JP2017029931A - 廃石膏ボードの処理方法及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧加工が施された石膏ボードの廃材から分離した剥離紙をセメント原燃料等として再利用する。【解決手段】化粧加工が施された石膏ボードの廃材Wを破砕する破砕機と、破砕機による破砕物から剥離紙を選別する第1選別機(破砕・選別機2)と、第1選別機から排出された剥離紙から石膏ボード原紙を選別する第2選別機とを備える廃石膏ボードの処理装置1。剥離紙から塩化ビニル紙を分離して剥離紙の塩素濃度を低減し、セメント原燃料等として再利用することができる。剥離紙P1を破砕する一軸破砕機3を備え、第2選別機は、一軸破砕機から排出された破砕物P2から石膏ボード原紙Pを比重差を利用して選別することができる。一軸破砕機のスクリーン径を15mm以下とし、第2選別機に風力選別機4を用いることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、廃石膏ボードの処理方法及び処理装置に関し、特に、化粧加工が施された石膏ボードの廃材から分離した剥離紙をセメント原燃料等として再利用する方法等に関する。
従来、石膏ボードは、建築物の解体や改装の際に廃材として廃棄され、不燃物として最終処分場に埋め立て処理されていたが、この廃石膏ボードの排出量は年々増加傾向にあるため、最終処分場の逼迫に鑑み、廃石膏ボードから紙を分離して得られた二水石膏をセメントの石膏成分として利用している(例えば、特許文献1参照)。一方、廃石膏ボードから分離した剥離紙は、セメント原燃料や、廃古紙の原料として再利用することが提案されている。
特開2011−26174号公報
しかし、化粧加工が施された石膏ボードの廃材から分離した剥離紙には、石膏ボードに粘着された塩化ビニル紙が含まれるため、上述の用途で再利用することができず、その殆どが最終処分されていた。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、化粧加工が施された石膏ボードの廃材から分離した剥離紙をセメント原燃料等として再利用することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、廃石膏ボードの処理方法であって、化粧加工が施された石膏ボードの廃材を破砕し、破砕物から剥離紙を選別し、該剥離紙から石膏ボード原紙を選別することを特徴とする。
本発明によれば、剥離紙から塩化ビニル紙を分離して剥離紙の塩素濃度を低減することができるため、セメント原燃料等として再利用することができる。
上記廃石膏ボードの処理方法において、前記剥離紙を破砕し、該破砕によって得られた破砕物から石膏ボード原紙を比重差を利用して選別することができる。この破砕によって、剥離紙に含まれる石膏ボード原紙及び塩化ビニル紙の大きさを均一化することができるため、両者の比重差を利用して剥離紙から効率よく塩化ビニル紙を分離することができる。また、この比重差選別を風力を用いて行うことができる。
また、本発明は、廃石膏ボードの処理装置であって、化粧加工が施された石膏ボードの廃材を破砕する破砕機と、該破砕機による破砕物から剥離紙を選別する第1選別機と、該第1選別機から排出された剥離紙から石膏ボード原紙を選別する第2選別機とを備えることを特徴とする。本発明によれば、上述のように、剥離紙の塩素濃度を低減し、セメント原燃料等として再利用することができる。
上記廃石膏ボードの処理装置において、前記剥離紙を破砕する一軸破砕機を設け、前記第2選別機は、該一軸破砕機から排出された破砕物から石膏ボード原紙を比重差を利用して選別することができる。一軸破砕機によって、石膏ボード原紙を塩化ビニル紙よりも小さくし、比重差を大きくすることができるため、効率よく塩化ビニル紙を分離することができる。また、剥離紙に混在する石膏粒が粉砕され、剥離紙に付着した石膏が一次分離される。
前記一軸破砕機のスクリーン径を15mm以下とすることができる。また、前記第2選別機として風力選別機を用いることができる。上記一軸破砕機によって石膏ボード原紙及び塩化ビニル紙が小さくなっているため、風力選別機での剥離紙の分散性が向上し、選別効率が上昇する。
以上のように、本発明によれば、化粧加工が施された石膏ボードの廃材から分離した剥離紙をセメント原燃料等として再利用することが可能となる。
本発明に係る廃石膏ボードの処理装置の一実施の形態を示す概略図である。
次に、本発明に係る廃石膏ボードの処理装置の一実施の形態について、図1を参照しながら説明する。尚、処理対象の廃石膏ボードWは、化粧加工が施された石膏ボードの廃材である。
廃石膏ボードの処理装置1は、廃石膏ボードWを破砕して破砕物から剥離紙P1を選別する破砕・選別機2と、破砕・選別機2から排出された剥離紙P1を破砕する一軸破砕機3と、一軸破砕機3から排出された剥離紙P2から石膏ボード原紙Pを比重差を利用して選別する風力選別機4とで構成される。
破砕・選別機2は、粉砕ロールやハンマーを用いた破砕機と、スクリーン等を用いた選別機を組み合わせたものであって、廃石膏ボードWの破砕と、破砕物からの剥離紙P1の選別を順次又は略々同時に行う。
一軸破砕機3は、回転刃に破砕対象物を押しつけて削り取るように破砕するものであって、剥離紙P1が通過するスクリーンの径を15mm以下に設定することができる。これにより、設定したスクリーン径を下回る大きさの剥離紙P2を得ることができる。
風力選別機4は、選別物の各々の終末速度の違いを利用して選別するものであって、拡散室を備えた吹上げ式、サイクロンを有する吸引式等の選別機を使用することができる。
次に、上記構成を有する廃石膏ボードの処理装置1の動作について、同図を参照しながら説明する。
受け入れた廃石膏ボードWを破砕・選別機2に供給して破砕・選別する。ここで、廃石膏ボードWの二水石膏の大部分が破砕物Cとして回収される。一方、剥離紙P1には、石膏ボード原紙Pと、石膏ボード原紙Pに粘着されていた塩化ビニル紙VC(網掛けで示す)と、石膏ボード原紙P及び塩化ビニル紙VCに付着する少量の二水石膏Gが混在する。
破砕・選別機2から排出された剥離紙P1を一軸破砕機3に供給して破砕し、剥離紙P1中の二水石膏Gの一部を回収する。一方、一軸破砕機3から排出される剥離紙P2の石膏ボード原紙P及び塩化ビニル紙VCは、剥離紙P1のものよりも小さくなる。これにより、後段の風力選別機4において、石膏ボード原紙P及び塩化ビニル紙VCの分散性を向上させ、塩化ビニル紙VCの選別効率を高めることができる。また、一軸破砕機3内において、スクリーンを通過するまでの間に石膏ボード原紙Pが揉まれて塩化ビニル紙VCよりも小さくなり、石膏ボード原紙Pと塩化ビニル紙VCの比重差がさらに大きくなるため、選別効率が高まる。
一軸破砕機3から排出された剥離紙P2を風力選別機4に供給し、剥離紙P2から石膏ボード原紙Pを比重差を利用して選別する。これにより、石膏ボード原紙P及び二水石膏Gを多く含む剥離紙P3と、塩化ビニル紙VCを多く含む剥離紙P4とを得ることができる。
以上より、剥離紙P1から石膏ボード原紙Pを選別して剥離紙P3を得ることで、廃石膏ボードWの剥離紙P3の塩素濃度を低減することができ、剥離紙P3をセメント原燃料や廃古紙の原料として再利用することができる。
尚、上記実施の形態において、一軸破砕機3以外の破砕機を用いることができると共に、風力選別機4以外の比重差選別機を用いることもでき、その他種々の型式の装置を用いて化粧加工が施された石膏ボードの廃材Wを破砕し、破砕物から剥離紙P1を選別し、さらに石膏ボード原紙Pを選別することができる。
1 廃石膏ボードの処理装置
2 破砕・選別機
3 一軸破砕機
4 風力選別機
C 破砕物
G 二水石膏
P 石膏ボード原紙
P1〜P4 剥離紙
VC 塩化ビニル紙
W 廃石膏ボード

Claims (7)

  1. 化粧加工が施された石膏ボードの廃材を破砕し、
    破砕物から剥離紙を選別し、
    該剥離紙から石膏ボード原紙を選別することを特徴とする廃石膏ボードの処理方法。
  2. 前記剥離紙を破砕し、
    該破砕によって得られた破砕物から石膏ボード原紙を比重差を利用して選別することを特徴とする請求項1に記載の廃石膏ボードの処理方法。
  3. 前記比重差選別を風力を用いて行うことを特徴とする請求項2に記載の廃石膏ボードの処理方法。
  4. 化粧加工が施された石膏ボードの廃材を破砕する破砕機と、
    該破砕機による破砕物から剥離紙を選別する第1選別機と、
    該第1選別機から排出された剥離紙から石膏ボード原紙を選別する第2選別機とを備えることを特徴とする廃石膏ボードの処理装置。
  5. 前記剥離紙を破砕する一軸破砕機を備え、
    前記第2選別機は、該一軸破砕機から排出された破砕物から石膏ボード原紙を比重差を利用して選別することを特徴とする請求項4に記載の廃石膏ボードの処理装置。
  6. 前記一軸破砕機のスクリーン径は15mm以下であることを特徴とする請求項5に記載の廃石膏ボードの処理装置。
  7. 前記第2選別機は風力選別機であることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の廃石膏ボードの処理装置。
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