JP2017028673A - 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017028673A
JP2017028673A JP2015226377A JP2015226377A JP2017028673A JP 2017028673 A JP2017028673 A JP 2017028673A JP 2015226377 A JP2015226377 A JP 2015226377A JP 2015226377 A JP2015226377 A JP 2015226377A JP 2017028673 A JP2017028673 A JP 2017028673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting device
image processing
pattern
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015226377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017028673A5 (ja
Inventor
葉 田中
Yo Tanaka
葉 田中
哲哉 岡田
Tetsuya Okada
哲哉 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
B Core Inc
Original Assignee
B Core Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by B Core Inc filed Critical B Core Inc
Priority to JP2015226377A priority Critical patent/JP2017028673A/ja
Publication of JP2017028673A publication Critical patent/JP2017028673A/ja
Publication of JP2017028673A5 publication Critical patent/JP2017028673A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】人物への負担を増加させることなく、高い精度で当該人物を連続的に検出することを可能とする。
【解決手段】発光装置10は、発光部と、発光装置10を装着する人物100を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に発光部の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御部とを含む。画像処理装置20は、カメラ200によって撮像された発光装置10を含む画像を取得する画像取得部と、取得された画像に含まれる発光装置10に含まれる発光部の点灯及び消灯に基づいてデータパターンを読み取る読取部と、読み取られたデータパターンによって表される識別データを取得するデータ取得部と、取得された識別データを、取得された画像に含まれる発光装置10の近傍に付加する画像処理部とを含む。データパターンにおいて、発光部の消灯は連続しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラムに関する。
近年では、特定の空間内の人物が移動する経路(以下、動線と表記)を管理すること(以下、動線管理と表記)が行われている。例えば工場内での作業員の動線管理は、当該工場内での効率的な作業の実現を目的として、作業工程等を改善する際に利用することができる。
ところで、上記した動線管理を行うためには特定の空間内に存在する人物を検出する(つまり、人物の位置を追跡する)必要があるが、当該人物を検出する技術の一例としては、例えば人物を識別するための人物IDを表すコード(タグ)を当該人物に付しておき、特定の空間内を移動する人物に付されたコードを撮像装置(カメラ)で読み取る技術が知られている。
このような技術によれば、撮像装置によって撮像されたコードを読み取ることによって、当該コードが付された人物を画像上で検出することができる。
特開2009−033366号公報
しかしながら、上述した技術を用いる場合、動線管理の対象となる空間の範囲を広くするためには、読み取り精度の関係により人物に付されるコード(つまり、タグのサイズ)を拡大する必要がある。しかし人物にコードを付することはサイズ的に限界があり実用性がない。
一方、このようなコードを用いることなく人物を検出するために、例えば顔認識等の認識技術を利用することが考えられる。しかしながら、このような認識技術は、特定の条件下でのみ人物を特定可能である場合が多く、特定の空間内における複数の人物の移動を連続的に精度高く検出することができない。
そこで、本発明の目的は、人物への負担を増加させることなく、高い精度で当該人物を連続的に検出することが可能な画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の1つの態様によれば、人物に装着される発光装置と、撮像装置と接続される画像処理装置とを備える画像処理システムが提供される。前記発光装置は、発光手段と、前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御手段とを含む。前記画像処理装置は、前記撮像装置によって撮像された前記発光装置を含む画像を取得する画像取得手段と、前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯に基づいて前記データパターンを読み取る読取手段と、前記読み取られたデータパターンによって表される識別データを取得するデータ取得手段と、前記取得された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加する画像処理手段とを含む。前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない。
本発明は、人物への負担を増加させることなく、高い精度で当該人物を連続的に検出することが可能な画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理システムの使用例について説明するための図。 本実施形態に係る画像処理システムに備えられる発光装置の機能構成の一例を示す図。 本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 画像上で発光装置の位置を追跡する際の領域の切り出しについて説明するための図。 点滅する発光装置の位置を追跡する際の領域の切り出しについて説明するための図。 第1のデータパターンの一例を示す図。 第2のデータパターンの一例を示す図。 第3のデータパターンの一例を示す図。 第1のループ区切りパターンの一例を示す図。 第2のループ区切りパターンの一例を示す図。 第3のループ区切りパターンの一例を示す図。 第4のループ区切りパターンの一例を示す図。 第5のループ区切りパターンの一例を示す図。 第6のループ区切りパターンの一例を示す図。 データ区切りパターンの一例を示す図。 本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理システムに備えられる発光装置の機能構成の一例を示す図。 本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処理装置の機能構成の一例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像処理システムは、特定の空間内の人物が移動する経路(以下、動線と表記)を管理するために使用される。なお、特定の空間内の人物には、工場等の作業エリア内で作業する人物(作業員)等が含まれる。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの使用例について説明するための図である。図1に示すように、画像処理システムは、作業エリア内で作業する人物100に装着される発光装置10と、カメラ(撮像装置)200と接続される画像処理装置20とを備える。
発光装置10は、例えば人物100が着用する作業服等に装着可能なようにタグのような形状を有している。発光装置10は、後述するようにカメラ200によって撮像される必要があるため、人物100が作業エリア内を移動したり向きを変えたりしたとしてもカメラ200によって撮像されるように例えば人物100が着用する帽子等(つまり、頭部)に装着されることが好ましい。なお、カメラ200によって撮像可能であれば、発光装置10は、人物100の胸部または肩部等に装着されても構わない。
カメラ200は、作業エリア内で作業する人物100(に装着された発光装置10)を撮像可能な位置に固定されて設けられる。本実施形態に係る画像処理システムは動線を管理するために使用されることから、カメラ200は、作業エリア全体を撮像可能なように人物100等に対して比較的高い位置に設置されることが好ましい。なお、本実施形態において、カメラ200は、例えば一般的なナイトモード等により赤外線(の帯域)を検知することが可能な構成であるものとする。カメラ200によって撮像された人物100(に装着された発光装置10)を含む画像(動画像)は、画像処理装置20に渡される。
画像処理装置20は、カメラ200から渡された画像に基づいて、作業エリア内で作業する人物100を当該画像上で検出する(つまり、当該人物の位置を追跡する)ための処理を実行する。
なお、図1においては便宜的に1人の人物100のみが示されているが、作業エリア内では複数の人物100が作業していても構わない。作業エリア内で複数の人物100が作業している場合には、当該人物100の各々に発光装置10が装着される。
図2は、本実施形態に係る画像処理システムに備えられる発光装置10の機能構成の一例を示す。図2に示すように、発光装置10は、発光部11、格納部12及び制御部13を含む。
発光部11は、例えば赤外線LEDのような赤外光源であり、制御部13の制御の下、赤外線(光)を発するように構成されている。なお、発光部11によって発せられる赤外線の波長は、例えば850nmとする。これは、例えばカメラ(センサ)200のベイヤーカラーの分光感度特性で850nmに受光感度を持っているためである。また、赤外線LEDの波長に合わせて赤外透過フィルタに850nmのバンドパスフィルタを用いると、外光の影響を受けにくくすることができる。
格納部12には、発光装置10(を装着する人物100)に対して予め定められている発光部11を発光させるパターン(以下、発光装置10の発光パターンと表記)が格納されている。
なお、格納部12に格納されている発光装置10の発光パターンは、当該発光装置10を装着する人物100を識別するための識別データ(以下、人物IDと表記)を表すデータパターンを含む。すなわち、上記したように作業エリア内で作業する人物100が複数存在する場合には当該人物100の各々に発光装置10が装着されるが、当該人物100の各々に装着された発光装置10の発光パターン(データパターン)はそれぞれ異なる。なお、発光パターンには、データパターン以外に、ループ区切りパターン及びデータ区切りパターンが含まれる。データパターン、ループ区切りパターン及びデータ区切りパターンの詳細については後述する。
制御部13は、例えばマイクロコンピュータ等によって実現される機能部である。制御部13は、格納部12に格納されている発光装置10の発光パターンに従って、予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を(繰り返し)制御する。すなわち、本実施形態において、発光装置10(に含まれる発光部11)は、格納部12に格納されている発光装置10の発光パターンに従って点滅するように発光する。
なお、発光装置10は、電池から供給される電力で駆動されるものとする。
図3は、本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処理装置20の機能構成の一例を示す。
図3に示すように、画像処理装置20は、画像取得部21、格納部22、パターン読取部23、データ取得部24及び画像処理部25を含む。
ここで、画像処理装置20は、ハードウェア構成として、例えばCPU及び不揮発性メモリ等を備える。本実施形態において、図3に示す画像取得部21、パターン読取部23、データ取得部24及び画像処理部25は、CPU(画像処理装置20のコンピュータ)が不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することにより実現されるものとする。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能であるし、例えばネットワークを介して画像処理装置20にダウンロードされても構わない。また、格納部22は、不揮発性メモリ等に格納されているものとする。
画像取得部21は、図1に示すカメラ200によって撮像された人物100(に装着される発光装置10)を含む画像を当該カメラ200から取得する。画像取得部21は、カメラ200において設定されているフレームレート(動画像において単位時間に処理可能なフレーム数)に応じて画像(フレーム)を順次取得する。
格納部22には、発光装置10の発光パターン(格納部12に格納されている発光パターン)が格納されている。また、格納部22には、発光装置10の発光パターンに対応づけて当該発光パターンに含まれるデータパターンによって表される人物IDが格納されている。
パターン読取部23は、格納部22に格納されている発光装置10の発光パターンを参照して、画像取得部21によって順次取得される画像に含まれる発光装置10(に含まれる発光部11)の発光パターン(点灯及び消灯の繰り返しパターン)を読み取る。
データ取得部24は、格納部22を参照して、パターン読取部23によって読み取られた発光パターンに含まれるデータパターンによって表される人物IDを取得する。
画像処理部25は、画像取得部21によって順次取得される画像に含まれる発光装置10(を装着する人物100)の近傍にデータ取得部24によって取得された人物IDを付加する。これによれば、発光装置10を装着する人物100を画像上で識別(認識)することができる。
次に、本実施形態における発光装置10の発光パターンの概要について説明する。
まず、本実施形態に係る画像処理システムは、上述したように動線を管理するために使用されることから、カメラ200から取得される画像上で人物100(に装着された発光装置10)の位置を追跡する(人物10を検出する)必要がある。このように画像上で人物100に装着された発光装置10の位置を追跡する場合、当該発光装置10を含む領域(空間)の切り出しが重要である。
ここで、図4を参照して、画像上で発光装置10の位置を追跡する際の領域の切り出しについて説明する。ここでは、カメラ200に設定されているフレームレートに応じて画像(フレーム)301及び302がカメラ200から順次取得されたものとする。なお、図4に示す画像301及び302は、便宜的に、画像中の発光装置10の部分を拡大して示している。
図4の上段の図に示すように、画像301において発光装置10が発光している状態である場合、当該画像301上では発光装置10の位置を特定することが可能であるため、当該発光装置10の位置を中心とする領域301aが画像301から切り出される。この領域301aは、画像301の次に取得される画像302において発光装置10を追跡するために用いられる。
ここで、図4の中段の図に示すように、画像301が取得された後、次の画像302が取得されるまでの間に、発光装置10(を装着した人物100)が移動したものとする。この場合、画像301が取得された後に取得された画像302においては、画像301において切り出された領域301aの範囲内で発光装置10が探索される。すなわち、移動後の発光装置10が領域301a内に存在すれば、画像302において当該発光装置10を発見して追跡することができる。この場合、図4の下段の図に示すように、発光装置10の位置を中心とする領域302aが画像302から切り出される。
このような処理を繰り返すことにより、カメラ200から取得される画像(動画像)上で発光装置10を追跡することができる。
ところで、画像301及び302において切り出される領域301a及び302a内に他の発光装置10が含まれてしまうと、追跡すべき発光装置10と当該他の発光装置10とを区別することが難しくなる。したがって、領域301a及び302aは、他の発光装置10の進入を避けるために狭くすることが好ましい。
一方、移動後の発光装置10が領域301a(または302a)内に存在しない場合には、当該発光装置10を追跡することはできない。このため、領域301a及び302aは適度な大きさ(広さ)を有する必要がある。
以上のことから、発光装置10を追跡するために画像から切り出される領域(の大きさ)は、カメラ200に設定されているフレームレートにおけるフレーム(画像)間で発光装置10(を装着する人物100)が移動すると想定される距離等に基づいて設定される。
ここで、本実施形態に係る画像処理システムにおいて、発光装置10は、上記したように点滅する(点灯及び消灯を繰り返す)ように発光する。
以下、図5を参照して、上記したように点滅する発光装置10の位置を追跡する際の領域の切り出しについて説明する。ここでは、カメラ200に設定されているフレームレートに応じて画像(フレーム)401〜403がカメラ200から順次取得されたものとする。なお、図5に示す画像401〜403は、便宜的に、画像中の発光装置10の部分を拡大して示している。
図5の上段の図に示すように、画像401において発光装置10が発光している状態である場合、当該画像401上では発光装置10の位置を特定することが可能であるため、当該発光装置10の位置を中心とする領域401aが切り出される。
ここで、図5の中段の図に示すように、画像401が取得された後、次の画像402が取得されるまでの間に、消灯した状態で発光装置10(を装着した人物100)が移動したものとする。この場合、画像401が取得された後に取得された画像402においては、画像401において切り出された領域401aの範囲内で発光装置10が探索されるが、画像402において発光装置10は消灯しているため、当該発光装置10を発見することはできない。
また、図5の下段の図に示すように、画像402が取得された後、次の画像403が取得されるまでの間に、発光装置10(を装着した人物100)が更に移動したものとする。この場合、画像402においては発光装置10を発見(追跡)することができていないため、画像403においては、画像401において切り出された領域401aの範囲内で発光装置10が探索される。このとき、画像403において発光装置10が発光している状態であったとしても、発光装置10は領域401a内には存在していないため、当該発光装置10を発見してすることはできず、結果として発光装置10を追跡することはできない。
すなわち、本実施形態においては発光装置10が点滅するように発光するため、図5において説明したように消灯した状態で発光装置10が移動してしまうことにより、発光装置10を追跡することができなくなる場合がある。このため、本実施形態における発光装置10の発光パターンは、発光装置10が消灯した状態の期間(以下、消灯期間と表記)を可能な限り短くするように構成される。すなわち、本実施形態は、発光装置10の消灯期間を短くすることによって当該消灯期間中の発光装置10の移動距離を短くすることで、図5において説明した発光装置10を追跡することができなくなる事態を回避しようとするものである。また、発光パターン(コーディング)は、画像処理に時間がかかること及びカメラ200のフレームレートの不安定さを考慮して、時間的な揺らぎに強いことが必要である。
ここで、上記したように発光装置10の発光パターンには、データパターン、ループ区切りパターン及びデータ区切りパターンが含まれる。なお、発光装置10の発光パターン(データパターン、ループ区切りパターン及びデータ区切りパターン)は、予め定められた単位時間毎に発光装置10(に含まれる発光部11)の点灯及び消灯の繰り返しパターンである。以下、これらの各パターンについて説明する。
データパターンは、上記したように発光装置10を装着する人物100を識別するための人物ID(例えば、識別番号)を表す。
図6は、データパターンの第1の例(以下、第1のデータパターンと表記)を示す。なお、以下の説明において単位時間毎の発光装置10の点灯または消灯を1回の点灯または消灯と称するものとすると、図6に示す第1のデータパターンにおいては、3回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。
図7は、データパターンの第2の例(以下、第2のデータパターンと表記)を示す。図7に示す第2のデータパターンにおいては、1回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。
図8は、データパターンの第3の例(以下、第3のデータパターンと表記)を示す。図8に示す第3のデータパターンにおいては、3回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。
このようにデータパターンは例えば点灯から開始して消灯で終了するものとし、当該データパターンにおいて単位時間よりも長い消灯期間(2回以上の消灯)はない(つまり、消灯は連続しない)。また、データパターンのルールとして、例えば長い点灯(3回の点灯)は2つまでとする。
なお、ここでは第1〜第3のデータパターンについてのみ説明したが、少なくとも発光装置10を装着する人物100を識別するための全ての人物IDを表すことが可能な程度の数のデータパターンが用意されているものとする。なお、人物IDは、複数のデータパターンによって表すことも可能である。
ループ区切りパターンは、発光パターンの開始または終了(つまり、発光パターンの区切り)を表す。なお、ループ区切りパターンは、上記したデータパターンによって表される人物IDの正当性を確認するためのチェックデジットを含んでいてもよい。チェックデジットは、例えばデータパターンによって表される人物ID(識別番号)の値を6で除算した余りであるものとする。この場合、第1〜第6のループ区切りパターンが用意されている。
図9は、第1のループ区切りパターンを示す。図9に示す第1のループ区切りパターンは、3回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。なお、第1のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「0」を表しているものとする。
図10は、第2のループ区切りパターンを示す。図10に示す第2のループ区切りパターンは、1回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。なお、第2のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「1」を表しているものとする。
図11は、第3のループ区切りパターンを示す。図11に示す第3のループ区切りパターンは、3回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。なお、第3のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「2」を表しているものとする。
図12は、第4のループ区切りパターンを示す。図12に示す第4のループ区切りパターンは、1回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。なお、第4のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「3」を表しているものとする。
図13は、第5のループ区切りパターンを示す。図13に示す第5のループ区切りパターンは、1回の点灯、1回の消灯、3回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。なお、第5のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「4」を表しているものとする。
図14は、第6のループ区切りパターンを示す。図14に示す第6のループ区切りパターンは、3回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯、1回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる繰り返しパターンである。なお、第6のループ区切りパターンに含まれるチェックデジットは、「5」を表しているものとする。
このようにループ区切りパターンは、データパターンと同様に、例えば点灯から開始して消灯で終了するものとし、当該ループ区切りパターンにおいても単位時間よりも長い消灯期間(2回以上の消灯)はない(つまり、消灯は連続しない)。また、ループ区切りパターンのルールとして、例えば長い点灯(3回の点灯)は1つまでとする。
ここでは、ループ区切りパターンに含まれるチェックデジットがデータパターンによって表される人物IDの値を6で除算した余りであるものとして説明したが、当該チェックデジットは一例であり、他のチェックデジットが用いられても構わない。
また、ループ区切りパターンにはチェックデジットが含まれているものとして説明したが、当該ループ区切りパターンは、発光パターンの開始または終了を表すものであればよく、必ずしもチェックデジットを含むものでなくてもよい。ループ区切りパターンがチェックデジットを含まない場合には、1種類のループ区切りパターン(例えば、第1〜第6のループ区切りパターンのいずれか)が用意されていればよい。
データ区切りパターンは、データパターンの境界を区別するために当該データパターンとループ区切りパターンとの間に配置される。なお、上記したように複数のデータパターンを組み合わせて人物IDを表すような場合、当該複数のデータパターンの間にもデータ区切りパターンが配置される。
図15は、データ区切りパターンの一例を示す。図15に示すデータ区切りパターンは、5回の点灯、1回の消灯が連続的に行われる点灯及び消灯の繰り返しパターンである。図15はデータ区切りパターンの一例であるが、このようにデータ区切りパターンについては他のパターンと比較して容易に区別可能な構成とすることにより、データパターン及びループ区切りパターンに対する読み取り率を向上させることができる。
ここで、本実施形態における発光装置10の発光パターンの具体例について説明する。ここでは、図6に示す第1のデータパターンによって表される人物ID(識別番号)が0であり、図7に示す第2のデータパターンによって表される人物IDが1であり、図8に示す第3のデータパターンによって表される人物IDが2であり、発光装置10を装着する人物を識別するための人物IDが0である場合を想定する。
この場合、発光装置10に含まれる格納部12には、発光装置10の発光パターンとして、図6に示す第1のデータパターン、図9に示す第1のループ区切りパターン及び図15に示すループ区切りパターンが格納されている。
これによれば、発光装置10に含まれる制御部13は、格納部12に格納されている第1のデータパターン、データ区切りパターン、ループ区切りパターン、データ区切りパターンの順に発光部11が点灯及び消灯を繰り返すように当該発光部11を制御する。
換言すれば、制御部13は、第1のデータパターンに従って予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御し、データ区切りパターンに従って予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御し、第1のループ区切りパターンに従って予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御し、データ区切りパターンに従って予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御する。
なお、このような発光パターンは、制御部13による制御の下、ループする(繰り返す)ように発光部11によって発光される。
また、格納部12に格納されている発光装置10の発光パターンは、例えば発光装置10を装着する人物100が変更される場合等に書き換える(変更する)ことも可能である。
次に、図16のフローチャートを参照して、本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処置装置20の処理手順について説明する。
図16に示す処理は、画像処理装置20に含まれる画像取得部21がカメラ200から画像(フレーム)を順次取得している状態において実行される処理である。ここでは、カメラ200は、作業エリア内で作業している発光装置10を装着した人物(作業員)100を撮像しているものとする。
また、格納部22には、作業エリア内で作業する人物100を識別するための人物IDを表すデータパターン、全てのループ区切りパターン及びデータ区切りパターンが格納されている。更に、格納部22には、データパターンに対応づけて当該データパターンによって表される人物IDが格納されている。同様に、格納部22には、各ブロックのデータパターンのブロックIDかループ区切り情報が格納されている。更に、格納部22には、ループ区切りパターンに対応づけて当該ループ区切りパターンに含まれるチェックデジットが格納されている。
まず、パターン読取部23は、画像取得部21によって順次取得される画像(つまり、動画像)に基づいて、発光装置10の発光パターンに含まれるデータ区切りパターンを読み取る(ステップS1)。
パターン読取部23は、ステップS1において読み取られたデータ区切りパターンに続く発光パターン(のブロック)を読み取る。この場合、パターン読取部23は、ステップS1において読み取られたデータ区切りパターンと、当該データ区切りパターンの次のデータ区切りパターンとの間の発光パターンを読み取る(ステップS2)。
パターン読取部23は、格納部22に格納されているデータパターン及びループ区切りパターンに基づいて、ステップS2において読み取られた発光パターンがデータパターンであるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS2において読み取られた発光パターンが格納部22に格納されているデータパターンと一致する場合、パターン読取部23は、当該発光パターンがデータパターンであると判定する。一方、ステップS2において読み取られた発光パターンが格納部22に格納されているループ区切りパターンと一致する場合、ステップS2において読み取られた発光パターンがデータパターンでない(つまり、ループ区切りパターンである)と判定する。
ステップS2において読み取られた発光パターンがデータパターンであると判定された場合(ステップS3のYES)、データ取得部24は、格納部22を参照して、当該発光パターン(データパターン)に対応づけて格納部22に格納されている人物IDを取得する(ステップS4)。
一方、ステップS2において読み取られた発光パターンがデータパターンでない(つまり、ループ区切りパターンである)と判定された場合(ステップS3のNO)、データ取得部24は、格納部22を参照して、当該発光パターン(ループ区切りパターン)に対応づけて格納部22に格納されているチェックデジットを取得する(ステップS5)。
ステップS4またはS5の処理が実行されると、発光パターンの読み取りが完了したか否かが判定される(ステップS6)。具体的には、例えば画像処理装置20において発光装置10の発光パターンに含まれるデータパターンの数が予め定められているものとする。この場合、予め定められている数のデータパターン及びループ区切りパターンが読み取られている(つまり、1周分の発光パターンが読み取られている)場合には、ステップS6において発光パターンの読み取りが完了したと判定される。なお、発光装置10の発光パターンに含まれるデータパターンの数が予め定められていない場合には、当該発光パターンに含まれるループ区切りパターンは1つであるため、例えばループ区切りパターンが読み取られた後、次にループ区切りパターンが読み取られるまでを1周分の発光パターンとしてステップS6における判定処理を実行しても構わない。
発光パターンの読み取りが完了していないと判定された場合(ステップS6のNO)、ステップS1に戻って処理が繰り返される。この場合におけるステップS1においては、ステップS2において読み取られた発光パターンの次に続くデータ区切りパターンが読み取られる。
一方、発光パターンの読み取りが完了したと判定された場合(ステップS6のYES)、データ取得部24は、ステップS4において取得された人物IDに基づいて、チェックデジットと比較される値(以下、判定値と表記)を算出する(ステップS7)。上記したようにチェックデジットが例えば人物ID(識別番号)の値を6で除算した余りである場合、データ取得部24は、ステップS4において取得された人物IDの値を6で除算した余りを判定値として算出する。
データ取得部24は、ステップS5において取得されたチェックデジット及びステップS7において算出された判定値に基づいて、ステップS4において取得された人物IDが正当であるか否かを判定する(ステップS8)。この場合、チェックデジットが判定値と一致する場合には、人物IDが正当であると判定される。一方、チェックデジットが判定値と一致しない場合には、人物IDが正当でないと判定される。
人物IDが正当であると判定された場合(ステップS8のYES)、画像処理部25は、画像取得部21によって順次取得される画像(動画像)に含まれる発光装置10(を装着する人物100)の近傍に当該人物IDを付加(表示)する処理を実行する(ステップS9)。なお、この発光装置10は、図4等を用いて説明したように画像上で追跡されている発光装置10である。
このように人物IDが付加された画像(以下、動線管理画像と表記)は、例えば画像処理装置20内に蓄積される。画像処理装置20内に蓄積された動線管理画像は、後にディスプレイ等に表示して動線管理を行う管理者等が閲覧することが可能である。このような動線管理画像によれば、管理者は、当該動線管理画像に付加されている人物IDに基づいて当該動線管理画像に含まれる人物100を容易に特定することが可能とであり、当該人物100の動線を管理(把握)することができる。
また、動線管理画像を用いた人物100の動線管理を効率化するために、上記した画像上で追跡されている発光装置10(を装着する人物100)の動線(移動する経路)が動線管理画像上に描画されるようにしてもよい。
ここでは、動線管理画像が画像処理装置20内に蓄積されるものとして説明したが、当該動線管理画像は、画像処理装置20の外部のサーバ装置等に蓄積されても構わない。
一方、ステップS8において人物IDが正当でないと判定された場合(ステップS9)、ステップS9の処理は実行されない。
なお、人物100に装着される発光装置10は、当該人物100が作業エリア内で作業している間、上述した発光パターンに従って継続的に(繰り返し)発光する。すなわち、本実施形態において、図16に示す処理は、上述したように発光装置10(を装着する人物100)を追跡している間は繰り返し実行される。
また、図16に示す処理ではステップS8において人物IDが正当でないと判定された場合にステップS9の処理が実行されないものとして説明したが、当該人物IDが正当でないと判定されるより前に実行された図16に示す処理において正当であると判定された人物IDが取得されている場合には、当該人物IDが動線管理画像に継続して付加されてもよい。一方、ステップS8において人物IDが正当でないと判定された場合において、当該人物IDが正当でないと判定されるより前に図16に示す処理において正当であると判定された人物IDが取得されていない場合には、解析中を表す文字列またはマーク等が動線管理画像に付加(表示)されてもよい。
また、作業エリア内で作業する人物100の動作によっては、当該人物100に装着される発光装置10が隠れてしまい、当該発光装置10がカメラ200によって撮像できない場合がある。このように画像取得部21によって順次取得される画像において発光装置10の発光パターンが途切れた場合(つまり、上述した発光パターンにおいて単位時間よりも長い消灯期間が検出された場合)には、当該発光パターンについては一旦不読として処理し、再度ステップS1から処理が実行されるものとする。
更に、本実施形態においては、上記したようにデータパターンは長い点灯は2つまでであり、ループ区切りパターンは長い点灯は1つまでとしている。これによれば、例えばデータパターンを読み取っている際に一瞬の途切れが発生した場合は、当該データパターンがループ区切りパターンであると誤って読み取られる可能性があるが、データパターンがループ区切りパターンであると誤って読み取られたとしても、誤った人物IDが取得されて画像に付加されるといった誤読にまでは発展しない。
なお、図16に示す処理(つまり、発光パターンの読み取り)は発光パターンの途中から開始される場合があるが、本実施形態においては、このような場合であってもデータパターン及びループ区切りパターンと比較して容易に区別可能なデータ区切りパターンから読み取ることによって誤読等を防止することができる。
また、図16に示す処理においてはループ区切りパターンにチェックデジットが含まれている場合について説明したが、当該ループ区切りパターンにチェックデジットが含まれていない場合には、ステップS5、S7及びS8の処理は省略されるものとする。
ここで、画像処理装置20における発光装置10の発光パターンの読み取り時間とカメラ200のフレームレートについて説明する。
ここでは、カメラ200のフレームレートが30fpsであり、発光装置10の発光パターンが1つのデータパターンと1つのループ区切りパターンと2つのデータ区切りパターンとを含む場合を想定する。データパターンは図6に示す第1のデータパターンであり、ループ区切りパターンは図9に示す第1のループ区切りパターンであり、データ区切りパターンは図15に示すデータ区切りパターンであるものとする。
この場合、上記した第1のデータパターン、第1のループ区切りパターン及び2つのデータ区切りパターンを含む発光パターンは、最も遅くなる組み合わせであっても1.5秒程度の時間で読み取ることができる。
上記したように本実施形態において、画像処理システムは、人物100に装着される発光装置10と、カメラ(撮像装置)200と接続される画像処理装置20とを備える。発光装置10は、発光装置10を装着する人物100を識別するための人物ID(識別データ)を表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御する。画像処理装置20は、カメラ200によって撮像された人物100に装着される発光装置10を含む画像を取得し、当該取得された画像に含まれる発光装置10(に含まれる発光部11)の点灯及び消灯に基づいてデータパターンを読み取り、当該読み取られたデータパターンによって表される人物IDを取得し、当該取得された人物IDを画像に含まれる発光装置10の近傍に付加(表示)する。なお、データパターンにおいては、発光部11の消灯が連続することはなく、発光部11の消灯期間が短くなるような点滅をする。
本実施形態においては、このような構成により、例えば作業エリア内で作業する人物100の動線を管理するような場合において、発光装置10(に含まれる発光部11)の消灯期間中に当該人物100を追跡することができなくなるような可能性を低減することが可能となるため、高い精度で人物100を検出(追跡)することが可能となる。また、本実施形態においては、発光装置10の発光パターンを画像上で読み取ることができればよいため、動線管理の対象となる作業エリアの範囲を広くするような場合であっても必要以上に発光装置10を大きくする必要はない。したがって、本実施形態において、人物100は小型の発光装置10を装着するのみでよく、当該人物100への負担を増加させることはない。
また、本実施形態において、発光装置10の発光パターンは、上記したデータパターン以外に、チェックデジットを含むループ区切りパターンを含む。チェックデジットによれば、データパターンによって表される人物IDの正当性を確認することが可能となるため、誤読を防止することが可能となる。また、データ区切りパターンをデータパターン及びループ区切りパターンの間に配置することにより、当該データパターン及びループ区切りパターンの読み取り精度(読み取り率)を向上させることも可能である。
なお、ループ区切りパターン及びデータ区切りパターンにおいても発光部11の消灯は連続しない構成により、上記した高い精度での人物100の検出を実現することができる。
すなわち、本実施形態は、人物100に装着される発光装置10を用いて単なる光通信を行うのではなく、作業エリア内の人物100の動線を管理するという状況において当該発光装置10(の発光パターン)を当該人物100を識別するための人物IDとして認識するものであるから、当該人物100の検出精度(追跡性能)を向上させるために発光装置10の消灯期間を短くするという構成を採用したものである。
本実施形態において、発光装置10の点灯及び消灯の単位時間の長さはカメラ200のフレームレートにおいて1フレームを処理するために必要な時間より長い時間であればよいが、上記したように発光装置10の消灯期間が短くなるようにするという観点によれば当該単位時間の長さは2〜3フレームを処理するために必要な時間等とすることが好ましい。この単位時間の長さは、作業エリア内の環境(作業内容及び人物100の動線等)やカメラ200のフレームレート等に応じて適宜設定(変更)可能であるものとする。
なお、本実施形態においては、上記したようにデータパターンを2つ組み合わせることによって例えば約1000種類の人物IDを表すことも可能であり、このようなデータパターンを含む発光パターンであっても数秒程度で読み取ることができる。
更に、本実施形態においては、例えば人物100に装着された発光装置10がカメラ200から隠れてしまい、画像上で発光パターンが途切れた場合には、当該発光パターンについては一旦不読として処理する。これにより、本実施形態において誤読の可能性を更に低減することができる。
また、上記したように本実施形態においては、発光装置10の消灯期間を短くすることにより追跡性能(トラッキング精度)を向上させているが、カメラ200のフレームレートを上げることが可能であれば更に追跡性能を向上させることも可能である。このようなフレームレートの向上は、追跡精度の向上だけでなく、発光パターンを読み取るまでの時間の短縮にも大きく寄与する重要なファクターである。本実施形態においては、発光装置10(に含まれる発光部11)の点滅が画像上で認識できればよいため、当該画像に対して高い解像度は要求されない。すなわち、発光装置10が強い光(赤外線)を発していれば、画像の解像度が低い場合であっても高い認識(検知)性能を実現することができる。
なお、例えば複数の色彩の光を発するように構成され、当該複数の色彩の遷移(順番)で人物IDを表す発光装置(光源)を人物100に装着する手法も考えられるが、このような手法では、光源から発せられる光の強度が強すぎると画像上で色彩の遷移を読み取ることができない場合がある。また、この手法の場合には、例えば色彩のちらつきによる誤読の可能性があるため、作業エリア内の環境や人物100までの距離等に応じて光の強度(明るさ)を調整することが必要である。これに対して、本実施形態においては、赤外線を利用することにより、光源(発光装置10)から発せられる赤外線の強度は一定より大きければよい。このため、本実施形態においては、上記した複数の色彩(カラー)を利用した場合よりも、特に距離特性の向上とキャリブレーションの簡易化が期待できる。
また、本実施形態において、発光装置10から発せられる光は単色の可視光であってもよいが、人の目で見ることができない赤外線を用いることにより、例えば眩しい等の作業エリア内で作業する人物100等に与える影響を低減することができる。
なお、本実施形態においては便宜的にカメラ200が1つであるものとして説明したが、作業エリアの広さ等に応じて当該カメラ200が複数設けられていても構わない。この場合には、各カメラ200に画像処理装置20が接続されていてもよいし、当該全てのカメラ200に対して1つの画像処理装置20が接続されていてもよい。
また、本実施形態に係る画像処理システムは、作業エリア内で作業する人物100の動線を管理するために使用されるものとして主に説明したが、特定の空間内に存在する人物の動線を管理するものであれば他の環境において使用されても構わない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像処理システムは、前述した第1の実施形態と同様に、作業エリア内で作業する人物100に装着される発光装置と、カメラ200と接続される画像処理装置とを備える。
本実施形態は、発光装置とカメラ200とが無線通信を実行可能に構成されている点で、前述した第1の実施形態とは異なる。
図17は、本実施形態に係る画像処理システムに備えられる発光装置500の機能構成の一例を示す。なお、前述した図2と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。ここでは、図2と異なる部分について主に述べる。
発光装置500は、前述した第1の実施形態における発光部11及び格納部12に加えて、通信部501及び制御部502を含む。
通信部501は、カメラ200との無線通信を実行するように構成されたデバイスによって実現される機能部である。通信部501は、例えばBluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEと表記)規格に基づく無線通信を実行する。BLEは、Bluetoothと比較して、より省電力性の高い通信規格である。
制御部502は、例えばマイクロコンピュータ等によって実現される機能部である。制御部502は、上述した第1の実施形態における制御部13と同様に、格納部12に格納されている発光装置500の発光パターンに従って、予め定められた単位時間毎に発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御する。本実施形態において、制御部502は、通信部501を介して発光装置500がカメラ200と通信可能な状態である場合に、発光部11の点灯及び消灯を制御する。
図18は、本実施形態に係る画像処理システムに備えられる画像処理装置600の機能構成の一例を示す。なお、前述した図3と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。ここでは、図3と異なる部分について主に述べる。
画像処理装置600は、前述した第1の実施形態における画像取得部21、格納部22、パターン読取部23、データ取得部24及び画像処理部25に加えて、制御部601を含む。
制御部602は、発光装置500がカメラ200と通信可能な状態である場合に、カメラ200を介して発光装置500に対する指示を送信する。
なお、上記したBLEの通信範囲は数m〜数十m程度である。本実施形態に係る画像処理システムにおいて、発光装置500及びカメラ200は、例えば発光装置500(を装着する人物100)が作業エリア内に存在する(つまり、カメラ200によって撮像可能な位置に存在する)場合に互いに通信可能であるものとする。
以下、本実施形態に係る画像処理システム(に備えられる発光装置500及び画像処理装置600)の動作について説明する。本実施形態においては、発光装置500及びカメラ200間でBLE規格に基づく無線通信が実行されることにより、画像処理システムの更なる特性の向上を実現する。
ここでは、画像処理システムの更なる特性の向上を実現するために画像処理システムにおいて実行される処理として、第1〜第7の処理について説明する。
まず、第1の処理について説明する。前述した第1の実施形態における発光装置10と同様に、発光装置500が電池から供給される電力で駆動されるものとすると、当該発光装置500における電力消費量を削減することが好ましい。このため、第1の処理は、発光装置500の省電力化を実現することを目的とする。
この第1の処理において、発光装置500に含まれる制御部502は、発光装置500がカメラ200と通信可能な状態である(つまり、発光装置500が作業エリア内に存在する)場合に発光部11を発光させる(発光装置500の発光パターンに従って発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御する)ものとする。
この第1の処理によれば、発光装置500を装着する人物100が作業エリア内で作業していない場合には当該発光装置500は発光しない(つまり、動線を管理する必要がある場合にのみ発光する)ため、当該発光装置500の省電力化を実現することができる。
次に、第2の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいて、例えば2つのデータパターンを組み合わせた場合には約1000種類の人物IDを表すことが可能であると説明したが、データパターンを更に長くするまたは3つ以上のデータパターンを組み合わせることにより、更に多数の人物ID(識別データ)を表すことも可能である。しかしながら、この場合には画像処理装置20における当該データパターンを含む発光パターンの読み取り(認識)に時間がかかるため、動線管理に影響を及ぼす可能性がある。このため、第2の処理は、画像処理装置600における読み取り速度(認識速度)を向上させることを目的とする。
この第2の処理では、画像処理装置600において読み取るためのデータパターンによって表される識別データ(以下、読取用IDと表記)と発光装置500を装着する人物100を識別するための人物IDとを分けて使用する。具体的には、発光装置500が画像処理装置600と通信可能である(つまり、発光装置500が作業エリア内に存在する)場合に、発光装置500に含まれる制御部502は、カメラ200を介して当該発光装置500を装着する人物100を識別するための人物IDを画像処理装置600に送信する。一方、画像処理装置600に含まれる制御部601は、読取用ID(を表すデータパターンに従った発光指示)をカメラ200を介して発光装置500に送信する。この場合、発光装置500に含まれる制御部502は、画像処理装置600によって送信された指示に基づいて読取用IDを表すデータパターンに従って発光するように発光部11を制御する。発光装置500(発光部11)の発光に基づいて読取用IDを表すデータパターンが画像処理装置600によって読み取られると、当該画像処理装置600に含まれる制御部601は、画像取得部21によって順次取得される画像(動画像)に含まれる発光装置500(を装着する人物100)の近傍に発光装置500によって送信された人物IDを付加する。なお、読取用IDを表すデータパターンは、人物IDを表すデータパターンと比較して短いものとする。
このような第2の処理によれば、人物IDを表すデータパターンよりも短い読取用IDを表すデータパターンを画像処理装置600が読み取ることになるため、結果として当該画像処理装置600における読み取り速度を向上させることができる。
なお、画像処理システムにおいて動線を管理する対象となる人物100が多数存在する場合であっても、1つのカメラ200によって同時に撮像される人物100の総数は多くはない。また、読取用IDは、カメラ200によって同時に撮像される複数の発光装置500(を装着する人物100)を識別可能であればよい。すなわち、第2の処理では、少ない読取用IDで様々な人物ID(識別データ)を検出(認識)ことが可能となる。
また、第2の処理においては、撮像されるカメラ200(が設置される場所)毎に発光装置500の発光パターンを変更するようなことも可能であるため、人物IDの偽造等を防止することもできる。また、第2の処理においては、無線通信により発光装置500を装着する人物100を識別するための人物IDを画像処理装置600において事前に認識(取得)すること可能であるため、例えば特定の人物100に装着される発光装置500のみを発光させるような構成とすることも可能である。
次に、第3の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいては、発光装置10の消灯期間を短くすることで追跡性能を向上させているが、発光装置10の消灯期間が存在する以上、例えば発光装置10を装着する人物100の移動速度等によっては画像処理装置600において当該発光装置10を追跡することができない場合がある。このため、第3の処理は、画像処理装置600における追跡性能を向上させることを目的とする。
この第3の処理では、画像処理装置600において一旦発光装置500の発光パターンが読み取られた場合に、画像処理装置600に含まれる制御部601は、当該発光装置500の発光パターンが読み取られたこと(つまり、データ取得部24によって人物IDが取得されたこと)をカメラ200を介して発光装置500に通知する。この場合、発光装置500に含まれる制御部502は、制御部601からの通知に応じて発光部11が常時(連続)点灯させる。
この第3の処理によれば、一旦認識された発光装置500を消灯させないことにより、当該発光装置500に対する追跡性能を向上させることが可能となる。
なお、上述した図4等において説明した発光装置500の位置を追跡する際に切り出される領域内に複数の発光装置500が位置する場合(例えば、画像上で複数の発光装置500が交差するような場合)には、当該複数の発光装置500の混同が発生してしまう。この場合には、画像処理装置600は混同が発生したために追跡ができなくなった旨をカメラ200を介して発光装置500に通知することにより、当該発光装置500を装着する人物IDを表すデータパターン(発光パターン)に従って当該発光装置500が発光するような制御を再開することができる。これによれば、再度発光装置500の追跡を開始することができる。
次に、第4の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいて、発光装置10を装着する人物100は、当該発光装置10の発光パターンが画像処理装置20によって読み取られているか否かを把握することはできない。このため、第4の処理は、画像処理装置600において発光装置500の発光パターンが読み取られていることを当該発光装置500を装着する人物100に通知することを目的とする。
この第4の処理では、画像処理装置600において発光装置500の発光パターンが読み取られた場合、当該画像処理装置600に含まれる制御部601は、当該発光装置500の発光パターンが読み取られたこと(つまり、データ取得部24によって人物IDが取得されたこと)をカメラ200を介して発光装置500に通知する。この場合、発光装置500は、発光装置500の発光パターンが読み取られたことを当該発光装置500を装着する人物100に通知する。この人物100への通知(以下、読取通知と表記)は、例えば発光装置500においてブザー音を出力するまたは当該発光装置500を振動させる等によって行われる。
なお、このような第4の処理によれば、例えば人物100が読取通知を受けてから作業エリア内に進入するようにすることができる。換言すれば、第4の処理によれば、発光装置500の発光パターンが読み取られていない段階で人物100が作業エリア内に進入し、当該作業エリア内に存在するにもかかわらず当該人物100を追跡できていないような時間帯をなくすことができる。
次に、第5の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいては、発光装置10の発光パターンにおいて繰り返し制御される点灯及び消灯の単位時間は一定である。しかしながら、各作業エリアを撮像するように複数のカメラ200が設置されているような場合には発光装置10を装着する人物100は当該複数のカメラ200によって撮像される可能性があり、当該複数のカメラ200の性能(例えば、フレームレート)が同一であるとは限らない。換言すれば、発光装置10における点灯及び消灯の単位時間が当該発光装置10(を装着する人物100)を撮像するカメラ200のフレームレートに対して適切でない場合があり、この場合には画像処理装置20における読み取り速度が低下してしまう(つまり、更に読み取り速度を向上できる)場合がある。このため、第5の処理は、画像処理装置600における読み取り速度を向上させることを目的とする。
この第5の処理では、発光装置500がカメラ200と通信可能である(つまり、カメラ200によって撮像可能な位置に存在する)場合に、画像処理装置600に含まれる制御部601は、当該カメラ200を介して当該カメラ200のフレームレートを発光装置500に送信する。この場合、発光装置500に含まれる制御部502は、制御部601によって送信されたカメラ200のフレームレートに基づいて、発光装置500における点灯及び消灯の単位時間の設定を変更する(つまり、当該フレームレートに合わせた点滅間隔になるように最適化する)。具体的には、発光装置500における点灯及び消灯の単位時間は、制御部601によって送信されたカメラ200のフレームレートにおいて例えば2〜3フレームを処理するために必要な時間に変更される。
このような第5の処理によれば、カメラ200のフレームレートに適した単位時間で発光装置500の点灯及び消灯を制御することができるため、発光パターンの長さを短縮することができ、結果として画像処理装置600における読み取り速度を向上させることができる。
次に、第6の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいては、発光装置10に含まれる発光部11の発光強度(赤外線の強度)は一定である。しかしながら、発光装置10からカメラ200までの距離が遠い場合には、赤外線の強度を上げた方が画像処理装置600における発光パターンの読み取り(認識)率は向上する。このため、第6の処理は、画像処理装置600における読み取り精度を向上させることを目的とする。
ここで、本実施形態におけるBLE規格に基づく無線通信の場合、通信の電波の強度から通信相手先までの距離を算出(試算)することができる。したがって、第6の処理において、発光装置500に含まれる制御部502は、BLE規格に基づく無線通信の電波の強度からカメラ200までの距離を算出し、当該距離に基づいて発光部11による発光強度を変更(補正)する。具体的には、制御部502は、カメラ200までの距離が遠い場合には発光部11による発光強度を上げるような補正を行う。
このような第6の処理によれば、カメラ200までの距離に応じた適切な発光強度で発光部11を発光させることが可能となるため、画像処理装置600における読み取り精度を向上させることができる。また、第6の処理においては、カメラ200までの距離が近い場合には発光部11による発光強度を下げるような補正を行うことも可能であるので、発光装置500の省電力化を図ることも可能である。
次に、第7の処理について説明する。前述した第1の実施形態に係る画像処理システムにおいて、画像処理装置20は、発光装置10に含まれる発光部11の発光パターンの開始タイミング等を把握することはできないため、データパターン及びループ区切りパターンについて誤読してしまう可能性がある。このため、第7の処理は、画像処理装置600における誤読を防止することを目的とする。
この第7の処理では、発光装置10において発光部11を発光させる際に、当該発光装置10に含まれる制御部502は、カメラ200を介して発光部11の発光パターンの開始タイミング(つまり、発光部11の点灯及び消灯を繰り返し制御するタイミング)等を画像処理装置600に通知する。この場合、画像処理装置600に含まれるパターン読取部23は、制御部502からの通知に基づいて発光パターン(データパターン、ループ区切りパターン)を読み取ることができる。
このような第7の処理によれば、画像処理装置600は発光部11の発光パターンの開始タイミング等を把握すること可能であるため、予め定められているデータパターン及びループ区切りパターン等の順序を考慮することによって誤読の可能性を低減させることが可能となる。
上記したように本実施形態においては、発光装置500及びカメラ200間でBLE規格に基づく無線通信を実行することにより、画像処理システムの更なる特性の向上を実現することができる。
上記した第1〜第7の処理は一例であり、発光装置500及びカメラ200間の無線通信に基づいて他の処理が実行されても構わない。
また、本実施形態に係る画像処理装置600においては、第1〜第7の処理のうちの少なくとも1つの処理が実行されるが、例えば当該第1〜第7の処理のうちの2つ以上の処理を組み合わせて実行しても構わない。
なお、本実施形態においては発光装置500及びカメラ200間でBLE規格に基づく無線通信が実行されるものとして説明したが、当該発光装置500及びカメラ200間で相互通信可能であれば、他の通信規格(例えば、Wi−Fi(登録商標))等に基づく無線通信が実行されても構わない。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
10,500…発光装置、20,600…画像処理装置、100…人物、200…カメラ(撮像装置)、11…発光部、12…格納部、13,502…制御部、21…画像取得部、22…格納部、23…パターン読取部、24…データ取得部、25…画像処理部、501…通信部、601…制御部。

Claims (19)

  1. 人物に装着される発光装置と、撮像装置と接続される画像処理装置とを備える画像処理システムにおいて、
    前記発光装置は、
    発光手段と、
    前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御手段と
    を含み、
    前記画像処理装置は、
    前記撮像装置によって撮像された前記発光装置を含む画像を順次取得する画像取得手段と、
    前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯に基づいて前記データパターンを読み取る読取手段と、
    前記読み取られたデータパターンによって表される識別データを取得するデータ取得手段と、
    前記取得された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加する画像処理手段と
    を含み、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記制御手段は、前記データ取得手段によって取得される識別データの正当性を確認するためのチェックデジットを含むループ区切りパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を更に繰り返し制御し、
    前記読取手段は、前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光装置の点灯及び消灯に基づいて前記ループ区切りパターンを更に読み取り、
    前記画像処理装置は、前記読み取られたループ区切りパターンに含まれるチェックデジットに基づいて前記取得された識別データの正当性を確認するチェック処理手段を更に含み、
    前記ループ区切りパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記制御手段は、前記データパターンに従った前記発光手段の点灯及び消灯の繰り返し制御と、前記ループ区切りパターンに従った前記発光手段の点灯及び消灯の繰り返し制御との間に、当該データパターンと当該ループ区切りパターンとを区別するためのデータ区切りパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を更に繰り返し制御し、
    前記読取手段は、前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光装置の点灯及び消灯に基づいて前記データ区切りパターンを更に読み取り、
    前記データ区切りパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  4. 前記データパターンに従った前記発光手段の点灯及び消灯の繰り返し制御、前記ループ区切りパターンに従った前記発光手段の点灯及び消灯の繰り返し制御、及び前記データ区切りパターンに従った前記発光手段の点灯及び消灯の繰り返し制御は、ループするように繰り返されることを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
  5. 前記発光手段は、赤外光を発光することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 前記予め定められた単位時間は、前記撮像装置のフレームレートに基づいて定められていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を更に含み、
    前記制御手段は、前記発光装置が前記撮像装置と通信可能な状態である場合に、前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  8. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記通信手段は、前記撮像装置を介して前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを前記画像処理装置に送信し、
    前記制御手段は、前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データの代わりに、前記撮像装置を介して前記画像処理装置によって指示された読取用の識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御し、
    前記画像処理手段は、前記データ取得手段によって前記読取用の識別データが取得された場合、前記送信された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  9. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記画像処理装置は、前記撮像装置を介して前記データ取得手段によって識別データが取得されたことを前記発光装置に通知し、
    前記制御手段は、前記画像処理装置からの通知に応じて、前記発光手段を連続点灯させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  10. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記画像処理装置は、前記撮像装置を介して前記データ取得手段によって識別データが取得されたことを前記発光装置に通知し、
    前記制御手段は、前記画像処理装置からの通知に応じて、前記データ取得手段によって識別データが取得されたことを前記発光装置を装着する人物に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  11. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記画像処理装置は、前記撮像装置を介して当該撮像装置のフレームレートを前記発光装置に送信し、
    前記制御手段は、前記送信されたフレームレートに基づいて、前記単位時間を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  12. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記制御手段は、前記無線通信の電波の強度から前記撮像装置までの距離を算出し、当該距離に基づいて前記発光手段による発光強度を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  13. 前記発光装置は、前記撮像装置との無線通信を実行する通信手段を含み、
    前記制御手段は、前記撮像装置を介して前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御するタイミングを前記画像処理装置に通知し、
    前記読取手段は、前記制御手段からの通知に基づいて前記データパターンを読み取る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  14. 前記発光装置と前記撮像装置との間の無線通信は、Bluetooth Low Energy規格に基づく通信を含むことを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  15. 人物に装着される発光装置において、
    発光手段と、
    前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御手段と
    を具備し、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする発光装置。
  16. 人物に装着される発光装置であって、発光手段と、前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御手段とを含む発光装置を撮像可能な撮像装置と接続される画像処理装置において、
    前記撮像装置によって撮像された前記発光装置を含む画像を順次取得するデータ取得手段と、
    前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯に基づいて前記データパターンを読み取る読取手段と、
    前記読み取られたデータパターンによって表される識別データを取得するデータ取得手段と、
    前記取得された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加する画像処理手段と
    を具備し、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする画像処理装置。
  17. 人物に装着される発光装置と、撮像装置と接続される画像処理装置とを備える画像処理システムが実行する画像処理方法であって、
    前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御するステップと、
    前記撮像装置によって撮像された前記発光装置を含む画像を順次取得するステップと、
    前記取得された画像に含まれる発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯に基づいて前記データパターンを読み取るステップと、
    前記読み取られたデータパターンによって表される識別データを取得するステップと、
    前記取得された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加するステップと
    を具備し、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする画像処理方法。
  18. 人物に装着される発光装置が実行する発光方法であって、
    前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光装置に含まれる発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御するステップを具備し、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とする発光方法。
  19. 人物に装着される発光装置であって、発光手段と、前記発光装置を装着する人物を識別するための識別データを表すデータパターンに従って、予め定められた単位時間毎に前記発光手段の点灯及び消灯を繰り返し制御する制御手段とを含む発光装置を撮像可能な撮像装置と接続される画像処理装置のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記撮像装置によって撮像された前記発光装置を含む画像を順次取得するステップと、
    前記取得された識別データを、前記取得された画像に含まれる発光装置の近傍に付加するステップと
    を実行させ、
    前記データパターンにおいて、前記発光手段の消灯は連続しない
    ことを特徴とするプログラム。
JP2015226377A 2015-11-19 2015-11-19 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム Pending JP2017028673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226377A JP2017028673A (ja) 2015-11-19 2015-11-19 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226377A JP2017028673A (ja) 2015-11-19 2015-11-19 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015144943A Division JP5928969B1 (ja) 2015-07-22 2015-07-22 画像処理システム、発光装置、画像処理方法及び発光方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017028673A true JP2017028673A (ja) 2017-02-02
JP2017028673A5 JP2017028673A5 (ja) 2017-10-05

Family

ID=57950036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015226377A Pending JP2017028673A (ja) 2015-11-19 2015-11-19 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017028673A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112822411A (zh) * 2019-11-18 2021-05-18 富士施乐株式会社 信息处理装置与其系统及方法、点亮装置、及记录介质
US11582396B2 (en) 2020-03-24 2023-02-14 Casio Computer Co., Ltd. Information processing device, information processing method, and recording medium

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362399A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Nissan Motor Co Ltd 物体追跡装置
JP2006033329A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Advanced Telecommunication Research Institute International 光学マーカシステム
JP2008250898A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Victor Co Of Japan Ltd 監視制御装置
JP2013038489A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 情報伝送システム、移動体位置検知装置、発信装置、および受信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362399A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Nissan Motor Co Ltd 物体追跡装置
JP2006033329A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Advanced Telecommunication Research Institute International 光学マーカシステム
JP2008250898A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Victor Co Of Japan Ltd 監視制御装置
JP2013038489A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 情報伝送システム、移動体位置検知装置、発信装置、および受信装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112822411A (zh) * 2019-11-18 2021-05-18 富士施乐株式会社 信息处理装置与其系统及方法、点亮装置、及记录介质
US11877098B2 (en) 2019-11-18 2024-01-16 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus, lighting device, and non-transitory computer readable medium storing program
US11582396B2 (en) 2020-03-24 2023-02-14 Casio Computer Co., Ltd. Information processing device, information processing method, and recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210153746A1 (en) Systems and methods for video-based monitoring of a patient
EP3192328B1 (en) Method determining the suitable lighting for an activity.
JP5928969B1 (ja) 画像処理システム、発光装置、画像処理方法及び発光方法
KR101189209B1 (ko) 위치 인식 장치 및 그 방법
US10878251B2 (en) Image processing system
RU2017103967A (ru) Обнаружение движения и/или положения объекта, подлежащего мониторингу
JP2011192236A (ja) タグ認識システム、タグ認識装置およびタグ認識方法
KR101906671B1 (ko) 어신감지기능을 갖는 전자케미 및 이를 이용한 어신감지시스템
JP2017028673A (ja) 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム
CN110024307A (zh) 可见光通信检测和/或解码
GB2589080A (en) Surveillance system
US10389444B2 (en) Image processing apparatus, image processing system, image processing method, and recording medium
US11877098B2 (en) Information processing apparatus, lighting device, and non-transitory computer readable medium storing program
JP4322145B2 (ja) 光学タグシステム
JP6747390B2 (ja) 撮影制御装置、車両用撮影装置、撮影制御方法およびプログラム
JP6508730B2 (ja) 発光マーカ装置、マーカ検出装置、伝送システム、マーカ発光方法、マーカ検出方法、及びプログラム
JP6888250B2 (ja) 画像処理装置、測定装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
KR102654351B1 (ko) 피난 유도 시스템
WO2023242337A1 (en) System and method for detecting a fall of a person
JP5620889B2 (ja) 情報伝送システム
CN112422931A (zh) 光通信装置以及用于传输和接收信息的方法
CN116964644A (zh) 监测系统
WO2022161900A1 (en) Surveillance system
WO2015178424A1 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム及び電子機器の制御システム
CN116762053A (zh) 信息提示系统、终端装置以及程序

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170621

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170621

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180313