JP2017023717A - 流体排出・加圧シリンジ用の圧力制限機構および組立法 - Google Patents

流体排出・加圧シリンジ用の圧力制限機構および組立法 Download PDF

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Abstract

【課題】所期の圧力限度を有するシリンジを提供する。【解決手段】シリンジは、シリンジ本体部を備え、圧力制限機構がシリンジ本体部内に配置される。圧力制限機構は、シリンジ本体部内でばね付勢されたバルブ本体部を備え得る。一実施形態では、圧力制限機構は、所期の圧力限度に達すると、シリンジハウジングのバルブ孔の内壁に対して封止的に係合するバルブシールを有するバルブ組立体として提供される。別の実施形態では、圧力制限機構は、所期の圧力限度に達すると、バルブ栓に対し封止的または閉塞的に係合するバルブ座部を有するバルブ組立体として提供される。正確な構成はさておいても、好ましくは、シリンジは、部品点数が少ないため、簡易で確実、容易に組み立てることができ、滅菌も容易にできる。【選択図】図1

Description

本願は、2015年7月21日に出願された米国特許仮出願第62/195,167号の優先権を主張するものであり、その全体を参照により援用する。
本発明は、広くは、それが供給する圧力を制限する機能が本来備わった加圧シリンジ、およびそのようなシリンジを組み立てる方法に関する。
バルーンカテーテルが関与する手技の中には、医療関係者や医師が、バルーンが係合している組織にバルーンが及ぼす影響に加えて、シリンジからバルーンに加えられている圧力についても注意深く監視しなければならないものがある。このような手技中は、組織またはバルーンが損傷するのを避けるために圧力を監視しなければならない。この種の用途では、長年にわたり、加える圧力を監視するための液柱計つきの流体排出・加圧シリンジを用いて、医療用バルーンカテーテルの膨張、ステント送達、椎間板造影などが行われている。
しかし、それほど致命的ではないある種の医療手技においては、カテーテルのバルーンを最大の圧力および容量に拡張しさえすればよく、治療用の各種注射も特定の圧力限度以内であればよい。この種の用途では、より単純な、一定の圧力を加えるシリンジを使用することが可能である。より単純な、一定の圧力を加えるシリンジを使用する手技の例としては、流涙症の治療として涙管流路を拡張する場合、副鼻腔を拡げて通りを改善する場合、耳管を開放して内耳のドレナージを促進する場合、および送達圧力を制御しながら幹細胞を注射する場合などが挙げられる。この種の手技では、単純で廉価な圧力制限機構により送達圧力を制御できれば、圧力を監視するための液柱計の追加費用が不要にもなる。
米国特許第9,101,739号明細書は、主として副鼻腔炎をバルーンカテーテルで治療するための、圧力制限シリンジを開示している。開示されたこのデバイスは、別個のハウジング内に収められたバルブ本体領域と、ばね制御の内部バルブスプールと、外部バイパス路と、バイパスシールでゲート制御して流れを止める遮断ポートと、バルブ本体および軸方向に向けられたルアーコネクタを収容する(加圧された作業流体に晒される)ハウジングに接着されたシリンジ本体とを有するシリンジに依存する。このデバイスは比較的複雑であり、多数の部品を備えている。
米国特許第9,101,739号明細書
本発明の一実施形態のある目的は、内部に圧力制限機構(pressure−limiting mechanism)を有し、したがって所期の限度の圧力を加えることができるシリンジを提供することである。
本発明の一実施形態の別の目的は、そのようなシリンジを組み立てる方法を提供することである。
簡単に説明すると、本発明の一実施形態は、シリンジ本体部を備えるシリンジを提供する。シリンジ本体部の内部にはバルブ組立体(バルブアセンブリ、valve assembly)が配置される。バルブ組立体は、シリンジ本体部内でばね付勢されるバルブスプールを備える。バルブ組立体は、シリンジの所期の圧力限度(意図された圧力制限、intended pressure limit)を効果的に規定する機能がある。
ある特定の実施形態では、バルブスプールは、所期の圧力限度に達するとシリンジ本体部の内壁と係合し封止するバルブシールを提供する。
別の特定の実施形態では、バルブスプールは、所期の圧力限度に達すると、バルブ針などのバルブ栓と係合するバルブ座部を備える。
正確な構成はさておいても、好ましくは、シリンジは、部品点数が少ないため、簡易で、確実、容易に組み立てることができ、滅菌も容易にできる。好ましくは、シリンジは、内部に封鎖されたデッドスペースをもたず、シールでゲート制御する遮断ポートに依存せず、シリンジ本体部の外部にバイパス路を必要とせず、加圧された作業流体に晒される接着されたハウジング接合部を含まない。好ましくは、シリンジは、使い勝手よく側部に取り付けられた送達ポートを提供するが、多数のシールを含まず、内部に1つばねを有するのみであり、内部の一方向バルブの構成や密に嵌め込まれた部品に依存せず、バイパス遮断ポートを必要としない。このような特徴はすべて好ましいものであるが、本発明は多くの形をとることができ、本発明の範囲は請求項により規定されるものとする。
本発明ならびにそのさらなる目的および利点の構造および機能の構成および方式は、添付の図面とともに以下の説明を参照することにより、よく理解できよう。なお、類似の要素には同じ参照番号を付すものとする。
本発明の第1の実施形態によるシリンジの分解斜視図であり、シリンジと係合可能な送達管に接続されたルアーコネクタを示している。 図1に示すシリンジの図1の線A−Aの断面図であり、所期の圧力限度に達する前のシリンジを示している。 図1に示すシリンジの図1の線B−Bの部分断面図であり、所期の圧力限度に達する前のシリンジ、およびシリンジと係合した送達管を示している。 図1に示すシリンジの図1の線B−Bの断面図であり、所期の圧力限度に達した後のシリンジ、およびシリンジと係合した送達管に接続されたルアーコネクタを示している。 図2と似ているが、所期の圧力限度に達する前のバルブ機構の代替実施形態を示す図である。 図5と似ているが、所期の圧力限度に達した後のバルブ機構を示す図である。
本発明は異なる形の実施形態が可能であるが、図面および本明細書では、特定の実施形態について詳述する。ただし、本開示は本発明の原理の例示であり、説明のとおりに本発明を限定するものではない。
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態による膨張デバイスまたはシリンジ10を例示している。シリンジ10の組立は簡易であり、部品点数も極めて少ない。
シリンジ10の主要構成要素は、シリンジ本体部12、プランジャ14、プランジャリテーナ(プランジャ固定器具、plunger retainer)16、バルブ組立体18の4つのみである。プランジャ14は、シリンジ本体部12に対して押される(つまり前進する)かまたは引かれる(つまり後退する)ことができ、それによってシリンジ10が供給する圧力が増加または減少し、一方バルブ組立体18は、シリンジ10から供給される圧力を本来制限する機能が備わっているので、シリンジの所期の圧力限度を規定する。
図1に示すように、プランジャ14は、近位端24に(主サムグリップ25と副サムグリップ27を提供する)二重機能サムリング22と、遠位端28にピストン26と、サムリング22とピストン26の間に配置された細長いステム部30と、ピストン26の(Oリングなどの)シール部材またはプランジャ・ピストン・シール32とを有するプランジャ本体部20を備えることができる。図1に示すように、シリンジ本体部12は、プランジャ14が入っていくプランジャ孔34を有し、したがってピストン26はシリンジ本体部12内でプランジャ孔34内に配置される(図2、図4参照)。プランジャ・ピストン・シール32はシリンジ本体部12内で内壁36と係合し、それによってシリンジ本体部12内のプランジャ孔34を封止する。
プランジャリテーナ16は、シリンジ本体部12の端部38でシリンジ本体部12と係合して、プランジャ14がシリンジ本体部12に対して回転することを制限または阻止する。あるいは、プランジャリテーナ16をシリンジ本体部12と一体に形成することもできる。図1に示すように、プランジャリテーナ16は、2つの部品(部分)を備え得、これらの部品は、シリンジ本体部12の端部38にスナップ嵌めされ、効果的に互いに対合してプランジャ14のステム部30(すなわちキー)の形状に対応する少なくとも1つの回転防止ボス(anti−rotation boss)40を提供し、それによってプランジャ14がシリンジ本体部12に対して一回転してしまうのを制限または防止し、さらにはピストン26がシリンジ本体部12から簡単に抜け出てしまうのを阻止する。
シリンジ本体部12は、好ましくは単体の成形品であり、ユーザーがシリンジ10と連係できるようにシリンジ本体部12の端部38に近接して両側に一対のフィンガーリング42を有し(図1、図2参照)、またシリンジ本体部12の反対側の端部46に近接してソケット44を有する(図1、図3、図4参照)。フィンガーリング42は、好ましくは、ユーザーと連係できるように主フィンガーグリップ48と副フィンガーグリップ50の両方を有する二重機能フィンガーリングを備える。ソケット44は、図1および図4に示すルアーコネクタ(Luer connector)54に接続可能な送達管52(図1、図3、図4参照)などの構造物と係合するように構成されているので、シリンジ10は最終的にはソケット44を介してバルーンカテーテルなどのデバイスに圧力を供給することができる。送達管52および/またはルアーコネクタ54を図1、図3、図4に示すが、ソケット44は異なる種類の構造物に接続してもよい。
ところで、ソケット44は、好ましくは、図3や図4に示す側部に取り付けられた送達ポート60を介するなどして、シリンジ本体部12内の圧力室58と流体連通する開口部56を有する。図2および図4に示すように、プランジャ14のピストン26は、プランジャ孔34内に配置され、(シリンジ本体部12のフィンガーリング42とともに)プランジャ14のサムリング22を使ってプランジャ孔34内を前後に移動させることができ、そうすることでシリンジ10から(圧力室58とソケット44とを介して)供給される圧力を変化させることができる。
シリンジ本体部12は、バルブ組立体18が配置されるバルブ領域62を含む。次にバルブ組立体18の好ましい実施形態を説明する。好ましくは、バルブ組立体18は、シリンジ本体部12内で圧縮ばね68を介してばね付勢されるバルブスプール66を備える。バルブスプール66は、バルブスプール66の一端側から他端側への流路を画定する中心貫通孔70を有し、流体はこの流路を通ってプランジャ孔34と圧力室58との間を(所期の圧力限度に達しないうちは)流れることができる。
ばね68は、好ましくは、ばねパーチ(spring perc)72と、バルブスプール66に形成されたバルブピストン74との間に配置される。図1、図3、図4に示すように、好ましくは、ばねパーチ72は、シリンジ本体部12に設けられた対応するばねパーチリテーナ耳部ノッチ78と係合するばねパーチリテーナ耳部(spring perch retainer lugs)76を介して、シリンジ本体部12と係合する。もちろん他の手段を用いてばねパーチ72をシリンジ本体部12に対して保持してもよい。
好ましくは、バルブピストン74には、シリンジ本体部12の内壁81と接して係合する(Oリングなどの)バルブシール80が配置されている。好ましくは、バルブスプール66には1つ以上の追加のバルブピストン82,84が設けられ、バルブピストン82,84のそれぞれにも、シリンジ本体部12の対応する内壁90,92とそれぞれ接して係合する(Oリングなどの)対応するバルブシール86,88が配置されている。
好ましくは、バルブスプール66の各バルブピストン74,82,84の寸法は、互いに異なる。具体的には、バルブスプール66は、第1のバルブピストン74と、第2のバルブピストン82と、第3のバルブピストン84を備えていてよく、第1のバルブピストン74が最大であり(つまり直径が一番大きい)、第3のバルブピストン84が最小であり(つまり直径が一番小さい)、第2のバルブピストン82の大きさは第1のバルブピストン74と第3のバルブピストン84の中間である(つまり第1のバルブピストン74よりも小さいが第3のバルブピストン84よりも大きい)。
好ましくは、シリンジ本体部12の内側形状としては、シリンジ本体部12は内径がそれぞれ異なる複数のバルブ孔94,96,98を有している。具体的には、シリンジ本体部12は、バルブスプール66の第1のバルブピストン74が係合する内壁81によって画定される内径を有する第1のバルブ孔94と、バルブスプール66の第2のバルブピストン82が係合する内壁90によって画定される内径を有する第2のバルブ孔96と、バルブスプール66の第3のバルブピストン84が係合する内壁92によって画定される内径を有する第3のバルブ孔98を有することができる。好ましくは、第3のバルブピストン84を第3のバルブ孔98内に案内するための入口コーン(entrance corn)100が、第3のバルブ孔98への入口に設けられる。
第1のバルブピストン74と第2のバルブピストン82は、好ましくはシリンジ本体部12でそれぞれ対応する内壁81,90と連続的に係合して接するが、第3のバルブピストン84は、好ましくは内壁92と係合しておらず、しかしシリンジ10内の内圧が所期の圧力限度に達すると係合可能である。具体的には、動作時にプランジャ14がシリンジ本体部12内に押し込まれると、シリンジ10内の圧力が高まる。シリンジ10内の内圧が高まる中、バルブスプール66はシリンジ本体部12内でばね68の力に抗って前進させられる。何れかの時点でシリンジ10内の内圧が十分に高まって所期の圧力限度に達すると、バルブスプール66は、第3のバルブピストン84が第3のバルブ孔98に入って内壁92と係合するように、ばね68に対して十分に前進させられる。
図2および図3は、まだ所期の圧力限度に達していない状態のシリンジ10を示し、第3のバルブピストン84はまだ第3のバルブ孔98に入っていない。図4は、(プランジャ14をシリンジ本体部12内に十分に押し込むことで)所期の圧力限度に達した状態のシリンジ10を示し、第3のバルブピストン84は第3のバルブ孔98に入って、その上のバルブシール88を第3のバルブ孔98内で内壁92に対し封止させている。このシール88により、バルブスプール66内の流体が圧力室58に入ることや、またその逆も防止される。こうしてソケット44における圧力が維持され、たとえプランジャ14をシリンジ本体部12内にさらに押し込んだとしても圧力が高まることはない。
シリンジ10の組立はいたって簡単であり、対合すべき部品同士を単に挿入および/またはスナップ嵌めすることにより完成する。まず、バルブ組立体18をシリンジ本体部12のプランジャ孔34に挿入し、シリンジ本体部12のバルブ領域62へと進めて、第1のバルブ孔94内でバルブスプール66の第1のバルブシール80を第1のバルブ孔94の内壁81に対して封止させ、バルブスプール66の第2バルブシール86を第2のバルブ孔96の内壁90に対して封止させ、バルブスプール66の第3バルブシール88が圧力室58内にあるようにする。図4に示すように、バルブ組立体18は、第1のバルブ孔94底部に近接してシリンジ本体部12に設けられた対応するばねパーチリテーナ耳部ノッチ78と係合するばねパーチリテーナ耳部76を介してばねパーチ72によってシリンジ本体部12内に保持される。なお、ここでは第1のバルブ孔94の直径はプランジャ孔34と同じものとして示されるが、このバルブの概念を用いるあらゆるシリンジのプランジャ孔は、本発明の精神から逸脱することなく、シリンジの第1のバルブ孔と同じかまたはそれよりも大きくてもよいことを理解されたい。
バルブ組立体18がシリンジ本体部12のバルブ領域62内に設置されると、次いでプランジャ14のピストン26がプランジャ孔34に挿入され、図4の断面図にもっともわかりやすく示すように、プランジャリテーナ16が挿入されることでプランジャ孔34内に保持される。プランジャリテーナ16は、プランジャリテーナ16の2箇所に設けられたプランジャリテーナ耳部102を介してシリンジ本体部12に保持させることができ、プランジャリテーナ耳部102はシリンジ本体部12の対応するノッチ104にスナップ嵌めされ、そうすることでプランジャリテーナ16はシリンジ10に対し固定され、ピストン26はシリンジ本体部12内に保持される。プランジャリテーナ16が提供する少なくとも1つの回転防止ボス40は、好ましくは、プランジャ14がユーザーの親指や手のひらに無理なく沿うほどには回転できるが、シリンジ10が二重機能サムリング22だけで把持される場合に、フル回転することは十分防止するように、制限する。
操作に関しては、バルーンカテーテルとともに用いられる膨張シリンジ(inflation syringe)は通常、注射用無菌生理食塩水または注射用生理食塩水と放射線不透過性造影剤の混合物で満たされる。制御下での注射目的で使用する際は、シリンジは、たとえば、水系もしくは水溶性薬物または幹細胞の混合物のどちらかで満たされ得る。もっとも一般的に送達されるのは水溶液であるが、本質的に液状であって、固形や顆粒の剤形の物質を含まなければ、どのような溶液や混合物でもシリンジによって送達することができる。これは、シリンジによって送達される溶液は、そのシリンジの水圧式の圧力制限バルブの主要な作業流体の働きをしなくてはならないからである。
シリンジ10を溶液で満たすには、最遠位の位置から最近位の位置にまでプランジャ14を引くことによって、ルアーコネクタ54を通してシリンジ本体部12内に液体を引き上げることが含まれる。シリンジ10は、親指以外の隣同士の二本の指を二重機能フィンガーリング42(図2に示す)にそれぞれ入れて主フィンガーグリップ48に当て、親指をサムリング22に入れればもっとも簡単に把持できる。この把持位置から手を拡げるとプランジャ14が近位に移動し、それによってルアーコネクタ54と送達ポート60を通して、バルブスプール66内に設けられた流路70の中を通ってプランジャ孔34内に流体を引くことができる。シリンジ10に流体が充填されて、送達用に所望どおりの流体量が設定されると、シリンジ10をバルーンカテーテルまたは注射針と接続して使用する準備が整う。
送達手順の開始時のプランジャの位置に応じて、サムリング22と二重機能フィンガーリング42とは、ユーザーがもっとも快適に、流体を送達するのに手の圧力をもっとも効果的にかけられるように、シリンジ10を四通りの方法のどれでも把持できるようにすることで、大半のユーザーの手に適応するように設計されている。プランジャ14は、親指をサムリング22に入れて主サムグリップ25に当てて操作することもできるし、ユーザーは手のひらを副サムグリップ27に当てて、手のひらでより強い力をかけることもできる。同様に、二重機能フィンガーリング42は、親指以外の隣同士の指を主フィンガーグリップ48に当ててそれぞれのリング内に受けることもできるし、またはユーザーがプランジャ14に対して力を加えるために手をもっと拡げる必要があると思えば副フィンガーグリップ50によって把持されることもある。したがって、ユーザーは、どれでも快適かつ有益であると思われる把持方法で、プランジャ14を遠位に移動させて、加圧し投与することができる。
圧力制限機構(つまりバルブ組立体18)の作動ならびに流体の圧力および流れの制御は、バルブスプール66の3つのバルブピストン74,82,84に作用する系の圧力と、その結果としてばね68にかかる圧縮力によりもたらされる。たとえば、ルアーコネクタ54に接続されたバルーンカテーテルは、プランジャ14を遠位に進めて流体をプランジャ孔34からバルブスプール66の流路70を通って圧力室58に送り、送達ポート60からルアーコネクタ54へと排出させて、そこでバルーンカテーテルのコネクタに流入させることで、拡張させることができる。プランジャ14に対するユーザーの力により系内に生成する圧力は、流体と同じ経路を伝わり、第1のバルブピストン74と第2のバルブピストン82の両方を押す。第2のバルブピストン82の有効面積は、第1のバルブピストン74の有効面積よりもわずかに小さく、また、第2のバルブ孔96内に配置されて圧力室側からの圧力を受けることもあって、プランジャ14からの圧力に応じて第2のバルブピストン82からバルブスプール66にかかる力は第1のバルブピストン74からの力に対抗するが、これは2つのピストンであるピストン74とピストン82の有効面積の差異のせいで、やや弱い力である。第1のバルブピストン74によって生じた超過エネルギーはばね68に吸収され、ばね68は圧縮することでそれに応じ、それによってバルブスプール66はシリンジ本体部12のバルブ領域62内を遠位に横断することができる。
たとえばルアーコネクタ54に取り付けられたカテーテルバルーンが拡張に抵抗し始め、したがってシリンジ10内の圧力が高まると、バルブスプール66はばね68をさらに圧縮して遠位に移動し、バルブの所期の圧力限度に近づく。バルブ組立体18の所期の圧力限度に達する直前に、ばね68は十分に圧縮されていて、第3バルブシール88を第3のバルブ孔98の開口端の入口コーン100に近接させ、流路70内の加圧流体と、圧力室58、送達ポート60、次いでたとえばルアーコネクタ54に取り付けられたバルーンカテーテルとの連通を制限し始める。このバルブの、第1のバルブピストン74よりもわずかに小さい第2のバルブピストン82が、駆動する第1のバルブピストン74に対抗する構成の利点は、両ピストン間に生じる力を、設計により、動作圧力下で第1のバルブピストン74が単独で及ぼす力よりも極めて小さくできることである。手に生じる力がこのように小さいため、バルブ機構18の作動は、大型重量なばねではなく、小型軽量の廉価なばね68により制御することが可能になる。この第1のバルブピストン74(「fvp」)と第2のバルブピストン82(「svp」)とばね68の関係は、次式で表される。
(有効面積(fvp)−有効面積(svp))×プランジャ孔の圧力=ばねに対する力
系内で高まった圧力に応じてバルブスプール66が遠位に進むと、第3のピストンシール88と入口コーン100とが密に接触して第3のバルブピストン84が第3のバルブ孔98の内壁92に係合するので、流路70内の流体の流れは止む。ユーザーがプランジャ14に及ぼす力が除去されるまでは、圧力室58の、流路70との連通は水圧的に妨害されることになるので、第3のバルブ孔98内で第3のバルブピストン84が係合した後は、プランジャ14の有意味な移動は阻止される。プランジャ14がさらに遠位に移動しても、プランジャ14のそれ以上の遠位移動を水圧的に阻止する第3のバルブ孔98の底部へとバルブスプール66を遠位に移動させるだけである。プランジャ14の移動に対する抵抗が急に高まったのを感じるユーザーは、したがって、システムの所期の圧力限度に達したという触感的なフィードバックを得ることになる。加えて、第3のバルブ孔98内で第3のバルブピストン84が係合し、圧力室58への流れが途絶えると、圧力室58内の残圧は、送達ポート60を通じて下流の圧力によって、たとえばルアーコネクタ54に取り付けられた完全に膨張したバルーンカテーテルからの圧力によってのみ維持される。この圧力は、第2のバルブピストン82の有効面積および第3のバルブピストン84の有効面積に対して直接かかり、プランジャ14に対するユーザーの力が除去されるまでは解除されない。プランジャ14に対するユーザーの力が除去されると、圧力室58を封鎖しているバルブピストン84に対する残余圧力により生成された超過力により一時的に支えられていた圧縮ばね68の蓄積されたエネルギーは、バルブスプール66をプランジャ孔34に向けて戻し始める。系内の圧力が減少すると、バルブスプール66は、もとの不圧力位置へと移動する。第2のバルブピストン82(「svp」)と、第3のバルブピストン84(「tvp」)と、ばね68の関係は、次式で表される。
(有効面積(svp)−有効面積(tvp))×圧力室内の圧力=超過力
図5および図6は、本発明の代替実施形態によるバルブ機構110を例示する。バルブ機構110は、前述したシリンジ10とよく似たシリンジ10aとともに使用することができる。バルブ機構110は、内部を流路116が貫通するバルブスプール114を有するバルブ組立体112を備え、それによってバルブスプール114の一端から他端に流体が流れることができる。バルブスプール114は、バルブシール120を有する第1のバルブピストン118と、バルブシール124を有する第2のバルブピストン122とを有する。第1のバルブピストン118の直径は、第2のバルブピストン122の直径よりも大きい。各バルブピストン118,122は、シリンジ本体部12a内で対応するバルブ孔130,132の対応する内壁126,128を封止しながら連続的に接している。圧縮ばね134が、第1のバルブピストン118と、(ばねパーチ72がシリンジ本体部12と係合するのと同じようにして)シリンジ本体部12aと係合したばねパーチ136との間に配置されている。
第3のバルブピストン84と、第3のバルブ孔98の内壁92とに依存して流れおよび圧力を制御する代わりに、バルブ機構110は、これらの要素の機能を、バルブスプール114の遠位端140のバルブ座部138と、具体的にはシリンジ本体部12aの端部146のねじ穴またはマウント部148において係合している、シリンジ本体部12aの端部146に配置されたバルブ針144などのバルブ栓142とに代替させる。
図6に示すように、バルブ組立体112が所期の設計圧力に達し、ばね134が十分に圧縮されると、バルブ座部138がバルブ針144と接触して閉塞される結果として、バルブスプール114の流路116内の流れが妨害される。好ましくは、バルブ針144を調節することで、シリンジ10aの所期の圧力限度を調節することができる。具体的には、好ましくは、ねじ切りされたマウント部148内でバルブ針144を回転させて前進または後退させることによってバルブ針144の高さを調節して、較正するかまたはバルブ組立体112の閉鎖圧力を変えることができる。この作業を容易にするために、ノッチ150または他の形状をバルブ栓142の端部152に設けて、適切なツールと係合させることができる。送達ポート60a(および図1や図4に示すようなルアーコネクタ54)を通じて圧力室58a内に受けられる残圧は、バルブスプール114のバルブ座部138がバルブ針144に対し接触する周辺の有効面積により減少している第2のバルブピストン122の有効面積に対してかかる。
このように、本明細書に開示する第1の実施形態は、所期の圧力限度に達するとバルブ孔98の内壁92と封止的に係合するバルブシール88を有するバルブ組立体18としての圧力制限機構を提供するものである。本明細書に開示する第2実施形態は、所期の圧力限度に達するとバルブ栓142と封止的または閉塞的に係合するバルブ座部138を有するバルブ組立体112としての圧力制限機構を提供するものである。
本明細書では2つの異なる圧力制限機構を開示したが、さらに他の変形形態も、本発明の範囲内で可能である。
どの圧力制限機構を用いるかに関係なく、好ましくは、得られるシリンジは、所期の圧力限度を有し、部品点数は極めて少なく、組み立てやすく、滅菌しやすい。
本発明の特定の実施形態を示して説明してきたが、当業者であれば、本発明の精神および範囲を逸脱することなく様々な変更形態を考え出すことに想到しよう。

Claims (15)

  1. 医療機器を加圧するように構成された膨張デバイスであって、
    シリンジ本体部と、
    前記シリンジ本体部内に配置され、前記膨張デバイスの圧力限度を規定するように構成されたバルブ組立体と
    を備える、膨張デバイス。
  2. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、前記膨張デバイスの所期の前記圧力限度に達しない限りは流体が流れる流路を画定する中心貫通孔を有する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  3. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、複数のバルブピストンを備え、
    前記バルブピストンはそれぞれ、前記シリンジ本体部の対応する内壁と接して係合する、対応するバルブシールを有する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  4. 前記バルブスプールの各バルブピストンは、互いに寸法が異なる、請求項3に記載の膨張デバイス。
  5. 前記シリンジ本体部の内部形状は、互いに異なる内径を有する複数のバルブ孔を提供するように構成されている、請求項4に記載の膨張デバイス。
  6. 前記バルブ組立体は、圧縮ばねと、バルブスプールとを備え、
    前記バルブスプールは、有効面積を有する第1のバルブピストンと、有効面積を有する第2のバルブピストンとを備え、
    前記第2のバルブピストンの前記有効面積は、前記第1のバルブピストンの前記有効面積よりも小さく、
    前記プランジャからの圧力に応じて前記第2のバルブピストンによって前記バルブスプールに加えられる力は、前記第1のバルブピストンからの力に対抗し、
    前記第1のバルブピストンによって生じた超過エネルギーは、前記圧縮ばねに吸収され、
    前記圧縮ばねは、圧縮することでそれに応じ、それによって前記バルブスプールは前記シリンジ本体部内を遠位に横断する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  7. 前記圧縮ばねは、前記第1のバルブピストンと前記第2バルブピストンとの間に配置されている、請求項6に記載の膨張デバイス。
  8. 前記バルブスプールは、前記圧縮ばねが少なくともある程度は圧縮されて、前記膨張デバイスの前記圧力限度に達すると、前記シリンジ本体部の内壁と共働して封止する第3のバルブピストンを備える、請求項7に記載の膨張デバイス。
  9. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、第1のバルブピストンと、第2のバルブピストンと、第3のバルブピストンとを備え、
    各バルブピストンは、前記シリンジ本体部の対応する内壁と接して係合するバルブシールを有し、
    前記バルブスプールの各バルブピストンは、互いに寸法が異なり、
    前記シリンジ本体部は、前記バルブスプールの前記第1のバルブピストンが係合する内壁によって画定される内径を有する第1のバルブ孔と、前記バルブスプールの前記第2のバルブピストンが係合する内壁によって画定される内径を有する第2のバルブ孔と、前記バルブスプールの前記第3のバルブピストンが係合する内壁によって画定される内径を有する第3のバルブ孔とを有する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  10. 前記第1のバルブピストンおよび前記第2のバルブピストンは、前記シリンジ本体部の対応する内壁と連続的に係合し接するように構成され、
    前記第3のバルブピストンは、前記シリンジ本体部の内壁と係合しないように構成されるが、前記膨張デバイスの内圧が所期の圧力限度に達すると、前記内壁と係合するように構成されている、
    請求項9に記載の膨張デバイス。
  11. 前記第3のバルブ孔につながり、前記第3のバルブピストンを前記第3のバルブ孔内に案内するように構成された入口コーンをさらに備える、請求項10に記載の膨張デバイス。
  12. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、複数のバルブピストンを備え、
    前記バルブピストンはそれぞれ、対応するバルブシールを有し、
    前記バルブピストンのうち少なくとも1つが前記シリンジ本体部の対応する内壁と連続的に係合して接するように構成され、
    前記バルブピストンのうち少なくとも1つが前記シリンジ本体部の対応する内壁と係合しないように構成されるが、前記膨張デバイスの内圧が所期の圧力限度に達すると前記内壁と係合するように構成されている、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  13. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、前記膨張デバイスの前記所期の圧力限度に達しない限りは流体が流れる流路を有し、
    前記膨張デバイス内の内圧が所期の圧力限度に達すると前記バルブスプールと係合するバルブ栓を前記膨張デバイス内にさらに備え、それによって前記バルブスプールの前記流路から流体が流出するのを防止する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  14. 前記シリンジ本体部は、内壁を有し、
    前記内壁と共働して封止するプランジャ・ピストン・シールを有するプランジャをさらに備え、
    前記プランジャと係合して、前記シリンジ本体部に対する前記プランジャの大きな回転を阻止するように構成されたプランジャリテーナをさらに備え、
    前記シリンジ本体部は、端部を備え、
    前記プランジャは、ステム部を備え、
    前記プランジャリテーナは、前記シリンジ本体部の前記端部にスナップ嵌めされる複数の部分を備え、
    前記複数の部分は、互いに対合して前記プランジャの前記ステム部の形状に対応する少なくとも1つの回転防止ボスを提供し、それによって前記プランジャが前記シリンジ本体部に対して完全に回転してしまうのを防止し、さらに、前記ピストンが前記シリンジ本体部から完全に容易に抜け出てしまうのを阻止する、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
  15. 前記バルブ組立体は、バルブスプールを備え、
    前記バルブスプールは、バルブピストンを備え、
    前記シリンジ本体部内に設けられたばねパーチと、前記バルブスプールに設けられた前記バルブピストンとの間に配置された圧縮ばねをさらに備え、
    前記ばねパーチは、前記シリンジ本体部に設けられた対応するばねパーチリテーナ耳部ノッチと係合するばねパーチリテーナ耳部を介して前記シリンジ本体部と係合し、
    前記バルブスプールは、バルブピストンを備え、
    前記バルブピストンには、前記シリンジ本体部の内壁と接して係合するバルブシールが配置されている、
    請求項1に記載の膨張デバイス。
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