JP2004362399A - 物体追跡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】追跡対象の物体を安定的に追跡するための計算量を削減し、また、追跡対象の物体の形状が変化した場合であっても、適切に追跡対象の物体を追跡できるようにする。
【解決手段】連続するフレーム画像のうちの前のフレーム画像で画素102が物体の輪郭を示す画素として注目されているとき、この画素102から物体の最大移動可能量に応じた範囲の領域を次のフレーム画像での探索領域として設定し、画素102から物体の最大移動可能量に応じた範囲の領域に含まれる画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域を、次のフレーム画像での許容濃度域として設定する。そして、次のフレーム画像で、探索領域に含まれる画素であって許容濃度域内の画素値を持つ画素103を、物体の輪郭を示す画素として抽出する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像手段で連続的に撮像された画像間で移動する物体を追跡する物体追跡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等の撮像手段により連続的に撮像された画像を処理して、各画像間で移動する物体を追跡する技術が提案されており、例えば自動車の車両前方の物体を追跡して車両の安全な走行を支援するといった用途での実用化が期待されている。
【0003】
この種の技術では、従来、テンプレートを用いたブロックマッチング処理によって物体の追跡を行うようにしたものが多い。但し、テンプレートを用いたブロックマッチング処理では、特に輪郭領域において十分な正確さが得られないといった問題や、物体の向きが変化した場合に対応が難しいといった問題があり、これらの問題に対する解決策が種々検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照)。
【0004】
特許文献1に記載の技術は、前の画像における追跡対象の輪郭が特定されたときに、この輪郭上の特徴点についてブロックマッチングを行って次の画像での推定輪郭を求めて、この推定輪郭の周囲の領域を輪郭候補領域とし、更に推定輪郭上の特徴点位置に従って輪郭候補領域を小領域に分割し、各小領域毎に輪郭の勾配を検出するグラディエントの検出を行うことで、次の画像における追跡対象の輪郭を特定するようにしている。これにより、ブロックマッチングの処理だけでは不完全であった追従性能を向上させることが可能となっている。
【0005】
また、特許文献2に記載の技術は、テンプレートを用いたブロックマッチング処理で検出した領域及びその近傍領域に対してエッジ検出を行って、それに応じてテンプレートの位置補正を行い、補正した位置の画像を新たなテンプレートとして更新して、次の画像でのブロックマッチングに用いるようにしている。これにより、追跡対象の向きが変化した場合でも、この追跡対象を安定的に追跡することが可能となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−335268号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−60263号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、何れも、ブロックマッチング処理によって追跡対象となる物体の位置を推定することを前提としているため、追跡対象となる物体の位置の推定を正確に行うにはかなりの計算量が必要とされ、リアルタイムで物体の追跡を正確に行うには、演算処理手段に極めて高い処理能力が要求されることになる。
【0009】
例えば、前記特許文献1に記載の技術では、次の画像での推定輪郭を求める際にブロックマッチングを行うようにしており、一致度が最大となるマッチング位置又は誤差が最小となるマッチング位置を探索的に検出するために、多くの計算量が必要とされる。更に、この計算量はブロックマッチングを行う特徴点数にも比例し、詳細な対象輪郭を検出するためには特徴点数を多く取る必要があることからも、必然的に計算量が多くなってしまう。
【0010】
また、前記特許文献2に記載の技術においても、追跡対象の位置を検出する際に、基本的にはテンプレートを用いたブロックマッチングを行うようにしているので、追跡対称の位置を詳細且つ正確に推定するには、相応の計算量が求められることになる。
【0011】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、少ない計算量で追跡対象の物体を安定的に追跡することができ、また、追跡対象の物体の形状が変化した場合であっても、適切に追跡対象の物体を追跡することが可能な物体追跡装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る物体追跡装置は、撮像手段により所定のフレームレートで連続的に撮像された画像から追跡対象となる物体を特定し、この物体を画像間で追跡するものであり、探索領域設定部と、許容濃度域設定部と、物体輪郭抽出部とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
探索領域設定部は、撮像手段のフレームレートに基づき、連続する画像間で追跡対象となる物体が移動し得る最大移動可能量を推定し、前の画像における物体の輪郭の位置と、推定した物体の最大移動可能量とから、次の画像における探索領域を設定する。
【0014】
また、許容濃度規定部は、前の画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値に基づいて、次の画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定する。具体的には、例えば、前の画像における物体の輪郭を示す画素を基準として探索領域設定部により推定された物体の最大移動可能量に応じた範囲内の画素の濃度値を参照し、その中で最小の濃度値を下限、最大の濃度値を上限とする濃度域を、次の画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域として設定する。
【0015】
そして、物体輪郭抽出部は、次の画像の中で、探索領域設定部により設定された探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度域設定部により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、次の画像における物体の輪郭を示す画素として抽出する。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係る物体追跡装置によれば、前の画像を元に設定された探索領域や許容濃度域に基づいて、次の画像の中で、探索領域内に含まれる画素であって許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、追跡対象となる物体の輪郭を示す画素として抽出するようにしているので、例えばブロックマッチング等の手法によって物体の輪郭を抽出するようにした場合と比較して、格段に少ない計算量で安定的に物体を追跡することができる。また、物体の形状に依存することなく物体の輪郭を抽出できるので、物体の形状が変化した場合であっても、適切に物体の追跡を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明を適用した物体追跡装置の一構成例を示すブロック図である。この物体追跡装置は、所定のフレームレートで連続的に画像を撮像する撮像手段1と、この撮像手段1によって撮像された画像から追跡対象となる物体を特定する追跡対象特定部2と、本発明に特徴的な処理を行う探索領域設定部3、許容濃度域設定部4、物体輪郭抽出部5とを備える。
【0019】
撮像手段1は、例えばCMOSやCCD等のイメージセンサを備え、このイメージセンサの各画素毎に、入射する光の強度に応じた電圧値を画像信号として出力する。この画像信号は、ゲインコントローラによって制御されるアンプで増幅された後、A/D変換器でデジタルデータに変換されて、各フレーム画像の画像データとして出力される。また、特に本発明を適用した物体追跡装置で用いられる撮像手段1は、通常の表示画像を撮像する撮像手段のフレームレート(例えば30fps)に比べて高いフレームレートでの画像撮像及び出力が可能とされており、この撮像手段1から連続的に出力されるフレーム画像間では、画像にさほど大きな変化が現れないようになっている。
【0020】
追跡対象特定部2は、フレームメモリやCPU等を備え、撮像手段1から出力される各フレーム画像の画像データをフレーム単位でフレームメモリに記憶すると共に、このフレームメモリに記憶されたフレーム画像の画像データを逐次読み出してCPUで処理し、追跡対象となる物体を特定する。この追跡対象特定部2において追跡対象となる物体を特定する処理については、従来一般的に用いられている手法を用いればよく、例えばエッジ検出やスネイクス処理等、種々の手法が適用可能である。なお、この追跡対象特定部2で追跡対象となる物体を特定する処理は、少なくとも追跡開始時等のように物体が特定されていない場合に行われるようにしておけば、その後は、後述する本発明に特徴的な処理によってフレーム画像間での物体の追跡が行われることになるので、全てのフレーム画像に対して追跡対象特定部2での処理を行う必要はない。
【0021】
また、追跡対象特定部2は、撮像手段1から出力されてフレームメモリに記憶されたフレーム画像の画像データを逐次読み出して、後述する探索領域設定部3や許容濃度域設定部4、物体輪郭抽出部5に送出する処理を行う。
【0022】
探索領域設定部3は、撮像手段1のフレームレートに基づき、この撮像手段1から出力される連続するフレーム画像間で追跡対象となる物体が移動し得る最大移動可能量を推定し、撮像手段1から出力される連続するフレーム画像のうち、前のフレーム画像における物体の輪郭の位置と、推定した最大移動可能量とから、次のフレーム画像における探索領域を設定するものである。
【0023】
すなわち、上述したように、撮像手段1として高いフレームレートでの画像撮像及び出力が可能なものを用いた場合、この撮像手段1から出力される連続するフレーム画像間では、追跡対象となる物体の移動量はある程度限定されたものとなる。この移動量の最大値は、撮像手段1が停止している場合には追跡対象となる物体の移動速度、撮像手段1が車両等の移動体に搭載されている場合には、追跡対象となる物体の撮像手段1に対する相対速度がある程度把握できていれば、撮像手段1のフレームレートとの関係から推定することが可能である。そして、連続するフレーム画像間での物体の最大移動可能量が予め分かっていれば、連続するフレーム画像のうちの前のフレーム画像における物体の輪郭位置が、次のフレーム画像で最大移動可能量を超える位置にまで移動することはないので、次のフレーム画像の中で物体の輪郭位置を探索する範囲を絞り込むことができる。
【0024】
そこで、本発明を適用した物体追跡装置においては、探索領域設定部3が、連続するフレーム画像間での物体の最大移動可能量を推定して、前のフレーム画像における物体の輪郭位置を中心にして、その周囲に物体の最大移動可能量分だけ離れた位置までの範囲を、次のフレーム画像で物体の輪郭位置を探索するための探索範囲として設定するようにしている。
【0025】
許容濃度域設定部4は、撮像手段1から出力される連続するフレーム画像のうちの前の画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値に基づいて、次の画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定するものである。また、物体輪郭抽出部5は、次のフレーム画像の中で、探索領域設定部3により設定された探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度規定部4により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素として抽出するものである。
【0026】
撮像手段1から出力される連続するフレーム画像間で追跡対象となる物体の輪郭位置が変化した場合、前のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値と、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値とを比較すると、これらは必ずしも同じ濃度値となるとは限らず、ある程度変化した値を示すことになる。これは、撮像手段1の分解能に限界があるために、物体の輪郭を示す画素であるとして特定した画素の濃度値は、その周囲の画素との関係にある程度依存しており、連続するフレーム画像間で物体の輪郭位置が変化すると、物体の輪郭を示す画素とその周囲の画素との関係も変化するためと考えられる。また、撮像手段1の各画素毎の精度に多少のばらつきもあるため、各画素間でのS/Nの違い、或いはフレーム画像間でのS/Nの違いによっても、連続するフレーム画像間で物体の輪郭を示す画素の濃度値が変化するものと考えられる。
【0027】
本発明を適用した物体追跡装置においては、上述したように、撮像手段1として高いフレームレートでの画像撮像及び出力が可能なものを用いているので、この撮像手段1から出力される連続するフレーム画像間での追跡対象となる物体の輪郭を示す画素の濃度値変化は、追跡対象となる物体の移動量と同様に、ある程度限定されたものとなる。
【0028】
そこで、本発明を適用した物体追跡装置においては、許容濃度域設定部4が、連続するフレーム画像のうちの前のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値に基づいて、次のフレーム画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を規定しするようにしている。そして、物体輪郭抽出部5が、次のフレーム画像の中から追跡対象の物体の輪郭位置を特定する際に、探索領域設定部3により設定された探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度域設定部4により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素として抽出するようにしている。
【0029】
具体的には、許容濃度域設定部4は、例えば、前のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素を基準として探索領域設定部3により推定された物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある複数の画素の濃度値を参照し、その中で最小の濃度値を下限、最大の濃度値を上限とする濃度域を、次の画像で物体の輪郭を特定するための許容濃度域として設定する。すなわち、連続フレーム画像間での物体の輪郭を示す画素の濃度値変化は、物体の移動量と相関関係にあり、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素の濃度値は、前のフレーム画像における物体の輪郭位置とその周囲の画素、具体的には次のフレーム画像で物体の輪郭位置となり得る範囲内の画素の濃度値以上、或いはそれ以下にまで変化しないことが分かってきた。
【0030】
このような観点から、本発明を適用した物体追跡装置においては、許容濃度域設定部4が、前のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素を基準として探索領域設定部3により推定された物体の最大移動可能量に応じた範囲内(次のフレーム画像の探索領域に相当する範囲内)の複数の画素の濃度値、望ましくは、前のフレーム画像における物体の輪郭の方向と略直交する方向に並ぶ画素であって、物体の輪郭を示す画素を基準として探索領域設定部3により推定された物体の最大移動可能量に応じた範囲内の複数の画素の濃度値を参照して、その中で最小の濃度値を下限、最大の濃度値を上限とする濃度域を、次のフレーム画像で物体の輪郭を特定するための許容濃度域として設定する。そして、物体輪郭抽出部5が、次のフレーム画像の中で、探索領域内に含まれる画素であって、前のフレーム画像における探索領域に相当する範囲内の画素の最小濃度値から最大濃度値の間(許容濃度域)の濃度値を持つ画素を、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素として抽出するようにしている。
【0031】
ここで、以上のような探索領域設定部3、許容濃度域設定部4及び物体輪郭抽出部5による処理の概要について、図2及び図3を参照して説明する。
【0032】
例えば図2に示すように、時刻tにおけるフレーム画像中で、追跡対象となる物体100の輪郭101の方向に直交する方向に並ぶ複数の画素についてその濃度値を見ると、例えば図3中のA1のような濃度分布が得られる。そして、次のフレーム画像(時刻t+1におけるフレーム画像)中で同じ位置の複数の画素を抜き出してその濃度値を見ると、追跡対象となる物体100が移動したことにより、濃度分布が図3中のB1のように変化する。
【0033】
ここで、時刻tにおけるフレーム画像において、画素102が物体100の輪郭101を示す画素として注目されているとき、この画素102から所定の範囲の領域、具体的には、時刻tから時刻t+1までの間の物体100の移動によって、物体100の輪郭101の位置が時刻t+1におけるフレーム画像で変化し得る範囲(最大移動可能量に応じた範囲)の領域を、探索領域として定義する。また、時刻tにおけるフレーム画像で、画素102の濃度値を含む所定の範囲の濃度域、具体的には、時刻tにおけるフレーム画像で探索領域に相当する範囲(最大移動可能量に応じた範囲)に含まれる画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域を、許容濃度域として定義する。
【0034】
そして、時刻t+1におけるフレーム画像において、探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度域に含まれる濃度値を持つ画素103を抽出する。この画素103が、時刻t+1におけるフレーム画像での物体100の輪郭101を示す画素として特定されることになる。
【0035】
簡単のために、連続するフレーム画像間で物体100が1画素以上移動しない(最大移動可能量が1画素)ものと仮定して、後のフレーム画像での物体100の輪郭101を示す画素を特定する処理について、図4を参照してより具体的に説明する。
【0036】
図4において、追跡対象となる物体100の輪郭101の方向に直交する方向に並ぶ複数の画素を抜き出してその濃度値を見たときの、時刻tにおけるフレーム画像での濃度分布をA2とし、時刻t+1におけるフレーム画像での濃度分布をB2とする。また、時刻tにおけるフレーム画像において、画素105が、追跡対象となる物体100の輪郭101を示す画素であるとする。
【0037】
このとき、時刻tから時刻t+1までの間で物体100の最大移動可能量が1画素であるとすると、探索領域は、時刻tにおけるフレーム画像での画素105を中心にそれに隣接する画素106,107の範囲内に設定される。また、許容濃度域は、隣接画素106の濃度値を下限とし、隣接画素107の濃度値を上限とする濃度域に設定される。そして、時刻t+1におけるフレーム画像において、探索領域内に含まれる画素であって許容濃度域に含まれる濃度値を持つ画素108が、時刻t+1における物体100の輪郭101を示す画素として特定されることになる。なお、時刻t+1におけるフレーム画像において、以上の条件を満足する画素が複数個存在する場合には、それらのうちで平均的な濃度値を持つ画素を選択する、或いは最も高い濃度値を持つ画素を選択する、或いは最も低い濃度値を持つ画素を選択するといったように、選択条件を予め決めておけばよい。
【0038】
ところで、以上は、撮像手段1が十分な分解能を有し、イメージセンサから出力される画像信号は十分に高いS/Nが得られることを前提にして説明したが、撮像手段1の分解能が多少劣っている場合や、画像信号のS/Nが低下している場合には、図3や図4に示したような濃度分布の傾きが小さくなって、探索領域に相当する領域に含まれる画素の最小濃度値と最大濃度値との差が少なくなり、許容濃度域が極端に狭められることも想定される。このような場合には、時刻t+1におけるフレーム画像で物体100の輪郭101を示す画素を適切に抽出することが困難となって、物体100の安定的な追跡に支障を来す虞もある。
【0039】
そこで、探索領域に相当する領域に含まれる画素(物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある画素)の最小濃度値と最大濃度値との差が所定値以下の場合には、その後の処理において、撮像手段1のイメージセンサから出力される画像信号を増幅するアンプのゲインを高めることで、許容濃度域を拡大させることが望ましい。すなわち、アンプのゲインを高めることにより、例えば図4における濃度分布A2の画素105,106,107の濃度値が、それぞれゲインの上昇率に応じて、図5に示すように、等倍に上昇することになる。これは、各画素105,106,107の濃度値を示す階調がそれぞれ多階調に変換されたことを意味し、各画素105,106,107間における濃度値(階調)の差が拡げられたことになる。このように、各画素105,106,107間における濃度値(階調)の差を拡げるようにして、その後の処理では、変換後の画素106の濃度値を下限とし、変換後の画素107の濃度値を上限とする濃度域を許容濃度域として設定することにより、撮像手段1の分解能が多少劣っている場合や、画像信号のS/Nが多少低下している場合であっても、時刻t+1におけるフレーム画像で物体100の輪郭101を示す画素を適切に抽出することができ、物体100の追跡を安定的に行うことが可能となる。
【0040】
また、以上は、物体100の輪郭101を示す画素が濃度分布のピーク又はボトムにない場合について説明したが、物体100の輪郭101を示す画素が濃度分布のピークにあるときは、許容濃度域としてはその下限のみを定めておけばよく、物体100の輪郭101を示す画素が濃度分布のボトムにあるときは、許容濃度域としてはその上限のみを定めておけばよい。
【0041】
すなわち、連続するフレーム画像間で物体100が1画素以上移動しない(最大移動可能量が1画素)ものと仮定して、物体100の輪郭101を示す画素が濃度分布のピークにあるときを考えると、例えば、時刻tにおけるフレーム画像から取り出した複数の画素の濃度分布は図6中のA3のようになる。この図6中のAで示す濃度分布の中でピークにある画素が、時刻tにおけるフレーム画像で物体100の輪郭101を示す画素105である。また、時刻t+1におけるフレーム画像の同じ位置から取り出した複数の画素の濃度分布は、物体100の移動に伴って、図6中のB3のように変化する。
【0042】
このとき、時刻tから時刻t+1までの間での物体100の最大移動可能量は1画素であるので、探索領域は、図4に示した例と同様に、時刻tにおけるフレーム画像での画素105を中心にそれに隣接する画素106,107の範囲内に設定される。そして、許容濃度域は、隣接画素106の濃度値と隣接画素107の濃度値のうちで何れか低い方の濃度値を下限として、それ以上の濃度域に設定される。そして、時刻t+1におけるフレーム画像において、探索領域内に含まれる画素であって許容濃度域に含まれる濃度値を持つ画素108が、時刻t+1における物体100の輪郭101を示す画素として特定されることになる。
【0043】
また、連続するフレーム画像間で物体100が1画素以上移動しない(最大移動可能量が1画素)ものと仮定して、物体100の輪郭101を示す画素が濃度分布のボトムにあるときを考えると、例えば、時刻tにおけるフレーム画像から取り出した複数の画素の濃度分布は図7中のA4のようになる。この図7中のA4で示す濃度分布の中でボトムにある画素が、時刻tにおけるフレーム画像で物体100の輪郭101を示す画素105である。また、時刻t+1におけるフレーム画像の同じ位置から取り出した複数の画素の濃度分布は、物体100の移動に伴って、図7中のB4のように変化する。
【0044】
このとき、時刻tから時刻t+1までの間での物体100の最大移動可能量は1画素であるので、探索領域は、図4に示した例と同様に、時刻tにおけるフレーム画像での画素105を中心にそれに隣接する画素106,107の範囲内に設定される。そして、許容濃度域は、隣接画素106の濃度値と隣接画素107の濃度値のうちで何れか高い方の濃度値を上限として、それ以下の濃度域に設定される。そして、時刻t+1におけるフレーム画像において、探索領域内に含まれる画素であって許容濃度域に含まれる濃度値を持つ画素108が、時刻t+1における物体100の輪郭101を示す画素として特定されることになる。
【0045】
本発明を適用した物体追跡装置においては、以上のような探索領域設定部3、許容濃度域設定部4及び物体輪郭抽出部5による処理が、追跡対象となる物体100の追跡部位として予め設定された部位毎に行われるようにしている。ここで、ある追跡部位について以上のような濃度分布を得るために、フレーム画像から複数の画素をサンプリングする場合に、そのサンプリングの方向(サンプリングする複数の画素が並ぶ方向)については特に限定されないが、図2に示したように、その追跡部位における物体100の輪郭101の方向に対してできるだけ直交した方向に並ぶ画素をサンプリングした方が、物体100の輪郭101を示す画素を挟んだ両側の画素の濃度値の差、すなわち、物体100を示す画素と背景を示す画素との濃度値の差が濃度分布において急峻に現れることになるので、輪郭101の位置を明確に抽出する上で有利である。
【0046】
また、物体100の判定を正確に行うためには、できるだけ多くの追跡部位について以上のような処理を行うことが望ましいが、物体100の移動方向と一致した方向、或いはそれに近い方向の輪郭101を含む部位については、連続するフレーム画像間で以上のような濃度分布を見たときに、濃度分布に殆ど変化が現れないので、物体100の移動方向と一致した方向やそれに近い方向の輪郭101を含む部位については、以上のような処理を省略するようにしてもよい。
【0047】
ここで、以上のような探索領域設定部3、許容濃度域設定部4及び物体輪郭抽出部5による処理の流れの概要について、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、図8のフローチャートは、時刻t−1におけるフレーム画像において探索領域設定部3により各追跡部位毎に探索領域が設定され、許容濃度域設定部4により各追跡部位毎の許容濃度域が設定されている状態からの処理の流れを示しており、本発明を適用した物体追跡装置においては、この図8のフローチャートで示す処理が各フレーム画像毎に繰り返し行われることで、連続するフレーム画像間での物体の追跡が行われるようになっている。
【0048】
先ず、ステップS1において、撮像手段1により撮像された時刻tにおけるフレーム画像の画像データが、追跡対象特定部2のフレームメモリから読み出される。そして、ステップS2において、物体輪郭抽出部5により、時刻tにおけるフレーム画像の中で、時刻t−1におけるフレーム画像での処理で探索領域設定部3により設定された探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度域設定部4により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素が、追跡対象となる物体の輪郭を示す画素として抽出される。このステップS2の処理は各追跡部位毎にそれぞれ行われ、ステップS3で全ての追跡部位に対してステップS2の処理が終了したと判断されると、次のステップS4において、抽出した画素によって囲まれる領域が、時刻tにおけるフレーム画像中で追跡対象となる物体を示す領域であると特定される。
【0049】
次に、ステップS5において、探索領域設定部4により、時刻tにおけるフレーム画像中での物体の輪郭位置と物体の最大移動可能量とから、時刻t+1におけるフレーム画像での探索領域が設定される。なお、物体の最大移動可能量は、撮像手段1のフレームレートと物体の移動速度との関係から予め求められているものとする。
【0050】
次に、ステップS6において、許容濃度域設定部5により、時刻tにおけるフレーム画像中で物体の輪郭位置を跨いで連続する複数の画素がサンプリングされ、これらの画素の濃度値が参照される。そして、時刻tにおけるフレーム画像での探索領域内に含まれる画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域が、時刻t+1におけるフレーム画像での許容濃度域として設定される。
【0051】
次に、ステップS7において、許容濃度域を規定する最小濃度値と最大濃度値との差が所定の閾値を超えているかどうかが判断され、超えている場合にはそのままリターンしてステップS1以降の処理が繰り返し行われる。一方、許容濃度域を規定する最小濃度値と最大濃度値との差が所定の閾値以下の場合には、ステップS8において画像信号を増幅するアンプのゲインが高められた上でリターンし、ステップS1以降の処理が繰り返し行われることになる。
【0052】
以上説明したように、本発明を適用した物体追跡装置では、撮像手段1によって連続的に撮像されたフレーム画像のうち、前のフレーム画像で追跡対象となる物体の輪郭位置が特定されたときに、この物体の各追跡部位毎に、探索領域設定部3が次のフレーム画像における探索領域を設定し、許容濃度域設定部4が次のフレーム画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定するようにしている。そして、物体輪郭抽出部5が、次のフレーム画像での各追跡部位毎に、探索領域設定部3により設定された探索領域内に含まれる画素であって、許容濃度域設定部4により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、追跡対象となる物体の輪郭を示す画素として抽出するようにし、以上の処理を撮像手段1によって撮像された各フレーム画像毎に繰り返し行うことで、連続するフレーム画像間での物体の追跡を行うようにしている。
【0053】
したがって、本発明を適用した物体追跡装置では、テンプレートを用いたブロックマッチング処理を行うことなく、追跡対象となる物体を連続するフレーム画像間で安定的に追跡することができるので、ブロックマッチングで必要とされる相関係数や誤差評価関数による評価、物体の大きさや形状の変化に対応させるためのテンプレートの変換等が不要となり、ブロックマッチング処理を行う場合と比較して物体追跡のための計算量を大幅に削減することができる。更に、物体の形状に依存することなく物体の輪郭を抽出できるので、物体の形状が変化した場合であっても、適切に物体の追跡を行うことができる。
【0054】
ところで、以上は、撮像手段1により撮像され出力されるフレーム画像が、色情報を持たない単色の濃淡画像である場合を想定して説明したが、撮像手段1により撮像され出力されるフレーム画像が色情報を有する場合には、追跡対象となる物体に特徴的な色成分に着目して、その色成分の濃度値について以上のような処理を行うことが望ましい。具体的には、例えば、追跡対象の物体が屋外を走行する赤色の車両である場合、許容濃度規定部4が、前のフレーム画像での物体の輪郭を示す画素の赤色の濃度値に基づいて、次のフレーム画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定し、物体輪郭抽出部5が、次のフレーム画像の中で、探索領域設定部3により特定された探索領域内に含まれる画素であって、赤色の濃度値が許容濃度域設定部4により規定された許容濃度域内である画素を、次のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素として抽出する。
【0055】
このように、撮像手段1により撮像され出力されるフレーム画像が色情報を有する場合に、追跡対象となる物体に特徴的な色成分に着目して、その色成分の濃度値を対象とした処理を行うようにすれば、追跡対象となる物体と背景との境界(物体の輪郭位置)をより明確に識別することができ、画像信号のS/Nが多少低い場合であっても物体を安定的に追跡することが可能となる。
【0056】
また、以上は、連続するフレーム画像間での物体の輪郭を示す画素の濃度値変化が物体の移動量と相関関係にあることに着目して、許容濃度域設定部4が、前のフレーム画像における物体の輪郭を示す画素を基準として、その物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域を、次のフレーム画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域として設定するようにした例について説明したが、許容濃度域の設定は、以上の例に限らず、多の方法で行うようにしてもよい。
【0057】
例えば、連続するフレーム画像間での物体の輪郭を示す画素の濃度値が、撮像手段1における各画素間でのS/Nの違い、或いはフレーム画像間でのS/Nの違いによって変化している場合であって、そのS/Nの違いがある程度分かっている場合には、許容濃度域設定部4が、前のフレーム画像における物体の輪郭位置を示す画素の濃度値と、撮像手段1により撮像されたフレーム画像が出力される際のS/Nとに基づいて、次のフレーム画像で物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定するようにしてもよい。このように許容濃度域を設定するようにした場合には、撮像手段1の精度に応じてより効果的に物体の追跡を行うことが可能となる。
【0058】
また、連続するフレーム画像間での物体の移動量を考慮する方法と、以上のようなS/Nを考慮する方法とを組み合わせて許容濃度域を設定するようにしてもよい。この場合には、各フレーム画像で物体の輪郭位置をより正確に特定することが可能となり、連続するフレーム画像間での物体追跡をより安定的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した物体追跡装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】撮像手段により撮像されたフレーム画像から濃度値を参照する複数の画素をサンプリングする様子を示す図である。
【図3】フレーム画像からサンプリングされた複数の画素の濃度値から得られる濃度分布を示す図である。
【図4】連続するフレーム画像間での物体の移動が1画素以内である場合の探索領域及び許容濃度域の設定方法を説明する図である。
【図5】許容濃度域を拡大させた様子を示す図である。
【図6】物体の輪郭を示す画素が濃度分布のトップにある場合の許容濃度域の設定方法を説明する図である。
【図7】物体の輪郭を示す画素が濃度分布のボトムにある場合の許容濃度域の設定方法を説明する図である。
【図8】本発明を適用した物体追跡装置における探索領域設定部、許容濃度域設定部及び物体輪郭抽出部による処理の流れの概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像手段
2 追跡対象特定部
3 探索領域設定部
4 許容濃度域設定部
5 物体輪郭抽出部
100 物体
101 輪郭

Claims (6)

  1. 撮像手段により所定のフレームレートで連続的に撮像された画像から追跡対象となる物体を特定し、この物体を画像間で追跡する物体追跡装置において、
    前記撮像手段のフレームレートに基づき、連続する画像間での前記物体の最大移動可能量を推定し、前の画像における前記物体の輪郭の位置と前記物体の最大移動可能量とから、次の画像における探索領域を設定する探索領域設定部と、
    前の画像における前記物体の輪郭を示す画素の濃度値に基づいて、次の画像で前記物体の輪郭位置を特定するための許容濃度域を設定する許容濃度域設定部と、
    次の画像の中で、前記探索領域設定部により設定された探索領域内に含まれる画素であって、前記許容濃度域設定部により設定された許容濃度域内の濃度値を持つ画素を、次の画像における前記物体の輪郭を示す画素として抽出する物体輪郭抽出部とを備えること
    を特徴とする物体追跡装置。
  2. 前記許容濃度域設定部は、前の画像における前記物体の輪郭を示す画素を基準として前記物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域を前記許容濃度域として設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の物体追跡装置。
  3. 前記許容濃度域設定部は、前の画像における前記物体の輪郭の方向と略直交する方向に並ぶ画素であって、前記物体の輪郭を示す画素を基準として前記物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある画素の最小濃度値を下限、最大濃度値を上限とする濃度域を前記許容濃度域として設定すること
    を特徴とする請求項2に記載の物体追跡装置。
  4. 前記許容濃度域設定部は、前記物体の輪郭を示す画素を基準として前記物体の最大移動可能量に応じた範囲内にある画素の最小濃度値と最大濃度値との差が所定値以下の場合には、前記撮像手段により撮像された画像が出力される際のゲインを高めて、前記許容濃度域を拡大させること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の物体追跡装置。
  5. 前記許容濃度域設定部は、前の画像における前記物体の輪郭を示す画素の濃度値と、前記撮像手段により撮像された画像が出力される際のS/Nとに基づいて、前記許容濃度域を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の物体追跡装置。
  6. 前記撮像手段により撮像された画像が色情報を有する場合には、
    前記許容濃度域設定部は、前記物体に特徴的な色成分に着目して、前の画像における前記物体の輪郭を示す画素の着目する色成分の濃度値に基づいて、前記許容濃度域を設定し、
    前記物体輪郭抽出部は、次の画像の中で、前記探索領域設定部により設定された探索領域内に含まれる画素であって、前記色成分の濃度値が前記許容濃度域設定部により設定された許容濃度域内である画素を、次の画像における前記物体の輪郭を示す画素として抽出すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の物体追跡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017028673A (ja) * 2015-11-19 2017-02-02 ビーコア株式会社 画像処理システム、発光装置、画像処理装置、画像処理方法、発光方法及びプログラム
CN113508420A (zh) * 2019-03-11 2021-10-15 欧姆龙株式会社 物体追踪装置以及物体追踪方法

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