JP2017032955A - 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコード - Google Patents

光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコード Download PDF

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Abstract

【課題】融着作業性の向上および伝送特性の悪化防止を図る光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコードを提供する。【解決手段】2N(Nは3以上の整数)本の光ファイバ心線11からなる光ファイバテープ心線10であって、隣接するM(MはNよりも小さい2以上の整数)本毎に一体化されたサブテープ心線15は、隣接するサブテープ心線間の長手方向に連結部12と非連結部13とが間欠的に形成され、光ファイバテープ心線の断面を光ファイバテープ心線の幅方向で見た場合、隣接するサブテープ心線が連結され、2M本の光ファイバ心線が連結されたテープ部分が、1箇所以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコードに関し、詳細には、複数本の光ファイバ心線が被覆層により一体化され、隣接する複数本毎にサブテープ心線を構成し、隣接するサブテープ心線間の長手方向に連結部と非連結部とが間欠的に形成された光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコードに関する。
近年の映像配信、IP(Internet Protocol)電話、データ通信等のブロードバンドサービスの拡大により、光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)の加入者が増加している。このFTTHでは、光ファイバテープ心線が用いられる。光ファイバテープ心線は、多心一括融着接続を行うこと等を目的として、複数本の光ファイバ心線を平行一列に並べて一体化されたものである。
この光ファイバテープ心線について、例えば、特許文献1〜4には、単心の光ファイバ心線に分離(分岐)しても使用できる間欠連結型の光ファイバテープ心線(間欠テープ心線ともいう)の技術が開示されている。また、特許文献5には、2心の光ファイバ心線に分離可能な間欠テープ心線の技術が開示されている。間欠テープ心線では、その長手方向に連結部と非連結部とが交互に形成され、隣り合う光ファイバ心線同士が間欠的に連結されている。
特開2011−169937号公報 特開2007−279226号公報 特許第4619424号公報 特開2014−95560号公報 特開2013−205501号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4では、融着作業時に単心の光ファイバ心線に分離し、融着ホルダにセットする際に、分離した単心の光ファイバ心線が、隣りの連結部に乗り上げたり、裏返ったり、離れてホルダ溝からはみ出たりしないこと(融着作業性の改善)が望まれる。一方、上記特許文献5のように、2心の光ファイバ心線毎に分離される構造にすれば融着作業性を改善できるが、この場合の連結部は4心テープ部分で構成される。
そして間欠テープ心線の心数が増えた場合、この4心テープ部分が間欠テープ心線の幅方向で2箇所以上重なって設けられることがある。この場合、テープ長手方向に直交するテープ幅方向(光ファイバ心線同士を引き離す方向)に曲がり難くなるため、間欠テープ心線を例えば光ファイバケーブルに収納する際の作業性や、ケーブル化後の小径曲げ時に伝送特性を悪化させない対策が望まれる。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、融着作業性の向上および伝送特性の悪化防止を図る光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコードを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線は、2N(Nは3以上の整数)本の光ファイバ心線からなる光ファイバテープ心線であって、隣接するM(MはNよりも小さい2以上の整数)本毎に一体化されたサブテープ心線は、隣接する該サブテープ心線間の長手方向に連結部と非連結部とが間欠的に形成され、該光ファイバテープ心線の断面を該光ファイバテープ心線の幅方向で見た場合、隣接するサブテープ心線が連結され、2M本の前記光ファイバ心線が連結されたテープ部分が、1箇所以下である。
上記によれば、従来に比して伝送特性の悪化を防止でき、また、取り扱いやすい光ファイバテープ心線を提供できる。また、融着作業を速やかに行うことができる。
本発明の一実施形態による光ファイバテープ心線を示す図である。 図1の光ファイバテープ心線の幅方向に閉じた状態を示す図である。 図2の光ファイバテープ心線の幅方向の断面を示す図である。 本発明の一実施形態による光ファイバケーブルの断面図である。 本発明の一実施形態による光ファイバコードの斜視図である。 他の実施形態による光ファイバテープ心線の幅方向に閉じた状態を示す図である。 さらに他の実施形態による光ファイバテープ心線の幅方向に閉じた状態を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバテープ心線は、(1)2N(Nは3以上の整数)本の光ファイバ心線からなる光ファイバテープ心線であって、隣接するM(MはNよりも小さい2以上の整数)本毎に一体化されたサブテープ心線は、隣接する該サブテープ心線間の長手方向に連結部と非連結部とが間欠的に形成され、該光ファイバテープ心線の断面を該光ファイバテープ心線の幅方向で見た場合、隣接するサブテープ心線が連結され、2M本の前記光ファイバ心線が連結されたテープ部分が、1箇所以下である。光ファイバテープ心線の幅方向では、隣接するサブテープ心線を連結部で連結したテープ部分が2箇所以上設けられなくなるので、光ファイバテープ心線をテープの幅方向に曲げやすくなる。この結果、従来に比して伝送特性の悪化を防止でき、また、取り扱いやすい光ファイバテープ心線を提供できる。また、サブテープ心線で構成すれば、単心線に比べて幅があるので、テープ心線を例えば融着ホルダにセットする際に、サブテープ心線が隣りの連結部に乗り上げたり、裏返ったり、離れてホルダ溝からはみ出たりし難くなり、融着作業を速やかに行える。
(2)前記光ファイバテープ心線の前記テープ部分が、前記光ファイバテープ心線の長手方向で周期的にずれて形成されている。(3)前記光ファイバテープ心線の長手方向での前記連結部間の距離をPとした場合、前記テープ部分が、長手方向にP/{(2N/M)−1}の長さずつずれて形成されている。(4)前記連結部で連結されたテープ部分が4心である。
本発明の一態様に係る光ファイバケーブルは、(5)上述の光ファイバテープ心線を収納したコアと、該コアを被覆して丸型に形成された外被とを備える。伝送特性が悪化しない光ファイバケーブルを提供できる。本発明の一態様に係る光ファイバコードは、(6)上述の光ファイバテープ心線を直線状に引き揃えた端末に、多心コネクタが接続されている。端末部分を直線状に引き揃えることにより、多心コネクタを容易に取り付け可能になる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明による光ファイバテープ心線、光ファイバケーブルおよび光ファイバコードの好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による光ファイバテープ心線を示す図、図2は、図1の光ファイバテープ心線の幅方向に閉じた状態を示す図であり、図3は、図2の光ファイバテープ心線の幅方向の断面を示す図である。
図1,2に示すように、光ファイバテープ心線は、間欠構造を持つ2N本(Nは3以上の整数であり、図1,2は、N=6とした12本の例)の光ファイバ心線11からなる間欠テープ心線(12心間欠テープ心線ともいう)10である。なお、図では12心間欠テープ心線の例を挙げて説明するが、例えばN=18とした36心間欠テープ心線や、N=31とした62心間欠テープ心線であってもよい。
12心間欠テープ心線10は、12本の光ファイバ心線11が平行一列に配列され、隣り合うM本(MはNよりも小さい2以上の整数であり、図1,2は、M=2とした2心の例)毎にサブテープ心線15を構成している。この例では、計6組のサブテープ心線15が設けられている。2心をまとめたサブテープ心線15にすれば、単心線に比べて幅があるので、融着作業性が向上する。
具体的には、1組目のサブテープ心線15は、図1や図2で見て最も上方に位置した1番線と、テープ幅方向(Y軸方向、以下同じ)で1番線に隣接する2番線との組み合わせで形成されている。また、2組目のサブテープ心線15は、2番線に隣接する3番線と、その隣の4番線との組み合わせで形成されている。
そしてこの例では2心毎に間欠されており、隣り合う1,2組目のサブテープ心線15の間(つまり、2番線と3番線との間)のテープ長手方向(X軸方向、以下同じ)に、連結部12と非連結部13とが間欠的に形成されている。
また、1つの連結部12および1つの非連結部13で構成される長さ(間欠ピッチPともいう)は例えば150mm程度に設定され、テープ幅は、12心テープ心線の場合、例えば3mm程度に設定されている。
なお、非連結部13を容易に形成するためには、間欠ピッチPは70mm以上であることが好ましい。また、間欠テープ心線の柔軟性を確保するためには、連結部12の長さAとすると、間欠ピッチPとの比率(A/P)が0.4以下であることが好ましい。
連結部12は、上記間欠ピッチPの整数分の1以下(例えば、P/{(2N/M)−1}、例えばN=6、M=2の場合はP/5である30mm程度)の長さで形成されている。この場合、上記A/Pは0.2である。
また、非連結部13は残り(例えば4P/5である120mm程度)の長さで形成されている。このため、1,2組目のサブテープ心線15では、テープ長手方向で見ると、連結部12で連結した第1の4心テープ部分16aが例えば30mm程度で設けられ、続いて、非連結部13で分けられた1組目のサブテープ心線15および2組目のサブテープ心線15が例えば120mm程度で設けられている。
次に、3組目のサブテープ心線15は、上記4番線に隣接する5番線と、その隣の6番線との組み合わせで形成されている。そして隣り合う2,3組目のサブテープ心線15の間(つまり、4番線と5番線との間)のテープ長手方向に、連結部12と非連結部13とが間欠的に形成されている。
同様に、4組目のサブテープ心線15は、上記6番線に隣接する7番線と、その隣の8番線との組み合わせで形成されており、隣り合う3,4組目のサブテープ心線15の間(つまり、6番線と7番線との間)のテープ長手方向に、連結部12と非連結部13とが間欠的に形成されている。
また、5組目のサブテープ心線15は、上記8番線に隣接する9番線と、その隣の10番線との組み合わせで形成され、隣り合う4,5組目のサブテープ心線15の間(つまり、8番線と9番線との間)のテープ長手方向に、連結部12と非連結部13とが間欠的に形成されている。
さらに、6組目のサブテープ心線15は、上記10番線に隣接する11番線と、その隣の12番線との組み合わせで形成されており、隣り合う5,6組目のサブテープ心線15の間(つまり、10番線と11番線との間)のテープ長手方向に、連結部12と非連結部13とが間欠的に形成されている。
ところで、4心テープ部分16a,16b,・・・は、テープ長手方向で周期的にずれて形成され、具体的には、テープ長手方向で上記間欠ピッチPの整数分の1(例えば、P/{(2N/M)−1}、例えばN=6、M=2の場合はP/5である30mm程度)の長さずつずれて現れている。
これにより、図1のような2心をまとめたサブテープ心線15の例では、間欠テープ心線の断面をテープ幅方向で見た場合、連結部12で連結した1つの4心テープ部分(隣接する2組のサブテープ心線15で構成)と、テープ幅方向に並んだ非連結部13で分けられた4つの2心テープ部分(それぞれ1組のサブテープ心線15で構成)との組み合わせで形成されている。
詳しくは、図2のA−A線矢視断面図である図3(A)では、テープ幅方向(Y軸方向)で見た場合、上記1,2組目のサブテープ心線15で構成された第1の4心テープ部分16aだけが1箇所設けられ、残りは上記3〜6組目のサブテープ心線15が設けられている。
次に、2,3組目のサブテープ心線15では、その左端に設けられた非連結部13の右端の位置に、連結部12(長さP/5)で連結した第2の4心テープ部分16bが設けられ、続いて、非連結部13(長さ4P/5)で分けられた2組目のサブテープ心線15および3組目のサブテープ心線15が設けられている。
これにより、図2のB−B線矢視断面図である図3(B)では、テープ幅方向で見た場合、上記2,3組目のサブテープ心線15で構成された第2の4心テープ部分16bだけが1箇所設けられ、残りは上記1,4〜6組目のサブテープ心線15が設けられており、第1の4心テープ部分16aなどは設けられていない。
また、3,4組目のサブテープ心線15では、その左端に設けられた非連結部13の右端の位置に、連結部12(長さP/5)で連結した第3の4心テープ部分16cが設けられ、続いて、非連結部13(長さ4P/5)で分けられた3組目のサブテープ心線15および4組目のサブテープ心線15が設けられている。
これにより、図2のC−C線矢視断面図である図3(C)では、テープ幅方向で見た場合、上記3,4組目のサブテープ心線15で構成された第3の4心テープ部分16cだけが1箇所設けられ、残りは上記1,2,5,6組目のサブテープ心線15が設けられており、第1,2の4心テープ部分16a,16bなどは設けられていない。
同様に、4,5組目のサブテープ心線15では第4の4心テープ部分16dが設けられ、5,6組目のサブテープ心線15では第5の4心テープ部分16eが設けられており、図2のD−D線矢視断面図である図3(D)、図2のE−E線矢視断面図である図3(E)では、テープ幅方向で見た場合、4心テープ部分が1箇所だけ設けられている。
このように、各4心テープ部分16a〜16eは、テープ長手方向でずれた位置に設けられているので、間欠テープ心線をテープ幅方向に曲げやすくなる。この結果、従来に比して伝送特性の悪化を防止でき、また、取り扱いやすい光ファイバテープ心線を提供できる。また、サブテープ心線で構成すれば、単心線に比べて幅があるので、間欠テープ心線を例えば融着ホルダにセットする際に、サブテープ心線が隣りの連結部に乗り上げたり、裏返ったり、離れてホルダ溝からはみ出たりし難くなり、融着作業を速やかに行える。
なお、上記の連結部12および非連結部13は、例えば、被覆樹脂の付与と付与停止、若しくは、紫外線(UV)の照射と照射停止、または、カッター刃の切り込みと切り込み停止などによる各種手法によって、交互に形成できる。
また、図3に示すように、光ファイバ心線11の周囲には、例えば紫外線硬化樹脂によるテープ被覆14が形成されており、連結部12では、隣り合う光ファイバ心線11のテープ被覆14が連結している。テープ被覆の厚みは約280μm程度である。
非連結部13では、隣り合う光ファイバ心線11のテープ被覆14が連結されておらず、サブテープ心線15毎に分離された状態となる。なお、図3では、非連結部13の位置にも光ファイバ心線11の周りにテープ被覆14を施した例で説明しているが、これに限らず、非連結部13の位置にはテープ被覆14を施さず、連結部12においてのみテープ被覆14で光ファイバ心線11間を連結してもよい。
なお、光ファイバ心線11は、ガラスファイバにファイバ被覆を施した光ファイバ素線といわれているもの、あるいは、そのファイバ被覆の外面に着色層を施したものを含めた光ファイバ単心線であり、光ファイバ心線11は、そのガラス径が略125μm、テープ被覆14を除く光ファイバ心線の被覆の外径が250μm程度である。
図4および図5は、本発明の一実施形態による光ファイバケーブル、光ファイバコードの説明図であり、図4は光ファイバケーブルにおける長手方向に垂直な断面図、図5はコードの端末部分の斜視図である。
光ファイバケーブル20は、図1で例示したような間欠テープ心線10を収納したコア18を、図4に示す外被22で被覆しており、図5は、間欠テープ心線の端末に多心コネクタ30を接続した光ファイバコードの例を示している。
コア18は、抗張力体と間欠テープ心線とを含めばよく、図4に示すように、例えばアラミド繊維による抗張力体21の周囲に、12心間欠テープ心線10を丸め、さらに例えば同じアラミド繊維による抗張力体21でその周りを囲んで形成すればよい。これにより、上記4心のテープ部分はテープ幅方向に曲がりにくいものの、これに連なる2心のテープ部分がテープ幅方向に曲がりやすいため、伝送特性が悪化しない光ファイバケーブルを提供できる。
なお、間欠テープ心線10は、その断面形状が円を描くように設けられる必要はなく、任意の形状に折り畳むことも可能である。
また、外被22は、コア18の外側を、ケーブルの断面形状が丸型になるように被覆するものであればよく、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)等で構成すればよい。
図5に示すように、外被22で被覆した光ファイバケーブル20の少なくとも一方の端末部分には、多心コネクタ30が接続されている。多心コネクタ30は、例えば、MTコネクタをベース構造とした12心のMPOコネクタであり、コネクタ本体部31と、このコネクタ本体部31の後方に光ファイバケーブル20を導入する、弾性材からなるブーツ部35とを有している。
コネクタ本体部31の前面32には、光ファイバ心線の端末部分が直線状に引き揃えられており、光ファイバ端を露出可能なファイバ孔33が形成されている。これにより、多心コネクタを容易に取り付け可能になる。なお、例えば24心のテープ心線の場合には2段で配列された24心のMPOコネクタなどを採用してもよい。
また、コネクタ本体部31には、ファイバ孔33の左右両側に、相手方コネクタを位置決めするガイド孔34が形成されており、ガイド孔34にガイドピン(図示省略)を挿入して相手方コネクタと接続することにより、コネクタ間の接合位置が精度よく一致される。なお、コネクタ本体部31の前面32は、光ファイバ心線をファイバ孔33に挿着固定した状態で斜め研磨面を形成することにより、光ファイバ端が所定の傾斜面で形成され、信号光の反射を抑制することができる。
ところで、図1で説明した例では、テープ幅方向で見て、4心テープ部分が常に1箇所だけ設けられる例を挙げて説明したが、4心テープ部分が1箇所未満(0箇所)であってもよい。
具体的には、図6に示した例は、図1の例と同様に、テープ長手方向(X軸方向)に沿って第1〜5の4心テープ部分16a〜16eの順に設けられているが、連結部12が、N=6、M=2の場合はP/5以下(例えばP/10)の長さで形成されており、非連結部13は、図1で説明した非連結部13の左端が左方に延びて、9P/10の長さで形成されている。このため、テープ幅方向で見た場合、例えば第1の4心テープ部分16aの右端と第2の4心テープ部分16bの左端との間(図中にQで示す)などには、上記1〜6組目のサブテープ心線15だけが設けられており、4心のテープ部分は存在していない。
また、図1,6で説明した例では、テープ幅方向に沿って第1〜5の4心テープ部分16a〜16eの順に設けた例を挙げて説明した。しかし、4心テープ部分の配置パターンは上記例に限ったものではない。例えば、テープ幅方向で隣り合う各4心テープ部分が、テープ幅方向で非連結部13を挟んで、あるいはテープ長手方向で1組のサブテープ心線15を挟んで設けられていてもよい。
詳しくは、図7(A)に示すように、1,2組目のサブテープ心線15は図1で説明したものと同じであるが、2,3組目のサブテープ心線15では、その左端に設けられた非連結部13の右端の位置に、連結部12(長さP/5)で連結した第2の4心テープ部分16bが設けられ、続いて、非連結部13(長さ4P/5)で分けられた2組目のサブテープ心線15および3組目のサブテープ心線15が設けられている。第2の4心テープ部分16bは、第1の4心テープ部分16aからテープ長手方向で3P/5ずれた位置に設けられており、第1の4心テープ部分16aと第2の4心テープ部分16bの間には、テープ長手方向で1組(2組目)の、連結されていないサブテープ心線15が設けられている。
同様に、3,4組目のサブテープ心線15では、第2の4心テープ部分16bからテープ長手方向で3P/5ずれた位置(第1の4心テープ部分16aからテープ長手方向でP/5ずれた位置)に第3の4心テープ部分16cが設けられており、4,5組目のサブテープ心線15では、第3の4心テープ部分16cからテープ長手方向で3P/5ずれた位置(第1の4心テープ部分16aからテープ長手方向で4P/5ずれた位置)に第4の4心テープ部分16dが設けられており、5,6組目のサブテープ心線15では、第4の4心テープ部分16dからテープ長手方向で3P/5ずれた位置(第1の4心テープ部分16aからテープ長手方向で2P/5ずれた位置)に第5の4心テープ部分16eが設けられている。
このように、図7(A)に示した例では、4心テープ部分の位置をテープ長手方向(X軸方向)に沿って見ると、第1の4心テープ部分16a、第3の4心テープ部分16c、第5の4心テープ部分16e、第2の4心テープ部分16b、第4の4心テープ部分16dの順に設けられている。
さらに、図7(B)に示した例では、4心テープ部分の位置が、テープ長手方向に沿って第1の4心テープ部分16a、第4の4心テープ部分16d、第2の4心テープ部分16b、第5の4心テープ部分16e、第3の4心テープ部分16cの順に設けられている。
また、図7(C)に示した例では、4心テープ部分の位置が、テープ長手方向に沿って第1の4心テープ部分16a、第3の4心テープ部分16c、第4の4心テープ部分16d、第5の4心テープ部分16e、第2の4心テープ部分16bの順に設けられている。
上記したように、4心テープ部分が、テープ幅方向で2箇所以上ある場合、長手方向に曲がり難くなり得る。しかし、図7のような例によれば、各4心テープ部分が、テープ幅方向に1箇所以下で構成されており、テープ長手方向にも非常に曲げやすくなる。よって、サブテープ心線で構成した間欠テープ心線であっても単心線で構成した間欠テープ心線と同様の伝送特性を実現できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…間欠テープ心線、11…光ファイバ心線、12…連結部、13…非連結部、14…テープ被覆、15…サブテープ心線、16a…第1の4心テープ部分、16b…第2の4心テープ部分、16c…第3の4心テープ部分、16d…第4の4心テープ部分、16e…第5の4心テープ部分、18…コア、20…光ファイバケーブル、21…抗張力体、22…外被、30…多心コネクタ、31…コネクタ本体部、32…前面、33…ファイバ孔、34…ガイド孔、35…ブーツ部。

Claims (6)

  1. 2N(Nは3以上の整数)本の光ファイバ心線からなる光ファイバテープ心線であって、隣接するM(MはNよりも小さい2以上の整数)本毎に一体化されたサブテープ心線は、隣接する該サブテープ心線間の長手方向に連結部と非連結部とが間欠的に形成され、
    該光ファイバテープ心線の断面を該光ファイバテープ心線の幅方向で見た場合、隣接するサブテープ心線が連結され、2M本の前記光ファイバ心線が連結されたテープ部分が、1箇所以下である、光ファイバテープ心線。
  2. 前記光ファイバテープ心線の前記テープ部分が、前記光ファイバテープ心線の長手方向で周期的にずれて形成されている、請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記光ファイバテープ心線の長手方向での前記連結部間の距離をPとした場合、前記テープ部分が、長手方向にP/{(2N/M)−1}の長さずつずれて形成されている、請求項1または2に記載の光ファイバテープ心線。
  4. 前記連結部で連結されたテープ部分が4心である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線を収納したコアと、該コアを被覆して丸型に形成された外被とを備える、光ファイバケーブル。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線を直線状に引き揃えた端末に、多心コネクタが接続された、光ファイバコード。
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