JP2017026039A - 動力伝達装置の制御装置 - Google Patents

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浩平 百々
Kohei Momo
浩平 百々
石和田 健
Takeshi Ishiwada
健 石和田
中村 和明
Kazuaki Nakamura
和明 中村
伊良波 平
Taira Iraha
平 伊良波
英明 樗澤
Hideaki Tozawa
英明 樗澤
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【課題】駆動力源が駆動中である車両停止中にシフト操作部材が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、ショックを抑制する。【解決手段】動力伝達装置が走行レンジ(Dレンジ)とされた状態にて車両停止しているときにシフトレバーが走行操作位置(D操作位置)から非走行操作位置(N操作位置)へ操作された場合には、動力伝達経路PTにて形成される変速比が高車速側の変速比へ変更された後、動力伝達装置が非走行レンジ(Nレンジ)へ切り替えられるので、動力伝達装置が非走行レンジへ切り替えられることによって駆動力が急速に低下させられる前に、その駆動力が変速比の変更分だけ低下させられて動力伝達経路PTに掛けられている捩れトルクが低下させられる。よって、エンジンが駆動中である車両停止中にシフトレバーが走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、ショックを抑制することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、入力回転部材と出力回転部材との間に並列に設けられた無段変速機構及び伝動機構を備える動力伝達装置の制御装置に関するものである。
駆動力源の動力が伝達される入力回転部材と駆動輪へその動力を出力する出力回転部材との間の動力伝達経路に並列に設けられた、無段変速機構及び伝動機構と、その伝動機構を介して駆動力源の動力を駆動輪側へ伝達する第1動力伝達経路とその無段変速機構を介して駆動力源の動力を駆動輪側へ伝達する第2動力伝達経路とを選択的に切り替える係合装置とを備えた動力伝達装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用動力伝達装置がそれである。この特許文献1には、入力軸と出力軸との間に、ベルト式の無段変速機を介した動力伝達経路と、ギヤ列を介した動力伝達経路とが並列に設けられた車両用動力伝達装置が開示されている。この車両用動力伝達装置では、噛合式クラッチとその噛合式クラッチよりも入力軸側に設けられた第1クラッチ機構とが係合されることでギヤ列を介した動力伝達経路が形成される。又、第2クラッチ機構が係合されることで無段変速機を介した動力伝達経路が形成される。又、ギヤ列を介した動力伝達経路にて形成される変速比は、無段変速機を介した動力伝達経路にて形成される最低車速側の変速比(すなわち最大変速比)よりも大きな値(すなわち低車速側(ロー側))に設定されている。従って、車両発進時などには、第1クラッチ機構及び噛合式クラッチを係合してギヤ列を介した動力伝達経路を形成することで、車両として大きな駆動力を実現させることができる。
国際公開第2013/176208号
ところで、シフト操作部材が、動力伝達経路における動力伝達が可能な動力伝達装置の走行レンジを選択する為の走行操作位置から動力伝達経路における動力伝達が遮断された動力伝達装置の非走行レンジを選択する為の非走行操作位置へ切り替えられた場合、一般的には、その動力伝達経路は動力伝達可能状態から動力伝達遮断状態(ニュートラル状態)へ切り替えられる。一方で、駆動力源の駆動中であって動力伝達装置が走行レンジとされた状態での車両停止時には、駆動力源からの動力に基づく駆動力が駆動輪へ伝達されると共に駆動輪は回転停止状態であることから、動力伝達経路には常にひずみが乗っている状態すなわち動力伝達経路は常に捩られた状態とされて、その動力伝達経路に捩れトルクが掛けられたままとなる。その為、駆動力源の駆動中である車両停止時に、シフト操作部材が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられたことにより動力伝達経路がニュートラル状態へ切り替えられると、動力伝達経路の捩れが一気に解放されてすなわち動力伝達経路に掛かっている捩れトルクが急に解放されて、相応のショックが発生する可能性がある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、駆動力源が駆動中である車両停止中にシフト操作部材が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、ショックを抑制することができる動力伝達装置の制御装置を提供することにある。
第1の発明の要旨とするところは、(a) 駆動力源の動力が伝達される入力回転部材と駆動輪へ前記動力を出力する出力回転部材との間の動力伝達経路に並列に設けられた、無段変速機構及び1つ又は複数のギヤ段が形成される伝動機構と、前記伝動機構を介して前記駆動力源の動力を前記駆動輪側へ伝達する第1動力伝達経路と前記無段変速機構を介して前記駆動力源の動力を前記駆動輪側へ伝達する第2動力伝達経路とを選択的に切り替える係合装置とを備えた動力伝達装置の、制御装置であって、(b) シフト操作部材のシフト操作位置が、前記入力回転部材と前記出力回転部材との間の動力伝達経路における動力伝達が可能な前記動力伝達装置の走行レンジを選択する為の走行操作位置から、前記動力伝達経路における動力伝達が遮断された前記動力伝達装置の非走行レンジを選択する為の非走行操作位置へ切り替えられたか否かを判定するシフト操作判定部と、(c) 前記駆動力源の駆動中に前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて車両停止しているか否かを判定する車両状態判定部と、(d) 前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて車両停止していると判定され、且つ、前記シフト操作部材のシフト操作位置が前記走行操作位置から前記非走行操作位置へ切り替えられたと判定された場合には、前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて、前記第1動力伝達経路と前記第2動力伝達経路とで高車速側の変速比が形成される方の動力伝達経路へ切り替えるか、或いは前記第1動力伝達経路にて形成される変速比を高車速側へ変更することで、前記入力回転部材と前記出力回転部材との間の動力伝達経路にて形成される変速比を高車速側の変速比へ変更し、その後、前記動力伝達装置を前記非走行レンジへ切り替える伝達経路制御部とを、含むことにある。
前記第1の発明によれば、動力伝達装置が走行レンジとされた状態にて車両停止しているときにシフト操作部材のシフト操作位置が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた場合には、動力伝達装置が走行レンジとされたままで入力回転部材と出力回転部材との間の動力伝達経路にて形成される変速比が高車速側の変速比へ変更された後、動力伝達装置が非走行レンジへ切り替えられるので、動力伝達装置が非走行レンジへ切り替えられることによって駆動力が急速に低下させられる前に、その駆動力が変速比の変更分だけ低下させられて動力伝達経路に掛けられている捩れトルクが低下させられる。よって、駆動力源が駆動中である車両停止中にシフト操作部材が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、動力伝達経路に掛けられている捩れトルクが低下させられた後に解放される為、ショックを抑制することができる。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図である。 動力伝達装置の走行モードの切り替わりを説明する為の図である。 車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわちエンジンが駆動中である車両停止中にシフトレバーが走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際にショックを抑制する為の制御作動を説明するフローチャートである。 図4のフローチャートに示す制御作動を実行した場合のタイムチャートである。 電子制御装置の制御作動の要部すなわちエンジンが駆動中である車両停止中にシフトレバーが走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際にショックを抑制する為の制御作動を説明するフローチャートであって、図4とは別の実施例である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図である。図1において、車両10は、走行用の駆動力源として機能するガソリンエンジンやディーゼルエンジン等のエンジン12と、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16とを備えている。動力伝達装置16は、非回転部材としてのハウジング18内において、エンジン12に連結された流体式伝動装置としての公知のトルクコンバータ20、トルクコンバータ20に連結された入力軸22、入力軸22に連結された無段変速部としての公知のベルト式の無段変速機24、同じく入力軸22に連結された前後進切替装置26、前後進切替装置26を介して入力軸22に連結されて無段変速機24と並列に設けられたギヤ伝動部としてのギヤ伝動機構28、無段変速機24及びギヤ伝動機構28の共通の出力回転部材である出力軸30、カウンタ軸32、出力軸30及びカウンタ軸32に各々相対回転不能に設けられて噛み合う一対のギヤから成る減速歯車装置34、カウンタ軸32に相対回転不能に設けられたギヤ36に連結されたデフギヤ38、デフギヤ38に連結された1対の車軸40等を備えている。このように構成された動力伝達装置16において、エンジン12の動力(特に区別しない場合にはトルクや力も同義)は、トルクコンバータ20、無段変速機24(或いは前後進切替装置26及びギヤ伝動機構28)、減速歯車装置34、デフギヤ38、及び車軸40等を順次介して1対の駆動輪14へ伝達される。
このように、動力伝達装置16は、エンジン12(ここではエンジン12の動力が伝達される入力回転部材である入力軸22も同意)と駆動輪14(ここでは駆動輪14へエンジン12の動力を出力する出力回転部材である出力軸30も同意)との間の動力伝達経路PTに並列に設けられた、ギヤ伝動機構28及び無段変速機24を備えている。よって、動力伝達装置16は、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ伝動機構28を介して駆動輪14側(すなわち出力軸30)へ伝達する動力伝達経路(以下、第1動力伝達経路PT1という)と、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機24を介して駆動輪14側(すなわち出力軸30)へ伝達する動力伝達経路(以下、第2動力伝達経路PT2という)との複数の動力伝達経路PTを、入力軸22と出力軸30との間に並列に備えている。動力伝達装置16は、車両10の走行状態に応じてその第1動力伝達経路PT1とその第2動力伝達経路PT2とが切り替えられる。その為、動力伝達装置16は、動力伝達経路PTを、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とで選択的に切り替える複数の係合装置を備えている。この係合装置は、第1動力伝達経路PT1を断接する係合装置(換言すれば係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する係合装置)である第1クラッチC1及び第1ブレーキB1と、第2動力伝達経路PT2を断接する係合装置(換言すれば、係合されることで第2動力伝達経路PT2を形成する係合装置)である第2クラッチC2とを含んでいる。第1クラッチC1、第1ブレーキB1、及び第2クラッチC2は、断接装置に相当するものであり、何れも油圧アクチュエータによって摩擦係合させられる公知の油圧式の湿式の摩擦係合装置(摩擦クラッチ)である。又、第1クラッチC1及び第1ブレーキB1は、各々、後述するように、前後進切替装置26を構成する要素の1つである。
トルクコンバータ20は、エンジン12と入力軸22との間の動力伝達経路に介在させられて、入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に設けられている。トルクコンバータ20は、エンジン12に連結されたポンプ翼車20p、及び入力軸22に連結されたタービン翼車20tを備え、エンジン12の動力を入力軸22へ伝達する。トルクコンバータ20は、ポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの間すなわちトルクコンバータ20の入出力回転部材間を直結可能な公知のロックアップクラッチCluを備えている。動力伝達装置16は、ポンプ翼車20pに連結された機械式のオイルポンプ42を備えている。オイルポンプ42は、エンジン12により回転駆動されることにより、無段変速機24を変速制御したり、前記複数の係合装置を作動したり、動力伝達装置16の各部に潤滑油を供給したりする為の油圧を発生する(吐出する)。
前後進切替装置26は、第1動力伝達経路PT1において入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に設けられており、ダブルピニオン型の遊星歯車装置26p、第1クラッチC1、及び第1ブレーキB1を備えている。遊星歯車装置26pは、入力要素としてのキャリヤ26cと、出力要素としてのサンギヤ26sと、反力要素としてのリングギヤ26rとの3つの回転要素を有する差動機構である。キャリヤ26cは入力軸22に一体的に連結され、リングギヤ26rは第1ブレーキB1を介してハウジング18に選択的に連結され、サンギヤ26sは入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に相対回転可能に設けられた小径ギヤ44に連結されている。又、キャリヤ26cとサンギヤ26sとは、第1クラッチC1を介して選択的に連結される。よって、第1クラッチC1は、前記3つの回転要素のうちの2つの回転要素を選択的に連結する係合装置であり、第1ブレーキB1は、前記反力要素をハウジング18に選択的に連結する係合装置である。
ギヤ伝動機構28は、小径ギヤ44と、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転不能に設けられてその小径ギヤ44と噛み合う大径ギヤ48とを備えている。又、ギヤ伝動機構28は、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転可能に設けられたアイドラギヤ50と、出力軸30回りにその出力軸30に対して同軸心に相対回転不能に設けられてそのアイドラギヤ50と噛み合う出力ギヤ52とを備えている。出力ギヤ52は、アイドラギヤ50よりも大径である。従って、ギヤ伝動機構28は、入力軸22と出力軸30との間の動力伝達経路PTにおいて、所定の変速比(変速段、ギヤ段)としての1つの変速比(変速段、ギヤ段)が形成される伝動機構である。ギヤ伝動機構28は、更に、ギヤ機構カウンタ軸46回りに、大径ギヤ48とアイドラギヤ50との間に設けられて、これらの間を選択的に断接する噛合式クラッチD1を備えている。噛合式クラッチD1は、前後進切替装置26(ここでは第1クラッチC1も同意)と出力軸30との間の動力伝達経路PTに配設された(換言すれば第1クラッチC1よりも出力軸30側に設けられた)、第1動力伝達経路PT1を断接する第3クラッチ(換言すれば第1クラッチC1と共に係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する第3クラッチ)として機能するものであり、前記複数の係合装置に含まれる。
具体的には、噛合式クラッチD1は、ギヤ機構カウンタ軸46回りにそのギヤ機構カウンタ軸46に対して同軸心に相対回転不能に設けられたクラッチハブ54と、アイドラギヤ50とクラッチハブ54との間に配置されてそのアイドラギヤ50に固設されたクラッチギヤ56と、クラッチハブ54に対してスプライン嵌合されることによりギヤ機構カウンタ軸46の軸心回りの相対回転不能且つその軸心と平行な方向の相対移動可能に設けられた円筒状のスリーブ58とを備えている。クラッチハブ54と常に一体的に回転させられるスリーブ58がクラッチギヤ56側へ移動させられてそのクラッチギヤ56と噛み合わされることで、アイドラギヤ50とギヤ機構カウンタ軸46とが接続される。更に、噛合式クラッチD1は、スリーブ58とクラッチギヤ56とを嵌合する際に回転を同期させる、同期機構としての公知のシンクロメッシュ機構S1を備えている。このように構成された噛合式クラッチD1では、フォークシャフト60が油圧アクチュエータ62によって作動させられることにより、フォークシャフト60に固設されたシフトフォーク64を介してスリーブ58がギヤ機構カウンタ軸46の軸心と平行な方向に摺動させられ、係合状態と解放状態とが切り替えられる。
第1動力伝達経路PT1は、噛合式クラッチD1と噛合式クラッチD1よりも入力軸22側に設けられた第1クラッチC1(又は第1ブレーキB1)とが共に係合されることで形成される。第1クラッチC1の係合により前進用動力伝達経路が形成され、第1ブレーキB1の係合により後進用動力伝達経路が形成される。動力伝達装置16では、第1動力伝達経路PT1が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ伝動機構28を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第1動力伝達経路PT1は、少なくとも第1クラッチC1及び第1ブレーキB1が共に解放されるか、或いは少なくとも噛合式クラッチD1が解放されると、動力伝達を遮断するニュートラル状態(動力伝達遮断状態)とされる。
無段変速機24は、入力軸22に設けられた有効径が可変のプライマリプーリ66と、出力軸30と同軸心の回転軸68に設けられた有効径が可変のセカンダリプーリ70と、それら各プーリ66,70の間に巻き掛けられた伝動ベルト72とを備え、各プーリ66,70と伝動ベルト72との間の摩擦力(ベルト挟圧力)を介して動力伝達が行われる無段変速機構である。プライマリプーリ66では、プライマリプーリ66へ供給する油圧(すなわちプライマリ側油圧シリンダ66cへ供給されるプライマリ圧Pin)が電子制御装置90(図3参照)により駆動される油圧制御回路80(図3参照)によって調圧制御されることにより、各シーブ66a,66b間のV溝幅を変更するプライマリ推力Win(=プライマリ圧Pin×受圧面積)が付与される。又、セカンダリプーリ70では、セカンダリプーリ70へ供給する油圧(すなわちセカンダリ側油圧シリンダ70cへ供給されるセカンダリ圧Pout)が油圧制御回路80によって調圧制御されることにより、各シーブ70a,70b間のV溝幅を変更するセカンダリ推力Wout(=セカンダリ圧Pout×受圧面積)が付与される。無段変速機24では、プライマリ推力Win(プライマリ圧Pin)及びセカンダリ推力Wout(セカンダリ圧Pout)が各々制御されることで、各プーリ66,70のV溝幅が変化して伝動ベルト72の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γcvt(=プライマリプーリ回転速度Npri/セカンダリプーリ回転速度Nsec)が変化させられると共に、伝動ベルト72が滑りを生じないように各プーリ66,70と伝動ベルト72との間の摩擦力が制御される。
出力軸30は、回転軸68回りにその回転軸68に対して同軸心に相対回転可能に配置されている。第2クラッチC2は、無段変速機24よりも駆動輪14(ここでは出力軸30も同意)側に設けられており(すなわちセカンダリプーリ70と出力軸30との間に設けられており)、セカンダリプーリ70(回転軸68)と出力軸30との間を選択的に断接する。第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が係合されることで形成される。動力伝達装置16では、第2動力伝達経路PT2が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機24を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が解放されると、ニュートラル状態とされる。
動力伝達装置16の作動について、以下に説明する。図2は、電子制御装置90により切り替えられる動力伝達装置16の各走行パターン(走行モード)毎の係合装置の係合表を用いて、その走行モードの切り替わりを説明する為の図である。図2において、C1は第1クラッチC1の作動状態に対応し、C2は第2クラッチC2の作動状態に対応し、B1は第1ブレーキB1の作動状態に対応し、D1は噛合式クラッチD1の作動状態に対応し、「○」は係合(接続)を示し、「×」は解放(遮断)を示している。
図2において、ギヤ伝動機構28を介してエンジン12の動力が出力軸30に伝達される走行モード(すなわちギヤ伝動機構28を介した第1動力伝達経路PT1を用いて走行する走行モード)であるギヤ走行モードでは、第1クラッチC1及び噛合式クラッチD1が係合され且つ第2クラッチC2及び第1ブレーキB1が解放される。このギヤ走行モードでは前進走行が可能となる。尚、第1ブレーキB1及び噛合式クラッチD1が係合され且つ第2クラッチC2及び第1クラッチC1が解放される、ギヤ走行モードでは、後進走行が可能となる。
又、無段変速機24を介してエンジン12の動力が出力軸30に伝達される走行モード(すなわち無段変速機24を介した第2動力伝達経路PT2を用いて走行する走行モード)であるCVT走行モード(ベルト走行モードともいう)では、第2クラッチC2が係合され且つ第1クラッチC1及び第1ブレーキB1が解放される。このCVT走行モードでは前進走行が可能となる。このCVT走行モードのうちでCVT走行(中車速)モードでは噛合式クラッチD1が係合される一方で、CVT走行(高車速)モードでは噛合式クラッチD1が解放される。このCVT走行(高車速)モードにて噛合式クラッチD1が解放されるのは、例えばCVT走行モードでの走行中のギヤ伝動機構28等の引き摺りをなくすと共に、高車速においてギヤ伝動機構28や遊星歯車装置26pの構成部材(例えばピニオンギヤ)等が高回転化するのを防止する為である。噛合式クラッチD1は、駆動輪14側からの入力を遮断する被駆動入力遮断クラッチとして機能する。
ギヤ走行モードは、例えば車両停止中を含む低車速領域において選択される。動力伝達装置16では、ギヤ伝動機構28を介した第1動力伝達経路PT1にて形成される変速比γgear(変速比ELともいう)は、無段変速機24を介した第2動力伝達経路PT2にて形成できる最大変速比(すなわち最低車速側の変速比である最ロー変速比)γmaxよりも大きな値(すなわちロー側の変速比)に設定されている。つまり、第2動力伝達経路PT2は、第1動力伝達経路PT1にて形成される変速比ELよりも高車速側(ハイ側)の変速比γcvtが形成される。例えば変速比ELは、動力伝達装置16における第1速変速段の変速比γである第1速変速比γ1に相当し、無段変速機24の最ロー変速比γmaxは、動力伝達装置16における第2速変速段の変速比γである第2速変速比γ2に相当する。その為、ギヤ走行モードとCVT走行モードとは、例えば公知の有段変速機の変速マップにおける第1速変速段と第2速変速段とを切り替える為の変速線に従って切り替えられる。又、CVT走行モードにおいては、例えば公知の手法を用いて、アクセル開度θaccや車速Vなどの走行状態に基づいて変速比γcvtが変化させられる変速が実行される。
ギヤ走行モードからCVT走行(高車速)モード、或いはCVT走行(高車速)モードからギヤ走行モードへの切替えでは、図2に示すように、CVT走行(中車速)モードを経由する。例えばギヤ走行モードからCVT走行(高車速)モードへの切替えでは、第1クラッチC1を解放して第2クラッチC2を係合するようにクラッチを掛け替える変速(例えばクラッチツゥクラッチ変速(以下、CtoC変速という))にてアップシフトが実行されてCVT走行(中車速)モードへ切り替えられ、その後、被駆動入力遮断の為に噛合式クラッチD1が解放される。又、例えばCVT走行(高車速)モードからギヤ走行モードへの切替えでは、ギヤ走行モードへの切替準備(すなわちダウンシフト準備)として噛合式クラッチD1が係合されてCVT走行(中車速)モードへ切り替えられ、その後、第2クラッチC2を解放して第1クラッチC1を係合するようにクラッチを掛け替える変速(例えばCtoC変速)にてダウンシフトが実行される。
図3は、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図3において、車両10は、例えば動力伝達装置16の制御装置を含む電子制御装置90を備えている。よって、図3は、電子制御装置90の入出力系統を示す図であり、又、電子制御装置90による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。電子制御装置90は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置90は、エンジン12の出力制御、無段変速機24の変速制御、動力伝達装置16の走行モードの切替制御等を実行する。電子制御装置90は、必要に応じてエンジン制御用、油圧制御用等に分けて構成される。
電子制御装置90には、車両10が備える各種センサ(例えば各種回転速度センサ100,102,104,106、アクセル開度センサ108、シフトポジションセンサ110など)による検出信号に基づく各種実際値(例えばエンジン回転速度Ne、入力軸回転速度Ninであるプライマリプーリ回転速度Npri、回転軸68の回転速度であるセカンダリプーリ回転速度Nsec、車速Vに対応する出力軸回転速度Nout、アクセル開度θacc、車両10に備えられたシフト操作部材としてのシフトレバー112の位置情報に対応するシフト操作位置(シフト位置又はレバー位置ともいう)Pshなど)が、それぞれ供給される。又、電子制御装置90からは、エンジン12の出力制御の為のエンジン出力制御指令信号Se、無段変速機24の変速に関する油圧制御の為の油圧制御指令信号Scvt、動力伝達装置16の走行モードの切替えに関連する第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、及び噛合式クラッチD1を制御する為の油圧制御指令信号Sswt等が、それぞれ出力される。例えば、油圧制御指令信号Sswtとして、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2、噛合式クラッチD1の各々の油圧アクチュエータへ供給される各油圧を調圧する各ソレノイドバルブを駆動する為の指令信号(油圧指令)が油圧制御回路80へ出力される。
シフトレバー112は、動力伝達装置16の動力伝達経路PTにおける動力伝達の状態を切り替える為に「P」,「R」,「N」,「D」等のシフト操作位置Pshの何れかへ運転者により選択的に手動操作される。シフト操作位置Pshの「P」は、動力伝達装置16のパーキングレンジ(Pレンジ)を選択し、第1動力伝達経路PT1及び第2動力伝達経路PT2を何れもニュートラル状態(中立状態)とすることで動力伝達装置16をニュートラル状態とし且つ機械的に出力軸30の回転を阻止する為のパーキング操作位置(P操作位置)である。又、シフト操作位置Pshの「R」は、動力伝達装置16の後進走行レンジ(Rレンジ)を選択し、第1ブレーキB1及び噛合式クラッチD1の係合により第1動力伝達経路PT1において後進用動力伝達経路を形成することで動力伝達装置16を動力伝達可能状態として、その後進用動力伝達経路を用いて後進走行を可能とする為の後進走行操作位置(R操作位置)である。又、シフト操作位置Pshの「N」は、動力伝達装置16のニュートラルレンジ(Nレンジ)を選択し、動力伝達装置16をニュートラル状態とする為のニュートラル操作位置(N操作位置)である。又、シフト操作位置Pshの「D」は、動力伝達装置16の前進走行レンジ(Dレンジ)を選択し、第1クラッチC1及び噛合式クラッチD1の係合により第1動力伝達経路PT1において前進用動力伝達経路を形成するか又は第2クラッチC2の係合により第2動力伝達経路PT2を形成することで動力伝達装置16を動力伝達可能状態として、その前進走行用の動力伝達経路を用いて前進走行を可能とする為の前進走行操作位置(D操作位置)である。シフト操作位置Pshの「P」,「N」は、各々、動力伝達経路PTにおける動力伝達が遮断された動力伝達装置16の非走行レンジ(すなわち車両10の走行を不能とする動力伝達装置16の非走行レンジ)を選択する為の非走行操作位置である。シフト操作位置Pshの「R」,「D」は、各々、動力伝達経路PTにおける動力伝達が可能な動力伝達装置16の走行レンジ(すなわち車両10の走行を可能とする動力伝達装置16の走行レンジ)を選択する為の走行操作位置である。
油圧制御回路80は、オイルポンプ42が吐出したオイルを基にしてプライマリレギュレータバルブにより調圧されたライン圧PLを供給する。油圧制御回路80は、シフトレバー112の切替操作に基づいて油路が切り替えられるマニュアルバルブを備えている。マニュアルバルブは、シフトレバー112がD操作位置にあることに基づいて弁位置がD位置とされると、入力された油圧(例えばライン圧PLを元圧とする油圧)をドライブ油圧PDとして出力する。又、マニュアルバルブは、シフトレバー112がR操作位置にあることに基づいて弁位置がR位置とされると、入力された油圧をリバース油圧PRとして出力する。又、マニュアルバルブは、シフトレバー112がP操作位置又はN操作位置にあることに基づいて弁位置がP位置又はN位置とされると、油圧の出力を遮断し、ドライブ油圧PD及びリバース油圧PRを排出側へ導く。ドライブ油圧PDは、直接的に或いはソレノイドバルブにより調圧されて、第1クラッチC1に供給される。又、リバース油圧PRは、直接的に或いはソレノイドバルブにより調圧されて、第1ブレーキB1に供給される。又、ドライブ油圧PDは、ソレノイドバルブにより調圧されて第2クラッチC2に供給される。従って、マニュアルバルブの弁位置がD位置又はR位置にあるときには、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2を走行状態に応じて係合することが可能である。又、マニュアルバルブの弁位置がP位置又はN位置にあるときには、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、及び第2クラッチC2が何れも解放されて、動力伝達装置16がニュートラル状態(すなわち非走行レンジ(Pレンジ又はNレンジ))とされる。
車両10では、動力伝達装置16の動力伝達経路PTにおける動力伝達の状態(換言すれば動力伝達装置16の各レンジ)を電気制御により切り替えるシフトバイワイヤ(SBW)方式を採用している。その為、車両10は、シフトレバー112のシフト操作位置Pshに基づいて作動する駆動モータにより動力伝達装置16の各レンジを電気的に切り替える良く知られたシフト切替機構を備えている。このシフト切替機構では、シフト操作位置Pshに基づいて電子制御装置90により駆動モータが制御されて、ディテントプレートに固設されたマニュアルシャフトがその軸心回りに回転させられる。これによって、ディテントプレートを介してマニュアルバルブのスプール弁子が移動させられ、そのスプール弁子の弁位置がシフトレバー112のP操作位置、R操作位置、N操作位置、D操作位置に対応するP位置、R位置、N位置、D位置に位置決めされる。
電子制御装置90は、エンジン出力制御手段すなわちエンジン出力制御部92、及び油圧制御手段すなわち油圧制御部94を備えている。
エンジン出力制御部92は、例えば予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された(すなわち予め定められた)関係(例えば駆動力マップ)からアクセル開度θacc及び車速Vに基づいて要求駆動力Fdemを算出し、その要求駆動力Fdemが得られる目標エンジントルクTetgtを設定し、その目標エンジントルクTetgtが得られるようにエンジン12を出力制御するエンジン出力制御指令信号Seをそれぞれスロットルアクチュエータや燃料噴射装置や点火装置などへ出力する。
油圧制御部94は、車両停止中には、ギヤ走行モードに備えて、油圧アクチュエータ62による噛合式クラッチD1の係合作動を行う指令を油圧制御回路80へ出力する。その後、油圧制御部94は、シフトレバー112がD操作位置(或いはR操作位置)に切り替えられた場合、第1クラッチC1(或いは第1ブレーキB1)を係合する指令を油圧制御回路80へ出力する。
又、油圧制御部94は、CVT走行モードにおいて、例えば予め定められた関係(例えばCVT変速マップ、ベルト挟圧力マップ)にアクセル開度θacc及び車速Vを適用することで、無段変速機24のベルト滑りが発生しないようにしつつエンジン12の動作点が所定の最適ライン(例えばエンジン最適燃費線)上となる無段変速機24の目標変速比γtgtを達成する為のプライマリ圧Pin及びセカンダリ圧Poutの各油圧指令(油圧制御指令信号Scvt)を決定し、それら各油圧指令を油圧制御回路80へ出力して、CVT変速を実行する。
又、油圧制御部94は、ギヤ走行モードとCVT走行モードとを切り替える切替制御を実行する。具体的には、油圧制御部94は、例えばギヤ走行モードにおける変速比ELとCVT走行モードにおける最ロー変速比γmaxとを切り替える為の所定のヒステリシスを有したアップシフト線及びダウンシフト線に車速V及びアクセル開度θaccを適用することで変速比γの切替えを判断し、その判断結果に基づいて走行モードを切り替える。
油圧制御部94は、ギヤ走行モードでの走行中にアップシフトを判断してギヤ走行モードからCVT走行(中車速)モードへ切り替える場合、第1クラッチC1を解放して第2クラッチC2を係合するCtoC変速を行う指令を油圧制御回路80へ出力する。これにより、動力伝達装置16における動力伝達経路PTは、第1動力伝達経路PT1から第2動力伝達経路PT2へ切り替えられる。油圧制御部94は、CVT走行(中車速)モードからCVT走行(高車速)モードへ切り替える場合、油圧アクチュエータ62による噛合式クラッチD1の解放作動を行う指令を油圧制御回路80へ出力する。又、油圧制御部94は、CVT走行(高車速)モードからCVT走行(中車速)モードへ切り替える場合、油圧アクチュエータ62による噛合式クラッチD1の係合作動を行う指令を油圧制御回路80へ出力する。油圧制御部94は、CVT走行(中車速)モードでの走行中にダウンシフトを判断してギヤ走行モードへ切り替える場合、第2クラッチC2を解放して第1クラッチC1を係合するCtoC変速を行う指令を油圧制御回路80へ出力する。これにより、動力伝達装置16における動力伝達経路PTは、第2動力伝達経路PT2から第1動力伝達経路PT1へ切り替えられる。ギヤ走行モードとCVT走行モードとを切り替える切替制御では、CVT走行(中車速)モードの状態を経由することで、CtoC変速によるトルクの受け渡しを行うだけで第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とが切り替えられるので、切替えショックが抑制される。
このように、油圧制御部94は、CVT変速やCtoC変速を実行する変速制御手段すなわち変速制御部として機能する。又、油圧制御部94は、車両10の走行状態に応じて、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第1ブレーキB1、及び噛合式クラッチD1の各係合装置を各々係合したり解放したりするクラッチ制御手段すなわちクラッチ制御部として機能する。
ところで、エンジン12の駆動中であって、シフトレバー112が走行操作位置(D操作位置又はR操作位置)にあることで動力伝達装置16が走行レンジ(Dレンジ又はRレンジ)とされた状態での車両停止時には、エンジン12からの動力に基づく駆動力Fが駆動輪14へ伝達されると共に駆動輪14は回転停止状態であることから、動力伝達経路PTに捩れトルクが掛けられたままとなる。このようなエンジン12の駆動中である車両停止時に、シフトレバー112が走行操作位置から非走行操作位置(P操作位置又はN操作位置)へ切り替えられたことに基づいて、前記シフト切替機構によるマニュアルシャフト操作により前記マニュアルバルブの弁位置をD位置又はR位置からP位置又はN位置へ切り替えて、動力伝達装置16をニュートラル状態へ切り替えると、動力伝達経路PTに掛かっている捩れトルクが急に解放されて、相応のショックが発生する可能性がある。又は、ニュートラル状態へ切り替えられることによって駆動力Fが急勾配で低下すると、動力伝達装置16の内部のガタ打ち(例えばデフギヤ38等のガタ打ち)を起因として動力伝達装置16に大きな振動が発生し、この振動が車内に伝わって異音として現れる可能性がある。特に、シフトレバー112が走行操作位置(D操作位置又はR操作位置)とされた車両停止時には、発進に備えてギヤ走行モードとされており(すなわち第1動力伝達経路PT1が形成されており)、動力伝達経路PTの変速比が第2動力伝達経路PT2にて形成できる最大変速比γmaxよりも大きな値に設定されている為、上述した現象が生じ易い。
本実施例では、ニュートラル状態への切替えに伴うショックを抑制することに関して、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側(ハイギヤ側)へ変更して駆動力Fを低下させた後に、前記シフト切替機構によって動力伝達装置16を非走行レンジ(Pレンジ又はNレンジ)へ切り替えることで、ショックを抑制する。動力伝達装置16は、動力伝達経路PTに第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とを並列に有しているので、第1動力伝達経路PT1から、その第1動力伝達経路PT1よりも小さな値の変速比γが形成される第2動力伝達経路PT2へ切り替えることで、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更することができる。
より具体的には、電子制御装置90は、車両状態判定手段すなわち車両状態判定部96、及びシフト操作判定手段すなわちシフト操作判定部98を更に備えている。車両状態判定部96は、エンジン12の駆動中に動力伝達装置16が走行レンジ(Dレンジ又はRレンジ)とされた状態にて車両停止しているか否かを判定する。シフト操作判定部98は、シフトレバー112のシフト操作位置Pshが、走行操作位置(D操作位置又はR操作位置)から非走行操作位置(P操作位置又はN操作位置)へ切り替えられたか否かを判定する。
油圧制御部94は、車両状態判定部96によりエンジン12の駆動中に動力伝達装置16が走行レンジとされた状態にて車両停止していると判定され、且つ、シフト操作判定部98によりシフトレバー112のシフト操作位置Pshが走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられたと判定された場合には、動力伝達装置16が走行レンジとされた状態にて、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とで高車速側の変速比が形成される方の第2動力伝達経路PT2へ切り替えることで、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側の変速比へ変更し、その後(例えば所定時間経過後)、前記シフト切替機構によるマニュアルシャフト操作により前記マニュアルバルブの弁位置をD位置又はR位置からP位置又はN位置へ切り替えて、動力伝達装置16を非走行レンジへ切り替える伝達経路制御部として機能する。前記所定時間は、例えば高車速側への変速比の変更開始から変更完了までに必要な最小限の時間として予め定められた閾値である。車両状態判定部96は、第1動力伝達経路PT1から第2動力伝達経路PT2への切替え開始からこの所定時間が経過したか否かを判定する。
図4は、電子制御装置90の制御作動の要部すなわちエンジン12が駆動中である車両停止中にシフトレバー112が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際にショックを抑制する為の制御作動を説明するフローチャートであり、繰り返し実行される。図5は、この図4のフローチャートに示す制御作動を実行した場合のタイムチャートである。
図4において、先ず、車両状態判定部96の機能に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S10において、エンジン12の駆動中に動力伝達装置16がDレンジとされた状態にて車両停止しているか否かが判定される。このS10の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられる。このS10の判断が肯定される場合はシフト操作判定部98の機能に対応するS20において、シフトレバー112のシフト操作位置PshがD操作位置からN操作位置へ切り替えられたか否かが判定される。このS20の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられる。このS20の判断が肯定される場合は油圧制御部94(伝達経路制御部)の機能に対応するS30において、第1動力伝達経路PT1から第2動力伝達経路PT2へ切り替えられることで動力伝達経路PTにて形成される変速比が高車速側の変速比へ変更される。つまり、第1クラッチC1を解放して第2クラッチC2を係合するCtoC変速を行う指令が油圧制御回路80へ出力される。次いで、車両状態判定部96の機能に対応するS40において、上記S30の実行開始から所定時間が経過したか否かが判定される。このS40の判断が否定される場合はこのS40が繰り返し実行される。このS40の判断が肯定される場合は油圧制御部94(伝達経路制御部)の機能に対応するS50において、前記シフト切替機構によるマニュアルシャフト操作により前記マニュアルバルブの弁位置がD位置からN位置へ切り替えられて動力伝達装置16がDレンジからNレンジへ切り替えられる。
図5において、t1時点は、エンジン12の駆動中に第1動力伝達経路PT1が形成されていることによって動力伝達装置16がDレンジとされた状態にて車両停止しているときに、シフトレバー112がD操作位置からN操作位置へ操作された為に、第1動力伝達経路PT1から第2動力伝達経路PT2への切替え(すなわち変速比のローギヤ(Low)からハイギヤ(High)への変速)が開始されたことを示している。これにより、動力伝達経路PTにて形成される変速比がローギヤ(Low)からハイギヤ(High)へ変更され、駆動力が変速比の変更分だけ低下させられる(t1時点からt2時点参照)。その後、前記シフト切替機構によるマニュアルシャフト操作により前記マニュアルバルブの弁位置がD位置からN位置へ切り替えられることで、動力伝達装置16がDレンジからNレンジへ切り替えられてニュートラル状態とされる(t2時点以降参照)。つまり、前記マニュアルバルブのハード構造で動力伝達装置16がニュートラル状態とされて、駆動力が零に向けて低下させられる。よって、破線に示すような、シフトレバー112がD操作位置からN操作位置へ操作されたことに伴って直ぐに動力伝達装置16がニュートラル状態とされて駆動力が零に向けて低下させられる比較例と比べて、本実施例では、駆動力が変速比の変更分だけ低下させてから零に向けて低下させられるので、ショックが抑制される。又、本実施例では、駆動力を変速比の変更分だけ低下させた後、駆動力を完全に(零値に)低下させることで、ガタ打ちのエネルギーを緩和させ、異音発生を抑制する効果がある。
上述のように、本実施例によれば、動力伝達装置16が走行レンジ(Dレンジ又はRレンジ)とされた状態にて車両停止しているときにシフトレバー112のシフト操作位置Pshが走行操作位置(D操作位置又はR操作位置)から非走行操作位置(P操作位置又はN操作位置)へ切り替えられた場合には、動力伝達装置16が走行レンジとされたままで動力伝達経路PTにて形成される変速比が高車速側の変速比へ変更された後、動力伝達装置16が非走行レンジ(Pレンジ又はNレンジ)へ切り替えられるので、動力伝達装置16が非走行レンジへ切り替えられることによって駆動力が急速に低下させられる前に、その駆動力が変速比の変更分だけ低下させられて動力伝達経路PTに掛けられている捩れトルクが低下させられる。よって、エンジン12が駆動中である車両停止中にシフトレバー112が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、動力伝達経路PTに掛けられている捩れトルクが低下させられた後に解放される為、ショックを抑制することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。尚、以下の説明において実施例相互に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
前述の実施例1では、油圧制御回路80はシフトレバー112の切替操作に基づいて油路が切り替えられるマニュアルバルブを備えていた。本実施例では、油圧制御回路80はこのマニュアルバルブを備えていない。つまり、本実施例では、マニュアルバルブのハード構造で動力伝達装置16がニュートラル状態とされる態様とされていない。その為、本実施例の油圧制御回路80は、例えば電子制御装置90からの信号によって励磁されることで切替圧を出力する切替用ソレノイドバルブと、その切替圧が出力された場合に供給ポートに入力された油圧(例えばライン圧PLを元圧とする油圧)を走行油圧(ドライブ油圧PD又はリバース油圧PR)として出力する弁位置とその切替圧が出力されない場合にその供給ポートに入力された油圧を遮断して走行油圧を出力しない弁位置とに切り替えられる走行油圧切替バルブとを備えている。従って、走行油圧切替バルブの弁位置が走行油圧を出力する位置にあるときには、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、第2クラッチC2を走行状態に応じて係合することが可能である。又、走行油圧切替バルブの弁位置が走行油圧を出力しない位置にあるときには、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、及び第2クラッチC2が何れも解放されて、動力伝達装置16がニュートラル状態(すなわち非走行レンジ(Pレンジ又はNレンジ))とされる。
本実施例では、ニュートラル状態への切替えに伴うショックを抑制することに関して、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側(ハイギヤ側)へ変更して駆動力Fを低下させた後に、油圧制御回路80(特には前記切替用ソレノイドバルブ及び前記走行油圧切替バルブ)によって動力伝達装置16を非走行レンジへ切り替えることで、ショックを抑制する。
伝達経路制御部として機能する油圧制御部94は、車両状態判定部96によりエンジン12の駆動中に動力伝達装置16が走行レンジとされた状態にて車両停止していると判定され、且つ、シフト操作判定部98によりシフトレバー112のシフト操作位置Pshが走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられたと判定された場合には、動力伝達装置16が走行レンジとされた状態にて、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とで高車速側の変速比が形成される方の第2動力伝達経路PT2へ切り替えることで、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側の変速比へ変更し、その後(例えば所定時間経過後)、前記切替用ソレノイドバルブを励磁する信号を出力して前記切替用ソレノイドバルブから切替圧を出力させることにより前記走行油圧切替バルブの弁位置を走行油圧を出力する位置から走行油圧を出力しない位置へ切り替えて、動力伝達装置16を非走行レンジへ切り替える。
図6は、電子制御装置90の制御作動の要部すなわちエンジン12が駆動中である車両停止中にシフトレバー112が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際にショックを抑制する為の制御作動を説明するフローチャートである。この図6のフローチャートは、図4のフローチャートとは別の実施例である。この図6は、図4のS50がS50’となっている点が図4のフローチャートと主に相違する。この相違する点について主に説明する。
図6において、前記S40の判断が肯定される場合は油圧制御部94(伝達経路制御部)の機能に対応するS50’において、油圧制御回路80(特には前記切替用ソレノイドバルブ及び前記走行油圧切替バルブ)によって動力伝達装置16がDレンジからNレンジへ切り替えられる。従って、図5のt2時点以降では、前記マニュアルバルブのハード構造で動力伝達装置16がニュートラル状態とされて、駆動力が零に向けて低下させられたが、本実施例では、油圧制御回路80によって動力伝達装置16がニュートラル状態とされて、駆動力が零に向けて低下させられる。
上述のように、本実施例によれば、前述の実施例1と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例ギヤ伝動機構28は、無段変速機24の最大変速比γmaxよりもロー側の変速比となる1つのギヤ段が形成される伝動機構であったが、これに限らない。例えば、ギヤ伝動機構28は、変速比が異なる複数のギヤ段が形成される伝動機構であっても良い。つまり、ギヤ伝動機構28は2段以上に変速される有段変速機であっても良い。又、ギヤ伝動機構28は、無段変速機24の最小変速比γminよりもハイ側の変速比、及び最大変速比γmaxよりもロー側の変速比を形成する伝動機構であっても良い。又、ギヤ伝動機構28は、無段変速機24の最小変速比γminよりもハイ側の変速比のみを形成する伝動機構であっても良い。変速比が異なる複数のギヤ段が形成されるギヤ伝動機構28である場合には、第1動力伝達経路PT1にて形成される変速比を高車速側へ変更することで、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更することができる。或いは、無段変速機24の最小変速比γminよりもハイ側の変速比が形成されるギヤ伝動機構28である場合には、第2動力伝達経路PT2から第1動力伝達経路PT1へ切り替えることで、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更することができる。つまり、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更する際に、第2動力伝達経路PT2と第1動力伝達経路PT1とで切り替える場合、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とで高車速側の変速比が形成される方の動力伝達経路へ切り替えれば良い。ベルト式の無段変速機24では、第2動力伝達経路PT2が形成された停車中には無段変速機24の変速比を変更することができないが、動力伝達装置16は第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とを並列に有しているので、停車中であっても動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更することができる。
また、車両停止状態で第2動力伝達経路PT2が形成された状態において、第1クラッチC1のみが係合された第1動力伝達経路PT1のニュートラル状態と、噛合式クラッチD1のみが係合された第1動力伝達経路PT1のニュートラル状態とを切り替えることで、第2動力伝達経路PT2に連結されるイナーシャ(マス)が変化させられて、伝達される駆動力が変化させられる。その為、第1クラッチC1の係合と噛合式クラッチD1の係合とを切り替えることで、第2動力伝達経路PT2に連結されるイナーシャが大きくなるのであれば、その切替を実行することで、伝達される駆動力が低下させられる。これによって、エンジン12が駆動中である車両停止中にシフトレバー112が走行操作位置から非走行操作位置へ切り替えられた際に、動力伝達経路PTに掛けられている捩れトルクが低下させられた後に解放される為、ショックを抑制することができる。第2動力伝達経路PT2に連結されるイナーシャは、エンジン12に対する負荷となるので、その負荷が大きくなってエンジン回転速度Neが低下することは、実質的に、動力伝達経路PTにて形成される変速比を高車速側へ変更することと同等であると見ることができる。尚、第1クラッチC1及び噛合式クラッチD1の何れも解放された第1動力伝達経路PT1のニュートラル状態の場合、第1クラッチC1及び噛合式クラッチD1の何れか一方のみを係合することで、第2動力伝達経路PT2に連結されるイナーシャが大きくされる。
また、前述の実施例では、動力伝達経路PTにおける高車速側への変速比の変更開始から所定時間経過後に動力伝達装置16を非走行レンジへ切り替えたが、これに限らない。例えば、動力伝達経路PTにおける高車速側への変速比の変更開始後に、油圧センサ等の値に基づいて高車速側への変速比の変更完了を判断した後に動力伝達装置16を非走行レンジへ切り替えても良い。従って、図4や図6のS40は、変速比の変更完了を判断するステップであれば良い。
また、前述の実施例では、動力伝達装置16の走行モードを、所定の変速マップを用いて切り替えたが、これに限らない。例えば、車速Vとアクセル開度θaccに基づいて運転者の駆動要求量(例えば要求トルク)を算出し、その要求トルクを満たすことができる変速比を設定することで、動力伝達装置16の走行モードを切り替えても良い。
また、前述の実施例では、駆動力源としてエンジン12を例示したが、これに限らない。例えば、前記駆動力源は、電動機等の他の原動機を単独で或いはエンジン12と組み合わせて採用することもできる。又、エンジン12の動力は、トルクコンバータ20を介して入力軸22へ伝達されたが、これに限らない。例えば、トルクコンバータ20に替えて、トルク増幅作用のない流体継手(フルードカップリング)などの他の流体式伝動装置が用いられても良い。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12:エンジン(駆動力源)
14:駆動輪
16:動力伝達装置
22:入力軸(入力回転部材)
24:無段変速機(無段変速機構)
28:ギヤ伝動機構(伝動機構)
30:出力軸(出力回転部材)
90:電子制御装置(制御装置)
94:油圧制御部(伝達経路制御部)
96:車両状態判定部
98:シフト操作判定部
112:シフトレバー(シフト操作部材)
B1:第1ブレーキ(係合装置)
C1:第1クラッチ(係合装置)
C2:第2クラッチ(係合装置)
PT:動力伝達経路
PT1:第1動力伝達経路
PT2:第2動力伝達経路

Claims (1)

  1. 駆動力源の動力が伝達される入力回転部材と駆動輪へ前記動力を出力する出力回転部材との間の動力伝達経路に並列に設けられた、無段変速機構及び1つ又は複数のギヤ段が形成される伝動機構と、前記伝動機構を介して前記駆動力源の動力を前記駆動輪側へ伝達する第1動力伝達経路と前記無段変速機構を介して前記駆動力源の動力を前記駆動輪側へ伝達する第2動力伝達経路とを選択的に切り替える係合装置とを備えた動力伝達装置の、制御装置であって、
    シフト操作部材のシフト操作位置が、前記入力回転部材と前記出力回転部材との間の動力伝達経路における動力伝達が可能な前記動力伝達装置の走行レンジを選択する為の走行操作位置から、前記動力伝達経路における動力伝達が遮断された前記動力伝達装置の非走行レンジを選択する為の非走行操作位置へ切り替えられたか否かを判定するシフト操作判定部と、
    前記駆動力源の駆動中に前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて車両停止しているか否かを判定する車両状態判定部と、
    前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて車両停止していると判定され、且つ、前記シフト操作部材のシフト操作位置が前記走行操作位置から前記非走行操作位置へ切り替えられたと判定された場合には、前記動力伝達装置が前記走行レンジとされた状態にて、前記第1動力伝達経路と前記第2動力伝達経路とで高車速側の変速比が形成される方の動力伝達経路へ切り替えるか、或いは前記第1動力伝達経路にて形成される変速比を高車速側へ変更することで、前記入力回転部材と前記出力回転部材との間の動力伝達経路にて形成される変速比を高車速側の変速比へ変更し、その後、前記動力伝達装置を前記非走行レンジへ切り替える伝達経路制御部と
    を、含むことを特徴とする動力伝達装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132307A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置の制御装置

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