JP2017025752A - 排気流通管及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管それ自体の剛性を確保しながらその薄肉化を実現し、しかも排気の流通における圧力損失をも抑制できる排気流通管を得ること。
【解決手段】エキゾーストマニホールド10は、車両の内燃機関から排出された排気が流通する管本体部11を有している。管本体部11には多数のエンボス30が設けられ、その管内面には、管外面の側へ凸となる凹部が多数設けられている。凹部は導入部と導出部とを有し、導入部により排気が凹部の内側へ導かれ、導出部によって管内面に沿った流れに戻るよう導かれる。導入部は、排気流通方向に沿った断面が管内面から管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、排気が導入部の傾斜に沿った流れから剥離することが抑制される角度となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排気流通管及びその排気流通管の製造方法に関する。
エキゾーストマニホールド等、車両の内燃機関から排出された排気が流通する排気流通管では、管の肉厚を薄肉化することが求められている。
もっとも、排気流通管の肉厚を薄肉化した場合、その薄肉化に伴って排気流通管の強度(剛性)が低下するという問題が生じてしまう。そのため、排気流通管に対して、補強材を別に設けることにより、排気流通管の強度を確保することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−189352号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、排気流通管に対して補強材が別に設けられる構成では、部品点数の増加を招いたり、補強材の存在によって排気流通管の取り回しに制限がかかって内燃機関周辺の設計自由度が低下したりする等、様々な問題が生じる。
そこで、本発明は、管それ自体の剛性を確保しながらその薄肉化を実現し、しかも排気の流通における圧力損失をも抑制できる排気流通管を得ること、及びその排気流通管を好適に製造できる製造方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明では、車両の内燃機関から排出された排気が流通する排気流通管であって、前記排気の流通空間を形成する管内面には、管外面の側へ凸となる凹部が多数設けられており、前記凹部は、前記排気の流通方向の上流側に設けられ、前記排気を前記凹部の内側へ導く排気導入部と、前記排気導入部の下流側に形成され、前記排気導入部によって前記凹部の内側に導入された前記排気を前記管内面に沿った流れに戻すよう導く排気導出部と、を有し、前記排気導入部は、前記排気の流通方向に沿った断面が前記管内面から前記管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、前記排気が前記排気導入部から剥離して流れることが抑制される角度であることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明の排気流通管において、前記排気導入部の前記傾斜は、前記管内面に対して8度以下であることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明の排気流通管において、前記排気の流通方向において、前記排気導出部の長さは、前記排気導入部の長さよりも短く形成されていることを特徴とする。
第4の発明では、第1乃至第3の発明のうちいずれかの排気流通管において、前記凹部は、管周方向に沿った断面において弧状をなすように形成されていることを特徴とする。
第5の発明では、第1乃至第4の発明のうちいずれかの排気流通管において、前記凹部は、千鳥状をなすように配置されていることを特徴とする。
第6の発明では、第5の発明の排気流通管において、前記凹部を前記管内面の側から見て、前記排気の流通方向における上流側端部又は下流側端部のうち一方は略三角形状をなす三角状部、他方は弧状をなす弧状部とされ、隣り合う凹部の前記三角状部の間に前記弧状部が設けられるように前記凹部が配置されていることを特徴とする。
第7の発明では、車両の内燃機関から排出された排気が流通する排気流通管の製造方法であって、金属板材をプレスして、一方の板面に当該一方の板面から反対側の板面の側へ凸となる凹部を形成する第1工程と、そのプレスされた前記金属板材を、前記一方の板面を内面として当該内面によって前記排気の流通空間が形成されるように前記排気流通管を形成する第2工程と、を備え、前記第1工程において、前記凹部を、前記金属板材からなる排気流通管に形成した場合に、前記排気の流通方向の上流側に設けられ、前記排気を前記凹部の内側へ導く排気導入部と、前記排気導入部の下流側に形成され、前記排気導入部によって前記凹部の内側に導入された前記排気を管内面に沿った流れに戻すよう導く排気導出部と、を有するように形成し、前記排気導入部は、前記排気の流通方向に沿った断面が前記管内面から管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、前記排気が前記排気導入部の傾斜に沿った流れから剥離することが抑制される角度を有するように形成することを特徴とする。
第1の発明によれば、管外面の側へ凸となる凹部が管内面に多数設けられることにより、排気流通管には多数の凹凸が形成される。このため、それら凹凸によって排気流通管の剛性を高めることができる。これにより、排気流通管それ自体の剛性を確保しながらその肉厚の薄肉化を実現することができる。この薄肉化は、排気流通管を軽量化することにもつながる点でメリットがある。
ここで、排気流通管の流通空間を排気が流れる場合において、管内面の近傍をその面に沿って流通する排気の流れは、その管内面に設けられた凹部の存在によって悪化し、凹部の底部に向かって流れるにしたがって排気の流速が低下する。このため、排気の圧力(静圧)の上昇が生じる。
その場合、仮に凹部において、排気導入部によってその凹部に導入された排気が、導入部から剥離した流れが形成されると、その剥離した一部の流れによって凹部内で渦が発生し、凹部内の圧力がより一層高められる。そうすると、凹部の下流側では、凹部の上流側よりも圧力が高められた状態となる。その圧力上昇分は下流側となるほど積み重なっていくため、結果として、圧力増加に伴う大幅な流速低下、つまり排気の圧力損失が生じてしまう。
これに対し、本発明では、前記凹部の排気導入部は、排気の流通方向に沿った断面が管内面から管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、排気が排気導入部の傾斜から剥離して流れることが抑制される角度となっている。このため、凹部に導入される排気は排気導入部に沿った流れが維持され、排気導入部から剥離することが抑制される。これにより、凹部の存在により流速が低下して凹部内での圧力が高められたとしても、凹部の下流側での圧力上昇が抑制され、圧力損失を抑制できる。
したがって、この第1の発明によれば、多数の凹部の存在によって排気流通管それ自体の剛性を確保しながらその薄肉化を実現することができ、しかもその凹部によって排気の流通における圧力損失が生じることをも抑制することができる。
第2の発明によれば、排気導入部における排気の流通方向に沿った断面の傾斜は、具体的には、管内面に対して8度以下の角度となっている。このため、凹部に導入された排気が、排気導入部の傾斜に沿った流れから剥離した流れが生じることの抑制を好適に行うことができる。
第3の発明によれば、排気導出部の長さが排気導入部の長さよりも短く形成されているため、両者の長さ寸法が同等か又は排気導出部の長さをより長くした場合と比較して、排気の流通方向における凹部全体の長さが短くなる。これにより、より多くの凹部を管内面に形成して、排気流通管の剛性をより一層向上させることができる。
この場合、排気導出部は、凹部内に排気が流れることにより高められた圧力を、それよりも圧力の低い凹部の下流側に戻す部分である。排気は圧力の低い側へ流れやすい状態となっているため、排気導出部では、排気導入部のように緩やかな傾斜にする必要性は低く、その長さを短くしても排気流通への影響は小さい。
第4の発明によれば、排気流通管の凹部は、管周方向に沿った断面において弧状をなすように形成されているため、凹部の底部を平面状に形成した場合などと比較して、剛性向上の効果を高めることができる。
第5の発明によれば、排気流通管に形成される多数の凹部が千鳥状に配置されているため、凹部同士の間の部分に直線状をなす節が形成されることを抑制できる。仮に、凹部同士の間の部分で直線状をなす節が形成された場合、薄肉化された肉厚では、その直線状をなす節の部分で折れ曲がりやすくなり、剛性の低下を招いてしまう。そのため、凹部同士の間の部分に直線状をなす節が形成されることを抑制することで、排気流通管の剛性が低下することを抑制できる。
第6の発明によれば、排気流通管に形成される凹部は、上流側端部又は下流側端部の隣り合う三角状部の間に、別の凹部の下流側端部又は上流側端部の弧状部が設けられるようにして配置されている。そのため、凹部同士の間の隙間を少なくしてより多くの凹部を配置することが可能となり、排気流通管の剛性をより一層向上させることができる。
第7の発明によれば、第1工程において金属板材をプレスし、第1の発明の効果が得られる凹部を形成した後に、第2工程により、その金属板材から排気流通管が形成される。この場合、第1の発明の効果が得られる多数の凹部を形成する上で、環状に形成された状態の排気流通管にその凹部を形成するよりも、第7の発明の製造方法のように金属板材の状態で形成する方が、凹部の形成が行いやすいし、所望する凹部の形状を確実に形成することができる。このため、第1の発明の効果を有する排気流通管の製造を好適に行うことができる。
エキゾーストマニホールドを示す斜視図。 図1のA部を管内面の側から見た拡大平面図。 図2に示すエンボスの一つを拡大して示す拡大平面図。 図3における断面図であり、(a)はB−B断面図、(b)はC−C断面図。 凹部における排気の流れと圧力変化を説明するための説明図であり、(a)は比較例となる凹部の場合を示し、(b)は本実施形態の凹部の場合を示している。 直線状をなす節の形成が抑制されることを説明するための説明図。 凹部の別例を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を、自動車等の車両に設けられるエキゾーストマニホールドに適用した場合を例とする。ここでは、エキゾーストマニホールドの構成についてまず説明し、その後にそのエキゾーストマニホールドの製造方法について説明する。
[エキゾーストマニホールド]
図1は、エキゾーストマニホールド10を示す斜視図である。このエキゾーストマニホールド10は、車両に設けられた内燃機関としてのエンジン(図示略)から排出される排気を導出する排気多岐管である。はじめに、エキゾーストマニホールド10の概要について説明する。
図1に示すように、エキゾーストマニホールド10は4気筒のエンジン用であり、排気流通管としての管本体部11を有している。管本体部11は1.2mm厚のステンレス鋼等の金属材料によって形成され、その管内面12(図2乃び図4を参照)によって形成された流通空間13(図4を参照)をエンジンから排出された排気が流通するようになっている。
管本体部11のそのエンジン接続側、つまり排気が流通する上流側には、エンジンのシリンダヘッドに取り付けられる板状の取付けフランジ14が設けられている。また、管本体部11は、その上流側の端部において、4気筒エンジンの気筒ごとの単管部21を有しており、合計4つの単管部21を有している。各単管部21のエンジン接続側端部、つまり上流側の端部は、取付けフランジ14に結合されている。取付けフランジ14によってエキゾーストマニホールド10がエンジンに取り付けられると、各気筒の排気ポート(図示略)に各単管部21が接続されるようになっている。
一方、管本体部11の下流側の端部には、集合管部22が設けられている。集合管部22と各単管部21との間の中間管部23では、各単管部21がその下流側の端部に至る途中で4本のうちの2本がまとめられ、さらにその下流側で1本の前記集合管部22にまとめられている。管本体部11を構成するこれら各単管部21、集合管部22及び中間管部23は、所望するエンジン特性が得られるように、それぞれの長さや形状等が設定されている。
管本体部11の下流側となる端部、つまり集合管部22の下流側となる端部には、接続管部15が設けられている。接続管部15により、エキゾーストマニホールド10は、その下流側に設けられる触媒コンバータ(図示略)につながる排気管(図示略)と接続される。
次に、エキゾーストマニホールド10の特徴部分である凹凸形状(エンボス30)について説明する。図1に示すように、エキゾーストマニホールド10において、管本体部11には、その全域にわたって、管外面16の側に凸となっているエンボス30が千鳥状をなすように多数形成されている。このエンボス30について、図2乃至図4を用いてより詳しく説明する。
図2は、図1におけるA部分を管内面12の側から見た拡大平面図である。図2に示されているように、各エンボス30は、すべて同一形状かつ同一寸法を有している。各エンボス30は、その平面形状が全体として略長円形状をなしており、その長軸方向が排気流通方向に沿うように配置されている。長円の短軸方向をエンボス30の幅方向とすれば、その幅方向のエンボス30同士の間隔は狭くなっており、幅方向に密集した状態で各エンボス30が配置されている。なお、この図2における排気の流れは、紙面下から上に向かう流れとなっている。
各エンボス30は、その排気の流れにおける上流側端部31が略三角形状をなす三角状部として形成され、下流側端部32は円弧状をなす弧状部として形成されている。そして、幅方向に隣り合うエンボス30a,30bがそれぞれ有する上流側端部31の間に、それよりも一段上流側に設けられたエンボス30cの下流側端部32が設けられるようにして配置されている。この場合、エンボス30a,30bの上流端31aよりも下流側に、それらの一段上流側に設けられたエンボス30cの下流端32aが配置されている。千鳥状に配置された多数のエンボス30はこのような配置構成を有しているため、密集し、詰められた状態で配置されている。
図3は、図2におけるエンボス30の一つを取り出して、拡大して示した拡大平面図である。図4はこの図3の断面図であり、そのうち(a)はB−B断面図であり、(b)はC−C断面図である。この図3及び図4に示すように、エンボス30は、管本体部11の管内面12の側から見て、管外面16の側へ凸となるように凹状に形成されている。これにより、管内面12には、エンボス30によって凹部33が形成されている。
図3に示すように、各エンボス30の凹部33は上流側凹部34と下流側凹部35とを有している。排気の流通方向において、上流側凹部34及び下流側凹部35のそれぞれの長さ寸法L1,L2は、概ね7:3の割合となっている。
図4(a)に示すように、上流側凹部34は、幅方向に沿って円弧状となる凹状に形成されている。上流側凹部34の幅方向の中心部は、円弧の頂点部分(幅方向における底部)によって形成され、排気の流通方向に沿って直線状をなす導入部36となっている。この導入部36の排気流通方向に沿った断面が、図4(b)に示す断面図である。
図4(b)に示すように、導入部36は、幅方向における底部が上流側から下流側に向かって連続的に深くなるように、つまり管内面12から管外面16の側へ向かって傾斜している。その傾斜は、管内面12に対する傾斜角度Dが7度に設定されている。導入部36の上流端36aは最深部となっており、その最深部における管内面12からの深さ寸法Hは2mmに設定されている。ちなみに、この深さ寸法Hは、管本体部11を形成する板厚を前提として、管本体部11に必要とされる剛性に応じて設定される。傾斜角度Dが7度に設定されているため、この深さ寸法Hが設定されることにより、上流側凹部34の長さ寸法L1も定まる。
この導入部36により、管本体部11の流通空間13を流通する排気のうち、管内面12の近傍をその管内面12に沿って流れる排気は、上流側凹部34に至ると、この導入部36の傾斜に沿って流れて、上流側凹部34の上流端36aに向かって凹部33の内部へ導かれる。したがって、この導入部36は排気導入部に相当する。
他方、下流側凹部35も、幅方向に沿って円弧状をなすように形成されている。もっとも、下流側凹部35における幅方向の中心部となる導出部37は、前記導入部36と異なり、排気流通方向に沿った断面が、図4(b)に示すように、下流側凹部35の内側で盛り上がった凸状をなすように形成されている。この導出部37により、導入部36によって上流側凹部34内を導入部36の上流端36aに至るまで導かれた排気は、導出部37の下流側となる管内面12に沿った流れに戻される。したがって、この導出部37は、排気導出部に相当する。
この導出部37は、凹部33内に排気が流れることにより高められた圧力を、それよりも圧力の低い凹部33の下流側に戻す部分である。排気は圧力の低い側へ流れやすい状態となっているため、導出部37では、導入部36のように緩やかな傾斜にする必要性は低く、その長さを導入部36よりも大幅に短くしても、排気流通への影響は小さい。それよりも、下流側凹部35の長さ寸法L2をより短く設定することで、凹部33の排気流通方向における全長(L1+L2)を短くし、より多くの凹部33を形成してより高い剛性を得ることの方が好ましい。
このような構成を有するエンボス30により、管本体部11の流通空間13を流れる排気は、次のような流れとなる。その流れと圧力変化との関係を、図5を参照しながら説明する。図5は、排気の流れと圧力変化を説明するための説明図である。そのうち図5(a)は比較例となる凹部43を示している。この比較例の構成では、導入部46の上流端における深さ寸法Hは本実施形態の構成と同じとし、排気の流通方向における上流側凹部44の長さ寸法L1が本実施形態の構成よりも短く形成されている。そのため、導入部46の傾斜は、管内面12に対する傾斜角度Dが45度以上に深く落ち込むように大きく形成されており、それを概略的に示している。一方、図5(b)は、本実施形態における導入部36及び導出部37を概略的に示している。
一般に、管本体部11の管内面12に凹状部分が形成されると、流通空間13を流通する排気のうち、管内面12の近傍をその面に沿って流通する排気の流れは、凹状部分の存在によって悪化する。そのため、凹状部分の底部に向かって排気が流れるにつれてその排気の流速が低下し、凹状部分の内部では圧力(静圧)の上昇が生じる。このため、本実施形態のように管内面12に凹部33が形成された構成でも、排気が上流側凹部34の導入部36を流れることにより、凹部33の内部の圧力は上昇する。
この場合において、図5(a)の比較例に示すように、本実施形態の導入部36と比較して、導入部46が傾斜する傾斜角度Dが大きい構成とした場合、その凹部43の内部に導入された排気は導入部46から剥離した流れが形成される。すると、その剥離した一部の流れによって凹部43内で渦が発生し、凹部43内の圧力がより一層高められる。これにより、グラフで示すように、上昇した排気の圧力がもとの流れ圧力に戻らず、凹部43の下流側では、凹部33の上流側よりも圧力が高められた状態となる。この圧力上昇が下流側となるほど積み重なり、結果として、圧力増加に伴う大幅な排気の流速低下、つまり圧力損失が生じてしまう。
これに対し、本実施形態の導入部36のように、管内面12に対して傾斜する傾斜角度Dが7度と緩やかに設定されていると、図5(b)に示すように、排気が導入部36の傾斜に沿って流れる流れが維持され、導入部36から剥離した流れが生じることが抑制される。これにより、グラフに示すように、凹部33の存在によって排気の流速が低下し、凹部33の内側での圧力が高められたとしても、その圧力上昇が抑制され、また凹部33の下流側ではもとの流れ圧力に復帰することが可能となる。その結果、排気の圧力上昇が抑制され、圧力損失が抑制される。
[エキゾーストマニホールド10の製造方法]
次に、エンボス30が形成された管本体部11を有するエキゾーストマニホールド10を製造する製造方法について、以下に説明する。このエキゾーストマニホールド10を製造する製造方法は、大きく第1工程〜第3工程を有している。
第1工程は、平板状をなし、ステンレス鋼や鉄等の金属材料よりなる金属板材にエンボス30を形成する工程である。この第1工程では、金属板材をプレス加工して多数のエンボス30を形成する。これにより、金属板材の一方の板面には、反対側の板面の側へ凸となる多数の凹部33が形成される。
ここで、図3を参考に、第1工程によって形成された各エンボス30の寸法を例示すると、例えば次のとおりとなっている。すなわち、1.2mm厚の金属板材であることを前提として、排気流通方向となる長軸方向において、上流側凹部34の長さ寸法L1は16.7mm、下流側凹部35の長さ寸法L2は7mm、幅Wは13.2mmに設定されている。また、幅方向におけるエンボス30同士の間の最小隙間寸法は1mmに設定されている。これにより、薄肉でありながら剛性が確保された金属板材を得ることができる。
続く第2工程は、第1工程でエンボス30が形成された金属板材を用いて、管本体部11を形成する工程である。この第2工程では、プレス加工によってエンボス30が形成された金属板材を、凹部33が形成された側の面が管内面12となるようにして、環状をなすように形成する。これにより、管内面12にエンボス30による凹部33が形成された状態の流通空間13が形成される。その後、溶接等により隙間を塞ぐことにより、管本体部11が形成される。
その後、第3工程において、第2工程によって得られた管本体部11に、取付けフランジ14や接続管部15を取り付けることにより、エキゾーストマニホールド10が得られる。
以上のとおり説明した本実施形態のエキゾーストマニホールド10及びその製造方法によれば、以下の優れた効果が得られる。
(1)エキゾーストマニホールド10の管本体部11には、多数のエンボス30が設けられ、それにより、管外面16に凸となる凹部33が、排気の流通空間13を形成する管内面12に多数設けられている。この多数設けられたエンボス30の凹凸によって、管本体部11の剛性を高めることができる。その結果、管本体部11それ自体の剛性を確保しながらその肉厚の薄肉化を実現することできる。この薄肉化は、管本体部11の軽量化、ひいてはエキゾーストマニホールド10の軽量化にもつながる。
(2)エンボス30により管内面12に形成された凹部33では、その上流側凹部34における導入部36は、排気の流通方向に沿った断面が、上流側から下流側に向かって、管内面12から管外面16の側へ傾斜している。その管内面12に対する傾斜は、排気が導入部36の傾斜に沿った流れから剥離することが抑制される傾斜角度D、すなわち7度に設定されている。このため、凹部33に導入される排気が導入部36に沿った流れを維持し、導入部36から剥離することが抑制される。これにより、凹部33の存在により排気の流速が低下して凹部33内での圧力が高められたとしても、凹部33の下流側での圧力上昇が抑制され、圧力損失を抑制できる。
したがって、多数のエンボス30の凹凸によって管本体部11、ひいてはエキゾーストマニホールド10それ自体の剛性を確保しながらその薄肉化を実現するだけでなく、凹部33によって排気の流通における圧力損失が生じることも抑制することができる。
(3)管内面12に設けられた凹部33において、下流側凹部35の排気流通方向における長さ寸法L2は、上流側凹部34の長さ寸法L1よりも短く形成されている。このため、下流側凹部35に設けられた導出部37の長さも、上流側凹部34に設けられた導入部36の長さよりも短く形成されている。その結果、排気の流通方向における凹部33全長(L1+L2)は、導出部37を導入部36と同程度の長さとした場合に比べて短くなる。これにより、管内面12により多くの凹部33を形成して、管本体部11の剛性をより一層向上させることができる。
(4)管内面12に設けられた凹部33は、管周方向、つまりエンボス30の幅方向に沿った断面において円弧状をなすように形成されている。このため、凹部33の底部を平面状に形成した場合などと比較して、管本体部11の剛性を向上させる効果を高めることができる。
(5)管本体部11に設けられた多数のエンボス30が千鳥状に配置され、このため管内面12に形成された多数の凹部33も千鳥状に配置されている。これにより、エンボス30同士の間に直線状をなす節Fを少なくすることができる。なお、ここでいう節Fとは、曲げ応力が集中する部分である。この節Fとなる直線状部分が形成されると、その部分で折れ曲がりやすくなり、剛性が低下する要因となる。
図6は、本実施形態におけるエンボス30(凹部33)の配置により、直線状をなす節Fの形成が抑制されることを説明するための説明図である。この図6に示すように、本実施形態の管本体部11では、エンボス30による凹部33が千鳥状に配置され、かつ密集した状態で配置されているため、凹部33同士の間で形成され得る節F(図中、太い二点鎖線で示したもの)は波状をなすように形成され、直線状をなす節Fが形成されることが抑制される。これにより、管本体部11の剛性が低下することを抑制できる。
(6)エンボス30により管内面12に設けられた凹部33は、上流側端部31が略三角形状をなす三角状部として形成され、下流側端部32は円弧状をなす弧状部として形成されている。そして、幅方向に隣り合うエンボス30a,30bがそれぞれ有する上流側端部31の間に、それよりも一段上流側に設けられたエンボス30cの下流側端部32が設けられるようにして配置されている。これにより、凹部33同士の間の隙間を少なくしてより多くの凹部33を設けることが可能となり、管本体部11の剛性をより一層向上させることができる。
(7)エキゾーストマニホールド10の製造方法として、金属板材をプレスしてエンボス30を形成する第1工程の後、第2工程により、その金属板材から管本体部11を形成するようになっている。この場合、多数のエンボス30を形成する上で、環状に形成された状態の管本体部11にそのエンボス30を形成するよりも、金属板材の状態で形成する方が形成しやすいし、所望するエンボス30の形状を確実に形成することができる。このため、上記の各効果が得られる管本体部11、ひいてはエキゾーストマニホールド10の製造を好適に行うことができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(a)本実施の形態では、上流側凹部34において、導入部36における排気流通方向に沿った断面は、管内面12から管外面16の側へ傾斜するその傾斜角度Dが7度に設定されていた。この傾斜角度Dは、排気が導入部36の傾斜に沿った流れから剥離することが抑制される傾斜角度Dであれば足り、具体的には8度以下であればよい。
(b)本実施の形態では、導出部37を、その排気流通方向に沿った断面が凸状をなすように形成されているが、それとは逆に、図7に別例として示すように、凹状をなすように形成してもよい。この構成の場合、上流側凹部34は凹状をなす一方で下流側凹部35は凸状をなすというように、凹部33の内側で凹凸が逆転する上記実施形態の構成と比較し、凹部33の全体で凹状が維持されているため、プレス加工等によってエンボス30を形成しやすいといメリットがある。
(c)本実施の形態では、排気流通方向において、下流側凹部35の長さ寸法L2は、上流側凹部34の長さ寸法L1よりも短く設定されているが、その長さ寸法L2は任意である。つまり、導出部37の長さは、導入部36の長さと同じでもよいし、それよりも長くてもよい。もっとも、導出部37の長さや形状が排気流通に与える影響は小さいため、凹部33の全長(L1+L2)を短くしてより多くの凹部33を形成し、剛性を確保するという点から、本実施の形態の構成を採用することが好ましい。
(d)本実施の形態では、多数のエンボス30が千鳥状をなすように配置されているが、格子状をなすように配置するなど、そのエンボス30の配置構成は任意である。もっとも、千鳥状をなすようにエンボス30を配置することで、直線状をなす節Fが形成されることを抑制できるため、千鳥状に配置することが好ましい。
(e)本実施の形態では、千鳥状をなすように多数のエンボス30を配置した上で、さらに、幅方向に隣り合うエンボス30a,30bの上流端31aよりも下流側に、それらの一段上流側に設けられたエンボス30cの下流端32aが配置されている。これに代えて、エンボス30の上流端31aよりも上流側に、それよりも上流側のエンボス30の下流端32aが配置されるようにしてもよい。もっとも、より密集した状態として多数のエンボス30を形成して剛性を確保するという点では、本実施の形態の配置構成とすることが好ましい。
(f)本実施の形態では、エンボス30は、上流側端部31が略三角形状をなす三角状部として形成され、下流側端部32は円弧状をなす弧状部として形成されているが、その形状を上流側端部31と下流側端部32とで逆にしてもよい。また、上流側端部31及び下流側端部32のいずれも三角状部として形成したり、いずれも弧状部として形成したりしてもよい。
(g)本実施の形態では、上流側凹部34を幅方向に沿って円弧状をなすように形成したが、V字状や台形状をなすように形成するなど、他の形状をなすように形成してもよい。また、上流側凹部34が有する導入部36を、本実施の形態のように排気流通方向に沿って直線状をなす部位としてではなく、平面状をなす部位としてもよい。例えば、上流側凹部34の幅方向に沿った断面形状を台形状とした場合、上流側凹部34の底部が平面状となるため、その底部を導入部36としてもよい。
(h)本実施の形態では、金属板材から管本体部11を形成する第2工程において、エンボス30が形成された金属板材を環状に形成しているが、それとは異なる製造方法を採用してもよい。例えば、金属板材から管本体部11を構成する複数(例えば2つ)の分割片を形成し、それら分割片を組み合わせて溶接等で接続することにより、管本体部11を形成するようにしてもよい。
(i)本実施の形態は、排気流通管としてエキゾーストマニホールド10の管本体部11を例とし、そこに多数のエンボス30が設けられた構成を説明したが、同じエキゾーストマニホールド10の接続管部15に適用してもよい。また、エキゾーストマニホールド10以外でも、エキゾーストマニホールド10と触媒コンバータとつなぐ排気管など、管内側を排気が流通する排気管全般に適用することができる。
10…エキゾーストマニホールド、11…管本体部(排気流通管)、12…管内面、13…流通空間、16…管外面、31…上流側端部、32…下流側端部、33…凹部、35…導入部(排気導入部)、37…導出部(排気導出部)。

Claims (7)

  1. 車両の内燃機関から排出された排気が流通する排気流通管であって、
    前記排気の流通空間を形成する管内面には、管外面の側へ凸となる凹部が多数設けられており、
    前記凹部は、
    前記排気の流通方向の上流側に設けられ、前記排気を前記凹部の内側へ導く排気導入部と、
    前記排気導入部の下流側に形成され、前記排気導入部によって前記凹部の内側に導入された前記排気を前記管内面に沿った流れに戻すよう導く排気導出部と、
    を有し、
    前記排気導入部は、前記排気の流通方向に沿った断面が前記管内面から前記管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、前記排気が前記排気導入部の傾斜から剥離して流れることが抑制される角度であることを特徴とする排気流通管。
  2. 前記排気導入部の前記傾斜は、前記管内面に対して8度以下であることを特徴とする請求項1に記載の排気流通管。
  3. 前記排気の流通方向において、前記排気導出部の長さは、前記排気導入部の長さよりも短く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気流通管。
  4. 前記凹部は、管周方向に沿った断面において弧状をなすように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排気流通管。
  5. 前記凹部は、千鳥状をなすように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の排気流通管。
  6. 前記凹部を前記管内面の側から見て、前記排気の流通方向における上流側端部又は下流側端部のうち一方は略三角形状をなす三角状部、他方は弧状をなす弧状部とされ、
    隣り合う凹部の前記三角状部の間に前記弧状部が設けられるように前記凹部が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の排気流通管。
  7. 車両の内燃機関から排出された排気が流通する排気流通管の製造方法であって、
    金属板材をプレスして、一方の板面に当該一方の板面から反対側の板面の側へ凸となる凹部を形成する第1工程と、
    そのプレスされた前記金属板材を、前記一方の板面を内面として当該内面によって前記排気の流通空間が形成されるように前記排気流通管を形成する第2工程と、
    を備え、
    前記第1工程において、
    前記凹部を、
    前記金属板材からなる排気流通管に形成した場合に、前記排気の流通方向の上流側に設けられ、前記排気を前記凹部の内側へ導く排気導入部と、
    前記排気導入部の下流側に形成され、前記排気導入部によって前記凹部の内側に導入された前記排気を管内面に沿った流れに戻すよう導く排気導出部と、
    を有するように形成し、
    前記排気導入部は、前記排気の流通方向に沿った断面が前記管内面から管外面の側へ傾斜するように形成され、その傾斜は、前記排気が前記排気導入部の傾斜に沿った流れから剥離することが抑制される角度となるように形成することを特徴とする排気流通管の製造方法。
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