JP2017024387A - 流路構造体、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、流路構造体の製造方法 - Google Patents
流路構造体、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、流路構造体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017024387A JP2017024387A JP2016002826A JP2016002826A JP2017024387A JP 2017024387 A JP2017024387 A JP 2017024387A JP 2016002826 A JP2016002826 A JP 2016002826A JP 2016002826 A JP2016002826 A JP 2016002826A JP 2017024387 A JP2017024387 A JP 2017024387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- channel
- flow
- light
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
Description
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様1)に係る流路構造体は、液体の流路を形成する流路構造体であって、レーザー光に対して吸収性を有する光吸収性部材と、光吸収性部材に接合され、レーザー光に対して透過性を有する光透過性部材と、光吸収性部材と光透過性部材とが溶着された溶着面で囲まれる第1流路と、光透過性部材のうち溶着面の反対側の表面から突出する流路管に形成され、第1流路と連通する第2流路とを備え、溶着面に直交する方向からの平面視において、流路管が第1流路の領域内に含まれる。態様1では、光透過性部材のうち溶着面の反対側の表面から突出する流路管が、溶着面に直交する方向からの平面視において第1流路の領域内に含まれるから、第1流路を囲む溶着面が流路管の管面に重ならないようにすることができるので、溶着ムラを効果的に低減できる。これにより、気密性の高い流路を形成することができる。また、態様1では、光透過性部材に形成された流路管が第1流路の領域内に含まれるようにすればよいので、他の流路管、例えば光吸収性部材に設けられた流路管については、その断面積の自由度を高めることができる。
態様1の好適例(態様2)において、第2流路は、第1流路に向けて、第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備える。態様2では、第2流路は、第1流路に向けて、第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備えるから、第1流路の上流側から下流側に向けて流れる液体が、第1流路から第2流路へ流れ易くすることができるので、この部分に発生し易い液体の淀みを抑制できる。これにより、液体の淀み部分に滞留する気泡を排気し易くなるので、気泡排出性を向上させることができる。
態様2の好適例(態様3)において、第2流路の拡径部はさらに、第1流路に向けて、第1流路の上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部を有し、第1テーパ部の第2流路に対する傾斜角は、第2テーパ部の第2流路に対する傾斜角よりも大きい。態様3では、第2流路の拡径部は、第1流路の下流側へ広がる第1テーパ部に加え、さらに上流側へ広がる第2テーパ部も有するので、第2流路の拡径部の断面積を大きくできるので、第1流路から第2流路へ、液体をより流れ易くすることができる。また態様3では、下流側へ広がる第1テーパ部の第2流路に対する傾斜角は、上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部の第2流路に対する傾斜角よりも大きいから、第1テーパ部と第2テーパ部の両方を同じ傾斜角にする場合に比較して、第2流路の断面積が大きくなり過ぎないようにすることができるので、流速の低下を抑えることができる。このように、流速の低下を抑えつつ、第1流路から第2流路へ、液体をより流れ易くすることができるので、気泡の排出性をより向上させることができる。
態様2または態様3の好適例(態様4)において、第2流路の拡径部の端部は、光透過性部材のうち光吸収性部材との対向面に開口している。態様4では、第2流路の拡径部の端部は、光透過性部材のうち光吸収性部材との対向面に開口しているから、第2流路に拡径部を形成し易い。
態様2から態様4の何れかの好適例(態様5)において、第1流路に連通する入口流路から下流側にかけて、第2流路が複数形成され、複数の第2流路は、第1流路の下流側の端部に配置される流路と、第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路を含み、光吸収性部材には、複数の第2流路のうち第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されている。態様5では、複数の第2流路のうち第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されるから、第1流路と各第2流路との分岐点において、第1流路の突起部と第2流路の拡径部に沿った流れが生じる。このため、第1流路から第2流路に向かう流れがより形成され易くなる。これにより、各分岐点における液体の淀みが抑制されて、気泡が排出され易くなるので、各分岐点における気泡の排出性をより向上させることができる。
態様2から態様5の何れかの好適例(態様6)において、第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、入口流路は、一方の端部と他方の端部の間に配置されており、第2流路は、一方の端部と他方の端部の両方に配置されている。態様6では、第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、入口流路は、一方の端部と他方の端部の間に配置されており、第2流路は、一方の端部と他方の端部の両方に配置されているから、入口流路から流入した液体は分岐して、一方の端部の第2流路のみならず、他方の端部の第2流路にも流れ易くなる。これによれば、一方の端部と他方の端部の間に入口流路がない場合に比較して、第1流路の一方の端部と他方の端部の淀みを抑制することができるので、淀みに滞留する気泡を排出し易くなる。これにより、第1流路の一方の端部と他方の端部の淀みを抑制しつつ、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。
態様1から態様6の何れかの好適例(態様7)において、溶着面に対して第2流路が形成される流路管とは反対側に突出する流路管に形成され、第1流路と連通する第3流路を備え、第3流路を形成する流路管の数は、第2流路を形成する流路管の数よりも少なく、第3流路の断面積は、第2流路の断面積よりも大きい。態様7では、第3流路の断面積が第2流路の断面積よりも大きいので、流路内の圧力損失を低減できる。特に、第1流路に連通する第2流路が複数ある場合には圧力損失が発生し易いので、これを低減できる効果は大きい。しかも、第3流路は、溶着面に対して第2流路が形成される流路管とは反対側、すなわちレーザー光を照射する側とは反対側に突出する流路管に形成されるので、第3流路の断面積を大きくしても、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。これにより、圧力損失を低減しつつ、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。
態様7の好適例(態様8)において、第3流路を形成する流路管の外周は、溶着面に直交する方向からの平面視において第1流路の領域を超える大きさである。態様8では、第3流路を形成する流路管の外周は、溶着面に直交する方向からの平面視において第1流路の領域を超える大きさであるから、第3流路の断面積をより大きくすることができる。このため、第1流路の圧力損失を低減する効果を高めることができる。
態様7または態様8の好適例(態様9)において、光吸収性部材に接合され、レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備え、光吸収性部材は、2つの光透過性部材の間に挟まれて積層され、2つの光透過性部材のうちの一方または両方に第2流路の流路管が形成されている。態様9では、光吸収性部材に接合され、レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備えるので、2つの光透過性部材の両方の表面からレーザー光を照射して、2つの光透過性部材の各々を光吸収性部材に溶着することができる。このとき、2つの光透過性部材のうちの一方または両方に、第1流路の領域内に含まれる第2流路の流路管が形成されているから、いずれの光透過性部材の表面からレーザー光を照射しても、溶着ムラを低減することができる。
態様9の好適例(態様10)において、2つの光透過性部材のうちの一方に第2流路の流路管が形成され、他方に第3流路の流路管が形成されている。態様10では、2つの光透過性部材のうちの一方に第2流路の流路管が形成され、他方に第3流路管が形成されているから、第3流路の断面積をより大きくすることができるので、第1流路の圧力損失を低減することができる。また、第1流路の領域内に含まれる第2流路の流路管が形成される第2基板と第1基板の接合を、レーザー溶着により行うことで、溶着ムラを低減することができる。
態様9または態様10の好適例(態様11)において、光吸収性部材には、2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが設けられている。態様11では、2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが光吸収性部材に設けられているから、フィルターを2つの光透過性部材のいずれかに設ける場合に比較して、レーザー光の照射方向にフィルターが重ならないように配置する必要がないため、フィルターの配置や大きさなどの設計の自由度を高めることができる。
本発明の好適な態様(態様12)に係る液体噴射ヘッドは、請求項1から請求項11の何れかの流路構造体と、流路構造体からの液体を、駆動素子の駆動により噴射するノズルとを具備する。態様12では、請求項1から請求項11の何れかの流路構造体を備えるから、レーザー溶着による溶着ムラが低減されるので、気密性の高い流路が形成された液体噴射ヘッドを提供できる。
本発明の好適な態様(態様13)に係る液体噴射装置は、媒体を搬送する搬送機構と、媒体に液体を噴射する、請求項12の液体噴射ヘッドと、を具備する。態様13では、請求項12の液体噴射ヘッドを備えるから、レーザー溶着による溶着ムラが低減されるので、気密性の高い流路が形成された液体噴射装置を提供できる。液体噴射装置の好例は、印刷用紙等の媒体にインクを噴射する印刷装置であるが、本発明に係る液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。
本発明の好適な態様(態様14)に係る流路構造体の製造方法は、液体の流路を形成する流路構造体であって、レーザー光に対して吸収性を有する光吸収性部材と、レーザー光に対して透過性を有する光透過性部材とのいずれか一方または両方の対向面に、第1流路の流路溝を形成する工程と、光透過性部材において、光吸収性部材との対向面の反対側の表面から突出する流路管を形成するとともに、流路管内に第1流路と連通する第2流路を形成する工程と、光吸収性部材と光透過性部材とを、それぞれの対向面同士が接触するように積層する工程と、レーザー光を光透過性部材に向けて照射して、その照射方向において流路管と重なることなく流路溝を囲む溶着面を形成することによって第1流路を形成する工程と、を備える。態様14では、レーザー光の照射方向(溶着面に対して直交する方向または斜行する方向を含む)において、第1流路を囲む溶着面が流路管の管面に重ならないので、溶着ムラを効果的に低減できる。これにより、気密性の高い流路を形成することができる。
態様14の好適例(態様15)において、第2流路は、第1流路に向けて、第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備える。態様15では、第2流路は、第1流路に向けて、第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備えるから、第1流路の上流側から下流側に向けて流れる液体が、第1流路から第2流路へ流れ易くすることができるので、この部分に発生し易い液体の淀みを抑制できる。これにより、液体の淀み部分に滞留する気泡を排気し易くなるので、気泡排出性を向上させることができる。
態様15の好適例(態様16)において、第2流路の拡径部はさらに、第1流路に向けて、第1流路の上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部を有し、第1テーパ部の第2流路に対する傾斜角は、第2テーパ部の第2流路に対する傾斜角よりも大きい。態様16では、第2流路の拡径部は、第1流路の下流側へ広がる第1テーパ部に加え、さらに上流側へ広がる第2テーパ部も有するので、第2流路の拡径部の断面積を大きくできるので、第1流路から第2流路へ、液体をより流れ易くすることができる。また態様16では、下流側へ広がる第1テーパ部の第2流路に対する傾斜角は、上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部の第2流路に対する傾斜角よりも大きいから、第1テーパ部と第2テーパ部の両方を同じ傾斜角にする場合に比較して、第2流路の断面積が大きくなり過ぎないようにすることができるので、流速の低下を抑えることができる。このように、流速の低下を抑えつつ、第1流路から第2流路へ、液体をより流れ易くすることができるので、気泡の排出性をより向上させることができる。
態様15または態様16の好適例(態様17)において、第2流路の拡径部の端部は、光透過性部材のうち光吸収性部材との対向面に開口している。態様17では、第2流路の拡径部の端部は、光透過性部材のうち光吸収性部材との対向面に開口しているから、第2流路に拡径部を形成し易い。
態様15から態様17の何れかの好適例(態様18)において、第1流路に連通する入口流路から下流側にかけて、第2流路が複数形成され、複数の第2流路は、第1流路の下流側の端部に配置される流路と、第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路を含み、光吸収性部材には、複数の第2流路のうち第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されている。態様18では、複数の第2流路のうち第1流路の下流側の端部と入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されるから、第1流路と各第2流路との分岐点において、第1流路の突起部と第2流路の拡径部に沿った流れが生じる。このため、第1流路から第2流路に向かう流れがより形成され易くなる。これにより、各分岐点における液体の淀みが抑制されて、気泡が排出され易くなるので、各分岐点における気泡の排出性をより向上させることができる。
態様15から態様18の何れかの好適例(態様19)において、第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、入口流路は、一方の端部と他方の端部の間に配置されており、第2流路は、一方の端部と他方の端部の両方に配置されている。態様19では、第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、入口流路は、一方の端部と他方の端部の間に配置されており、第2流路は、一方の端部と他方の端部の両方に配置されているから、入口流路から流入した液体は分岐して、一方の端部の第2流路のみならず、他方の端部の第2流路にも流れ易くなる。これによれば、一方の端部と他方の端部の間に入口流路がない場合に比較して、第1流路の一方の端部と他方の端部の淀みを抑制することができるので、淀みに滞留する気泡を排出し易くなる。これにより、第1流路の一方の端部と他方の端部の淀みを抑制しつつ、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。
態様14から態様19の何れかの好適例(態様20)において、溶着面に対して第2流路が形成される流路管とは反対側に突出する流路管に形成され、第1流路と連通する第3流路を備え、第3流路を形成する流路管の数は、第2流路を形成する流路管の数よりも少なく、第3流路の断面積は、第2流路の断面積よりも大きい。態様20では、第3流路の断面積が第2流路の断面積よりも大きいので、流路内の圧力損失を低減できる。特に、第1流路に連通する第2流路が複数ある場合には圧力損失が発生し易いので、これを低減できる効果は大きい。しかも、第3流路は、溶着面に対して第2流路が形成される流路管とは反対側、すなわちレーザー光を照射する側とは反対側に突出する流路管に形成されるので、第3流路の断面積を大きくしても、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。これにより、圧力損失を低減しつつ、レーザー溶着の溶着ムラを低減できる。
態様20の好適例(態様21)において、第3流路を形成する流路管の外周は、溶着面に直交する方向からの平面視において第1流路の領域を超える大きさである。態様21では、第3流路を形成する流路管の外周は、溶着面に直交する方向からの平面視において第1流路の領域を超える大きさであるから、第3流路の断面積をより大きくすることができる。このため、第1流路の圧力損失を低減する効果を高めることができる。
態様20または態様21の好適例(態様22)において、光吸収性部材に接合され、レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備え、光吸収性部材は、2つの光透過性部材の間に挟まれて積層され、2つの光透過性部材のうちの一方または両方に第2流路の流路管が形成されている。態様22では、光吸収性部材に接合され、レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備えるので、2つの光透過性部材の両方の表面からレーザー光を照射して、2つの光透過性部材の各々を光吸収性部材に溶着することができる。このとき、2つの光透過性部材のうちの一方または両方に、第1流路の領域内に含まれる第2流路の流路管が形成されているから、いずれの光透過性部材の表面からレーザー光を照射しても、溶着ムラを低減することができる。
態様22の好適例(態様23)において、2つの光透過性部材のうちの一方に第2流路の流路管が形成され、他方に第3流路の流路管が形成されている。態様23では、2つの光透過性部材のうちの一方に第2流路の流路管が形成され、他方に第3流路管が形成されているから、第3流路の断面積をより大きくすることができるので、第1流路の圧力損失を低減することができる。また、第1流路の領域内に含まれる第2流路の流路管が形成される第2基板と第1基板の接合を、レーザー溶着により行うことで、溶着ムラを低減することができる。
態様22または態様23の好適例(態様24)において、光吸収性部材には、2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが設けられている。態様24では、2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが光吸収性部材に設けられているから、フィルターを2つの光透過性部材のいずれかに設ける場合に比較して、レーザー光の照射方向にフィルターが重ならないように配置する必要がないため、フィルターの配置や大きさなどの設計の自由度を高めることができる。
態様14から態様24の何れかの好適例(態様25)において、溶着面に対するレーザー光の照射方向の角度が一定である。態様25では、溶着面に対するレーザー光の照射方向の角度が一定であるから、レーザー光の照射角度を変える場合に比較して、レーザー溶着を行い易い。
先ず、本発明の実施形態に係る液体噴射装置について、インクジェット方式の印刷装置を例に挙げて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置100の部分的な構成図である。印刷装置100は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の印刷媒体(噴射対象)Mに噴射する液体噴射装置であり、制御装置10と搬送機構12と液体噴射ヘッド14とポンプ16とを具備する。複数色のインクIを貯留する液体容器(インクカートリッジ)18が印刷装置100には装着される。第1実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色のインクIが液体容器18に貯留される。
図2および図3は、図1に示す液体噴射ヘッド14の構成を説明するための分解斜視図である。図2および図3に示すように、液体噴射ヘッド14は、流路構造体G1と流路制御部G2と液体噴射部G3とを含んで構成される。流路構造体G1と流路制御部G2と液体噴射部G3とはこの順でZ方向に積層されている。液体噴射部G3は、6個の液体噴射ユニットU3を筐体142に収容および支持した構造体である。
ここで、第1実施形態における流体(液体または気体)の流路が形成される流路構造体G1の構成をより具体的に説明する。図7は、流路構造体G1の側面図および平面図である。図7に示すように、流路構造体G1は、第1基板27と第2基板28とを相互に対向した状態で接合した平板状の構造体である。第1基板27および第2基板28は、X方向に長尺な平板材であり、例えばポリプロピレン等の樹脂材料で形成される。第1基板27と第2基板28は、後述するようにレーザー溶着によって接合されている。
次に、流路構造体G1の製造方法について説明する。図12は、流路構造体G1の製造方法を示す工程図である。ここでは、流路構造体G1の製造方法を、図7に示すV−V線で切断した流路構造体G1の部分断面図によって説明する。先ず、図12の工程aにおいて、レーザー光を吸収する熱可塑性樹脂によって第1基板27を製造する。このような光吸収性を有する熱可塑性樹脂としては、例えばポリアミド(PA)等に、カーボンブラック、染料や顔料等の所定の着色材を混入したものを挙げることができる。
次に、第2実施形態における流路構造体G1について説明する。第1実施形態では、流路管が突起する基板に対するレーザー溶着において、溶着ムラを低減することで、その溶着面で囲まれて形成される第1流路の気密性を高めることができる流路構造体G1について説明した。第2実施形態では、液体が流れる第1流路に、この第1流路から分岐する第2流路を備えた流路構造において、分岐点でのインクの淀みを抑制して気泡排出性を向上させることができる流路構造体G1について説明する。
・・・(1)
・・・(2)
Claims (25)
- 液体の流路を形成する流路構造体であって、
レーザー光に対して吸収性を有する光吸収性部材と、
前記光吸収性部材に接合され、前記レーザー光に対して透過性を有する光透過性部材と、
前記光吸収性部材と前記光透過性部材とが溶着された溶着面で囲まれる第1流路と、
前記光透過性部材のうち前記溶着面の反対側の表面から突出する流路管に形成され、前記第1流路と連通する第2流路と、を備え、
前記溶着面に直交する方向からの平面視において、前記流路管が前記第1流路の領域内に含まれる、
流路構造体。 - 前記第2流路は、前記第1流路に向けて、前記第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備える、
請求項1の流路構造体。 - 前記第2流路の拡径部はさらに、前記第1流路に向けて、前記第1流路の上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部を有し、
前記第1テーパ部の前記第2流路に対する傾斜角は、前記第2テーパ部の前記第2流路に対する傾斜角よりも大きい、
請求項2の流路構造体。 - 前記第2流路の拡径部の端部は、前記光透過性部材のうち前記光吸収性部材との対向面に開口している、
請求項2または請求項3の流路構造体。 - 前記第1流路に連通する入口流路から下流側にかけて、前記第2流路が複数形成され、
前記複数の第2流路は、前記第1流路の下流側の端部に配置される流路と、前記第1流路の下流側の端部と前記入口流路との間に配置される流路を含み、
前記光吸収性部材には、前記複数の第2流路のうち前記第1流路の下流側の端部と前記入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されている、
請求項2から請求項4の何れかの流路構造体。 - 前記第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、
前記入口流路は、前記一方の端部と前記他方の端部の間に配置されており、
前記第2流路は、前記一方の端部と前記他方の端部の両方に配置されている、
請求項2から請求項5の何れかの流路構造体。 - 前記溶着面に対して前記第2流路が形成される流路管とは反対側に突出する流路管に形成され、前記第1流路と連通する第3流路を備え、
前記第3流路を形成する流路管の数は、前記第2流路を形成する流路管の数よりも少なく、
前記第3流路の断面積は、前記第2流路の断面積よりも大きい、
請求項1から請求項6の何れかの流路構造体。 - 前記第3流路を形成する流路管の外周は、前記溶着面に直交する方向からの平面視において前記第1流路の領域を超える大きさである、
請求項7の流路構造体。 - 前記光吸収性部材に接合され、前記レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備え、
前記光吸収性部材は、前記2つの光透過性部材の間に挟まれて積層され、
前記2つの光透過性部材のうちの一方または両方に前記第2流路の流路管が形成されている、
請求項7または請求項8の流路構造体。 - 前記2つの光透過性部材のうちの一方に前記第2流路の流路管が形成され、他方に前記第3流路の流路管が形成されている、
請求項9の流路構造体。 - 前記光吸収性部材には、前記2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが設けられている、
請求項9または請求項10の流路構造体。 - 請求項1から請求項11の何れかの流路構造体と、
前記流路構造体からの液体を、駆動素子の駆動により噴射するノズルと、を具備する、
液体噴射ヘッド。 - 媒体を搬送する搬送機構と、
前記媒体に液体を噴射する、請求項12の液体噴射ヘッドと、を具備する、
液体噴射装置。 - 液体の流路を形成する流路構造体の製造方法であって、
レーザー光に対して吸収性を有する光吸収性部材と、前記レーザー光に対して透過性を有する光透過性部材とのいずれか一方または両方の対向面に、第1流路の流路溝を形成する工程と、
前記光透過性部材において、前記光吸収性部材との対向面の反対側の表面から突出する流路管を形成するとともに、前記流路管内に前記第1流路と連通する第2流路を形成する工程と、
前記光吸収性部材と前記光透過性部材とを、それぞれの対向面同士が接触するように積層する工程と、
前記レーザー光を前記光透過性部材に向けて照射して、その照射方向において前記流路管と重なることなく前記流路溝を囲む溶着面を形成することによって前記第1流路を形成する工程と、を備える、
流路構造体の製造方法。 - 前記第2流路は、前記第1流路に向けて、前記第1流路の下流側へテーパ状に広がる第1テーパ部を有する拡径部を備える、
請求項14の流路構造体の製造方法。 - 前記第2流路の拡径部はさらに、前記第1流路に向けて、前記第1流路の上流側へテーパ状に広がる第2テーパ部を有し、
前記第1テーパ部の前記第2流路に対する傾斜角は、前記第2テーパ部の前記第2流路に対する傾斜角よりも大きい、
請求項15の流路構造体の製造方法。 - 前記第2流路の拡径部の端部は、前記光透過性部材のうち前記光吸収性部材との対向面に開口している、
請求項15または請求項16の流路構造体の製造方法。 - 前記第1流路に連通する入口流路から下流側にかけて、前記第2流路が複数形成され、
前記複数の第2流路は、前記第1流路の下流側の端部に配置される流路と、前記第1流路の下流側の端部と前記入口流路との間に配置される流路を含み、
前記光吸収性部材には、前記複数の第2流路のうち前記第1流路の下流側の端部と前記入口流路との間に配置される流路に対向する位置に、その流路の拡径部に向けて突出する突起部が形成されている、
請求項15から請求項17の何れかの流路構造体の製造方法。 - 前記第1流路は、一方の端部から他方の端部に渡って形成され、
前記入口流路は、前記一方の端部と前記他方の端部の間に配置されており、
前記第2流路は、前記一方の端部と前記他方の端部の両方に配置されている、
請求項15から請求項18の何れかの流路構造体の製造方法。 - 前記溶着面に対して前記第2流路が形成される流路管とは反対側に突出する流路管に形成され、前記第1流路と連通する第3流路を備え、
前記第3流路を形成する流路管の数は、前記第2流路を形成する流路管の数よりも少なく、
前記第3流路の断面積は、前記第2流路の断面積よりも大きい、
請求項14から請求項19の何れかの流路構造体の製造方法。 - 前記第3流路を形成する流路管の外周は、前記溶着面に直交する方向からの平面視において前記第1流路の領域を超える大きさである、
請求項20の流路構造体の製造方法。 - 前記光吸収性部材に接合され、前記レーザー光に対して透過性を有する2つの光透過性部材を備え、
前記光吸収性部材は、前記2つの光透過性部材の間に挟まれて積層され、
前記2つの光透過性部材のうちの一方または両方に前記第2流路の流路管が形成されている、
請求項20または請求項21の流路構造体の製造方法。 - 前記2つの光透過性部材のうちの一方に前記第2流路の流路管が形成され、他方に前記第3流路の流路管が形成されている、
請求項22の流路構造体の製造方法。 - 前記光吸収性部材には、前記2つの光透過性部材の間に介在するフィルターが設けられている、
請求項22または請求項23の流路構造体の製造方法。 - 前記溶着面に対する前記レーザー光の照射方向の角度が一定である、
請求項14から請求項24の何れかの流路構造体の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/210,059 US9789685B2 (en) | 2015-07-24 | 2016-07-14 | Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure |
CN201610586236.7A CN106364163B (zh) | 2015-07-24 | 2016-07-22 | 流道结构体及其制造方法、液体喷射头、液体喷射装置 |
CN201911221298.8A CN110901230B (zh) | 2015-07-24 | 2016-07-22 | 流道结构体及其制造方法、液体喷射头、液体喷射装置 |
EP16181002.3A EP3121010A3 (en) | 2015-07-24 | 2016-07-25 | Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure |
EP19187994.9A EP3590719B1 (en) | 2015-07-24 | 2016-07-25 | Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure |
US15/703,225 US10328689B2 (en) | 2015-07-24 | 2017-09-13 | Flow path structure, liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and manufacturing method of flow path structure |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015146552 | 2015-07-24 | ||
JP2015146552 | 2015-07-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017024387A true JP2017024387A (ja) | 2017-02-02 |
JP6819040B2 JP6819040B2 (ja) | 2021-01-27 |
Family
ID=57944797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016002826A Active JP6819040B2 (ja) | 2015-07-24 | 2016-01-08 | 流路構造体、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、流路構造体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6819040B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019107775A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | セイコーエプソン株式会社 | 流路部材、液体噴射装置及び流路部材の製造方法 |
JP2019147378A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 京セラ株式会社 | 流路部材 |
JP2019151095A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体カートリッジ、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162587A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Yamatake Corp | 電子機器、電子機器用の筐体、及び流量計 |
JP2010241043A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド用の流路部材の製造方法 |
JP2011079244A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法及び液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2011104896A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法、液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2011126271A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-30 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法、液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法 |
CN103252997A (zh) * | 2012-02-16 | 2013-08-21 | 珠海纳思达电子科技有限公司 | 一种液体喷头及其制造方法 |
JP2014088014A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Toshiba Corp | 液体フィルタ装置、インクフィルタ装置及びインクフィルタ装置の製造方法 |
JP2015033839A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
-
2016
- 2016-01-08 JP JP2016002826A patent/JP6819040B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162587A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Yamatake Corp | 電子機器、電子機器用の筐体、及び流量計 |
JP2010241043A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド用の流路部材の製造方法 |
JP2011079244A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法及び液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2011104896A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法、液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2011126271A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-30 | Canon Inc | 液体供給部材、液体供給部材の製造方法、液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法 |
CN103252997A (zh) * | 2012-02-16 | 2013-08-21 | 珠海纳思达电子科技有限公司 | 一种液体喷头及其制造方法 |
JP2014088014A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Toshiba Corp | 液体フィルタ装置、インクフィルタ装置及びインクフィルタ装置の製造方法 |
JP2015033839A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019107775A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | セイコーエプソン株式会社 | 流路部材、液体噴射装置及び流路部材の製造方法 |
US10569545B2 (en) | 2017-12-15 | 2020-02-25 | Siko Epson Corporation | Flow channel member, liquid ejecting apparatus, and method for manufacturing flow channel member |
JP2019147378A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 京セラ株式会社 | 流路部材 |
JP7197401B2 (ja) | 2018-02-27 | 2022-12-27 | 京セラ株式会社 | 流路部材 |
JP2019151095A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体カートリッジ、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置 |
JP7188068B2 (ja) | 2018-03-02 | 2022-12-13 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体カートリッジ、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6819040B2 (ja) | 2021-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106364163B (zh) | 流道结构体及其制造方法、液体喷射头、液体喷射装置 | |
JP6428949B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
US10717277B2 (en) | Flow path structure, liquid ejecting head, and liquid ejecting apparatus | |
JP2019064015A (ja) | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 | |
JP6384074B2 (ja) | 流路構造体、液体噴射ヘッドおよび印刷装置 | |
JP6819040B2 (ja) | 流路構造体、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、流路構造体の製造方法 | |
JP2018047599A (ja) | 流路部材の製造方法、流路部材、液体吐出ヘッド、および、液体吐出装置 | |
JP6728732B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2017124614A (ja) | 液体吐出モジュールおよび液体吐出ヘッド | |
US10569558B2 (en) | Liquid ejection head and recording apparatus | |
JP6520519B2 (ja) | 流路構造体および液体噴射ヘッド | |
JP6260376B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2018083357A (ja) | 液体供給ユニットの製造方法 | |
JP6648459B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP7062950B2 (ja) | 流路部材および液体吐出装置 | |
JP2018047600A (ja) | 流路部材、液体吐出ヘッド、液体吐出装置、および流路部材の製造方法 | |
JP6443529B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
CN112009105B (zh) | 喷出头 | |
JP6610759B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2017061061A (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2016179611A (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200407 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6819040 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |