JP2017032817A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺状の記録媒体を記録媒体の幅方向にずらしながら巻き取る場合と比して、巻き取られた記録媒体に凸部が生じるのを簡易な構成で抑制することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】画像形成装置は、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成する。これにより、樹脂フィルムFの表面に凸部が生じるのが抑制される。これは、データ処理を行うだけで、樹脂フィルムFに形成する画像が樹脂フィルムFの幅方向にずれる。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置は、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成する。これにより、樹脂フィルムFの表面に凸部が生じるのが抑制される。これは、データ処理を行うだけで、樹脂フィルムFに形成する画像が樹脂フィルムFの幅方向にずれる。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載のウエブ状印刷物の巻取り装置は、ウエブ状印刷物を走行方向に対し波形状にずらして巻き取る。
記録媒体に画像が形成されている画像部と、画像が形成されていない非画像部とで記録媒体の厚みが異なる。このため、長尺状の記録媒体を巻き取った状態で、記録媒体の表面に周方向に延びる凸部が生じる場合がある。この凸部が生じるのを抑制するため、巻取り装置は、画像形成後の長尺状の記録媒体(ウエブ状印刷物)を記録媒体の幅方向にずらして巻き取ることが知られている。
しかし、長尺状の記録媒体を記録媒体の幅方向に対してずらして巻き取ると、巻き取られた記録媒体の幅方向端面が波打ってしまうことがある。
本発明の課題は、画像形成後の長尺状の記録媒体を記録媒体の幅方向にずらしながら巻き取る場合と比して、巻き取られた記録媒体の幅方向端面が波打つことを抑制することである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、一方向に延びる長尺状の記録媒体に複数の画像を形成する場合に、先の画像に対して後の画像を前記記録媒体の幅方向にずらして形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像が形成された前記記録媒体を巻き取る巻取り部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、複数の画像を波状にずらして記録媒体に形成することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記記録媒体の柔らかさに応じて、画像のずらし量を変化させることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、一の記録媒体に対して柔らかい他の記録媒体に画像を形成する場合には、他の記録媒体を用いた際の画像のずらし量を一の記録媒体を用いた際の画像のずらし量と比して大きくすることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、前記一方向に搬送される記録媒体に画像を形成することを特徴とする。
本発明の請求項1の画像形成装置によれば、画像形成後の長尺状の記録媒体を記録媒体の幅方向にずらしながら巻き取る場合と比して、巻き取られた記録媒体の幅方向端面が波打つことを抑制することができる。
本発明の請求項2の画像形成装置によれば、画像を不規則にずらす場合と比して、巻き取られた記録媒体に凸部が生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項3、4の画像形成装置によれば、全ての種類の記録媒体に対して画像のずらし量が同じ場合と比して、巻き取られた記録媒体に凸部が生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項5の画像形成装置によれば、長尺状の記録媒体を記録媒体の幅方向にずらしながら搬送することで画像をずらす場合と比して、先の画像に対して後の画像を記録媒体の幅方向に簡易な構成でずらすことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を図1〜図7に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図4に示されるように、画像形成装置10は、長尺状の記録媒体としての樹脂フィルムFに画像を形成する画像形成ユニット12と、画像形成ユニット12に供給する樹脂フィルムFが収容される前処理ユニット14と、画像形成ユニット12と前処理ユニット14との間に配置され、前処理ユニット14から画像形成ユニット12へ供給される樹脂フィルムFの搬送量等を調整するバッファユニット16とを備えている。
図4に示されるように、画像形成装置10は、長尺状の記録媒体としての樹脂フィルムFに画像を形成する画像形成ユニット12と、画像形成ユニット12に供給する樹脂フィルムFが収容される前処理ユニット14と、画像形成ユニット12と前処理ユニット14との間に配置され、前処理ユニット14から画像形成ユニット12へ供給される樹脂フィルムFの搬送量等を調整するバッファユニット16とを備えている。
さらに、画像形成装置10は、画像形成ユニット12から排出される樹脂フィルムFを収容する後処理ユニット18と、画像形成ユニット12と後処理ユニット18との間に配置され、画像形成ユニット12から後処理ユニット18へ排出される樹脂フィルムFの搬送量等を調整するバッファユニット20とを備えている。
〔画像形成ユニット〕
画像形成ユニット12は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成部26Y、26M、26C、26Kと、定着装置30とを備えている。なお、以後の説明では、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
画像形成ユニット12は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成部26Y、26M、26C、26Kと、定着装置30とを備えている。なお、以後の説明では、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成部26は、図3に示されるように、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電させる帯電ロール38と、帯電した像保持体36に各色の露光光を照射する露光装置42とを備えている。
さらに、画像形成部26は、前述した露光装置42が露光して像保持体36に形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40と、像保持体36に形成されるトナー画像を樹脂フィルムFに転写する転写ロール44とを備えている。また、定着装置30(図4参照)は、樹脂フィルムFにトナー画像を定着するようになっている。
なお、各色の画像形成部26によって樹脂フィルムFに形成される画像の位置については、詳細を後述する。
〔前処理ユニット〕
前処理ユニット14は、図4に示されるように、画像形成ユニット12へ供給される樹脂フィルムFが巻き付けられている供給ロール22を備えており、この供給ロール22は、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
前処理ユニット14は、図4に示されるように、画像形成ユニット12へ供給される樹脂フィルムFが巻き付けられている供給ロール22を備えており、この供給ロール22は、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
〔後処理ユニット〕
後処理ユニット18は、図示せぬモータからの回転力を受けて、画像が形成された樹脂フィルムFを巻き取る巻取り部の一例としての巻取り軸28を備えている。
後処理ユニット18は、図示せぬモータからの回転力を受けて、画像が形成された樹脂フィルムFを巻き取る巻取り部の一例としての巻取り軸28を備えている。
この構成において、巻取り軸28を回転させることで、用紙搬送方向の張力が樹脂フィルムFに付与され、樹脂フィルムFが搬送経路24に沿って搬送されるようになっている。
(要部構成)
次に、各色の画像形成部26によって樹脂フィルムFに形成される画像100の位置について説明する。なお、本実施形態の樹脂フィルムFは、一例として、厚さ15〔μm〕、幅508〔mm〕のポリエチレンテレフタレート製である。
次に、各色の画像形成部26によって樹脂フィルムFに形成される画像100の位置について説明する。なお、本実施形態の樹脂フィルムFは、一例として、厚さ15〔μm〕、幅508〔mm〕のポリエチレンテレフタレート製である。
画像形成部26は、図1に示されるように、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして形成するようになっている。
具体的には、画像形成部26は、露光装置42(図3参照)によって像保持体36に形成される静電潜像の位置を装置奥行方向にずらすことで、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらすようになっている。なお、本実施形態では、一例として、画像100は、全て同様の画像とされ、画像濃度が高い高濃度部分104を画像100の幅方向の端部側の部分に有している。
そして、画像形成部26は、複数の画像を波状(例えば、正弦曲線状・千鳥状)にずらしながら樹脂フィルムFに形成するようになっている。本実施形態では、一例として、振幅は、振幅で2〔mm〕以上10〔mm〕以下の範囲とされている。振幅が2〔mm〕未満の場合には、後述する凸部の発生の抑制に対する効果が小さく、振幅が10〔mm〕より大きい場合には、後工程であるスリット工程等で問題が生じることがあるからである。なお、スリット工程とは、樹脂フィルムFの両端部の余白部分をカットする工程である。さらに、周期は、巻取り軸28が10回転(初期の10回転)した場合に巻き取られる樹脂フィルムFの長さとされている。
また、先の画像100Aに対して後の画像100Bのずらし量(図1中の寸法G)については、図示せぬ制御部の制御により、樹脂フィルムFが柔らかくなるにしたがって大きくするようになっている。換言すれば、一の樹脂フィルムFに対して柔らかい他の樹脂フィルムFに画像を形成する場合には、他の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量を一の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量と比して大きくするようになっている。なお、樹脂フィルムFの柔らかさについては、図示せぬ入力部にユーザが入力し、これを制御部が取得するようになっている。
ここで、樹脂フィルムFの「柔らかさ」の比較については、樹脂フィルムFの伸び量で比較される。具体的には、樹脂フィルムFから長さ(L)150〔mm〕、幅(W)15〔mm〕の試験片Sを切り出す(図2参照)。図2に示されるように、試験片Sの長手方向の両端側の部分を、把持部材200を用いて夫々把持する。そして、0〔℃〕とされた試験片Sが長手方向に伸びるように、把持部材200を介して試験片Sに1.0〔N〕の引張力を負荷する。このように試験片Sを引っ張った場合に、伸び量が大きい樹脂フィルムFは、伸び量が小さい樹脂フィルムFに対して柔らかいと定義する。
(作用)
本実施形態の画像形成装置10において、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成することで生じる作用について説明する。
本実施形態の画像形成装置10において、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成することで生じる作用について説明する。
先ず、本実施形態に対する第1比較形態に係る画像形成装置300の構成及び作用、並びに、第2比較形態に係る画像形成装置350の構成及び作用について説明する。なお、第1、第2比較形態に係る画像形成装置300、350については、本実施形態と異なる部分を主に説明する。
第1比較形態に係る画像形成装置300は、図5に示されるように、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらさないようになっている。
この構成により、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの表面には、図6に示されるように、凸部306が生じる。凸部306が生じるのは、夫々の画像100において高濃度部分104(図5参照)が他の部位と比して厚くなり、樹脂フィルムFが巻取り軸28に巻き取られた状態で、高濃度部分104は、軸方向において同様の位置に重ねられるからである。
このように、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの表面には、凸部306が生じ、凸部306の両端部分306Aで、樹脂フィルムFは、歪んでしまう。そして、画像形成動作が終了し、樹脂フィルムFを巻取り軸28から引き出すと、この歪みが皺となって樹脂フィルムFに残っているのが分かる。
第2比較形態に係る画像形成装置350は、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらさないようになっている(図5参照)。さらに、図7に示されるように、画像形成装置350の巻取り軸28は、装置奥行方向に往復移動するようになっている。
具体的には、画像形成装置350は、巻取り軸28の両端側の部分を支持する支持部材354と、支持部材354を装置奥行方向に移動可能に支持するレール部材356とを備えている。さらに、画像形成装置350は、支持部材354を装置奥行方向の手前側(図中左側)に付勢する付勢ばね360と、支持部材354を装置奥行方向に往復移動させるカム部364と、巻取り軸28を回転させる回転部380とを備えている。
支持部材354は、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFを装置奥行方向から挟む一対の縦板354Aと、一対の縦板354Aの下端部を連結すると共に装置奥行方向に延びる連結板354Bとを備えている。そして、一対の縦板354Aに巻取り軸28の両端側の部分が図示せぬ軸受を介して支持されている。
レール部材356は、支持部材354の連結板354Bを下方側から支持し、支持部材354を装置奥行方向に移動可能としている。
付勢ばね360は、支持部材354に対して装置奥行方向の奥側(図中右側)のフレーム部390と装置奥行方向の奥側の縦板354Aとの間に配置され、支持部材354を装置奥行方向の手前側に付勢している。
カム部364は、支持部材354に対して装置奥行方向の手前側に配置され、外周面が装置奥行方向の手前側の縦板354Aに接するカム部材366と、カム部材366を回転させるモータ368とを備えている。
回転部380は、装置奥行方向の手前側の縦板354Aに取り付けられているモータ382と、モータ382の回転力を巻取り軸28に伝達するギア群384とを備えている。
この構成において、モータ382が巻取り軸28を回転させて樹脂フィルムFを巻き取る場合に、モータ368がカム部材366を回転させる。カム部材366が回転することで、支持部材354及び支持部材354に支持されている巻取り軸28が装置奥行方向に往復移動する。そして、装置奥行方向に往復移動している巻取り軸28が、樹脂フィルムFを巻き取る。
このように、装置奥行方向に往復移動(一例として振幅2〔mm〕)している巻取り軸28が、樹脂フィルムFを巻き取ることで、樹脂フィルムFが巻取り軸28に巻き取られた状態で、高濃度部分104(図5参照)は、軸方向において同様の位置に重ならない。これにより、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの表面に、凸部が生じるのが抑制される。
しかし、装置奥行方向に往復移動している巻取り軸28が樹脂フィルムFを巻き取るため、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの両方の端面は、波打つ。
本実施形態の画像形成装置10の画像形成部26は、図1に示されるように、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向に波状にずらして樹脂フィルムFに形成する。詳細には、画像形成部26は、樹脂フィルムFの幅方向にずれることなく樹脂フィルムFが延びる一方向に搬送される樹脂フィルムFに、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向に波状にずらして形成する。
そして、画像形成装置10の巻取り軸28は、装置奥行方向に移動することなく、樹脂フィルムFを巻き取る。
これにより、樹脂フィルムFが巻取り軸28に巻き取られた状態で、高濃度部分104(図1参照)は、軸方向において同様の位置に重ならない。このため、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの表面に、凸部が生じるのが抑制される。さらに、巻取り軸28が装置奥行方向に移動しないため、巻取り軸28に巻き取られた樹脂フィルムFの両方の端面(「幅方向端面」)の波打ちが抑制される。
(まとめ)
以上説明したように、画像形成装置10は、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成する。これにより、画像形成後の樹脂フィルムFを樹脂フィルムFの幅方向にずらしながら巻き取る場合と比して、巻き取られた樹脂フィルムFの幅方向端面が波打つことが抑制される。
以上説明したように、画像形成装置10は、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらして樹脂フィルムFに形成する。これにより、画像形成後の樹脂フィルムFを樹脂フィルムFの幅方向にずらしながら巻き取る場合と比して、巻き取られた樹脂フィルムFの幅方向端面が波打つことが抑制される。
また、画像形成部26は、夫々の画像100を樹脂フィルムFの幅方向に波状にずらして樹脂フィルムFに形成する。これにより、画像を不規則にずらす場合と比して、巻き取られた樹脂フィルムFに凸部が生じるのが抑制される。
また、前述したように、一の樹脂フィルムFに対して柔らかい他の樹脂フィルムFに画像を形成する場合には、他の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量を一の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量と比して大きくする。これにより、他の樹脂フィルムFを用いた場合には、一の樹脂フィルムFを用いた場合と比して、樹脂フィルムFが巻取り軸28に巻き取られた状態で、高濃度部分104が軸方向において重なる重なり代が少なくなる。このため、他の樹脂フィルムFを用いた場合に生じる凸部の突出量が小さくなり、凸部に起因して生じる樹脂フィルムFの歪が抑制される。なお、全ての種類の樹脂フィルムFに対して、最も柔らかい樹脂フィルムFを用い際の画像のずらし量を採用することも考えられるが、画像のずらし量が大きいと、後工程であるスリット工程等で問題が生じることがある。このため、画像のずらし量が少なくてもよい樹脂フィルムFについては、画像のずらし量を大きくしないことが望まれる。
また、前述したように、画像形成部26は、露光装置42によって像保持体36に形成される静電潜像の位置をずらすことで、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらすようになっている。これにより、例えば、像保持体36に形成される静電潜像の位置をずらさずに、樹脂フィルムFを樹脂フィルムFの幅方向にずらしながら搬送することで、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらす場合と比して、先の画像100Aに対して後の画像100Bが簡易な構成でずれる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、樹脂フィルムFは、ポリエチレンテレフタレート製であったが、ポリプロピレン製、又はポリスチレン製等であってもよい。
また、上記実施形態では、記録媒体が樹脂フィルムFであったが、記録媒体が紙等であってもよい。
また、上記実施形態では、電子写真方式によって樹脂フィルムFに画像を形成したが、インクジェット、又はグラビア印刷等によって樹脂フィルムFに画像を形成してもよい。
また、上記実施形態では、夫々の画像100が全て同様の場合を例にとって説明したが、夫々の画像が異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成部26は、夫々の画像100を樹脂フィルムFの幅方向に波状にずらしながら樹脂フィルムFに画像100を形成したが、特に波状にずらさなくてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成部26は、露光装置42によって像保持体36に形成される静電潜像の位置をずらすことで、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらしたが、例えば、画像形成部26が1個の場合には、搬送される樹脂フィルムFを波状に搬送することで、先の画像100Aに対して後の画像100Bを樹脂フィルムFの幅方向にずらしてもよい。
また、上記実施形態では、一の樹脂フィルムFに対して柔らかい他の樹脂フィルムFに画像を形成する場合には、他の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量を一の樹脂フィルムFを用いた際の画像のずらし量と比して大きくしたが、樹脂フィルムFの柔らかさについて予め決められた範囲内で段階的に分類し、その分類毎に、ずらし量を変えてもよい。
10 画像形成装置
26 画像形成部
28 巻取り軸(巻取り部の一例)
26 画像形成部
28 巻取り軸(巻取り部の一例)
Claims (5)
- 一方向に延びる長尺状の記録媒体に複数の画像を形成する場合に、先の画像に対して後の画像を前記記録媒体の幅方向にずらして形成する画像形成部と、
前記画像形成部で画像が形成された前記記録媒体を巻き取る巻取り部と、
を備える画像形成装置。 - 前記画像形成部は、複数の画像を波状にずらして記録媒体に形成する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の柔らかさに応じて、画像のずらし量を変化させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 一の記録媒体に対して柔らかい他の記録媒体に画像を形成する場合には、他の記録媒体を用いた際の画像のずらし量を一の記録媒体を用いた際の画像のずらし量と比して大きくする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成部は、前記一方向に搬送される記録媒体に画像を形成する請求項1から4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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JP2015153360A JP2017032817A (ja) | 2015-08-03 | 2015-08-03 | 画像形成装置 |
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2015
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190917 |