ライン分の白平均データを生成する。そして、平均値算出部205は、生成した白平均データをメモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させる(ステップS20)。
そして、白基準データ生成部204は、DRAM1068に格納された白平均データを、メモリ制御部202を介して読み出し、白平均データ内の異常画素の判別、異常画素の正常画素への変換を行い、異常画素を含まないシューディング補正用白基準データを生成し、これをメモリ制御部202を介してDRAM1068に格納させ(ステップS30)、処理を終了する。
図7は、図6のステップS20における平均値算出処理を説明するフローチャートである。
jは、平均値算出部205が読み出した白基準データのライン数を表し、平均値算出部205による白基準データの読み出し開始前に0にクリアされる(ステップS100)。
iは、平均値算出部205が読み出した白基準データ数を表し、平均値算出部205による白基準データの読み出し開始前及び1ラインの白基準データの読み出し完了毎に0にクリアされる(ステップS101)。
平均値算出部205は、DRAM1068に格納された白基準データ(WDij)を読み出す(ステップS102)。
平均値算出部205は、図示せぬ1ライン分のラインバッファから、画素毎に加算され、格納されたデータ(WADi)(以下、加算データと称す)を読み出す(ステップS103)。但し、平均値算出部205は、1ライン目(j=0)の読み取りの場合には、格納された加算データが無いので、読み出した加算データを0とする。
次に、平均値算出部205は、ラインバッファから読み出した加算データ(WADi)に、DRAM1068から読み出した白基準データ(WDij)の値を加算し、画素毎の加算データを生成する(ステップS104)。
そして、平均値算出部205は、生成した加算データ(WADi)をラインバッファに格納させるとともに(ステップS105)、読み出した白基準データ数(i)を1つインクリメントする(ステップS106)。
次に、平均値算出部205は、読み出した白基準データ数(i)が、1ライン分のデータ数(I)であるか否かを確認する。ここで、読み出した白基準データ数(i)が、1ライン分のデータ数(I)でない場合(ステップS107 No)、平均値算出部205はステップS10
2からステップS106の処理を繰り返す。一方、読み出した白基準データ数(i)が、1ライン分のデータ数(I)である場合(ステップS107 Yes)、平均値算出部205は、読み出した白基準データのライン数(j)を1つインクリメントする(ステップS108)。
そして、平均値算出部205は、読み出した白基準データのライン数(j)が、白基準データの全ライン数(J)でない場合(ステップS109 No)、ステップS101からステップS108の処理を繰り返す。一方、読み出した白基準データのライン数(j)が、白基準データの全ライン数(J)である場合(ステップS109 Yes)、平均値算出部205は、読み出した加算データ数を表すkを0にクリアする(ステップS110)。
次に、平均値算出部205は、ラインバッファに格納された加算データ(WADk)を読み出し(ステップS111)、読み出した加算データを(WADk)を白基準データの全ライン数(J)で除算し、白平均データ(WAVk)を生成する(ステップS112)。
ステップS113において、平均値算出部205は生成した白平均データ(WAVk)をDRAM1068に格納させ、読み出した加算データ数(k)を1つインクリメントする(ステップS114)。
読み出した加算データ数(k)が、1ライン分のデータ数(K)でない場合(ステップS115 No)、平均値算出部205はステップS111からステップS114の処理を繰り返す。一方、読み出した加算データ数(k)が、1ライン分のデータ数(K)である場合(ステップS115 Yes)、平均値算出部205は処理を終了する。
図8は、図6のステップS30におけるシューディング補正用白基準データ生成処理を説明するフローチャートである。
iは、白基準データ生成部204が読み出した白平均データ数を表し、白基準データ生成部204による白平均データの読み出し開始前に0にクリアされる(ステップS200)。
白基準データ生成部204は、DRAM1068に格納された白平均データ(WAVi)を読み出す(ステップS201)。
次に、白基準データ生成部204は、ステップS201において読み出した白平均データ(WAVi)と予め設定された閾値とを比較する。比較した結果、読み出した白平均データ(WAVi)が閾値よりも大きい値であった場合、白基準データ生成部204は、読み出した白平均データ(WAVi)は異常値ではないと判別し(ステップS202 No)、白平均データ(WAVi)をシューディング補正用白基準データ(WSDi)として(ステップS208)、DRAM1068に格納させる(ステップS209)。
一方、比較した結果、読み出した白平均データ(WAVi)が閾値よりも小さい値であった場合、白基準データ生成部204は、読み出した白平均データ(WAVi)は異常値であると判別し(ステップS202 Yes)、異常と判別した白平均データの位置が、ラインイメージセンサ102の複数のセンサIC(センサIC0〜センサICn)のどのセンサICのどの光電変換素子(画素0〜画素m)で読み取ったものであるのかを判別する(ステップS203)。
判別した位置がセンサICの端部でない場合(ステップS203 No)、白基準データ生成部204は、DRAM1068に格納された白平均データ(WAV(i+1))と白平均データ(WAV(i−1))とを読み出し、これら2つの白平均データの平均値をシューディング補正用白基準データ(WSDi)として(ステップS207)、DRAM1068に格納させる(ステップS209)。
ところで、判別した位置が、センサICの端部である場合(ステップS203 Yes)、白基準データ生成部204は、判別した位置がセンサICの前端であるか後端であるかを判別する。判別した位置が、図9に示すように、センサICの後端である場合(ステップS204 No)、白基準データ生成部204は、DRAM1068に格納された白平均データ(WAV(i−1))を読み出し、これをシューディング補正用白基準データ(WSDi)として(ステップS206)、DRAM1068に格納させる(ステップS209)。
一方、判別した位置が、図10に示すように、センサICの前端である場合(ステップS204 Yes)、白基準データ生成部204は、DRAM1068に格納された白平均データ(WAV(i+1))を読み出し、これをシューディング補正用白基準データ(WSDi)として(ステップS205)、DRAM1068に格納させる(ステップS209)。
そして、白基準データ生成部204は、読み出した白平均データ数(i)を1つインクリメントする(ステップS210)。
そして、白基準データ生成部204は、読み出した白平均データ数(i)が1ライン分のデータ数(I)でない場合(ステップS211 No)、ステップS201からステップS210の処理を繰り返し、読み出した白平均データ数(i)が1ライン分のデータ数(I)である場合(ステップS211 Yes)、シューディング補正用白基準データ生成処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、白基準板を読み取ることで得られる白基準データの異常を判別し、異常な白基準データを、当該異常な白基準データが属するセンサIC内の正常な白基準データを用いて変換するため、白基準板にゴミ又は汚れ等が発生した場合でも、センサICのばらつきの影響を受けることなく、良好なシューディング補正用白基準データを生成することができ、良好な画像を得ることができる。
本発明の説明においては、フラットベットタイプのイメージスキャナを好適な画像読取装置の一例として説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、複写機、MFP、ファクシミリ、自動搬送装置付きのイメージスキャナ等にも適用可能である。
本発明の説明においては、異常画素の位置がセンサICの前端でも後端でも無い場合に、異常画素の前後の画素の平均値で異常画素を変換する形態について説明したが、これに限らず、異常画素が属するセンサICの全ての画素の平均値に変換するようにしてもよい。
また、本発明の説明においては、異常画素の位置がセンサICの前端でも後端でも無い場合に、異常画素の前後の画素の平均値で異常画素を変換する形態について説明したが、これに限らず、異常画素が属するセンサICの全ての正常画素の平均値に変換するようにしてもよい。
100 イメージスキャン
101 CIS
102 ラインイメージセンサ
103 レンズアレイ
104 光源
105 原稿ガラス
106 制御基板
107 モータ
108 フレキシブルケーブル
109 搬送ベルト
110 白基準板
112 ホストPC
201 スキャナ制御部
202 メモリ制御部
203 シューディング補正部
204 白基準データ生成部
205 平均値算出部
206 画像処理部
207 データ送信部
1061 コントローラ
1062 AFE
1063 R−LEDドライバ
1064 G−LEDドライバ
1065 B−LEDドライバ
1066 モータドライバ
1067 ROM
1068 DRAM
1069 I/F回路

Claims (6)

  1. 複数の光電変換素子を有する集積回路部と、
    前記集積回路部を主走査方向に複数個配置して原稿を読み取るイメージセンサ部と、
    シューディング補正データを生成するための基準色データを採取するための基準色板と、
    前記イメージセンサ部が前記基準色板を読み取ることで得られる基準色画素データを格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納された前記基準色画素データを読み出し、異常な基準色画素データを判別する異常画素判別部と、
    前記異常画素判別部で判別された異常な基準色画素データの位置を判別する異常画素位置判別部と、
    前記異常画素位置判別部で判別された異常な基準色画素データの位置に応じて、異常な基準色画素データを正常な基準色画素データに変換する画素変換部とを有し、
    前記画素変換部は、異常な基準色画素データの位置が、前記集積回路部の端部の場合には、異常な基準色画素データを当該異常な基準色画素データの近傍で、且つ、異常な基準色画素データが属する前記集積回路部の正常な基準色画素データを用いて変換すること
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画素変換部は、
    異常な基準色画素データの位置が、前記集積回路部の前端の場合には、異常な基準色画素データを後の位置に位置する正常な基準色画素データの値に変換すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画素変換部は、
    異常な基準色画素データの位置が、前記集積回路部の後端の場合には、異常な基準色画素データを前の位置に位置する正常な基準色画素データの値に変換すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画素変換部は、
    異常な基準色画素データの位置が、前記集積回路部の前端でも後端でもない場合には、異常な基準色画素データを前後の位置に位置する正常な基準色画素データの平均値に変換すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記画素変換部は、
    異常な基準色画素データを、異常な基準色画素データが属する前記集積回路部の全画素値の平均値を用いて変換すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記画素変換部は、
    異常な基準色画素データを、異常な基準色画素データが属する前記集積回路部の全ての正常な画素値の平均値を用いて変換すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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