JP2017028823A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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伊藤 健一
Kenichi Ito
健一 伊藤
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【課題】リンギングに起因する放射ノイズの発生を抑制することができるDC−DCコンバータを提供する。【解決手段】トランスが一次巻線と二次巻線とを含む。一次巻線に直列にスイッチング素子が接続されている。スイッチング素子に並列にコンデンサが接続されている。コンデンサに直列に、かつスイッチング素子に並列にインダクタが接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータに関する。
一般的なDC−DCコンバータでは、トランスの一次コイルにスイッチング素子が直列に接続されている。スイッチング素子には、スイッチング時におけるスパイク状の高電圧の発生を抑制するためにスナバ回路が接続される。下記の特許文献1に、スナバ回路を用いたDC−DCコンバータが開示されている。
特開平7−111779号公報
スイッチング素子をオンからオフに切り替えたとき、DC−DCコンバータを構成するコイルや線路のインダクタ成分、スイッチング素子の寄生容量、スナバ回路のキャパシタンス等の影響により、リンギングが発生する。このリンギングが放射ノイズの原因になる。
本発明の目的は、リンギングに起因する放射ノイズの発生を抑制することができるDC−DCコンバータを提供することである。
本発明の第1の観点によるDC−DCコンバータは、
一次巻線と二次巻線とを含むトランスと、
前記一次巻線に直列に接続されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子に並列に接続されたコンデンサと、
前記コンデンサに直列に、かつ前記スイッチング素子に並列に接続されたインダクタと
を有する。
コンデンサに直列に接続されたインダクタのインダクタンスが、一次巻線のインダクタンスに加わる。このため、一次巻線、コンデンサ等を含む共振回路の共振周波数が低下する。その結果、放射ノイズの発生が抑制される。
本発明の第2の観点によるDC−DCコンバータは、第1の観点によるDC−DCコンバータの構成に加えて、前記インダクタが鉄損を有する。
インダクタンスが鉄損を有するため、スイッチングに発生するリンギング波形の振幅を小さくすることができる。
本発明の第3の観点によるDC−DCコンバータは、第1及び第2の観点によるDC−DCコンバータの構成に加えて、
前記二次巻線に現れる誘導電流を整流する整流素子と、
前記整流素子で整流された電流を平滑化する平滑コンデンサと
を有する。
整流素子及び平滑コンデンサを介して、電圧変換された直流電圧が出力される。
コンデンサに直列に接続されたインダクタのインダクタンスが、一次巻線のインダクタンスに加わる。このため、一次巻線、コンデンサ等を含む共振回路の共振周波数が低下する。その結果、放射ノイズの発生が抑制される。
図1は、実施例によるDC−DCコンバータの等価回路図である。 図2は、図1のDC−DCコンバータのスイッチング素子のオンオフ状態の時間変化、スイッチング素子の端子間の電圧の波形、及びスイッチング素子を流れる電流の波形の一例を示すグラフである。 図3Aは、実施例及び比較例によるDC−DCコンバータの水平偏波のノイズレベルの測定結果を表すグラフであり、図3Bは、実施例及び比較例によるDC−DCコンバータの垂直偏波のノイズレベルの測定結果を表すグラフである。 図4Aは、参考例によるDC−DCコンバータの等価回路図であり、図4Bは、図4Aに示したDC−DCコンバータのスイッチング素子のオンオフ状態の時間変化、スイッチング素子の端子間の電圧の波形、及びスイッチング素子を流れる電流の波形の一例を示すグラフである。 図5は、他の実施例によるDC−DCコンバータの等価回路図である。
図1に、実施例によるDC−DCコンバータの等価回路図を示す。トランス10が、一次巻線10Pと二次巻線10Sとを含む。スイッチング素子11が、トランス10の一次巻線10Pに直列に接続されている。DC−DCコンバータの入力端子30、31に印加される電圧が、スイッチング素子11と一次巻線10Pとからなる直列接続回路の両端に加わる。スイッチング素子11として、例えばMOSトランジスタを用いることができる。MOSトランジスタのドレインが一次巻線10Pに接続され、ソースには入力端子30と等しい電位が与えられる。ドライバ回路16が、スイッチング素子11をスイッチングするための制御信号を印加する。スイッチング素子11は、定められた周波数及びデューティ比でスイッチングされる。
スイッチング素子11にコンデンサ13が並列に接続されている。さらに、インダクタ12が、コンデンサ13に対して直列に、かつスイッチング素子11に対して並列に接続されている。すなわち、コンデンサ13とインダクタ12とからなる直列接続回路が、スイッチング素子11に並列に接続されている。
トランス10の二次巻線10Sに整流素子14が直列に接続されている。二次巻線10Sと整流素子14とからなる直列接続回路の両端の間に、平滑コンデンサ15が接続されている。整流素子14は、二次巻線10Sに現れる誘導電流を整流する。平滑コンデンサ15は、整流素子14で整流された電流を平滑化する。DC−DCコンバータを動作させると、入力端子30、31に印加されている直流電圧が電圧変換されて、出力端子34、35に現れる。
図1では、トランス10の二次側に半波整流回路を用いたが、その他に全波整流回路を用いることも可能である。
図2の上段に、スイッチング素子11のオンオフ状態の時間変化の一例を示し、中段にスイッチング素子11の端子間の電圧vの波形の一例を示し、下段にスイッチング素子11を流れる電流iの波形の一例を示す。スイッチング素子11は、一定のスイッチング周波数、例えば300kHzでスイッチングされる。スイッチング素子11がオンからオフに切り替わる時刻を、t1、t3で表し、時刻t1の後にオフからオンに切り替わる時刻をt2で表し、時刻t3の後にオフからオンに切り替わる時刻をt4で表す。
スイッチング素子11がオンのとき、電圧vはほぼ0Vである。時刻t1、t3においてスイッチング素子11がオンからオフに切り替わると、電圧vが立ち上がる。電圧vの立ち上がり直後に、線路、一次巻線10P、インダクタ12等のインダクタ成分、及びスイッチング素子のソースドレイン間の寄生容量、コンデンサ13のキャパシタンス等の影響により共振が生じる。この共振によって、リンギングが発生する。このリンギングが、放射ノイズの原因になる。スイッチング素子11がオフの期間に、コンデンサ13が充電される。
時刻t2、t4においてスイッチング素子11がオフからオンに切り替わると、電圧vが立ち下がるとともに、コンデンサ13の放電による突入電流が流れる。突入電流が流れた後、一次巻線10P及びスイッチング素子11に流れる電流iがほぼ線型に増加する。
上記実施例では、一次巻線10Pに、インダクタ12が直列に接続されているため、回路のインダクタ成分が大きくなる。インダクタ成分が大きくなると、LC共振回路の共振周波数が低下する。共振周波数の低下に伴い、リンギングの周波数も低下する。その結果、高周波放射ノイズの発生が低減される。
次に、図3A及び図3Bを参照して、上記実施例の他の優れた効果について説明する。上記実施例によるDC−DCコンバータの放射ノイズ特性と、比較例によるDC−DCコンバータの放射ノイズ特性とを、実際に測定する評価実験を行った。比較例によるDC−DCコンバータは、図1に示した実施例によるDC−DCコンバータのインダクタ12を省略した回路構成と同一の回路構成を有する。
評価実験に用いたDC−DCコンバータのトランス10の一次巻線10Pのインダクタンスは1mHであり、インダクタ12のインダクタンスは10μHであり、コンデンサ13のキャパシタンスは220pFであり、平滑コンデンサ15のキャパシタンスは0.22μFである。スイッチング素子11のスイッチング周波数は300kHzに設定し、デューティ比は50%に設定した。
評価実験では、電波暗室の床から80cmの高さに位置するターンテーブルに、被測定試料であるDC−DCコンバータを配置し、水平方向に3m離れた位置に受信アンテナを配置した。受信アンテナの高さは、1mから4mまでの範囲で変化させた。
図3Aは、水平偏波のノイズレベルの測定結果を表し、図3Bは、垂直偏波のノイズレベルの測定結果を表す。図3A及び図3Bの横軸は、周波数を単位「MHz」で表し、縦軸は、ノイズレベルを単位「dBμV/m」で表す。図3A及び図3Bのグラフ中の太い実線は、ノイズフィルタとして動作するインダクタ12が挿入された実施例によるDC−DCコンバータのノイズレベルを示し、細い実線は、インダクタ12を省略した比較例によるDC−DCコンバータのノイズレベルを示す。
図3A及び図3Bに示すように、実施例によるDC−DCコンバータの放射ノイズレベルが、比較例によるDC−DCコンバータの放射ノイズレベルより低いことがわかる。上述の評価実験により、ノイズフィルタ、すなわちインダクタ12(図1)を、スイッチング素子11に対して並列に挿入することによって、放射ノイズレベルの低減効果を得られることが確認された。
次に、図4A及び図4Bに示す参考例と比較した時の、上記実施例の優れた効果について説明する。この参考例は、特許文献1に開示されたDC−DCコンバータに類似する。
図4Aに、参考例によるDC−DCコンバータの等価回路図を示す。実施例では、インダクタ12(図1)がスイッチング素子11に対して並列に接続されていた。図4Aの参考例では、インダクタ12が省略されており、代わりに、インダクタ21がスイッチング素子11に対して直列に接続されている。
図4Bの上段に、スイッチング素子11のオンオフ状態の時間変化、中段にスイッチング素子11の端子間の電圧vの波形、下段にスイッチング素子11を流れる電流iの波形の一例を示す。図2の場合と同様に、スイッチング素子11がオンからオフに切り替わる時刻を、t1、t3で表し、時刻t1の後にオフからオンに切り替わる時刻をt2で表し、時刻t3の後にオフからオンに切り替わる時刻をt4で表す。
時刻t2において、スイッチング素子11がオフからオンに切り替わったときにコンデンサ13からスイッチング素子11に流れる放電電流が、インダクタ21を経由する。このため、コンデンサ13の放電に起因する突入電流の大きさを低減することができる。
時刻t2からt3までのスイッチング素子11がオンになっている期間、インダクタ21に電流が流れることにより、インダクタ21に磁気エネルギが蓄えられる。時刻t3においてスイッチング素子11がオンからオフに切り替わったとき、インダクタ21に蓄えられている磁気エネルギのため、電流は瞬時には遮断されない。この電流によって、熱損失が発生する。
これに対し、図1に示した実施例においては、図2に示した時刻t2においてスイッチング素子11がオフからオンに切り替わったときに、コンデンサ13からスイッチング素子11に流れる放電電流がインダクタ12を経由する。このため、図4Aに示した参考例の場合と同様に、コンデンサ13の放電に起因する突入電流の大きさを低減することができる。
さらに、実施例においては、スイッチング素子11にインダクタが直列に接続されていない。このため、図2に示した時刻t1、t3においてスイッチング素子11がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子11を流れていた電流がほぼ瞬時に遮断される。従って、図4A及び図4Bに示した参考例と比べて、熱損失の発生を抑制することができる。
次に、図5を参照して他の実施例によるDC−DCコンバータについて説明する。以下、図1に示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図5に、他の実施例によるDC−DCコンバータの等価回路図を示す。本実施例においては、インダクタ12として、鉄損を有するものが用いられる。鉄損を有するインダクタとして、フェライト等の磁心を有するコイルを用いることができる。鉄損には、ヒステリシス損と渦電流損とが含まれる。
インダクタ12が鉄損を有するため、インダクタ12はノイズフィルタとして機能する。ノイズフィルタにノイズエネルギが蓄えられることにより、図2に示した電圧vのリンギング波形の振幅を小さくすることができる。その結果、放射ノイズをさらに低減することができる。
上述の実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 トランス
10P 一次巻線
10S 二次巻線
11 スイッチング素子
12 インダクタ
13 コンデンサ
14 整流素子
15 平滑コンデンサ
16 ドライバ回路
21 インダクタ
30、31 入力端子
34、35 出力端子

Claims (3)

  1. 一次巻線と二次巻線とを含むトランスと、
    前記一次巻線に直列に接続されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に並列に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサに直列に、かつ前記スイッチング素子に並列に接続されたインダクタと
    を有するDC−DCコンバータ。
  2. 前記インダクタは鉄損を有する請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. さらに、
    前記二次巻線に現れる誘導電流を整流する整流素子と、
    前記整流素子で整流された電流を平滑化する平滑コンデンサと
    を有する請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。
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