JP2017033231A - 指示体 - Google Patents

指示体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017033231A
JP2017033231A JP2015151720A JP2015151720A JP2017033231A JP 2017033231 A JP2017033231 A JP 2017033231A JP 2015151720 A JP2015151720 A JP 2015151720A JP 2015151720 A JP2015151720 A JP 2015151720A JP 2017033231 A JP2017033231 A JP 2017033231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
indicator
light emitting
tip
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015151720A
Other languages
English (en)
Inventor
大吾 山野
Daigo Yamano
大吾 山野
古川 達也
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015151720A priority Critical patent/JP2017033231A/ja
Priority to CN201620634655.9U priority patent/CN206021651U/zh
Publication of JP2017033231A publication Critical patent/JP2017033231A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

【課題】指し示される位置がより的確に検出される指示体を提供する。【解決手段】指示体は、発光素子3と、発光素子3を保持し、先端への押圧を検出して発光素子3を発光させる本体部4と、先端を有し、本体部4に変位可能に支持される可動部2と、を備え、可動部2は、先端が形成され、発光素子から射出された射出光が透過する透過部21と、先端から離間する位置に配置され、射出光の中心軸Axを囲み、射出光を遮光する部材で形成された遮光部22と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、指示体に関する。
従来、ホワイトボード等の投写面に画像を投写するプロジェクター、およびこの投写面上で操作される電子ペン(例えば、特許文献1参照)等の指示体を備えたシステムが知られている。このような指示体を用いたシステムは、ユーザーが指示体を投写面(操作面)上で操作をすることによって指示体が赤外線等の光を発する。そして、プロジェクターは、指示体から発せられた光を検知して、例えば、元の画像情報に指示体の軌跡に関する情報を重ねて投写するように構成されている。
特許文献1に記載の電子ペンは、筆記具に模した形状を有し、シャフトと、赤外線を発する発光ダイオードと、キャップと、傾倒検出機構と、支持部材と、メイン基板とを備える。
シャフトは、先端に発光ダイオードが取り付けられ、傾倒可能に支持部材に支持される。キャップは、電子ペンの先端に位置する部材であり、発光ダイオードから射出される赤外線を透過する材料から形成され、発光ダイオードを覆うように、シャフトに取り付けられる。傾倒検出機構は、シャフトの傾倒を検出する機能を有する。メイン基板は、回路素子が実装された回路基板で構成され、傾倒検出機構の検出結果に応じて発光ダイオードを発光させる。
そして、特許文献1に記載の電子ペンは、ユーザーに把持されて、キャップが投写面に押し当てられることにより、キャップおよびシャフトが傾倒し、傾倒検出機構がその傾倒に応じて動作し、メイン基板により発光ダイオードを発光させる。
特開2011−59768号公報
しかしながら特許文献1に記載の電子ペンは、発光ダイオードから発せられた光がキャップ全体から射出するので、指し示される位置の検出にバラツキを生じさせてしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る指示体は、発光素子を有し、先端が押圧されることによって前記発光素子が発光する指示体であって、前記発光素子を保持し、前記先端への押圧を検出して前記発光素子を発光させる本体部と、前記先端を有し、前記本体部に変位可能に支持される可動部と、を備え、前記可動部は、前記先端が形成され、前記発光素子から射出された射出光が透過する透過部と、前記先端から離間する位置に配置され、前記射出光の中心軸を囲み、前記射出光を遮光する部材で形成された遮光部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、指示体は、本体部に変位可能に支持される可動部を備え、可動部は、先端を有する透過部と、先端から離間する位置に配置された遮光部とを有している。これによって、発光素子からの射出光を遮光部によって拡散を抑え、先端を含む狭い領域から射出させることができる。よって、指し示される位置がより的確に検出される指示体を提供することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る指示体において、前記透過部は、合成樹脂により形成されていることが好ましい。
この構成によれば、操作面に当接して操作される先端、および射出光が透過する構成を容易に実現させる透過部を形成することができる。
[適用例3]上記適用例に係る指示体において、前記透過部は、螺合により前記遮光部に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、透過部と遮光部とを容易に接続させて可動部を形成することができる。また、透過部に損傷や汚れ等が生じた場合でも、指示体を本体部と可動部とに分解することなく、透過部を容易に交換することができる。
[適用例4]上記適用例に係る指示体において、前記透過部は、弾性部材により形成されていることが好ましい。
この構成によれば、指示体は、可動部が弾性部材で形成された透過部、および遮光部を備えているので、先端を含む狭い領域から射出光を射出させることができると共に、操作面への書き込み操作の感触を向上させることが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る指示体において、前記可動部は、前記透過部の前記遮光部側を保持し、前記遮光部に接続される保持部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、透過部としての弾性部材を確実に保持し、透過部と遮光部とを接続させた可動部を形成することができる。
[適用例6]上記適用例に係る指示体において、前記可動部は、前記先端の反対側が開口する中空部を有し、前記発光素子は、LEDチップおよび前記LEDチップを覆う封止部を有する発光部を備え、前記発光部は、前記中空部に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、発光素子は、発光部が可動部の中空部に配置されるので、発光部から発せられる光の損失を抑制して効率良く透過部から外部に透過させることができる。よって、小型の発光素子の採用や、発光素子を発光させる電力の省電力化が可能となる。
[適用例7]上記適用例に係る指示体において、前記遮光部は、前記中心軸に沿う方向において、前記先端側の端部が、前記発光部が占める領域内に位置するように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、発光部から発せられ、中空部で反射した光や透過部内の屈折等によって、発光部の先端側とは反対側に向かう光を遮光することができる。よって、発光部からの射出光を遮光部によって確実に拡散を抑え、先端を含む狭い領域から射出させることができる。
第1実施形態に係る指示体を用いた表示システムの概略構成を示す模式図。 第1実施形態の指示体の外観を示す斜視図。 第1実施形態の指示体の断面図。 第1実施形態の可動部の断面図。 第2実施形態の可動部の断面図。 第3実施形態の指示体における可動部および導光部材を説明するための断面図。 変形例の可動部を模式的に示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態に係る指示体について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る指示体1を用いた表示システム10の概略構成を示す模式図である。
表示システム10は、指示体1およびプロジェクター20を備え、プロジェクター20によりホワイトボード等の投写面SCに投写された画像に対し、ユーザーの指示体1の操作により、図形や文字等を重ねて表示させることができるように構成されている。
詳細な説明は省略するが、プロジェクター20は、入力された画像情報に応じた画像を投写面SCに投写する画像投写部、および投写面SCを撮像する撮像部を備える。そして、プロジェクター20は、投写面SC(操作面)上で操作された指示体1から発せられた光を検知し、検知した情報に基づいて発光位置の解析を行い、画像情報にこの発光位置の軌跡を示す線を重畳した重畳画像の投写や、投写する画像の変更等を行う。
〔指示体の主な構成〕
図2は、指示体1の外観を示す斜視図である。図3は、指示体1の断面図である。
指示体1は、図2に示すように、筆記具に模した形状を有し、図3に示すように、先端を有する可動部2、発光素子3、および本体部4を備えている。本体部4は、スイッチ機構41、回路ユニット42、電池43、およびこれらの部材を内部に収納する外装筐体5を備えている。指示体1は、先端が投写面SCに押圧される操作によって発光素子3が発光し、可動部2の先端からこの光を射出する。
図4は、可動部2の断面図である。
可動部2は、後で詳細に説明するが、図4に示すように、可動部2の先端を形成する透過部21、および透過部21の本体部4側に配置される遮光部22を備え、本体部4に変位可能に支持される。透過部21は、発光素子3が発する光(射出光)を透過する部材で形成され、遮光部22は、射出光を遮光する部材で形成されている。
ここで、可動部2の変位とは、可動部2の中心軸Axに対する傾倒や、中心軸Axに沿う本体部4側への移動のことをいう。すなわち、指示体1は、投写面SCに対して略直角の姿勢での操作はもとより、投写面SCに対して傾斜する姿勢で先端が押圧されることにより発光素子3が発光するように構成されている。
また、可動部2には、先端の反対側が開口する中空部2Hを有し、遮光部22の内側には、ネジ溝22Sが形成されている。
発光素子3は、図4に示すように、LED(Light Emitting Diode)チップ31とLEDチップ31を覆う封止部とを有する発光部32、および発光部32から突出するリード端子33を有し、所謂、砲弾型に形成されており、発光部32は、可動部2の中空部2Hに配置される。
また、発光部32は、指向性を有し、中心軸Axに沿う方向を中心として赤外線を射出する。すなわち、可動部2の中心軸Axは、射出光の中心軸となるように構成されている。
スイッチ機構41は、詳細な説明は省略するが、図3、図4に示すように、可動部2に接続される接続部材411、および図示しない複数の電気的接続部材等を備え、発光素子3を発光させるスイッチとしての機能を有する。
接続部材411は、図3に示すように、外装筐体5から露出する円筒状の部位を有し、この円筒状の外周面には、図4に示すように、ネジ溝411Sが形成されている。そして、接続部材411は、ネジ溝411Sの反対側が複数の電気的接続部材と共に外装筐体5内に配置される。
発光素子3は、発光部32が接続部材411から露出し、リード端子33が接続部材411の内部に挿通されて接続部材411に保持される。接続部材411の内部に挿通されたリード端子33は、回路ユニット42に接続される。
可動部2は、ネジ溝22Sが接続部材411のネジ溝411Sに螺合されることにより、接続部材411に接続される。そして、発光素子3は、発光部32が可動部2の中空部2Hに配置される。指示体1の操作により可動部2が押圧されると、発光素子3および接続部材411は、可動部2と共に変位する。スイッチ機構41は、接続部材411が変位すると、複数の電気的接続部材の接続状態が変わる。
回路ユニット42は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)等の素子が実装された回路基板、および電池43との接続用の端子42A等を備え、CPU等の素子は、制御部として機能する。制御部は、可動部2の変位に伴うスイッチ機構41の電気的接続部材の接続状態が変わることにより発光素子3を発光させる。このように、本体部4は、可動部2の先端への押圧を検出して発光素子3を発光させる。
電池43は、発光素子3および回路ユニット42に電力を供給する。本実施形態の電池43は、単3形の乾電池1本で構成されている。
外装筐体5は、図2、図3に示すように、外形が略円柱状に形成されており、ケース本体51、ケース本体51の可動部2側に位置する枠体52、および電池蓋53を備える。
ケース本体51は、可動部2側に開口部が設けられており、スイッチ機構41および回路ユニット42は、この開口部からケース本体51内に収納される。また、ケース本体51には、側面の一部に開口部が設けられており、電池43は、この開口部からケース本体51内に収納される。
枠体52は、図3に示すように、ケース本体51の可動部2側の開口部を閉塞するように形成され、スイッチ機構41の接続部材411が挿通される孔が設けられている。
電池蓋53は、ケース本体51に収納された電池43を覆うように、ケース本体51に着脱可能に配置される。
〔可動部の構成〕
ここで、可動部2について詳細に説明する。
可動部2は、図4に示すように、また、前述したように、透過部21および遮光部22を備えている。
透過部21は、発光部32からの射出光(赤外線)を透過する合成樹脂で形成されている。透過部21を形成する合成樹脂としては、例えば、フッ素樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、アクリル(PMMA)、あるいは、これらを主成分とする合成樹脂等を採用することが可能である。
透過部21は、図4に示すように、先端に向かう程細くなり、先端が曲面状に形成された外面を有しており、先端の反対側には、前述した中空部2Hの先端側を形成する凹部21hが設けられている。
また、透過部21の先端とは反対側の端部周囲には、外面より凹んだネジ溝21Sが形成されている。
遮光部22は、発光部32からの射出光(赤外線)を遮光する合成樹脂、例えば、ポリカーボネート(PC)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、またはこれらを主成分とする合成樹脂等で形成されている。
遮光部22は、図4に示すように、透過部21の外面に倣う外面を有する筒状の外枠部221、および外枠部221の内周面から突出するネジ形成部222を有している。
外枠部221は、中心軸Ax、すなわち、射出光の中心軸を囲むように形成され、透過部21側の内面には、透過部21のネジ溝21Sに螺合するネジ溝221Sが形成されている。
ネジ形成部222は、内周面に前述したネジ溝22Sが形成され、透過部21側に端面222aを有している。
可動部2の中空部2Hは、透過部21の凹部21hと遮光部22の内側の空間とで形成される。
透過部21は、ネジ溝21Sがネジ溝221Sに螺合されて遮光部22に接続される。
このように、遮光部22は、可動部2の先端から離間する位置に配置されている。具体的に、遮光部22は、図4に示すように、中心軸Ax、すなわち射出光の中心軸に沿う方向において、透過部21側(可動部2の先端側)の端部22Eが、発光素子3における発光部32が占める領域3Ar内に位置するように設けられている。より具体的には、遮光部22は、射出光の中心軸に沿う方向において、端部22Eの位置22Pが、LEDチップ31が設けられている位置31Pより僅かに本体部4側に位置するように形成されている。
指示体1は、可動部2が所定以上の変位量に押圧されると、制御部の指示によって発光部32が発光する。発光部32から発せられた射出光は、多くが透過部21を透過して外部に射出され、中空部2Hで反射した光や透過部21内で屈折等により遮光部22に向かった光は、遮光部22によって遮光される。
以上説明したように、本実施形態の指示体1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)指示体1は、本体部4に変位可能に支持される可動部2を備え、可動部2は、先端を有する透過部21と、先端から離間する位置に配置された遮光部22とを有している。これによって、発光部32からの射出光を遮光部22によって拡散を抑え、先端を含む狭い領域から射出させることができる。よって、指し示される位置がより的確に検出される指示体1を提供することが可能となる。
(2)透過部21は、合成樹脂により形成されているので、操作面に当接して操作される先端、および射出光が透過する構成を容易に実現させる透過部21を形成することができる。
(3)透過部21は、螺合により遮光部22に接続されているので、透過部21と遮光部22とを容易に接続させて可動部2を形成することができる。また、透過部21に損傷や汚れ等が生じた場合でも、指示体1を本体部4と可動部2とに分解することなく、透過部21を容易に交換することができる。
(4)発光素子3は、発光部32が可動部2の中空部2Hに配置されるので、発光部32から発せられる光の損失を抑制して効率良く可動部2から外部に透過させることができる。よって、小型の発光素子3の採用や、発光素子3を発光させる電力の省電力化が可能となる。
(5)遮光部22は、射出光の中心軸に沿う方向において、先端側の端部22Eが、発光部32が占める領域内に位置するように設けられている。これによって、発光部32から発せられ、中空部2Hで反射した光や透過部21内の屈折等によって、発光部32の先端側とは反対側に向かう光を遮光することができる。よって、発光部32からの射出光を遮光部22によって確実に拡散を抑え、先端を含む狭い領域から射出させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る指示体について、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態の指示体1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態の指示体は、第1実施形態の可動部2とは異なる可動部6を備える。
図5は、本実施形態の可動部6の断面図である。
可動部6は、図5に示すように、透過部61および遮光部22に加え、保持部62を備えている。
透過部61は、発光素子3からの射出光が透過する弾性部材により形成されている。弾性部材としては、合成繊維等の繊維状の部材が絡み合った部材(所謂、フェルト材)や、ウレタンゴム、シリコンゴム等のゴム材や合成樹脂等を発泡させた発泡部材等を例示することができる。
透過部61は、先端が曲面状に形成され、先端の反対側には、発光素子3における発光部32が配置される凹部61hが形成されている。凹部61hは、中心軸Axに沿う方向において発光部32と離間し、中心軸Axに直交する方向の内径が発光部32の外径と略同じになるように形成されている。
保持部62は、発光素子3からの射出光が透過する合成樹脂、例えば、ポリカーボネート(PC)、ABS、またはこれらを主成分とする合成樹脂等で形成され、透過部61の遮光部22側を保持し、遮光部22に接続される。
保持部62は、図5に示すように、遮光部22の外面に倣う外面を有し、透過部61の遮光部22側の外周を覆う筒状に形成されている。保持部62の内径は、透過部61の外径より小さく形成されており、保持部62の先端側の内周面には、突起621が設けられ、遮光部22側の外周面には、ネジ溝62Sが形成されている。
突起621は、図5に示すように、中心軸Axに沿う方向において、発光部32と凹部61hの内面との間に位置するように形成されている。
ネジ溝62Sは、外面から凹んで形成されており、遮光部22のネジ溝221Sに螺合する。
可動部6は、透過部61が挿入された保持部62が遮光部22に螺合されて組み立てられる。
保持部62は、透過部61の遮光部22側の外周を中心軸Ax側に圧縮して透過部61を保持する。透過部61は、遮光部22側が保持部62と発光部32とで挟持されることとなり、遮光部22の端面222aに当接ように配置される。また、透過部61は、中心軸Axに沿う方向の中央部においては、突起621によってさらに圧縮されるので、保持部62に対する位置が維持される。
透過部61は、投写面SC上での指示体の操作に応じて圧縮され、投写面SCからの押圧が解除されるように操作されると、元の形状に復元する。そして、可動部6は、所定以上の変位量に押圧されると、発光素子3が発光する。そして、発光部32から発せられた射出光は、多くが透過部61を透過して外部に射出され、一部が透過部61および保持部62を透過して外部に射出される。また、発光部32から発せられた射出光のうち、凹部61hで反射した光や透過部61内や保持部62内で屈折等により遮光部22に向かった光は、遮光部22によって遮光される。
以上説明したように、本実施形態の指示体によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)指示体は、可動部6が弾性部材で形成された透過部61、および遮光部22を備えているので、先端を含む狭い領域から射出光を射出させることができると共に、操作面への書き込み操作の感触を向上させることが可能となる。
さらに、透過部61が繊維状の部材が絡み合った部材で形成された場合には、指示体が操作される際に、繊維状の部材が投写面SCに当接して操作されることとなる。これによって、投写面SCに対する透過部61の摩擦抵抗が小さいので、ユーザーは、指示体を投写面SC上でさらに滑らかに移動させることが可能となる。
(2)可動部6は、透過部61の遮光部22側を保持する保持部62を備えているので、透過部61としての弾性部材を確実に保持し、透過部61と遮光部22とを接続させた可動部6を形成することができる。
また、保持部62と遮光部22との螺合を解除することで、透過部61の取り外しが可能なので、透過部61の損傷や汚れ等が発生した場合であっても、透過部61を容易に交換することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る指示体について、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態の指示体1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態の指示体は、第1実施形態の指示体1が備えない導光部材7を備え、発光素子3が第1実施形態の指示体1における発光素子3とは異なる位置に配置されている。
図6は、本実施形態の指示体における可動部9および導光部材7を説明するための断面図である。
本実施形態の指示体は、図6に示すように、第1実施形態の遮光部22および接続部材411とは形状が異なる遮光部91および接続部材1411を備えている。そして、本実施形態の指示体は、発光部32が可動部9から離間して本体部(接続部材1411以外の本体部は図示省略)内に配置され、発光素子3から発せられる射出光が導光部材7によって可動部2の凹部21hに導かれるように構成されている。また、発光素子3は、本体部に固定して配置される。
導光部材7は、一端が発光部32の光射出側の近傍に配置され、他端が凹部21h内に配置されるように延出している。そして、導光部材7は、発光部32から発せられ、一端から入射する射出光を内面で多重反射して凹部21h内に射出する。
また導光部材7は、本体部に固定され、可動部2が押圧により変位した場合でも、可動部2に当接しないように、可動部2と離間するように形成されている。なお、導光部材7が可動部2と共に変位するように構成してもよい。この構成の場合、可動部2が変位した場合でも、導光部材7が発光部32に当接しないように、導光部材7と発光部32とは、離間して配置される。
接続部材1411は、内部に導光部材7が挿通可能に形成され、外周面にネジ溝1411Sが形成されている。遮光部91は、内面にネジ溝1411Sに螺合するネジ溝91Sが形成されている。そして、可動部9は、螺合により接続部材1411に接続される。
そして、本実施形態の指示体は、可動部2の先端部が所定以上の変位量に押圧されると発光部32が発光し、発光部32から発せられた赤外線は、導光部材7に導かれ、導光部材7の先端から射出される。導光部材7の先端から射出された光は、多くが透過部21を透過して外部に射出され、凹部21hで反射した光や透過部21内で屈折等により遮光部91に向かった光は、遮光部91によって遮光される。
以上説明したように、本実施形態の指示体によれば、以下の効果を得ることができる。
発光部32が可動部2から離間して配置され、導光部材7を備える構成であっても、可動部が透過部21および遮光部91を備えているので、発光部32からの射出光を遮光部91によって拡散を抑え、可動部9の先端を含む狭い領域から射出させることができる。
また、発光素子3を配置できる自由度を高めることができる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
図7は、変形例の可動部8を模式的に示す断面図である。
可動部8は、図7に示すように、透光部材81、遮光部82、および透過部83を備えている。透光部材81および遮光部82は合成樹脂製であり、透光部材81は射出光を透過する部材、遮光部82は射出光を遮光する部材で形成されている。そして、透過部83は、射出光を透過する弾性部材で形成されている。なお、遮光部は、合成樹脂に限らず金属製であってもよい。
透光部材81は、先端側が曲面状に形成され、先端の反対側に凹部が形成されている。遮光部82は、筒状に形成されており、透光部材81の凹部側を保持する。透光部材81の凹部と遮光部82の内側とで、可動部8の中空部8Hが形成される。遮光部82は、透光部材81側(可動部8の先端側)の端部82Eが、発光部32が占める領域3Ar内に位置するように設けられている。
また、遮光部82には、内面に、図示しない本体部の接続部材と螺合するネジ溝82Sが形成され、外面に突起821が形成されている。発光素子3は、発光部32が中空部8Hに配置される。
透過部83は、図7に示すように、透光部材81側から透光部材81および遮光部82を覆うように形成されている。そして、透過部83は、可動部8における凸状の先端を形成し、先端とは反対側が突起821に係合して遮光部82に保持される。
このように構成された可動部8においても、発光部32からの射出光を遮光部82によって拡散を抑え、先端を含む狭い領域から射出させることができる。
また、弾性部材で形成された透過部83の内側には、合成樹脂製の透光部材81が配置されるので、指示体が操作される際に透過部83の過度な変形を抑制することや、変形した透過部83が発光部32に当接することを防止できる。
また、透過部83は、単品状態(組み立て前の状態)で透光部材81および遮光部82が配置される中空部を有さない形状であっても、密度が粗い部材を用いれば透光部材81および遮光部82が挿入可能で、部材が挿入された状態で適切な密度を有するように構成することが可能となる。これによって、透過部83の製造の簡素化が可能となる。
図示は省略するが、第1実施形態における透過部21の先端側の一部を発光素子3が発する射出光を透過する弾性部材で形成してもよい。
前記実施形態では、発光素子3が赤外線を発する構成を示したが、発光素子3が赤外線とは異なる波長帯の光を発し、透過部21,61,83、透光部材81がこの波長帯の光を透過し、遮光部22,82,91がこの波長帯の光を遮光する部材で形成されるように構成してもよい。
前記実施形態の発光素子3は、リード端子33を有する砲弾型で構成されているが、表面実装型のLEDを用いたものであってもよい。
前記実施形態の透過部21と遮光部22とは、螺合により接続されているが、熱溶着や接着剤を用いて2つの部材を接続するように構成してもよい。
前記実施形態の指示体1は、スイッチ機構41の接続状態が変わることを利用して発光素子3を発光させるように構成されているが、この構成に限らない。例えば、スイッチ機構41に替えて圧電素子や歪ゲージ等の検出装置を備える構成とし、可動部2の変位に応じて生じる接続部材411の変形を、この検出装置が検知し、その検出結果に基づいて、発光素子3を発光させるように構成してもよい。
前記実施形態では、投写面SCの前面側から画像を投写するプロジェクター20を備える表示システム10に用いる指示体の態様を説明したが、この態様以外の表示システムに指示体を用いるように構成してもよい。例えば、投写面の背面側から画像を投写するリア型のプロジェクターを用い、この投写面を操作面として指示体を用いる構成や、画像が投写される投写面に替えて、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用い、これらの装置が備える表示面を操作面として指示体を用いる構成であってもよい。
前記実施形態の指示体1は、筆記具に模した形状を有しているが、ユーザーが把持し、所望の位置を指し示すことができるように形成されていれば、筆記具に模した形状に限らない。例えば、筆記具より長い棒形状を有するように指示体を構成してもよい。
1…指示体、2,6,8,9…可動部、3…発光素子、2H,8H…中空部、3Ar…領域、4…本体部、7…導光部材、20…プロジェクター、21,61,83…透過部、22,82,91…遮光部、22E,82E…端部、31…LEDチップ、32…発光部、62…保持部、Ax…中心軸。

Claims (7)

  1. 発光素子を有し、先端が押圧されることによって前記発光素子が発光する指示体であって、
    前記発光素子を保持し、前記先端への押圧を検出して前記発光素子を発光させる本体部と、
    前記先端を有し、前記本体部に変位可能に支持される可動部と、
    を備え、
    前記可動部は、
    前記先端が形成され、前記発光素子から射出された射出光が透過する透過部と、
    前記先端から離間する位置に配置され、前記射出光の中心軸を囲み、前記射出光を遮光する部材で形成された遮光部と、
    を備えることを特徴とする指示体。
  2. 請求項1に記載の指示体であって、
    前記透過部は、合成樹脂により形成されていることを特徴とする指示体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の指示体であって、
    前記透過部は、螺合により前記遮光部に接続されていることを特徴とする指示体。
  4. 請求項1に記載の指示体であって、
    前記透過部は、弾性部材により形成されていることを特徴とする指示体。
  5. 請求項4に記載の指示体であって、
    前記可動部は、前記透過部の前記遮光部側を保持し、前記遮光部に接続される保持部をさらに備えることを特徴とする指示体。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の指示体であって、
    前記可動部は、前記先端の反対側が開口する中空部を有し、
    前記発光素子は、LEDチップおよび前記LEDチップを覆う封止部を有する発光部を備え、
    前記発光部は、前記中空部に配置されていることを特徴とする指示体。
  7. 請求項6に記載の指示体であって、
    前記遮光部は、前記中心軸に沿う方向において、前記先端側の端部が、前記発光部が占める領域内に位置するように設けられていることを特徴とする指示体。
JP2015151720A 2015-07-31 2015-07-31 指示体 Withdrawn JP2017033231A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015151720A JP2017033231A (ja) 2015-07-31 2015-07-31 指示体
CN201620634655.9U CN206021651U (zh) 2015-07-31 2016-06-24 指示体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015151720A JP2017033231A (ja) 2015-07-31 2015-07-31 指示体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017033231A true JP2017033231A (ja) 2017-02-09

Family

ID=57988093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015151720A Withdrawn JP2017033231A (ja) 2015-07-31 2015-07-31 指示体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017033231A (ja)
CN (1) CN206021651U (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10124232A (ja) * 1996-10-16 1998-05-15 Pilot Precision Co Ltd 照明機能付入力ペン
JP2000172438A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Canon Inc 座標入力用指示具
JP2005043992A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Canon Inc 入力ペン
JP2005135081A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Nec Viewtechnology Ltd ライトペンとこれを用いた電子黒板
JP2011003108A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Pilot Corporation ライトペン
JP2011059768A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Seiko Epson Corp 電子ペン
US20110090702A1 (en) * 2009-10-20 2011-04-21 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Light pen
JP2014026328A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Sharp Corp 発光部を有する操作部材、およびそれを備えた座標入力システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10124232A (ja) * 1996-10-16 1998-05-15 Pilot Precision Co Ltd 照明機能付入力ペン
JP2000172438A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Canon Inc 座標入力用指示具
JP2005043992A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Canon Inc 入力ペン
JP2005135081A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Nec Viewtechnology Ltd ライトペンとこれを用いた電子黒板
JP2011003108A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Pilot Corporation ライトペン
JP2011059768A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Seiko Epson Corp 電子ペン
US20110090702A1 (en) * 2009-10-20 2011-04-21 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Light pen
JP2014026328A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Sharp Corp 発光部を有する操作部材、およびそれを備えた座標入力システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN206021651U (zh) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9634661B1 (en) Optical switch keyboard
JP5302825B2 (ja) バックライト機能付きキーボード
US8536472B2 (en) Rotary switch mechanism
TWI434199B (zh) 光學筆
US7444887B2 (en) Touch sensor using optical fiber
US20170169967A1 (en) Optical switch keyboard
JP2006205955A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ
JP5807072B2 (ja) 電子ペン
JP4609247B2 (ja) 発光スイッチ
JP2019088387A (ja) 遊技機用押ボタン
JP5946655B2 (ja) 発光モジュール
JP2017033231A (ja) 指示体
US10401986B2 (en) Pointer
US20160132136A1 (en) Digital pen
KR100693343B1 (ko) 사이버 전자칠판
JP6550725B2 (ja) 電子ペン
JP2016018465A (ja) 電子ペン
JP2006276685A (ja) 液晶表示モジュールのバックライトユニット
JP6435786B2 (ja) 電子ペン
JP5983175B2 (ja) 電子ペン
JP7163352B2 (ja) 入力デバイス
JP2019145300A (ja) 光学部材、光源ユニット、電子機器
JP2016004344A (ja) 電子ペン
JP2009026576A (ja) 携帯端末用操作スイッチ
JP6273775B2 (ja) 光出射装置及び画像表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180718

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180906

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20190617