JP2017028923A - Manufacturing method of laminated rotor core - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は積層型ロータコアの製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a laminated rotor core.
電動モータは、一般的に、コイルが巻き付けられ内周部に突出するティースを複数有する略円筒状のステータと、ステータ内に回転可能に設けられるロータと、を備える。当該ロータは、さらに、円筒状のロータコア、ロータコアの中心部を貫通する回転軸、ロータコアの両端に接して配置されるエンドプレートなどを備えている。なお、最近では、エンドプレートを備えていないロータ(エンドプレートレスロータ)も多く存在する。 Generally, an electric motor includes a substantially cylindrical stator having a plurality of teeth wound around a coil and projecting to an inner peripheral portion, and a rotor provided rotatably in the stator. The rotor further includes a cylindrical rotor core, a rotating shaft that penetrates the center of the rotor core, an end plate that is disposed in contact with both ends of the rotor core, and the like. Recently, there are many rotors (end plateless rotors) that do not include an end plate.
電気自動車やハイブリッド自動車などの電動モータには、永久磁石が挿入された積層型ロータコアが用いられている。積層型ロータコアは、円盤状にプレス打ち抜き加工された磁性鋼板(円盤状鋼板)を軸方向に複数枚積層させたものである。積層型ロータコアを用いた電動モータにおいて高速回転性能を向上させるためには、円盤状鋼板の強度を高める必要がある。 A laminated rotor core into which a permanent magnet is inserted is used in an electric motor such as an electric vehicle or a hybrid vehicle. The laminated rotor core is obtained by laminating a plurality of magnetic steel plates (disk-shaped steel plates) press-punched into a disk shape in the axial direction. In order to improve high-speed rotation performance in an electric motor using a laminated rotor core, it is necessary to increase the strength of the disk-shaped steel plate.
特許文献1には、各円盤状鋼板における磁石挿入孔の周縁部の厚さを薄くし、段差部を設けることにより強度を向上させた積層型ロータコアの製造方法が開示されている。 Patent Document 1 discloses a method for manufacturing a laminated rotor core in which the thickness of a peripheral portion of a magnet insertion hole in each disk-shaped steel plate is reduced and the strength is improved by providing a stepped portion.
図16は、開発中の積層型ロータコア500の概略構成を示す部分水平断面図である。図17は、図16のXVII−XVII線に沿う断面図であって、積層型ロータの製造方法を示している。図16及び図17に示すように、この積層型ロータコア500では、永久磁石22aを挿入するための磁石孔12aに加え、磁束漏れ抑制孔14が、積層鋼板10に設けられている。なお、積層鋼板10は、円盤状鋼板90を複数枚積層させたものである。
FIG. 16 is a partial horizontal sectional view showing a schematic configuration of a laminated
磁石漏れ抑制孔14の両端において、積層型ロータコア500の強度を補強するために半径方向に延在するブリッジ部40がそれぞれ設けられている。つまり、磁石漏れ抑制孔14の一端と磁石孔12aの半径方向内側の端部との間、及び、磁石漏れ抑制孔14の他端と磁石孔12bの半径方向内側の端部との間には、半径方向に延在するブリッジ部40がそれぞれ設けられている。
永久磁石22a,22bによって形成される磁束の一部はブリッジ部40を通過する。この磁束は積層型ロータの回転運動には寄与しない、いわゆる“漏れ磁束”である。ブリッジ部40を通過する漏れ磁束を抑制するためには、ブリッジ部140の断面積をできるだけ小さくする必要がある。ただし、上述したように、電動モータを高速回転させたときにも耐え得るよう、円盤状鋼板90には十分な強度を持たせる必要がある。
Part of the magnetic flux formed by the permanent magnets 22 a and 22 b passes through the
円盤状鋼板90の強度を落とさずにブリッジ部40の断面積を減らすため、ブリッジ部40の上面はプレス加工などで圧下される。図16及び図17に示すように、ブリッジ部40は、長手方向に延びる段差部40aを有している。ブリッジ部40の断面形状は凸形状になる。上面の圧下により段差部40aが形成された(加工硬化された)ブリッジ部40は、強度が高まるとともに断面積も減少する。これにより、円盤状鋼板90の半径方向の強度を落とさずにブリッジ部を通過する漏れ磁束量を低減させることができる。
In order to reduce the cross-sectional area of the
図17に示すように、積層型ロータコア500を製造する際、ブリッジ部材40が挿入された積層鋼板10を下型70上に載置し、磁石孔12aに永久磁石22aを挿入した後、上型60を降下させる。そして、プランジャ80によって磁石孔12aと永久磁石22aとの隙間に溶融樹脂30を送り込み樹脂層32aを形成する。これにより、永久磁石22aが樹脂封止される。
As shown in FIG. 17, when manufacturing the laminated
プレス加工などによって圧下されたブリッジ部40の上面には段差部40aが形成される。磁石孔12aと永久磁石22aとの隙間に溶融樹脂30を送り込むと、溶融樹脂30はブリッジ部40の上面に形成された段差部40aにも流れ込む。積層鋼板10の最上段に積層された円盤状鋼板90aにおいて、ブリッジ部40の上面に形成された段差部40aに流れ込んだ溶融樹脂30はそこで固まって薄い層(薄バリ)をなす。この薄バリは、非常に剥離しやすい。エンドプレートレスロータの場合、積層型ロータコアのブリッジ部の上面にこのような薄バリが形成されていると、ロータの回転中に薄バリが脱落して電動モータを破損する恐れがあった。
A
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、最上段の円盤状鋼板におけるブリッジ部の上面に薄バリが形成されるのを防止できる積層型ロータコアの製造方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above background, and an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a laminated rotor core capable of preventing the formation of thin burrs on the upper surface of the bridge portion in the uppermost disk-shaped steel sheet. To do.
本発明は、磁石体を挿入するための磁石孔と、前記磁石孔と隣り合う磁束漏れ抑制孔と、前記磁石孔と前記磁束漏れ抑制孔との間を仕切るブリッジ部と、が形成された円盤状鋼板を複数枚積層し積層鋼板を形成する工程と、前記積層鋼板の前記磁石孔に前記磁石体を挿入した後、前記積層鋼板を型で挟み、前記磁石体を樹脂封止する工程と、を備えた積層型ロータコアの製造方法であって、前記積層鋼板を形成する工程において、複数の前記円盤状鋼板のうち、最上段以外の前記円盤状鋼板には、前記ブリッジ部の上面に前記磁石孔と前記磁束漏れ抑制孔とそれぞれ接する一対の段差部が設けられたものを用い、最上段の前記円盤状鋼板には、前記ブリッジ部の上面に前記段差部が設けられていないものを用いるものである。 The present invention relates to a disk in which a magnet hole for inserting a magnet body, a magnetic flux leakage suppression hole adjacent to the magnetic hole, and a bridge portion that partitions the magnetic hole and the magnetic flux leakage suppression hole are formed. A step of laminating a plurality of sheet steel plates to form a laminated steel plate, a step of inserting the magnet body into the magnet hole of the laminated steel plate, sandwiching the laminated steel plate with a mold, and sealing the magnet body with resin, In the step of forming the laminated steel sheet, in the step of forming the laminated steel sheet, the disk-shaped steel sheet other than the uppermost stage among the plurality of disk-shaped steel sheets includes the magnet on the upper surface of the bridge portion. A pair of stepped portions that are in contact with the hole and the magnetic flux leakage suppression hole are used, and the uppermost disk-shaped steel plate is one that does not have the stepped portion on the upper surface of the bridge portion. It is.
本発明によれば、最上段の円盤状鋼板におけるブリッジ部の上面に薄バリが形成されるのを防止できる。 According to the present invention, it is possible to prevent a thin burr from being formed on the upper surface of the bridge portion in the uppermost disk-shaped steel plate.
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコアの製造方法によって製造される積層型ロータコア100の水平断面図である。図2は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコアの製造方法によって製造される積層型ロータコア100の部分水平断面図である。図3は、図2におけるIII−III線に沿う断面図(垂直断面図)である。
[Embodiment 1]
Embodiment 1 of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a horizontal cross-sectional view of a
図1に示すように、積層型ロータコア100は、回転軸を挿入する軸孔1、積層鋼板110、永久磁石(磁石体)21、22a、22bを備えている。さらに、本実施形態に係る積層型ロータは、図2などに示す磁石孔12a、12bと磁束漏れ抑制孔14との間を仕切るブリッジ部材140を備えている。なお、図示の便宜上、図1では、積層鋼板10には斜線を付していない。
As shown in FIG. 1, the
図3に示すように、積層鋼板110は、円環状にプレス打抜加工された磁性鋼板である円盤状鋼板190a,90を複数枚積層したものである。なお、図3において、積層鋼板110における円盤状鋼板の積層数を3枚としているが、これは便宜上そのように図示したに過ぎず、円盤状鋼板の実際の積層数を表すものではない。上述したように、実際の円盤状鋼板の積層数は数百枚程度である。一枚の磁性鋼板の厚さ寸法は、例えば0.1〜0.3mm程度である。また、積層鋼板110の積層厚さ寸法は一例として60mm程度である。
As shown in FIG. 3, the
図1に示すように、永久磁石21は、積層鋼板110の外縁部において円周方向に延設されている。また、1対の永久磁石22a、22bが、永久磁石21の両側において半径方向に延設されている。図1において一点鎖線の扇形で囲って示したように、この3の永久磁石21、22a、22bからなる構成が、円周方向に沿って、45°ピッチで8回繰り返されている。なお、以下の説明においては、「半径方向」とは、円環状の積層鋼板10の半径方向、「円周方向」とは、円環状の積層鋼板110の円周方向を意味する。
As shown in FIG. 1, the
図2は、図1において一点鎖線の扇形で囲われた領域を拡大して示している。図2に示すように、積層鋼板110の外縁部において円周方向に延設された磁石孔11に、永久磁石21が挿入され、樹脂層31により封止されている。また、磁石孔11の両側において半径方向に延設された1対の磁石孔12a、12bに、永久磁石22a、22bが挿入され、樹脂層32a、32bにより封止されている。
FIG. 2 is an enlarged view of the area surrounded by the alternate long and short dash line in FIG. As shown in FIG. 2, the
図2の例では、永久磁石21において、半径方向外側(y軸方向プラス側)の面がN極、半径方向内側(y軸方向マイナス側)の面がS極となっている。また、永久磁石22a、22bにおいて、永久磁石21に近い側の面がN極、遠い側の面がS極となっている。図2には、太い破線矢印で磁力線が示されている。
In the example of FIG. 2, in the
図2に示すように、1対の磁石孔12a、12bの間には、永久磁石21、22a、22bからの磁束の漏れを抑制するために、磁束漏れ抑制孔14が円周方向(x軸方向)に延設されている。つまり、磁束漏れ抑制孔14は、磁石孔12a,12bのそれぞれと隣り合う。磁束漏れ抑制孔14は、磁石孔11と略平行に延設されている。さらに、磁石孔11の両端に隣接して、1対の磁束漏れ抑制孔15a、15bが形成されている。磁束漏れ抑制孔15a、15bは、磁石孔11と離間して形成されている。
As shown in FIG. 2, in order to suppress leakage of magnetic flux from the
磁石漏れ抑制孔14の両端において、積層型ロータコア100の強度を補強するために半径方向に延在するブリッジ部140がそれぞれ設けられている。つまり、磁石漏れ抑制孔14の一端と磁石孔12aの半径方向内側の端部との間、及び、磁石漏れ抑制孔14の他端と磁石孔12bの半径方向内側の端部との間には、半径方向に延在するブリッジ部40がそれぞれ設けられている。
最上段以外の円盤状鋼板90は、強度を落とさずにブリッジ部40の断面積を減らすため、ブリッジ部40の上面はプレス加工などで圧下される。これにより、ブリッジ部40の上面には段差部40aが形成される。一方、最上段に積層される円盤状鋼板190a(最上段の円盤状鋼板190a)については、ブリッジ部140の上面を圧下しない。つまり、最上段に積層される円盤状鋼板190aにおけるブリッジ部140は段差を有しない。
Since the disk-shaped
次に、図4、図5、図6、図7及び図8を参照して、本実施の形態にかかる、積層型ロータコア100の製造方法について説明する。図4、図5、図6、図7及び図8は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコア100の製造方法について説明する図(いずれも垂直断面図)である。
Next, a method for manufacturing the
まず、図4に示すように、円盤状鋼板を積層させて積層鋼板110を構成する。最上段の円盤状鋼板190aには、ブリッジ部140の上面が圧下されていないものを用いる。そして、図5に示すように、積層鋼板110を樹脂成型装置の下型70上に載置する。下型70は、ポットプレート71、ランナプレート72、ゲートプレート73から構成されている。ゲートプレート73上に、永久磁石22aを載置するための突起73aが、所定の位置に形成されている。なお、突起73aを形成する所定の位置とは、例えば、永久磁石22aの下面の長手方向両端部の位置である。
First, as shown in FIG. 4, a
次に、図6に示すように、磁石孔12aに永久磁石22aを挿入する。この際、永久磁石22aの下端面は、突起73aにより支持される。そして、図7に示すように、上型60を降下させ、積層鋼板110を上型60及び下型70の型面により挟む(上型60の型面を積層鋼板10の上端面に圧接する)。この際、永久磁石22aの上端面は、上型50に設けられた突起62aにより押さえられる。すなわち、永久磁石22aは、下型70のゲートプレート73に設けられた突起73aにより下側から支持されるとともに、上型60に設けられた突起62aにより押さえられる。そのため、永久磁石22aは、所定の位置に固定される。
Next, as shown in FIG. 6, the permanent magnet 22a is inserted into the magnet hole 12a. At this time, the lower end surface of the permanent magnet 22a is supported by the protrusion 73a. Then, as shown in FIG. 7, the
次に、図8に示すように、積層鋼板110の下端面側からプランジャ80により磁石孔12aに溶融樹脂30を注入する。これにより、永久磁石22aが樹脂層32aによって封止される。永久磁石22aは、突起73aにより下側から支持されるとともに、突起62aにより上側から押さえられるので、上端面及び下端面が樹脂層32aによって覆われる。なお、樹脂成型方法は特に限定されないが、例えばトランスファー成形が好ましい。樹脂は、熱硬化性樹脂であることが好ましいが、熱可塑性樹脂であってもよい。
Next, as shown in FIG. 8, the
最上段に積層される円盤状鋼板190aのブリッジ部140の上面には段差がない。すなわち、積層鋼板110を形成する工程において、複数の円盤状鋼板のうち、最上段以外の円盤状鋼板90には、ブリッジ部40の上面に磁石孔12a(または磁石孔12b)と磁束漏れ抑制孔14とそれぞれ接する一対の段差部40aが設けられたものを用い、最上段の円盤状鋼板190aには、ブリッジ部140の上面に段差部が設けられていないものを用いる。このため、永久磁石22a,22bと磁石孔12a,12bとの隙間に溶融樹脂30を流し込んだ際に、最上段に積層される円盤状鋼板190aのブリッジ部140の上面に薄バリが生じるのを抑制できる。
There is no step on the upper surface of the
[実施の形態2]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分には共通の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコアの製造方法によって製造される積層型ロータコア200の部分水平断面図である。図10は、図9におけるX−X線に沿う断面図(垂直断面図)である。なお、図10において、積層鋼板210における円盤状鋼板の積層数を3枚としているが、これは便宜上そのように図示したに過ぎず、円盤状鋼板の実際の積層数を表すものではない。
[Embodiment 2]
The second embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part common to Embodiment 1, and the description is abbreviate | omitted.
FIG. 9 is a partial horizontal cross-sectional view of the
実施の形態1では、最上段の円盤状鋼板190aには、ブリッジ部の上面を圧下しないものを用いた。これに対し、本実施の形態では、図9及び図10に示すように、最上段の円盤状鋼板90aは、最上段以外の円盤状鋼板90と同じものである。積層型ロータコア200では、最上段の円盤状鋼板90aの上下を反転させている。
In the first embodiment, the uppermost disk-shaped steel plate 190a that does not reduce the upper surface of the bridge portion is used. On the other hand, in the present embodiment, as shown in FIGS. 9 and 10, the uppermost disc-shaped steel plate 90 a is the same as the disc-shaped
次に、積層型ロータコア200の製造方法について以下で説明する。
図11及び図12は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコア200の製造方法について説明する図である。図11に示すように、まず、円盤状鋼板90を積層して積層鋼板10を構成する。最上段に積層される円盤状鋼板90aについては、積層する際に上下を反転させる。つまり、円盤状鋼板90aのブリッジ部40の下面に段差部40aがくる。
Next, a method for manufacturing the
FIG.11 and FIG.12 is a figure explaining the manufacturing method of the lamination | stacking
積層鋼板10を樹脂成型装置の下型70上に載置し磁石22aを挿入する工程と、上面を上型60で押圧しつつ磁石孔12aに溶融樹脂30を注入する工程と、は、実施の形態1において図5、図6、図7及び図8を用いてそれぞれ説明したものと基本的には同じである。
The step of placing the
図12は、磁石孔12aへの溶融樹脂30の注入が完了した直後の状態を示す図である。図10に示すように、最上段の円盤状鋼板90aのブリッジ部40の上面には段差がない。このため、永久磁石22a,22bと磁石孔12a,12bとの隙間に溶融樹脂30を流し込んだ際に、最上段の円盤状鋼板90aのブリッジ部40の上面に薄バリが生じるのを抑制できる。また、実施の形態1では、最上段の円盤状鋼板は、最上段以外に積層される円盤状鋼板とはブリッジ部の形状が異なるものである。これに対し、本実施の形態では、積層される全ての円盤状鋼板に共通の部品を使用することができる。
FIG. 12 is a diagram showing a state immediately after the injection of the
[参考形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分には共通の符号を付してその説明を省略する。
図13は、本実施の形態にかかる、積層型ロータコアの製造方法によって製造される積層型ロータコア300の部分水平断面図である。図14は、図13におけるXIV−XIV線に沿う断面図(垂直断面図)である。なお、図14において、積層鋼板310における円盤状鋼板の積層数を3枚としているが、これは便宜上そのように図示したに過ぎず、円盤状鋼板の実際の積層数を表すものではない。
[Reference form 1]
The third embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part common to Embodiment 1, and the description is abbreviate | omitted.
FIG. 13 is a partial horizontal cross-sectional view of a
図13及び図14に示すように、最上段の円盤状鋼板390aは、最上段以外の円盤状鋼板390と同じものである。円盤状鋼板390a,390は、段差部340aの磁石孔12aと対向する側の縁にヘリ340bが形成されている。
As shown in FIGS. 13 and 14, the uppermost disc-shaped steel plate 390 a is the same as the disc-shaped
本実施の形態にかかる、積層型ロータコア300の製造方法では、積層鋼板310を構成する円盤状鋼板390a,390において、段差部340aの磁石孔12aに面している側の外縁部にヘリ340bが形成されるようにブリッジ部340を圧下する。このようにして形成した円盤状鋼板390a,390をブリッジ部340の段差部340aが上面になるよう順々に積層していくことで積層鋼板310を構成する。積層鋼板310を樹脂成型装置の下型70上に載置し磁石22aを挿入する工程と、上面を上型60で押圧しつつ磁石孔12aに溶融樹脂30を注入する工程と、は、実施の形態1において図5、図6、図7及び図8を用いてそれぞれ説明したものと基本的には同じである。
In the manufacturing method of
図15に示すように、段差部340aの磁石孔12aに面している側の外縁部にヘリ340bがあると、永久磁石22a,22bと磁石孔12a,12bとの隙間に溶融樹脂30を流し込む際に、最上段に積層される円盤状鋼板390aのブリッジ部340の上面に薄バリが生じるのを抑制できる。
As shown in FIG. 15, when there is a
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
11,12a,12b 磁石孔
14,15a,15b 磁束漏れ抑制孔
21,22a,22b 永久磁石
40 ブリッジ部
40a 段差部
100 積層型ロータコア
110 積層鋼板
90 最上段以外の円盤状鋼板
190a 最上段の円盤状鋼板
11, 12a,
Claims (1)
前記積層鋼板の前記磁石孔に前記磁石体を挿入した後、前記積層鋼板を型で挟み、前記磁石体を樹脂封止する工程と、を備えた積層型ロータコアの製造方法であって、
前記積層鋼板を形成する工程において、複数の前記円盤状鋼板のうち、最上段以外の前記円盤状鋼板には、前記ブリッジ部の上面に前記磁石孔と前記磁束漏れ抑制孔とそれぞれ接する一対の段差部が設けられたものを用い、最上段の前記円盤状鋼板には、前記ブリッジ部の上面に前記段差部が設けられていないものを用いる、積層型ロータコアの製造方法。 A plurality of disk-shaped steel plates in which a magnet hole for inserting a magnet body, a magnetic flux leakage suppression hole adjacent to the magnet hole, and a bridge portion that partitions the magnetic hole and the magnetic flux leakage suppression hole are formed. Laminating and forming a laminated steel sheet;
After inserting the magnet body into the magnet hole of the laminated steel sheet, sandwiching the laminated steel sheet with a mold and resin-sealing the magnet body, and a method for producing a laminated rotor core comprising:
In the step of forming the laminated steel plate, a pair of steps contacting the upper surface of the bridge portion with the magnet hole and the magnetic flux leakage suppression hole in the disk-shaped steel plate other than the uppermost step among the plurality of disk-shaped steel plates. A method of manufacturing a laminated rotor core, wherein the uppermost disc-shaped steel plate is not provided with the stepped portion on the upper surface of the bridge portion.
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