JP2017031750A - 軒天見切り及び軒天見切りを用いた建物の施工方法 - Google Patents

軒天見切り及び軒天見切りを用いた建物の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建物の躯体に軒天材を仕上がり良く取り付け可能な軒天見切り及び軒天見切りを用いた施工方法を提供する。【解決手段】軒天見切り10は、建物の軒先ユニットにおいて軒天材3と外壁4の間の底目地に取り付けられ、軒天材3の末端部3aを支持するものである。軒天見切り本体20は、軒天受け部材2と軒天材3の間に挟まれて、軒天材3の底面から軒天受け部材2に向かって打ち込まれる釘7によって軒天材3とともに取り付けられる天板部21と、天板部21から軒天材3の末端部3aに沿わせて延びている軒天側板部22と、軒天側側板部22から軒天材3の底面に沿わせて延びている底板部23とを有している。そして、軒天見切りカバー30は、軒天見切り本体20に一部が取り付けられ、軒天材3の底面から露出した釘7の頭部を覆うように配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、軒天見切り及び軒天見切りを用いた建物の施工方法に係り、特に、建物の躯体となる軒天受け部材に取り付けられる軒天材と、外壁との間の底目地に取り付けられ、軒天材の端部を支持する軒天見切り及び軒天見切りを用いた建物の施工方法に関する。
従来から、建物の躯体となる野縁に対して軒天材を取り付けるために、野縁の外壁側端部に取り付けられた軒天見切りによって軒天材を保持した状態で、軒天材表面から野縁に向かって複数釘止めする施工方法が知られている。
ここで軒天見切りとは、軒天材と外壁の間に形成される隙間を意匠的に美しく閉塞するための部材であって、様々な形状のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の軒天見切り構造では、建物の軒先に設けられた軒天材の基端部と、外壁材の上端部との間に軒天見切りが取り付けられており、軒天材の基端部が軒天見切りによって保持されている。
詳しく言うと、軒天見切り材は、建物の躯体となる野縁に釘止めされた状態で野縁と軒天材との間に一部が挟まれている天板部と、天板部から外壁材の表面に沿わせて延びている側板部と、側板部の延出端部から軒天材の表面に沿わせて延びている底板部と、から構成されている。
そして軒天材は、軒天見切りによって保持された状態で野縁に対して釘止めされて固定されている。
特開2002−97766号公報
ところで、建物の軒先に設けられる軒天材は、外部から視認され易いものであって、意匠性を損なう虞があってはならない部材である。
しかしながら、特許文献1のような軒天見切り構造では、軒天見切りによって軒天材と外壁材との間の隙間を仕上がり良く閉塞できたとしても、軒天材の表面から釘の頭部が複数露出してしまうため、軒天材表面の仕上がりの意匠性が損なわれる虞があった。
そこで、軒天見切りの構造を工夫して、軒天材をより仕上がり良く取り付け可能な技術が求められていた。
また、特許文献1のような軒天見切り構造では、例えば強風によって外壁材が大きく揺れて軒天が追従した場合であっても、軒天材及び軒天見切りが野縁から外れることがないように釘止めによってそれぞれ固定されている。
一方で、軒天材及び軒天見切りは、比較的困難な取り付け作業をともなう部材であって、当該取り付け作業をできる限り容易化することが求められていた。
そこで、軒天見切りの構造を工夫して、野縁に対して軒天材及び軒天見切りを強固に取り付けながらも、当該取り付け作業の容易化を果たす技術が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、建物の躯体に軒天材を仕上がり良く取り付けることが可能な軒天見切り及び軒天見切りを用いた施工方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、建物の躯体に軒天材を強固に取り付けながらも、当該取り付け作業の容易化を果たした軒天見切り及び軒天見切りを用いた施工方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の軒天見切りによれば、建物の躯体となる軒天受け部材に取り付けられる軒天材と、外壁との間の隙間に取り付けられ、前記軒天材の端部を支持する軒天見切りであって、前記軒天受け部材と前記軒天材の間に一部が挟まれて設けられ、前記軒天材の表面から前記軒天受け部材に向かって打ち込まれる釘によって前記軒天材とともに取り付けられる天板部と、該天板部から前記軒天材の前記端部の外縁に沿わせて延びている側板部と、該側板部から前記軒天材の表面に沿わせて延びて、前記軒天材の前記端部を前記天板部とで挟むように配置される底板部と、を有する軒天見切り本体と、該軒天見切り本体に一部が取り付けられ、前記軒天材の表面から露出した前記釘の頭部を覆うように配置される軒天見切りカバーと、を備えていること、により解決される。
上記のように、軒天見切りは、建物の躯体となる軒天受け部材に釘止めされ、軒天材の端部を支持する軒天見切り本体と、軒天見切り本体に一部が取り付けられ、軒天材の表面から露出した釘の頭部を覆うように配置される軒天見切りカバーと、を備えているため、軒天材の表面から露出する釘の頭部を隠すことができる。
すなわち、建物の躯体に軒天材を仕上がり良く取り付けることが可能な軒天見切りの構造を実現することができる。
また、軒天見切り本体は、軒天受け部材に対して軒天材とともに共通の釘を用いて固定されているため、釘止めによる取り付け作業を効率化することができる。
すなわち、建物の躯体に軒天材を強固に取り付けながらも、当該取り付け作業の容易化を果たした軒天見切りの構造を実現できる。
このとき、前記軒天見切りカバーは、前記側板部において前記軒天材側の面とは異なる面に取り付けられる取り付け板部と、該取り付け板部から前記底板部に沿わせながら前記釘の頭部を越えて延びているカバー板部と、を有していると良い。
上記構成により、例えば略L字形状からなる軒天見切りカバーを取り付けたシンプルな構成で、軒天材の表面から露出する釘の頭部を隠すことができる。
このとき、前記側板部は、前記軒天材の前記端部に当接可能な軒天側側板部であって、前記軒天見切り本体は、前記天板部から前記外壁の表面に沿わせて延びている外壁側側板部を有し、該外壁側側板部は、前記底板部を越えない位置まで延びていると良い。
上記のように、軒天見切り本体が軒天側側板部と、外壁側側板部とを有しているため、軒天見切りを軒天材と外壁の間で安定して取り付けることができる。
また、本発明においては、軒天受け部材に対して軒天材及び軒天見切りを共通の釘で固定するために、軒天材に対する軒天見切りの位置を調整する必要があって、例えば軒天側側板部を軒天材に向かって叩くことで軒天見切りの位置を調整する仕方が考えられる。
その際に、上記のように外壁側側板部が底板部を越えない位置まで延びた所でとどまっているため、軒天側側板部を軒天材に向かって叩くときに外壁側側板部との干渉を避けることができる。
このとき、前記軒天見切り本体は、前記外壁と前記軒天材との間の隙間に設けられて該隙間を止水するための止水材と当接可能な位置に配置されていると良い。
上記構成により、軒天材と外壁との間の隙間に軒天見切りを取り付けるにあたって、当該隙間部分における防水性能が好適に確保される。
また上記構成により、例えば強風によって外壁材が大きく揺れ動いた場合や、地震によって軒天と外壁の間で位置ズレが生じた場合であっても、軒天材と外壁との間で軒天見切りの追従性が良好になる。さらに、止水材が比較的弾性のある材料であれば、軒天見切りの追従性が一層良好になる。
また、上記の軒天見切りを用いた建物の施工方法であって、前記軒天受け部材の底面に前記軒天材及び前記軒天見切りを設置する工程と、前記軒天材の表面から前記釘を打ち込むことで、前記軒天受け部材に対して前記軒天材を前記軒天見切りとともに取り付ける工程と、前記軒天材の表面から露出した前記釘の頭部を覆うように前記軒天見切りカバーを取り付ける工程と、を備えている建物の施工方法も実現することができる。
本発明によれば、建物の躯体に軒天材を仕上がり良く取り付けることが可能な軒天見切り及び軒天見切りを用いた施工方法を提供することができる。
また、建物の躯体に軒天材を強固に取り付けながらも、当該取り付け作業の容易化を果たした軒天見切り及び軒天見切りを用いた施工方法を提供することができる。
本実施形態に係る建物の軒先ユニットにおいて軒天受け部材に軒天材を取り付けた状態を示す説明図である。 図1の要部拡大図であって、軒天見切りを示す図である。 軒天見切り本体と軒天見切りカバーを示す分解斜視図である。 軒天見切りを用いて軒天受け部材に軒天材を取り付ける施工を説明する図である(その1)。 軒天見切りを用いて軒天受け部材に軒天材を取り付ける施工を説明する図である(その2)。 軒天見切りを用いた建物の施工方法を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態に係る軒天見切りについて図1〜図6を参照しながら説明する。
本実施形態は、建物の軒先ユニットにおいて軒天材と外壁の間の隙間に取り付けられ、軒天材の端部を支持する軒天見切りであって、軒天受け部材と軒天材の間に挟まれて、軒天材の表面から軒天受け部材に向かって打ち込まれる釘によって軒天材とともに取り付けられる天板部と、天板部から軒天材の端部に沿わせて延びている側板部と、側板部から軒天材の表面に沿わせて延びて、軒天材の端部を支持する底板部と、を有する軒天見切り本体と、軒天見切り本体に一部が取り付けられ、軒天材の表面から露出した釘の頭部を覆うように配置される軒天見切りカバーと、を備えていることを特徴とする軒天見切りの発明に関するものである。
本実施形態に係る建物の軒先ユニット1は、図1に示すように、建物の躯体となる軒天受け部材2と、軒天受け部材2の底面に取り付けられる軒天材3と、軒天材3と外壁4の間の底目地に取り付けられ、軒天材3の末端部3aを支持する軒天見切り10と、を少なくとも備えた構成となっている。
軒天受け部材2は、木製の平板からなる吊り木に相当する第1軒天受け部材2aと、木製の平板からなる野縁に相当する第2軒天受け部材2bと、から主に構成されている。
第1軒天受け部材2aは、建物の屋根部分となる屋根パネル5に上端部分が取り付けられて上下方向に延びており、第2軒天受け部材2bは、第1軒天受け部材2aの下端部分に取り付けられ、格子状に枠組みされて平面状に広がって配置されている。
軒天材3は、図1に示すように、木製の平板からなる軒天仕上げ材であって、軒天受け部材2の軒先側の先端部に設けられた断面略L字形状の破風水切り6と、軒天受け部材2の末端部に設けられた軒天見切り10とによって下方から支持されており、軒天材3の表面から軒天受け部材2に向かって複数の釘7が打ち込まれることで固定されている。
外壁4は、図1、図2に示すように、上下方向に長尺な平板形状の外壁パネルであって、建物の屋外側に面して配置されており、その上端部分が第1軒天受け部材2aに当接して取り付けられている。
外壁4の屋外側の表面において軒天見切り10に対向する部分には、軒天材3と外壁4の間の隙間を止水するための止水材4aが取り付けられている。止水材4aは、ウレタン系樹脂材料からなる水膨張性止水材であって、軒天見切り10に当接して配置されている。
軒天見切り10は、図2、図3に示すように、曲げ加工や溶接加工された鋼板部材からなり、軒天材3の末端部3aを支持するための軒天見切り本体20と、軒天見切り本体20に一部が取り付けられ、軒天材3の表面から露出した釘7の頭部を覆うための軒天見切りカバー30と、から主に構成されている。
軒天見切り本体20は、断面略F字形状の長尺な鋼板部材からなり、軒天受け部材2と軒天材3の間に一端部分が挟まれて設けられ、軒天材3の表面から軒天受け部材2に向かって打ち込まれる釘7によって軒天材3とともに取り付けられる天板部21と、天板部21から連続して軒天材3の末端部3aの外縁に沿わせて延びている軒天側側板部22と、軒天側側板部22の下端部から連続して軒天材3の表面に沿わせて延びている底板部23と、天板部21の屋内側の端部から連続して外壁4の表面に沿わせて延びている外壁側側板部24と、から主に構成されている。
天板部21の一端部分には、その長尺方向に所定の間隔を空けて配置され、釘7を貫通させるための貫通穴21aが形成されている。
底板部23は、軒天材3の末端部3aを下方から支持する部分であって、天板部21とで軒天材3を挟むように配置されている。
また底板部23は、軒天材3の表面に沿わせながら釘7の頭部を越えない位置まで延びた所でとどまっている。そのため、軒天材3の末端部3aに軒天見切り本体20を取り付け易くなっている。
外壁側側板部24は、外壁4の表面に沿わせながら底板部23を越えない位置まで延びた所でとどまっている。
軒天側側板部22、外壁側側板部24は、それぞれ軒天材3、外壁4にそれぞれ当接して支持されており、天板部21と合わせて底目地形状を形成している。
軒天見切りカバー30は、断面略L字形状の長尺な鋼板部材からなり、軒天側側板部22の屋内側の面に取り付けられる取り付け板部31と、取り付け板部31の下端部から連続して底板部23に沿わせながら釘7の頭部を越えて延びているカバー板部32と、から主に構成されている。
取り付け板部31は、軒天側側板部22に当接した状態で両面粘着テープによって貼り付けられている。
カバー板部32は、天板部21よりも張り出すように延びており、釘7の頭部を隠すとともに軒天材3の末端部3aを下方から支持している。
<軒天見切りを用いた建物の施工方法>
次に、軒天見切り10を用いて軒天受け部材2に軒天材3を取り付けるための建物の施工方法について、図4〜図6に基づいて説明する。
図6は、軒天見切り10を用いた建物の施工方法を示す施工工程図である。
本施工方法では、最初に、軒天材3の末端部3aに軒天見切り本体20を取り付ける施工工程(ST01)から始まる。
具体的には、図4(a)に示すように、軒天受け部材2の底面に軒天材3を設置する前に、予め軒天材3の末端部3aに軒天見切り本体20を取り付けておく。
このとき、軒天材3と軒天見切り本体20の間で多少位置ズレがあっても良い。
次に、軒天受け部材2の底面に軒天材3及び軒天見切り本体20を設置する工程(ST02)に進む。
具体的には、図4(b)に示すように、枠組み状に配置された第1軒天受け部材2aの底面に軒天材3及び軒天見切り本体20を当接させて設置する。
このとき、軒天受け部材2の先端部には破風水切り6が取り付けられた状態ではないため、作業者自身が軒天材3及び軒天見切り本体20を支えておくことになる。
次に、軒天材3に対する軒天見切り本体20の取り付け位置を調整する工程(ST03)に進む。
具体的には、図4(b)に示すように、軒天受け部材2に対して軒天材3及び軒天見切り本体20を共通の釘7で固定するために、軒天材3に対する軒天見切り本体20の取り付け位置を微調整する。
例えば、軒天側側板部22を軒天材3に向かってハンマー等で叩くことで、軒天見切り本体20の取り付け位置を微調整する。
次に、軒天受け部材2に対して軒天材3を軒天見切り本体20とともに釘止めする工程(ST04)に進む。
具体的には、図5(a)に示すように、軒天材3の表面から第1軒天受け部材2aに向かって釘7を打ち込むことで軒天材3を軒天見切り本体20とともに取り付ける。
このとき、軒天材3の表面から打込まれる釘7が天板部21の貫通穴21aを通過する。
なお、図1に示すように軒天受け部材2に軒天材3を複数釘止めする際には、軒天材3の先端部3bから末端部3aに向かって釘7を順に打ち込むと、軒天見切り本体20の取り付けの仕上がりが良くなる。
次に、軒天材3の表面に軒天見切りカバー30を取り付ける工程(ST05)に進む。
具体的には、図5(b)に示すように、軒天材3の表面から露出した釘7の頭部を覆うようにして軒天見切りカバー30を取り付ける。
このとき、軒天見切りカバー30の取り付け板部31が、軒天側側板部22に当接した状態で両面粘着テープによって取り付けられている。
上記ステップ01からステップ05を経て図6の施工工程を終了する。
なお、軒天受け部材2に軒天材3を釘止めした後、軒天受け部材2の先端部に破風水切り6をさらに取り付けて、軒天材3の先端部3bを支持させておくようにする。
上記の軒天見切り10を用いた建物の施工工程により、軒天受け部材2に軒天材3を仕上がり良く取り付けることができる。また、軒天受け部材2に軒天材3を強固に取り付けながらも、取り付け作業を容易化することができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、図2に示すように、軒天見切りカバー30は、取り付け板部31とカバー板部32とを有しているが、特に限定されることなく変更可能であって、少なくともカバー板部32を有していれば良い。
その場合、カバー板部32が、軒天見切り本体20の底板部23の底面に取り付けられるとともに、軒天材3の表面から露出した釘7の頭部を覆っていると望ましい。
また上記実施形態において、図2に示すように、軒天見切り本体20の底板部23は、外壁側側板部24の下端部から釘7の頭部を越えない位置まで延びているが、特に限定されることなく、釘7の頭部を越えた位置まで延びていても良い。
その場合、底板部23の延出端部には、釘7を貫通させるための貫通穴が形成されていると望ましい。
そうすることで、軒天受け部材2に対する軒天材3及び軒天見切り10の取り付け剛性が一層向上する。
また上記実施形態において、図2に示すように、止水材4aは外壁4の表面に形成された溝部分に埋め込まれているが、特に限定されることなく、例えば、軒天見切り本体20に取り付けられていても良いし、軒天受け部材2に取り付けられていても良い。
本実施形態では、主として本発明に係る軒天見切り及び軒天見切りを用いた建物の施工方法の一例を説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 軒先ユニット
2 軒天受け部材
2a 第1軒天受け部材(野縁)
2b 第2軒天受け部材(吊り木)
3 軒天材
3a 末端部
3b 先端部
4 外壁
4a 止水材
5 屋根パネル
6 破風水切り
7 釘
10 軒天見切り
20 軒天見切り本体
21 天板部
21a 貫通穴
22 軒天側側板部
23 底板部
24 外壁側側板部
30 軒天見切りカバー
31 取り付け板部
32 カバー板部

Claims (5)

  1. 建物の躯体となる軒天受け部材に取り付けられる軒天材と、外壁との間の隙間に取り付けられ、前記軒天材の端部を支持する軒天見切りであって、
    前記軒天受け部材と前記軒天材の間に一部が挟まれて設けられ、前記軒天材の表面から前記軒天受け部材に向かって打ち込まれる釘によって前記軒天材とともに取り付けられる天板部と、
    該天板部から前記軒天材の前記端部の外縁に沿わせて延びている側板部と、
    該側板部から前記軒天材の表面に沿わせて延びて、前記軒天材の前記端部を前記天板部とで挟むように配置される底板部と、を有する軒天見切り本体と、
    該軒天見切り本体に一部が取り付けられ、前記軒天材の表面から露出した前記釘の頭部を覆うように配置される軒天見切りカバーと、を備えていることを特徴とする軒天見切り。
  2. 前記軒天見切りカバーは、前記側板部において前記軒天材側の面とは異なる面に取り付けられる取り付け板部と、該取り付け板部から前記底板部に沿わせながら前記釘の頭部を越えて延びているカバー板部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の軒天見切り。
  3. 前記側板部は、前記軒天材の前記端部に当接可能な軒天側側板部であって、
    前記軒天見切り本体は、前記天板部から前記外壁の表面に沿わせて延びている外壁側側板部を有し、
    該外壁側側板部は、前記底板部を越えない位置まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軒天見切り。
  4. 前記軒天見切り本体は、前記外壁と前記軒天材との間の隙間に設けられて該隙間を止水するための止水材と当接可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軒天見切り。
  5. 請求項1乃至4の軒天見切りを用いた建物の施工方法であって、
    前記軒天受け部材の底面に前記軒天材及び前記軒天見切りを設置する工程と、
    前記軒天材の表面から前記釘を打ち込むことで、前記軒天受け部材に対して前記軒天材を前記軒天見切りとともに取り付ける工程と、
    前記軒天材の表面から露出した前記釘の頭部を覆うように前記軒天見切りカバーを取り付ける工程と、を備えていることを特徴とする軒天見切りを用いた建物の施工方法。
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