JP2017024791A - 積層ボトル - Google Patents
積層ボトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017024791A JP2017024791A JP2015148477A JP2015148477A JP2017024791A JP 2017024791 A JP2017024791 A JP 2017024791A JP 2015148477 A JP2015148477 A JP 2015148477A JP 2015148477 A JP2015148477 A JP 2015148477A JP 2017024791 A JP2017024791 A JP 2017024791A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- holding rib
- inner layer
- radial direction
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
【解決手段】外層2と、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴い減容変形する可撓性に富む内層3と、を備え、外層2の内面に内層3が剥離可能に積層された有底筒状の積層ボトル1であって、ボトル底部12は、ボトル底部12の外周部に位置する接地部12aと、接地部12aにボトル径方向の内側から連なり、ボトル軸方向に沿って内側に窪む陥没凹部12bと、を備え、接地部12aには、ボトル軸方向に沿って内側に窪み、接地部12aをボトル径方向に横断する配置凹部12cが設けられ、外層2のうち、ボトル底部12に位置する底部部分には、内層3との間に外気を吸入する吸気孔21と、内層3を挟み込んで一体的に保持する保持リブ22と、が形成され、保持リブ22は、陥没凹部12bからボトル径方向の外側に向けて延び、配置凹部12cを通してボトル底部12の周縁部に至っている。
【選択図】図1
Description
この種の積層ボトルは、例えば押出ブロー成形(EBM)により形成される。押出ブロー成形では、金型内に配置されたパリソンを積層ボトルに成形し、金型のピンチオフ部によって保持リブを挟み込むことにより、保持リブに内層を挟み込ませることができる。
本発明に係る積層ボトルは、外層と、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴い減容変形する可撓性に富む内層と、を備え、前記外層の内面に前記内層が剥離可能に積層された有底筒状の積層ボトルであって、ボトル底部は、前記ボトル底部の外周部に位置する接地部と、前記接地部にボトル径方向の内側から連なり、ボトル軸方向に沿って内側に窪む陥没凹部と、を備え、前記接地部には、ボトル軸方向に沿って内側に窪み、前記接地部をボトル径方向に横断する配置凹部が設けられ、前記外層のうち、前記ボトル底部に位置する底部部分には、前記内層との間に外気を吸入する吸気孔と、前記内層を挟み込んで一体的に保持する保持リブと、が形成され、前記保持リブは、前記陥没凹部からボトル径方向の外側に向けて延び、前記配置凹部を通して前記ボトル底部の周縁部に至っていることを特徴とする。
さらに、保持リブの厚肉部にボトル軸方向の内側から隣接する部分が、厚肉部よりも薄肉に形成されているので、この積層ボトルを形成するときには、金型のピンチオフ部によって、保持リブのうちの前記隣接する部分を強固に挟み込むことができる。これにより、保持リブにおける内層の挟み込み強度を高め易くすることが可能になり、保持リブの外層と内層とが剥離するのを抑えることができる。
なお、この積層ボトルのように、保持リブの外端部がボトル底部の周縁部に位置している場合には、例えば、ボトル胴部がボトル径方向の内側に向けてスクイズ変形したとき等に、保持リブの外端部に応力が集中し易くなる。このように保持リブの外端部に応力が集中したとしても、前述のように保持リブの外端部における挟み込み強度を確保することにより、保持リブにおいて外層と内層とが剥離するのを効果的に抑えることができる。
図1から図4に示すように、本実施形態の積層ボトル1は、外層2と、図示しない内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴い減容変形(しぼみ変形)する可撓性に富む内層3と、を備え、外層2の内面に内層3が剥離可能に積層された有底筒状のデラミボトル(積層剥離型容器)とされている。外層2は、スクイズ変形可能(弾性変形可能)な容器であり、この外層2のスクイズ変形によって内層3を減容変形させる。
ボトル口部10には、吐出口40を有する吐出キャップ41が装着されていて、この積層ボトル1と吐出キャップ41とは、積層ボトル1内に収容された内容物を吐出口40から吐出する吐出容器42を構成している。
中栓部43は、ボトル口部10の上端開口部上に配置されたベース部46と、ベース部46をボトル軸O方向に貫通する収容筒部47と、収容筒部47内に収容された弁体部48と、を備えている。ベース部46および収容筒部47は、いずれもボトル軸Oと同軸に配置され、これらのベース部46および収容筒部47は一体に形成されている。
本体部44には、垂下筒部56と、吐出筒部57と、が設けられている。垂下筒部56は、本体部44から下方に向けて延び、段部51内に嵌合されている。吐出筒部57は、垂下筒部56よりも小径とされ、本体部44から上方に向けて延びている。
なお以下では、吐出筒部57の軸線およびボトル軸Oの両方向に直交する方向を前後方向といい、前後方向に沿って、吐出筒部57の軸線側を後側といい、ボトル軸O側を前側という。
第3シール筒部61の下端部は、第2シール筒部58内に、着脱可能に嵌合されていて、連通路59を通した内層3内と吐出口40との連通を遮断している。
保持リブ22は、この保持リブ22が延びる方向に交差する方向に内層3を挟み込む。保持リブ22内における内層3の下端部の位置は、例えば、製造条件を変更することで調整することが可能である。なお以下では、保持リブ22が内層3を挟み込む方向を挟み込み方向Dという。図示の例では、挟み込み方向Dは、前記平面視において前記仮想線Lに沿って延びる方向に直交している。
基準縁部23aは、ボトル径方向の内側に位置してボトル底部12の底面から下側に向かっている。基準縁部23aは、下側に向かうに従い漸次ボトル径方向の外側に向けて傾斜しながら延びている。
延長縁部23bは、基準縁部23aにおける下端部(ボトル軸O方向の外側の端部)からボトル径方向の外側に向かっている。延長縁部23bにおけるボトル径方向の外側の端部は、ボトル底部12の底面に接続されている。
横縁部23dは、ボトル底部12の底面から下方に離れていて、全長にわたってボトル軸Oに直交する直交面上に配置されている。
縦縁部23eは、横縁部23dのボトル径方向の端部から上側に向けて延びていて、縦縁部23eの上端部は、ボトル底部12の底面に接続されている。縦縁部23eは、上側に向かうに従い漸次ボトル径方向の外側に向けて湾曲しながら延びている。縦縁部23eは、前記正面視において、ボトル径方向の外側に向けて突となるように湾曲している。
次に、このように構成された積層ボトル1を有する吐出容器42から、内容物を吐出する場合について説明する。
この場合には、まず図1に示すように、吐出キャップ41の蓋部45をヒンジ部60回りに回動させて吐出口40を開放した後、例えば積層ボトル1の外層2をスクイズ変形(弾性変形)させることで、内層3を外層2とともに変形させて減容させ、内層3の内圧を上昇させる。すると、弁体部48が縮径部54から離反して連通路59を通して内層3内と吐出口40とが連通するとともに、内層3に収容された内容物が、連通路59を通って吐出口40から吐出される。
ここで、積層ボトル1のスクイズ変形を解除すると、外層2が復元変形しようとして外層2と内層3との間に負圧が生じ、吸気孔21を通じて外層2と内層3との間に外気が吸入される。これにより、図1に示す二点鎖線のように、外層2が復元変位しても、内層3を外層2から剥離させて減容変形させておくことができる。このとき、外層2の底部部分に形成された保持リブ22が、内層3を挟み込んで一体的に保持するので、内層3が浮き上がってしまうことを効果的に防止できる。
さらに、保持リブ22の厚肉部25に上側から隣接する部分が、厚肉部25よりも薄肉に形成されているので、この積層ボトル1を形成するときには、金型のピンチオフ部によって、保持リブ22のうちの前記隣接する部分を強固に挟み込むことができる。これにより、保持リブ22における内層3の挟み込み強度を高め易くすることが可能になり、保持リブ22の外層2と内層3とが剥離するのを抑えることができる。
配置凹部12cおよび保持リブ22が、1つのみ配置されていてもよい。
厚肉部25がなくてもよく、保持リブ22が全域にわたって同等の肉厚であってもよい。
2 外層
3 内層
12 ボトル底部
12a 接地部
12b 陥没凹部
12c 配置凹部
21 吸気孔
22 保持リブ
23a 基準縁部
23b 延長縁部
23c 連結縁部
25 厚肉部
26 ピン打ち孔
27 第1ピン打ち孔
27a 本体部
27b 延長部
28 第2ピン打ち孔
D 挟み込み方向
O ボトル軸
Claims (4)
- 外層と、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴い減容変形する可撓性に富む内層と、を備え、前記外層の内面に前記内層が剥離可能に積層された有底筒状の積層ボトルであって、
ボトル底部は、前記ボトル底部の外周部に位置する接地部と、前記接地部にボトル径方向の内側から連なり、ボトル軸方向に沿って内側に窪む陥没凹部と、を備え、
前記接地部には、ボトル軸方向に沿って内側に窪み、前記接地部をボトル径方向に横断する配置凹部が設けられ、
前記外層のうち、前記ボトル底部に位置する底部部分には、前記内層との間に外気を吸入する吸気孔と、前記内層を挟み込んで一体的に保持する保持リブと、が形成され、
前記保持リブは、前記陥没凹部からボトル径方向の外側に向けて延び、前記配置凹部を通して前記ボトル底部の周縁部に至っていることを特徴とする積層ボトル。 - 前記保持リブにおいてボトル軸方向の外側に位置する端部には、前記保持リブにおいて前記端部にボトル軸方向の内側から隣接する部分よりも厚肉に形成された厚肉部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の積層ボトル。
- 前記保持リブにおけるボトル径方向の外側の端部は、前記保持リブにおいて前記端部にボトル径方向の内側から隣接する部分において最も厚肉な部分よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の積層ボトル。
- 前記配置凹部および前記保持リブは、ボトル軸をボトル径方向に挟んで一対配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の積層ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148477A JP6491975B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 積層ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148477A JP6491975B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 積層ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017024791A true JP2017024791A (ja) | 2017-02-02 |
JP6491975B2 JP6491975B2 (ja) | 2019-03-27 |
Family
ID=57949418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015148477A Active JP6491975B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 積層ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6491975B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019156414A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
JP2019189317A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP2021024574A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社吉野工業所 | 押出ブロー成形容器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012116512A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ブロー成形容器 |
JP2014193741A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 積層ボトル |
JP2014208546A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | 株式会社吉野工業所 | 積層ボトル |
JP2015101396A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
-
2015
- 2015-07-28 JP JP2015148477A patent/JP6491975B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012116512A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ブロー成形容器 |
JP2014193741A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 積層ボトル |
JP2014208546A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | 株式会社吉野工業所 | 積層ボトル |
JP2015101396A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019156414A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
JP7164802B2 (ja) | 2018-03-08 | 2022-11-02 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
JP2019189317A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP7175631B2 (ja) | 2018-04-27 | 2022-11-21 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP2021024574A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社吉野工業所 | 押出ブロー成形容器 |
JP7350430B2 (ja) | 2019-07-31 | 2023-09-26 | 株式会社吉野工業所 | 押出ブロー成形容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6491975B2 (ja) | 2019-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6710462B2 (ja) | 吐出容器 | |
US9346600B2 (en) | Discharge container | |
JP6249742B2 (ja) | 積層ボトル | |
WO2014157258A1 (ja) | 積層ボトル | |
JP6249743B2 (ja) | 積層ボトル | |
JP6491975B2 (ja) | 積層ボトル | |
JP2018122860A (ja) | 積層剥離容器 | |
JP6488151B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP5793807B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
JP6435242B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6499942B2 (ja) | 積層ボトル | |
JP6531000B2 (ja) | 外容器を減容変形させた状態に維持できる二重容器 | |
JP6710468B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2018090282A (ja) | 二重容器 | |
JP6408283B2 (ja) | 吐出キャップを有する吐出容器 | |
JP6803808B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2015105116A (ja) | レトルト食品用容器 | |
JP2014193741A (ja) | 積層ボトル | |
JP5074979B2 (ja) | 混合容器 | |
JP5937022B2 (ja) | 二重容器 | |
TWI784106B (zh) | 蓋帽以及層疊剝離容器 | |
JP7031993B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP6268051B2 (ja) | 容器本体が内容器および外容器を有する吐出容器 | |
JP2017132530A (ja) | 吐出容器 | |
JP2017214098A (ja) | 注出キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180205 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181030 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6491975 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |