JP2017024751A - 製袋包装機 - Google Patents

製袋包装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017024751A
JP2017024751A JP2015145141A JP2015145141A JP2017024751A JP 2017024751 A JP2017024751 A JP 2017024751A JP 2015145141 A JP2015145141 A JP 2015145141A JP 2015145141 A JP2015145141 A JP 2015145141A JP 2017024751 A JP2017024751 A JP 2017024751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
period
feeding
seal region
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015145141A
Other languages
English (en)
Inventor
多賀 圭司
Keiji Taga
圭司 多賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2015145141A priority Critical patent/JP2017024751A/ja
Publication of JP2017024751A publication Critical patent/JP2017024751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

【課題】連包袋の製造効率を向上可能な製袋包装機を提供する。
【解決手段】製袋包装機10は、フィルムFを送るプルダウンベルト機構23と、フィルムFに横シール領域Sを形成するシール領域形成動作を行う横シール装置30と、プルダウンベルト機構23の動作及び横シール装置30の動作を制御する制御部50と、を備える。制御部50は、送り方向Dにおいて第1距離L1離れるように横シール領域SをフィルムFに形成することで袋BをフィルムFに形成する場合には、第1期間T1の間隔でシール領域形成動作を行うように横シール装置30の動作を制御し、制御部50は、送り方向Dにおいて第2距離L2離れるように横シール領域SをフィルムFに形成することでヘッダHをフィルムFに形成する場合には、第1期間T1よりも短い第2期間T2の間隔でシール領域形成動作を行うように横シール装置30の動作を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、製袋包装機に関する。
物品が収容された複数の袋と、ヘッダと、を有する連包袋を製造する製袋包装機として、筒状のフィルムを送るフィルム送り部と、フィルム送り部によって送られるフィルムにシール領域を形成するシール領域形成動作を行うシール領域形成部と、を備える製袋包装機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4834637号公報
上述したような製袋包装機においては、連包袋を製造するために要する時間(連包袋の製造時間)を短縮し、連包袋の製造効率を向上することが望まれている。
本発明は、連包袋の製造効率を向上可能な製袋包装機を提供することを目的とする。
本発明に係る製袋包装機は、物品が収容された複数の袋と、ヘッダと、を有する連包袋を製造する製袋包装機であって、筒状のフィルムを送るフィルム送り部と、フィルム送り部によって送られるフィルムにシール領域を形成するシール領域形成動作を行うシール領域形成部と、フィルム送り部の動作及びシール領域形成部の動作を制御する制御部と、を備え、シール領域形成部は、フィルムの送り方向において第1距離離れるようにシール領域をフィルムに形成することで袋をフィルムに形成し、送り方向において第1距離よりも短い第2距離離れるようにシール領域をフィルムに形成することでヘッダをフィルムに形成し、制御部は、送り方向において第1距離離れるようにシール領域をフィルムに形成する場合には、第1期間の間隔でシール領域形成動作を行うようにシール領域形成部の動作を制御し、送り方向において第2距離離れるようにシール領域をフィルムに形成する場合には、第1期間よりも短い第2期間の間隔でシール領域形成動作を行うようにシール領域形成部の動作を制御する。
この製袋包装機では、制御部は、第1期間よりも第2期間の方が短くなるようにシール領域形成部の動作を制御するため、物品が収容される袋の形成時間が確保されつつ、ヘッダの形成時間が短縮される。その結果、連包袋全体としての製造時間を短縮することができるため、連包袋の製造効率を向上することが可能となる。
また、制御部は、フィルムの送りとフィルムの停止とが繰り返されるようにフィルム送り部の動作を制御し、フィルムが停止している際に、シール領域形成動作を行うようにシール領域形成部の動作を制御してもよい。この場合、シール領域形成は、停止しているフィルムに対してシール領域形成動作を行えばよい。よって、簡単な構成で確実にシール領域を形成することが可能となる。
また、制御部は、第1期間及び第2期間のそれぞれにおいてフィルムを送る場合には、互いに等しい加速度でフィルムの送りが開始されるようにフィルム送り部の動作を制御してもよい。この場合、フィルムの送りのための加速度の設定を共通化することができるため、制御部におけるプログラムを単純化することができる。
また、第1期間及び第2期間のそれぞれは、フィルム送り部がフィルムの送りを行う送り期間と、フィルム送り部がフィルムの停止を行う停止期間と、を含み、制御部は、第2期間における送り期間が第1期間における送り期間よりも短くなるように、フィルム送り部の動作を制御してもよい。この場合、第2期間においてフィルム送り部がフィルムの停止を行う停止期間を短縮しないで済むため、確実なシール領域の形成を維持しつつ、第2期間を短縮することができる。
また、第1期間及び第2期間のそれぞれは、シール領域形成部がシール領域形成動作を行う動作期間と、シール領域形成部が待機する待機期間と、を含み、制御部は、第2期間における待機期間が第1期間における待機期間よりも短くなるように、シール領域形成部の動作を制御してもよい。この場合、第2期間においてシール領域形成部がシール領域形成動作を行う動作期間を短縮しないで済むため、確実なシール領域の形成を維持しつつ、第2期間を短縮することができる。
本発明によれば、連包袋の製造効率を向上することが可能となる。
本発明の一実施形態の製袋包装機を含む連包システムの側面図である。 (a)は、動作期間における横シール装置の平面図である。(b)は、待機期間における横シール装置の平面図である。 図1の連包システムのブロック図である。 連包袋の製造過程を示す図である。 (a)は、図1の製袋包装機のプルダウンベルト機構及び横シール装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。(b)は、プルダウンベルト機構及び横シール装置の動作の比較例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、連包システム1は、製袋包装機10と、組合せ計量装置100と、を備えている。連包システム1では、組合せ計量装置100によって物品Aが計量され、製袋包装機10によって物品Aが複数の袋Bに収容されて商品(連包袋)Gが製造される。連包システム1では、例えば、商品G全体として所定の目標値となるように計量された物品Aが各袋Bに収容される。
[商品G]
図4に示されるように、商品Gは、物品Aが収容された複数の袋Bと、ヘッダHと、を有する連包袋である。商品Gは、連続するように設けられた複数(ここでは、4個)の袋Bと、複数の袋Bの一端側に設けられたヘッダHと、で構成されている。ヘッダHには、物品Aが収容されておらず、商品Gを吊り下げるための貫通孔Pが設けられている。隣り合う袋Bと袋Bとの間、及び、隣り合う袋BとヘッダHとの間には、横シール領域Sが形成されている。各横シール領域Sには、切り込み(ミシン目)Cが形成されている。
[組合せ計量装置100の構成及び動作]
図1に示されるように、組合せ計量装置100は、物品供給シュート101と、分散テーブル102と、複数の放射フィーダ103と、複数のプールホッパ104と、複数の計量ホッパ105と、集合排出シュート部106と、タイミングホッパ107と、を備えている。組合せ計量装置100には、クロスフィーダCFによって、例えば食品である物品Aが連続的に供給される。
クロスフィーダCFによって連続的に供給される物品Aは、物品供給シュート101に投入される。物品供給シュート101は、分散テーブル102に物品Aを供給する。分散テーブル102は、その周囲に配置された複数の放射フィーダ103に、物品Aを分散させながら供給する。各放射フィーダ103は、各放射フィーダ103に対応するように配置されたプールホッパ104に、物品Aを供給する。各プールホッパ104は、各プールホッパ104に対応するように配置された計量ホッパ105に、物品Aを供給する。
組合せ計量装置100では、計量ホッパ105内の物品Aの計量値に基づいて組合せ計量演算が実施され、組合せ計量演算の結果が所定の許容範囲内でかつ最も目標値に近くなる物品Aの組合せが選択される。そして、選択された組合せに含まれる計量ホッパ105内の物品Aは、集合排出シュート部106を介して、タイミングホッパ107に供給される。タイミングホッパ107は、所定のタイミングで製袋包装機10に物品Aを供給する。
[製袋包装機10の構成]
製袋包装機10は、フィルム供給機構21と、フォーマ22と、プルダウンベルト機構(フィルム送り部)23と、縦シール装置24と、横シール装置(シール領域形成部)30と、を備えている。フィルム供給機構21は、フィルムFの原反ロールを支持すると共に、帯状のフィルムFを繰り出す。フォーマ22は、セーラ22aと、チューブ22bと、を有している。セーラ22a及びチューブ22bは、繰り出されたフィルムFを折りたたむように案内し、幅方向におけるフィルムFの両縁部を重ね合わせる。つまり、フォーマ22は、フィルムFを筒状に成形する。プルダウンベルト機構23は、筒状に成形されたフィルムFをチューブ22bに押し付けながら筒の中心線方向(以下、「送り方向D」という)に沿って送る。
縦シール装置24は、プルダウンベルト機構23によって送られるフィルムFに縦シール領域を形成する。より具体的には、縦シール装置24は、プルダウンベルト機構23によってフィルムFが送られる際に、重ね合わせられたフィルムFの両縁部を例えば融着によりシールすることで、当該両縁部に縦シール領域を形成する。
横シール装置30は、プルダウンベルト機構23によって送られるフィルムFに横シール領域(シール領域)Sを形成するシール領域形成動作を行う。
図2に示されるように、横シール装置30は、一対のシールジョー31と、サーボモータ32と、クランク機構33と、を有している。シールジョー31は、フィルムFを挟み込むための部材である。一対のシールジョー31には、ヒータ(不図示)が設けられている。なお、一対のシールジョー31のうちの一方のシールジョー31のみにヒータが設けられていてもよい。サーボモータ32は、横シール装置30の本体30aに取付部材34を介して固定されている。サーボモータ32の回転軸は、クランク機構33を介して板材35及び板材36のそれぞれに連結されている。板材35は、その両端部において支持ロッド37と固定されている。板材36は、その両端部において支持ロッド37が貫通しており、支持ロッド37の延在方向に沿ってスライド可能とされている。板材38は、その両端部において支持ロッド37に固定されている。支持ロッド37は、本体30a側に固定された複数のロッド支持部39をスライド可能に貫通している。
上記構成を有する横シール装置30では、サーボモータ32の回転によって板材36及び板材38が互いに接近されると、一対のシールジョー31が互いに接近した状態(図2(a)参照)となる。また、サーボモータ32の回転によって板材36及び板材38が互いに離間されると、一対のシールジョー31が互いに離間した状態(図2(b)参照)となる。一対のシールジョー31は、互いに接近した状態において、縦シール領域が形成されたフィルムFを、送り方向Dに交差する方向に挟み込むと共に、ヒータの熱によってフィルムFを互いに融着する。すなわち、横シール装置30は、フィルムFの幅方向に延びる横シール領域Sを形成する(シール領域形成動作)。
横シール装置30は、カッタ装置40を更に備えている。カッタ装置40は、板材38に取り付けられている。カッタ装置40は、例えば鋸状の刃が形成されたカッタ41及び複合シリンダ42を備えている。カッタ41は、クランク機構33とは反対側のシールジョー31の内部に収容されている。カッタ41は、例えば、一対のシールジョー31がフィルムFを挟み込んでいる状態において、複合シリンダ42によってフィルムFに押し当てられることで、フィルムFに切り込みCを形成する。また、カッタ41は、複合シリンダ42によってフィルムFに更に強く押し当てられることで、フィルムFを切断する。カッタ41は、例えば、連続する複数の袋B及びヘッダHを形成した後にフィルムFを切断することにより、商品GをフィルムFから切り離す。
図3に示されるように、製袋包装機10は、制御部50を更に備えている。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリ52と、を有している。制御部50は、プルダウンベルト機構23、縦シール装置24、横シール装置30、及び組合せ計量装置100のそれぞれと電気的に接続されている。制御部50は、例えばROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んでCPU51が実行することにより、少なくともプルダウンベルト機構23の動作及び横シール装置30の動作を制御する(詳しくは後述)。ここでの制御部50は、フィルムFの送りとフィルムFの停止とが繰り返されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御すると共に、フィルムFが停止している際に、シール領域形成動作を行うように横シール装置30の動作を制御する。つまり、製袋包装機10は、間欠式の製袋包装機として構成されている。
メモリ52には、商品Gの製造に用いられる情報が予め記憶されている。商品Gの製造に用いられる情報としては、例えば、商品Gを構成する袋Bの個数、第1距離L1、第2距離L2、第1期間T1、第2期間T2、プルダウンベルト機構23及び横シール装置30の動作パターンが挙げられる。プルダウンベルト機構23の動作パターンは、プルダウンベルト機構23の送り又は停止の時間的な推移を意味する。横シール装置30の動作パターンは、横シール装置30の動作又は待機の時間的な推移を意味する。
メモリ52は、例えば、これら動作パターンが記述されたプログラムを記憶している。
メモリ52は、例えば、プルダウンベルト機構23がフィルムFを送る加速度及び送り期間と、プルダウンベルト機構23が停止する停止期間と、横シール装置30がフィルムFを挟む動作の加速度及び挟み期間(動作期間)と、横シール装置30がシール領域形成動作を行う待機期間と、横シール装置30がフィルムFを解放する動作の加速度及び解放期間(動作期間)と、を記憶している。ここで加速度とは、動作速度の時間変化率である。メモリ52では、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれにおいてフィルムFを送る場合に、プルダウンベルト機構23がフィルムFを送る加速度は、共通の加速度データとして記憶されている。
[製袋包装機10の動作]
次に、図4及び図5を参照しつつ、製袋包装機10の商品Gの製造動作について説明する。図4(a)に示されるように、既に製造された商品Gがカッタ装置40によってフィルムFからが分離された状態であるとする。この場合、既に製造された商品GにおけるヘッダHを形成する際に、当該商品Gの1個目の袋B1の底をなす横シール領域S1が形成されている。
[袋Bの形成]
図4(b)に示されるように、プルダウンベルト機構23は、送り方向Dにおいて第1距離L1だけフィルムFを送る。このとき、袋B1には、組合せ計量装置100から物品Aが供給される。その後、横シール装置30は、送り方向Dにおいて横シール領域S1から第1距離L1離れるように横シール領域S2をフィルムFに形成し、カッタ装置40で横シール領域S2に切り込みCを形成する。
より詳しくは、制御部50は、時刻t1から時刻t2までの第1期間T1の間、図5(a)で示されるようなプルダウンベルト機構23の動作パターンで、プルダウンベルト機構23の動作を制御する。第1期間T1は、プルダウンベルト機構23がフィルムFの送りを行う送り期間aと、プルダウンベルト機構23がフィルムFの停止を行う停止期間bと、を含む。また、制御部50は、時刻t1から時刻t2までの第1期間T1の間、図5(a)で示されるような横シール装置30の動作パターンで、横シール装置30の動作を制御する。第1期間T1は、横シール装置30が待機する待機期間eと、横シール装置30がフィルムFを挟む挟み期間fと、横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間gと、横シール装置30がフィルムFを解放する解放期間hと、を含む。
制御部50は、送り期間aにおいて、フィルムの送り方向Dにおいて第1距離L1だけフィルムFを送るようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。具体的には、プルダウンベルト機構23は、所定の第1加速度でフィルムFを送り始める。第1加速度は、例えばプルダウンベルト機構23が筒状に成形されたフィルムFをチューブ22bに押し付ける際にフィルムFとチューブ22bとの間に滑りが発生しないような最大の加速度となるように、商品Gに応じて設定された加速度である。プルダウンベルト機構23は、フィルムFの送り速度が所定の送り速度に達した後、フィルムFの送り速度を一定時間保持してフィルムFを送る。プルダウンベルト機構23は、当該一定時間が経過した後、第1減速度でフィルムFの送りを減速させる。第1減速度は、第1加速度と等しい大きさであって符号が負の加速度である。その後、制御部50は、停止期間bにおいて、フィルムFを停止させるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。従って、制御部50は、フィルムFの送りとフィルムFの停止とが繰り返されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。
一方、制御部50は、送り方向Dにおいて第1距離L1離れるように横シール装置30が横シール領域S2をフィルムFに形成する場合には、第1期間T1の間隔でシール領域形成動作を行うように横シール装置30の動作を制御する。具体的には、制御部50は、待機期間eにおいて横シール装置30が待機するように横シール装置30の動作を制御する。ここでは一例として、待機期間eは、送り期間aと等しい期間とされている。よって、上述したように送られたフィルムFがプルダウンベルト機構23によって停止されると、制御部50は、挟み期間fにおいて横シール装置30の一対のシールジョー31がフィルムFを挟みこむように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が互いに接近される。
制御部50は、動作期間gにおいて横シール装置30がシール領域形成動作を行って横シール領域S2を形成するように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が筒状のフィルムFを送り方向に交差する方向に挟み込んだ状態で、横シール装置30がシール領域形成動作を行う。ここでは一例として、動作期間gは、停止期間bの間に含まれる期間とされている。つまり、制御部50は、フィルムFが停止している際に、シール領域形成動作を行うと共にカッタ装置40で切り込みCを形成するように、横シール装置30の動作を制御する。よって、横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間gにおいて、プルダウンベルト機構23は、フィルムFの送りの停止を継続する。これにより、当該袋B1が封止されると共に、次の袋B2の底をなす横シール領域Sが形成される。制御部50は、解放期間hにおいて横シール装置30がフィルムFを解放するように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が互いに離間される。
図4(c)及び図5(a)に示されるように、製袋包装機10は、上述した動作を順次繰り返すことで、フィルムの送り方向Dにおいて互いに第1距離L1だけ離れるように横シール領域S2〜S5を形成し、4個の袋(袋B1〜袋B4)を連続して形成する。その後、製袋包装機10は、袋B4を形成した後にヘッダHを形成する。
[ヘッダHの形成]
ヘッダHを形成するために、プルダウンベルト機構23は、送り方向Dにおいて第1距離L1よりも小さい第2距離L2だけフィルムFを送る。その後、横シール装置30は、送り方向Dにおいて横シール領域S5から第2距離L2離れるように横シール領域S6をフィルムFに形成する。
より詳しくは、制御部50は、時刻t5から時刻t6までの第2期間T2の間、送り方向Dにおいて第2距離L2だけフィルムFを送るようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。第2期間T2は、第1期間T1よりも短い期間であり、プルダウンベルト機構23がフィルムFの送りを行う送り期間cと、プルダウンベルト機構23がフィルムFの停止を行う停止期間dと、を含む。また、制御部50は、時刻t5から時刻t6までの第2期間T2の間、送り方向Dにおいて横シール領域S5から第2距離L2離れるように横シール領域S6をフィルムFに形成するように横シール装置30の動作を制御する。第2期間T2は、横シール装置30が待機する待機期間iと、横シール装置30がフィルムFを挟む挟み期間jと、横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間kと、横シール装置30がフィルムFを解放する解放期間mと、を含む。
制御部50は、送り期間cにおいて、フィルムの送り方向Dにおいて第2距離L2だけフィルムFを送るようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。具体的には、プルダウンベルト機構23は、上記第1加速度でフィルムFを送り始める。プルダウンベルト機構23は、第1加速度でフィルムFを送った後、上記第1減速度でフィルムFの送りを減速させる。その後、制御部50は、停止期間dにおいて、フィルムFを停止させるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。ここでは一例として、停止期間dは、停止期間bと等しい期間とされている。従って、制御部50は、第2期間T2においても、フィルムFの送りとフィルムFの停止とが繰り返されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。
一方、制御部50は、待機期間iにおいて横シール装置30が待機するように横シール装置30の動作を制御する。ここでは一例として、待機期間eは、送り期間cと等しい期間とされている。よって、上述したように送られたフィルムFがプルダウンベルト機構23によって停止されると、制御部50は、挟み期間jにおいて横シール装置30の一対のシールジョー31がフィルムFを挟みこむように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が互いに接近される。ここでは一例として、挟み期間jは、挟み期間fと等しい期間とされている。
制御部50は、動作期間kにおいて横シール装置30がシール領域形成動作を行って横シール領域S2を形成するように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が筒状のフィルムFを送り方向に交差する方向に挟み込んだ状態で、横シール装置30がシール領域形成動作を行う。ここでは一例として、動作期間kは、停止期間dの間に含まれる期間とされると共に、動作期間gと等しい期間とされている。つまり、制御部50は、フィルムFが停止している際に、シール領域形成動作を行うと共にカッタ装置40で切り込みCを形成するように、横シール装置30の動作を制御する。よって、横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間gにおいて、プルダウンベルト機構23は、フィルムFの送りの停止を継続する。これにより、当該ヘッダHが封止されると共に、次の商品Gの袋B1の底をなす横シール領域S1の一部が形成される。制御部50は、解放期間mにおいて横シール装置30がフィルムFを解放するように横シール装置30の動作を制御する。横シール装置30では、一対のシールジョー31が互いに離間される。
これにより、袋Bよりも送り方向Dにおいて短いヘッダHがフィルムFに形成される。
その後、図4(d)に示されるように、製袋包装機10は、カッタ装置40で横シール領域S6を切断して、商品GをフィルムFから切り離す。
製袋包装機10では、制御部50は、第2期間T2における送り期間cが第1期間T1における送り期間aよりも短くなるように、プルダウンベルト機構23の動作を制御する。
ここで、図5(b)の比較例では、ヘッダHを形成する場合(第2期間T2における送り期間x)、第2加速度でフィルムFの送りが開始される。第2加速度は、袋B1〜袋B4を形成する場合(第1期間T1における送り期間aの第1加速度よりも小さい加速度である。フィルムFの送り速度が所定の送り速度に達した後、フィルムFの送り速度を一定時間保持してフィルムFが送られ、その後、第2減速度でフィルムFの送りを減速させる。第2減速度は、第2加速度と等しい大きさであって符号が負の加速度である。この場合、送り方向Dに沿うヘッダHの長さが送り方向Dに沿う袋Bの長さよりも短いにも関わらず、各袋Bを形成するために要する期間と、ヘッダHを形成するために要する期間と、が略同等となる。
この点、製袋包装機10では、制御部50は、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれにおいてフィルムFを送る場合には、互いに等しい加速度でフィルムの送りが開始されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。つまり、製袋包装機10では、図5(a)に示されるように、ヘッダHを形成する場合(第2期間T2における送り期間c)の加速度の大きさ及び減速度の大きさと、袋B1〜袋B4を形成する場合(第1期間T1における送り期間a)の加速度の大きさ及び減速度の大きさと、が共に第1加速度の大きさであり、互いに等しい。これにより、袋B1〜袋B4を形成するために要する時間(第1期間T1)よりも、ヘッダHを形成するために要する時間(第2期間T2)が短縮される。
また、制御部50は、第2期間T2における待機期間iが第1期間T1における待機期間eよりも短くなるように、横シール装置30の動作を制御する。つまり、製袋包装機10では、図5(a)に示されるように、ヘッダHを形成する場合の待機期間yが、袋B1〜袋B4を形成する場合の待機期間eよりも短い。これにより、袋B1〜袋B4を形成するために要する時間(第1期間T1)よりも、ヘッダHを形成するために要する時間(第2期間T2)が短縮される。このとき、第2期間T2において横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間kを短縮しないで済む。
[作用及び効果]
以上、製袋包装機10では、制御部50は、第1期間T1よりも第2期間T2の方が短くなるように横シール装置30の動作を制御するため、物品Aが収容される袋B(袋B1〜袋B4)の形成時間が確保されつつ、ヘッダHの形成時間が短縮される。その結果、商品(連包袋)G全体としての製造時間を短縮することができるため、商品(連包袋)Gの製造効率を向上することが可能となる。
制御部50は、フィルムFの送りとフィルムFの停止とが繰り返されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御し、フィルムFが停止している際に、シール領域形成動作を行うように横シール装置30の動作を制御する。これにより、シール領域形成は、停止しているフィルムFに対してシール領域形成動作を行えばよい。よって、簡単な構成で確実にシール領域を形成することが可能となる。
制御部50は、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれにおいてフィルムFを送る場合には、互いに等しい第1加速度でフィルムFの送りが開始されるようにプルダウンベルト機構23の動作を制御する。これにより、メモリ52において、フィルムFの送りのための加速度の設定を共通化することができるため、制御部50におけるプログラムを単純化することができる。
製袋包装機10では、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれは、プルダウンベルト機構23がフィルムFの送りを行う送り期間a,cと、プルダウンベルト機構23がフィルムFの停止を行う停止期間b,dと、を含む。制御部50は、第2期間T2における送り期間cが第1期間T1における送り期間aよりも短くなるように、プルダウンベルト機構23の動作を制御する。これにより、第2期間T2においてプルダウンベルト機構23がフィルムFの停止を行う停止期間dを短縮しないで済むため、確実な横シール領域Sの形成を維持しつつ、第2期間T2を短縮することができる。
製袋包装機10では、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれは、横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間g,kと、横シール装置30が待機する待機期間e,iと、を含む。制御部50は、第2期間T2における待機期間iが第1期間T1における待機期間eよりも短くなるように、横シール装置30の動作を制御する。これにより、第2期間T2において横シール装置30がシール領域形成動作を行う動作期間kを短縮しないで済むため、確実な横シール領域Sの形成を維持しつつ、第2期間T2を短縮することができる。
なお、連包袋の製造効率として、例えば製袋包装機10の稼働率を挙げることができる。製袋包装機10の稼働率としては、例えば、物品Aを含む袋Bを形成した個数を、商品Gを製造するのに要した時間で割った値で表される。この場合、製袋包装機10では、物品Aを含む袋Bを形成した個数及び物品Aを含む袋Bを形成するのに要した時間を変えることなく、物品Aを含まないヘッダHを形成するのに要した時間を短縮して商品Gを製造するのに要した時間を短縮できるため、製袋包装機10の稼働率を向上させることが可能となる。
[変形例]
上記実施形態では、製袋包装機10は、フィルムが停止している際にシール領域形成動作を行う間欠式の製袋包装機として構成されていたが、製袋包装機10は、フィルムが送られながらシール領域形成動作を行う連続式の製袋包装機であってもよい。
上記実施形態では、プルダウンベルト機構23がフィルムFの送りを行う送り期間a,cと、横シール装置30がフィルムFを挟む挟み期間f,j及び横シール装置30がフィルムFを解放する解放期間h,mと、が互いに重複しない製袋包装機10の動作例を説明したが、これらが重複する製袋包装機であってもよい。
制御部50は、第1期間T1及び第2期間T2のそれぞれにおいてフィルムを送る場合には、互いに等しい加速度でフィルムの送りが開始されるようにフィルム送り部の動作を制御したが、この例に限定されない。例えば、第2期間T2においてフィルムを送る場合の加速度の大きさは、図5(b)の比較例における加速度よりも大きい加速度の大きさであればよい。要は、制御部50は、第2期間T2における送り期間cが第1期間T1における送り期間aよりも短くなるように、プルダウンベルト機構23の動作を制御すればよい。
上記実施形態では、組合せ計量装置100を含む連包システム1を例に説明したが、組合せ計量装置100は必ずしも必要ではない。物品Aの供給は、必ずしも組合せ計量装置100を用いる必要はなく、例えばコンベア等であってもよい。
10…製袋包装機、23…プルダウンベルト機構(フィルム送り部)、30…横シール装置(シール領域形成部)、50…制御部、A…物品、B…袋、F…フィルム、G…商品(連包袋)、H…ヘッダ、S…横シール領域(シール領域)。

Claims (5)

  1. 物品が収容された複数の袋と、ヘッダと、を有する連包袋を製造する製袋包装機であって、
    筒状のフィルムを送るフィルム送り部と、
    前記フィルム送り部によって送られる前記フィルムにシール領域を形成するシール領域形成動作を行うシール領域形成部と、
    前記フィルム送り部の動作及び前記シール領域形成部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記シール領域形成部は、
    前記フィルムの送り方向において第1距離離れるように前記シール領域を前記フィルムに形成することで前記袋を前記フィルムに形成し、
    前記送り方向において前記第1距離よりも短い第2距離離れるように前記シール領域を前記フィルムに形成することで前記ヘッダを前記フィルムに形成し、
    前記制御部は、
    前記送り方向において前記第1距離離れるように前記シール領域を前記フィルムに形成する場合には、第1期間の間隔で前記シール領域形成動作を行うように前記シール領域形成部の動作を制御し、
    前記送り方向において前記第2距離離れるように前記シール領域を前記フィルムに形成する場合には、前記第1期間よりも短い第2期間の間隔で前記シール領域形成動作を行うように前記シール領域形成部の動作を制御する、製袋包装機。
  2. 前記制御部は、
    前記フィルムの送りと前記フィルムの停止とが繰り返されるように前記フィルム送り部の動作を制御し、
    前記フィルムが停止している際に、前記シール領域形成動作を行うように前記シール領域形成部の動作を制御する、請求項1記載の製袋包装機。
  3. 前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間のそれぞれにおいて前記フィルムを送る場合には、互いに等しい加速度で前記フィルムの送りが開始されるように前記フィルム送り部の動作を制御する、請求項2記載の製袋包装機。
  4. 前記第1期間及び前記第2期間のそれぞれは、前記フィルム送り部が前記フィルムの送りを行う送り期間と、前記フィルム送り部が前記フィルムの停止を行う停止期間と、を含み、
    前記制御部は、前記第2期間における前記送り期間が前記第1期間における前記送り期間よりも短くなるように、前記フィルム送り部の動作を制御する、請求項2又は3記載の製袋包装機。
  5. 前記第1期間及び前記第2期間のそれぞれは、前記シール領域形成部が前記シール領域形成動作を行う動作期間と、前記シール領域形成部が待機する待機期間と、を含み、
    前記制御部は、前記第2期間における前記待機期間が前記第1期間における前記待機期間よりも短くなるように、前記シール領域形成部の動作を制御する、請求項2〜4の何れか一項記載の製袋包装機。
JP2015145141A 2015-07-22 2015-07-22 製袋包装機 Pending JP2017024751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015145141A JP2017024751A (ja) 2015-07-22 2015-07-22 製袋包装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015145141A JP2017024751A (ja) 2015-07-22 2015-07-22 製袋包装機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017024751A true JP2017024751A (ja) 2017-02-02

Family

ID=57949368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015145141A Pending JP2017024751A (ja) 2015-07-22 2015-07-22 製袋包装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017024751A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285510A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Fuji Mach Co Ltd 縦型製袋充填包装機
JPH08324504A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Ishida Co Ltd 製袋包装機における包材送り制御方法及びその装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285510A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Fuji Mach Co Ltd 縦型製袋充填包装機
JPH08324504A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Ishida Co Ltd 製袋包装機における包材送り制御方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3426499A (en) Method of packaging food articles
EP2522492B1 (en) Form-fill-seal machine
US3354611A (en) Packaging
US3748205A (en) Method and apparatus for making a profile bag structure
JP3840255B2 (ja) 製袋機
JP4633343B2 (ja) 包装構体およびその製造機械および方法
JP2017024751A (ja) 製袋包装機
CN206485605U (zh) 四边封包装机
JP2012188168A (ja) 包装袋の面取りカッター装置
US3364650A (en) Combined bagging and packaging machine
RU57242U1 (ru) Упаковочная машина
JP2015217944A (ja) 多列自動包装機
KR101677212B1 (ko) 포장백 제조장치
JP6581560B2 (ja) 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置
JP2012162304A (ja) 包装機
JP6987382B2 (ja) 縦型製袋充填包装機
CN206335880U (zh) 制袋机双拉链开口装置
JP2019168398A (ja) 計量システム及び組合せ計量装置
JP2005059936A (ja) 縦型多列四方シール自動充填包装機における縦シール機構
KR102286308B1 (ko) 비닐백 제조용 분할커팅장치
US20230242297A1 (en) Packaging machine or packaging line with dynamic recipe change
JP2001301062A (ja) 製袋機におけるサイドシール方法及び装置
JP4261972B2 (ja) 縦型多列自動充填包装機用シール装置
JP2572230B2 (ja) 包装機の横シ−ル装置
EP3315422B1 (en) Skin packaging machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200602