JP2017025613A - テント - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水や結露がテントのシート体に形成されたステッチ列を介してテント内部に浸入するといったことを確実に防ぐことのできるテントを提供する。【解決手段】紐固定用ステッチ列を覆うように、且つ、紐6を表面側から跨ぐように第1シームテープ7をフライシートに貼り付ける。紐6の一方側及び他方側をそれぞれ折り返し、折り返した部分を裏面側から跨ぐように第2シームテープ8をフライシートに貼り付ける。第1シームテープ7の幅方向両側に位置する各領域を、幅方向に切り目を入れて紐表面側対応部7aと紐表面側非対応部7bとに分ける。第2シームテープ8の幅方向片側に位置する領域を、幅方向に切り目C2を入れて紐裏面側対応部8aと紐裏面側非対応部8bとに分ける。紐表面側非対応部7bと紐裏面側非対応部8bとを互いに重なり合った状態でフライシートに貼り付ける。【選択図】図9

Description

本発明は、シートや複数本のフレーム等を用いて組み立てるテントに関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されているテントは、複数のフレームを組み合わせて作られたフレーム体と、該フレーム体に吊り下げられ、人が出入りできる空間を内部に有するインナーテントと、上記フレーム体を上方から覆うように設けられたフライシートとを備え、該フライシートは、一般的に、当該フライシート裏面に取り付けられた紐を上記フレーム体に括り付けることによって当該フレーム体に固定される。
ところで、上記フライシートは、複数枚のシートを縫糸によるシート縫製ステッチ列で繋ぎ合わせて形成されており、上記フライシートを上記フレーム体に括り付ける紐は、デザイン上、当該紐をシート縫製ステッチ列に跨るように宛がった状態で当該シート縫製用ステッチ列に重なるように紐固定用ステッチ列でフライシートに縫い合わせて固定されることが多い。上記紐は、例えば、図12に示すように、シート縫製用ステッチ列15と交差するようにフライシート11裏面に宛がった状態において、シート縫製用ステッチ列15に重なるように紐固定用ステッチ列16でフライシート11に縫い合わされている。そして、シート縫製用ステッチ列15及び紐固定用ステッチ列16を覆うように、且つ、紐12を跨ぐように防水仕様の帯状粘着テープ13を上記フライシート11に貼り付け、上記粘着テープ13によって雨水や結露がシート縫製用ステッチ列15及び紐固定用ステッチ列16を介してテント内部に浸入するのを防ぐようになっている。
特開2013−249731号公報
しかし、図12のように、上記フライシート11に貼り付けられた粘着テープ13の紐12に対応する部分(図12におけるB部)は、テントを組み立てる際に上記紐12をフレーム体14に括り付けると上記フライシート11から離間する方向に力が加わってしまう。そして、テントを繰り返し組み立てると、上記粘着テープ13の粘着力が低下して当該粘着テープ13の上記紐12に対応する部分が上記フライシート11から離間して紐12とフライシート11との間に隙間が形成されてしまい、ひいては、雨水や結露がシート縫製用ステッチ列15及び紐固定用ステッチ列16を介してテント内部に浸入してしまうことになってしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、テントの組み立てを繰り返し行っても、雨水や結露がテントのシート体に形成されたステッチ列を介してテント内部に浸入するといったことを確実に防ぐことができるテントを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、シート体に縫製によって取り付けられた紐周りの防水の仕方に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、少なくとも1枚のシートからなるシート体と、該シート体を支持するフレーム体と、帯状をなし、その長手方向と交差する方向に延びる紐固定用ステッチ列で長手方向中途部が上記シート体に縫い合わされて固定された紐とを備え、該紐を上記フレーム体に括り付けることによって当該フレーム体に上記シート体を固定するよう構成されているテントにおいて、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記紐の表面側に位置するとともに上記紐固定用ステッチ列よりも幅広で、且つ、上記紐固定用ステッチ列に沿って帯状に延び、当該紐固定用ステッチ列を覆うように、且つ、上記紐を表面側から跨ぐように上記シート体に貼り付ける可撓性第1粘着テープと、上記紐における一方側及び他方側の裏面側にそれぞれ位置するとともに上記紐固定用ステッチ列に沿って帯状に延び、上記紐固定用ステッチ列を境に上記紐の一方側を他方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から跨ぐようにシート体に貼り付けるとともに、上記紐固定用ステッチ列を境に上記紐の他方側を一方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から跨ぐようにシート体に貼り付ける一対の可撓性第2粘着テープとを備え、上記第1粘着テープの幅方向両側に位置する各領域は、幅方向に切り目を2つずつ入れることにより上記紐に対応して当該紐の表面側に貼り付く紐表面側対応部と上記紐に対応しない紐表面側非対応部とにそれぞれ分けられ、上記第2粘着テープの幅方向片側に位置する領域は、幅方向に切り目を2つ入れることにより上記紐に対応して当該紐の裏面側に貼り付く紐裏面側対応部と上記紐に対応しない紐裏面側非対応部とに分けられ、上記第1粘着テープの幅方向一方側の紐表面側非対応部及び一方の上記第2粘着テープの紐裏面側非対応部は、互いに重なり合った状態で上記シート体に貼り付けられ、上記第1粘着テープの幅方向他方側の紐表面側非対応部及び他方の上記第2粘着テープの紐裏面側非対応部は、互いに重なり合った状態で上記シート体に貼り付けられることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記シート体は、人が出入りできる空間を内部に有するインナーテントと、該インナーテントを上方から覆うように設けられたフライシートとを備え、上記フレーム体は、上記インナーテントと上記フライシートとの間に位置するフライシート用フレームを有し、上記紐は、上記フライシートの裏面側に固定され、且つ、上記フライシート用フレームに括り付けられていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記フライシートは、複数枚のシートをシート縫製用ステッチ列で繋ぎ合わせて形成され、上記紐は、上記シート縫製用ステッチ列と交差するように上記シート体に宛がった状態で上記紐固定用ステッチ列により上記シート体に縫い合わされて固定されており、上記第1粘着テープは、防水仕様であり、上記シート縫製用ステッチ列及び上記紐固定用ステッチ列の両方を覆うように上記シート体に貼り付けることを特徴とする。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、上記紐表面側対応部を形成する2つの切り目間の長さは、上記紐裏面側対応部を形成する2つの切り目間の長さと同じであることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、上記紐表面側対応部を形成する2つの切り目間の長さ及び上記紐裏面側対応部を形成する2つの切り目間の長さは、上記紐の幅より長いことを特徴とする。
第1の発明では、第1粘着テープによって紐の表面とシート体とが互いに繋がるだけでなく、2つの第2粘着テープによって紐の裏面とシート体とが互いに繋がるので、第1粘着テープに対してシート体から離間する方向に力が加わった際、第1粘着テープだけでなく両第2粘着テープも加えた3つの粘着テープの粘着力によって第1粘着テープをシート体側に引っ張るようになる。したがって、紐をフレーム体に括り付ける作業を繰り返し行っても、紐がシート体から離間しなくなり、雨水や結露が紐固定用ステッチ列を介して紐の裏面とシート体との間からテント内部に浸入するといったことを防ぐことができる。また、第2粘着テープは、紐の裏面とシート体とに貼り付いているので、第2粘着テープが紐の裏面とシート体との間を橋絡するようになり、もし仮に、雨水や結露がステッチを介して紐の裏面とシート体との間に浸入したとしても、紐の裏面とシート体との間を橋絡する第2粘着テープによって雨水や結露がそれ以上テント内部に浸入することができない。さらに、第1粘着テープ及び第2粘着テープの紐に隣り合う部分がシート体に重なって貼り付けられるので、第1及び第2粘着テープに対してシート体から離間する方向に力が加わっても、第1及び第2粘着テープのうちのシート体側に位置する粘着テープがもう一方の粘着テープによって押さえ付けられてシート体から剥がれ難くなる。したがって、紐によって第1及び第2粘着テープに対してシート体から離間する方向に力が加わっても、第1及び第2粘着テープがシート体から剥がれて紐とシート体との間に隙間ができてしまうといったことを確実に防ぐことができる。
第2の発明では、雨水が直接降り注いだり結露が発生し易い状態で使用されるフライシートに紐が取り付けられた場合であっても、確実に雨水や結露をテント内部に浸入させないようにできる。
第3の発明では、紐固定用ステッチ列を介して雨水や結露がテント内に浸入するのをフライシートにおけるシートの繋ぎ合わせ部分から雨水や結露がテント内に浸入するのを防ぐための粘着テープを利用して防ぐので、紐固定用ステッチ列とシート縫製用ステッチ列とに対してそれぞれ粘着テープを用意する必要が無く、部品点数を抑えてコストを低く抑えることができる。
第4の発明では、第1粘着テープ及び第2粘着テープの粘着部分が剥き出しにならないので、剥き出しになった粘着部分がシート体に付着して紐をフレーム体に括り付ける際に邪魔になるといったことを防ぐことができる。
第5の発明では、第1粘着テープの紐表面側対応部と第2粘着テープの紐裏面側対応部とがそれぞれ紐の表裏面に貼り付いた際、紐表面側対応部の両端部分と紐裏面側対応部の両端部分とが紐からはみ出て互いに直接貼り合わされるようになる。したがって、紐の全周を紐表面側対応部と紐裏面側対応部とで囲うようになり、ステッチ列を介して紐の裏面とシート体との間から浸入する雨水や結露を確実にテント内部に浸入させないようにできる。
本発明の実施形態1に係るテントの斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 紐のシート体への取り付け部分に防水処理を施す手順を示す斜視図であり、ステッチ列を覆うように第1粘着テープをシート体に貼り付けた状態を示す。 図3の作業の後、紐の両側端縁に対応する第1粘着テープの一方の側端縁に切り目を2つ入れるとともに紐の一方側を他方側に折り返した状態を示す。 図4の作業の後、第1粘着テープの一方側の側端縁を覆うように1つ目の第2粘着テープを第1粘着テープ、紐の裏面側の一部及びシート体に貼り付けた状態を示す。 図5の作業の後、紐の両側端縁に対応する1つ目の第2粘着テープの片側の側端縁に切り目を2つ入れるとともに紐を展開した状態を示す。 図6の作業の後、紐の両側端縁に対応する第1粘着テープの他方の側端縁に切り目を2つ入れるとともに紐の他方側を一方側に折り返した状態を示す。 図7の作業の後、第1粘着テープの他方側の側端縁を覆うように2つ目の第2粘着テープを第1粘着テープ、紐の裏面側の一部及びシート体に貼り付けた状態を示す。 図8の作業の後、紐の両側端縁に対応する2つ目の第2粘着テープの片側の側端縁に切り目を2つ入れるとともに紐を展開して紐のシート体への取り付けが終了した状態を示す。 本発明の実施形態2に係る図9相当図である。 本発明の実施形態3に係る図9相当図である。 従来のシート体に取り付けられた紐周りの構造を示すテント内部の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るテント1を示す。該テント1は、所謂ダブルウォールテントと呼ばれるものであり、アーチ状をなす2つのアルミニウム合金製のフレームを平面視で放射状に延びるように組み合わせて作られた第1フレーム2aと、該第1フレーム2aの頂部に固定され、水平方向に直線状に延びるアルミニウム合金製の第2フレーム2b(フライシート用フレーム)とを有するフレーム体2と、上記第1フレーム2aの内方に吊り下げられ、人が出入りできる空間を内部に有するインナーテント3(シート体)と、上記フレーム体2を覆うように設けられたフライシート4(シート体)とを備え、上記インナーテント3及び上記フライシート4は、複数のペグ5によって地面に固定されるようになっている。すなわち、上記フレーム体2は、上記インナーテント3及び上記フライシート4を支持しており、上記第2フレーム2bは、上記インナーテント3と上記フライシート4との間に位置している。
上記フライシート4は、複数枚の合成繊維からなるシート4aを縫糸によるシート縫製用ステッチ列9で繋ぎ合わせることにより形成されている。
上記フライシート4におけるインナーテント3側のシート縫製用ステッチ列9が形成されている位置には、例えば、図2に示すように、帯状をなす合成繊維からなる紐6が上記シート縫製用ステッチ列9と交差するように上記フライシート4の上記シート縫製用ステッチ列9が施された部分に宛がった状態で紐固定用ステッチ列20により上記フライシート4に縫い合わされて固定されている。
すなわち、上記紐固定用ステッチ列20は、紐6の長手方向と交差する方向に延びており、紐6の長手方向中途部が上記フライシート4に固定されている。
そして、上記紐6を上記フレーム体2の第2フレーム2bに括り付けることによって当該第2フレーム2bにフライシート4を固定するようになっている。
上記紐6の上記フライシート4に取り付けられた部分は、可撓性を有する1つの帯状の第1シームテープ7(第1粘着テープ)と、可撓性を有する2つの帯状の第2シームテープ8(第2粘着テープ)とで防水処理が施されている。
上記第1シームテープ7は、図3に示すように、上記紐6の表面側に位置にするとともに上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20よりも幅広で、且つ、上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20に沿って延びていて、当該シート縫製用ステッチ列9及び紐固定用ステッチ列20の両方を覆うように、且つ、上記紐6を表面側から跨いで上記フライシート4に貼り付けられている。
上記第1シームテープ7の幅方向両側に位置する各領域R1は、図4及び図7に示すように、幅方向に上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20に届くか届かない位置まで切り目C1を2つずつ入れることにより上記紐6に対応して当該紐6の表面側に貼り付く紐表面側対応部7aと上記紐6に対応しない紐表面側非対応部7bとにそれぞれ分けられている。
一方、上記第2シームテープ8は、上記紐6における一方側及び他方側の裏面側に位置するとともに上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20に沿って延びていて、図5及び図8に示すように、上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20を境に上記紐6の一方側を他方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から一方の第2シームテープ8で跨ぐように当該一方の第2シームテープ8を上記フライシート4に貼り付けるとともに、上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20を境に上記紐6の他方側を一方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から他方の第2シームテープ8で跨ぐように当該他方の第2シームテープ8を上記フライシート4に貼り付けている。
上記第2シームテープ8の幅方向片側に位置する領域R2は、幅方向に切り目C2を2つ入れることにより上記紐6に対応して当該紐6の裏面側に貼り付く紐裏面側対応部8aと上記紐6に対応しない紐裏面側非対応部8bとにそれぞれ分けられている。
そして、上記第1シームテープ7の幅方向一方側の紐表面側非対応部7bと一方の上記第2シームテープ8の紐裏面側非対応部8bとは、互いに重なり合った状態で上記フライシート4に貼り付けられるようになっている。
また、上記第1シームテープ7の幅方向他方側の紐表面側非対応部7bと他方の上記第2シームテープ8の紐裏面側非対応部8bとは、互いに重なり合った状態で上記フライシート4に貼り付けられるようになっている。
次に、上記フライシート4に取り付けられた紐6周辺に防水処理を施す方法について説明する。
まず、図3に示すように、第1シームテープ7が上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20の両方を覆うように、且つ、上記紐6を表面側から跨ぐように第1シームテープ7を上記フライシート4に貼り付ける。
次いで、図4に示すように、第1シームテープ7の幅方向一方側において紐6の両側端縁に対応する位置に上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20に届くか届かない位置まで2つの切り目C1を入れ、第1シームテープ7の幅方向一方側の領域R1を紐6に対応して当該紐6の表面側に貼り付く紐表面側対応部7aと紐6に対応しない紐表面側非対応部7bとに分けるとともに、上記第1シームテープ7の幅方向一方側において上記紐6の表面に貼り付いた部分が反り返るように上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20を境に紐6の一方側を他方側に折り返す。
しかる後、図5に示すように、一方の第2シームテープ8を当該一方の第2シームテープ8の幅方向片側が上記第1シームテープ7の幅方向一方側の領域R1に重なるように、且つ、上記紐6の折り返した部分を跨ぐように上記フライシート4に貼り付ける。すると、上記紐6における第1シームテープ7の一方の領域R1における紐表面側対応部7aが貼り付けられた箇所の裏面側に一方の第2シームテープ8の一部が貼り付く。
その後、図6に示すように、フライシート4に貼り付けた一方の第2シームテープ8の幅方向片側において上記2つの切り目C1に対応する位置にそれぞれ切り目C2を入れ、一方の第2シームテープ8の幅方向片側の領域R2を紐6に対応して当該紐6の裏面側に貼り付く紐裏面側対応部8aと紐6に対応しない紐裏面側非対応部8bとに分けるとともに、折り返した紐6を展開する。このとき、一方の第2シームテープ8の領域R2における紐裏面側非対応部8bが第1シームテープ7の一方の領域R1における紐表面側非対応部7bに重なった状態でフライシート4に貼り付く。
次に、図7に示すように、第1シームテープ7の幅方向他方側において紐6の両側端縁に対応する位置に上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20に届くか届かない位置まで2つの切り目C1を入れ、第1シームテープ7の幅方向他方側の領域R1を紐6に対応して当該紐6の表面側に貼り付く紐表面側対応部7aと紐6に対応しない紐表面側非対応部7bとに分けるとともに、上記第1シームテープ7の幅方向他方側において上記紐6の表面に貼り付いた部分が反り返るように上記シート縫製用ステッチ列9及び上記紐固定用ステッチ列20を境に紐6の他方側を一方側に折り返す。
次いで、図8に示すように、他方の第2シームテープ8を当該他方の第2シームテープ8の幅方向片側が上記第1シームテープ7の幅方向他方側の領域R1に重なるように、且つ、上記紐6の折り返した部分を跨ぐように上記フライシート4に貼り付ける。すると、上記紐6における第1シームテープ7の他方の紐表面側対応部7aが貼り付けられた箇所の裏面側に他方の第2シームテープ8の一部が貼り付く。
そして、図9に示すように、フライシート4に貼り付けた他方の第2シームテープ8の幅方向片側において紐6の両側端縁に対応する位置に2つの切り目C2を入れ、他方の第2シームテープ8の幅方向片側の領域R2を紐6に対応して当該紐6の裏面側に貼り付く紐裏面側対応部8aと紐6に対応しない紐裏面側非対応部8bとに分けるとともに、折り畳んだ紐6を展開する。このとき、他方の第2シームテープ8の領域R2における紐裏面側非対応部8bが第1シームテープ7の他方の領域R1における紐表面側非対応部7bに重なった状態でフライシート4に貼り付く。
このように、本発明の実施形態1によると、第1シームテープ7によって紐6の表面とフライシート4とが互いに繋がるだけでなく、2つの第2シームテープ8によって紐6の裏面とフライシート4とが互いに繋がるので、第1シームテープ7に対してフライシート4から離間する方向に力が加わった際、第1シームテープ7だけでなく両第2シームテープ8も加えた3つのシームテープの粘着力によって第1シームテープ7をフライシート4側に引っ張るようになる。したがって、紐6をフレーム体2に括り付ける作業を繰り返し行っても、紐6がフライシート4から離間しなくなり、雨水や結露がシート縫製用ステッチ列9や紐固定用ステッチ列20を介して紐6の裏面とフライシート4との間からテント1内部に浸入するといったことを防ぐことができる。
また、第2シームテープ8は、紐6の裏面とフライシート4とに貼り付いているので、第2シームテープ8が紐6の裏面とフライシート4との間を橋絡するようになり、もし仮に、雨水や結露がシート縫製用ステッチ列9を介して紐6の裏面とフライシート4との間に浸入したとしても、紐6の裏面とフライシート4との間を橋絡する第2シームテープ8によって雨水や結露がそれ以上テント1内部に浸入することができない。
また、第1シームテープ7及び第2シームテープ8の紐6に隣り合う部分がフライシート4に重なって貼り付けられるので、第1及び第2シームテープ7,8に対してフライシート4から離間する方向に力が加わっても、第1及び第2シームテープ7,8のうちのフライシート4側に位置する第1シームテープ7がもう一方の第2シームテープ8によって押さえ付けられてフライシート4から剥がれ難くなる。したがって、紐6によって第1及び第2シームテープ7,8に対してフライシート4から離間する方向に力が加わっても、第1及び第2シームテープ7,8がフライシート4から剥がれて紐6の裏面とフライシート4との間に隙間ができてしまうといったことを確実に防ぐことができる。
また、本発明の実施形態1に係る紐6周辺の防水処理は、雨水が直接降り注いだり結露が発生し易い状態で使用されるフライシート4に紐が取り付けられた場合であっても確実に雨水や結露をテント1内部に浸入させないようにできる。
また、紐固定用ステッチ列20を介して雨水や結露がテント1内に浸入するのをフライシート4におけるシートの繋ぎ合わせ部分から雨水や結露がテント1内に浸入するのを防ぐための第1シームテープ7を利用して防ぐので、紐固定用ステッチ列20とシート縫製用ステッチ列9とに対してそれぞれ防水用のテープを用意する必要が無く、部品点数を抑えてコストを低く抑えることができる。
《発明の実施形態2》
図10は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、紐6周辺に防水処理を施す際に第1及び第2シームテープ7,8をフライシート4に貼り付ける順番が逆になっている点、及び、第1シームテープ7の領域R1における紐表面側非対応部7bが第2シームテープ8の領域R2における紐裏面側非対応部8bに上から重なってフライシート4に貼り付けられる点が実施形態1と異なるだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、詳細な説明を省略する。
したがって、本発明の実施形態2によると、実施形態1と同様に、テント1の組み立てを繰り返し行っても、雨水や結露がテント1のフライシート4に形成された紐固定用ステッチ列20及びシート縫製用ステッチ列9を介してテント1内部に浸入するといったことを確実に防ぐことができる。
《発明の実施形態3》
図11は、本発明の実施形態3を示す。この実施形態3では、紐6の幅方向の長さより紐表面側対応部7aの方が長くなるように第1シームテープ7に切り目C1を入れて紐表面側対応部7aを形成するとともに、当該紐表面側対応部7aの長さに合わせて第2シームテープ8に切り目C2を入れて紐裏面側対応部8aを形成した点が実施形態1と異なるだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、詳細な説明を省略する。
したがって、本発明の実施形態3によると、紐表面側対応部7aを形成する2つの切り目C1間の長さ及び紐裏面側対応部8aを形成する2つの切り目C2間の長さが同じになるので、第1シームテープ7及び第2シームテープ8の粘着部分が剥き出しにならず、剥き出しになった粘着部分がフライシート4に付着して紐6を第2フレーム2bに括り付ける際に邪魔になるといったことを防ぐことができる。
また、紐表面側対応部7aを形成する2つの切り目C1間の長さ及び紐裏面側対応部8aを形成する2つの切り目C2間の長さが紐6の幅より長いので、第1シームテープ7の紐表面側対応部7aと第2シームテープ8の紐裏面側対応部8aとがそれぞれ紐6の表裏面に貼り付いた際、紐表面側対応部7aの両端部分と紐裏面側対応部8aの両端部分とが紐6からはみ出て互いに直接貼り合わされるようになる。したがって、紐6の全周を紐表面側対応部7aと紐裏面側対応部8aとで囲うようになり、紐固定用ステッチ列20とシート縫製用ステッチ列9を介して紐6の裏面とフライシート4との間から浸入する雨水や結露を確実にテント1内部に浸入させないようにできる。
尚、本発明の実施形態1〜3では、フライシート4のシート縫製用ステッチ列9が形成されている部分に取り付けられた紐6周辺において防水処理を施しているが、これに限らず、例えば、インナーテント3に紐6が紐固定用ステッチ列20で取り付けられている場合、その紐6周辺の防水処理を本発明の方法によって行ってもよい。
また、本発明の実施形態1〜3では、第1及び第2シームテープ7,8を用いて紐6周辺に防水処理を施しているが、第1及び第2シームテープ7,8はその他の粘着テープであってもよく、ビニールテープ等を用いて紐6をフライシート4に取り付けるようにしてもよい。
また、本発明の実施形態1〜3のように紐6をフライシート4に取り付けた後、さらに第1シームテープ7に重なるようにシームテープ等を貼り付けるようにしてもよい。
尚、図2〜図12では、便宜上、フライシート4、紐6、第1及び第2シームテープ7,8の厚みを誇張して記載している。
また、図1では、紐6が1つしか記載されていないが、紐の数は限定されるものではなく、複数でも良い。
本発明は、シートや複数本のフレーム等を用いて組み立てるテントに適している。
1 テント
2 フレーム体
2b 第2フレーム(フライシート用フレーム)
3 インナーテント(シート体)
4 フライシート(シート体)
6 紐
7 第1シームテープ(第1粘着テープ)
7a 紐表面側対応部
7b 紐表面側非対応部
8 第2シームテープ(第2粘着テープ)
8a 紐裏面側対応部
8b 紐裏面側非対応部
9 シート縫製用ステッチ列
20 紐固定用ステッチ列
C1、C2 切り目

Claims (5)

  1. 少なくとも1枚のシートからなるシート体と、
    該シート体を支持するフレーム体と、
    帯状をなし、その長手方向と交差する方向に延びる紐固定用ステッチ列で長手方向中途部が上記シート体に縫い合わされて固定された紐とを備え、
    該紐を上記フレーム体に括り付けることによって当該フレーム体に上記シート体を固定するよう構成されているテントであって、
    上記紐の表面側に位置するとともに上記紐固定用ステッチ列よりも幅広で、且つ、上記紐固定用ステッチ列に沿って帯状に延び、当該紐固定用ステッチ列を覆うように、且つ、上記紐を表面側から跨ぐように上記シート体に貼り付ける可撓性第1粘着テープと、
    上記紐における一方側及び他方側の裏面側にそれぞれ位置するとともに上記紐固定用ステッチ列に沿って帯状に延び、上記紐固定用ステッチ列を境に上記紐の一方側を他方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から跨ぐようにシート体に貼り付けるとともに、上記紐固定用ステッチ列を境に上記紐の他方側を一方側に折り返した状態で、その折り返した部分を裏面側から跨ぐようにシート体に貼り付ける一対の可撓性第2粘着テープとを備え、
    上記第1粘着テープの幅方向両側に位置する各領域は、幅方向に切り目を2つずつ入れることにより上記紐に対応して当該紐の表面側に貼り付く紐表面側対応部と上記紐に対応しない紐表面側非対応部とにそれぞれ分けられ、
    上記第2粘着テープの幅方向片側に位置する領域は、幅方向に切り目を2つ入れることにより上記紐に対応して当該紐の裏面側に貼り付く紐裏面側対応部と上記紐に対応しない紐裏面側非対応部とに分けられ、
    上記第1粘着テープの幅方向一方側の紐表面側非対応部及び一方の上記第2粘着テープの紐裏面側非対応部は、互いに重なり合った状態で上記シート体に貼り付けられ、
    上記第1粘着テープの幅方向他方側の紐表面側非対応部及び他方の上記第2粘着テープの紐裏面側非対応部は、互いに重なり合った状態で上記シート体に貼り付けられることを特徴とするテント。
  2. 請求項1に記載のテントにおいて、
    上記シート体は、人が出入りできる空間を内部に有するインナーテントと、該インナーテントを上方から覆うように設けられたフライシートとを備え、
    上記フレーム体は、上記インナーテントと上記フライシートとの間に位置するフライシート用フレームを有し、
    上記紐は、上記フライシートの裏面側に固定され、且つ、上記フライシート用フレームに括り付けられていることを特徴とするテント。
  3. 請求項2に記載のテントにおいて、
    上記フライシートは、複数枚のシートをシート縫製用ステッチ列で繋ぎ合わせて形成され、
    上記紐は、上記シート縫製用ステッチ列と交差するように上記シート体に宛がった状態で上記紐固定用ステッチ列により上記シート体に縫い合わされて固定されており、
    上記第1粘着テープは、防水仕様であり、上記シート縫製用ステッチ列及び上記紐固定用ステッチ列の両方を覆うように上記シート体に貼り付けることを特徴とするテント。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のテントにおいて、
    上記紐表面側対応部を形成する2つの切り目間の長さは、上記紐裏面側対応部を形成する2つの切り目間の長さと同じであることを特徴とするテント。
  5. 請求項4に記載のテントにおいて、
    上記紐表面側対応部を形成する2つの切り目間の長さ及び上記紐裏面側対応部を形成する2つの切り目間の長さは、上記紐の幅より長く設定されていることを特徴とするテント。
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