JP2017032523A - 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法 - Google Patents

光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017032523A
JP2017032523A JP2015155888A JP2015155888A JP2017032523A JP 2017032523 A JP2017032523 A JP 2017032523A JP 2015155888 A JP2015155888 A JP 2015155888A JP 2015155888 A JP2015155888 A JP 2015155888A JP 2017032523 A JP2017032523 A JP 2017032523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical glass
base material
glass base
unit
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015155888A
Other languages
English (en)
Inventor
康中 金光
Yasunaka Kanemitsu
康中 金光
稔 杉方
Minoru Sugikata
稔 杉方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohara Inc
Original Assignee
Ohara Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohara Inc filed Critical Ohara Inc
Priority to JP2015155888A priority Critical patent/JP2017032523A/ja
Publication of JP2017032523A publication Critical patent/JP2017032523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】光学ガラス母材の表面や内部の欠陥検査において、検査時間を迅速化して、検査結果のばらつきを低減し、高い品質の光学ガラス母材を得ること。【解決手段】光学ガラス母材欠陥検査装置は、所定の長さに切断された平板形状を有する光学ガラス母材を載置する検査ユニットを少なくとも有し、検査ユニットは、光学ガラス母材に対して、切断面とは異なる、表面と裏面との少なくとも何れか一方の面から光を照射する光源部と、光源部から照射された光により照射された光学ガラス母材を切断面から撮像する撮像部と、撮像部からの画像信号に基づいて光学ガラス母材の少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法に関するものである。
近年、光学機器やデジタルカメラだけでなく、携帯電話等にもカメラが搭載されるようになり、光学ガラス等からなるレンズ等の需要が年々大きくなってきている。このようなレンズ等を製造する元となる光学ガラス母材は、入射する像等を歪ませることなく透過させる必要がある。このため、光学ガラス母材には、高い品質、特に欠陥がなく、均一の屈折率等の光学特性を有することが要求される。このため、光学ガラス母材の製造、実用化にあたっては、光学ガラス母材内部と表面との少なくとも一方の欠陥の検出、評価等を行う必要がある。
なお、「欠陥」とは、光学ガラス母材の表面と内部との少なくとも一方において、例えば、泡、異物(混入物など)、傷、失透等をいう。さらに、「品質検査」とは、このような欠陥を検出し、その検出結果に基づいて品質を判定することをいう。
例えば、光学材料の内部状態を検査するため、例えば特許文献1に記載の方法が知られている。
特開2011−117951号公報
この検査方法では、被検体である光学材料を検査ごとに検査ユニットへ載置する必要がある。
現状では、光学ガラス母材の品質検査において、以下の(1)、(2)、(3)を満足することが強く望まれている。
(1)24時間、全数検査すること
(2)作業者による、抜き取り官能検査ではなく、全数を検査すること
(3)検査時間を迅速化すること、検査結果のばらつきを低減すること
これにより、検査結果の早期フィードバック、不良品流出防止、正確な検査結果による品質の向上、人件費低減が実現できる。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、光学ガラス母材の内部と表面との少なくとも一方に光を照射し、光学ガラス母材の外側から撮像することにより、光学ガラス母材の内部(表面及び裏面を含む)に存在する欠陥の有無を検出し、自動的に品質を判定(検査)できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のような装置及び方法を提供する。
なお、以下、光学ガラス母材に関して単に「内部」という場合でも、光学ガラス母材の表面、裏面、内部の少なくともいずれか一つを含むことを適宜意味する。
また、光学ガラス母材のうちでも、特に板状の母材の品質を検査することに適している。
具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)所定の長さに切断された平板形状を有する光学ガラス母材を載置する検査ユニットを少なくとも有し、
前記検査ユニットは、
前記光学ガラス母材に対して、切断面とは異なる、表面と裏面との少なくとも何れか一方の面から光を照射する光源部と、
前記光源部から照射された光により照射された前記光学ガラス母材を前記切断面から撮像する撮像部と、
前記撮像部からの画像信号に基づいて前記光学ガラス母材の少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御部と、を有することを特徴とする光学ガラス母材欠陥検査装置。
(2)さらに、ガラス母材製造ユニットのレヤーエンド部から送出された前記光学ガラス母材を所定の長さに切断する切断ユニットと、
前記切断ユニットから送出された前記光学ガラス母材を、送出される方向に対して所定角度だけ回転させる回転部を有する回転ユニットと、
前記回転ユニットから送出された前記光学ガラス母材を、ガラス送り部により前記検査ユニットへ搬送する搬送ユニットを有することを特徴とする(1)に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(3)前記検査ユニットは、前記光学ガラス母材の前記検査ユニット上の位置を検出し、出力信号を出力する到着感知センサを有することを特徴とする(1)または(2)に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(4)前記検査ユニットは、前記光源部を前記光学ガラス母材に対して相対的に移動する光源駆動部と、
前記光源部の移動に応じて前記撮像部を前記光学ガラス母材に対して相対的に移動する撮像用駆動部と、を有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(5)前記撮像部は、前記光源部により照射されている前記光学ガラス母材の前記切断面を所定の領域にわたって、走査し撮像することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(6)前記検査ユニットは、前記光学ガラス母材を覆うように配置された遮光部材を有することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(7)前記判定制御部により判定された欠陥に関する情報は、前記光学ガラス母材の製造に関連する装置へフィードバック可能であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(8)前記光源部は、電球、蛍光灯、発光ダイオード、レーザ光源のうちの何れか1つであり、射出する光は、紫外光、可視光、赤外光のうちの何れか1つであることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(9)さらに、前記検査ユニットに隣接して、欠陥検査が終了した前記光学ガラス母材を搬出する搬出ユニットを有することを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
(10)所定の長さに切断された平板形状を有する光学ガラス母材を検査する検査工程を少なくとも有し、
前記検査工程において、
前記光学ガラス母材に対して、切断面とは異なる、表面と裏面との少なくとも何れか一方の面から光を照射する光照射工程と、
照射された前記光学ガラス母材を前記切断面から撮像する撮像工程と、
前記撮像工程からの画像信号に基づいて前記光学ガラス母材の少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御工程と、を有することを特徴とする光学ガラス母材欠陥検査方法。
(11)前記検査工程の前に、前記光学ガラス母材を所定の長さに切断する切断工程を有することを特徴とする(10)に記載の光学ガラス母材欠陥検査方法。
本発明によれば、光学ガラスの母材の表面と内部との少なくともいずれか一方の欠陥を正確、迅速に全数検査できる光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法を提供することができる。
第1実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査装置の外観構成を示す図である。 第2実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査装置の上面図である。 (a)、(b)は、第2実施形態における切断ユニットの構成を示す斜視図である。 (a)、(b)は、第2実施形態に回転ユニットの構成を示す斜視図である。 第2実施形態における検査ユニットの構成を示す斜視図である。 第2実施形態における検査ユニットの照明部と撮像部との移動を示す斜視図である。 第3実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査方法を説明するフローチャートである。 (a)、(b)、(c)は、欠陥に対する異なるピントの画像を示す図、(d)、(e)は種々の欠陥マップを示す図である。
本実施形態の光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法の説明をする。なお、この実施形態によって本発明は限定されるものではない。これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えても、本発明の範囲を超えない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査装置100の外観構成を示す図である。光学ガラス母材欠陥検査装置100は、検査ユニット10を有する。検査する対象は、所定の長さLに切断された平板形状を有する光学ガラス母材GLである。光学ガラス母材GLは、予め他の切断ユニット(不図示)により所定の長さLに切断されている。これにより、平板形状の光学ガラス母材GLは、表面GLa、裏面GLb、2つの切断面GLcを有する。
外部の切断ユニット(不図示)で切断された光学ガラス母材GLをステージ19上に載置する。このとき、光学ガラス母材GLの一方の切断面GLcが底面となるようにステージ19上に載置する。不図示の作業者は、キーボード、タッチパネル等の入力部15を用いて、検査対象である光学ガラス母材GLの製品番号などのガラス情報を入力する。
検査ユニット10は、光学ガラス母材GLに対して、切断面GLcとは異なる、表面GLaと裏面GLbとの少なくとも何れか一方の面から光を照射する光源部11と、光源部11から照射された光により照射された光学ガラス母材GLを切断面GLcから撮像する撮像センサ13と、撮像センサ13からの画像信号に基づいて光学ガラス母材GLの少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御部16と、を有する。
検査ユニット10は、光源部11を光学ガラス母材GLに対して相対的に移動する光源駆動部12を有する。ここで、光源部11は、y方向に長いバータイプ(棒形状)である。光源駆動部12は、光源部11をz軸方向に移動させる。これにより、光学ガラス母材GLの表面GLaを全面にわたって、照明光により走査できる。
なお、バータイプの光源部11の代わりに、光学ガラス母材GLの表面GLaにわたって均一な照明強度で照明する光源を用いることもできる。このときは、光源部を駆動する光源駆動部は、不要である。
光源部11、電球、蛍光灯、発光ダイオード、レーザ光源のうちの何れか1つであることが望ましい。また、光源部11が射出する光は、紫外光、可視光、赤外光のうちの何れか1つあることが望ましい。これにより、光学ガラス母材GLの硝材に対して、適切な透過率を有する光で照明できる。
光源部11は、光学ガラス母材GLに対して、切断面GLcとは異なる、表面GLaと裏面GLbとの少なくとも何れか一方の面から光を照射する。撮像用駆動部14は、光源部11の移動に応じて撮像センサ13を光学ガラス母材GLに対して相対的に移動する。撮像センサ13は、光源部11から照射された光により照射された光学ガラス母材GLを切断面GLcから撮像する。
光源部11が、矢印z1方向に移動するとき、撮像用駆動部14は、撮像センサ13を光源部11の移動に応じて、矢印z2の方向へ移動させる。これにより、撮像センサ13は、照明された光学ガラス母材GL内部の異物を被写界深度内において撮像できる。これにより、光学ガラス母材GLの表面、内部の欠陥(泡・異物・失透等)を検出できる。
また、撮像センサの焦点合わせ機構は、固定焦点レンズに限られず、ズームレンズを用いることもできる。ここで、撮像用のレンズは単焦点又はズームレンズのオートフォーカスも適用可能である。また、撮像センサは、エリアセンサ、ラインセンサのいずれでも良い。
判定制御部16は、撮像センサ13からの画像信号に基づいて光学ガラス母材GLの少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する。判定結果は、例えば、第2実施形態で詳述するような異物のマッピング等であり、モニター17に表示される。また、検出結果のデータより光学ガラス母材GLに直接欠陥位置をマーキングする事も可能である。
本実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査装置100は、以下の効果を奏する。
(1)光学ガラス母材GLの表面状態に影響されることなく、高精度な検査を行うことができる。
(2)検査時間を迅速化することができる。
(3)人手による官能検査と異なるため、検査結果のばらつきを低減できる。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査装置200を上面から見た構成を示している。光学ガラス母材欠陥検査装置200は、切断ユニット20、回転ユニット30、搬送ユニット40、検査ユニット50、搬出ユニット60、収納箱70を有する。不図示の作業者は、キーボード、タッチパネル等の入力部15を用いて、検査対象である光学ガラス母材GLの製品番号などのガラス情報を入力する。
(切断ユニット)
次に、各ユニットに関して説明する。図3(a)、(b)は、第2実施形態における切断ユニット20の構成を示す斜視図である。
切断ユニット20は、不図示の光学ガラス母材製造ユニットのレヤーエンド部から送出された光学ガラス母材を所定の長さLに切断する。ここで、光学ガラス製造ユニットからは、板状の光学ガラス母材GLMが製造される。光学ガラス製造ユニットは、主として粉体からなるいわゆるバッチ原料、あるいはかかるバッチ原料をガラス化することにより得られたカレットをガラス原料として使用する。ガラス原料を熔融槽に投入し、ガラス組成による熔融性に応じて、熔融、清澄、攪拌した後、熔融槽に接続された流路から熔融ガラスを流路の先端から成形型上に連続的に流下させる。そして、熔融ガラスを、引き伸ばしながら板状に成形する。
図3(a)は、光学ガラス母材GLの表面GLaに対し、切り込み部分27を形成した状態を示している。切断ユニット20は、ガラス母材製造ユニットのレヤーエンド部から送出された光学ガラス母材GLMを所定の長さLに切断する。
切り込み駆動部22は、切り込み治具24を光学ガラス母材GLMに接触させる。切り込み治具24の先端部は、超硬合金製の部材で構成されている。これにより、表面GLaに直線状の切り込み部分27を形成する。
次に、エアーコンプレッサー21は、ノズル25から気体を切り込み部分27に射出する。光学ガラス母材GLMに押圧力を印加し、かつ、光学ガラス母材GLMの表面GLaと切り込み部分27において、表面部分の温度差による熱応力を同時に発生させる。これにより、光学ガラス母材GLMの切断を行う。切断された光学ガラス母材GLは、コンベア28により搬送される。
「押圧力」とは、外部的な押圧を加えることにより、光学ガラス母材GLMを分断させる力を指す。例えば、人的な力による押圧や、エアーコンプレッサー等による気体を圧縮させてからなる押圧や、シリンダーなどの機械的な押圧を用いる方法でも良い。
「熱応力」とは、光学ガラス母材GLMの表面GLaの温度と切り込み部分27の表面部分との温度の差異により生じた膨張・収縮を抑制しようとして生ずる熱変化を指す。光学ガラス母材GLMの切り込み部分27の周辺内部での温度差による収縮が発生することにより、光学ガラス母材GLMを分断することができる。
熱応力による光学ガラス母材GLMの表面GLaの温度と切り込み部分27の表面部分の温度の差異を生じさせる手段は、加熱手段を用いても、急冷手段を用いてもどちらでもよい。
なお、光学ガラス母材GLMの表面GLaの温度より、切り込み部分27の表面部分の温度が低いほうが好ましい。例えば、上述のようにエアーコンプレッサーなどによる圧縮空気による急冷や、冷却エアー発生器による急冷や、冷却水を接触させることによる急冷などの手段を用いることが好ましい。
加熱手段を用いる場合は、ガスバーナーや、ニクロム線を用いた抵抗加熱による加熱手段を用いることができる。
光学ガラス母材GLMの幅Wに対する切り込み部分27の長さW’の上限は、光学ガラス母材GLMの幅Wに対し、10%以下の長さであることが好ましい。さらに、光学ガラス母材GLMの幅Wに対する切り込み部分27の長さW’は、好ましくは10%以下、より好ましくは9%以下、最も好ましくは8%以下を上限とする。
一方で、光学ガラス母材GLMの幅Wに対する切り込み部分27の長さW’の下限は、光学ガラス母材GLMの幅Wに対し、3%以上の長さであることが好ましい。光学ガラス母材GLMの幅Wに対する切り込み部分27の長さW’は、好ましくは3%以上、より好ましくは3.5%以上、最も好ましくは4%以上を下限とする。
光学ガラス母材GLMの厚さDに対する切り込み部分27の深さの下限は、光学ガラス母材GLMの厚さDに対し、10%以上の深さであることが好ましい。光学ガラス母材GLMの厚さDに対する切り込み部分27の深さは、好ましくは10%以上、より好ましくは13%以上、最も好ましくは15%以上の深さを有していることが好ましい。
光学ガラス母材GLMの厚さDに対する切り込み部分27の深さの上限は、光学ガラス母材GLMの厚さDに対し、30%以下の深さであることが好ましい。光学ガラス母材GLMの厚さDに対する切り込み部分27の深さは、好ましくは30%以下、より好ましくは25%以下、最も好ましくは20%以下の深さを有していることが好ましい。
光学ガラス母材GLMの切り込み部分27の表面部分との温度とは、特に光学ガラス母材GLMの切り込み部分27の内部の温度を指す。
光学ガラス母材GLMの表面GLaの温度とは、特に光学ガラス母材GLMの表面GLaの切り込み部分27付近の外周面の温度を指す。
表面GLaと光学ガラス母材GLMの切り込み部分27の表面部分との温度差は、±8℃〜±80℃の範囲内であることが好ましい。温度差の下限値は、好ましくは±8℃以上、より好ましくは±10℃以上、最も好ましくは±15℃が好ましく、温度差の上限値は、好ましくは±80℃以下、より好ましくは±75℃以下、最も好ましくは±50℃以下が好ましい。
切断ユニット20によれば、作業者の技術レベルに左右されることなく、光学ガラス母材GLMを容易かつ低コストに切断することが可能となる。また、バリやカケの発生を著しく低減することができるため、後工程を必要としないと同時に切断ロスガラスの発生を大幅に低減できる。さらに、表面失透が存在せず、歪みがなく整った光学的に良好な状態で切断面GLc側からの内部検査が可能となる。
(回転ユニット)
図4(a)、(b)は、回転ユニット30の構成を示す斜視図である。回転ユニット30は、切断ユニット20から送出された光学ガラス母材GLを、送出される方向x1に対して所定角度、例えば90°だけ回転させる回転部を有する。
回転部は、チャック部32、移動部33を有する。コンベア31は、切断ユニット20で切断された光学ガラス母材GLを所定位置へ搬送する。以下の手順(a)〜(e)により光学ガラス母材GLを回転する。
(a)切断ユニット20で切断された光学ガラス母材GLの両側面をチャック部32ではさみ把持する。
(b)移動部33は、光学ガラス母材GLをz軸上方向へ持ち上げる。
(c)移動部33は、光学ガラス母材GLを搬送方向x1に対して90度回転する。
(d)回転後、移動部33は、光学ガラス母材GLをy軸方向へ移動させ、不図示のセンサにより切断面GLcの一辺を原点位置ORGに合わせる。
(e)位置合わせ後、上下移動部34は、光学ガラス母材GLをz軸下方向へ下げ、コンベア31上に載置する。
図4(b)は、搬送方向x1に対して90°回転して載置された光学ガラス母材GLを示す。
(搬送ユニット、検査ユニット、搬出ユニット)
図5は、検査ユニット50近傍の構成を示す斜視図である。搬送ユニット40は、回転ユニット30から送出された光学ガラス母材GLを、ガラス送り部である搬送ユニット40により検査ユニット50へ搬送する。検査ユニット50は、光学ガラス母材GLの検査ユニット50上の位置を検出し、出力信号を出力する到着感知センサ53を有する。到着感知センサ53からの出力信号により、光学ガラス母材GLは、検査ユニット50における検査位置へ搬送される。
検査ユニット50は、光学ガラス母材GLを切断面GLcから撮像する撮像センサ51a、51bを有する。撮像センサ51a、51bは、光学ガラス母材GLの2つの切断面GLcから撮像するように対向して配置されている。2つの撮像センサ51a、51bは、それぞれ照明・撮像センサ用x軸スライダ、撮像センサ用y軸スライダ、撮像センサ用z軸スライダにより、x軸方向、y軸方向、z軸方向へ移動可能である。
バータイプの照明部52a、52bは、それぞれ照明・撮像センサ用x軸スライダ、照明用y軸スライダにより、x軸方向、y軸方向へ移動可能である。
また、検査ユニット50は、アクリルカバーで覆われていることが望ましい。アクリルカバーの内側には、光学ガラス母材GLを覆うように配置された遮光部材が形成されている。これにより、検査時における防塵、迷光低減が達成できる。
図6は、検査ユニット50の撮像センサ51a、51b、照明部52a、52bの移動を示す斜視図である。図6において、照明部52a、52bの代わりに、照明領域54a’、54b’を用いて説明する。
照明領域54a’、54b’は、それぞれ軌跡58a、58bに示すように移動する。そして、撮像センサ51a、51bは、それぞれ軌跡59a、59bに示すように移動する。照明部52a、52bの移動と、撮像センサ51a、51bの移動とは、同期している。1回の走査により、光学ガラス母材GLの全面を照明できる。
また、光学ガラス母材GLの厚さDに対して、Δz単位で撮像センサ51a、51bを移動できる。この場合、1回走査した後、撮像センサ51a、51bのz軸方向の位置をΔzだけ上方向へ移動して、さらに、走査、撮像する。この工程を繰り返すことで、厚さDが大きい光学ガラス母材GLも検査できる。
図8(a)、(b)、(c)は、撮影された画像の種々のピント状態を示す。一番ピントがあった深さ(例えば、図8(c))のスキャンデータを検出結果とする。この結果、欠陥の大きさの測定精度が向上する。これにより、光学ガラス母材GLの表面GLa、内部の欠陥(泡・異物・失透等)を検出できる。
判定制御部16により判定された欠陥に関する情報は、光学ガラス母材GLの製造に関連する装置(不図示)へフィードバック可能であるように構成されている。
例えば、欠陥が大量に検出された場合は、工程異常発生として警報を上げ、関連部門へ即座に通知する事も可能である。
さらに、判定制御部16は、検出された欠陥の個数と大きさから予め定めたガラス内部品質規格に沿った合否判定を行う。そして、欠陥の大きさと個数、合否判定等をまとめた検査結果表、及び実際のスキャン画像から欠陥位置のマップ図を、品質検査結果として自動的に作成する。
図8(d)、(e)に示すように、検査結果を常時表示すること、グラフ化による時系列データも表示させること、検出された欠陥のマッピングデータをモニター17に常時表示することなどが可能である。また、検出結果のデータより光学ガラス母材GLに直接欠陥位置をマーキングする事も可能である。
検査を終了した光学ガラス母材GLは、搬出ユニット60(図5)により、コンベアにより搬出される。搬出された光学ガラス母材GLは、収納箱70(図2)に収納される。
以上述べたように、本実施形態によれば、24時間にわたって、全数検査が可能となる。さらに、内部品質の製造工程へ早期フィードバックができる。この結果、品質が向上した光学ガラス母材を製造できる。また、光学ガラス母材GLの搬送方向には、撮像センサ51a、51b、照明部52a、52bなどが存在しない。このため、光学ガラス母材GLの切断、検査の工程を円滑に行うことができる。
ここで、本明細書中において、フィードバックとは、ガラス母材の欠陥についてのモニタリング結果、及び場合によってはそれらを統計化したデータを検証し、ガラス母材の熔解段階における各種パラメータの調整に反映させることを意図している。
また、従来の抜き取り官能検査とは異なり、全数について確実な検査をできる。この結果、欠陥の見逃しによる品質不良流出を防止できる。加えて、人件費を削減でき、品質不良流出による検査者増員の必要がなくなる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る光学ガラス母材欠陥検査方法について説明する。図3は、本実施形態の手順を説明するフローチャートである。
図2及び図3を参照して、説明をする。ステップS101において、レヤーエンド部の作業者は、光学ガラス母材欠陥検査装置200のコンピュータ端末18に光学ガラス母材の情報(厚さ、製番等)を入力部15から入力する。入力には、例えばキーボード、タッチパネルを使用できる。
ステップS102において、切断ユニット20は、レヤーエンド部から搬送された光学ガラス母材GLを長さL単位で切断する。切断の単位は特に限定されるものではない。所定の単位の長さごとに検査することができる。
ステップS103において、回転ユニット30は、光学ガラス母材GLを搬送方向に対して90°回転する。
ステップS104において、到着感知センサ53からの出力信号に基づいて、光学ガラス母材GLを検査ユニット50へ搬送する。
ステップS105において、照明部52a、52bを照射位置へ駆動する。
ステップS106において、撮像センサ51a、51bは、照明された光学ガラス母材GLの切断面GLcから撮像する。
ステップS107において判定制御部16は、検査データに基づいて、欠陥の有無を判定する。
ステップS108において、作業者はモニター17上で検査結果を確認する。そして、搬出ユニット60へ送られた光学ガラス母材GLは、収納箱へ移動する。
ステップS109において、判定制御部16は、欠陥に関する情報を所定の判断基準に応じてフィードバックする。
このように、検査工程にて、検査者が検査しなければならない部分を、オンラインにて自動検査結果から確認する。また、検査工程にて、難易度の高い検査内容の部分のみ、検査員が目視で判定をしてもよい。
本実施形態によれば、24時間にわたって、全数検査が可能となる。さらに、内部品質の製造工程へ早期フィードバックができる。この結果、品質が向上した光学ガラス母材を製造できる。
また、従来の抜き取り官能検査とは異なり、全数について確実な検査をできる。この結果、欠陥の見逃しによる品質不良流出を防止できる。加えて、人件費を削減でき、品質不良流出による検査者増員の必要がなくなる。
以上のように、本発明にかかる光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法は、官能検査を不要として、全数を正確かつ迅速に検査する場合に有用である。
100、200 光学ガラス母材欠陥検査装置
10 検査ユニット
11 光源部
12 光源駆動部
13 撮像センサ
14 撮像用駆動部
15 入力部
16 判定制御部
17 モニター
18 コンピュータ
19 ステージ
GL、GLM 光学ガラス母材
GLa 表面
GLb 裏面
GLc 切断面
20 切断ユニット
21 エアーコンプレッサー
22 切り込み駆動部
23 制御部
24 切り込み治具
25 ノズル
27 切り込み部分
28 コンベア
30 回転ユニット
31 コンベア
32 チャック部
33 移動部
40 搬送ユニット
50 検査ユニット
51a、51b 撮像センサ
52a、52b 照明部
53 到着感知センサ
60 搬出ユニット
70 収納箱

Claims (11)

  1. 所定の長さに切断された平板形状を有する光学ガラス母材を載置する検査ユニットを少なくとも有し、
    前記検査ユニットは、
    前記光学ガラス母材に対して、切断面とは異なる、表面と裏面との少なくとも何れか一方の面から光を照射する光源部と、
    前記光源部から照射された光により照射された前記光学ガラス母材を前記切断面から撮像する撮像部と、
    前記撮像部からの画像信号に基づいて前記光学ガラス母材の少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御部と、を有することを特徴とする光学ガラス母材欠陥検査装置。
  2. さらに、光学ガラス母材製造ユニットのレヤーエンド部から送出された前記光学ガラス母材を所定の長さに切断する切断ユニットと、
    前記切断ユニットから送出された前記光学ガラス母材を、送出される方向に対して所定角度だけ回転させる回転部を有する回転ユニットと、
    前記回転ユニットから送出された前記光学ガラス母材を、ガラス送り部により前記検査ユニットへ搬送する搬送ユニットを有することを特徴とする請求項1に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  3. 前記検査ユニットは、前記光学ガラス母材の前記検査ユニット上の位置を検出し、出力信号を出力する到着感知センサを有することを特徴とする請求項1または2に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  4. 前記検査ユニットは、前記光源部を前記光学ガラス母材に対して相対的に移動する光源駆動部と、
    前記光源部の移動に応じて前記撮像部を前記光学ガラス母材に対して相対的に移動する撮像用駆動部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  5. 前記撮像部は、前記光源部により照射されている前記光学ガラス母材の前記切断面を所定の領域にわたって、走査し撮像することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  6. 前記検査ユニットは、前記光学ガラス母材を覆うように配置された遮光部材を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  7. 前記判定制御部により判定された欠陥に関する情報は、前記光学ガラス母材の製造に関連する装置へフィードバック可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  8. 前記光源部は、電球、蛍光灯、発光ダイオード、レーザ光源のうちの何れか1つであり、射出する光は、紫外光、可視光、赤外光のうちの何れか1つであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  9. さらに、前記検査ユニットに隣接して、欠陥検査が終了した前記光学ガラス母材を搬出する搬出ユニットを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学ガラス母材欠陥検査装置。
  10. 所定の長さに切断された平板形状を有する光学ガラス母材を検査する検査工程を少なくとも有し、
    前記検査工程において、
    前記光学ガラス母材に対して、切断面とは異なる、表面と裏面との少なくとも何れか一方の面から光を照射する光照射工程と、
    照射された前記光学ガラス母材を前記切断面から撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程からの画像信号に基づいて前記光学ガラス母材の少なくとも内部の欠陥に関する情報を判定する判定制御工程と、を有することを特徴とする光学ガラス母材欠陥検査方法。
  11. 前記検査工程の前に、前記光学ガラス母材を所定の長さに切断する切断工程を有することを特徴とする請求項10に記載の光学ガラス母材欠陥検査方法。
JP2015155888A 2015-08-06 2015-08-06 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法 Pending JP2017032523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155888A JP2017032523A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155888A JP2017032523A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017032523A true JP2017032523A (ja) 2017-02-09

Family

ID=57988659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015155888A Pending JP2017032523A (ja) 2015-08-06 2015-08-06 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017032523A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117871402A (zh) * 2022-09-11 2024-04-12 湖北季原检测科技有限公司 一种光学镜片检测装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103904A (ja) * 1993-10-04 1995-04-21 Asahi Glass Co Ltd 透光性物体内部の欠点検出方法
US20070003843A1 (en) * 2005-06-10 2007-01-04 Hoya Corporation Defect inspection method for a glass substrate for a mask blank, glass substrate for a mask blank, mask blank, exposure mask, method of producing a glass substrate for a mask blank, method of producing a mask blank, and method of producing an exposure mask
JP2012163358A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の端面撮像装置およびその撮像方法
WO2014027375A1 (ja) * 2012-08-13 2014-02-20 川崎重工業株式会社 板ガラスの検査ユニット及び製造設備
JP2014092373A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Ohara Inc 光学ガラス母材の自動品質検査装置及び光学ガラス母材の自動品質検査方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103904A (ja) * 1993-10-04 1995-04-21 Asahi Glass Co Ltd 透光性物体内部の欠点検出方法
US20070003843A1 (en) * 2005-06-10 2007-01-04 Hoya Corporation Defect inspection method for a glass substrate for a mask blank, glass substrate for a mask blank, mask blank, exposure mask, method of producing a glass substrate for a mask blank, method of producing a mask blank, and method of producing an exposure mask
JP2012163358A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板の端面撮像装置およびその撮像方法
WO2014027375A1 (ja) * 2012-08-13 2014-02-20 川崎重工業株式会社 板ガラスの検査ユニット及び製造設備
JP2014092373A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Ohara Inc 光学ガラス母材の自動品質検査装置及び光学ガラス母材の自動品質検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117871402A (zh) * 2022-09-11 2024-04-12 湖北季原检测科技有限公司 一种光学镜片检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI465711B (zh) 板玻璃缺陷檢測裝置、板玻璃製造方法、板玻璃物品、板玻璃良否判斷裝置以及板玻璃檢查方法
JP6033041B2 (ja) 光学ガラス母材の自動品質検査装置及び光学ガラス母材の自動品質検査方法
EP2005146B1 (en) Glazing inspection
TWI317422B (ja)
TW468043B (en) Stereo vision inspection system for transparent media
JP4934268B2 (ja) ガラス基板の切断面検査装置
CN101055256A (zh) 缺陷检查装置
CN1902474A (zh) 宝石中缺陷的检测
CN109827974B (zh) 一种树脂滤光片膜裂检测设备及检测方法
US20100245560A1 (en) Method and device for imaging a fragmentation pattern formed in a ply of toughened glass
TWI622764B (zh) 用於表面異物檢測的自動光學檢測系統
JP2018112411A (ja) ガラス板の検査方法及びその製造方法並びにガラス板の検査装置
JP2017090080A (ja) 検査装置
JP2017032523A (ja) 光学ガラス母材欠陥検査装置及び光学ガラス母材欠陥検査方法
CN110646432A (zh) 玻璃裂纹检查系统及方法
US20090201368A1 (en) Glazing inspection
JP2011203132A (ja) 外観検査装置
CN204479491U (zh) 显示屏背光板ccd影像传感器检测装置
CN105911725A (zh) 显示面板修复装置
JP2021056166A (ja) 検査装置、検査システム及び検査装置の検査方法
JPH07104287B2 (ja) 曲面を有する透明物体の微小欠点検査方法
JP2002340738A (ja) 光学部材検査装置
JP2009229326A (ja) レンズ欠陥検査装置
CN104677918B (zh) 显示屏背光板ccd影像传感器检测装置
KR20230078689A (ko) 유리판의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190603