JP2016139992A - 画像読取装置 - Google Patents

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幸宏 西田
Yukihiro Nishida
幸宏 西田
雄一 土屋
Yuichi Tsuchiya
雄一 土屋
康典 野崎
Yasunori Nozaki
康典 野崎
悟 村田
Satoru Murata
悟 村田
剛 宝満
Takeshi Homan
剛 宝満
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Abstract

【課題】イメージセンサから出力される画像信号にクロストークが発生しても、読み取った画像に濃度差が生じることを防ぐこと。【解決手段】シェーディングシートの黒色領域の中のシェーディング補正に使用しない領域部分に検出パターンを設ける。イメージセンサ102において、読取部206が、シェーディングシートの黒色領域で反射されて受光した光を画像信号に変換する第1の処理と、光源205が消灯した際に受光した光を画像信号に変換する第2の処理と、を行い、画像処理部204が、第1の処理における画像信号の第1の出力レベルを、第2の処理における画像信号の第2の出力レベルで補正することにより黒シェーディングデータを生成し、シェーディング補正する。【選択図】図3

Description

本発明は、読取対象物の画像を読み取る画像読取装置に関する。
原稿を読み取って画像データを生成するスキャナ等の画像読取装置では、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサの各受光素子のばらつきや、レンズ中心と周辺部での集光度の差や、光源の光量分布のムラ等により、画素の位置に依存した歪みを生ずる。
これに対して、従来、原稿を読み取って得られた画像データに対し、シェーディング補正を行う画像読取装置が知られている。又、シェーディング補正を行う画像読取装置を備えた複合機、複写機等の画像形成装置も知られている。
特許文献1には、上記の歪み補正のため、各画素において、白基準と黒基準との間で正規化等のシェーディング補正を行う画像読取装置が開示されている。特許文献1の画像読取装置には、シェーディング補正用の白基準板及び黒基準板が設けられている。そして、特許文献1の画像読取装置は、白基準板を読み取った際のイメージセンサからの出力データに基づき、各画素の白色基準レベルを定め、黒基準板を読み取った際のイメージセンサからの出力データに基づき、各画素の黒色基準レベルを定めている。
また、画像読取装置では、装置起動時に、スキャナユニット(走行体)の待機位置であるホームポジンションまで移動させて基準位置を確保した後に、スキャン動作を実行するようになっている。
特許文献2には、ホームポジンションを検出するための検出パターンをホームポジンションの位置に形成する画像読取装置が開示されている。
特開2011−288151号公報 特開2004−104467号公報
しかしながら、特許文献1のシェーディング補正においては、クロストーク(信号漏れ)の影響を考慮していないため、実際に黒色画像を読み取った際のイメージセンサから出力される画像信号の出力レベルと黒色基準レベルとに差異が生じ、画像処理後の画像(白黒画像及びカラー画像)に濃度差が生じてしまう。
本発明の目的は、イメージセンサから出力される画像信号にクロストークが発生しても、読み取った画像に濃度差が生じることを防ぐことができる画像読取装置を提供することである。
本発明に係る画像読取装置は、読取対象物の画像を読み取る画像読取装置であって、光を出射する光源と、前記光源から出射されて前記読取対象物で反射されて受光した光を画像信号に変換する読取部と、を備えるイメージセンサと、白色領域と黒色領域とを有するシェーディング補正用基準部材と、前記画像信号に対して画像処理を行うと共に、前記白色領域で反射された光による画像信号を用いて白シェーディングデータを生成し、前記黒色領域で反射された光による画像信号を用いて黒シェーディングデータを生成し、前記白シェーディングデータ及び前記黒シェーディングデータに基づいて前記読取対象物で反射された光による画像信号をシェーディング補正する画像処理部と、を有し、前記イメージセンサの読取部は、前記光源が点灯した際に前記黒色領域で反射されて受光した光を前記画像信号に変換する第1の処理と、前記光源が消灯した際に受光した光を前記画像信号に変換する第2の処理と、を行い、前記画像処理部は、前記第1の処理における前記画像信号の第1の出力レベルを、前記第2の処理における前記画像信号の第2の出力レベルにより補正して黒シェーディングデータを生成する、構成を採る。
本発明によれば、クロストークの影響を考慮したシェーディング補正を行うことができるので、イメージセンサから出力される画像信号にクロストークが発生しても、読み取った黒色画像に濃度差が生じることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る画像読取装置を備える複合機の斜視図 本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の断面図 本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の機能構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るシェーディングシートの平面図 本発明の実施の形態1に係るイメージセンサの構成及び画像信号の出力レベルを示す図 本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る黒シェーディングデータの生成処理の前段処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1における画像信号の出力レベル及びウィンドウ領域を示す図 本発明の実施の形態1における着目点の画素xと回帰直線yとの関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る黒シェーディングデータの生成処理の後段処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1における各セクタの着目点の画素xと回帰直線yとの関係を示す図 本発明の実施の形態1における原稿の画像及びシェーディング補正前後の画像を示す図 本発明の実施の形態2に係るホームポジション検出処理を示すフロー図
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態につき、詳細に説明する。
(実施の形態1)
<画像読取装置を備える複合機のハード構成>
まず、本発明の実施の形態1に係る画像読取装置10を備える複合機1のハード構成について、図1、図2を用いて説明する。
図1に示す複合機1は、画像読取装置10としての機能(スキャン機能)に加え、その他の機能(例えば、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ送受信機能など)を兼ね備えたものである。
複合機1は、メインユニット2と、メインユニット2の上部に搭載された画像読取装置10を備えている。画像読取装置10は、FB(フラットベッド)型イメージスキャナに対しADF(Auto Document Feeder)が付加されたものである。
図2に示すように、画像読取装置10には、イメージセンサ102(図3参照)を具備するスキャナユニット11が設けられている。また、画像読取装置10には、FBガラス12、ADFガラス13が配設されている。また、画像読取装置10には、補正用基準部材であるシューディングシート14が、スキャナユニット11に対向して設けられている。
また、スキャナユニット11には、FFC(フレキシブルフラットケーブル)15が配線されている。FFC15は、内部に信号線を有し、スキャナユニット11とメインユニット2に内蔵されたCPU101(図3参照)とを接続する通信ケーブルであり、一端がスキャナユニット11に接続され、他端がCPU101に接続されている。FFC15は、スキャナユニット11の可動域においてスキャナユニット11がスムーズに移動できるように、余裕を持った長さを有していると共にフレキシブル性を有している。
スキャナユニット11は、CPU101の制御により、モータ(図示せず)の駆動によって図2の左右方向に往復移動する。スキャナユニット11は、装置起動時に、待機位置であるホームポジンションまでイメージセンサ102(図3参照)を移動させて基準位置を確保する。また、スキャナユニット11は、画像読み取りの際には、FBガラス12あるいはADFガラス13の直下となる位置に、イメージセンサ102を移動させる。また、スキャナユニット11は、シューディング補正を行うために、画像読み取りの前に、シューディングシート14の直下となる位置に、イメージセンサ102を移動させる。なお、シューディングシート14の詳細については後述する。
<画像読取装置の機能構成>
次に、本実施の形態に係る画像読取装置10の機能構成について、図3のブロック図を用いて説明する。
画像読取装置10は、画像の読み取り処理に関する構成として、CPU101と、イメージセンサ102と、AFE(Analog Front End Circuit)103と、RAM(Random Access Memory)104と、ROM(Read Only Memory)105と、を有している。なお、本実施の形態では、イメージセンサ102としてCISを用いる。
CPU101は、画像の読み取り動作を制御すると共に画像処理を行う。CPU101は、読取制御部201と、DMAC(Direct Memory Access Controller)202と、メモリ203と、画像処理部204と、を有している。
イメージセンサ102は、スキャナユニット11に搭載され、原稿Sの画像を読み取る。具体的には、イメージセンサ102は、光源から光を出射し、読取対象物で反射した光を読取部(センサIC)で受光し、受光した光を画像信号に変換してAFE103に出力する。なお、イメージセンサ102の構成の詳細については後述する。
AFE103は、アナログ/デジタル変換器及び増幅器等を備えている。AFE103は、CPU101の読取制御部201の制御により駆動して、イメージセンサ102から入力されるアナログ信号である画像信号を、増幅器で増幅し、オフセットの加減算演算処理を行い、更にアナログ/デジタル変換器でデジタル信号の画像信号に変換して、CPU101の画像処理部204に出力する。
RAM104は、画像処理部204により取得した画像データを格納する。ROM105は、画像処理に必要な所定のプログラムを格納している。
読取制御部201は、スキャナユニット11、イメージセンサ102およびAFE103の動作を制御する。特に、読取制御部201は、検出パターンを検出したことを示す信号が画像処理部204から出力された際に、スキャナユニット11をホームポジションで待機させる制御を行う。また、読取制御部201は、読取対象物である原稿Sを搬送するためのモータ(図示せず)の駆動を制御する。
DMAC202は、画像処理部204で画像処理して取得した画像データを転送するデータ転送処理を行う。
メモリ203は、白色補正用の白シェーディングデータ及び黒色補正用の黒シェーディングデータを格納する。
画像処理部204は、ROM105に格納されているプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによりフィルタ処理等の画像処理を行う。また、画像処理部204は、AFE103から入力された画像信号を画像処理する。
特に、画像処理部204は、装置起動時等において、検出パターンで反射された光による画像信号を画像処理し、ホームポジションを検出し、その検出結果を読取制御部201に出力する。
また、画像処理部204は、原稿Sの画像の読み取りの前に、シェーディングシート14で反射された光による画像信号を画像処理して白シェーディングデータ及び黒シェーディングデータを生成してメモリ203に格納する。
また、画像処理部204は、スキャナユニット11により原稿Sの画像の読み取りを開始した際に、メモリ203に格納している黒シェーディングデータ及び白シェーディングデータに基づいて、原稿Sで反射された光による画像信号にシェーディング補正を行う。そして、画像処理部204は、シェーディング補正後の画像データをRAM104に格納する。なお、黒シェーディングデータ及び白シェーディングデータを生成する処理については後述する。
<シェーディングシートの構成>
次に、本実施の形態に係るシェーディングシート14の詳細について、図4を用いて説明する。なお、本実施の形態では、図4(a)、図4(b)のいずれの場合も用いることができる。
シェーディングシート14は、平面が長方形の板状の形状であり、長手方向が、主走査方向(図2の奥行き方向)と一致するように画像読取装置10に設けられる。
シェーディングシート14には、長手方向に沿って白色領域R1と黒色領域R2とが設けられている。白色領域R1は、全体が白色で、シェーディング補正時の白色基準レベルとなる。黒色領域R2は、シェーディング補正時の黒色基準レベルとなる。
黒色領域R2は、図4(a)に示すように全体が黒色であっても良く、図4(b)に示すようにシェーディング補正に用いるウィンドウ領域部分(図8参照)を黒色とし、その他の領域部分に、スキャナユニット11のホームポジションを検出するための検出パターンPを設けても良い。
<イメージセンサの構成>
次に、本実施の形態におけるイメージセンサ102の構成について、図5を用いて説明する。なお、図5のグラフ部分の、横軸は主走査画素であり、縦軸はイメージセンサ102の出力レベルである。
イメージセンサ102は、光源205と、読取部206と、を備えている。光源205は、典型的にはLEDである。読取部206は、典型的には、複数(例えば12個)のセンサICである。
光源205は、イメージセンサ102の片端(図5の左端)に配置され、導光板(図示せず)を介して、原稿S又はシェーディングシート14に光を出射する。
読取部206は、3つのセクタに分割され、原稿S又はシェーディングシート14に反射された光をセクタ毎に受光し、受光した光をセクタ毎に画像信号に変換し、変換した画像信号を、FFC15を介してAFE103に出力する。なお、読取部206が12個のセンサICで構成される場合、各セクタのセンサICの個数は4個となる。
光源205を消灯した際の読取部206から出力される画像信号の出力レベルは、図5に一点鎖線で示すようにL0になる。また、光源205からシェーディングシート14の黒色領域R2に対して光を出射した際の読取部206から出力される画像信号の出力レベルは、図5に実線で示すように、各セクタにおいて、光源205から離れるほど大きくなる。これは、FFC107の折り曲げにより、読取部206から出力される画像信号にクロストークを生じるためである。
画像処理部204は、光源205を消灯した際の出力レベルL0と、光源205からシェーディングシート14の黒色領域R2に対して光を出射した際の読取部206から出力される画像信号の出力レベルとの比率を考慮して黒シェーディングデータを生成する。
<画像読取装置の動作>
本発明の実施の形態1に係る画像読取装置10の動作について、図6のフロー図を用いて説明する。
まず、画像処理部204は、ホームポジションを検知する(S501)。なお、本実施の形態では、ホームポジションの検知方法として、公知のものを用いても良く、実施の形態2で説明するものを用いても良い。
次に、スキャナユニット11は、読取制御部201の制御により、シェーディングシート14の白色領域R1の位置に移動する(S502)。
次に、画像処理部204は、光源205の点灯時間の設定及びAFE103の設定等の初期設定(キャリブレーション)を行う(S503)。なお、光源205の点灯時間の設定は、読取部206から出力される画像信号の出力レベルを揃えるために行われる。
次に、スキャナユニット11は、読取制御部201の制御により、シェーディングシート14の黒色領域R2の位置に移動する(S504)。
次に、イメージセンサ102は、読取制御部201の制御により、光源205より黒色領域R2に光を出射し、読取部206にて受光した光を画像信号に変換する(S505)。
次に、スキャナユニット11は、読取制御部201の制御により、シェーディングシート14の白色領域R1の位置に移動する(S506)。
次に、イメージセンサ102は、読取制御部201の制御により、光源205を消灯し、読取部206にて受光した光を画像信号に変換する(S507)。
次に、画像処理部204は、S507の処理で取得した画像信号の出力レベルを、S505の処理で取得した画像信号の出力レベルで補正して黒色補正用の黒シェーディングデータを生成する(S508)。なお、S508における処理の詳細については後述する。
次に、イメージセンサ102は、読取制御部201の制御により、光源205より白色領域R1に光を出射し、読取部206にて受光した光を画像信号に変換する。そして、画像処理部204は、画像信号より白色補正用の白シェーディングデータを取得する(S509)。
次に、スキャナユニット11は、読取制御部201の制御により所定距離移動し、イメージセンサ102は、原稿Sの画像の読み取り動作を開始する(S510)。画像処理部204は、読み取られた原稿Sの画像に対して、黒シェーディングデータ及び白シェーディングデータを用いてシェーディング補正を行う。
<黒シェーディングデータの生成処理の前段処理>
次に、本実施の形態における黒シェーディングデータの生成処理(S508の処理)の前段処理につき、図7から図9を用いて説明する。なお、図8では、図4(b)に示したシェーディングシート14を用いた場合の例を示している。図8において、画像信号#1はクロストークが発生していない場合を示すものであり、画像信号#2はクロストークが発生している場合を示すものである。また、画像信号#1及び画像信号#2の図8の上下方向の変化は出力レベルの変化を示している。また、図9において、nは、0≦n<3の条件を満たす整数である。
図6のS507の処理の後、読取制御部201は、着目点を主走査先頭画素xにセットする(S601)。
次に、画像処理部204は、着目セクタを最初のセクタ0にセットする(セクタSNO=0)(S602)。
次に、画像処理部204は、セクタ0における開始ウィンドウ領域R21及び終了ウィンドウ領域R22を設定する(S603)。各セクタの開始ウィンドウ領域R21、R23、R25及び終了ウィンドウ領域R22、R24、R26は、図8に示すように、各セクタの先頭と末尾との両端から所定の幅で設定される。
画像処理部204は、着目点の画素xに基づいて、開始ウィンドウ領域R21内又は終了ウィンドウ領域R22内であるか否かを判定する(S604)。
画像処理部204は、開始ウィンドウ領域R21外及び終了ウィンドウ領域R22外である場合(S604:NO)、着目点の画素xをインクリメントして(S605)、その後S604の処理を行う。
一方、画像処理部204は、開始ウィンドウ領域R21内あるいは終了ウィンドウ領域R22内である場合(S604:YES)、S505の処理で取得した画像信号の出力レベルKONと、S507の処理で取得した画像信号の出力レベルKOFFと、の差分を求め、求めた差分データをメモリ203に保存する(S606)。
次に、画像処理部204は、セクタ0内であるか否かを判定する(S607)。
画像処理部204は、セクタ0内である場合(S607:YES)、画素xをインクリメントして(S605)、その後S604の処理を行う。
一方、画像処理部204は、セクタ0外である場合(S607:NO)、セクタ0の補正係数を算出する(S608)。具体的には、画像処理部204は、セクタ0の差分データより、図9に示す回帰直線y=an*x+bn(x:セクタ内画素位置、y:差分値、n:セクタ番号、a:回帰直線係数(直線傾斜)、b:回帰直線係数(定数項))を求める。画像処理部204は、求めた回帰直線をメモリ203に格納する。
その後、画像処理部204は、セクタ番号SNOが「3」より小さいか否かを判定する(S609)。
画像処理部204は、セクタ番号SNOが「3」より小さい場合(S609:YES)、セクタ番号をインクリメントして(S610)、その後S603の処理を行う。これにより、画像処理部204は、セクタ1についてのS603からS608までの処理を行う。また、画像処理部204は、セクタ1についてのS603からS608までの処理を終了した後に、S610においてセクタ番号SNOをインクリメントして(S610)、その後S603の処理を行う。これにより、画像処理部204は、セクタ2についてのS603からS608までの処理を行う。
一方、画像処理部204は、セクタ番号SNOが「3」以上の場合(S609:NO)、処理を終了する。
<黒シェーディングデータの生成処理の後段処理>
本発明の実施の形態1における黒シェーディングデータの生成処理(S508の処理)の後段処理につき、図10及び図11を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図11において、nは、0≦n<3の条件を満たす整数である。
セクタ番号SNOが「3」以上の場合(図7のS609:NO)、S507の処理で取得した画像信号の出力レベルの補正を開始する。
画像処理部204は、図11に示すように、メモリ203に格納されているセクタ0、セクタ1及びセクタ2の3つの回帰直線のうち、最小値となる差分値yminを求める(ymin=min(Y))(S701)。
次に、画像処理部204は、着目点を主走査先頭画素にセットする(S702)。
次に、画像処理部204は、着目セクタを最初のセクタ0にセットする(S703)。
次に、画像処理部204は、最小値となる差分値yminを用いて、S507の処理で取得した画像信号の出力レベルを補正して黒シェーディングデータKOFF‘を求める演算を行う(KOFF‘=KOFF+(y−ymin))(S704)。具体的には、画像処理部204は、セクタ毎の差分値yから最小値となる差分値yminを減算した減算値を、S507の処理で取得した画像信号の出力レベルKOFFに加算して黒シェーデジングデータKOFF‘を求める。
次に、画像処理部204は、セクタ0内であるか否かを判定する(S705)。
画像処理部204は、セクタ0内である場合(S705:YES)、着目点の画素xをインクリメントして(S706)、その後S704の処理を行う。
一方、画像処理部204は、セクタ0外である場合(S705:NO)、セクタ番号SNOが「3」より小さいか否かを判定する(S707)。
画像処理部204は、セクタ番号SNOが「3」より小さい場合(S707:YES)、セクタ番号をインクリメントして(S708)、その後S704の処理を行う。これにより、画像処理部204は、セクタ1についてのS704及びS705の処理を行う。また、画像処理部204は、セクタ1についてのS704及びS705の処理を終了した後に、S708においてセクタ番号SNOをインクリメントして(S708)、その後S704の処理を行う。これにより、画像処理部204は、セクタ2についてのS704及びS705の処理を行う。
一方、画像処理部204は、セクタ番号SNOが「3」以上の場合(S707:NO)、処理を終了する。
<黒シェーディングデータによる補正前後の画像>
本発明の実施の形態1における黒シェーディングデータによる補正前後の画像につき、図12を参照しながら、以下に詳細に説明する。
図12において、図12(a)は原稿Sの画像を示す図であり、図12(b)は従来のシェーディング補正を行った読み取り画像を示す図であり、図12(c)は本実施の形態によるシェーディング補正を行った読み取り画像を示す図である。
上記で説明したように、クロストークの影響により、スキャナユニット11の出力レベルが、各セクタにおいて、光源205から離れるほど大きくなる。このため、読み取り画像には、図12(b)に示すように隣接するセクタの境目で黒色の濃度差を生じる。
これに対して、画像読取装置10は、上記で説明した方法により生成した黒シェーディングデータを用いて、画像データをシェーディング補正することにより、図12(a)の原稿Sの画像に近い図12(c)に示す画像を得ることができる。
このように、本実施の形態によれば、イメージセンサ102において、読取部206が、シェーディングシート14の黒色領域R2で反射されて受光した光を画像信号に変換する第1の処理と、光源205が消灯した際に受光した光を画像信号に変換する第2の処理と、を行い、画像処理部204が、第1の処理における画像信号の第1の出力レベルを、第2の処理における画像信号の第2の出力レベルで補正することにより黒シェーディングデータを生成し、シェーディング補正する。
これにより、画像信号にクロストークが発生しても、読み取った黒色画像に濃度差が生じることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、ホームポジション検出処理について説明する。
<シェーディングシートの構成>
本実施の形態では、シェーディングシート14として、図4(b)に示した、黒色領域R12の中に検出パターンPが設けられたものを用いる。
検出パターンPは、黒色領域R12の中で黒シェーディングデータを生成する際に使用する領域部分(図8に示した開始ウィンドウ領域R21、R23、R25及び終了ウィンドウ領域R22、R24、R26)以外の領域部分に設けられる。
<ホームポジション検出処理>
本発明の実施の形態2におけるホームポジション検出処理につき、図13を参照しながら、以下に詳細に説明する。
まず、読取制御部201は、スキャナユニット11を副走査方向の正方向(図1の右方向)へ移動させる(S801)。読取制御部201は、電源投入時においてスキャナユニット11の位置は不明なため、スキャナユニット11の副走査方向における可動範囲の最も負方向である位置からホームポジションまでの距離を越える所定距離だけスキャナユニット11を副走査方向の正方向に移動させる。
次に、読取制御部201は、スキャナユニット11を副走査方向の負方向(図1の左方向)へ移動させる(S802)。読取制御部201は、スキャナユニット11の所定の移動単位である1ステップ分ホームポジションに近づくように、スキャナユニット11を副走査方向の負方向に移動させる。
次に、イメージセンサ102は、画像の読み込みを行う(S803)。
次に、画像処理部204は、メモリ203に予め格納しておいた所定のパターンと一致するパターンを検知したか否かを判定する(S804)。
画像処理部204は、メモリ203に予め格納しておいた所定のパターンと一致するパターンを検知しない場合(S804:NO)、S802の処理に戻す。
一方、画像処理部204は、メモリ203に予め格納しておいた所定のパターンと一致するパターンを検知した場合(S804:YES)、現在のスキャナユニット11の位置を、ホームポジションとしてメモリ203に記憶させ(S805)、処理を終了する。
読取制御部201は、スキャナユニット11がメモリ203に記憶したホームポジションに待機するように制御する。
このように、本実施の形態によれば、シェーディングシート14の黒色領域R12の中のシェーディング補正に使用しない領域部分に検出パターンPを設け、シェーディング補正およびホームポジション検出を行うことができるので、従来に比べて部品点数を減らして製造コストを低減し、装置を小型化することができる。
なお、本発明は、部材の種類、配置、個数等が上述の実施の形態に限定されるものではなく、同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲でその構成要素を適宜変更しても良い。
例えば、上記実施の形態では、イメージセンサの読取部を3つのセクタに分割する場合について説明したが、本発明では、イメージセンサの読取部の分割数に限定は無い。
また、上記実施の形態では、板状のシェーディングシートによりシェーディング補正用基準部材を構成する場合について説明したが、本発明はこれに限られずシェーディング補正用基準部材を筐体と一体に設ける等、他の構成により実現しても良い。
また、上記実施の形態では、スキャナユニットとCPUとをFFCにより接続する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、スキャナユニットとCPUとをFPC(Flexible Printed Circuits)等、FFC以外のものにより接続してもよい。
本発明は、原稿等の画像を読み取る画像読取装置に用いるに好適である。
10 画像読取装置
11 スキャナユニット
12 FBガラス
13 ADFガラス
14 シェーディングシート
15 FFC(フレキシブルフラットケーブル)
101 CPU
102 イメージセンサ
103 AFE
104 RAM
105 ROM
201 読取制御部
202 DMAC
203 メモリ
204 画像処理部
205 光源
206 読取部
R1 白色領域
R2 黒色領域
R21、R23、R25 開始ウィンドウ領域
R22、R24、R26 終了ウィンドウ領域
S 原稿

Claims (2)

  1. 読取対象物の画像を読み取る画像読取装置であって、
    光を出射する光源と、前記光源から出射されて前記読取対象物で反射されて受光した光を画像信号に変換する読取部と、を備えるイメージセンサと、
    白色領域と黒色領域とを有するシェーディング補正用基準部材と、
    前記画像信号に対して画像処理を行うと共に、前記白色領域で反射された光による画像信号を用いて白シェーディングデータを生成し、前記黒色領域で反射された光による画像信号を用いて黒シェーディングデータを生成し、前記白シェーディングデータ及び前記黒シェーディングデータに基づいて前記読取対象物で反射された光による画像信号をシェーディング補正する画像処理部と、
    を有し、
    前記イメージセンサの読取部は、
    前記光源が点灯した際に前記黒色領域で反射されて受光した光を前記画像信号に変換する第1の処理と、前記光源が消灯した際に受光した光を前記画像信号に変換する第2の処理と、を行い、
    前記画像処理部は、
    前記第1の処理における前記画像信号の第1の出力レベルを、前記第2の処理における前記画像信号の第2の出力レベルにより補正して黒シェーディングデータを生成する、
    画像読取装置。
  2. 前記イメージセンサの読取部は、複数のセクタに分けられ、
    前記画像処理部は、前記各セクタの両端から所定幅のウィンドウ領域を設定し、前記ウィンドウ領域において前記第1の出力レベルを算出する、
    請求項1記載の画像読取装置。
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