JP2017028499A - フィードーム及び可搬式パラボラアンテナ - Google Patents

フィードーム及び可搬式パラボラアンテナ Download PDF

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【課題】フィードームを備えた可搬型パラボラアンテナにおいて、フィードームの強度を保持しつつ、送受信周波数帯において良好なアンテナサイドローブ特性を得る。
【解決手段】可搬型パラボラアンテナに使用されるフィードーム1は、給電ホーン10の開口部を覆う円筒部2と、円弧状に突出するように形成された突出部3と、円弧状に凹むように形成された凹部4と、略逆円錐台の筒状に形成された円錐部5と、略円形に開口して形成された支持部6とを備えている。このフィードーム1の円筒部2、突出部3、凹部4、円錐部5、及び支持部6は、厚さ略1mmで形成されている。このようなフィードーム1は、受信周波数帯における反射特性、及び送信周波数帯における反射特性が良好と判断される。これにより、フィードーム1の強度を保持しつつ、受信周波数帯及び送信周波数帯において良好なアンテナサイドローブ特性を得ることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星通信用の可搬式パラボラアンテナに使用されるフィードーム、及びその可搬式パラボラアンテナに関する。
従来、例えば、マイクロ波の周波数帯域の1つであるX帯を使用した衛星通信では、図7に示すような可搬型パラボラアンテナ100が使用されている(例えば、特許文献1等参照。)。図7に示す断面図のような可搬型パラボラアンテナ100は、主として、給電ホーン101と、フィードーム102と、副反射鏡103と、主反射鏡104とを備えている。
給電ホーン101は、例えばX帯の電波を放射するための部材であり、略円筒状に形成されている。フィードーム102は、副反射鏡103を支えるための部材であり、給電ホーン101の電波放射方向の端部に設けられた開口部に略逆円錐台状に形成されている。副反射鏡103は、フィードーム102から拡散伝播された電波を主反射鏡104方向へ反射するために略円形凸面型に形成された部材であり、副反射鏡103の電波伝播方向に設けられた開口部を覆うように密着して保持されている。この副反射鏡103におけるフィードーム102に保持された内面には、電波を主反射鏡104方向へ反射するための副反射鏡反射面103aが形成されている。主反射鏡104は、副反射鏡103から反射された電波を再反射して衛星方向へ放射するために略円形凹面型に形成された部材であり、給電ホーン101におけるフィードーム102側の反対側他端に取り付けられ、主反射鏡104の凹面内部の中央部分に給電ホーン101が突設するように形成されている。
特開2012−227863号公報
ところで、このような可搬型パラボラアンテナ100は、隣接する衛星との通信に影響を与えないようにするため、受信周波数帯(例えば、7.25〜7.75GHz)及び送信周波数帯(例えば、7.9〜8.4GHz)において、厳しいアンテナサイドローブレベル規格が要求されている。
一方、このような可搬型パラボラアンテナ100は、アンテナ装置を保護するためのレドームを装着せずに持ち運ぶものであるため、一定程度の強度を確保する必要があり、例えば、フィードーム102は、略1mmの厚さで形成される必要がある。しかし、フィードーム102を略1mmの厚さで形成すると、電波がフィードーム102内において不要反射が増加し、アンテナサイドローブ特性が劣化していた。そのため、上記の受信周波数帯及び送信周波数帯における所定のアンテナサイドローブレベル規格を満たすため、略0.5mmの厚さで形成していた。
そこで本発明は、フィードームの側面の形状を最適化することにより、フィードームの強度を保持しつつ、送信周波数帯及び受信周波数帯において不要反射を抑制し、良好なアンテナサイドローブ特性を得られるフィードーム及び可搬型パラボラアンテナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、送信周波数帯と受信周波数帯とが異なる周波数帯域の電波にて衛星通信を行う可搬型パラボラアンテナにおいて、略円形凹面型の主反射鏡の凹面側中央に略円筒状に突設された給電ホーンの開口部を覆うように略円筒状に形成された円筒部と、前記円筒部から延設され、前記円筒部の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように形成された突出部と、前記突出部から延設され、略逆円錐台の筒状に形成された円錐部と、前記円錐部における前記突出部側の反対側に略円形に開口して形成され、略円形凸面型の副反射鏡を支持する支持部と、を備えたことを特徴とするフィードームである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィードームにおいて、前記突出部と、前記円錐部との間が、前記突出部の突出方向と逆方向に円弧状に凹むように形成されている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載のフィードームにおいて、前記突出部の軸方向における距離は、前記円錐部の軸方向における距離に略等しく形成され、前記突出部における最も突出している箇所は、前記突出部と前記円筒部との境界と、前記突出部と前記円錐部との境界との間における略中央に形成され、前記突出部における最も突出している箇所における中心点から側面までの距離は、前記受信周波数帯の最大波長に略等しく形成され、前記突出部と前記円錐部との境界における中心点から側面までの距離は、前記受信周波数帯の最小波長及び最大波長、及び前記送信周波数帯の最小波長及び最大波長の平均値に略等しくなるように形成されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフィードームにおいて、前記突出部及び前記円錐部は、略1mmの厚さに形成されている、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、略円形凹面型の主反射鏡と、前記主反射鏡の凹面側中央に略円筒状に突設された給電ホーンと、前記給電ホーンにおける前記主反射鏡側の反対側開口部に設けられた、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフィードームと、前記フィードームの開口部を覆うように設けられ、前記フィードームに支持された略円形凸面型の副反射鏡と、を備えたことを特徴とする可搬式パラボラアンテナである。
請求項1に記載の発明によれば、フィードームに、円筒部の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように形成された突出部と、略逆円錐台の筒状に形成された円錐部と、を設けたことにより、送信周波数帯及び受信周波数帯において不要反射を抑制し、良好なアンテナサイドローブ特性を得ることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、突出部と、円錐部との間を突出部の突出方向と逆方向に円弧状に凹むように形成したことにより、フィードームを良好な反射特性を得られるような形状に容易に加工することができる。
請求項3に記載の発明によれば、突出部及び円錐部を所定の位置及び大きさに形成したことにより、アンテナサイドローブレベル規格により要求されている所定の送信周波数帯及び受信周波数帯において、不要反射を抑制して良好なアンテナサイドローブ特性を得ることが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、突出部及び円錐部を略1mmの厚さに形成したことにより、フィードームの強度を保持しつつ、送信周波数帯及び受信周波数帯において、不要反射を抑制して良好なアンテナサイドローブ特性を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、可搬式パラボラアンテナにおいてこのようなフィードームを備えたことにより、良好なアンテナサイドローブ特性を有する可搬型パラボラアンテナを提供することが可能になる。
この発明の実施の形態に係るフィードーム1の概略を示す斜視図である。 図1のフィードーム1における左半分を示す拡大正面図である。 図2のフィードーム1の断面図である。 従来のフィードームの例を示す図であり、従来例のフィードーム1Aを示す正面図(a)、及び従来例のフィードーム1Bを示す正面図(b)である。 図1のフィードーム1、図4(a)のフィードーム1A、図4(b)のフィードーム1Bの反射特性を示す図である。 この発明の実施の形態の変形例に係るフィードーム1Cの左半分を示す正面図である。 従来の可搬型パラボラアンテナ100を示す断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
この発明の実施の形態に係るフィードーム1は、図7に示すような可搬型パラボラアンテナ100におけるフィードーム102と同様に、給電ホーンから放射された電波を拡散伝播させるための部材であり、主として、図1に示すように、円筒部2と、突出部3と、凹部4と、円錐部5と、支持部6とを備え、誘電体等の電波透過性の保護部材により形成されている。また、このフィードーム1を使用する可搬型パラボラアンテナは、例えば、受信周波数帯が7.25〜7.75GHz、送信周波数帯が7.9〜8.4GHzの周波数帯域において衛星通信を行うために使用されるアンテナである。
円筒部2は、略円筒状に開口して形成された箇所であり、図7に示す給電ホーン101と同様の部材である、図1に示す給電ホーン10の開口部を覆うように取り付けられている。突出部3は、円筒部2の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように形成された箇所であり、円筒部2における給電ホーン10側の反対方向に延設されている。凹部4は、突出部3の突出方向と逆方向に円弧状に凹むように形成された箇所であり、突出部3と円錐部5との間に形成されている。円錐部5は、略逆円錐台の筒状に形成された箇所であり、凹部4における突出部3側の反対方向に延設されている。支持部6は、円錐部5における凹部4側の反対側に略円形に開口して形成された箇所であり、図7に示す副反射鏡103と同様の部材である副反射鏡を支持するためのものである。
突出部3、凹部4、及び円錐部5の大きさについて、図2に示すフィードーム1の左半分の拡大正面図を用いて説明する。図2に示す距離D1は、突出部3における最も突出している箇所と、突出部3と円筒部2との境界との間の軸方向における距離である。距離D2は、凹部4における最も凹んでいる箇所と、突出部3と円筒部2との境界との間の軸方向における距離である。距離D3は、突出部3、凹部4、及び円錐部5の軸方向における距離である。ここで、距離D1と距離D2との関係式は、
D2=D1*2
である。すなわち、突出部3における最も突出している箇所は、突出部3と円筒部2との境界と、凹部4との間における略中央に形成されている。また、距離D2と距離D3との関係式は、
D3=D2*2
である。すなわち、突出部3の軸方向における距離は、円錐部5の軸方向における距離に等しくなるように形成されている。
また、このフィードーム1が使用される可搬型パラボラアンテナにおける受信周波数波長範囲をλ1〜λ2(λ1<λ2)、送信周波数波長範囲をλ3〜λ4(λ3<λ4)とする。このとき、図2に示す、凹部4における中心から側面までの距離d1は、
d1=(λ1+λ2+λ3+λ4)/4
である。すなわち、凹部4における中心から側面までの距離d1は、受信周波数帯の最小波長λ1、最大波長λ2、送信周波数帯の最小波長λ3、及び最大波長λ4の平均値に略等しく形成されている。突出部3における最も突出している箇所における中心から側面までの距離d2は、
d2=λ2
である。すなわち、突出部3における最も突出している箇所における中心から側面までの距離d2は、受信周波数帯の最大波長λ2に略等しくなるように形成されている。
このフィードーム1は、図3の断面図に示すように、支持部6において図7に示すような副反射鏡103と同様の部材である副反射鏡20を支持している。副反射鏡20には、電波を反射するための副反射鏡反射面21が形成されている。また、フィードーム1の円筒部2、突出部3、凹部4、円錐部5、及び支持部6は、所定の厚さS1にて形成されている。この厚さS1は、例えば、略1mmである。
次に、このようなフィードーム1の作用等について説明する。
このフィードーム1との比較のため、フィードーム1の他に、図4(a)に示すフィードーム1A、及び図4(b)に示すフィードーム1Bの反射特性について、図5を用いて説明する。ここで、図4(a)に示すフィードーム1Aは、従来より使用されていた形状であり、図1に示すフィードーム1の凹部4及び円錐部5に替えて、円錐部4A及び突出部5Aを備え、突出部3を備えていない点において、フィードーム1と異なる。円錐部4Aは、略逆円錐台の筒状に形成された箇所であり、円筒部2における給電ホーン10側の反対方向に延設されている。突出部5Aは、支持部6の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように形成された箇所であり、円錐部4Aにおける円筒部2側の反対方向に延設されている。その他の構成については、フィードーム1と同様である。
また、図4(b)に示すフィードーム1Bは、従来より使用されていた形状であり、図1に示すフィードーム1の円錐部5に替えて、円錐部5Bを備え、突出部3及び凹部4を備えていない点において、フィードーム1と異なる。円錐部5Bは、略逆円錐台の筒状に形成された箇所であり、円筒部2における給電ホーン10側の反対方向に延設されている。その他の構成については、フィードーム1と同様である。
図5に示す反射特性は、送受信周波数と電波の反射出力との関係である反射特性を示す図であり、図5の曲線L1は、図1に示すフィードーム1の反射特性を示し、曲線L2は、図4(a)に示すフィードーム1Aの反射特性を示し、曲線L3は、図4(b)に示すフィードーム1Bの反射特性を示している。この反射特性は、マイナス方向に大きくなるほど良好な反射特性を示していると判断される。
フィードーム1Aの反射特性は、曲線L2に示すように、周波数が7.25GHz付近で反射出力が−45dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力もプラス方向に大きく変化し、7.5GHz付近では反射出力が−25dB付近を示しているので、受信周波数帯における反射特性は、良好と判断される。しかし、周波数が7.9GHz付近で反射出力が−22.5dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力も徐々にプラス方向に大きくなり、8.4GHz付近では反射出力が−19dB付近を示しているので、送信周波数帯における反射特性は、不良と判断される。
フィードーム1Bの反射特性は、曲線L3に示すように、周波数が7.9GHz付近で反射出力が−25dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力もマイナス方向に変化し、8.4GHz付近では反射出力が−35dB付近を示しているので、送信周波数帯における反射特性は、良好と判断される。しかし、周波数が7.25GHz付近で反射出力が−20dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力も徐々にマイナス方向に大きくなり、7.5GHz付近では反射出力が−25dBを示しているので、受信周波数帯における反射特性は、使用可能ではあるが、良好とはいえないと判断される。
これらに対して、フィードーム1の反射特性は、曲線L1に示すように、周波数が7.25GHz付近で反射出力が−25dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力もマイナス方向に変化し、7.5GHz付近では反射出力が−33dB付近を示しているので、受信周波数帯における反射特性は、良好と判断される。また、周波数が7.9GHz付近で反射出力が−31dB付近を示し、周波数が高くなるに従って反射出力が徐々にマイナス方向に大きくなり、周波数が8.2GHz付近で反射出力が−39dB付近を示した後、周波数が高くなるに従って反射出力が徐々にプラス方向に大きくなり、8.4GHz付近では反射出力が−27dB付近を示しているので、送信周波数帯における反射特性は、良好と判断される。
このフィードーム1の反射特性と、フィードーム1の形状との関係について説明する。突出部3を設け、中心から側面までの距離d2を受信周波数帯最大波長λ2と等しくなるように形成したため、受信周波数帯の7.5GHz付近において反射出力が高くなり、受信周波数帯の全域において、不要反射を抑制して反射特性が良好になる。また、円錐部5を設け、突出部3と円錐部5との間の凹部4における中心から側面までの距離d1を受信周波数帯の最小波長λ1及び最大波長λ2、及び送信周波数帯の最小波長λ3及び最大波長λ4の平均値に略等しく形成したため、送信周波数帯の8.2GHz付近において反射出力が高くなり、送信周波数帯の全域において、不要反射を抑制して反射特性が良好になる。そのため、送信周波数帯及び受信周波数帯において不要反射を抑制し、反射特性が良好になる。
なお、凹部4を設けたのは、突出部3及び円錐部5をこのような形状にすることを容易にするためである。そのため、例えば、図6に示すフィードーム1Cのように、図1のフィードーム1における突出部3及び円錐部5に替えて、それぞれ略同様の形状である突出部3C及び円錐部5Cを備え、凹部4を備えていない形状にしても良い。本発明の実施の形態に係るフィードームをこのように形成しても、フィードーム1と同様の効果が得られる。
以上のように、このフィードーム1及び可搬型パラボラアンテナによれば、円筒部2の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように円筒部2から延設されて形成された突出部3と、凹部4から延設されて略逆円錐台の筒状に形成された円錐部5と、を設けたことにより、周波数が7.25GHz〜7.5GHz付近の反射特性が良好と判断され、また、周波数が7.9GHz〜8.4GHz付近の反射特性が良好と判断される。これにより、送信周波数帯及び受信周波数帯において不要反射を抑制し、良好なアンテナサイドローブ特性を得ることが可能になる。
また、フィードーム1の円筒部2、突出部3、凹部4、円錐部5、及び支持部6は、略1mmの厚さに形成したことにより、フィードーム1の強度を保持しつつ、送信周波数帯及び受信周波数帯において、良好な反射特性を得ることができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、受信周波数帯が7.25〜7.75GHz、送信周波数帯が7.9〜8.4GHzの周波数帯域において使用される可搬型パラボラアンテナについて説明したが、他の周波数帯域にて使用される可搬型パラボラアンテナにしても良い。そのときの受信周波数波長範囲及び送信周波数波長範囲に合わせてフィードーム1を形成することにより、同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態では、受信周波数帯と送信周波数帯とが区別されていたが、そのような用途に限定されず、広帯域において使用される可搬型パラボラアンテナであっても良い。
1,1A,1B,1C、102 フィードーム
2 円筒部
3,3C 突出部
4 凹部
5,5C 円錐部
6 支持部
100 可搬型パラボラアンテナ
101 給電ホーン
103 副反射鏡
104 主反射鏡

Claims (5)

  1. 送信周波数帯と受信周波数帯とが異なる周波数帯域の電波にて衛星通信を行う可搬型パラボラアンテナにおいて、略円形凹面型の主反射鏡の凹面側中央に略円筒状に突設された給電ホーンの開口部を覆うように略円筒状に形成された円筒部と、
    前記円筒部から延設され、前記円筒部の側面に対して垂直方向に円弧状に突出するように形成された突出部と、
    前記突出部から延設され、略逆円錐台の筒状に形成された円錐部と、
    前記円錐部における前記突出部側の反対側に略円形に開口して形成され、略円形凸面型の副反射鏡を支持する支持部と、
    を備えたことを特徴とするフィードーム。
  2. 前記突出部と、前記円錐部との間が、前記突出部の突出方向と逆方向に円弧状に凹むように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィードーム。
  3. 前記突出部の軸方向における距離は、前記円錐部の軸方向における距離に略等しく形成され、
    前記突出部における最も突出している箇所は、前記突出部と前記円筒部との境界と、前記突出部と前記円錐部との境界との間における略中央に形成され、
    前記突出部における最も突出している箇所における中心から側面までの距離は、前記受信周波数帯の最大波長に略等しく形成され、
    前記突出部と前記円錐部との境界における中心から側面までの距離は、前記受信周波数帯の最小波長及び最大波長、及び前記送信周波数帯の最小波長及び最大波長の平均値に略等しく形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のフィードーム。
  4. 前記突出部及び前記円錐部は、略1mmの厚さに形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフィードーム。
  5. 略円形凹面型の主反射鏡と、
    前記主反射鏡の凹面側中央に略円筒状に突設された給電ホーンと、
    前記給電ホーンにおける前記主反射鏡側の反対側開口部に設けられた、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフィードームと、
    前記フィードームの開口部を覆うように設けられ、前記フィードームに支持された略円形凸面型の副反射鏡と、
    を備えたことを特徴とする可搬式パラボラアンテナ。
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