JP2017024862A - ワイヤドラム - Google Patents

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Abstract

【課題】保管時における保管効率と管理の容易性とを共に向上させることのできるワイヤドラムを提供すること。
【解決手段】ワイヤドラム1に、一対の側板18と、複数の巻取り軸20と、複数のスペーサ25と、取出し穴16と、を備える。一対の側板18は、巻き取ったワイヤWの両側に配設される。複数の巻取り軸20は、一対の側板18の間に双方の側板18に対して着脱自在に複数が配設されると共に、中心軸CLを中心とする径方向におけるワイヤWよりも内側に位置することにより、ワイヤWを巻き取る際にワイヤWが巻き付けられる。複数のスペーサ25は、一対の側板18の間に双方の側板18に対して着脱自在に複数が配設されると共に、径方向におけるワイヤWの外側に位置する。取出し穴16は、一対の側板18における少なくとも一方に、径方向における巻取り軸20の配設位置よりも内側の位置で当該側板18の厚さ方向に貫通して形成される。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、ワイヤドラムに関する。
従来のエレベータの中には、ワイヤの端部に乗りかごを連結すると共に、乗りかごの昇降路の上方にワイヤの巻上機を設置し、昇降路内におけるワイヤの長さを巻上機で調節することにより、乗りかごを昇降させているものがある。このようなエレベータでは、エレベータの設置時や、メンテナンス時にワイヤを交換する際には、ワイヤが巻き取られたワイヤドラムをエレベータの近傍に位置させ、ワイヤドラムからワイヤを引き出しながらワイヤを配設する。
特開平11−322221号公報
ここで、ワイヤドラムからワイヤを引き出す場合、ワイヤを配設するための作業場所や作業の手法によって、ワイヤドラムの径方向における中心部側から引き出したり、ワイヤドラムの外周部側から引き出したりすることがある。このため、ワイヤドラムは、中心部側からワイヤを引き出す「内巻き」のものと、外周部側からワイヤを引き出す「外巻き」のものとの2種類を予め用意し、ワイヤの出荷依頼時に、どちらのワイヤドラムを出荷するかを決めて出荷依頼を行う。また、これにより、ワイヤドラムを保管する際には、「内巻き」と「外巻き」との双方のワイヤドラムを予め用意し、いずれの種類のワイヤドラムの出荷依頼にも対応できるように、それぞれのワイヤドラムを保管しておく。
しかしながら、「内巻き」と「外巻き」との2種類のワイヤドラムを用意して保管する場合、それぞれのワイヤドラムを所定数ずつ用意して保管する必要があるため、ワイヤドラムの保管場所として広い場所を確保する必要がある。また、「内巻き」と「外巻き」との2種類のワイヤドラムを用意した場合、出荷時に出荷間違いをしてしまう虞があるため、「内巻き」と「外巻き」との区別がつくように、ワイヤドラムにマーキング等を施して管理する必要がある。これらのように、従来のワイヤドラムでは、保管時における保管効率が悪く、また、ワイヤドラムの出荷時に出荷間違いが発生しないようにするために行う管理が煩雑なものになっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保管時における保管効率と管理の容易性とを共に向上させることのできるワイヤドラムを提供することを目的とする。
本実施形態に係るワイヤドラムは、一対の側板と、複数の巻取り軸と、複数のスペーサと、取出し穴と、を備える。一対の側板は、ワイヤを巻き取った際における巻き取りの中心軸の軸方向において、巻き取ったワイヤの両側に配設される。複数の巻取り軸は、一対の側板の間に中心軸に沿って双方の側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、中心軸を中心とする径方向におけるワイヤよりも内側に位置することにより、ワイヤを巻き取る際にワイヤが巻き付けられる。複数のスペーサは、一対の側板の間に中心軸に沿って双方の側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、径方向におけるワイヤの外側に位置する。取出し穴は、一対の側板における少なくとも一方に、径方向における巻取り軸の配設位置よりも内側の位置で当該側板の厚さ方向に貫通して形成される。
図1は、実施形態に係るワイヤドラムの斜視図である。 図2は、図1のA−A矢視図である。 図3は、図2のB−B断面図である。 図4は、巻取り軸とスペーサとを取り外した状態のドラム本体とドラム側板の斜視図である。 図5は、図4のC−C矢視図である。 図6は、図1に示すワイヤドラムの使用時におけるフロー図である。 図7は、図1に示すワイヤドラムにワイヤを巻いた状態を示す説明図である。 図8は、図7のD−D断面図である。 図9は、巻取り軸を取り外した状態のワイヤドラムの斜視図である。 図10は、図9のE−E断面図である。 図11は、スペーサを取り外した状態のワイヤドラムの斜視図である。 図12は、図11のF−F断面図である。
以下に、実施形態に係るワイヤドラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係るワイヤドラムの斜視図である。図2は、図1のA−A矢視図である。本実施形態に係るワイヤドラム1は、ドラム本体10と、ドラム側板15と、巻取り軸20と、スペーサ25とを有して構成されており、全て金属材料により形成されている。このうち、ドラム本体10は、円板状に形成される本体側側板11と、本体軸12とを有している。本体軸12は、本体側側板11の片面側に配設されており、円板状に形成される本体側側板11の中心付近に、円板の中心軸に沿って形成される円柱状の形状で立設されている。
また、ドラム側板15は、本体側側板11の径とほぼ同じ径になる円板状の形状で形成されており、円板の中心付近に、当該ドラム側板15の厚さ方向に貫通して形成される取出し穴16が形成されている。この取出し穴16は、ドラム本体10が有する本体軸12の径よりも大きな径で形成される円形の穴になっている。
このように形成されるドラム側板15と、ドラム本体10の本体側側板11とは、ワイヤW(図7参照)を当該ワイヤドラム1で巻き取った際における巻き取りの中心軸CLの軸方向において、巻き取ったワイヤWの両側に配設される一対の側板18を構成している。本体側側板11とドラム側板15とは、ワイヤドラム1の組み立て時には、それぞれの形状である円板の中心軸が、このワイヤWの巻き取りの中心軸CLに沿った向きとなって配設される。詳しくは、ワイヤドラム1を組み立てた状態では、ドラム側板15が、本体側側板11と平行な向きになって、ドラム本体10における本体軸12が配設されている側に配置される。
巻取り軸20とスペーサ25とは、これらのように配置されるドラム本体10の本体側側板11とドラム側板15との間にそれぞれが複数配設され、両端付近が本体側側板11とドラム側板15とに連結されている。これにより、巻取り軸20とスペーサ25とは、ドラム本体10とドラム側板15とを連結している。このように、巻取り軸20とスペーサ25とによってドラム本体10とドラム側板15とを連結した状態では、ドラム本体10の本体軸12は、先端部分が、ドラム側板15が有する取出し穴16の近傍、或いは取出し穴16内に位置している。
ドラム本体10とドラム側板15とを連結する巻取り軸20とスペーサ25とは、共に本体側側板11とドラム側板15との間に中心軸CLに沿う向きで設けられ、双方の側板18に対して着脱自在に複数が配設されている。このうち、巻取り軸20は、取出し穴16の近傍で取出し穴16に沿って、中心軸CLを中心とする径方向における取出し穴16の外側に配設されている。即ち、巻取り軸20は、中心軸CLの軸方向視において複数が等間隔で、取出し穴16の周囲に配設されている。このため、換言すると取出し穴16は、中心軸CLを中心とする径方向における巻取り軸20の配設位置よりも内側の位置で、ドラム側板15の厚さ方向に貫通して形成されている。
また、スペーサ25は、本体側側板11やドラム側板15の外周に沿って、中心軸CLを中心とする径方向における、これらの外周の内側に配設されている。即ち、スペーサ25は、複数が等間隔で、本体側側板11やドラム側板15の外周近傍に配設されている。
なお、巻取り軸20とスペーサ25とのうち、巻取り軸20は4〜7本程度設けられるのが好ましく、本実施形態では4本が等間隔で配置されている。また、スペーサ25は5〜10本程度設けられるのが好ましく、本実施形態では5本が等間隔で配置されている。
図3は、図2のB−B断面図である。図4は、巻取り軸とスペーサとを取り外した状態のドラム本体とドラム側板の斜視図である。図5は、図4のC−C矢視図である。巻取り軸20とスペーサ25とは、同一形状の部材によって形成され、共に同じ構造で構成されており、各巻取り軸20とスペーサ25とは、それぞれ固定ナット31、全ねじボルト32、押さえワッシャ33、蝶ナット34、鞘管35を有して構成されている。巻取り軸20及びスペーサ25を構成する部材のうち、固定ナット31は、本体側側板11のドラム側板15側の面における巻取り軸20やスペーサ25を配置する位置に、溶接によって固定されている。
一方、ドラム側板15には、本体側側板11に溶接固定された固定ナット31に対向する位置に、全ねじボルト32が通る穴であるボルト穴38が形成されている。即ち、ドラム側板15には、取出し穴16の周囲における巻取り軸20の配置位置と、ドラム側板15の外周近傍におけるスペーサ25の配置位置とにボルト穴38が形成されており、本体側側板11には、ボルト穴38に対向する位置に固定ナット31が溶接固定されている。
巻取り軸20及びスペーサ25を構成する部材のうち、全ねじボルト32は、丸棒の外周面の全体に亘ってネジが形成された形状で形成されており、本体側側板11に溶接固定された固定ナット31に螺合することが可能になっている。また、鞘管35は、内径が全ねじボルト32の外径よりも若干大きい程度の円筒形の形状で形成されている。ドラム側板15に形成されるボルト穴38は、この鞘管35の外径よりも小さく、全ねじボルト32の外径よりも大きい径で形成されている。
鞘管35は、本体側側板11における固定ナット31が配設されている位置と、ドラム側板15におけるボルト穴38が形成されている位置との間に配置される。全ねじボルト32は、ドラム側板15における本体側側板11が位置する側の反対側からボルト穴38を通り、さらに鞘管35を通った状態で、本体側側板11に溶接固定されている固定ナット31に螺合する。
全ねじボルト32は、固定ナット31に螺合している状態では、ドラム側板15における本体側側板11が位置する側の反対側に突出する状態になる。蝶ナット34は、全ねじボルト32における、ドラム側板15のボルト穴38から突出している部分に螺合する。その際に、蝶ナット34とドラム側板15との間には、円環状に形成される押えワッシャ33が配設され、ドラム側板15との間に押えワッシャ33を挟んだ状態で全ねじボルト32に螺合する。このように全ねじボルト32に螺合する蝶ナット34は、全ねじボルト32の延在方向においてドラム側板15に近付く方向に捩じ込まれることにより、ドラム側板15に対して押えワッシャ33を介して押圧力を付与する。即ち、蝶ナット34は、ドラム側板15に対して、当該ドラム側板15を本体側側板11に近付かせる方向の押圧力を付与する。
蝶ナット34より押圧力が付与されるドラム側板15は、ドラム側板15と本体側側板11との間に配設される鞘管35に当接し、鞘管35をドラム側板15と本体側側板11とによって挟み込む。つまり、鞘管35は、ドラム側板15側の端部の反対側の端部が本体側側板11に溶接固定される固定ナット31に当接した状態になるため、蝶ナット34によって本体側側板11に近付く方向の押圧力が付与されるドラム側板15は、鞘管35によって移動が規制される。
巻取り軸20やスペーサ25は、これらのように全ねじボルト32を固定ナット31に螺合させた状態で、蝶ナット34を締め込むことにより、ドラム側板15をドラム本体10に固定する。つまり、巻取り軸20やスペーサ25は、ドラム側板15と本体側側板11とで挟み込む鞘管35によって相対的な位置合わせをした状態、即ち、ドラム側板15と本体側側板11との間隔を所定の間隔にした状態で、ドラム側板15をドラム本体10に固定する。これらのように、ワイヤドラム1は、ドラム本体10の本体側側板11とドラム側板15とが所定の間隔になるように、複数の巻取り軸20及びスペーサ25によって、ドラム側板15がドラム本体10に取り付けられる。
本実施形態に係るワイヤドラム1は、以上のような構成からなり、以下、その作用について説明する。図6は、図1に示すワイヤドラムの使用時におけるフロー図である。本実施形態に係るワイヤドラム1にワイヤW(図7参照)を巻き付ける際には、まず、巻取り軸20を取り付ける(ステップST11)。巻取り軸20は、中心軸CLの軸方向視において、複数が取出し穴16の周囲に等間隔で位置するように、ドラム本体10の本体側側板11とドラム側板15との間に位置させて双方に取り付ける。
次に、ワイヤWを巻き付ける(ステップST12)。図7は、図1に示すワイヤドラムにワイヤを巻いた状態を示す説明図である。図8は、図7のD−D断面図である。ワイヤWを巻き付ける際には、ワイヤWは、本体側側板11とドラム側板15とに取り付けられた複数の巻取り軸20に巻き付ける。詳しくは、ワイヤWは、複数の巻取り軸20に対して、中心軸CLを中心とする径方向における外方側の面側に巻き付ける。換言すると、ワイヤWを巻き付ける際には、複数の巻取り軸20を全体で、ワイヤWを巻き付けるための1つの軸とみなすことにより、複数の巻取り軸20に対してワイヤWを巻き付ける。複数の巻取り軸20は、ワイヤドラム1でワイヤWを巻き取る際において、中心軸CLを中心とする径方向におけるワイヤWよりも内側に位置することにより、このようにワイヤWが巻き付けられる部材として設けられている。
次に、スペーサ25を取り付ける(ステップST13)。スペーサ25は、中心軸CLの軸方向視において、複数が等間隔で本体側側板11やドラム側板15の外周部分の近傍に位置するように、本体側側板11とドラム側板15との間に位置させて双方に取り付ける。このように、本体側側板11やドラム側板15の外周付近に配設される複数のスペーサ25は、ワイヤドラム1でワイヤWを巻き取る際には、巻き取ったワイヤWに対して、中心軸CLを中心とする径方向における外側に位置する。つまり、ワイヤドラム1でワイヤWを巻き取る際には、ワイヤWは、中心軸CLを中心とする径方向における巻取り軸20とスペーサ25との間の部分に位置させ、巻取り軸20とスペーサ25との間の位置で巻き取る。
スペーサ25を取り付けたら、出荷依頼に基づいて出荷する(ステップST14)。例えば、建物に設置中のエレベータや、メンテナンス中のエレベータでワイヤWが必要な場合には、ワイヤWが巻き付けられたワイヤドラム1を出荷依頼に基づいて出荷し、このエレベータの近傍等、ワイヤWが必要な設備の近傍に配置する。
次に、ワイヤWを内側から取り出したいか否かを判定する(ステップST15)。例えば、ワイヤドラム1の設置位置の環境や、本体軸12を中心としてワイヤドラム1を回転させることのできる部材の有無等に基づいて、ワイヤWの取り出し位置を決める。この判定により、ワイヤWを内側から取り出すと判定した場合(ステップST15、Yes判定)には、巻取り軸20を取り外す(ステップST16)。
図9は、巻取り軸を取り外した状態のワイヤドラムの斜視図である。図10は、図9のE−E断面図である。巻取り軸20を取り外す際には、まず蝶ナット34を緩めることにより、全ねじボルト32から蝶ナット34と押えワッシャ33とを取り外す。蝶ナット34と押えワッシャ33とを取り外したら、全ねじボルト32を回転させることによって全ねじボルト32を固定ナット31から外し、ドラム側板15のボルト穴38から全ねじボルト32を引き抜く。全ねじボルト32を引き抜いたら、鞘管35をドラム側板15の取出し穴16から取り出す。これにより、巻取り軸20をワイヤドラム1から取り外す。
巻取り軸20を取り外したら、取出し穴16からワイヤWを取り出す(ステップST17)。ワイヤWは巻取り軸20に巻かれているため、巻取り軸20を取り外した場合、ワイヤWは中心軸CLを中心とする径方向の内方側に移動させることが可能になる。このため、巻取り軸20を取り外したら、ワイヤWの端部を取出し穴16から引き出し、さらにワイヤWを引っ張ることにより、ワイヤWを取出し穴16から取り出す。取出し穴16から取り出したワイヤWは、任意の設置場所に設置する。
これに対し、ワイヤWを内側からは取り出さないと判定した場合(ステップST15、No判定)には、スペーサ25を取り外す(ステップST18)。図11は、スペーサを取り外した状態のワイヤドラムの斜視図である。図12は、図11のF−F断面図である。スペーサ25を取り外す際には、巻取り軸20を取り外す場合と同様に、蝶ナット34を緩めて全ねじボルト32から蝶ナット34と押えワッシャ33とを取り外した後、全ねじボルト32を固定ナット31から外し、ドラム側板15のボルト穴38から全ねじボルト32を引き抜く。全ねじボルト32を引き抜いたら、鞘管35をドラム側板15と本体側側板11との間から外側に取り出す。これにより、スペーサ25をワイヤドラム1から取り外す。
スペーサ25を取り外したら、外側からワイヤWを取り出す(ステップST19)。スペーサ25は、中心軸CLを中心とする径方向におけるワイヤWの外方側に配置されているため、スペーサ25を取り外した場合には、ワイヤWは外側に移動させることが可能になる。このため、スペーサ25を取り外したら、ドラム側板15と本体側側板11との間からワイヤWを外側に引き出すことにより、巻取り軸20に巻き付けられているワイヤWを取り出し、任意の設置場所に設置する。
以上の実施形態に係るワイヤドラム1は、一対の側板18の間に、双方の側板18に対して着脱自在に複数の巻取り軸20とスペーサ25とを配設し、ドラム側板15に取出し穴16を形成している。このため、ワイヤWを巻き取ったワイヤドラム1から、巻取り軸20を取り外した際には、ワイヤWを取出し穴16から取り出すことができ、スペーサ25を取り外した際には、ワイヤWをワイヤドラム1の外周側から取り出すことができる。これにより、ワイヤドラム1は、外巻き用のものと内巻き用のものとの双方を用意して保管する必要がなく、1つの種類のワイヤドラム1によって、内巻きと外巻きとのいずれの出荷依頼にも対応することができる。この結果、保管時における保管効率と管理の容易性とを共に向上させることができる。
また、巻取り軸20とスペーサ25とは、同一形状の部材によって形成されているため、製造時に巻取り軸20とスペーサ25とをそれぞれ別の形状で製造する必要がなく、製造時におけるコストを抑えることができる。また、巻取り軸20とスペーサ25とを同一形状の部材によって形成することにより、巻取り軸20やスペーサ25を取り付ける際に、取り付け間違いを抑制することができる。これらの結果、製造コストを低減し、且つ、組み立て性を向上させることができる。
〔変形例〕
なお、上述した実施形態に係るワイヤドラム1では、取出し穴16はドラム側板15に形成されているが、取出し穴16は本体側側板11に形成されていてもよく、または本体側側板11とドラム側板15との双方に形成されていてもよい。ワイヤWを内側から取り出すための穴である取出し穴16は、一対の側板18の少なくとも一方に形成されていればよい。
また、巻取り軸20とスペーサ25とは、固定ナット31、全ねじボルト32、押さえワッシャ33、蝶ナット34、鞘管35を有して構成されているが、巻取り軸20とスペーサ25とは、これら以外によって構成されていてもよい。巻取り軸20とスペーサ25とは、本体側側板11とドラム側板15とに連結することにより本体側側板11とドラム側板15とを連結することができ、ワイヤWの巻き取り後に必要に応じて取り外すことができる構成であれば、その構成は問わない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 ワイヤドラム、10 ドラム本体、11 本体側側板、12 本体軸、15 ドラム側板、16 取出し穴、18 側板、20 巻取り軸、25 スペーサ、31 固定ナット、32 全ねじボルト、33 押えワッシャ、34 蝶ナット、35 鞘管、38 ボルト穴、CL 中心軸、W ワイヤ
本実施形態に係るワイヤドラムは、一対の側板と、複数の巻取り軸と、複数のスペーサと、取出し穴と、を備える。一対の側板は、ワイヤを巻き取った際における巻き取りの中心軸の軸方向において、巻き取ったワイヤの両側に配設される。複数の巻取り軸は、一対の側板の間に中心軸に沿って双方の側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、中心軸を中心とする径方向におけるワイヤよりも内側に位置することにより、ワイヤを巻き取る際にワイヤが巻き付けられる。複数のスペーサは、一対の側板の間に中心軸に沿って双方の側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、径方向におけるワイヤの外側に位置する。取出し穴は、一対の側板における少なくとも一方に、径方向における巻取り軸の配設位置よりも内側の位置で当該側板の厚さ方向に貫通して形成される。取出し穴からのワイヤの取り出し時に、巻取り軸が側板から取り外され且つスペーサが側板に装着された状態とされ、ワイヤドラムにおける径方向の外周側からのワイヤの取り出し時に、スペーサが側板から取り外され且つ巻取り軸が側板に装着された状態とされる。

Claims (2)

  1. ワイヤを巻き取った際における巻き取りの中心軸の軸方向において、巻き取った前記ワイヤの両側に配設される一対の側板と、
    一対の前記側板の間に前記中心軸に沿って双方の前記側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、前記中心軸を中心とする径方向における前記ワイヤよりも内側に位置することにより、前記ワイヤを巻き取る際に前記ワイヤが巻き付けられる複数の巻取り軸と、
    一対の前記側板の間に前記中心軸に沿って双方の前記側板に対して着脱自在に複数が配設されると共に、前記径方向における前記ワイヤの外側に位置する複数のスペーサと、
    一対の前記側板における少なくとも一方に、前記径方向における前記巻取り軸の配設位置よりも内側の位置で当該側板の厚さ方向に貫通して形成される取出し穴と、
    を備えることを特徴とするワイヤドラム。
  2. 前記巻取り軸と前記スペーサとは、同一形状の部材によって形成される請求項1に記載のワイヤドラム。
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