JP2017028916A - モータの支持構造およびポンプ装置 - Google Patents

モータの支持構造およびポンプ装置 Download PDF

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紫織 村田
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【課題】例えば、軸受を支持する部材を減らすことが可能なモータの支持構造を得る。【解決手段】モータの支持構造は、例えば、回転するシャフトを有したモータと、シャフトを取り囲むように設けられるとともに、外周面を有した軸受と、外周面を部分的に隙間をあけて囲う内周面と、内周面から突出した状態に変形されて外周面と接触した突出部と、突出部から内周面の周方向に離れた対向部位と、を有し、モータを支持する支持部材と、を備え、突出部と対向部位とによって軸受が保持される。【選択図】図2

Description

本発明は、モータの支持構造およびポンプ装置に関する。
従来、ポンプケーシングによってモータが支持されるモータの支持構造が知られている(特許文献1)。特許文献1では、モータのシャフトを回転可能に支持するベアリングが、モータのケースとは別のプレートに設けられた筒状部分によって覆われた状態で支持されている。
特表2004−505193号公報
上記従来のモータの支持構造は、ベアリングの外側を覆う筒状部分を含むプレートを備える分、例えば、重量やサイズが大きくなりやすかった。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、軸受を支持する部材を減らすことが可能なモータの支持構造を得ることである。
本発明の実施形態のモータの支持構造は、例えば、回転するシャフトを有したモータと、上記シャフトを取り囲むように設けられるとともに、外周面を有した軸受と、上記外周面を部分的に隙間をあけて囲う内周面と、上記内周面から突出した状態に変形されて上記外周面と接触した突出部と、上記突出部から上記内周面の周方向に離れた対向部位と、を有し、上記モータを支持する支持部材と、を備え、上記突出部と上記対向部位とによって上記軸受が保持される。
上記モータの支持構造によれば、モータを支持する支持部材によって軸受を支持するため、軸受を支持する部材を減らすことができる。よって、上記モータの支持構造によれば、例えば、重量やサイズをより低減できる。また、突出部と対向部位とによって軸受が保持されるため、軸受のがたつきを抑制できる。
また、上記モータの支持構造では、例えば、上記支持部材は、上記突出部を構成する屈曲された第一の壁部を有する。よって、上記モータの支持構造によれば、例えば、第一の壁部を変形させることにより、突出部をより容易に構成することができる。
また、上記モータの支持構造は、例えば、上記支持部材において上記第一の壁部の上記外周面とは反対側に設けられた挿入孔に挿入され、上記第一の壁部を上記外周面側に屈曲変形させることにより上記突出部を構成する挿入体を有する。よって、上記モータの支持構造によれば、例えば、挿入体を用いることにより、より容易に突出部を突出させることができる。
また、上記モータの支持構造は、例えば、上記周方向に互いに離れた二つの上記対向部位を有する。よって、上記モータの支持構造によれば、例えば、軸受を突出部と二つの対向部位とで三点支持することができるため、軸受をより安定的に支持することができる。
本発明の実施形態のモータの支持構造は、例えば、回転するシャフトを有したモータと、上記シャフトを取り囲むように設けられるとともに、外周面を有した軸受と、上記外周面を部分的に隙間をあけて囲う内周面と、上記内周面から上記外周面に向けて突出した複数の突出部と、を有し、上記モータを支持する支持部材と、を備え、上記複数の突出部によって上記軸受が保持される。
上記モータの支持構造によれば、モータを支持する支持部材によって軸受を支持するため、軸受を支持する部材を減らすことができる。よって、上記モータの支持構造によれば、例えば、重量やサイズをより低減できる。また、複数の突出部によって軸受が保持されるため、軸受のがたつきを抑制できる。
また、上記ポンプ装置は、例えば、上記モータの支持構造と、上記シャフトの回転に伴って流体を吸入して吐出するポンプと、を備える。
よって、上記ポンプ装置によれば、モータを支持する支持部材によって軸受を支持するため、軸受を支持する部材を減らすことができる。よって、上記ポンプ装置によれば、例えば、重量やサイズをより低減でき、ひいては、ポンプ装置の重量やサイズをより低減できる場合がある。また、突出部と対向部位とによって軸受が保持されるため、軸受のがたつきを抑制できる。
図1は、第1実施形態のモータの支持構造を含むポンプ装置のピストンの中心軸に沿った例示的な断面図である。 図2は、第1実施形態のモータの支持構造を含むポンプ装置のモータのシャフトの中心軸に沿った例示的な断面図である。 図3は、第1実施形態の第1変形例のポンプ装置の図2と同等位置での断面図である。 図4は、第1実施形態の第2変形例のポンプ装置の図2と同等位置での断面図である。 図5は、第1実施形態の第3変形例のポンプ装置の図2と同等位置での断面図である。 図6は、第1実施形態の第4変形例のポンプ装置の図2と同等位置での断面図である。 図7は、第1実施形態の第4変形例のポンプ装置における支持部材の、凹部とカムが設けられた部分の例示的な平面図である。 図8は、第1実施形態の第5変形例のポンプ装置における支持部材の、凹部とカムが設けられた部分の例示的な平面図である。 図9は、第2実施形態のポンプ装置における支持部材の、凹部とカムが設けられた部分の例示的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、以下の複数の実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。また、本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
<第1実施形態>
図1,2に示される本実施形態のポンプ装置100は、ハウジング10と、モータ20と、カム30と、ポンプ40と、を備えている。モータ20は、ハウジング10に取り付けられ、供給された電力によって回転する。モータ20は、ポンプを駆動する駆動源である。カム30は、モータ20とポンプ40との間に介在した運動変換機構である。ポンプ40は、ハウジング10に取り付けられている。ハウジング10は、モータ20を支持する支持部材の一例である。ポンプ40は、カム30を介してモータ20によって駆動される。ポンプ40は、作動油の供給源である。また、ポンプ40は、油圧源とも称されうる。ハウジング10には、ポンプ40のシリンダ穴41が設けられている。シリンダ穴41は、シリンダとも称されうる。シリンダ穴41には、ポンプ40のピストン42が、往復可能に収容されている。モータ20は、回転するシャフト21を有している。カム30は、シャフト21の中心軸Ax1と偏心した状態でシャフト21に固定されている。カム30は、シャフト21の回転に伴って揺動し、ピストン42をシリンダ穴41の延びる方向に押す。ポンプ40は、ピストン42をカム30に向けて押し付けるリターンスプリング43を有している。よって、ポンプ装置100では、モータ20のシャフト21の回転に伴ってピストン42がシリンダ穴41内を往復する。このピストン42の往復に伴って、シリンダ穴41内に構成されているポンプ40の油室44に作動油が吸入される状態と、油室44から作動油が吐出される状態とが切り替わる。ポンプ装置100は、モータ20の回転動作によって、作動油を吸入しかつ吐出する、所謂電動ポンプである。なお、本実施形態では、ポンプ装置100がブレーキシステムに適用された場合が例示されるが、本発明のポンプ装置100は、ブレーキシステム以外にも適用可能である。作動油は、流体や、液体、媒体等とも称されうる。
モータ20は、ケース22内に収容された不図示のステータとロータとを有している。モータ20では、供給された電力によって生じるステータとロータとの間の電磁誘導によって、ロータの一部であるシャフト21が回転する。モータ20の形式は、限定されない。
図1に示すように、ポンプ40は、ピストン42およびリターンスプリング43の他、プラグ45や、逆止弁46、シール部材47、等を有している。
ポンプ40においてピストン42を移動可能に収容する円筒状のシリンダ穴41は、ハウジング10に設けられている。すなわち、本実施形態では、ハウジング10は、ポンプ40のケーシングの一例でもある。なお、シリンダ穴41は、ハウジング10に設けられた穴に収容された円筒状のシリンダ部材に設けられてもよい。また、シリンダ穴41は、単にシリンダとも称されうる。
シリンダ穴41のカム30とは反対側がプラグ45によって塞がれ、これにより、油室44が構成されている。すなわち、油室44は、ピストン42のカム30とは反対側に位置されている。
油室44には、リターンスプリング43が収容されている。リターンスプリング43はコイルスプリングであり、その中心軸は、シリンダ穴41が延びる方向、すなわちピストン42の往復方向に沿って延びている。リターンスプリング43は、プラグ45とピストン42との間に、弾性的に圧縮された状態で取り付けられている。また、リターンスプリング43は、ピストン42がカム30によって押された場合にあっては、弾性的に縮む。よって、リターンスプリング43により、カム30の回転位置によらず、ピストン42とカム30とが接触した状態が維持される。リターンスプリング43は、弾性部材や、付勢部材等とも称されうる。
ハウジング10には、油室44に臨むように、吐出通路11が設けられている。油室44からは、この吐出通路11を介して作動油が排出される。よって、吐出通路11は、吐出口や、吐出ポート、通路等とも称されうる。
また、ハウジング10には、シリンダ穴41の途中、すなわち、シリンダ穴41のうち油室44とカム30との間となる位置に臨むように、吸入通路12が設けられている。また、ピストン42には、吸入通路12と油室44とを接続しうる接続通路42aが設けられている。油室44には、吸入通路12および接続通路42aを介して、作動油が吸入される。よって、吸入通路12は、吸入口や、吸入ポート、通路等とも称されうる。
接続通路42aの油室44と臨む位置には、逆止弁46が設けられている。逆止弁46は、接続通路42aから油室44への作動油の流れを許容し、油室44から接続通路42aへの作動油の流れを阻止する。なお、逆止弁46は、接続通路42aの途中等の他の位置に設けられてもよい。
ピストン42の外周面とシリンダ穴41の内周面との間には、シール部材47が設けられている。本実施形態では、ピストン42の外周面に設けられた環状の溝に、環状のシール部材47が収容されている。シール部材47は、シリンダ穴41において吸入通路12が臨む位置とカム30側の端部との間、およびシリンダ穴41において吸入通路12が臨む位置と油室44側の端部との間に、それぞれ設けられている。吸入通路12が臨む位置とカム30側の端部との間のシール部材47によって、作動油が吸入通路12からカム30が収容されている凹部13へ漏れるのが抑制されている。また、吸入通路12が臨む位置と油室44側の端部との間のシール部材47によって、作動油が油室44から吸入通路12側へ漏れるのが抑制されている。
上記構成により、ポンプ40では、カム30によってピストン42が油室44側へ移動すると、逆止弁46が閉じられるとともに、作動油が油室44から穴11を経て排出される。一方、リターンスプリング43によってピストン42が油室44とは反対側へ移動すると、逆止弁46が開かれるとともに、作動油が吐出通路11、接続通路42a、および逆止弁46を経て油室44へ吸入される。なお、ポンプ40の形式や、構成、大きさ等のスペックは、本実施形態で開示される例には限定されない。本実施形態では、二つのシリンダ穴41およびピストン42が、シャフト20の中心軸Ax1を挟んで互いに対向する状態に配置されているが、ポンプ40の構成はこれには限定されない。
図2に示すように、シャフト21は、根元部21aと先端部21bとを有している。先端部21bの直径は根元部21aの直径よりも小さい。よって、根元部21aは、大径部とも称され、先端部21bは、小径部とも称されうる。根元部21aの中心軸Ax1は、シャフト21の中心軸Ax1と一致し、先端部21bの中心軸Ax2は、シャフト21の中心軸Ax1に対して偏心している。よって、先端部21bは、偏心部とも称されうる。
根元部21aには、当該根元部21aを取り囲むようにベアリング51が取り付けられ、先端部21bには、当該先端部21bを取り囲むようにベアリング52が取り付けられている。ベアリング51のインナレース51aの筒内に根元部21aが圧入されることにより、ベアリング51が根元部21aに取り付けられている。また、ベアリング52のインナレース52aの筒内に先端部21bが圧入されることにより、ベアリング52が先端部21bに取り付けられている。図2に示すように、ベアリング51は、ハウジング10とシャフト21の根元部21aとの間に介在する。すなわち、ハウジング10は、ベアリング51を介して、シャフト21を回転可能に支持する。また、図1に示すように、ベアリング52は、ピストン42との間に介在する。すなわち、ベアリング52は、シャフト21とピストン42との間の摩擦抵抗を減らす。カム30は、上述した先端部21bや、ベアリング52等を有している。なお、ベアリング51,52は、ボールベアリングであるが、これには限定されず、少なくとも一方はニードルベアリング等であっても良い。また、ベアリング51,52のうち少なくとも一方は、ブッシュ等であってもよい。ベアリング51,52やブッシュ等は、軸受の一例である。
ハウジング10のモータ20が取り付けられる面10aには、円筒状の凹部13が設けられている。モータ20は、根元部21aや、先端部21b、ベアリング51,52等が凹部13に収容された状態で、ねじ等の結合具によって、面10aに取り付けられる。凹部13は、円筒状の面13aと、円形状の面13bとによって構成されている。面13aは、ベアリング51の面51cと面している。面13aは、内面や、内周面、円筒面、筒内面等とも称され、面13bは、底面や端面等とも称されうる。凹部13は、カム室や、収容室、空間等とも称されうる。面51cは、外面や、外周面、円筒面、筒外面等とも称されうる。
このような構成において、凹部13の面13aと、ベアリング51のアウタレース51bの面51cとの間に隙間があると、吸入と吐出との切り替わりに伴う油室44の圧力の変化や、モータ20に作用する慣性力、外部からの振動等に伴って、ハウジング10とベアリング51やモータ20との相対的な移動や振動が生じ、これにより、音が生じる場合がある。その対策として、凹部13の面13aとベアリング51の面51cとの間の隙間がより小さく設定されると、ベアリング51は凹部13に挿入され難くなり、ひいては、モータ20はハウジング10に装着され難くなる。
そこで、本実施形態では、面13aと面51cとの間に所要の隙間を設定しておき、凹部13にシャフト21およびベアリング51,52を挿入した後に、面13aを部分的に面51cに向けて突出した状態に塑性変形させて突出部14を構成する。これにより、ベアリング51が、突出部14と、面13aにおいて突出部14とは周方向に離れた対向部位15と、によって挟まれ、保持された構成を得ることができる。したがって、本実施形態によれば、凹部13への挿入のしやすさを確保しながら、モータ20とハウジング10との相対的な移動や振動を抑制することができる。
具体的には、図2に示すように、ハウジング10には、凹部13の面13aの裏側、すなわち径方向の外側に、穴16Aが設けられている。穴16Aは、凹部13の軸方向と平行に延びている。また、穴16Aの奥部は、凹部13と隣接して配置されている。これにより、凹部13と穴16Aとの間には、壁部17が設けられる。このような構成において、作業者は、凹部13にシャフト21およびベアリング51,52を挿入した後、穴16Aにボール18Aを圧入することにより、当該穴16Aを広げることができる。これにより、穴16Aと凹部13との間の壁部17が、塑性変形により凹部13側に突出し、突出部14が構成される。このようにして、突出部14とベアリング51の突出部14とは反対側の対向部位15とによって、ベアリング51が挟まれ、保持された構成が得られる。穴16Aは、挿入孔の一例であり、ボール18Aは、挿入体の一例である。なお、各図では、隙間や、突出部の突出量等が、実際よりも誇張して描かれている。
また、図2に示すように、突出部14は、ベアリング51の面51cのうち軸方向の中央位置とは軸方向に外れた部位と接触している。具体的に、本実施形態では、突出部14は、ベアリング51の面51cの軸方向の中央位置、すなわち図2の上下方向の中央位置から、図2の下側にずれた位置、例えば、軸方向の端部に、接触している。よって、アウタレース51bまたはインナレース51aにおいて転動体の近傍の部位が変形するのが、抑制される。したがって、例えば、ベアリング51が、より負荷の小さい状態で使用されうる。
また、穴16Aは、第一の区間16aと、第二の区間16bとを含む。第一の区間16aは、不図示の開口部、すなわちボール18Aや工具の出入口から遠い側、すなわち、穴16Aのうち奥の区間である。ボール18Aは、穴16Aのうち第一の区間16aに圧入されている。また、第二の区間16bは、第一の区間16aよりも不図示の開口部に近い側の区間である。第二の区間16bでは、第一の区間16aに圧入する際にボール18Aに印加される力よりも小さい力をボール18Aに加えることにより、ボール18Aが移動することができる。具体的には、例えば、第一の区間16aの直径は、ボール18Aの直径よりも僅かに小さく設定され、第二の区間16bの直径は、ボール18Aの直径よりも大きく設定される。このような構成により、第一の区間16aにボール18Aが圧入される構成において、第二の区間16bにおいては、ボール18Aがより容易にあるいはより迅速に通過しうる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ベアリング51は、ポンプ装置100のハウジング10によって支持される。よって、本実施形態によれば、ベアリング51を支持する部材を別途設ける必要が無い。よって、例えば、ポンプ装置100が、より軽くあるいはより小さく構成されうる。
また、本実施形態では、凹部13にベアリング51が挿入された後に塑性変形させた突出部14と、当該突出部14と周方向に離間した対向部位15とによって、ベアリング51が挟まれ、保持される。よって、突出部14と対向部位15とによってベアリング51が保持されない構成に比べて、ハウジング10によってモータ20をより安定的にあるいはより強固に支持することができる。よって、例えば、モータ20のがたつきや、当該がたつきに伴う振動や音の発生が、抑制されうる。また、凹部13とベアリング51との隙間が予め狭い構成と比べて、例えば、モータ20とハウジング10とを、より容易にあるいはより迅速に組み立てることができる。なお、突出部14および対向部位15は、必ずしもベアリング51を強固に挟む必要は無く、突出部14および対向部位15のうち少なくとも一つは、振動やがたつきを抑制できる程度に、接触するかあるいはクリアランスを介してベアリング51と対向してもよい。
また、本実施形態では、凹部13と穴16Aとの間の壁部17の塑性変形により、突出部14が構成される。よって、例えば、突出部14を、より容易にあるいはより精度良く構成することができる。
また、本実施形態では、穴16Aに挿入されたボール18Aによって、壁部17が塑性変形される。よって、例えば、突出部14を、より容易に構成することができる。なお、本実施形態では、ボール18Aは、ハウジング10内に残留する。
<第1実施形態の第1変形例>
図3に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、穴16Bが穴16Aと相違している。すなわち、穴16Bの向きが穴16Aとは異なっている。穴16Bは、凹部13の径方向に沿って延びている。このような構成によっても、穴16Bと凹部13との間に壁部17を構成することができ、ボール18Aの圧入による壁部17の凹部13側への塑性変形によって、突出部14が得られる。また、本変形例では、ボール18Aが穴16Bの奥に突き当たっている。このような構成により、例えば、ボール18Aがより容易に位置決めされやすい。よって、例えば、突出部14の突出量の個体差が、より低減されやすい。穴16Bは、挿入孔の一例である。
<第1実施形態の第2変形例>
図4に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態あるいは第1変形例と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、挿入体は、ボール18Aでは無く、先端側に円錐面を有した円錐体18Bである。このような構成によっても、穴16Aと凹部13との間に壁部17を構成することができ、円錐体18Bの圧入による壁部17の凹部13側への塑性変形によって、突出部14が得られる。円錐体18Bは、挿入体の一例である。
<第1実施形態の第3変形例>
図5に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態や、第1変形例、第2変形例等と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、ハウジング10内に挿入体を残存させることなく、工具18Cによって壁部17を凹部13側へ押して塑性変形させることで、突出部14が得られている。このような構成によっても、上記第1変形例と同様の効果が得られる。また、本変形例によれば、ボール18Aや円錐体18B等の挿入体が残存しない分、例えば、ポンプ装置100をより軽量に構成できる。工具18Cは、挿入体の一例である。
<第1実施形態の第4変形例>
図6に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態や、第1変形例〜第3変形例等と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、ハウジング10の、穴16Aの凹部13とは反対側には、穴16Cが設けられている。これにより、ボール18Aの、壁部17とは反対側に、壁部19が設けられている。本変形例によれば、ボール18Aの穴16Aの第一の区間16aへの圧入により、凹部13側の壁部17と凹部13とは反対側の壁部19との両方を、比較的容易に塑性変形させることができる。したがって、より小さい力でボール18Aを圧入できるようになる分、より容易にあるいはより迅速にポンプ装置100を組み立てることができるようになるとともに、圧入に要する力をより小さくすることができる。また、例えば、壁部17のみが塑性変形する場合に比べて、ボール18Aの位置の個体差がより低減されやすい。壁部19は、第二の壁部の一例である。
<第1実施形態の第5変形例>
図7に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態や、第1変形例〜第4変形例等と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、凹部13の面13aの、突出部14とは反対側に、ベアリング51の面51cから離れる方向に、すなわちベアリング51の径方向の外側に凹む凹部31が設けられている。よって、凹部13の面13aのうち、凹部31の周方向の両側に隣接した領域が、対向部位15となる。このような構成によれば、ベアリング51を、突出部14および二つの対向部位15の合計三点で挟み、保持することができるため、ベアリング51をより確実にあるいはより安定的に支持することができる。
また、凹部31が、ポンプ装置100の頻度の高い通常使用状態における鉛直下方、例えば、車両に搭載されるポンプ装置100の場合にあっては車両下方(図7ではZ方向の反対方向)に向けて、凹むよう構成されている。よって、本変形例によれば、凹部31を作動油の貯留部として用いることができる。
また、本変形例では、ベアリング51には、ピストン42から、シャフト21を介して、作動油の圧力による力が入力される。ここで、本変形例では、第1実施形態と同様に、シャフト21を挟んだ両側、すなわち図7の左右両側(X方向)にピストン42が並んで配置されている。よって、ベアリング51には、ピストン42から、図7ではX方向の反対方向に作用する力と、図7ではX方向に作用する力とが、交互に入力される。ここで、本変形例では、凹部31が、二つのピストン42が並ぶ方向と交差する方向、図7ではZ方向の反対方向に凹んでいるため、凹部31の両側に隣接した二つの対向部位15が、二つのピストン42が並ぶ方向に離れて配置される。よって、本変形例によれば、二つの対向部位15によって、ピストン42が並ぶ方向の両方に作用する力を受けることができるため、例えば、ベアリング51のがたつきをより確実に抑制することができる。
<第1実施形態の第6変形例>
図8に示される本変形例のポンプ装置100も、上記第1実施形態や、第1変形例〜第5変形例等と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本変形例では、図7の第5変形例と同様の配置の対向部位15を、凹部13の面13aから径方向の内側に突出した凸部13cによって構成している。このような構成によっても、上記第5変形例と同様の作用および効果(結果)が得られる。なお、凸部13cは、突出部の一例でもある。よって、本変形例によれば、ベアリング51は、複数の突出部によって挟まれ、保持されている。凸部13cは、ベアリング51の装着(仮保持)後の塑性変形による突出部ではなく、当初から面13aに加工等によって構成された突出部である。また、突出部14および二つの凸部13cのうち少なくとも一つとベアリング51との間には、クリアランスが設けられてもよい。
<第2実施形態>
図9に示される本実施形態のポンプ装置100Aも、上記第1実施形態や、第1変形例〜第6変形例等と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果(結果)が得られる。ただし、本実施形態では、ポンプ装置100Aは一つのピストン42を有している。この場合、ベアリング51には、ピストン42から、ベアリング51のピストン42とは反対方向、図9ではX方向に、作動油の圧力による力が入力される。そこで、本実施形態では、対向部位15が、ベアリング51のピストン42とは反対側に配置されている。これにより、作動油の圧力による力を、面状の対向部位15によって受けることができ、ベアリング51のがたつきをより確実に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各部品や、機構、形状等のスペック(構造や、種類、数、大きさ、位置、配置等)は、適宜に変更して実施することができる。また、実施形態や変形例の構成を部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、本発明のモータの支持構造は、ブレーキシステム用のモータの支持構造や、ポンプ装置以外でのモータの支持構造等にも適用可能である。
また、実施形態の発明は、以下のようにも記述することができる。
[1] 上記挿入孔は、上記挿入体が圧入された第一の区間と、上記第一の区間への圧入に要する力よりも小さい力で上記挿入体が通過可能な断面形状を有した第二の区間と、を含む、請求項1に記載のモータの支持構造。
[2] 上記支持部材は、上記挿入体の上記第一の壁部とは反対側に位置され、上記挿入体によって上記外周面とは反対側に屈曲変形された第二の壁部を有した、請求項1に記載のモータの支持構造。
[3] 上記周方向に離れて設けられた二つの対向部位を有した、請求項1に記載のモータの支持構造。
[4] 上記内周面の上記突出部から上記周方向に離れた位置に上記外周面から離れる方向に凹む凹部が設けられ、
二つの上記対向部位が、上記内周面のうち、上記凹部の上記周方向の両側に隣接した、[3]に記載のモータの支持構造。
[5] 上記突出部は、上記外周面の軸方向の中央部とは外れた部位に接触した、請求項1に記載のモータの支持構造。
[6] 上記内周面の上記突出部から上記周方向に離れた位置に上記外周面から離れる方向に凹む凹部が設けられ、
二つの上記対向部位が、上記内周面のうち、上記凹部の上記周方向の両側に隣接し、
上記凹部は、通常使用状態での鉛直下方に向けて凹んだ、請求項6に記載のポンプ装置。
[7] 上記ポンプ装置は、シリンダを往復するピストンを有したピストンポンプであり、
上記対向部位が、上記軸受の上記ピストンとは反対側に位置された、[6]に記載のポンプ装置。
10…ケーシング、13a…面(内周面)、14…突出部、15…対向部位、16A,16B…穴(挿入孔)、17…壁部(第一の壁部)、18A…ボール(挿入体)、18B…円錐体(挿入体)、18C…工具(挿入体)、20…モータ、21…シャフト、40…ポンプ、51…ベアリング(軸受)、51c…面(外周面)、100…ポンプ装置。

Claims (6)

  1. 回転するシャフトを有したモータと、
    前記シャフトを取り囲むように設けられるとともに、外周面を有した軸受と、
    前記外周面を部分的に隙間をあけて囲う内周面と、前記内周面から突出した状態に変形されて前記外周面と接触した突出部と、前記突出部から前記内周面の周方向に離れた対向部位と、を有し、前記モータを支持する支持部材と、
    を備え、
    前記突出部と前記対向部位とによって前記軸受が保持された、モータの支持構造。
  2. 前記支持部材は、前記突出部を構成する屈曲された第一の壁部を有した、請求項1に記載のモータの支持構造。
  3. 前記支持部材において前記第一の壁部の前記外周面とは反対側に設けられた挿入孔に挿入され、前記第一の壁部を前記外周面側に屈曲変形させることにより前記突出部を構成する挿入体を有した、請求項2に記載のモータの支持構造。
  4. 前記周方向に互いに離れた二つの前記対向部位を有した、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のモータの支持構造。
  5. 回転するシャフトを有したモータと、
    前記シャフトを取り囲むように設けられるとともに、外周面を有した軸受と、
    前記外周面を部分的に隙間をあけて囲う内周面と、前記内周面から前記外周面に向けて突出した複数の突出部と、を有し、前記モータを支持する支持部材と、
    を備え、
    前記複数の突出部によって前記軸受が保持された、モータの支持構造。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のモータの支持構造と、
    前記シャフトの回転に伴って流体を吸入して吐出するポンプと、
    を備えたポンプ装置。
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