JP2017024769A - 容器口部構造及び容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器が強い衝撃を受けた場合、更に高温の内容物を充填した場合でも高い密封性を確保する。【解決手段】容器本体1の容器口部10は、開口端10a側から順に、容器口部10の外周側へ張り出し、蓋体2の外円筒部34の内面34aと当接した第1外周部11と、容器口部10の内周側に張り出し、蓋体2の内円筒部35の外面35aの全周と密接してシール部(S)を形成する内周部13と、容器口部10の外周側に張り出し、外円筒部34の内面34aと当接した第2外周部12とを有し、第2外周部12は、開口端10a側の反対側に、外円筒部34の内面34aの第1突起部37と係合した段差部12aを有し、内周部13が内円筒部35の外面35aを押圧するように、第1外周部11から内周部13を経て第2外周部12へ至る容器口部10の部分(U)が、容器口部10の中心軸線を含む断面において、容器口部10の内周側へ湾曲したU字形状を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、容器口部構造及び容器に係り、より詳細には、蓋体と嵌合する合成樹脂製の容器本体の容器口部構造、及び、かかる容器口部構造を有する容器本体と蓋体とから構成された容器に関する。
近年、食品等の内容物を充填、密封したボトル形状の合成樹脂製の容器であって、開栓後に再び密封可能なものが広く利用されている。そのような容器の一例が、下記の特許文献1に記載されている。
図5に、従来例の容器の要部断面図を示す。図5に示す容器100bは、合成樹脂製の容器本体101と、この容器本体101と嵌合した蓋体102とから構成され、蓋体102は、中栓103と、中栓103にヒンジ105を介して開閉自在に連結した上蓋104とから構成されている。
容器100bの開栓の際には、中栓103のプルリング130を引っ張ることにより、仕切り部131の中央のスコア131aに囲まれた開栓部分131bが除去され、中栓103が開口する。また、開栓部分131bの除去後も、上蓋104を閉じることにより、容器100bを再び密封することができる。上蓋104を閉じると、上蓋104の天板部141の周囲から下方に延びる周壁部142と、中栓103の環状係止部132とが係合するとともに、天板部141から下方に延びるインナーリング143と、中栓103の仕切り部131から上方に延びる注出筒133とが全周に亘って密接する。
蓋体102は、容器本体101に打ち込まれて嵌合し、蓋体102の中栓103の仕切り部131から下方に延びる外円筒部134と内円筒部135との間の環状溝136に、容器本体101の容器口部110が嵌入する。容器口部110は、開口端110aの直近に、容器口部110の外周側へ張り出した外周部111を有し、この外周部111が、中栓103の外円筒部134の内面134aに形成された突起部(アンダーカット)134bと係合する。これにより、外周部111が外円筒部134に係止され、嵌合状態が保持される。
容器口部110の外周部111の下側には、容器口部110の内周側に張り出した内周部112が形成されている。容器口部110が蓋体102の環状溝136に嵌入すると、この内周部112が内円筒部135の外面135aを全周で押圧し、外面135aの全周と密接する。この密接した部分がシール部(S)を形成し、容器100bが密封される。なお、図5では、容器口部110及び内円筒部135を互いに重ねて図示している。
かかる容器に食品等の内容物を充填、密封する際には、通常、容器本体に、例えば70℃近い温度に加熱した内容物を充填した後、容器本体の容器口部に蓋体を打ち込んで嵌合させて密封し、続いて、容器を転倒させて容器口部内を内容物で満たすことにより、ヘッドスペースとなる容器口部内及び蓋体内面をも加熱殺菌している。
特開2000−327002号公報
ところで、図5に示した従来例では、シール部を形成する内周部112よりも環状溝136の奥に位置する外周部111だけが、突起部(アンダーカット)134bによって係止されている。このため、内容物充填後の容器に対して強い衝撃が加わった場合、蓋体の内円筒部135を押圧してシール部(S)を形成している内周部112の位置が環状溝136内で一時的にずれるおそれがある。その結果、容器口部が一時的に変形し、シール部(S)の密封性が低下する可能性がある。このため、容器が強い衝撃を受けた場合においても、更に高い密封性を確保することができる容器の開発が望まれていた。
また、加熱殺菌を徹底して食品の安全性をより向上させるためには、容器に充填される内容物の加熱温度をより高くすることが望ましい。しかし、より高温(例えば80℃近い温度)に加熱された内容物を充填、密封すると、内容物冷却後の容器内外の圧力差がより大きくなり、容器が強い衝撃を受けた場合、シール部(S)の密封性が低下する可能性が更に大きくなる。このため、より高温の内容物を充填した場合においても密封性を確保することができる容器の開発が望まれていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、容器が強い衝撃を受けた場合、更に高温の内容物を充填した場合でも、より高い密封性を確保することができる容器口部構造及び容器の提供を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の容器口部構造は、内面突起部付き外円筒部及び内円筒部を有する蓋体の前記外円筒部と前記内円筒部との間の環状溝に嵌入する合成樹脂製の容器口部の構造であって、前記容器口部の開口端側から順に、前記外円筒部の内面と当接するように、前記容器口部の外周側へ張り出した第1外周部と、前記内円筒部の外面の全周と密接してシール部を形成するように、前記容器口部の内周側に張り出した内周部と、前記外円筒部の内面と当接するように、前記容器口部の外周側に張り出した第2外周部とを有し、前記第2外周部は、前記外円筒部の前記内面の第1突起部と係合するように、前記開口端側の反対側に段差部を有し、前記内周部が前記内円筒部の外面を押圧するように、前記第1外周部から前記内周部を経て前記第2外周部へ至る部分が、前記容器口部の中心軸線を含む断面において、前記容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状を有することを特徴としている。
このように、本発明の容器口部構造によれば、第1外周部から内周部を経て第2外周部へ至る容器口部の部分の断面が、容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状(例えば、U字形状、C字形状、又はV字形状)を有している。そして、容器口部が蓋体の外円筒部と内円筒部との間の環状溝に嵌入すると、容器口部の第1及び第2外周部の2カ所が蓋体の外円筒部に内接して実質的に固定され、さらに、その2カ所の間の湾曲形状の頂部に位置する内周部が蓋体の内円筒部を強く押圧して3点で固定されるため、シール部の高い密封性を確保することができる。
そのうえ、容器口部を環状溝に嵌入したときに、シール部を形成する内周部よりも環状溝の浅い位置に位置する第2外周部の段差部が外円筒部の内面の内面突起部(アンダーカット)と係合し、第2外周部がこの内面突起部で係止される。このため、容器が衝撃を受けた場合においても、第2外周部が環状溝から出る方向へ移動することが阻止され、蓋体のがたつきの発生が防止される。その結果、衝撃時においても、3点固定が維持され、シール部を形成する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧され続けるため、シール部の高い密封性を確保することができる。
さらに、本発明の容器口部構造によれば、嵌入時にシール部を形成する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧される。このため、より高温(例えば80℃近い温度)の内容物の充填、冷却後に容器内外の圧力差が大きくなった場合においてもシール部の密封性を確保することができる。
このように、本発明によれば、嵌入時に内周部と内円筒部との密接部に形成されるシール部の高い密封性を確保することができる。
また、本発明の容器は、互いに嵌合した蓋体と合成樹脂製の容器本体とから構成された容器であって、前記蓋体は、外円筒部と内円筒部とを有し、かつ前記外円筒部の内面に第1突起部を有し、前記容器本体は、前記蓋体の前記外円筒部と前記内円筒部との間の環状溝に嵌入した容器口部を有し、前記容器口部は、開口端側から順に、前記容器口部の外周側へ張り出し、前記外円筒部の内面と当接した第1外周部と、前記容器口部の内周側に張り出した、前記内円筒部の外面の全周と密接してシール部を形成する内周部と、前記容器口部の外周側に張り出し、嵌入時に前記外円筒部の内面と当接した第2外周部とを有し、前記第2外周部は、前記開口端側の反対側に、前記第1突起部と係合した段差部を有し、前記内周部が前記内円筒部の外面を押圧するように、前記第1外周部から前記内周部を経て前記第2外周部へ至る前記容器口部の部分が、前記容器口部の中心軸線を含む断面において、前記容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状を有することを特徴としている。
本発明の容器によれば、第1外周部から内周部を経て第2外周部へ至る容器口部の部分の断面が、容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状(例えば、U字形状、C字形状、又はV字形状)を有している。このため、蓋体の外円筒部に内接した第1及び第2外周部の2カ所を固定し、その2カ所の間の湾曲形状の部分の頂部に位置する内周部が蓋体の内円筒部を強く押圧して3点で固定されるため、シール部の高い密封性を確保することができる。
そのうえ、シール部を形成する内周部よりも環状溝の浅い位置に位置する第2外周部の段差部が蓋体の外円筒部の内面の第1突起部(アンダーカット)と係合し、第2外周部が第1突起部によって係止されている。このため、容器が衝撃を受けた場合においても、第2外周部が環状溝から出る方向へ移動することが阻止され、蓋体のがたつきの発生が防止される。その結果、衝撃時においても、3点固定が維持され、シール部を形成する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧され続けるため、シール部の高い密封性を確保することができる。
さらに、本発明の容器によれば、容器口部の湾曲形状の頂部に位置する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧されているため、より高温(例えば80℃近い温度)の内容物の充填、冷却後に容器内外の圧力差が大きくなった場合においてもシール部の密封性を確保することができる。
また、本発明に好ましくは、蓋体は、前記外円筒部の内面に、前記第2外周部に対して、前記開口端側から係合する第2突起部を有するのがよい。
これにより、第2外周部が第2突起部によって開口端側から係止される。特に、第2外周部が第1突起部及び第2突起部の両方によって係止されることにより、第2外周部が外円筒部に強固に固定される。このため、容器が衝撃を受けた場合においても、第2外周部の移動が阻止され、蓋体のがたつきの発生が防止される。
また、本発明において好ましくは、前記蓋体は、前記外円筒部の内面に、前記第1外周部に対して、前記開口端側から係合する第3突起部を有するのがよい。
蓋体の外円筒部の内面に、第1外周部に対して、開口端側から係合する第3突起部を設ければ、第1外周部の特に肩部が第3突起部と係合し、第1外周部が第3突起部によって係止される。このため、容器が衝撃を受けた場合においても、第1外周部が環状溝の奥へ移動することが阻止され、蓋体のがたつきの発生が防止される。その結果、衝撃時においても、湾曲形状が維持され、湾曲形状の頂部に位置する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧され続け、シール部の密封性が確保される。
特に、第1外周部が第3突起部によって係止されるとともに、第2外周部の段差部が第1突起部によって係止されていれば、衝撃時にも、湾曲形状がより強固に維持される。その結果、湾曲形状の頂部に位置する内周部が蓋体の内円筒部に強く押圧され続け、シール部の密封性がより一層確保される。
また、本発明において好ましくは、前記シール部の少なくとも一部分は、前記容器本体の前記容器口部の前記開口端から2.25〜5.70mm、より好ましくは、3.65〜4.35mmの範囲内に形成されるのがよい。
シール部をかかる範囲内に設ければ、蓋体の内円筒部の根元近くで、内周部が内円筒部を押圧することになる。その結果、内周部が内円筒部の先端近くを押圧する場合よりも内円筒部の変形量が小さくなり、容器口部の内周部が蓋体の内円筒部をより強く押圧することとなり、シール部の密封性をより高めることができる。
本発明の容器口部構造及び容器によれば、容器が強い衝撃を受けた場合、更に高温の内容物を充填した場合でも、容器口部の内周部と蓋体の内円筒部とが密接した部分に形成されるシール部において高い密封性を確保することができる。
本発明の第1実施形態の容器口部の一部切欠き側面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態の容器を構成する、開いた状態のヒンジ式の蓋体の上面図であり、(b)は(a)のb−b断面図であり、(c)は下面図である。 本発明の第1実施形態の容器の要部断面図である。 本発明の第2実施形態の容器の一部切欠き側面図である。 従来例の容器の要部断面図である。
以下、図面を参照して本発明の容器口部構造及び容器の実施形態を併せて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の容器は、ヒンジ式の蓋体と容器本体とから構成されている。
まず、図1を参照して、容器本体の容器口部構造を説明する。図1は、容器口部10の一部切欠き側面図である。本実施形態における容器本体1は、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)のような合成樹脂材料からダイレクトブロー成形され、容器口部10は、図1の左側の断面図に示すように、ほぼ一定の肉厚を有している。
容器本体1の容器口部10には、容器口部10の開口端10a側から順に、容器口部10の外周側へ張り出した第1外周部11と、容器口部10の内周側に張り出した内周部13と、容器口部10の外周側に張り出した第2外周部12とが設けられている。そして、図1の左側の断面図に示すように、第1外周部11から内周部13を経て第2外周部12へ至る部分(U)が、容器口部の中心軸線Aを含む断面において、容器口部10の内周側へ湾曲した湾曲形状、本実施形態ではU字形状を有している。さらに、第2外周部12には、開口端10a側の反対側に段差部12aが形成されている。
次に、図2を参照して、容器本体1に打ち込まれて容器本体1と嵌合する蓋体2を示す。図2(a)は、開いた状態のヒンジ式の蓋体の上面図であり、図2(b)は図2(a)のb−b断面図であり、図2(c)は下面図である。
蓋体2は、中栓3と、中栓3にヒンジ5を介して開閉自在に連結した上蓋4とから構成されている。中栓3のプルリング30を引っ張ることにより、仕切り部31の中央のスコア31aに囲まれた開栓部分31bが除去され、中栓3が開口する。また、上蓋4を閉じると、上蓋4の天板部41の周囲から下方に延びる周壁部42と、中栓3の環状係止部32とが係合するとともに、天板部41から下方に延びるインナーリング43の外面と、中栓3の仕切り部31から上方に延びる注出筒33の内面とが全周に亘って密接する。したがって、開栓部分31bの除去後も、上蓋4を閉じることにより、容器100を再び密封することができる。
蓋体2の中栓3には、仕切り部31から下方に延びる外円筒部34と内円筒部35とが形成されている。外円筒部34は内面34aに第1突起部(内面突起部)37を有し、内円筒部35は外面35aに垂下するストレート面を有している。そして、蓋体2が容器本体1に打ち込まれて嵌合する際には、蓋体2の外円筒部34と内円筒部35との間の環状溝36に、容器本体1の容器口部10が嵌入する。
なお、外円筒部34は内面34aに、第2突起部38と第3突起部39とを有することが好ましい。
以下、図3を参照して、容器本体1と蓋体2とが嵌合した容器100を説明する。図3は、本実施形態の容器の要部断面図である。
環状溝36に嵌入した容器口部10の第1外周部11及び第2外周部12は、蓋体2の外円筒部34の内面34aと当接し、かつ、容器口部10の内周部13は、内円筒部35の外面35aの全周と密接し、その結果、容器口部10、外円筒部34及び内円筒部35が互いに押圧している。
なお、図3では、容器口部10、外円筒部34及び内円筒部35を互いに重ねて図示している。
そして、第1外周部11から内周部13を経て第2外周部12へ至る湾曲したU字形状の部分(U)が、内円筒部35の外面35aを強く押圧する。これにより、内周部13と内円筒部35との密接部に、密封性の高いシール部(S)が形成される。
また、第2外周部12の段差部12aが、外円筒部34の内面34aの全周に形成された第1突起部(アンダーカット)37と係合し、第2外周部12が開口端10a側の反対側から係止されているため、第2外周部12は環状溝36から出る方向(図3の下方向)へ移動することが阻止される。
第2外周部12はまた、外円筒部34の内面34aに形成された第2突起部38とも係合している。これにより、第2外周部12は開口端10a側からも係止され、第2外周部12が環状溝36の奥(図3の上方向)へ移動することも阻止される。
なお、第2突起部38は、外円筒部34の全周に亘って連続して設けてもよいし、一部に断続的に設けてもよい。
このように、第2外周部12が第1突起部37及び第2突起部38の両方によって係止されることにより、第2外周部12が外円筒部34に強固に固定される。このため、容器100が衝撃を受けた場合においても、第2外周部12の移動が阻止され、蓋体2のがたつきの発生が防止される。このように、容器口部10のうち、シール部(S)を形成する内周部13よりも環状溝36の浅い位置に位置する第2外周部12が係止されることにより、衝撃時においても、U字形状の部分(U)が維持される。その結果、U字形状の頂部に位置する内周部13が蓋体2の内円筒部35に強く押圧され続け、シール部(S)の密封性が確保される。
また、内周部13が内円筒部35の外面35aを強く押圧し、内周部13と内円筒部35との密接部に、密封性の高いシール部(S)が形成されているため、容器100により高温(例えば80℃近い温度)で充填された内容物が冷却した後に、容器100内外の圧力差が大きくなった場合においても、シール部(S)の高い密封性を確保することができる。
さらに、第1外周部11も、外円筒部34の内面34aに形成された第3突起部39と係合することによって、開口端10a側から係止されている。これにより、第1外周部11が環状溝36の奥(図3の上方向)へ移動することが阻止される。その結果、容器が衝撃を受けた場合においても、第1外周部11が環状溝36の奥へ移動することが阻止され、蓋体2のがたつきの発生が防止される。
なお、第3突起部39は、外円筒部34の全周に亘って連続して設けてもよいし、一部に断続的に設けてもよい。
このように、蓋体2の外円筒部34に内接した第1外周部11及び第2外周部12の2カ所が強固に係止され、その2カ所の間のU字形状の部分(U)が蓋体2の内円筒部35に強く押圧される。その結果、衝撃時においても、U字形状の部分(U)が維持され、U字形状の頂部に位置する内周部13が蓋体2の内円筒部35に強く押圧され続け、シール部(S)の密封性がより一層確保される。
また、容器口部10の内周部13が蓋体2の内円筒部35の外面35aと密接する部分が、内円筒部35の根元近いほど、すなわち、中栓3の仕切り部31に近いほど、内円筒部35が変形しにくく、内周部13による押圧力が高くなる。そのためには、シール部(S)の少なくとも一部分(好ましくは全部)は、容器本体1の容器口部10の開口端10aから2.25〜5.70mm、より好ましくは、3.65〜4.35mmの範囲内に形成されるのがよい。これにより、内周部13が内円筒部35の根元近くを押圧することとなる。その結果、内周部13による押圧力が高くなり、シール部(S)の密封性が向上する。特に、より高温(例えば80℃近い温度)の内容物の充填時に、蓋体2の内円筒部35が高温のために軟化する場合においても、シール部(S)の密封性をより確保することができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、第2実施形態の容器を説明する。図4は、第2実施形態の容器の一部切り欠き側面図である。
第2実施形態の容器100aは、容器本体1とスクリュー式の蓋体2aとから構成されている。容器本体1の構造は、第1実施形態のものと同じであるので、その詳細な説明を省略する。また、中栓3aの構造も第1実施形態と同じ箇所は説明を省略する。
蓋体2aは、中栓3aと上蓋(スクリューキャップ)6とから構成されている。上蓋(スクリューキャップ)6は、天板部61と天板部61の周囲から下方に延びる周壁部62とを有する有底円筒形状を有している。上蓋(スクリューキャップ)6を中栓3aにねじ込むことにより、上蓋(スクリューキャップ)6の周壁部62の内周のねじ溝62aと、中栓3aの螺合筒部32aのねじとが螺合するとともに、上蓋(スクリューキャップ)6の天板部61から下方に延びるインナーリング63と、中栓3の仕切り部31から上方に延びる注出筒33aとが全周に亘って密接する。これにより、容器100aの開栓後も、上蓋(スクリューキャップ)6を閉じることにより、容器100aを再び密封することができる。
そして、第2実施形態においても、蓋体2aの中栓3aの仕切り部31から下方に延びる外円筒部34と内円筒部35との間の環状溝36に、容器口部10が嵌入することにより、容器本体1と蓋体2aとが嵌合する。その結果、第1実施形態と同様に、密封性の高いシール部(S)が形成される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、容器口部の断面の湾曲形状をU字形状とした例を説明したが、本発明では、湾曲形状はこれに限定されず、例えば、C字形状、又はV字形状としてもよい。
また、上述した実施形態では、上蓋と中栓とからなる蓋体の例を説明したが、本発明では、容器を構成する蓋体はこれらに限定されず、容器と嵌合するものであればよい。
また、上述した実施形態では、容器口部を容器本体の頂部に形成した例を説明したが、容器口部は、容器本体の頂部に形成されたものに限定されず、例えば、容器本体の側面に形成されていてもよい。
また、容器に充填される内容物は食品に限定されず、食品以外の流体、半固体、粒体又は粉体であってもよい。
本発明に係る容器口部構造及び容器は、醤油、ソース、たれ、ドレッシング等の調味料や食用油を収容する容器の他、飲料や医薬品等に用いる各種容器などにおいても好適に利用することが可能である。
1 容器本体
2、2a 蓋体
3、3a 中栓
4 上蓋
5 ヒンジ
6 上蓋(スクリューキャップ)
10 容器口部
10a 開口端
11 第1外周部
12 第2外周部
12a 段差部
13 内周部
30 プルリング
31 仕切り部
31a スコア
31b 開栓部分
32 環状係止部
32a 螺合筒部
33、33a 注出筒
34 外円筒部
34a 外円筒部の内面
35 内円筒部
35a 内円筒部の外面
36 環状溝
37 第1突起部(内面突起部)
38 第2突起部
39 第3突起部
41、61 天板部
42、62 周壁部
43、63 インナーリング
62a ねじ溝
100、100a、100b容器
U U字形状の部分
S シール部

Claims (5)

  1. 内面突起部付き外円筒部及び内円筒部を有する蓋体の前記外円筒部と前記内円筒部との間の環状溝に嵌入する合成樹脂製の容器口部の構造であって、
    前記容器口部の開口端側から順に、
    前記外円筒部の内面と当接するように、前記容器口部の外周側へ張り出した第1外周部と、
    前記内円筒部の外面の全周と密接してシール部を形成するように、前記容器口部の内周側に張り出した内周部と、
    前記外円筒部の内面と当接するように、前記容器口部の外周側に張り出した第2外周部とを有し、
    前記第2外周部は、前記外円筒部の前記内面の第1突起部と係合するように、前記開口端側の反対側に段差部を有し、
    前記内周部が前記内円筒部の外面を押圧するように、前記第1外周部から前記内周部を経て前記第2外周部へ至る部分が、前記容器口部の中心軸線を含む断面において、前記容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状を有する
    ことを特徴とする、容器口部構造。
  2. 互いに嵌合した蓋体と合成樹脂製の容器本体とから構成された容器であって、
    前記蓋体は、外円筒部と内円筒部とを有し、かつ前記外円筒部の内面に第1突起部を有し、
    前記容器本体は、前記蓋体の前記外円筒部と前記内円筒部との間の環状溝に嵌入した容器口部を有し、
    前記容器口部は、開口端側から順に、
    前記容器口部の外周側へ張り出し、前記外円筒部の内面と当接した第1外周部と、
    前記容器口部の内周側に張り出し、前記内円筒部の外面の全周と密接してシール部を形成する内周部と、
    前記容器口部の外周側に張り出し、前記外円筒部の内面と当接した第2外周部とを有し、
    前記第2外周部は、前記開口端側の反対側に、前記第1突起部と係合した段差部を有し、
    前記内周部が前記内円筒部の外面を押圧するように、前記第1外周部から前記内周部を経て前記第2外周部へ至る前記容器口部の部分が、前記容器口部の中心軸線を含む断面において、前記容器口部の内周側へ湾曲した湾曲形状を有する
    ことを特徴とする、容器。
  3. 前記蓋体は、前記外円筒部の内面に、前記第2外周部に対して、前記開口端側から係合する第2突起部を有する
    ことを特徴とする、請求項2記載の容器。
  4. 前記蓋体は、前記外円筒部の内面に、前記第1外周部に対して、前記開口端側から係合する第3突起部を有する
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の容器。
  5. 前記シール部の少なくとも一部分は、前記容器本体の前記容器口部の前記開口端から2.25〜5.70mmの範囲内に形成される
    ことを特徴とする、請求項2〜4の何れか一項に記載の容器。
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