JP2017032512A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017032512A
JP2017032512A JP2015155536A JP2015155536A JP2017032512A JP 2017032512 A JP2017032512 A JP 2017032512A JP 2015155536 A JP2015155536 A JP 2015155536A JP 2015155536 A JP2015155536 A JP 2015155536A JP 2017032512 A JP2017032512 A JP 2017032512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
semiconductor device
active
active electrode
multilayer wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015155536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6258899B2 (ja
Inventor
良幸 畑
Yoshiyuki Hata
良幸 畑
裕 野々村
Yutaka Nonomura
裕 野々村
明石 照久
Teruhisa Akashi
照久 明石
基弘 藤吉
Motohiro Fujiyoshi
基弘 藤吉
船橋 博文
Hirofumi Funahashi
博文 船橋
大村 義輝
Yoshiteru Omura
義輝 大村
貴裕 中山
Takahiro Nakayama
貴裕 中山
山口 宇唯
Takatada Yamaguchi
宇唯 山口
整 山田
Hitoshi Yamada
整 山田
田中 秀治
Shuji Tanaka
秀治 田中
真徳 室山
Masanori Muroyama
真徳 室山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Tohoku University NUC
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2015155536A priority Critical patent/JP6258899B2/ja
Publication of JP2017032512A publication Critical patent/JP2017032512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6258899B2 publication Critical patent/JP6258899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】多層配線層の上面近傍に配置された能動電極と多層配線層の内部に配置された接地電極を有する半導体装置において、能動電極と接地電極の間の寄生容量を低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する半導体装置は、半導体素子層と、半導体素子層の上部に形成された多層配線層と、多層配線層の上面近傍に配置されており、能動電位が入力される能動電極と、多層配線層の内部に配置されてり、接地電位に接続された接地電極と、多層配線層の内部で、能動電極と接地電極の間に配置されたフローティング電極を備えている。
【選択図】図1

Description

本明細書は、半導体装置に関する。
特許文献1に、半導体素子層と、半導体素子層の上部に形成された多層配線層と、多層配線層の上面近傍に配置されており、能動電位が入力される能動電極を備える半導体装置が開示されている。この半導体装置では、可動電極を備えるMEMS構造が能動電極に対向するように配置されており、能動電極と可動電極の間の静電容量の変化を検出することで、半導体装置の角速度を検出する。特許文献1の半導体装置では、能動電極と可動電極の間の静電容量を検出するために、能動電極に周期的に変動する能動電位が入力される。
特表2007−509346号公報
多層配線層の内部には、信号を伝える信号配線が形成されている。また、多層配線層の下方の半導体素子層には、ダイオードやトランジスタ等の各種の半導体素子が形成されている。このため、多層配線層の上面近傍に配置された能動電極に周期的に変動する能動電位が入力されると、内部ノイズとして、多層配線層の内部の信号配線や、半導体素子層の半導体素子の動作に影響を及ぼす。これを回避するためには、多層配線層の内部において、能動電極と信号配線および半導体素子の間を遮るように、接地電位に接続された接地電極を配置することが有効である。
しかしながら、多層配線層の上面近傍に能動電極を配置し、多層配線層の内部に接地電極を配置する場合、多層配線層の内部の信号配線にノイズを与えないように、能動電極と接地電極が近接して配置されるため、両者の間に寄生容量が生じる。能動電極と接地電極の間の寄生容量は、可能な限り小さいことが好ましい。能動電極と接地電極の間の絶縁層の誘電率をε、両者の対向面積をS、両者の間の距離をdとすると、両者の間の寄生容量Cは、C=εS/dで与えられる。従って、能動電極と接地電極の間の距離を大きくするほど、両者の間の寄生容量は小さくなる。このため、能動電極と接地電極は、可能な限り離して配置することが好ましい。しかしながら、能動電極が形成されている層と、接地電極が形成されている層を離すために、両者の間の絶縁体を厚く作製することは、加工が困難になることや、加工に長時間を要するため、絶縁体を厚く作製するには限りがある。一方で、多層配線層の内部で、能動電極が形成されている層と接地電極が形成されている層の間のメタル配線層において、導電体をすべて除去して絶縁体のみからなる領域を作製することも困難である。この場合、多層配線層を設計する際のデンシティルールを満たせず、作製時の仕上がり形状など製作に影響をおよぼす。以上のように、単純に能動電極と接地電極を離して配置することは困難である。
本明細書では、上記の課題を解決する。本明細書では、多層配線層の上面近傍に配置された能動電極と多層配線層の内部に配置された接地電極を有する半導体装置において、多層配線層を形成する際のデンシティルールを満たしつつ、能動電極と接地電極の間の寄生容量を低減することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する半導体装置は、半導体素子層と、半導体素子層の上部に形成された多層配線層と、多層配線層の上面近傍に配置されており、能動電位が入力される能動電極と、多層配線層の内部に配置されてり、接地電位に接続された接地電極と、多層配線層の内部で、能動電極と接地電極の間に配置されたフローティング電極を備えている。
上記の構成において、能動電極と接地電極の間の寄生容量Cは、能動電極とフローティング電極の間の寄生容量C1と、フローティング電極と接地電極の間の寄生容量C2の直列接続となる。以下では説明を分かりやすくするため、多層配線層において、接地電極が形成された層の直上の層にフローティング電極が形成されており、フローティング電極が形成された層の直上の層に能動電極が形成されており、能動電極とフローティング電極の対向面積とフローティング電極と接地電極の対向面積が同じであると仮定する。この場合、能動電極とフローティング電極の間の寄生容量C1は、両者の間の絶縁体の誘電率をε、両者の対向面積をS、両者の間の距離をdとすると、C1=εS/dで与えられる。また、フローティング電極と接地電極の間の寄生容量C2は、両者の間の絶縁体の誘電率をε、両者の対向面積をS、両者の間の距離をdとすると、C2=εS/dで与えられる。従って、能動電極と接地電極の間の寄生容量Cは、C=C1×C2/(C1+C2)=εS/2dとなり、能動電極と接地電極の間の絶縁体を厚くしたときと等価になり、接地電極が形成された層の直上の層に能動電極が形成されている場合に比べて、寄生容量を半減することができる。なおかつ、上記の構成では、能動電極が形成されている層と、接地電極が形成されている層の間に、フローティング電極が形成されている層が配置されるため、多層配線層を形成する際のデンシティルールを満たすことができる。上記の構成によれば、多層配線層のデンシティルールを満たしつつ、能動電極と接地電極の間の静電容量を低減することができる。なお、上記の構成において、能動電極は、多層配線層の内部で最上部の層に形成されていてもよいし、多層配線層の外部で多層配線層の上面に後から積層して形成されていてもよい。多層配線層の外部に能動電極を形成する場合、多層配線層の内部の導電体を他の信号配線等に活用することができる。また、LSIのデザインルールに縛られることなく、能動電極を設計することができる。
上記の半導体装置は、多層配線層の上面に対向して配置されたMEMS構造をさらに備えるように構成することができる。
上記の半導体装置は、能動電極とMEMS構造の間に静電引力を作用させてMEMS構造を変形させる、あるいは能動電極とMEMS構造の間の静電容量の変化からMEMS構造の変形を検出する、MEMS−LSI一体化デバイスとすることができる。前者において半導体装置はアクチュエータとしての機能を実現し、後者において半導体装置はセンサとしての機能を実現する。この場合、能動電極と接地電極の間の寄生容量は、センサやアクチュエータの寄生容量となる。半導体装置がセンサである場合、零点出力等の温度特性を向上し、かつ寄生容量に対するセンサ感度の比率を大きくするためには、寄生容量は可能な限り小さいことが好ましい。上記の構成によれば、能動電極と接地電極の間にフローティング電極が配置されているため、能動電極と接地電極の間の寄生容量を小さくすることができ、センサの寄生容量を小さくすることができる。このため、センサの精度を向上することができる。また、半導体装置がアクチュエータである場合、ドライブ負荷を低減するためには、寄生容量は可能な限り小さいことが好ましい。上記の構成によれば、能動電極と接地電極の間にフローティング電極が配置されているため、能動電極と接地電極の間の寄生容量を小さくすることができ、アクチュエータの寄生容量を小さくすることができる。このため、アクチュエータのドライブ負荷を低減することができる。
上記の半導体装置は、MEMS構造が接地電位に接続されているように構成することができる。
上記の構成では、MEMS構造が接地電位に維持されるため、MEMS構造が静電シールドとなり、多層配線層の能動電極や、多層配線層の内部の信号配線や、半導体素子層の半導体素子への、外部からのノイズの影響を低減することができる。
上記の半導体装置は、多層配線層の上面近傍に、互いに分離された複数の能動電極が配置されており、それぞれの能動電極に対応して、互いに分離された複数のフローティング電極が配置されているように構成することができる。
互いに分離された複数の能動電極が配置されている場合に、仮に単一のフローティング電極を配置する構成とすると、一つの能動電極と他の能動電極の間で、フローティング電極を介したクロストークが発生するおそれがある。上記の構成によれば、互いに分離された複数の能動電極のそれぞれに対応して互いに分離された複数のフローティング電極が配置されているため、一つの能動電極と他の能動電極の間での、フローティング電極を介したクロストークの発生を抑制することができる。半導体装置を、検知性能を向上するため差動容量検知式のセンサとした場合や、複数の能動電極をもったアクチュエータとした場合に、より動作を安定させることができる。
上記の半導体装置は、半導体装置を上方から平面視したときに、フローティング電極が能動電極と略同一形状であるように構成することができる。
上記の構成によれば、フローティング電極を必要以上に大きく形成することがないため、フローティング電極を作製する層に電源等の他の機能を持った信号配線を作製することができ、LSIの設計自由度が向上する。
上記の半導体装置は、半導体装置を上方から平面視したときに、接地電極が能動電極により覆われていない部分を備えているように構成することができる。
上記の構成によれば、能動電極からの漏れ電場が多層配線層の内部の信号配線や半導体素子層の半導体素子に及ぼす影響を確実に低減することができる。
上記の半導体装置は、半導体装置を上方から平面視したときに、複数のフローティング電極が縞状、メッシュ状または島状に配置されているように構成することができる。
能動電極と接地電極の間の寄生容量を低減するためには、多層配線層を形成する際のデンシティルールを満たしつつ、フローティング電極の面積を可能な限り小さくして、フローティング電極が形成されている層の絶縁層の面積を可能な限り大きくすることが好ましい。上記の構成によれば、能動電極と接地電極の間の寄生容量をさらに低減することができる。
上記の半導体装置は、多層配線層の内部で、能動電極とフローティング電極の間に配置されたドリブンシールド電極をさらに備えており、ドリブンシールド電極が、能動電極の能動電位に追従する電位が入力されるように構成されているように構成することができる。
上記の構成によれば、ドリブンシールド電極によって、能動電極と他の構成要素(例えば接地電極)との間の寄生容量をさらに低減することができる。この際に、ドリブンシールド電極の周期的な電位の変化は、その下方の接地電極により、その下方の多層配線層の信号配線や半導体素子層の半導体素子に影響を与えることがない。また、上記の構成によれば、フローティング電極によって、ドリブンシールド電極と接地電極の間の寄生容量を低減し、ドリブンシールド電極をドライブする負荷を低減することができる。
なお、上記の半導体装置では、フローティング電極を、能動電極の電気力線が及ぶ範囲に形状および面積を限定する、すなわち能動電極とほぼ同一形状とすることが好ましい。このようにすることで、フローティング電極を作製する多層配線層に他の機能を持った配線(例えば信号配線、接地電位配線、電源電位配線など)を引き回すことができ、LSIの配線レイアウトの設計自由度が増す。
上記の半導体装置では、フローティング電極を、能動電極(もしくはドリブンシールド電極)と接地電極の間で、複数層配置することができる。この場合、フローティング電極を一層配置する場合に比べて、さらに寄生容量を低減することができる。
実施例1の半導体装置2の概略の構成を示す縦断面図である。 図1のMEMS基板12について、II−II面から見た横断面図である。 図1のLSI基板8について、III−III面から見た上面図である。 実施例1の半導体装置2で使用するCV変換回路38の回路図である。 実施例1の半導体装置2で使用するCF変換回路54の回路図である。 実施例1の半導体装置2で使用するCF変換回路64の回路図である。 実施例1の半導体装置2のフローティング電極32の変形例を示す平面図である。 実施例1の半導体装置2のフローティング電極32の別の変形例を示す平面図である。 実施例1の半導体装置2のフローティング電極32のさらに別の変形例を示す平面図である。 実施例1の変形例の半導体装置2の概略の構成を示す縦断面図である。 実施例2の半導体装置102の概略の構成を示す縦断面図である。 実施例2の半導体装置102のドリブンシールド電極104の機能を説明する回路図である。 実施例3の半導体装置202の概略の構成を示す縦断面図である。 図13のLSI基板8について、XIV−XIV面から見た上面図である。 実施例3の変形例の半導体装置202の概略の構成を示す縦断面図である。 図15のLSI基板8について、XVI−XVI面から見た上面図である。 実施例3の別の変形例の半導体装置202の概略の構成を示す縦断面図である。 実施例4の半導体装置302の概略の構成を示す縦断面図である。 図18のMEMS基板12について、XIX−XIX面から見た横断面図である。 図18のLSI基板8について、XX−XX面から見た上面図である。 実施例5の半導体装置402の概略の構成を示す縦断面図である。 図21の第1導電層404について、XXII−XXII面から見た横断面図である。 図21の第2導電層408について、XXIII−XXIII面から見た横断面図である。 図21のLSI基板8について、XXIV−XXIV面から見た上面図である。 実施例5の半導体装置402の動作の例を示す縦断面図である。 実施例5の半導体装置402の動作の別の例を示す縦断面図である。 実施例6の半導体装置502の概略の構成を示す縦断面図である。 図27のMEMS基板12について、XXVIII−XXVIII面から見た横断面図である。 図27のLSI基板8について、XXIX−XXIX面から見た上面図である。 参考例の半導体装置2の概略の構成を示す縦断面図である。
(実施例1)
図1は、本実施例の半導体装置2の構成を模式的に示す縦断面図である。半導体装置2は、半導体素子層4と多層配線層6を備えるLSI基板8と、MEMS構造10を備えるMEMS基板12を備えている。半導体素子層4は、例えばシリコンからなる。多層配線層6は、半導体素子層4の上部に形成されている。MEMS基板12は、例えば導電性を付与されたシリコンからなる。MEMS基板12は、LSI基板8の上方に、多層配線層6と対向するように配置されている。
半導体素子層4の上面(図1の上方の面)には、ダイオードやトランジスタ等の複数の半導体素子14が形成されている。また、半導体素子層4には、半導体素子層4を上面から下面(図1の下方の面)まで貫通する複数の貫通電極16が形成されている。それぞれの貫通電極16は、半導体素子層4を上面から下面まで貫通する柱状のトレンチを形成し、トレンチ側面を絶縁膜によって覆い、導電性材料(例えば銅などの金属や、導電性を付与されたポリシリコンなど)を充填することによって形成されている。これによって、LSI基板8の上方をMEMS基板12によって覆っても、LSI基板8の裏面から、電源を供給したり、信号を取り出したりすることができる。
多層配線層6は、半導体素子層4の上面に、絶縁体18の積層および選択的な除去と、導電体20の積層を、交互に繰り返すことで形成されている。絶縁体18は例えば酸化シリコンである。導電体20は例えば銅やアルミニウムなどの金属である。多層配線層6の最上部は絶縁体18で覆われており、その上面には導電性材料(例えばアルミニウムなどの金属)からなる複数のパッド22が形成されている。多層配線層6の内部の導電体20によって信号配線21が形成されている。信号配線21によって、それぞれの半導体素子14や、それぞれの貫通電極16や、それぞれのパッド22の結線がなされ、LSIを構成している。
MEMS基板12のMEMS構造10は、例えば、薄膜部24と支持部26を備えるダイヤフラムである。図2に示すように、半導体装置2を上方から平面視したときに、薄膜部24は正方形状に形成されており、支持部26は薄膜部24を囲う正方形の枠形状に形成されている。薄膜部24と支持部26は、MEMS基板12を上面(図1の上方の面)から選択的に除去することによって形成されている。薄膜部24はMEMS構造10の可動電極として機能する。薄膜部24と支持部26は、継ぎ目なく一体的に形成されており、同電位に維持される。図1に示すように、支持部26は接地電位に接続されている。従って、MEMS構造10の薄膜部24と支持部26は、いずれも接地電位に維持される。このため、MEMS構造10が静電シールドとなり、LSI基板8内の信号配線や半導体素子14、後述する能動電極28への外部ノイズの影響を低減することができる。外部からのノイズの影響が小さい、MEMS−LSI一体化デバイスとすることができる。
LSI基板8の多層配線層6の内部で最上部にある導電体20には、能動電極28が形成されている。図3に示すように、半導体装置2を上方から平面視したときに、能動電極28は正方形状に形成されている。図1に示すように、能動電極28は、MEMS構造10の薄膜部24に対向して配置されている。能動電極28は、多層配線層6の導電体20から形成される能動電位配線23を介して、対応する半導体素子14に電気的に接続されている。
LSI基板8の多層配線層6の内部において、能動電極28よりも下方の層には、導電体20からなる接地電極30が配置されている。図3に示すように、半導体装置2を上方から平面視したときに、接地電極30は能動電極28とほぼ同じもしくは少し大きい正方形状に形成されている。接地電極30が能動電極28より少し大きく形成されている場合、接地電極30は、半導体装置2を上方から平面視したときに、能動電極28によって覆われていない部分を備えている。図1に示すように、接地電極30は、能動電極28と、多層配線層6の信号配線21および半導体素子層4の半導体素子14の間を遮るように配置されている。接地電極30は、多層配線層6の内部の導電体20から形成される接地電位配線25を介して、対応する半導体素子14に電気的に接続されている。
LSI基板8の多層配線層6の内部において、能動電極28よりも下方であって、接地電極30よりも上方の層には、導電体20からなるフローティング電極32が配置されている。図3に示すように、半導体装置2を上方から平面視したときに、フローティング電極32は、能動電極28とほぼ同じもしくは少し大きい正方形状に形成されている。フローティング電極32が能動電極28より少し大きく形成されている場合、フローティング電極32は、半導体装置2を上方から平面視したときに、能動電極28によって覆われていない部分を備えている。図1に示すように、フローティング電極32は、能動電極28と接地電極30の間を遮るように配置されている。フローティング電極32は、能動電極28や接地電極30とは異なり、いずれの半導体素子14とも電気的に接続されていない。
LSI基板8の多層配線層6の上面には接合部材34が形成されており、MEMS基板12の下面には接合部材34に対応する接合部材36が形成されている。接合部材34と接合部材36が接合することによって、LSI基板8とMEMS基板12は互いに対して固定されている。図3に示すように、接合部材34は、正方形の枠形状に形成されている。図1に示すように、接合部材34および接合部材36は、MEMS構造10の薄膜部24や、LSI基板8のパッド22、能動電極28などを囲うように配置されている。
半導体装置2の動作について説明する。MEMS構造10の薄膜部24が外部からの圧力や力等を受けて変形すると、可動電極である薄膜部24と固定電極である能動電極28の間の距離が変化し、これによって薄膜部24と能動電極28の間の静電容量が変化する。この静電容量の変化を検出することによって、薄膜部24の変形量を検出することができる。
薄膜部24と能動電極28の間の静電容量は、種々の方式によって検出することができる。例えば、図4に示すCV変換回路38を用いて、薄膜部24と能動電極28の間の静電容量を検出してもよい。CV変換回路38では、検出対象である薄膜部24と能動電極28の間の静電容量は、キャパシタ40で表されている。キャパシタ40の薄膜部24に対応する電極は、接地電位に接続されている。キャパシタ40の能動電極28に対応する電極は、スイッチ42を介して電源電位に接続されている。さらに、キャパシタ40の能動電極28に対応する電極は、スイッチ44と抵抗器46の直列回路を介してオペアンプ48の反転入力に接続されている。オペアンプ48の非反転入力は接地電位に接続されている。オペアンプ48の出力は、スイッチ50とキャパシタ52の並列回路を介してオペアンプ48の反転入力に接続されている。図4に示すCV変換回路38では、スイッチ42とスイッチ44のオン/オフを繰り返したときのオペアンプ48の出力電圧の振幅から、キャパシタ40の静電容量を算出することができる。
あるいは、図5に示すCF変換回路54を用いて、薄膜部24と能動電極28の間の静電容量を検出してもよい。CF変換回路54では、検出対象である薄膜部24と能動電極28の間の静電容量は、キャパシタ56で表されている。キャパシタ56の薄膜部24に対応する電極は、接地電位に接続されている。キャパシタ56の能動電極28に対応する電極は、シュミットトリガ回路58の入力に接続されている。シュミットトリガ回路58の出力は、バッファ回路60の入力に接続されているとともに、抵抗器62を介してシュミットトリガ回路58の入力に接続されている。図5に示すCF変換回路54では、バッファ回路60の出力電圧の周波数から、キャパシタ56の静電容量を算出することができる。
あるいは、図6に示すCF変換回路64を用いて、薄膜部24と能動電極28の間の静電容量を検出してもよい。CF変換回路64では、検出対象である薄膜部24と能動電極28の間の静電容量は、キャパシタ66で表されている。キャパシタ66の薄膜部24に対応する電極は、接地電位に接続されている。キャパシタ66の能動電極28に対応する電極は、シュミットトリガ回路68の入力に接続されている。また、キャパシタ66の能動電極28に対応する電極には、スイッチ70が接続されている。スイッチ70は、キャパシタ66の能動電極28に対応する電極が、定電流源72を介して電源電位に接続される状態と、定電流源74を介して接地電位に接続される状態の間で切り換わる。シュミットトリガ回路68の出力は、バッファ回路76の入力に接続されている。バッファ回路76の出力は、バッファ回路78の入力に接続されている。バッファ回路78の出力は、バッファ回路80の入力に接続されているとともに、スイッチ70の制御入力に接続されている。バッファ回路80の出力は、バッファ回路82の入力に接続されている。図6に示すCF変換回路64では、バッファ回路82の出力電圧の周波数から、キャパシタ66の静電容量を算出することができる。
上記のように薄膜部24と能動電極28の間の静電容量を検出する際には、能動電極28の電位(以下では能動電位ともいう)が周期的に変動する。この能動電極28における能動電位の変動により発生するノイズに、多層配線層6の信号配線21や半導体素子層4の半導体素子14が曝されると、半導体装置2の動作に悪影響を及ぼす。本実施例の半導体装置2では、能動電極28と、信号配線21および半導体素子14の間を遮るように、接地電極30が配置されている。このような構成とすることによって、能動電極28における能動電位の変動が、信号配線21および半導体素子14の動作に影響を及ぼすことを抑制することができる。また、半導体装置を上から平面視したとき接地電極が能動電極により覆われていない部分を備えているときは、能動電極の漏れ電場が信号配線21および半導体素子14の動作に影響を及ぼすことも抑制できる。
上記の半導体装置2では、能動電極28と接地電極30が対向して配置されることになるため、能動電極28と接地電極30の間に寄生容量が生じる。寄生容量はセンサの零点に関係し、寄生容量の大きいセンサは温度変動による零点ドリフトも大きく、精度が低下する。さらに、能動電極28と薄膜部24の間の静電容量の変化分(センサ感度)を精度よく検知するためには、センサ感度/寄生容量を大きくする必要がある。従って、精度よく圧力、力等の物理量を検知するためには、能動電極28と接地電極30の間の寄生容量は、可能な限り小さくすることが好ましい。能動電極28と接地電極30の間の寄生容量を小さくするためには、両者の間の距離を可能な限り離して配置することが好ましい。しかしながら、多層配線層6において、能動電極28と接地電極30の間の絶縁体18の厚さを大きくすると、加工が困難になることや、長い加工時間を要する。また、図30に示すように、能動電極28と接地電極30の間の多層配線層6において導電体20を全て除去し、絶縁体18のみからなる層を配置すると、多層配線層6を設計する際のデンシティルールを満たせず、加工が困難になることや作製時の仕上がり形状に影響を及ぼす。
そこで、本実施例の半導体装置2では、能動電極28と接地電極30の間を遮るように、フローティング電極32が配置されている。このような構成とすることによって、多層配線層6のデンシティルールを満たしつつ、能動電極28と接地電極30の間の絶縁体の厚さを厚くしたときと同様に寄生容量を低減することができる。また、フローティング電極32と能動電極28をほぼ同一形状とすることで、フローティング電極32を作製する層に信号配線や電源等の他の機能をもった配線を作製することができ、LSIの設計自由度が向上する。
本実施例の半導体装置2では、MEMS構造10が接地電位に維持されている。これによって、外部からのノイズの影響を低減することができる。また、本実施例の半導体装置2では、能動電極28の下方に接地電極30が配置されている。これによって、能動電極28における能動電位の変動が、多層配線層6の信号配線21や半導体素子層4の半導体素子14に与える影響を低減することができる。さらに、本実施例の半導体装置2では、能動電極28と接地電極30の間にフローティング電極32が配置されている。これによって、能動電極28と接地電極30の間の寄生容量を低減することができ、温度変動による零点ドリフトを低減し、センサ感度/寄生容量を大きくすることができる。精度のよいMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
(実施例1の変形例)
図1に示す半導体装置2では、フローティング電極32が、半導体装置2を上方から平面視したときに、正方形状に形成された導電体20により構成されている。これとは異なり、例えば図7に示すように、フローティング電極32が、半導体装置2を上方から平面視したときに、平行な縞状に配置された複数の導電体20により構成されていてもよい。あるいは、図8に示すように、フローティング電極32が、半導体装置2を上方から平面視したときに、メッシュ形状に形成された導電体20により構成されていてもよい。あるいは、図9に示すように、フローティング電極32が、半導体装置2を上方から平面視したときに、矩形の島状に配置された複数の導電体20により構成されていてもよい。フローティング電極の面積をデンシティルールを満たす範囲で可能なかぎり小さくすることで絶縁体の面積を可能な限り大きくでき、さらに寄生容量を低減できる。
図1の半導体装置2では、フローティング電極32が、多層配線層6の単一の層に形成された導電体20により構成されている。これとは異なり、例えば図10に示すように、フローティング電極32が、多層配線層6の複数の層に形成された導電体20により構成されていてもよい。フローティング電極32を多層配線層6の複数の層に形成された導電体20により構成することによって、能動電極28と接地電極30の間の絶縁体をさらに厚く作製したときと等価になり、これによって能動電極28と接地電極30の間の寄生容量をさらに低減することができる。このため、さらに精度のよいセンサとすることができる。
(実施例2)
以下では図11を参照しながら、実施例2の半導体装置102について、実施例1の半導体装置2と相違する点について説明する。なお、実施例2の半導体装置102について、実施例1の半導体装置2と共通する点については、詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体装置102では、LSI基板8の多層配線層6の内部において、能動電極28よりも下方であって、フローティング電極32よりも上方の層に、導電体20からなるドリブンシールド電極104が配置されている。ドリブンシールド電極104は、半導体装置102を上方から平面視したときに、フローティング電極32とほぼ同じ大きさの、正方形状に形成されている。ドリブンシールド電極104は、能動電極28と接地電極30の間を遮るように配置されている。ドリブンシールド電極104は、多層配線層6の内部の導電体20からなるドライブ配線27を介して、対応する半導体素子14に電気的に接続されている。
図12は、能動電極28と、ドリブンシールド電極104と、フローティング電極32と、接地電極30の回路構成を示している。能動電極28には、能動電位が入力される。接地電極30は、接地電位に接続されている。ドリブンシールド電極104は、コンパレータ106の反転入力に接続されている。コンパレータ106の出力は、コンパレータ106の反転入力に接続されている。また、コンパレータ106の非反転入力は、能動電極28に接続されている。このような回路となるように、半導体装置102のLSI基板8は構成されている。
図12に示す回路構成において、能動電極28の能動電位が変動すると、コンパレータ106によって、ドリブンシールド電極104の電位は能動電位に追従して変動し、能動電極28とドリブンシールド電極104の間の電位差がほぼゼロに維持される。これにより、能動電極28と他の構成要素(例えば接地電極30)との間の寄生容量が低減される。これにより、MEMS構造10と一体化したときに、温度変動による零点ドリフトを低減し、センサ感度/寄生容量を大きくすることができる。また、フローティング電極32がドリブンシールド電極104と接地電極30の間に配置されているため、ドリブンシールド電極104と接地電極30の間の寄生容量を小さくして、ドリブンシールド電極104のドライブ負荷を小さくすることができる。
(実施例3)
以下では図13、図14を参照しながら、実施例3の半導体装置202について、実施例1の半導体装置2と相違する点について説明する。なお、実施例3の半導体装置202について、実施例1の半導体装置2と共通する点については、詳細な説明を省略する。
半導体装置202では、能動電極204が、LSI基板8の多層配線層6の内部ではなく、多層配線層6の上面に配置されている。能動電極204は、多層配線層6の上面に、LSI完成後に、導電体206を積層して選択的に除去することで形成されている。導電体206は、例えばアルミニウムやチタンや金などの金属からなる。能動電極204は、多層配線層6の上面に形成された導電性材料(例えばアルミニウムやチタンや金などの金属)からなる配線208を介して、多層配線層6の上面に形成されたパッド22に電気的に接続されている。すなわち、能動電極204は、多層配線層6の上部の配線208、パッド22、多層配線層6の内部の能動電位配線23を介して、対応する半導体素子14に電気的に接続される。
半導体装置202では、フローティング電極32が、多層配線層6の内部において最上部に配置された導電体20により構成されている。また、半導体装置202では、接地電極30がフローティング電極32の直下に配置された導電体20により構成されている。
本実施例の半導体装置202では、能動電極204と、多層配線層6の信号配線21および半導体素子層4の半導体素子14の間を遮るように、接地電極30が配置されている。このような構成とすることによって、能動電極204における能動電位の変動が、信号配線21および半導体素子14の動作に影響を及ぼすことを防止することができる。
本実施例の半導体装置202では、能動電極204と接地電極30の間を遮るように、フローティング電極32が配置されている。このような構成とすることによって、多層配線層6のデンシティルールを満たしつつ、能動電極204と接地電極30の間の寄生容量を低減することができる。このため、寄生容量が小さくセンサ精度のよいMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。また、多層配線層6の外部に能動電極204が配置されているため、実施例1,2に比べて、多層配線層6の1層分の導電体20を信号配線21等として活用することができる。さらに、能動電極204をデンシティルール等のデザインルールに左右されずに設計することができる。また、能動電極204の厚みを調整することで、接合部材34および接合部材36の高さを変えずに、薄膜部24と能動電極204の間の距離を調整することができる。センサ感度等を自在に設計することができる。
(実施例3の変形例)
図13、図14に示す半導体装置202では、MEMS基板12が、多層配線層6の導電体20を介さずに接地電位に接続されている。これとは異なり、例えば図15、図16に示すように、MEMS基板12が、多層配線層6の内部に形成された導電体20からなる接地電位配線25と、パッド22と、多層配線層6の上面に形成された導電性材料(例えばアルミニウムやチタンや金などの金属)からなる配線210と、導電性材料(例えば銅や金などの金属やCn−Snといった合金)からなる接合部材34および接合部材36によって、半導体素子層4から提供される接地電位に電気的に接続されるように構成してもよい。このようにすることで、MEMS構造10を外部で接地電位に接続しなくても、MEMS構造10に接地電位を与えることができる。また、LSI基板8とMEMS基板12の接地電位のレベルが近くなるため、より安定したセンシングを実現することができる。より性能のよいMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
図15、図16に示す半導体装置202では、能動電極204および配線208、210が、多層配線層6の上面に直接的に積層して形成されている。これとは異なり、例えば図17に示すように、多層配線層6の上面に、別の絶縁層212を積層しておいて、その絶縁層212の上面に能動電極204および配線208、210を積層してもよい。絶縁層212は、例えば酸化シリコンである。絶縁層212は、多層配線層6の上面において、パッド22が形成されていない箇所に積層されている。絶縁層212の成膜にはLSI基板8の反りや製造プロセス上膜厚に限りはあるものの、このような構成とすることによって、能動電極204と接地電極30の間をより離すことができ、フローティング電極32の効果と併せて、能動電極204と接地電極30の間の寄生容量をさらに低減させることができる。このため、より寄生容量が小さく、温度特性等が良好な、精度に優れたMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
(実施例4)
以下では図18、図19および図20を参照しながら、実施例4の半導体装置302について、実施例1の半導体装置2と相違する点について説明する。なお、実施例4の半導体装置302について、実施例1の半導体装置2と共通する点については、詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体装置302では、MEMS基板12のMEMS構造10が、可動容易な薄膜部24からなる可動電極部と、可動困難な参照電極部29により構成されている。また、本実施例の半導体装置302では、多層配線層6の内部に単一の能動電極を形成する代わりに、薄膜部24に対向するように配置される第1能動電極304と、参照電極部29に対向するように配置される第2能動電極306が形成されている。第1能動電極304と第2能動電極306は、いずれも多層配線層6の内部の最上部に形成されている導電体20から構成されており、互いに分離して配置されている。また、本実施例の半導体装置302では、多層配線層6の内部に単一のフローティング電極を形成する代わりに、第1能動電極304と接地電極30の間を遮るように配置される第1フローティング電極308と、第2能動電極306と接地電極30の間を遮るように配置される第2フローティング電極310が形成されている。第1フローティング電極308と第2フローティング電極310は、いずれも多層配線層6の内部で同じ層に形成されている導電体20から構成されており、互いに分離して配置されている。
本実施例の半導体装置302では、薄膜部24と第1能動電極304の間で検出される静電容量から、参照電極部29と第2能動電極306の間で検出される静電容量を差し引くことで、それぞれの寄生容量が相殺されて、薄膜部24の変形に起因する薄膜部24と第1能動電極304の間の静電容量の変化量のみを抽出しやすくなる。また、温度変動による基板の反り等によって、第1能動電極304と接地電極30の間の寄生容量と第2能動電極306と接地電極30の間の寄生容量に差が生じても、第1フローティング電極308と第2フローティング電極310によってそれぞれの寄生容量が小さくなっているので、両者の寄生容量の差を小さくすることができ、影響を小さくすることができる。
上記のように第1能動電極304と第2能動電極306をそれぞれ配置する構成では、仮に接地電極30との間に配置するフローティング電極を単一のものとすると、フローティング電極を介して第1能動電極304と第2能動電極306の間でクロストークが発生する。そこで、本実施例の半導体装置302では、第1能動電極304に対応する第1フローティング電極308と、第2能動電極306に対応する第2フローティング電極310を、それぞれ別個に配置している。このような構成とすることによって、フローティング電極を介して第1能動電極304と第2能動電極306の間でクロストークが発生することを抑制することができる。また、本実施例の半導体装置302では、MEMS構造10に参照電極部29を形成し、可動電極部である薄膜部24に関して検出される静電容量から参照電極部29に関して検出される静電容量を差し引くことで、静電容量の変化量を主に検出することができる。また、LSI基板8の反り等によって静電容量差が発生しても、第1フローティング電極308と第2フローティング電極310によってそれぞれの寄生容量が小さくなっているので、両者の寄生容量の差を小さくすることができ、影響を小さくすることができる。さらに、多層配線層6の内部でフローティング電極を第1フローティング電極308と第2フローティング電極310に分割することで、クロストークの発生を抑制することができる。以上から、より精度の良いMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
(実施例5)
以下では図21、図22、図23および図24を参照しながら、実施例5の半導体装置402について、実施例1の半導体装置2と相違する点について説明する。なお、実施例5の半導体装置402について、実施例1の半導体装置2と共通する点については、詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体装置402では、MEMS基板12が、導電性のシリコンからなる第1導電層404と、絶縁性の酸化シリコンからなる絶縁層406と、導電性のシリコンからなる第2導電層408が順に積層された、SOI(Silicon on Insulator)基板から構成されている。MEMS基板12には、以下に説明するようなMEMS構造10が形成されている。
第1導電層404には、突起部410と、薄膜部412と、支持部414が形成されている。半導体装置402を上方から平面視したときに、突起部410は正方形状に形成されており、薄膜部412は突起部410を囲う正方形の枠形状に形成されており、支持部414は薄膜部412を囲う正方形の枠形状に形成されている。突起部410、薄膜部412および支持部414は、第1導電層404を上面(図21の上方の面)から選択的に除去することによって形成されている。突起部410、薄膜部412および支持部414は、継ぎ目なく一体的に形成されており、同電位に維持される。支持部414は接地電位に接続されている。従って、突起部410、薄膜部412および支持部414は、いずれも接地電位に維持される。
図23に示すように、第2導電層408には、可動板416と、4つのシーソー電極418、420、422、424と、支持部426が形成されている。図21に示すように、可動板416は、絶縁層406を介して、第1導電層404の突起部410に固定されている。シーソー電極418、420、422、424は、第2導電層408との間の絶縁層406が除去されており、後述するねじり梁418b、418c、420b、420c、422b、422c、424b、424cを回転軸として回転可能である。支持部426は、絶縁層406を介して、第1導電層404の支持部414に固定されている。
図23に示すように、シーソー電極418とシーソー電極420は、X方向(図23の左右方向)に関して、可動板416を間に挟むように配置されている。シーソー電極418と可動板416は、X方向に沿う支持梁418aによって連結されている。シーソー電極418は、Y方向(図23の上下方向)に沿う2つのねじり梁418b、418cを介して、支持部426に連結されている。2つのねじり梁418b、418cは、Y方向に関して、シーソー電極418を挟むように配置されている。シーソー電極420と可動板416は、X方向に沿う支持梁420aによって連結されている。シーソー電極420は、Y方向に沿う2つのねじり梁420b、420cを介して、支持部426に連結されている。2つのねじり梁420b、420cは、Y方向に関して、シーソー電極420を挟むように配置されている。
シーソー電極422とシーソー電極424は、Y方向に関して、可動板416を間に挟むように配置されている。シーソー電極422と可動板416は、Y方向に沿う支持梁422aによって連結されている。シーソー電極422は、X方向に沿う2つのねじり梁422b、422cを介して、支持部426に連結されている。2つのねじり梁422b、422cは、X方向に関して、シーソー電極422を挟むように配置されている。シーソー電極424と可動板416は、Y方向に沿う支持梁424aによって連結されている。シーソー電極424は、X方向に沿う2つのねじり梁424b、424cを介して、支持部426に連結されている。2つのねじり梁424b、424cは、X方向に関して、シーソー電極424を挟むように配置されている。
可動板416と、シーソー電極418、420、422、424と、支持部426と、支持梁418a、420a、422a、424aと、ねじり梁418b、418c、420b、420c、422b、422c、424b、424cは、継ぎ目なく一体的に形成されており、同電位に維持される。また、支持部426は、絶縁層406を貫通する貫通電極428を介して、第1導電層404の支持部414と電気的に接続されている。このため、可動板416と、シーソー電極418、420、422、424と、支持部426と、支持梁418a、420a、422a、424aと、ねじり梁418b、418c、420b、420c、422b、422c、424b、424cは、いずれも接地電位に維持される。
本実施例の半導体装置402では、シーソー電極418、420は、Y軸周りに傾動し、シーソー電極422、424は、X軸周りに傾動する。また、可動板416は、突起部410の下面(図21の下方の面)の変位および傾動に追従して変位および傾動する。可動板416とシーソー電極418、420、422、424は、支持梁418a、420a、422a、424aで連結されているので、可動板416の変位または傾動に応じて、シーソー電極418、420、422、424が傾動する。
例えば図25に示すように、突起部410の上面(図25の上方の面)にZ方向(図25の上下方向)の力Fzが作用すると、可動板416はZ方向に変位する。これに応じて、シーソー電極418はY軸周りに正の方向に傾動し、シーソー電極420はY軸周りに負の方向に傾動する。同様に、シーソー電極422はX軸周りに正の方向に傾動し、シーソー電極424はX軸周りに負の方向に傾動する。
また、例えば図26に示すように、突起部410の上面(図26の上方の面)にX方向の力Fxが作用すると、可動板416はY軸周りに正の方向に傾動する。これに応じて、シーソー電極418はY軸周りに負の方向に傾動し、シーソー電極420はY軸周りに負の方向に傾動する。この場合、シーソー電極422、424は傾動しない。
上記のように、本実施例の半導体装置402では、突起部410の上面に作用する力の方向に応じて、シーソー電極418、420、422、424の傾動の態様が変化する。従って、シーソー電極418、420、422、424の傾動をそれぞれ検出し、それらの検出量を組み合わせることによって、突起部410の上面に作用するX、YおよびZ軸方向の力をそれぞれ検出することができる。
本実施例の半導体装置402では、多層配線層6の内部の最上部の導電体20に、シーソー電極418に対応して、第1能動電極430aと第2能動電極430bが形成されている。第1能動電極430aは、シーソー電極418の一方の端部(図21の左側の端部)に対向して配置されている。第2能動電極430bは、シーソー電極418の他法の端部(図21の右側の端部)に対向して配置されている。第1能動電極430aとシーソー電極418の間の静電容量から、第2能動電極430bとシーソー電極418の間の静電容量を差し引くことで、シーソー電極418の傾動を差動容量検知により検出することができる。また、第1能動電極430aと接地電極30の間には、第1フローティング電極432aが配置されており、第2能動電極430bと接地電極30の間には、第2フローティング電極432bが配置されている。これにより、第1能動電極430aと接地電極30の間の寄生容量、および第2能動電極430bと接地電極30の間の寄生容量を低減することができる。
同様に、本実施例の半導体装置402では、多層配線層6の内部の最上部の導電体20に、シーソー電極420に対応して、第1能動電極434aと第2能動電極434bが配置されている。さらに、第1能動電極434aと第2能動電極434bに対応して、第1フローティング電極436aと第2フローティング電極436bが配置されている。同様に、図24に示すように、多層配線層6の内部の最上部の導電体20に、シーソー電極422に対応して、第1能動電極438aと第2能動電極438bが配置されている。さらに、第1能動電極438aと第2能動電極438bに対応して、第1フローティング電極440aと第2フローティング電極440bが配置されている。さらに、多層配線層6の内部の最上部の導電体20に、シーソー電極424に対応して、第1能動電極442aと第2能動電極442bが配置されている。さらに、第1能動電極442aと第2能動電極442bに対応して、第1フローティング電極444aと第2フローティング電極444bが配置されている。このような構成とすることによって、シーソー電極420、422、424の傾動をそれぞれ差動容量検知により検出することができるとともに、それぞれの第1能動電極と接地電極30の間の寄生容量、およびそれぞれの第2能動電極と接地電極30の間の寄生容量を低減することができる。
本実施例の半導体装置402では、それぞれのシーソー電極418、420、422、424に関して、対応する第1能動電極430a、434a、438a、442aと第2能動電極430b、434b、438b、442bとの間でのそれぞれの静電容量を差し引くことで、差動容量検知をすることができる。この際、それぞれの寄生容量成分が差し引かれて、差動容量変化のみを抽出しやすくなる。センサ感度/寄生容量を大きくすることができる。また、温度変動などの要因で、LSI基板8に反りが生じることで、第1能動電極430a、434a、438a、442aと第2能動電極430b、434b、438b、442bに寄生容量差が発生しても、第1フローティング電極432a、436a、440a、444aと第2フローティング電極432b、436b、440b、444bによって寄生容量が小さくされているので、発生する寄生容量差を小さくすることができる。このため、零点変動が小さく、精度の良いMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
また、本実施例の半導体装置402では、第1能動電極430a、434a、438a、442aと第2能動電極430b、434b、438b、442bのそれぞれに対応して、互いに分離して配置された第1フローティング電極432a、436a、440a、444aと第2フローティング電極432b、436b、440b、444bを備えている。これによって、第1能動電極430a、434a、438a、442aと第2能動電極430b、434b、438b、442bの間で、フローティング電極を介してクロストークが発生することを防ぐことができる。
なお、図21に示すように、本実施例の半導体装置402では、多層配線層6において可動板416に対向する箇所には能動電極やフローティング電極が形成されておらず、代わりに、多層配線層6の最上部まで接地電位に維持された導電体20が配置されている。このような構成とすることによって、それぞれのシーソー電極418、420、422、424に対応する第1能動電極と第2能動電極の間でのクロストークの発生を抑制することができる。また、可動板416も接地電位のため、可動板416とLSI基板8の間に静電容量が発生しない。このため、可動板416の動作の影響が小さい。さらに、フローティング電極と能動電極をほぼ同一形状とすることで、フローティング電極を作製する層に電源等の他の機能をもった信号配線21を作製することができ、LSIの設計自由度が向上する。
(実施例6)
以下では図27、図28および図29を参照しながら、実施例6の半導体装置502について、実施例1の半導体装置2と相違する点について説明する。なお、実施例6の半導体装置502について、実施例1の半導体装置2と共通する点については、詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体装置502では、MEMS基板12のMEMS構造10が、傾動板504と、支持部506を備えている。図28に示すように、傾動板504は、半導体装置502を上方から平面視したときに、正方形状に形成されている。傾動板504は、Y方向(図28の上下方向)に伸びるねじり梁508a、508bを介して、支持部506に連結されている。傾動板504、支持部506およびねじり梁508は、MEMS基板12を上面(図27の上方の面)から選択的に除去することによって形成されている。傾動板504、支持部506およびねじり梁508a、508bは、継ぎ目なく一体的に形成されており、同電位に維持される。図27に示すように、支持部506は接地電位に接続されている。このため、傾動板504、支持部506およびねじり梁508a、508bは、いずれも接地電位に維持される。
本実施例の半導体装置502では、多層配線層6の内部の最上部の導電体20に、傾動板504に対応して、第1能動電極510aと第2能動電極510bが形成されている。第1能動電極510aは、傾動板504の一方の端部(図27の左側の端部)に対向して配置されている。第2能動電極510bは、傾動板504の他方の端部(図27の右側の端部)に対向して配置されている。本実施例の半導体装置502では、第1能動電極510aに電圧を印加することによって、傾動板504の一方の端部と第1能動電極510aの間に静電引力を作用させることができる。また、第2能動電極510bに電圧を印加することによって、傾動板504の他方の端部と第2能動電極510bの間に静電引力を作用させることができる。すなわち、本実施例の半導体装置502は、第1能動電極510aと第2能動電極510bに印加する電圧をそれぞれ制御することによって、傾動板504の傾動を制御することができる。
本実施例の半導体装置502は、接地電極30を備えているため、第1能動電極510aおよび第2能動電極510bと、信号配線21および半導体素子14の間でのクロストークの発生を防止し、内部ノイズの影響を低減することができる。また、本実施例の半導体装置502では、MEMS構造10が接地電位に維持されるため、LSI基板8への外部ノイズの影響を低減することができる。また、第1能動電極510aに対応して第1フローティング電極512aが配置されており、第2能動電極510bに対応して第2フローティング電極512bが配置されている。このような構成とすることによって、第1能動電極510aと接地電極30の間の寄生容量と、第2能動電極510bと接地電極30の寄生容量を、それぞれ低減させることができる。このため、第1能動電極510aおよび第2能動電極510bのドライブ負荷を小さくすることができる。また、第1フローティング電極512aと第2フローティング電極512bが別個に配置されている。このような構成とすることによって、フローティング電極を介して第1能動電極510aと第2能動電極510bの間でクロストークが発生することを防ぐことができる。以上のように、ドライブ負荷が小さく、クロストークが抑制され、安定した動作が可能なMEMS−LSI一体化デバイスを実現することができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :半導体装置
4 :半導体素子層
6 :多層配線層
8 :LSI基板
10 :MEMS構造
12 :MEMS基板
14 :半導体素子
16 :貫通電極
18 :絶縁体
20 :導電体
21 :信号配線
22 :パッド
23 :能動電位配線
24 :薄膜部
25 :接地電位配線
26 :支持部
27 :ドライブ配線
28 :能動電極
29 :参照電極部
30 :接地電極
32 :フローティング電極
34 :接合部材
36 :接合部材
38 :CV変換回路
40 :キャパシタ
42 :スイッチ
44 :スイッチ
46 :抵抗器
48 :オペアンプ
50 :スイッチ
52 :キャパシタ
54 :CF変換回路
56 :キャパシタ
58 :シュミットトリガ回路
60 :バッファ回路
62 :抵抗器
64 :CF変換回路
66 :キャパシタ
68 :シュミットトリガ回路
70 :スイッチ
72 :定電流源
74 :定電流源
76 :バッファ回路
78 :バッファ回路
80 :バッファ回路
82 :バッファ回路
102 :半導体装置
104 :ドリブンシールド電極
106 :コンパレータ
202 :半導体装置
204 :能動電極
206 :導電体
208 :配線
210 :配線
212 :絶縁層
302 :半導体装置
304 :第1能動電極
306 :第2能動電極
308 :第1フローティング電極
310 :第2フローティング電極
402 :半導体装置
404 :第1導電層
406 :絶縁層
408 :第2導電層
410 :突起部
412 :薄膜部
414 :支持部
416 :可動板
418 :シーソー電極
418a :支持梁
418b :ねじり梁
418c :ねじり梁
420 :シーソー電極
420a :支持梁
420b :ねじり梁
420c :ねじり梁
422 :シーソー電極
422a :支持梁
422b :ねじり梁
422c :ねじり梁
424 :シーソー電極
424a :支持梁
424b :ねじり梁
424c :ねじり梁
426 :支持部
428 :貫通電極
430a :第1能動電極
430b :第2能動電極
432a :第1フローティング電極
432b :第2フローティング電極
434a :第1能動電極
434b :第2能動電極
436a :第1フローティング電極
436b :第2フローティング電極
438a :第1能動電極
438b :第2能動電極
440a :第1フローティング電極
440b :第2フローティング電極
442a :第1能動電極
442b :第2能動電極
444a :第1フローティング電極
444b :第2フローティング電極
502 :半導体装置
504 :傾動板
506 :支持部
508 :ねじり梁
508a :ねじり梁
508b :ねじり梁
510a :第1能動電極
510b :第2能動電極
512a :第1フローティング電極
512b :第2フローティング電極

Claims (8)

  1. 半導体素子層と、
    半導体素子層の上部に形成された多層配線層と、
    多層配線層の上面近傍に配置されており、能動電位が入力される能動電極と、
    多層配線層の内部に配置されてり、接地電位に接続された接地電極と、
    多層配線層の内部で、能動電極と接地電極の間に配置されたフローティング電極を備える半導体装置。
  2. 多層配線層の上面に対向して配置されたMEMS構造をさらに備える、請求項1の半導体装置。
  3. MEMS構造が接地電位に接続されている、請求項2の半導体装置。
  4. 多層配線層の上面近傍に、互いに分離された複数の能動電極が配置されており、
    それぞれの能動電極に対応して、互いに分離された複数のフローティング電極が配置されている、請求項1から3の何れか一項の半導体装置。
  5. 半導体装置を上方から平面視したときに、フローティング電極が能動電極と略同一形状である、請求項1から4の何れか一項の半導体装置。
  6. 半導体装置を上方から平面視したときに、接地電極が能動電極により覆われていない部分を備えている、請求項1から5の何れか一項の半導体装置。
  7. 半導体装置を上方から平面視したときに、複数のフローティング電極が縞状、メッシュ状または島状に配置されている、請求項1から6の何れか一項の半導体装置。
  8. 多層配線層の内部で、能動電極とフローティング電極の間に配置されたドリブンシールド電極をさらに備えており、
    ドリブンシールド電極が、能動電極の能動電位に追従する電位が入力されるように構成されている、請求項1から7の何れか一項の半導体装置。
JP2015155536A 2015-08-05 2015-08-05 半導体装置 Active JP6258899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155536A JP6258899B2 (ja) 2015-08-05 2015-08-05 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015155536A JP6258899B2 (ja) 2015-08-05 2015-08-05 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017032512A true JP2017032512A (ja) 2017-02-09
JP6258899B2 JP6258899B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=57989304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015155536A Active JP6258899B2 (ja) 2015-08-05 2015-08-05 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6258899B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051543A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2008544352A (ja) * 2005-06-08 2008-12-04 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 多数のタッチ位置法を含むタッチ位置決定方法
JP2013038271A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Renesas Electronics Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2014142268A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Hitachi Automotive Systems Ltd 慣性センサ
US20140298921A1 (en) * 2013-04-04 2014-10-09 University Of Utah High-resolution flexible tactile imager system based on floating comb electrode
JP2014229711A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051543A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2008544352A (ja) * 2005-06-08 2008-12-04 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 多数のタッチ位置法を含むタッチ位置決定方法
JP2013038271A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Renesas Electronics Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2014142268A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Hitachi Automotive Systems Ltd 慣性センサ
US20140298921A1 (en) * 2013-04-04 2014-10-09 University Of Utah High-resolution flexible tactile imager system based on floating comb electrode
JP2014229711A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6258899B2 (ja) 2018-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6272926B1 (en) Micromechanical component
TWI575232B (zh) 感測裝置
US11320324B2 (en) Sensor device
WO2016113828A1 (ja) 複合センサ
JP6258899B2 (ja) 半導体装置
JP4555612B2 (ja) 容量型力学量センサ
US9725300B2 (en) Capacitive MEMS-sensor element having bond pads for the electrical contacting of the measuring capacitor electrodes
WO2017033717A1 (ja) 複合センサ
JP5859133B2 (ja) 半導体装置
JP6464108B2 (ja) 半導体装置
JP2006208272A (ja) 半導体多軸加速度センサ
JP2008122304A (ja) 静電容量式加速度センサ
JP4665733B2 (ja) センサエレメント
JP6354603B2 (ja) 加速度センサおよび加速度センサの実装構造
JP2007192792A (ja) センサエレメント
US20240061010A1 (en) Acceleration sensor
JPWO2015008422A1 (ja) センサ
JP2010060464A (ja) 物理量センサ
JP4157414B2 (ja) 静電容量型外力検出装置
JP2008157825A (ja) センサ装置
WO2024004350A1 (ja) Mems加速度センサ
WO2021246022A1 (ja) センサ装置
CN111211219B (zh) 半导体传感器结构
JP2010216843A (ja) 力学量検出センサ
JP2015059830A (ja) 加速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250