JP2017023467A - 遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技店内機器の状態を容易に確認することができ、障害等への対応等の遊技管理を確実に行うことができる遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法を提供する。
【解決手段】データセンタ11は、遊技店内に設置された遊技店内機器10bの状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、前記状態情報に基づいて遊技店内機器10bにおける障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備える。
【選択図】図17
【解決手段】データセンタ11は、遊技店内に設置された遊技店内機器10bの状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、前記状態情報に基づいて遊技店内機器10bにおける障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備える。
【選択図】図17
Description
本発明は、遊技店に設置された遊技店内機器の各種管理に使用される遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法に関する。
近年、パチンコやパチスロなどが設置された遊技店の多くは、各種の遊技情報を収集・管理するための遊技管理システムを備えている。
例えば、特許文献1には、遊技店において不正を検出したことを電子メールで通知する装置が開示されている。
しかしながら、このような従来の遊技管理システムは、遊技店内に設置された遊技店内機器の状態を通知する機能を有していないため、遊技店の店員等が遊技店内機器の状態を確認するためには遊技店内機器の設置場所まで赴く必要がある。
このため、保守会社の社員や遊技店の店員等が遊技店内機器の状態を把握するまでに必要以上の時間と手間がかかってしまい、障害等への対応等が遅れてしまう場合があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、遊技店内機器の状態を容易に確認することができ、障害等への対応等の遊技管理を確実に行うことができる遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技管理装置は、遊技店内に設置された遊技店内機器を管理可能な遊技管理装置において、前記遊技店内機器の状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備えた、ことを特徴とする遊技管理装置である。
また、本発明に係る遊技管理システムは、遊技店内に設置された遊技店内機器の状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備えた遊技管理装置と、遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線を介して相互に通信可能な遊技店外機器と、を備え、前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を通知可能である、ことを特徴とする遊技管理システムである。
また、本発明に係る遊技管理方法は、遊技店内に設置された遊技店内機器の状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における障害の経過を示す障害経過情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備えた遊技管理装置と、遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線を介して相互に通信可能な遊技店外機器と、を用い、前記遊技管理装置が前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を少なくとも含む情報を通知する、ことを特徴とする遊技管理方法である。
本発明に係る遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法によれば、遊技店内機器の状態を容易に確認することができ、障害等への対応等の遊技管理を確実に行うことができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技管理システムについて詳細に説明する。
<全体構成>
<全体構成>
最初に、本発明の実施形態に係る遊技管理システム10の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る遊技管理システム10のシステム構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示すように、遊技管理システム10は、遊技店外に設置される遊技店外機器10aと、遊技店内に設置される遊技店内機器10bと、を有して構成される。なお、遊技店外機器10aと遊技店内機器10bは、説明上の便宜的な区別であり、本明細書において遊技店外機器10aとして説明する機器の一部が、遊技店内に設置されていてもよいし、本明細書において遊技店内機器10bとして説明する機器の一部が、遊技店外に設置されていてもよい。
<遊技店外機器>
<遊技店外機器>
次に、遊技管理システム10の遊技店外機器10aについて説明する。本例の遊技管理システム10は、遊技店外機器10aとして、データセンタ11と、クラウドデータセンタ12と、店舗管理コンピュータ13と、モバイル端末14と、保守会社コンピュータ15と、を有している。
データセンタ11は、遊技管理システム10全体の管理や運用等を行うための施設であり、従来公知のサーバ、無停電電源装置、セキュリティ設備等によって構成される。クラウドデータセンタ12は、遊技管理システム10によって管理される各種データや各種ファイル等を保管するための施設であり、従来公知のサーバ、無停電電源装置、セキュリティ設備等によって構成される。なお、本例では、データセンタ11とクラウドデータセンタ12を別々に設けたが、データセンタ11とクラウドデータセンタ12を単体のデータセンタによって構成してもよい。
店舗管理コンピュータ13は、複数の遊技店内に設置された遊技管理サーバ(例えば、遊技店Aの稼働管理サーバ30と遊技店Bの稼働管理サーバ30)を一括管理するためのコンピュータであり、従来公知のサーバ等によって構成される。モバイル端末14は、小型で持ち運び可能な情報端末装置のことであり、例えば、従来公知のノートパソコン、タブレット型端末、スマートフォン、PDA(=Personal Digital Assistant)等が該当する。保守会社コンピュータ15は、遊技店内機器10bの保守を行う会社等が管理するコンピュータであり、従来公知のサーバ等によって構成される。
これらの遊技店外機器10aは、ネットワークWNWやルータ48を介して、遊技店内機器10bの少なくとも一部(例えば、稼働管理サーバ30)と相互に通信可能に接続されている。
なお、遊技管理システム10に適用するネットワークWNWは、典型的には、WAN(Wide Area Network)であるが、通信の形態は有線/無線を問わず、各装置間で相互に通信可能な回線であればよく、VPNなどの専用線で接続してもよい。また、遊技店外機器10aの一部を利用しない場合は、当該機器を省いてもよい。
<遊技店内機器>
<遊技店内機器>
次に、遊技管理システム10の遊技店内機器10bについて説明する。本例の遊技管理システム10は、遊技店内機器10bとして、遊技店の事務所などに配置される事務所機器10b1と、遊技店のホールなどに配置されるホール機器10b2と、を有して構成されている。なお、事務所機器10b1とホール機器10b2は、説明上の便宜的な区別であり、本明細書において事務所機器10b1として説明する機器が、事務所以外の場所に配置されていてもよいし、本明細書においてホール機器10b2として説明する機器が、ホール以外の場所に配置されていてもよい。
<遊技店内機器/事務所機器>
<遊技店内機器/事務所機器>
次に、遊技管理システム10の事務所機器10b1について説明する。本例の事務所機器10b1は、主として遊技機130の稼働情報等を管理する稼働管理サーバ30と、主として会員情報や景品情報等を管理する会員管理サーバ42と、主としてホール機器10b2の一つであるモバイル端末190の管理を行うモバイル管理サーバ44と、これらの稼働管理サーバ30、会員管理サーバ42、およびモバイル管理サーバ44(以下、これらのサーバを総称して「遊技管理サーバ」という場合がある)等に対する各種設定等を行うことが可能なクライアントPC46と、遊技管理サーバや補給管理装置210等を外部のネットワークWNWに接続するためのルータ48と、を有して構成される。
クライアントPC46は、例えば、従来公知のサーバやパソコン等によって構成される。クライアントPC46は、後述するアプリケーションを用いて、遊技管理サーバ等に対する各種設定等を行うことが可能であることに加えて、宣伝広告の情報、遊技店のイベント情報、遊技店の定休日の情報、遊技店の営業時間の情報、遊技店に設置される新規遊技機(新台)の情報等を含むクライアント情報(遊技店独自の情報)を入力し、これらのクライアント情報を、稼働管理サーバ30が有する記憶装置36等に記憶させることが可能である。
<遊技店内機器/ホール機器>
<遊技店内機器/ホール機器>
次に、遊技管理システム10のホール機器10b2について説明する。本例のホール機器10b2は、稼働管理サーバ30の配下にネットワークLNWを介して接続された「稼働管理系機器」と、会員管理サーバ42の配下にネットワークLNWを介して接続された「会員管理系機器」と、モバイル管理サーバ44の配下にネットワークLNWを介して接続された「モバイル管理系機器」と、ネットワークLNWに接続された「補給管理系機器」および「情報公開系機器」と、に大別することができる。なお、以降の説明では、ホール機器10b2を、「遊技用装置」と総称する場合がある。
また、遊技管理システム10に適用するネットワークLNWは、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、通信の形態は有線/無線を問わず、各装置間で相互に通信可能な回線であればよい。また、事務所機器10aやホール機器10bを構成する各種装置の台数は、例示した台数に限定されるものではない。また、事務所機器10aやホール機器10bを構成する各装置(ハードウェア)の一部または全てを、当該装置(ハードウェア)と同等の機能を実現するソフトウェアに置き換えてもよい。
<遊技店内機器/ホール機器/稼働管理系機器>
<遊技店内機器/ホール機器/稼働管理系機器>
本例の「稼働管理系機器」は、稼働管理サーバ30の配下にネットワークLNWを介して接続された複数の島コンピュータ50と、この島コンピュータ50の配下にネットワークLNWを介して接続された複数の台コンピュータ70と、この台コンピュータ70の配下にネットワークLNWを介して接続された複数の台間機(サンド(登録商標))90および呼出ランプ110と、この呼出ランプ110を介して台コンピュータ70に接続された複数の遊技機130等が該当する。なお、島コンピュータ50、台コンピュータ70、台間機90、呼出ランプ110、および、遊技機130の詳細については後述する。
<遊技店内機器/ホール機器/会員管理系機器>
<遊技店内機器/ホール機器/会員管理系機器>
本例の「会員管理系機器」は、会員管理サーバ42の配下にネットワークLNWを介して接続された、カメラ150,再プレイ機160,計数機170,景品交換用装置(POS端末)180,金庫182,紙幣搬送装置184等が該当する。計数機170は、遊技者が獲得した遊技媒体の数を計数する際に用いられる機器であり、例えば、遊技機島毎に設けられた島端計数機や、遊技機毎に設けられた各台計数機等が該当する。
カメラ150は、遊技店のホール内の様子を撮像可能な撮像装置であり、従来公知のビデオカメラ等を適用することができる。カメラ150は、ネットワークLNWを介して会員管理サーバ42等と通信可能に接続され、撮像した静止画や動画を会員管理サーバ42等に向けて出力可能である。
再プレイ機160は、遊技機130による再プレイを行うために、貯玉として遊技者の口座(貯玉口座と称する場合もある)に貯蓄された遊技媒体を払い出すための機器である。計数機170(島端計数機)は、ネットワークLNWを介して会員管理サーバ42と通信可能に接続され、計数した遊技媒体の数(貯玉情報)を会員管理サーバ42に向けて出力可能である。
また、計数機170(各台計数機)は、ネットワークLNWを介して持玉サーバ(図示省略)と通信可能に接続され、計数した遊技媒体の数(持玉情報)を持玉サーバに向けて出力可能である。なお、本例の遊技管理システム10は、計数機170として、島端計数機と各台計数機の両方を備えているが、いずれか一方のみを備えていてもよい。
景品交換用装置180は、遊技者が保有する貯玉や持玉を、一般景品や特殊景品と交換する際に用いられる装置であり、例えば、従来公知のPOS端末等が該当する。本例の景品交換用装置180は、ネットワークLNWを介して会員管理サーバ42に接続され、会員管理サーバ42から景品情報等を取得可能である。
紙幣搬送装置184は、台間機90に挿入された紙幣を、ベルトや空気流等の駆動手段によって、遊技機島の端部(島端)等に設けられた金庫182に搬送する装置である。金庫182は、紙幣搬送装置184によって搬送される紙幣を収納可能に構成され、紙幣を種類ごとに分別する機能を有するものであってもよい。
<遊技店内機器/ホール機器/モバイル管理系機器>
<遊技店内機器/ホール機器/モバイル管理系機器>
本例の「モバイル管理系機器」は、モバイル管理サーバ44の配下にネットワークLNWを介して接続された複数のモバイル端末190等が該当する。モバイル端末190は、遊技店の店員等が業務で使用する携帯型や据え置き型の情報処理装置等を含み、例えば、リモコン、ハンディターミナル、PDA(=Personal Digital Assistant)、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット型端末などによって実現される。なお、モバイル端末190は、主として遊技店の店員等が業務で使用する情報処理装置であるが、一時的に遊技者が使用することも考えられ、遊技店の店員だけが使用する情報処理装置に限定されるものではない。
<遊技店内機器/ホール機器/補給管理系機器>
<遊技店内機器/ホール機器/補給管理系機器>
本例の「補給管理系機器」は、ネットワークLNWに接続された補給管理装置210と、この補給管理装置210に接続された複数の島内コントローラ220等が該当する。
補給管理装置210は、遊技機島に設置された揚送装置(遊技機130から回収した遊技球(玉)を上部タンク等に揚送する装置)や移送装置(遊技機島間で遊技球(玉)を移送する装置)等の管理を行う装置であり、複数の島内コントローラ220と配線で接続されている。補給管理装置210は、図示しない液晶タッチパネルを備えており、島内コントローラ220から受信した補給管理情報(例えば、揚送装置によって揚送される単位時間当りの玉量、移送装置によって移送される単位時間当りの玉量、上部タンクに貯留されている玉量)や、揚送装置や移送装置の運転状況等を表示可能である。
島内コントローラ220は、揚送装置、移送装置、上部タンク等に取り付けられた各種センサの状態を表示したり、揚送装置や移送装置等に関する各種操作を行ったりすることが可能な機器であり、遊技機島毎やブロック(複数の遊技機島の集まり)毎に設けられる。
<遊技店内機器/ホール機器/情報公開系機器>
<遊技店内機器/ホール機器/情報公開系機器>
本例の「情報公開系機器」は、ネットワークLNWに接続された1台(または複数台)の情報公開機230によって構成されている。情報公開機230は、遊技店内に設置された各遊技機130の情報(遊技機情報)を表示するための機器であり、例えば、従来公知の液晶表示装置等を適用することができる。
ここで、情報公開機230を用いて表示する遊技機情報としては、例えば、遊技機130の現在の稼働状況、出玉数(または出メダル数)、の順位、台番号、機種名、出玉ランキング(例えば、出玉数が1位から10位までの遊技台の情報)、出メダルランキング(例えば、出メダル数が1位から10位までの遊技台の情報)等が挙げられる。
このような情報公開機230を遊技店に設置すれば、遊技者は、どの遊技機130で出玉数が多いのか、現在、その遊技機130が空席であるのか等の稼働状況を容易に把握することができ、遊技者の利便性を高めることができる。
<稼働管理サーバ>
<稼働管理サーバ>
次に、図2を用いて、稼働管理サーバ30について詳細に説明する。なお、図2は、稼働管理サーバ30、島コンピュータ50、および、台コンピュータ70の内部構成の一例を示したブロック図である。
稼働管理サーバ30は、配下の島コンピュータ50からパケット(稼働信号を含む電子メッセージ情報。詳細は後述)を受信し、受信したパケットに基づいて各種処理を行うためのコンピュータである。
<稼働管理サーバ/構成例>
<稼働管理サーバ/構成例>
本実施形態の稼働管理サーバ30は、コンピュータ全体を制御するCPU31と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM32と、一時的にデータを記憶するためのRAM33と、CD−ROMやDVDなどの記録媒体34に対するデータの読み書きが可能な外部記憶ドライブ35と、データを記憶するための記憶装置36と、稼働管理サーバ30に対するコマンド等を入力するための入力装置37と、各種表示を行うための表示装置38と、島コンピュータ50やその他のホール機器10b2とネットワークLNWを介して通信を行うための通信部39と、時間や回数等を計測するためのタイマ41と、を有して構成されている。このような稼働管理サーバ30は、例えば、従来公知のサーバやパーソナルコンピュータ(PC)などによって実現することができる。
CPU31は、図示しない水晶発振器が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、ROM32や記憶装置36等に格納されているアプリケーションプログラムやオペレーティングシステム(OS)等を実行する処理や、プログラムの実行に必要なデータやファイル等をRAM33や記憶装置36等に記憶する処理などを行う。
記憶装置36は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム、各種情報(例えば、稼働情報等)を記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)等によって実現することができる。入力装置37は、稼働管理サーバ30に対するコマンド(指令)等を入力するためのものであり、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等によって実現することができる。表示装置38は、入力装置37によって入力されたコマンドや、当該コマンドに対する稼働管理サーバ30の応答出力等を表示するものであり、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイ等によって実現することができる。
<島コンピュータ>
<島コンピュータ>
次に、図2を用いて、島コンピュータ50について詳細に説明する。この島コンピュータ50は、配下の台コンピュータ70からパケットを受信し、受信したパケットに所定の処理を施して、ネットワークLNWを介して稼働管理サーバ30へ送信するコンピュータである。
<島コンピュータ/構成例>
<島コンピュータ/構成例>
本実施形態の島コンピュータ50は、コンピュータ全体を制御するCPU51と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM52と、一時的にデータを記憶するためのRAM53と、稼働管理サーバ30とネットワークLNWを介して通信を行うための管理サーバ通信部55と、台コンピュータ70とネットワークLNWを介して通信を行うための台コンピュータ通信部56と、を有して構成されている。このような島コンピュータ50は、例えば、従来公知のサーバやパーソナルコンピュータ(PC)などによって実現することができる。
<島コンピュータ/動作例>
<島コンピュータ/動作例>
島コンピュータ50のCPU51は、台コンピュータ通信部56が台コンピュータ70からのパケットを受信した場合に、受信したパケットの情報をRAM53に記憶した後に、管理サーバ通信部55に対してパケットの送信要求を行う。この送信要求を受けた管理サーバ通信部55は、RAM53に記憶されたパケットの情報を読み取り、当該情報に島コンピュータ50の識別情報(ID)を付与した後、ネットワークLNWを介して稼働管理サーバ30に送信する。
また、島コンピュータ50のCPU51は、台コンピュータ70から受信したパケットに、後述する遊技機130の状態を表す遊技状態情報(大当り状態情報、小当り状態情報、確変状態情報、または、エラー状態情報等)が含まれている場合に、受信した遊技状態情報をRAM53に記憶するとともに、定期的に(例えば、1〜5秒毎に)、管理サーバ通信部55に対して遊技状態情報の送信要求を行う。この送信要求を受けた管理サーバ通信部55は、RAM53に記憶された遊技状態情報を読み取り、この遊技状態情報に島コンピュータ50の識別情報(ID)を付与した後、ネットワークLNWを介して稼働管理サーバ30に送信する。
<台コンピュータ>
<台コンピュータ>
次に、図2を用いて、台コンピュータ70について詳細に説明する。この台コンピュータ70は、配下の台間機90および呼出ランプ110からネットワークLNWを介してパケットを受信し、受信したパケットに所定の処理を施して、ネットワークLNWを介して島コンピュータ50へ送信するコンピュータである。
<台コンピュータ/構成例>
<台コンピュータ/構成例>
本実施形態の台コンピュータ70は、コンピュータ全体を制御するCPU71と、基本I/Oプログラムや各種データを記憶するためのROM72と、一時的にデータを記憶するためのRAM73と、島コンピュータ50とネットワークLNWを介して通信を行うための島コンピュータ通信部75と、台間機90および呼出ランプ110とネットワークLNWを介して通信を行うための遊技設備通信部76と、を有して構成されている。このような台コンピュータ70は、例えば、従来公知のサーバやパーソナルコンピュータ(PC)などによって実現することができる。
<台コンピュータ/動作例>
<台コンピュータ/動作例>
台コンピュータ70のCPU71は、遊技設備通信部76が台間機90および呼出ランプ110からのパケットを受信した場合に、受信したパケットの情報をRAM73に記憶した後に、島コンピュータ通信部75に対してパケットの送信要求を行う。この送信要求を受けた島コンピュータ通信部75は、RAM73に記憶されたパケットの情報を読み取り、当該情報に台コンピュータ70の識別情報(ID)と、送信元の台間機90または遊技機130の識別情報(ID)を付与した後、ネットワークLNWを介して島コンピュータ50に送信する。
また、台コンピュータ70のCPU71は、台間機90および呼出ランプ110から受信したパケットに、後述する遊技機130の状態を表す遊技状態情報(大当り状態情報、小当り状態情報、確変状態情報、または、エラー状態情報等)が含まれている場合に、受信した遊技状態情報をRAM73に記憶するとともに、定期的に(例えば、1〜5秒毎に)、島コンピュータ通信部75に対して遊技状態情報の送信要求を行う。この送信要求を受けた島コンピュータ通信部75は、RAM73に記憶された遊技状態情報を読み取り、当該情報に台コンピュータ70の識別情報(ID)と、送信元の台間機90または遊技機130の識別情報(ID)を付与した後、ネットワークLNWを介して島コンピュータ50に送信する。
このように、台コンピュータ70では、パケットに対して、送信元の台間機90または遊技機130の識別情報と、その台コンピュータ70の識別情報を付与し、さらに島コンピュータ50では、その島コンピュータ50の識別情報を付与した後に、当該パケットを稼働管理サーバ30へ送信する。このため、稼働管理サーバ30は、受信したパケットに付与されている識別情報を参照することで、当該パケットに含まれる稼働信号が、どの台間機90または遊技機130からのものなのか、また、どのような経路を通過してパケットが届いたのかを判別することができる。
<稼働信号>
<稼働信号>
次に、稼働管理サーバ30によって収集・管理される稼働信号について詳細に説明する。稼働管理サーバ30によって収集・管理される稼働信号は、遊技機130やアウトボックス(図示省略)から送信される稼働信号(以下、「遊技機稼働信号」と称する場合がある。詳細は後述)と、台間機90から送信される稼働信号(以下、「関連装置稼働信号」と称する場合がある。詳細は後述)に大別することができる。
<稼働信号/遊技機稼働信号>
<稼働信号/遊技機稼働信号>
遊技機130やアウトボックス(図示省略)から送信される遊技機稼働信号は、呼出ランプ110、台コンピュータ70、および、島コンピュータ50を介して稼働管理サーバ30へ伝達され、稼働管理サーバ30で収集・管理される。
なお、本例では、遊技機130と稼働管理サーバ30を、呼出ランプ110、台コンピュータ70、および、島コンピュータ50を介して接続しているが、遊技機130から送信される稼働信号を、稼働管理サーバ30が収集できる構成であればよい。したがって、呼出ランプ110、台コンピュータ70、および、島コンピュータ50のうちの一つまたは複数を省いてもよく、例えば、遊技機130から送信される稼働信号を、呼出ランプ110の代わりに台コンピュータ70(または、島コンピュータ50)が受信する構成とすることで、一部または全ての呼出ランプ110を省いてもよい。また、ネットワークLNW上に、遊技機稼働信号を出力する(または、中継する)機器を新たに加えてもよい。
<稼働信号/関連装置稼働信号>
<稼働信号/関連装置稼働信号>
台間機90から送信される関連装置稼働信号は、台コンピュータ70および島コンピュータ50を介して稼働管理サーバ30へ伝達され、稼働管理サーバ30で収集・管理される。
なお、本例では、台間機90と稼働管理サーバ30を、台コンピュータ70および島コンピュータ50を介して接続しているが、台間機90から送信される稼働信号を稼働管理サーバ30が収集できる構成であればよく、例えば、台コンピュータ70および島コンピュータ50のうちの一つまたは複数を省いてもよいし、ネットワークLNW上に、関連装置稼働信号を出力する(または、中継する)機器を新たに加えてもよい。
<遊技機>
<遊技機>
次に、図3および図4を用いて、遊技機130について説明する。なお、図3は、遊技機130の一例であるパチンコ機の概略正面図であり、図4は、遊技用装置が稼働管理サーバ30に向けて出力可能な稼働信号の波形の一例を示した図である。
本実施形態に係る遊技機130は、所定の入賞イベントに応じて遊技者に遊技媒体(例えば、遊技球、遊技メダル)の払い出しを行う遊技装置であり、例えば、34に示すパチンコ機によって実現される。また、遊技機130は、当該遊技機130の稼働状況(打玉数、大当り遊技など)を示す稼働信号を、外部(本実施形態では、呼出ランプ110)へ向けて送信するための外部出力端子(図示省略)を備えている。
図4に示すように、本例の遊技機稼働信号は、オン信号(例えば、ハイレベル信号)とオフ信号(例えば、ローレベル信号)のいずれかの信号からなるパルス信号によって実現される。遊技機130は、遊技機稼働信号のオン信号をオフ信号に変化させるか、オフ信号をオン信号に変化させるかのいずれかによってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を呼出ランプ110に向けて送信する。
なお、稼働信号の具体的な実現方法はこれに限られず、稼働信号の一部または全てを、後述する台間機90のように、パケット(電子メッセージ情報)で実現してもよいし、パルス信号の形態は、シリアル信号またはパラレル信号のいずれでもよい。
<遊技機(パチンコ機)>
<遊技機(パチンコ機)>
図3を用いて遊技機130の一例であるパチンコ機について説明すると、遊技機(パチンコ機)130は、遊技盤面131の略中央に液晶表示装置132を配設し、その周囲に、一般入賞口133と、普図始動口134と、特図始動口135と、可変入賞口136と、を配設している。
<遊技機(パチンコ機)/一般入賞口、出玉信号>
<遊技機(パチンコ機)/一般入賞口、出玉信号>
一般入賞口133は、本例では遊技盤面131に複数配設している。一般入賞口133に入賞した場合(一般入賞口133に遊技球が入った場合)には、所定の個数(例えば、10個)の遊技球を上皿137に排出する。遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、遊技球を上皿137に排出した場合)に、遊技球が払い出されたことを示す稼働信号(出玉信号)を、呼出ランプ110へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(b)に示すように、出玉信号として、遊技球を1個払い出すたびに1つのパルス信号を出力する。この出玉信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、出玉信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130において遊技球の払い出しがあったことを把握することができ、また、出玉信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、遊技機130において払い出された遊技球の量(出玉数)の情報を取得することもできる。なお、遊技機130から払い出される遊技球は、出玉のほか、賞球やセーフ玉と呼ばれることがあり、出玉数は、賞球数やセーフ玉数と呼ばれることがある。
<遊技機(パチンコ機)/普図始動口、始動信号>
<遊技機(パチンコ機)/普図始動口、始動信号>
普図始動口134は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技盤面131の所定の領域を遊技球が通過したか否かを判定するための装置であり、本例では遊技盤面131の左右に1つずつ配設している。遊技球が普図始動口134を通過した場合には、図示しない普図表示装置による普図変動遊技を開始する。遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、遊技球が普図始動口134を通過した場合)に、遊技球が普図始動口134に入賞したことを示す稼働信号(始動信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(c)に示すように、始動信号として、普図始動口134に入賞するたびに(普図始動口134を遊技球が通過するたびに)、または、後述する特図始動口135に入賞するたびに(特図始動口135に遊技球が入るたびに)、1つのパルス信号を出力する。この始動信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、始動信号を含むパケットを受信することで、遊技機130において遊技球が普図始動口134(または特図始動口135)に入賞したことを把握することができる。
<遊技機(パチンコ機)/特図始動口、始動信号、出玉信号>
<遊技機(パチンコ機)/特図始動口、始動信号、出玉信号>
特図始動口135は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本例では中央に1つだけ配設している。この特図始動口135は、左右に開閉自在な羽根部材を備え、羽根部材の閉鎖中は遊技球が入球し難くなり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置が当たり図柄を停止表示した場合に、羽根部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図始動口135に入賞した場合(特図始動口135に遊技球が入った場合)には、所定の個数(例えば、4個)の遊技球を上皿137に排出するとともに、図示しない特図表示装置による特図変動遊技を開始する。
遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、特図始動口135に入賞した場合)に、遊技球が特図始動口135に入賞したことを示す稼働信号(始動信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。始動信号の内容は、図4(c)を用いて説明したとおりである。また、遊技機130は、特図始動口135の入賞により遊技球を上皿137に排出した場合に、遊技球が払い出されたことを示す稼働信号(出玉信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。出玉信号の内容は、図4(b)を用いて説明したとおりである。
<遊技機(パチンコ機)/可変入賞口、大当信号>
<遊技機(パチンコ機)/可変入賞口、大当信号>
可変入賞口136は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本例では特図始動口135の真下に1つだけ配設している。この可変入賞口136は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄または小当り図柄を停止表示した場合に、扉部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合(大当り遊技に当選した場合))に、遊技機130において大当たりが発生していることを示す稼働信号(大当信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(e)に示すように、大当信号として、大当り遊技に当選したときにオフ信号をオン信号に変化させ、大当り遊技が終了したときにオン信号をオフ信号に変化させる信号を出力する。この大当信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、大当信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130における大当りの開始と終了を把握することができ、また、大当信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、遊技機130における大当り遊技の回数の情報を取得することもできる。
<遊技機(パチンコ機)/確変信号>
<遊技機(パチンコ機)/確変信号>
なお、大当り図柄には、大当り遊技後の特図変動遊技において、大当りに当選する確率が相対的に高くなる確変大当り図柄と、大当り遊技後の特図変動遊技において、大当りに当選する確率が相対的に低くなる非確変大当り図柄とがある。遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、確変大当り図柄を停止表示し、遊技状態が非確変状態から確変状態に変化する場合)に、遊技機130において確変大当たりが発生していることを示す稼働信号(確変信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(g)に示すように、確変信号として、遊技状態が非確変状態から確変状態に変化したときにオフ信号をオン信号に変化させ、遊技状態が確変状態から非確変状態に変化したときにオン信号をオフ信号に変化させる信号を出力する。この確変信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、確変信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130における確変状態の開始と終了を知ることができる。
<遊技機(パチンコ機)/小当信号>
<遊技機(パチンコ機)/小当信号>
また、遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、特図表示装置が小当り図柄を停止表示した場合(小当り遊技に当選した場合))に、遊技機130において小当たりが発生していることを示す稼働信号(小当信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(f)に示すように、小当信号として、小当り遊技に当選したときにオフ信号をオン信号に変化させ、小当り遊技が終了したときにオン信号をオフ信号に変化させる信号を出力する。この小当信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、小当信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130における小当りの開始と終了を把握することができ、また、小当信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、遊技機130における小当り遊技の回数の情報を取得することもできる。
<遊技機(パチンコ機)/スタート信号>
<遊技機(パチンコ機)/スタート信号>
また、遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、特図表示装置が図柄(大当り図柄、小当り図柄、ハズレ図柄など)を停止表示した場合)に、遊技機130において図柄が停止表示されたことを示す稼働信号(スタート信号)を、呼出ランプ110へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(d)に示すように、スタート信号として、特図表示装置が図柄を停止表示するたびに1つのパルス信号を出力する。このスタート信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、スタート信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130において図柄が停止表示されたことを把握することができ、また、スタート信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、特図表示装置の図柄変動回数の情報を取得することもできる。
<遊技機(パチンコ機)/可変入賞口、打玉信号>
<遊技機(パチンコ機)/可変入賞口、打玉信号>
また、遊技機130は、可変入賞口136に入賞した場合には、所定の個数(例えば、15個)の遊技球を上皿137に排出する。遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、遊技球を上皿137に排出した場合)に、遊技球が払い出されたことを示す稼働信号(出玉信号)を、呼出ランプ110へ向けて外部出力端子から出力する。出玉信号の内容は、図4(b)を用いて説明したとおりである。
<遊技機(パチンコ機)/アウトボックス、打玉信号>
<遊技機(パチンコ機)/アウトボックス、打玉信号>
また、遊技機130の背面には、遊技盤面131に打ち出された遊技球の数(打玉数)を計数可能な打玉計数機(図示省略)を備えたアウトボックス(図示省略)が配設されている。
アウトボックスの打玉計数機は、球発射ハンドル231によって遊技球が遊技盤面131に向けて打ち出されたことを示す稼働信号(打玉信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。なお、球発射ハンドル231によって遊技盤面131に打ち出された遊技球は、打玉のほか、アウト玉と呼ばれることがあり、打玉数は、アウト玉数と呼ばれることがある。
本実施形態では、図4(a)に示すように、打玉信号として、出力条件が成立した場合に(例えば、遊技球が1個打ち出されるたびに(消費されるたびに))1つのパルスを出力する。この打玉信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、打玉信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130において遊技球が遊技盤面131に向けて打ち出されたことを把握することができ、また、打玉信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、打ち出された遊技球の量(打玉数)の情報を取得することもできる。
<遊技機(パチンコ機)/エラー信号>
<遊技機(パチンコ機)/エラー信号>
また、遊技機130は、出力条件が成立した場合(例えば、各種の異常(エラー)を検出した場合)に、遊技状態をエラー状態に移行させるとともに、遊技状態がエラー状態であることを示す稼働信号(エラー信号)を、呼出ランプ110や台コンピュータ70等へ向けて外部出力端子から出力する。
本実施形態では、図4(h)に示すように、エラー信号として、エラー状態になったときにオフ信号をオン信号に変化させ、エラー状態が解除されたとき(非エラー状態になったとき)にオン信号をオフ信号に変化させる信号を出力する。このエラー信号は、呼出ランプ110や台コンピュータ70等においてパケットの形式に変換された後、台コンピュータ70、および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、エラー信号の情報を含むパケットを受信することで、遊技機130におけるエラー状態の開始と終了を把握することができる。
ここで、遊技機130において検出可能なエラーとしては、例えば、遊技機に対する不正を検出するために、異常な磁気を検出した場合の磁気エラー、異常な電波を検出した場合の電波エラー、振動を検知した場合の振動エラー、大当たり時や小当り時以外に遊技球が可変入賞口136に入賞した場合等の不正入賞エラー、出玉数が規定値を超えた場合の不正払出エラー、扉が開放された場合の扉開放エラー、ガラスが開放された場合のガラス開放エラー、遊技球が入賞口や始動口に詰まった場合の球詰まりエラー、各種センサ(例えば、入賞口や始動口の入口に配設された球検出センサ)が故障した場合のセンサーエラー、制御部間の通信に異常が起きた場合の通信エラー、電源系統に異常が発生した場合の電源エラーなどが含まれる。
<遊技機/その他の稼働信号や遊技機>
<遊技機/その他の稼働信号や遊技機>
なお、本実施形態において説明した遊技機130の稼働信号は一例であり、稼働信号は遊技機の種類や機種によって異なる。従って、例えば、時短状態であることを示す稼働信号(時短信号)や、アウトボックス等が満杯になって出玉計数機での計数ができない場合に遊技機が有する出玉情報に基づいて理論上の出玉数(理論出玉数)を出力するための稼働信号(入賞セーフ信号)や、遊技機130に補充された遊技媒体の数を示す稼働信号(補給信号)などを稼働信号に含めてもよい。
また、本実施形態に係る遊技機130は、遊技機130の稼働状態を示す稼働信号を外部に向けて送信する機能を備えたものであればよく、パチンコ機以外にも、例えば、パチスロ機(スロットマシン)や、パチンコ用の遊技球を遊技媒体として使用するパチスロ機(いわゆるパチロット機)や、遊技機130内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機によっても実現可能である。なお、封入式遊技機の場合には、パチンコ機から出力される上述の各種信号の一部または全てと同一または類似の信号が出力される。
例えば、遊技機130としてスロットマシンを採用した場合、BB(ビッグボーナス)遊技やRB(レギュラーボーナス)遊技が開始されたことを示す稼働信号、AT(アシストタイム)中であることを示す稼働信号、リールが回転中であることを示す稼働信号、スタートレバーが操作されたことを示す稼働信号、停止ボタン(ストップボタン)が操作されたことを示す稼働信号、遊技メダルが投入されたことを示す稼働信号、遊技メダルがベットされたことを示す稼働信号、遊技メダルの払い出しを行ったことを示す稼働信号、内部抽選を行ったことを示す稼働信号、入賞役が決定したことを示す稼働信号、などを出力してもよい。
また、遊技メダルを貯留するためのホッパーに異常が発生した場合のホッパーエラー、払出メダル数が規定数を超えた場合の払い出しエラー、扉が開放された場合の扉開放エラー、遊技メダルが詰まった場合のメダル詰まりエラー、各種センサ(例えば、メダル投入口に配設されたメダル検出センサ)が故障した場合のセンサーエラー、制御部間の通信に異常が起きた場合の通信エラー、電源系統に異常が発生した場合の電源エラーの稼働信号を出力してもよい。
また、一つまたは複数の稼働信号に基づいて生成された情報も稼働情報に含まれ、例えば、遊技機130から打玉信号の情報を含むパケットを1回も受信できなかった場合(遊技機130において遊技球が遊技盤面131に向けて打ち出されていない場合)に、遊技者の有無を示す空席情報をセットし、該当しない場合に空席情報をクリアすることで、稼働情報の一つとして、空席情報を生成してもよい。また、空席情報に基づいて生成される、遊技機130の稼働率(または空席率)を稼働情報に含めてもよい。また、遊技店のホール内に、ホール内の様子を撮像可能なカメラを配置し、このカメラによって撮像された画像に基づいて遊技者の有無を判別することで、遊技者の有無を示す空席情報をセットしてもよい。
<呼出ランプ>
<呼出ランプ>
上記図3に示すように、遊技機130の上部には、呼出ランプ110が設けられている。この呼出ランプ110は、所定の入賞イベント(例えば、大当り遊技)に応じて所定の表示(例えば、点滅表示)を行う表示器(例えば、液晶表示装置)を備えた装置であり、本実施形態では、遊技機130から送信された稼働信号を、台コンピュータ70へ伝達する機能も有している。また、呼出ランプ110には、図示しない呼出ボタンが設けられており、遊技者(お客様)がボタンを押すことで遊技店の店員等を呼び出すことが可能である。
なお、遊技者が呼出ボタンを押した場合には、呼出ボタンが押されたことを知らせる信号(または、パケット)が台コンピュータ70を介して稼働管理サーバ30に送信され、稼働管理サーバ30から、従業員が所有するモバイル端末190やインカム(図示省略)を介して従業員へ、遊技者によるボタン押下が知らされることもある。これにより、従業員は、ボタン押下が行われた呼出ランプ110の元に駆けつけ、遊技者の要望等に応対することができる。
<呼出ランプ/動作例>
<呼出ランプ/動作例>
呼出ランプ110は、遊技機130から稼働信号を受信した場合(本実施形態では、稼働信号の立上りエッジを検出した場合)に、当該稼働信号に相当するパケット(電子メッセージ情報)を生成する。また、受信したパケットに、当該稼働信号の送信元の遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加した後、台コンピュータ70に送信する。
本実施形態では、台番号と稼働信号とは、単一のパケットにより送信され、例えば、台番号「100」の遊技機130から「打玉信号」を受信した場合、呼出ランプ110は、「台番号=100、稼働信号=打玉信号」の情報を含む単一のパケットを生成し、台コンピュータ70に送信する。なお、台番号と稼働信号の具体的な実現方法はこれに限られず、例えば、台番号と稼働信号を別々のパケットによって送信してもよいし、台番号と稼働信号をパルス信号の形式で送信してもよい。
<呼出ランプ/動作例/大当信号>
<呼出ランプ/動作例/大当信号>
また、呼出ランプ110は、遊技機130から受信した大当信号がオフ信号からオン信号に変化したことを検出した場合(大当信号の立上りエッジを検出した場合)には、遊技状態が大当り状態であることを示す遊技状態情報(大当り状態情報)をオンに設定し、この遊技状態情報(大当り状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該大当信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
一方、遊技機130から受信した大当信号がオン信号からオフ信号に変化したことを検出した場合(大当信号の立下りエッジを検出した場合)には、遊技状態情報(大当り状態情報)をオフに設定し、この遊技状態情報(大当り状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該大当信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
<呼出ランプ/動作例/小当信号>
<呼出ランプ/動作例/小当信号>
また、呼出ランプ110は、遊技機130から受信した小当信号がオフ信号からオン信号に変化したことを検出した場合(小当信号の立上りエッジを検出した場合)には、遊技状態が小当り状態であることを示す遊技状態情報(小当り状態情報)をオンに設定し、この遊技状態情報(小当り状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該小当信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
一方、遊技機130から受信した小当信号がオン信号からオフ信号に変化したことを検出した場合(小当信号の立下りエッジを検出した場合)には、遊技状態情報(小当り状態情報)をオフに設定し、この遊技状態情報(小当り状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該小当信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
<呼出ランプ/動作例/確変信号>
<呼出ランプ/動作例/確変信号>
また、呼出ランプ110は、遊技機130から受信した確変信号がオフ信号からオン信号に変化したことを検出した場合(確変信号の立上りエッジを検出した場合)には、遊技状態が確変状態であることを示す遊技状態情報(確変状態情報)をオンに設定し、この遊技状態情報(確変状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該確変信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
一方、遊技機130から受信した確変信号がオン信号からオフ信号に変化したことを検出した場合(確変信号の立下りエッジを検出した場合)には、遊技状態情報(確変状態情報)をオフに設定し、この遊技状態情報(確変状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該確変信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
<呼出ランプ/動作例/エラー信号>
<呼出ランプ/動作例/エラー信号>
また、呼出ランプ110は、遊技機130から受信したエラー信号がオフ信号からオン信号に変化したことを検出した場合(エラー信号の立上りエッジを検出した場合)には、遊技状態がエラー状態であることを示す遊技状態情報(エラー状態情報)をオンに設定し、この遊技状態情報(エラー状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該エラー信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
一方、遊技機130から受信したエラー信号がオン信号からオフ信号に変化したことを検出した場合(エラー信号の立下りエッジを検出した場合)には、遊技状態情報(エラー状態情報)をオフに設定し、この遊技状態情報(エラー状態情報)を含むパケットを生成するとともに、当該エラー信号を送信した遊技機130を識別するための識別情報(台番号)を付加して、台コンピュータ70に送信する。
<呼出ランプ/その他の例>
<呼出ランプ/その他の例>
なお、本実施形態では、呼出ランプ110に、遊技機130から受信した稼働信号を台コンピュータ70へ伝達する機能を持たせているが、当該機能を呼出ランプ110以外の装置に持たせてもよいし、遊技機130から台コンピュータ70へ直接、稼働信号を送信し、台コンピュータ70において稼働信号をパケットに変換する処理を行うように構成してもよい。
また、遊技機130に加えて、呼出ランプ110が稼働信号を送信可能に構成してもよく、例えば、呼出ランプ110の呼出ボタンが押下操作された場合に、呼出ランプ110が呼出ボタンの押下操作の有無を示す稼働信号(呼出信号)を送信するように構成してもよい。また、この例では、遊技機130に1対1に対応させて呼出ランプ110を設ける例を示したが、呼出ランプ110と遊技機130の数の対応関係は、これに限定されない。
<台間機>
<台間機>
次に、図5を用いて、台間機90について詳細に説明する。図5(a)は、一般的な台間機の概略正面図である。
台間機90は、現金や会員カードの挿入に応じて遊技球の貸し出しを行う玉貸機(サンド)であり、例えば、上記図1に示すように、各遊技機130の隣に各遊技機130ごとに1台ずつ設置する。なお、各遊技機130に対応して設置される関連装置は、台間機90に限定されるものではなく、例えば、カードリーダ、玉貸機、メダル貸機、賞球メータ(賞球の計数を行う装置)なども含まれる。また、遊技球の貸し出しは、現金や会員カードの挿入に応じて、遊技機130から遊技球を払い出すように構成してもよいし、台間機90からノズル(図示省略)を介して遊技機130の上皿137に遊技球を払い出すように構成してもよい。
また、遊技機130に1対1に対応させて台間機90を設ける例を示したが、台間機90と遊技機130の数の対応関係は、これに限定されない。すなわち、台間機90は、本例のように、1台の遊技機130につき1台を必要とする「CRユニット」に限定されるものではなく、2台の遊技機130に対して1台で動作可能な「ニコイチCRユニット」や、3台以上の遊技機130に対して1台で動作可能な台間機等も含まれる。また、液晶表示装置等のモニタを備えた台間機も含まれる。
図5(a)に示すように、台間機90は、紙幣挿入口91と、ICコイン挿入口92と、ICコイン排出口93と、会員カード挿入口94と、ランプ95等を備えている。また、台間機90は、台間機90における稼働状況(売上玉数、ICコインの有無など)を示す稼働信号(関連装置稼働信号)を、稼働管理サーバ30に向けて送信するための通信デバイス(図示省略)を備えている。
<台間機/紙幣挿入口、売上信号>
<台間機/紙幣挿入口、売上信号>
紙幣挿入口91は、遊技者が遊技球の貸し出しを受けるために現金を挿入する挿入口である。台間機90は、紙幣挿入口91に現金が挿入された場合に、図示しない通信デバイスから、現金が入金されたことを示す稼働信号(入金信号)の情報を含むパケットを出力する。この入金信号の情報を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、入金信号の情報を含むパケットを受信することで、台間機90において現金が入金されたことを把握することができる。
<台間機/ICコイン挿入口、ICコイン排出口>
<台間機/ICコイン挿入口、ICコイン排出口>
ICコイン挿入口92およびICコイン排出口93は、ICコインの挿入、排出を行うための開口部である。ここで、ICコインとは、コイン型の筐体に記憶媒体を内蔵したものであり、遊技媒体の数量をデータ化して記憶させ、遊技者による持ち運びを容易にするために使用されている。
<台間機/売上信号>
<台間機/売上信号>
台間機90は、出力条件が成立した場合(例えば、現金またはICコインにより遊技者が玉貸しを受けた場合)に、図示しない通信デバイスから、入金状態で遊技者が玉貸しを受けたこと、すなわち、売上が上がったことを示す稼働信号(売上信号)の情報を含むパケットを出力する。本実施形態では、台間機90が遊技球を1個貸し出すごとに、売上信号の情報を含むパケットを1つ出力する。
この売上信号を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、売上信号を含むパケットを受信することで、台間機90において遊技球の貸し出しがあったことを把握することができ、また、売上信号を含むパケットの数をカウントすることで、貸し出しされた遊技球の量(売上玉数)の情報を取得することもできる。なお、売上玉は、貸玉と呼ばれることがあり、売上玉数は、貸玉数(貯玉(の引き出し)を含む。以下同じ)と呼ばれることがある。
なお、本実施形態では、台間機90から出力する稼働信号を、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信する例を示したが、上述のとおり、台間機90から出力する稼働信号を、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由することなく、稼働管理サーバ30に送信してもよく、遊技機130から出力する稼働信号についても同様のことが言える。また、現金またはICコインにより遊技者が玉貸しを受けた場合に売上信号を含むパケットを送信する例を示したが、現金またはICコインと同等の金銭的価値を有する媒体(例えば、クレジットカード、電子マネー)により遊技者が玉貸しを受けた場合に売上信号を含むパケットを出力するように構成してもよい。
<台間機/会員カード挿入口、会員カード挿入信号>
<台間機/会員カード挿入口、会員カード挿入信号>
会員カード挿入口94は、遊技店の会員に予め配布されている会員カード(カード型の記録媒体)の挿入を受け付ける挿入口である。本実施形態では、各会員カードにはカード識別情報が記録されており、台間機90の会員カード挿入口94に遊技者の会員カードが挿入されると、会員カード挿入口94から連通する内部に設けられたカードリーダ(図示省略)が、その会員カードのカード識別情報を読み取るように構成している。
台間機90は、出力条件が成立した場合(例えば、会員カード挿入口94に会員カードが挿入された場合)に、図示しない通信デバイスから、会員カードが挿入されたことを示す稼働信号(会員カード挿入信号)の情報を含むパケットを出力する。この会員カード挿入信号の情報を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、会員カード挿入信号を含むパケットを受信することで、台間機90において会員カード挿入口94に会員カードが挿入されたことを把握することができる。
<台間機/会員カード識別情報>
<台間機/会員カード識別情報>
また、台間機90は、出力条件が成立した場合(例えば、カードリーダが会員カードのカード識別情報を読み取った場合)に、図示しない通信デバイスから、会員カードを識別するための情報を示す稼働信号の情報(会員カード識別情報)を含むパケットを出力する。この会員カード識別情報を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、会員カード識別情報を含むパケットを受信することで、会員カードを識別するための情報を把握することができる。
<台間機/貯玉払い出し信号>
<台間機/貯玉払い出し信号>
また、台間機90は、出力条件が成立した場合(例えば、会員カードに関連付けられた貯玉情報に基づく貯玉が払い出された場合)に、図示しない通信デバイスから、貯玉が払い出されたことを示す稼働信号(貯玉払い出し信号)の情報を含むパケットを出力する。この貯玉払い出し信号の情報を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、貯玉払い出し信号の情報を含むパケットを受信することで、台間機90において会員カードに関連付けられた貯玉情報に基づく貯玉が払い出されたことを把握することができ、また、貯玉払い出し信号の情報を含むパケットの数をカウントすることで、貯玉数の情報を取得することもできる。
<台間機/会員カード排出信号情報>
<台間機/会員カード排出信号情報>
また、台間機90は、出力条件が成立した場合(例えば、会員カード挿入口94から会員カードが排出された場合)に、図示しない通信デバイスから、会員カードが排出されたことを示す稼働信号の情報(会員カード排出信号情報)を含むパケットを出力する。この会員カード排出信号情報を含むパケットは、台コンピュータ70および島コンピュータ50を経由して、稼働管理サーバ30に送信される。したがって、稼働管理サーバ30は、会員カード排出信号情報を含むパケットを受信することで、台間機90において会員カード挿入口94から会員カードが排出されたことを把握することができる。
本実施形態では、会員カード識別情報と、会員カード挿入信号/会員カード排出信号とは、単一のパケットにより送信される。例えば、カード識別情報が「01234」の会員カードが挿入/排出された場合、台間機90は、「挿入、01234」の情報や「排出、01234」の情報を含むパケットを生成して送信する。
ただし、会員カード識別情報、会員カード挿入信号、会員カード排出信号の具体的な実現方法はこれに限られない。例えば、会員カード識別情報と、会員カード挿入信号/会員カード挿入信号とを別々のパケットによって送信してもよいし、一部または全ての稼働情報をパルス信号の形式で送信してもよい。
<台間機/ランプ>
<台間機/ランプ>
ランプ95は、対応する遊技機130や当該台間機90の状態を表示するためのものである。本実施形態では、会員カードが台間機90から排出されなかった場合に所定の色(例えば、赤色)を表示して会員カードの取り忘れの警報を報知する報知手段として機能する。
<台間機/その他の例>
<台間機/その他の例>
なお、本実施形態において説明した台間機90の稼働信号は一例であり、稼働信号は台間機の種類によって異なる。従って、台間機の機種によっては、異常(エラー)が発生していることを示すエラー信号などを稼働信号に含めてもよい。
ここで、台間機90において検出可能な異常(エラー)としては、例えば、会員カードのカード識別情報に異常を検出した場合のカード識別エラー、振動を検知した場合の振動エラー、扉が開放された場合の扉開放エラー、紙幣が紙幣挿入口91に詰まった場合の紙幣詰まりエラー、ICコインがICコイン挿入口92に詰まった場合のICコイン詰まりエラー、会員カードが会員カード挿入口94に詰まった場合のカード詰まりエラー、各種センサ(例えば、紙幣挿入口91、ICコイン挿入口92、会員カード挿入口94に配設された挿入検出センサ)が故障した場合のセンサーエラー、台コンピュータ70との通信に異常が起きた場合の通信エラー、電源系統に異常が発生した場合の電源エラーなどが含まれる。
<台間機/主要構成>
<台間機/主要構成>
次に、図5(b)を用いて、台間機90の主要構成について説明する。図5(b)は、台間機90の主要構成の一例を示したブロック図である。
台間機90は、図5(b)に示すように、入力手段96と、表示手段97と、制御手段98と、通信手段99と、記憶手段100と、を有して構成されている。入力手段96は、例えば、上述の紙幣挿入口91,ICコイン挿入口92,会員カード挿入口94に配設された挿入検出センサ、テンキー、キーボード、タッチパネルであって、遊技者等のユーザーによる入力操作を受け付けるものである。表示手段97は、例えば、上述のランプ95、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイであって、入力手段96から入力されたコマンドや、それに対する応答出力等を表示するものである。
制御手段98は、例えば、CPUであって、台間機90全体の制御を行うものである。通信手段99は、外部機器との通信を司るものであり、本例では、台コンピュータ70との通信を行う。記憶手段100は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラムなどを記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)などによって実現することができる。
<遊技用装置管理情報>
<遊技用装置管理情報>
次に、図6(a)を用いて、稼働管理サーバ30の記憶装置36に記憶される遊技用装置管理情報について説明する。
ここで、遊技用装置管理情報とは、稼働管理サーバ30の管理下にある遊技用装置の管理を行うために使用する情報である。本実施形態に係る稼働管理サーバ30は、遊技用装置管理情報として、図6(a)に示す台番号管理テーブルを備えている。
この台番号管理テーブルには、台番号に関連付けされて、遊技機130を識別するための遊技機識別情報と、遊技機130に対応して設けられている台間機90を識別するための台間機識別情報と、遊技機130が設置されている遊技機島を識別するための遊技機島識別情報が記憶されている。なお、本例では、台番号を100から始まる連番の正の整数としているが、これに限定されるものではない。
稼働管理サーバ30は、この台番号管理テーブルを参照することで、例えば、台番号100には、遊技機識別情報A001が付与された遊技機130と、台間機識別情報U001が付与された台間機90が設置されていることや、台間機識別情報U003が付与された台間機90が出力した売上信号は、遊技機識別情報A003が付与された、台番号102の遊技機130についての売上であること、などの認識が可能である。
また、例えば、遊技機島識別番号IS001が付与された遊技機島には、遊技機識別情報A001〜A003が付与された遊技機130が設置されていること、などの識別も可能である。
<稼働情報>
<稼働情報>
次に、図6(b)、(c)と図7を用いて、稼働管理サーバ30の記憶装置36に記憶される稼働情報について説明する。
<稼働情報/累積稼働情報>
<稼働情報/累積稼働情報>
図6(b)は、所定期間内における遊技用装置の稼働情報を記録するための累積稼働情報テーブルの一例である。
この累積稼働情報テーブルには、台番号に関連付けされて、遊技店の開店からの、累積出玉数、累積打玉数、累積売上玉数、累積再プレイ数、累積始動回数、累積大当回数、累積小当回数、累積スタート回数、および、稼働状況が記憶される。
ここで、累積出玉数は、遊技機130において払い出された遊技球の数(出玉数)を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される出玉信号に基づいて加算処理を行う。累積打玉数は、各遊技機130において遊技盤面131に打ち出された遊技球の数(打玉数)を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される打玉信号に基づいて加算処理を行う。
累積売上玉数は、台間機90において貸し出しされた遊技球の数(売上玉数)を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各台間機90から送信される売上信号に基づいて加算処理を行う。累積再プレイ数は、再プレイによって遊技者に払い戻された遊技媒体数(再プレイ数)を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各台間機90から送信される再プレイ信号に基づいて加算処理を行う。
累積始動回数は、遊技機130における普図始動口134または特図始動口135の入賞回数を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される始動信号に基づいて加算処理を行う。累積大当回数は、遊技機130における大当り遊技の回数を管理するためのカウンタであり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される大当信号に基づいて加算処理を行う。
累積小当回数は、遊技機130における小当り遊技の回数を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される小当信号に基づいて加算処理を行う。累積スタート回数は、遊技機130において特図表示装置が図柄を停止表示した回数を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信されるスタート信号に基づいて加算処理を行う。
稼働状況は、遊技機130が、遊技者によって遊技が行われている稼働状態か、遊技者によって遊技が行われていない非稼働状態か、を管理するための情報であり、稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される各種信号に基づいて、遊技機130が稼働状態であると判定した場合に数値の1を設定し、遊技機130が非稼働状態であると判定した場合に数値の0を設定する。
例えば、図6(b)に示す例では、台番号100が付与された遊技機130の、ある時点における累積出玉数は52270個、累積打玉数は36690個、累積売上玉数は12500個、累積再プレイ数は3000個、累積始動回数は910回、累積大当回数は37回、累積小当回数は14回、累積スタート回数(図柄変動回数)は870回、遊技機130が稼働状態であることを表している。
<稼働情報/遊技状態別稼働情報>
<稼働情報/遊技状態別稼働情報>
図6(c)は、所定期間内における遊技用装置の遊技状態別稼働情報を記憶するための遊技状態別稼働情報テーブルの一例である。
この遊技状態別稼働情報テーブルには、台番号および遊技状態に関連付けされて、遊技店の開店からの、累積出玉数、累積打玉数、累積売上玉数、および、累積再プレイ数が、それぞれ、状態別出玉数、状態別打玉数、状態別売上玉数、および、状態別再プレイ数として記憶される。
ここで、本例では、遊技機130の状態を、通常状態、大当り状態、確変状態、確変大当り状態の4つに分類している。稼働管理サーバ30は、各遊技機130から送信される大当信号がオフ信号、かつ、確変信号がオフ信号の場合には通常状態と判定し、当該通常状態における状態別出玉数、状態別打玉数、状態別売上玉数、および、状態別再プレイ数の更新を行う。また、各遊技機130から送信される大当信号がオン信号、かつ、確変信号がオフ信号の場合には大当り状態(大当り)と判定し、当該大当り状態における状態別出玉数、状態別打玉数、状態別売上玉数、および、状態別再プレイ数の更新を行う。
また、各遊技機130から送信される大当信号がオフ信号、かつ、確変信号がオン信号の場合には確変状態(確変)と判定し、当該確変状態における状態別出玉数、状態別打玉数、状態別売上玉数、および、状態別再プレイ数の更新を行う。また、各遊技機130から送信される大当信号がオン信号、かつ、確変信号がオン信号の場合には確変大当り状態(確変大当り)と判定し、確変大当り状態における状態別出玉数、状態別打玉数、状態別売上玉数、および、状態別再プレイ数の更新を行う。
<稼働履歴情報>
<稼働履歴情報>
次に、図7(a)、(b)を用いて、稼働管理サーバ30の記憶装置36に記憶される稼働履歴情報について説明する。図7(a)、(b)は、遊技用装置の稼働情報の履歴を所定時間毎に記録するための稼働履歴情報テーブルの一例である。
ここで、稼働履歴情報とは、各遊技機130の稼働情報を一定時間毎に記録した情報である。この稼働履歴情報には、台番号と、一定時間毎の時間帯情報とに関連付けされて、一定時間毎の、累積出玉数、累積打玉数、累積売上玉数、累積再プレイ数、累積始動回数、累積大当回数、累積小当回数、および、累積スタート回数の履歴が記憶される。
具体的には、図7(a)に示す稼働履歴情報テーブルには、1時間毎に時間を区切って、各遊技機130の累積出玉数、累積打玉数、累積売上玉数、累積再プレイ数、累積始動回数、累積大当回数、累積小当回数、および、累積スタート回数の履歴が記憶される。例えば、遊技時間10:00−11:00に対応する稼働情報は、「10時00分〜11時00分」の時間帯における遊技機130の累積出玉数が9290個、累積打玉数が4050個、累積売上玉数が3500個、累積再プレイ数が0個、累積始動回数が31回、累積大当回数が3回、累積小当回数が2回、および、累積スタート回数が26回であることを表している。
また、図7(b)に示す稼働履歴情報テーブルには、5分毎に時間を区切って、各遊技機130の累積出玉数、累積打玉数、累積売上玉数、累積再プレイ数、累積始動回数、累積大当回数、累積小当回数、および、累積スタート回数の履歴が記憶される。例えば、遊技時間10:05−10:10に対応する稼働情報は、「10時05分〜10時10分」の時間帯における遊技機130の累積出玉数が270個、累積打玉数が330個、累積売上玉数が375個、累積再プレイ数が0個、累積始動回数が5回、累積大当回数が0回、累積小当回数が0回、および、累積スタート回数が5回であることを表している。
なお、本例では、1時間毎と5分毎に時間を区切って各遊技機100の稼働履歴情報を記憶する例を示したが、各遊技店の用途や目的に応じて時間の区切りを変更したり、他の時間(例えば、2時間単位や1日単位)で区切った稼働履歴情報をさらに記憶したりするように構成してもよい。
<障害予防通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害予防通知機能について説明する。
<障害予防通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害予防通知機能について説明する。
この「障害予防通知機能」とは、遊技店内機器10bの障害予防となり得る情報(例えば、遊技店内機器10bの部品交換や定期保守の時期等の情報)を他の機器(例えば、遊技店外機器10a等)に通知する機能のことである。
ここでは、障害予防通知の一例として、遊技店内機器10b(補給管理装置210、島内コントローラ220)とデータセンタ11によって実現される稼働累積情報通知について説明する。図8および図9は、稼働累積情報通知を実現するための各種処理の流れを示すフローチャートである。
本例の稼働累積情報通知は、主として、遊技店内機器10b(島内コントローラ220)が実行する各種処理と、遊技店内機器10b(補給管理装置210)が実行する各種処理と、データセンタ11が実行する各種処理によって実現される。以下、各々の処理について詳細に説明する。
<障害予防通知機能/島内コントローラ/状態情報送信処理>
<障害予防通知機能/島内コントローラ/状態情報送信処理>
図8に示すように、島内コントローラ220は、定期的に実行する状態情報送信処理のステップS101において、遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)から「状態情報」を収集する。
ここで、「状態情報」とは、遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)の動作状態を示す情報のことである。状態情報の一例としては、補給装置が動作中であるか非動作中であるかの情報や、補給装置が正常に稼働しているか否かの情報や、補給装置の動作時間の情報(例えば、電源投入後からの動作時間、次回の定期保守時期までの残り日数)や、補給装置を構成する部品の動作時間の情報(例えば、前回の部品交換後からの動作時間、次回の部品交換時期までの残り日数)や、補給装置を構成する部品の動作回数の情報(例えば、前回の部品交換からの動作回数、メーカーの保証動作回数までの残り動作回数)等が挙げられる。
続いて、島内コントローラ220は、状態情報送信処理のステップS102において「状態情報の送信条件」が成立したか否かを判定し、送信条件が成立したと判定した場合には、ステップS103に進んで、ステップS101で収集した状態情報を補給管理装置210に向けて送信し、送信条件が成立していないと判定した場合には、状態情報送信処理を終了して、後続の処理に進む。
ここで、「状態情報の送信条件」とは、島内コントローラ220が状態情報を補給管理装置210に向けて送信する契機となる条件のことである。状態情報の送信条件の一例としては、一定時間が経過したこと(例えば、1日毎、半日毎、1時間毎)や、予め定めた日時(例えば、営業開始時間、営業終了時間)が到来したことや、補給装置において異常が検出されたことや、補給装置に電源が投入されたことや、ユーザーによって状態情報の送信条件がリセット(初期化)または変更されたこと、補給装置を構成する部品が交換されたこと等が挙げられる。
<障害予防通知機能/補給管理装置/稼働累積情報送信処理>
<障害予防通知機能/補給管理装置/稼働累積情報送信処理>
補給管理装置210は、定期的に実行する稼働累積情報送信処理のステップS201において、島内コントローラ220から状態情報を受信したか否かを判定し、状態情報を受信したと判定した場合にはステップS202に進み、そうでない場合には、ステップS203に進む。ステップS202では、受信した状態情報に基づいて「稼働累積情報」を生成し、自身の記憶手段に記憶した後にステップS203に進む。
ここで、「稼働累積情報」とは、遊技店内に設置された全て、または、一部(例えば、稼働中)の補給装置(揚送装置や移送装置等)の状態情報を時系列で記録した情報のことである。稼働累積情報の一例としては、島内コントローラ220から受信した状態情報や、島内コントローラ220が管理する遊技機島の通し番号(島番号)や、稼働累積情報の更新日時、状態情報の種別等が挙げられる。
続いて、補給管理装置210は、稼働累積情報送信処理のステップS203において、「稼働累積情報の送信条件」が成立したか否かを判定し、送信条件が成立したと判定した場合には、ステップS204に進んで、ステップS202で生成した稼働累積情報をデータセンタ11に向けて送信し、送信条件が成立していないと判定した場合には、稼働累積情報送信処理を終了して、後続の処理に進む。
ここで、「稼働累積情報の送信条件」とは、補給管理装置210が稼働累積情報をデータセンタ11に向けて送信する契機となる条件のことである。稼働累積情報の送信条件の一例としては、一定時間が経過したこと(例えば、1日毎、半日毎、1時間毎)や、予め定めた日時(例えば、営業開始時間、営業終了時間)が到来したことや、補給装置において異常が検出されたことや、稼働累積情報が更新されたこと等が挙げられる。
<障害予防通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
<障害予防通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
データセンタ11は、定期的に実行する通知条件設定処理のステップS301において、他の機器から通知条件変更情報を受信したか否か(他の機器によって稼働累積情報の通知条件(詳細は後述)を変更する操作が行われたか否か)を判定し、通知条件変更情報を受信した(他の機器によって稼働累積情報の通知条件を変更する操作が行われた)と判定した場合にはステップS302に進み、そうでない場合には、通知条件設定処理を終了して後続の処理に進む。ステップS302では、受信した通知条件変更情報に基づいて、「稼働累積情報の通知条件」を更新した後、後続の処理に進む。
ここで、「稼働累積情報の通知条件」とは、データセンタ11が稼働累積情報を自身以外の遊技店外機器10a(例えば、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(例えば、クライアントPC46)等の他の機器に向けて送信する契機となる条件のことである。
稼働累積情報の通知条件の一例としては、稼働累積情報に含まれる補給装置の動作時間の情報(例えば、次回の定期保守時期までの残り日数)が、所定の日数(例えば、残り30日)に達したことや、稼働累積情報に含まれる補給装置を構成する部品の動作時間の情報(例えば、前回の部品交換後からの動作時間)が、所定の回数(例えば、1万回)に達したことや、稼働累積情報に含まれる補給装置の定期保守時期が到来したことや、稼働累積情報に含まれる補給装置を構成する部品の交換時期が到来したことや、遊技店内機器10bにおいて異常が検出されたことや、所定の監視時間内に部品交換時期や定期保守時期に関する条件が成立したことや、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が検出されたこと等が挙げられる。
なお、本例では、遊技管理システム10のユーザーは、データセンタ11から提供されるアプリケーションの設定画面を通じて、稼働累積情報の通知条件を変更する操作を行うことで、稼働累積情報の通知条件を任意に変更することが可能である。
図10は、稼働累積情報の通知条件を変更するための設定画面の一例を示した図である。同図は、稼働累積情報の通知条件として、稼動累積情報を監視する監視時間の開始時刻を11:25、終了時刻を23:00に設定し、補給装置を構成する部品(本例では、モータやリフト)の稼働時間(動作時間)や動作回数のしきい値を設定している例を示している。
また、図示は省略するが、本例では、データセンタ11から提供されるアプリケーションの設定画面を通じて、障害予防通知の通知先(電子メールの送信先)、障害予防通知の通知内容(電子メールの文面)、障害予防通知の頻度(電子メールの送信回数や送信間隔)等の設定も可能である。
<障害予防通知機能/データセンタ/障害予防通知処理>
<障害予防通知機能/データセンタ/障害予防通知処理>
図8に戻って、データセンタ11は、定期的に実行する障害予防通知処理のステップS401において、補給管理装置210から稼働累積情報を受信したか否かを判定し、稼働累積情報を受信したと判定した場合にはステップS402に進み、そうでない場合には、ステップS403に進む。ステップS402では、受信した稼働累積情報を自身の記憶手段に記憶した後にステップS403に進む。
続いて、データセンタ11は、上述の稼働累積情報の通知条件が成立したか否かを判定し、通知条件が成立したと判定した場合には、ステップS404に進み、通知条件が成立していないと判定した場合には、障害予防通知処理を終了して後続の処理に進む。また、ステップS404では、稼働累積情報の内容に応じて「エラーレベル情報」を設定した後、次のステップS405において、自身以外の遊技店外機器10a(本例では、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(本例では、クライアントPC46)等に向けて、稼働累積情報を含む「障害予防通知」を電子メールで送信する。
ここで、「エラーレベル情報」とは、通知する情報の重要度に応じて、データセンタ11が自動で(または、ユーザーが手動で)設定する情報のことであり、本例では、エラーレベル情報として、「異常」、「警告」、「情報」のいずれかを設定する。「異常」は、保守員等により何らかの対応が必要で緊急性を有する異常(例えば、機器の故障等)が発生したことを示している。
なお、本例では、稼働累積情報に「エラーレベル情報」を設定する例を説明したが、上述の状態情報(遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)の動作状態を示す情報)に「エラーレベル情報」を設定してもよい。このような構成とすれば、動作状態の緊急性を把握することが容易となり、利便性をさらに高めることができる。
「警告」は、保守員等による対応が必ずしも必要ではなく緊急性の低い異常(例えば、部品交換や定期保守の時期の超過等)が発生したことを示しており、本例では、稼働累積情報を含む障害予防通知を行う場合には、エラーレベル情報を「警告」に設定するように構成している。また、「情報」は、保守員等による対応は不要だが保守員等が知っていた方が好ましい情報(例えば、遊技店内機器10bの動作状態等)を示している。
このようなエラーレベル情報を設定することで、ユーザーは異常の重要度や緊急性を容易に見極めることができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、「障害予防通知」とは、上述の稼働累積情報のほか、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、基準値を超えた項目、エラーレベル情報等の情報を含む通知のことである。
図11は、障害予防通知として送信される電子メールの文面の一例を示した図である。本例の障害予防通知には、遊技店名や電話番号等を含む遊技店の基本情報や、障害が発生した機器の機種名(本例では、SB−18)、障害が発生した場所(本例では、16号機)、部品交換時期を超えた項目(本例では、フィルタ交換残日数が30日、研磨剤交換残日数が30日)等の情報が含まれる。
<障害予防通知機能/データセンタ/稼働累積情報送信処理>
<障害予防通知機能/データセンタ/稼働累積情報送信処理>
また、図9に示すように、データセンタ11は、定期的に実行する稼働累積情報送信処理のステップS431において、他の機器から稼働累積情報要求を受信したか否か(他の機器によって稼働累積情報を取得する操作が行われたか否か)を判定し、稼働累積情報要求を受信した(他の機器によって稼働累積情報を取得する操作が行われた)と判定した場合にはステップS432に進み、そうでない場合には、稼働累積情報送信処理を終了して後続の処理に進む。
また、次のステップS432では、稼働累積情報を、稼働累積情報要求の送信元に送信した後、後続の処理に進む。一方、稼働累積情報要求の送信元は、データセンタ11から稼働累積情報を受信した場合に、受信した稼働累積情報を表示手段(例えば、液晶表示装置)に表示する。
図12は、稼働累積情報の表示例を示した図である。本例は、稼働累積情報として、遊技機島の島番号(SB番号)や、補給装置を構成する部品(本例では、モータやリフト)の稼働時間(動作時間)や動作回数等の表示を行っている例を示している。
このように、遊技管理システム10のユーザーは、障害予防通知を受信した場合に、稼動累積情報を即座に確認することができるため、稼動累積情報に応じた対処を行うことができ、遊技管理を容易かつ確実に実行することができる。
<障害予防通知機能/その他の例>
<障害予防通知機能/その他の例>
本例では、障害予防通知の一例として、遊技店内機器10b(補給管理装置210、島内コントローラ220)とデータセンタ11によって実現される稼働累積情報通知について説明したが、障害予防通知の発信元は、島内コントローラ220や補給管理装置210に限定されるものではなく、他の遊技店内機器10b(例えば、呼出ランプ110、台間機90、遊技機130、台コンピュータ70、島コンピュータ50、再プレイ機160、計数機170、景品交換用装置180、モバイル端末190、情報公開機230等)が状態情報を発信するように構成してもよい。
また、障害予防通知の通知先も、遊技店外機器10a(店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(クライアントPC46)に限定されるものではなく、遊技店外や遊技店内に設置された他の機器を通知先としてもよい。
また、稼働累積情報の種類によって通知先を個別に設定可能としてもよく、例えば、第一の種類の稼働累積情報(例えば、定期保守時期に関する情報)を含む障害予防通知は、第一の通知先(例えば、保守会社コンピュータ15)に通知し、第二の種類の稼働累積情報(例えば、部品交換時期に関する情報)を含む障害予防通知は、第二の通知先(例えば、店舗管理コンピュータ13)に通知するように構成してもよい。このような構成とすれば、最適な通知先に向けて障害予防通知を行うことができ、遊技管理システムの利便性をさらに高めることができる。
また、本例では、遊技機島毎に設置された島内コントローラ220が、補給装置の状態情報を収集し、1台の補給管理装置210に送信するように構成しているが、例えば、遊技機島の数が少ない等の状況下においては、1台の補給管理装置210が、全ての補給装置の状態情報を収集するように構成してもよい。すなわち、本例では、遊技店内機器10bを、補給管理装置210と島内コントローラ220によって構成したが、島内コントローラ220を省いて補給管理装置210のみで構成してもよい。
また、島内コントローラ220から補給管理装置210に状態情報を送信することに代えて(または、加えて)、補給管理装置210が島内コントローラ220から状態情報を定期的に取得するように構成してもよい。この場合、島内コントローラ220が、状態情報を常時、蓄積するように構成し、補給管理装置210が、蓄積された状態情報を含む情報を定期的に取得し、自身の稼働累積情報を更新するように構成してもよい。また、補給管理装置210からデータセンタ11に稼働累積情報を送信することに代えて(または、加えて)、データセンタ110が補給管理装置210から稼働累積情報を定期的に取得するように構成してもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)は、遊技店内に設置された遊技店内機器(例えば、図1に示す遊技店内機器10b)を管理可能な遊技管理装置において、前記遊技店内機器の状態を示す状態情報(例えば、島内コントローラ220から受信した状態情報を含む稼働累積情報)を取得可能な状態情報取得手段(例えば、図8に示す障害予防通知処理のステップS401において稼働累積情報を受信する処理)と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器に関する機器情報を少なくとも含む情報(例えば、稼働累積情報、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、基準値を超えた項目、エラーレベル情報等)を通知可能な機器情報通知手段(例えば、図8に示す障害予防通知処理のステップS405において障害予防通知を送信する処理)と、を備えた、ことを特徴とする遊技管理装置である。
本例に係る遊技管理装置によれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、遊技店内機器に関する機器情報を通知することができるため、例えば、ユーザーは部品交換や定期保守の時期を把握することが可能で、ユーザーに部品交換や定期保守を促すことができ、障害の発生を未然に防止することができる。また、遊技店内機器の障害予防となり得る情報を提供することにより、遊技店の事業機会損失を防止できるという安心感をユーザーに与えることができる。
また、前記機器情報通知手段は、前記状態情報が予め定めた通知条件に合致した場合(例えば、稼働累積情報に含まれる補給装置の動作時間の情報(例えば、次回の定期保守時期までの残り日数)が、所定の日数(例えば、残り30日)に達した場合、稼働累積情報に含まれる補給装置を構成する部品の動作時間の情報(例えば、前回の部品交換後からの動作時間)が、所定の回数(例えば、1万回)に達した場合、稼働累積情報に含まれる補給装置の定期保守時期が到来した場合、稼働累積情報に含まれる補給装置を構成する部品の交換時期が到来した場合、遊技店内機器10bにおいて異常が検出された場合、所定の監視時間内に部品交換時期や定期保守時期に関する条件が成立した場合、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が検出された場合)に前記機器情報を通知するように構成してもよい。
このような構成とすれば、通知先が必要とする機器情報だけを通知することが可能となり、使用環境に応じて条件設定を行うことで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記通知条件を変更することが可能な通知条件変更手段(例えば、図8に示す通知条件設定処理のステップS302において障害予防通知の通知条件を設定する処理)を備えてもよい。このような構成とすれば、使用環境に応じて条件設定を変更することで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記機器情報通知手段は、前記機器情報を複数の通知先(例えば、図8に示す、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14,保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)に通知可能であってもよい。このような構成とすれば、機器情報をユーザー以外の第三者(例えば、保守会社等)にも通知することができ、遊技管理をより確実に行うことができる。
また、前記状態情報は、前記遊技店内機器の動作時間または動作回数の情報を少なくとも含む情報であってもよい。このような構成とすれば、遊技店内機器の動作時間や動作回数等の実測値に基づいた精度の高い機器情報を提供することができる。
また、前記機器情報は、前記遊技店内機器の部品交換時期または定期保守時期に関する情報を少なくとも含む情報であってもよい。このような構成とすれば、遊技店内機器の障害予防となり得る情報を提供することができる。
また、本例に係る遊技管理システム(例えば、図1に示す遊技管理システム10)は、上述の遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)と、遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線(例えば、インターネット)を介して相互に通信可能な遊技店外機器(例えば、図1に示す店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)と、を備え、前記遊技管理装置の機器情報通知手段(例えば、図8に示す障害予防通知処理のステップS405において障害予防通知を送信する処理)は、前記遊技店外機器に向けて前記機器情報を少なくとも含む情報を通知可能である、ことを特徴とする遊技管理システムである。
本例に係る遊技管理システムによれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、遊技店内機器に関する機器情報を通知することができるため、例えば、ユーザーは部品交換や定期保守の時期を把握することが可能で、ユーザーに部品交換や定期保守を促すことができ、障害の発生を未然に防止することができる。また、遊技店内機器の障害予防となり得る情報を提供することにより、遊技店の事業機会損失を防止できるという安心感をユーザーに与えることができる。
また、前記遊技管理装置の機器情報通知手段は、異なる場所に設置された複数の前記遊技店外機器に向けて前記機器情報を通知可能であってもよい。このような構成とすれば、遊技店外機器が離れた場所に設置されていても、各々の遊技店外機器に機器情報を通知することができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記遊技管理装置の機器情報通知手段は、前記複数の遊技店外機器毎に前記機器情報の内容を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、機器情報の内容を通知先の機器を利用するユーザーに合わせることができ、重要度が高い機器情報は詳細な内容にする一方で、重要度が低い機器情報は簡易な内容にする等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
また、前記遊技管理装置の機器情報通知手段は、前記機器情報の内容に応じて該機器情報の通知先を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、重要度が高い機器情報は全ての遊技店外機器に通知する一方で、重要度が低い機器情報は一部の遊技店外機器に通知する等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
<障害即時通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害即時通知機能について説明する。
<障害即時通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害即時通知機能について説明する。
この「障害即時通知機能」とは、遊技店内機器10bにおいて発生した障害の情報(例えば、遊技店内機器10bの故障や動作不良等の情報)を他の機器(例えば、遊技店外機器10a等)に即時に通知する機能のことである。
ここでは、障害即時通知機能の一例として、遊技店内機器10b(補給管理装置210、島内コントローラ220)とデータセンタ11によって実現される異常発生情報通知について説明する。図13および図14は、異常発生情報通知を実現するための各種処理の流れを示すフローチャートである。
本例の異常発生情報通知は、主として、遊技店内機器10b(島内コントローラ220)が実行する各種処理と、遊技店内機器10b(補給管理装置210)が実行する各種処理と、データセンタ11が実行する各種処理によって実現される。以下、各々の処理について詳細に説明する。
<障害即時通知機能/島内コントローラ/異常情報送信処理>
<障害即時通知機能/島内コントローラ/異常情報送信処理>
島内コントローラ220は、定期的に実行する異常情報送信処理のステップS501において、遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)から「異常情報」を収集する。
ここで、「異常情報」とは、遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)において発生した異常(故障や動作不良等)を示す情報のことである。異常情報の一例としては、補給装置を構成する部品の故障・動作不良や、補給装置に設置された各種センサからの異常信号の受信等が挙げられる。
続いて、島内コントローラ220は、異常情報送信処理のステップS502において「異常情報の送信条件」が成立したか否かを判定し、送信条件が成立したと判定した場合には、ステップS503に進んで、ステップS501で収集した異常情報を補給管理装置210に向けて送信し、送信条件が成立していないと判定した場合には、異常情報送信処理を終了して、後続の処理に進む。
ここで、「異常情報の送信条件」とは、島内コントローラ220が異常情報を補給管理装置210に向けて送信する契機となる条件のことである。異常情報の送信条件の一例としては、補給装置において異常が検出されたことや、補給装置において検出された異常が解消されたことや、補給装置に電源が投入されたこと等が挙げられる。
<障害即時通知機能/補給管理装置/異常発生情報送信処理>
<障害即時通知機能/補給管理装置/異常発生情報送信処理>
補給管理装置210は、定期的に実行する異常発生情報送信処理のステップS601において、島内コントローラ220から異常情報を受信したか否かを判定し、異常情報を受信したと判定した場合にはステップS602に進み、そうでない場合には、ステップS603に進む。ステップS602では、受信した異常情報に基づいて「異常発生情報」を生成し、記憶手段に記憶した後にステップS603に進む。
ここで、「異常発生情報」とは、遊技店内に設置された全て、または、一部(例えば、稼働中)の補給装置(揚送装置や移送装置等)の異常情報を時系列で記録した情報のことである。異常発生情報の一例としては、島内コントローラ220から受信した異常情報や、島内コントローラ220が管理する遊技機島の通し番号(島番号)や、異常発生情報の更新日時等が挙げられる。
続いて、補給管理装置210は、異常発生情報送信処理のステップS603において、「異常発生情報の送信条件」が成立したか否かを判定し、送信条件が成立したと判定した場合には、ステップS604に進んで、ステップS602で生成した異常発生情報をデータセンタ11に向けて送信し、送信条件が成立していないと判定した場合には、異常発生情報送信処理を終了して、後続の処理に進む。
ここで、「異常発生情報の送信条件」とは、補給管理装置210が異常発生情報をデータセンタ11に向けて送信する契機となる条件のことである。異常発生情報の送信条件の一例としては、補給装置において異常が検出されたことや、補給装置において検出された異常が解消されたことや、異常発生情報が更新されたこと等が挙げられる。
<障害即時通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
<障害即時通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
データセンタ11は、定期的に実行する通知条件設定処理のステップS701において、他の機器から通知条件変更情報を受信したか否か(他の機器によって異常発生情報の通知条件(詳細は後述)を変更する操作が行われたか否か)を判定し、通知条件変更情報を受信した(他の機器によって異常発生情報の通知条件を変更する操作が行われた)と判定した場合にはステップS702に進み、そうでない場合には、通知条件設定処理を終了して後続の処理に進む。ステップS702では、受信した通知条件変更情報に基づいて、「異常発生情報の通知条件」を設定した後、後続の処理に進む。
ここで、「異常発生情報の通知条件」とは、データセンタ11が異常発生情報を自身以外の遊技店外機器10a(例えば、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(例えば、クライアントPC46)等の他の機器に向けて送信する契機となる条件のことである。
異常発生情報の通知条件の一例としては、遊技店機器10bにおいて異常が検出されたことや、補給装置において検出された異常が解消されたことや、異常発生情報が更新されたことや、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が検出されたことや、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が解消されたこと等が挙げられる。
なお、図示は省略するが、本例では、遊技管理システム10のユーザーは、データセンタ11から提供されるアプリケーションの設定画面を通じて、異常発生情報の通知条件を変更する操作を行うことで、異常発生情報の通知条件を任意に変更することが可能である。また、本例では、同設定画面を通じて、障害予防通知の通知先(電子メールの送信先)、障害予防通知の通知内容(電子メールの文面)、障害予防通知の頻度(電子メールの送信回数や送信間隔)等の設定も可能である。
<障害即時通知機能/データセンタ/障害即時通知処理>
<障害即時通知機能/データセンタ/障害即時通知処理>
データセンタ11は、定期的に実行する障害即時通知処理のステップS801において、補給管理装置210から異常発生情報を受信したか否かを判定し、異常発生情報を受信したと判定した場合にはステップS802に進み、そうでない場合には、ステップS803に進む。ステップS802では、受信した異常発生情報を記憶手段に記憶した後にステップS803に進む。
続いて、データセンタ11は、上述の異常発生情報の通知条件が成立したか否かを判定し、通知条件が成立したと判定した場合には、ステップS804に進み、通知条件が成立していないと判定した場合には、障害即時通知処理を終了して、後続の処理に進む。また、ステップS804では、異常発生情報の内容に応じてエラーレベル情報を設定するが、本例では、異常発生情報を通知する場合には、一律にエラーレベル情報が「異常」と設定するように構成している。
また、データセンタ11は、障害即時通知処理のステップS805において、自身以外の遊技店外機器10a(例えば、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(例えば、クライアントPC46)等に向けて、異常発生情報を含む「障害即時通知」を電子メールで送信する。
ここで、「障害発生情報通知」とは、上述の異常発生情報のほか、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、障害の内容、障害への対処方法、エラーレベル情報等の情報を含む通知のことである。
図15は、異常発生情報通知として送信される電子メールの文面の一例を示した図である。本例の異常発生情報通知には、遊技店名や電話番号等を含む遊技店の基本情報や、障害が発生した機器の機種名(本例では、SB−18)、障害が発生した場所(本例では、16号機)、障害の内容(本例では、タンク左センサ論理異常)、障害への対処(本例では、センサケーブルやコネクタなどの確認作業)等の情報が含まれる。
<障害即時通知機能/データセンタ/異常情報送信処理>
<障害即時通知機能/データセンタ/異常情報送信処理>
また、図14に示すように、データセンタ11は、定期的に実行する異常情報送信処理のステップS831において、他の機器から異常情報要求を受信したか否か(他の機器によって異常情報を取得する操作が行われたか否か)を判定し、異常情報要求を受信した(他の機器によって異常を取得する操作が行われた)と判定した場合にはステップS832に進み、そうでない場合には、異常情報送信処理を終了して後続の処理に進む。
また、次のステップS832では、異常情報を、異常情報要求の送信元に送信した後、後続の処理に進む。一方、異常情報要求の送信元は、データセンタ11から異常情報を受信した場合に、受信した異常情報を表示手段(例えば、液晶表示装置)に表示する。
図16は、異常情報の表示例を示した図である。本例は、異常情報として、障害が発生した日時(図において「イベント発生日時」と記載)や、障害が発生した機器(の機種名)、障害が発生した場所(図において「位置」と記載)や、機器番号や、エラーレベル情報(図において「状態」と記載)や、障害の内容(図において「異常内容」と記載)、エラーコード等の表示を行っている例を示している。
このように、遊技管理システム10のユーザーは、障害即時通知を受信した場合に、異常情報を即座に確認することができるため、異常情報に応じた対処を行うことができ、遊技管理を容易かつ確実に実行することができる。
<障害即時通知機能/その他の例>
<障害即時通知機能/その他の例>
本例では、障害即時通知の一例として、遊技店内機器10b(補給管理装置210、島内コントローラ220)とデータセンタ11によって実現される異常情報通知について説明したが、障害即時通知の発信元は、島内コントローラ220や補給管理装置210に限定されるものではなく、他の遊技店内機器10b(例えば、呼出ランプ110、台間機90、遊技機130、台コンピュータ70、島コンピュータ50、再プレイ機160,計数機170、景品交換用装置180、モバイル端末190、情報公開機230等)が異常情報を発信するように構成してもよい。
また、障害即時通知の通知先も、遊技店外機器10a(店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(クライアントPC46)に限定されるものではなく、遊技店外や遊技店内に設置された他の機器を通知先としてもよい。
また、異常情報の種類によって通知先を個別に設定可能としてもよく、例えば、第一の種類の異常情報(例えば、専門的な対処が必要な異常に関する異常情報)を含む障害即時通知は、第一の通知先(例えば、保守会社コンピュータ15)と第二の通知先(例えば、店舗管理コンピュータ13)の両方に通知し、第二の種類の異常情報(例えば、軽微な対処で回復可能な異常に関する異常情報)を含む障害即時通知は、第二の通知先(例えば、店舗管理コンピュータ13)のみに通知できるように構成してもよい。このような構成とすれば、最適な通知先に向けて障害即時通知を行うことができ、遊技管理システムの利便性をさらに高めることができる。
また、本例では、遊技機島毎に設置された島内コントローラ220が、補給装置の異常情報を収集し、1台の補給管理装置210に送信するように構成しているが、例えば、遊技機島の数が少ない等の状況下においては、1台の補給管理装置210が、全ての補給装置の異常情報を収集するように構成してもよい。すなわち、本例では、遊技店内機器10bを、補給管理装置210と島内コントローラ220によって構成したが、島内コントローラ220を省いて補給管理装置210のみで構成してもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)は、遊技店内に設置された遊技店内機器(例えば、図1に示す遊技店内機器10b)を管理可能な遊技管理装置において、前記遊技店内機器の状態を示す状態情報(例えば、島内コントローラ220から受信した状態情報を含む稼働累積情報)を取得可能な状態情報取得手段(例えば、図13に示す障害即時通知処理のステップS801において異常発生情報を受信する処理)と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における異常の発生の有無を示す異常発生情報を少なくとも含む情報(例えば、異常発生情報、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、障害の内容、障害への対処方法、エラーレベル情報等の情報)を通知可能な異常発生情報通知手段(例えば、図13に示す障害即時通知処理のステップS805において障害即時通知を送信する処理)と、を備えた、ことを特徴とする遊技管理装置である。
本例に係る遊技管理装置によれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、障害に対する対応を迅速に行うことが可能となるため、遊技店内機器の稼働停止時間を最小限にすることができ、遊技店が被る損失を抑えることができる。
また、前記異常発生情報通知手段は、前記状態情報が予め定めた通知条件に合致した場合(例えば、遊技店機器10bにおいて異常が検出された場合や、補給装置において検出された異常が解消された場合や、異常発生情報が更新された場合や、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が検出された場合や、所定の監視時間内に遊技店内機器10bにおいて異常が解消された場合)に前記異常発生情報を通知するように構成してもよい。
このような構成とすれば、通知先が必要とする異常発生情報だけを通知することが可能となり、使用環境に応じて条件設定を行うことで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記通知条件を変更することが可能な通知条件変更手段(例えば、図13に示す通知条件設定処理のステップS702において障害即時通知の通知条件を設定する処理)を備えてもよい。このような構成とすれば、使用環境に応じて条件設定を変更することで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記異常発生情報通知手段は、前記異常発生情報を複数の通知先(例えば、図13に示す、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14,保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)に通知可能であってもよい。このような構成とすれば、異常発生情報をユーザー以外の第三者(例えば、保守会社等)にも通知することができ、遊技管理を、より確実に行うことができる。
また、前記異常発生情報は、前記遊技店内機器における異常への対処方法(例えば、図15に示す、センサケーブルやコネクタなどの確認作業)の情報を少なくとも含む情報であってもよい。このような構成とすれば、障害に対する対応を迅速かつ確実に行うことが可能となるため、遊技店内機器の稼働停止時間を最小限にすることができ、遊技店が被る損失を抑えることができる。
また、前記異常発生情報通知手段は、予め定めた監視時間内に取得した状態情報に基づいて前記異常発生情報を通知するように構成してもよい。このような構成とすれば、監視時間外の状態情報を排除することができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、該監視時間内に取得した状態情報に基づく異常発生情報を、前記監視時間が経過した後に1回で通知するように構成すれば、例えば、夜間のように遊技店が営業していない時間帯に発生した障害等を営業時間の開始後等にまとめて確認することが可能となるため、複数の通知を確認する必要がなく、簡便となる。
また、本例に係る遊技管理システム(例えば、図1に示す遊技管理システム10)は、上述の遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)と、遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線(例えば、インターネット)を介して相互に通信可能な遊技店外機器(例えば、図1に示す店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)と、を備え、前記遊技管理装置の異常発生情報通知手段(例えば、図13に示す障害即時通知処理のステップS805において障害即時通知を送信する処理)は、前記遊技店外機器に向けて前記異常発生情報を少なくとも含む情報を通知可能である、ことを特徴とする遊技管理システムである。
本例に係る遊技管理システムによれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、障害に対する対応を迅速に行うことが可能となるため、遊技店内機器の稼働停止時間を最小限にすることができ、遊技店が被る損失を抑えることができる。
また、前記遊技管理装置の異常発生情報通知手段は、異なる場所に設置された複数の前記遊技店外機器に向けて前記異常発生情報を通知可能であってもよい。このような構成とすれば、遊技店外機器が離れた場所に設置されていても、各々の遊技店外機器に異常発生情報を通知することができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記遊技管理装置の異常発生情報通知手段は、前記複数の遊技店外機器毎に前記異常発生情報の内容を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、異常発生情報の内容を通知先の機器を利用するユーザーに合わせることができ、重要度が高い異常発生情報は詳細な内容にする一方で、重要度が低い異常発生情報は簡易な内容にする等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
また、前記遊技管理装置の異常発生情報通知手段は、前記異常発生情報の内容に応じて該異常発生情報の通知先を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、重要度が高い異常発生情報は全ての遊技店外機器に通知する一方で、重要度が低い異常発生情報は一部の遊技店外機器に通知する等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
<障害経過通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害経過通知機能について説明する。
<障害経過通知機能>
次に、遊技管理システム10が備える障害経過通知機能について説明する。
この「障害経過通知機能」とは、遊技店内機器10bにおいて発生した障害の経過情報(例えば、故障や動作不良等からの回復等の情報)を他の機器(例えば、遊技店外機器10a等)に通知する機能のことである。
ここでは、障害経過通知機能の一例として、遊技店内機器10b(補給管理装置210、島内コントローラ220)とデータセンタ11によって実現される障害経過通知について説明する。図17は、障害経過通知を実現するための各種処理の流れを示すフローチャートである。
本例の障害経過通知機能は、主として、遊技店内機器10b(島内コントローラ220)が実行する各種処理と、遊技店内機器10b(補給管理装置210)が実行する各種処理と、データセンタ11が実行する各種処理によって実現される。以下、各々の処理について詳細に説明するが、上述の障害即時通知機能を実現するための処理と同一の処理については、重複した説明を回避すべく、図において同一の符号を付すとともに、その説明は省略する。
<障害経過通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
<障害経過通知機能/データセンタ/通知条件設定処理>
データセンタ11は、定期的に実行する通知条件設定処理のステップS901において、他の機器から通知条件変更情報を受信したか否か(他の機器によって障害経過情報の通知条件(詳細は後述)を変更する操作が行われたか否か)を判定し、通知条件変更情報を受信した(他の機器によって障害経過情報の通知条件を変更する操作が行われた)と判定した場合にはステップS902に進み、そうでない場合には、通知条件設定処理を終了して後続の処理に進む。ステップS902では、受信した通知条件変更情報に基づいて、「障害経過情報の通知条件」を設定した後、後続の処理に進む。
ここで、「障害経過情報の通知条件」とは、データセンタ11が障害経過情報を自身以外の遊技店外機器10a(例えば、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(例えば、クライアントPC46)等に向けて送信する契機となる条件のことである。障害経過情報の通知条件の一例としては、遊技店機器10bにおける異常発生情報が変化したこと(例えば、検出された異常が解消されたことや、異常が解消された後に再び同一の異常が検出されたこと)、前回の障害経過情報の通知から所定時間(例えば、2時間)が経過したこと等が挙げられる。
なお、図示は省略するが、本例では、遊技管理システム10のユーザーは、データセンタ11から提供されるアプリケーションの設定画面を通じて、障害経過情報の通知条件を変更する操作を行うことで、障害経過情報の通知条件を任意に変更することが可能である。また、本例では、同設定画面を通じて、障害経過通知の通知先(電子メールの送信先)、障害経過通知の通知内容(電子メールの文面)、障害経過通知の頻度(電子メールの送信回数や送信間隔)等の設定も可能である。
<障害経過通知機能/データセンタ/障害経過通知処理>
<障害経過通知機能/データセンタ/障害経過通知処理>
また、データセンタ11は、定期的に実行する障害経過通知処理のステップS1001において、補給管理装置210から異常発生情報を受信したか否かを判定し、異常発生情報を受信したと判定した場合にはステップS1002に進み、そうでない場合には、ステップS1003に進む。ステップS1002では、障害経過情報の生成を行う。ここでは、例えば、前回受信した異常発生情報と、今回受信した異常発生情報の比較を行い、異常発生情報に変化があった場合(例えば、障害が解消した場合や、再び障害が発生した場合)には、変化ありを示す情報を設定し、変化が無い場合には、変化無しを示す情報を設定する等の処理を行う。
続いて、データセンタ11は、障害経過通知処理のステップS1003において、ステップS1002で生成した障害経過情報を参照し、上述の障害経過状況情報の通知条件が成立したか否かを判定し、通知条件が成立したと判定した場合には、ステップS1004に進み、通知条件が成立していないと判定した場合には、障害経過通知処理を終了して、後続の処理に進む。また、ステップS1004では、障害経過情報の内容に応じてエラーレベル情報を設定するが、本例では、障害経過情報を通知する場合には、一律にエラーレベル情報が「異常」と設定するように構成している。
また、データセンタ11は、ステップS1005において、自身以外の遊技店外機器10a(例えば、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15)や遊技店内機器10b(例えば、クライアントPC46)等に向けて、障害経過情報を含む「障害経過通知」を電子メールで送信する。
ここで、「障害経過通知」とは、上述の障害経過情報のほか、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、障害の内容、障害への対処方法、エラーレ情報等の情報を含む通知のことである。
遊技管理システム10のユーザーは、障害経過通知を受信した場合に、障害が解消したことや障害が再発したこと等を把握することができるとともに、異常情報を即座に確認することができるため、障害が解消していない場合には異常情報に応じた対処を行うことができ、遊技管理を容易かつ確実に実行することができる。
以上説明したように、本例に係る遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)は、遊技店内に設置された遊技店内機器(例えば、図1に示す遊技店内機器10b)を管理可能な遊技管理装置において、前記遊技店内機器の状態を示す状態情報(例えば、島内コントローラ220から受信した状態情報を含む稼働累積情報)を取得可能な状態情報取得手段(例えば、図13に示す障害即時通知処理のステップS801において異常発生情報を受信する処理)と、前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報(例えば、異常発生情報の変化の有無を示す障害経過情報、遊技店の基本情報、障害が発生した機器の情報、障害の発生場所の情報、障害の内容、障害への対処方法、エラーレ情報等)を通知可能な障害経過情報通知手段(例えば、図17に示す障害経過通知処理のステップS1005において障害経過通知を送信する処理)と、を備えた、ことを特徴とする遊技管理装置である。
本例に係る遊技管理装置によれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、障害に対する対応を迅速に行うことが可能となるため、遊技店内機器の稼働停止時間を最小限にすることができ、遊技店が被る損失を抑えることができる。
また、前記障害経過情報通知手段は、前記状態情報が予め定めた通知条件に合致した場合(例えば、遊技店機器10bにおける異常発生情報が変化した場合(例えば、検出された異常が解消された場合や、異常が解消された後に再び同一の異常が検出された場合)、前回の障害経過情報の通知から所定時間(例えば、2時間)が経過した場合)に前記障害経過情報を通知するように構成してもよい。
このような構成とすれば、通知先が必要とする障害経過情報だけを通知することが可能となり、使用環境に応じて条件設定を行うことで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記通知条件を変更することが可能な通知条件変更手段(例えば、図17に示す通知条件設定処理のステップS902において障害条件通知の通知条件を設定する処理)を備えてもよい。このような構成とすれば、使用環境に応じて条件設定を変更することで、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記障害経過情報通知手段は、前記障害経過情報を複数の通知先(例えば、図13に示す、店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14,保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)に通知可能であってもよい。このような構成とすれば、障害経過情報をユーザー以外の第三者(例えば、保守会社等)にも通知することができ、遊技管理を、より確実に行うことができる。
また、前記状態情報は、同一の前記遊技店内機器が正常状態および非正常状態の一方の状態から他方の状態に変化したことを示す情報を少なくとも含む情報であってもよい。このような構成とすれば、遊技店内機器の状態変化を把握することができ、状態変化に応じて適切な対処を行うことができる。
また、前記状態情報は、第一の状態情報と、該第一の状態情報よりも優先度の高い第二の状態情報と、を少なくとも含む情報であり、前記障害経過情報通知手段は、所定の時間内に前記第一の状態情報と前記第二の状態情報を取得した場合に、前記第二の状態に基づいて前記障害経過情報を通知するように構成してもよい。
このような構成とすれば、より優先度の高い状態情報に基づいた障害経過情報を把握することができるため、複数の障害が発生した場合でも、重要な障害から対処することができる。
また、本例に係る遊技管理システム(例えば、図1に示す遊技管理システム10)は、上述の遊技管理装置(例えば、図1に示すデータセンタ11)と、遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線(例えば、インターネット)を介して相互に通信可能な遊技店外機器(例えば、図1に示す店舗管理コンピュータ13、モバイル端末14、保守会社コンピュータ15、クライアントPC46)と、を備え、前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報少なくとも含む情報を通知可能である、ことを特徴とする遊技管理システムである。
本例に係る遊技管理システムによれば、遊技店内機器の状態を確認するために遊技店まで赴く必要がないため、遊技店内機器の状態を容易かつ迅速に確認することができる。また、障害に対する対応を迅速に行うことが可能となるため、遊技店内機器の稼働停止時間を最小限にすることができ、遊技店が被る損失を抑えることができる。
また、前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、異なる場所に設置された複数の前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を通知可能であってもよい。このような構成とすれば、遊技店外機器が離れた場所に設置されていても、各々の遊技店外機器に障害経過情報を通知することができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記複数の遊技店外機器毎に前記障害経過情報の内容を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、障害経過情報の内容を通知先の機器を利用するユーザーに合わせることができ、重要度が高い障害経過情報は詳細な内容にする一方で、重要度が低い障害経過情報は簡易な内容にする等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
また、前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記障害経過情報の内容に応じて該障害経過情報の通知先を変更可能であってもよい。このような構成とすれば、重要度が高い障害経過情報は全ての遊技店外機器に通知する一方で、重要度が低い障害経過情報は一部の遊技店外機器に通知する等、ユーザーの要望に合わせた運用を行うことができる。
なお、本発明に係る遊技管理端末や遊技管理システムの構成は、上記実施形態に係るデータセンタ11や遊技管理システム10の構成に限定されるものではない。したがって、例えば、本発明に係る遊技管理端末として、図1に示すクラウドデータセンタ12や保守会社コンピュータ15を適用してもよい。
また、本発明に係る遊技店内機器は、補給管理装置210や島内コントローラ220に限定されず、例えば、図1に示す遊技店内機器10bの一つまたは複数を遊技店内機器として適用してもよい。
また、本発明に係る状態情報は、遊技機島に設置された補給装置(揚送装置や移送装置等)の動作状態を示す情報に限定されるものではなく、遊技店内機器10b1(クライアントPC46、稼働管理サーバ30、会員管理サーバ42、モバイル管理サーバ44)に関する機器情報が含まれる。ここで、遊技店内機器10b1に関する機器情報の一例としては、例えば、遊技店内機器10b1を構成するサーバやパソコンのスペック、搭載OS、ハードディスクの使用量(残量)、発生したエラーやシステム停止等の障害情報、遊技店内機器10b1に接続された各種機器との通信状況等の情報等が挙げられる。
図18は、機器情報更新機能を実現するための各種処理の流れを示すフローチャートである。機器情報更新機能とは、上述の機器情報をデータセンタ11において一括管理(機器情報更新を含む)する機能である。
この機器情報更新機能は、主として、遊技店内機器10b1(本例では、クライアントPC46、稼働管理サーバ30、会員管理サーバ42、モバイル管理サーバ44)の各々が実行する機器情報生成送信処理と、データセンタ11が実行する機器情報更新処理によって実現される。
遊技店内機器10b1は、各々の機器情報生成送信処理のステップS1101において、機器情報を生成する。具体的には、自身のスペック(例えば、CPUの種類や周波数、メモリの容量や種類、モニタの画面サイズや解像度、ハードディスクの容量等)、搭載OS、インストール済みのアプリケーションの種類やバージョン、ハードディスクの使用量(残量)、発生したエラーやシステム停止等の障害情報、遊技店内機器10b1に接続された各種機器との通信状況等を取得し、取得した情報を、機器情報として自身の記憶手段(例えば、ハードディスク)に機器情報として記憶する。
続いて、遊技店内機器10b1は、各々の機器情報生成送信処理のステップS1102において、データセンタ11から機器情報要求を受信したか否かを判定し、機器情報要求を受信した場合にはステップS1103に進み、受信していない場合には機器情報生成送信処理を終了する。ステップS1103では、データセンタ11に向けて自身の機器情報を送信した後に、機器情報生成送信処理を終了する。
データセンタ11は、機器情報更新処理のステップS1201において、遊技店内機器10b1に向けて機器情報要求を送信する。なお、機器情報要求の送信条件は特に限定されず、例えば、1日に1回、1時間に1回など、定期的に機器情報要求を送信するように構成してもよいし、所定の条件が成立した場合(例えば、データセンタ11において機器情報要求を実行するための操作が実行された場合等)に送信するように構成してもよい。
続いて、データセンタ11は、機器情報更新処理のステップS1202において、遊技店内機器10b1から機器情報を受信したか否かを判定し、機器情報を受信した場合にはステップS1203に進み、受信していない場合には機器情報更新処理を終了する。ステップS1203では、受信した機器情報を、機器毎に設けた記憶領域に区分けして記憶した後に、機器情報更新処理を終了する。
このように、本例に係る遊技管理装置(例えば、稼働管理サーバ30、会員管理サーバ42、モバイル管理サーバ44、クライアントPC46)は、遊技店内に設置された遊技管理装置であって、自身の機器情報を生成可能な機器情報生成手段(例えば、図18に示す機器情報生成送信処理のステップS1101の処理)と、前記機器情報を遊技店外に設置された遊技管理装置(例えば、データセンタ11)に向けて送信可能な機器情報送信手段(例えば、図18に示す機器情報生成送信処理のステップS1103の処理)と、を備えたことを特徴とする、遊技管理装置である。
また、本例に係る遊技管理装置(例えば、データセンタ11)は、遊技店外に設置された遊技管理装置であって、遊技店内に設置された遊技管理装置(例えば、稼働管理サーバ30、会員管理サーバ42、モバイル管理サーバ44、クライアントPC46)に向けて機器情報を要求することが可能な機器情報要求手段(例えば、図18に示す機器情報更新処理のステップS1201の処理)と、前記遊技店内に設置された遊技管理装置から前記機器情報を受信することが可能な機器情報受信手段(例えば、図18に示す機器情報更新処理のステップS1202の処理)と、を備えたことを特徴とする、遊技用装置である。
このような遊技用装置を備えれば、遊技店が全国各所に複数ある場合や遠隔地にある場合でも、遊技店外に設置された遊技管理装置によって遊技店内に設置された遊技管理装置の機器情報を一括管理することができ、遊技店内に設置された遊技管理装置の保守等の利便性を高めることができる。
なお、データセンタ11は、取得した機器情報に更新が必要な情報が含まれている場合には、該当する機器に向けて、更新が必要な旨を表すアラートを送信したり、最新のアプリケーション等を配信したりするように構成してもよい。また、データセンタ11は、メール等の方法で、取得した機器情報を他の機器に向けて通知してもよい。
また、遊技店内機器10bの一つとしてサーバ(例えば、WEBサーバ)を備え、遊技店内機器10b1が、このサーバに向けて機器情報を送信し(または、このサーバが遊技店内機器10b1から定期的に機器情報を取得し)、このサーバが、メール等の方法で、取得した機器情報を他の機器に向けて通知してもよい。
また、遊技情報生成送信処理を実行する機器は、上述の機器に限定されず、例えば、モバイル端末190、補給管理装置210、情報公開機230等がデータセンタ11に向けて機器情報を送信可能に構成してもよい。また、データセンタ11から遊技店内機器10b1に機器情報要求を送信することに代えて(または、加えて)、データセンタ11が遊技店内機器10b1から機器情報を定期的に取得するように構成してもよい。
また、本発明の実施形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することで、より一層、効果を高めることができる場合がある。また、一の実施形態に記載した構成を、他の実施形態に記載した構成に適用することで、より一層、効果を高めることができる場合がある。
本発明に係る遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法は、遊技店内に設置された遊技店内機器の各種管理などに広く利用することができる。
WNW、LNW ネットワーク
10 遊技管理システム
10a 遊技店外機器
10b 遊技店内機器
10b1 事務所機器
10b2 ホール機器
11 データセンタ
12 クラウドデータセンタ
13 店舗管理コンピュータ
14 モバイル端末
15 保守会社コンピュータ
30 稼働管理サーバ
31、51、71 CPU
32、52、72 ROM
33、53、73 RAM
34 記録媒体
35 外部記憶ドライブ
36 記憶装置
37 入力装置
38 表示装置
39 通信部
41 タイマ
42 会員管理サーバ
44 モバイル管理サーバ
46 クライアントPC
48 ルータ
50 島コンピュータ
55 管理サーバ通信部
56 台コンピュータ通信部
70 台コンピュータ
75 島コンピュータ通信部
76 遊技設備通信部
90 台間機
91 紙幣挿入口
92 ICコイン挿入口
93 ICコイン排出口
94 会員カード挿入口
95 ランプ
96 入力手段
97 表示手段
98 制御手段
99 通信手段
100 記憶手段
110 呼出ランプ
130 遊技機
131 遊技盤面
132 液晶表示装置
133 一般入賞口
134 普図始動口
135 特図始動口
136 可変入賞口
137 上皿
150 カメラ
160 再プレイ機
170 計数機
180 景品交換用装置
190 モバイル端末
210 補給管理装置
220 島内コントローラ
230 情報公開機
10 遊技管理システム
10a 遊技店外機器
10b 遊技店内機器
10b1 事務所機器
10b2 ホール機器
11 データセンタ
12 クラウドデータセンタ
13 店舗管理コンピュータ
14 モバイル端末
15 保守会社コンピュータ
30 稼働管理サーバ
31、51、71 CPU
32、52、72 ROM
33、53、73 RAM
34 記録媒体
35 外部記憶ドライブ
36 記憶装置
37 入力装置
38 表示装置
39 通信部
41 タイマ
42 会員管理サーバ
44 モバイル管理サーバ
46 クライアントPC
48 ルータ
50 島コンピュータ
55 管理サーバ通信部
56 台コンピュータ通信部
70 台コンピュータ
75 島コンピュータ通信部
76 遊技設備通信部
90 台間機
91 紙幣挿入口
92 ICコイン挿入口
93 ICコイン排出口
94 会員カード挿入口
95 ランプ
96 入力手段
97 表示手段
98 制御手段
99 通信手段
100 記憶手段
110 呼出ランプ
130 遊技機
131 遊技盤面
132 液晶表示装置
133 一般入賞口
134 普図始動口
135 特図始動口
136 可変入賞口
137 上皿
150 カメラ
160 再プレイ機
170 計数機
180 景品交換用装置
190 モバイル端末
210 補給管理装置
220 島内コントローラ
230 情報公開機
Claims (11)
- 遊技店内に設置された遊技店内機器を管理可能な遊技管理装置において、
前記遊技店内機器の状態を示す状態情報を取得可能な状態情報取得手段と、
前記状態情報に基づいて前記遊技店内機器における障害の経過を示す障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能な障害経過情報通知手段と、を備えた、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項1に記載の遊技管理装置において、
前記障害経過情報通知手段は、前記状態情報が予め定めた通知条件に合致した場合に前記障害経過情報を通知する、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項2に記載の遊技管理装置において、
前記通知条件を変更することが可能な通知条件変更手段を備えた、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遊技管理装置において、
前記障害経過情報通知手段は、前記障害経過情報を複数の通知先に通知可能である、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の遊技管理装置において、
前記状態情報は、同一の前記遊技店内機器が正常状態および非正常状態の一方の状態から他方の状態に変化したことを示す情報を少なくとも含む情報である、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の遊技管理装置において、
前記状態情報は、第一の状態情報と、該第一の状態情報よりも優先度の高い第二の状態情報と、を少なくとも含む情報であり、
前記障害経過情報通知手段は、所定の時間内に前記第一の状態情報と前記第二の状態情報を取得した場合に、前記第二の状態に基づいて前記障害経過情報を通知する、
ことを特徴とする遊技管理装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の遊技管理装置と、
遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線を介して相互に通信可能な遊技店外機器と、を備え、
前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を少なくとも含む情報を通知可能である、
ことを特徴とする遊技管理システム。 - 請求項7に記載の遊技管理システムであって、
前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、異なる場所に設置された複数の前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を通知可能である、
ことを特徴とする遊技管理システム。 - 請求項8に記載の遊技管理システムであって、
前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記複数の遊技店外機器毎に前記障害経過情報の内容を変更可能である、
ことを特徴とする遊技管理システム。 - 請求項8に記載の遊技管理システムであって、
前記遊技管理装置の障害経過情報通知手段は、前記障害経過情報の内容に応じて該障害経過情報の通知先を変更可能である、
ことを特徴とする遊技管理システム。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の遊技管理装置と、
遊技店外に設置された機器であって前記遊技管理装置と通信回線を介して相互に通信可能な遊技店外機器と、を用い、
前記遊技管理装置が前記遊技店外機器に向けて前記障害経過情報を少なくとも含む情報を通知する、
ことを特徴とする遊技管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015145835A JP2017023467A (ja) | 2015-07-23 | 2015-07-23 | 遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015145835A JP2017023467A (ja) | 2015-07-23 | 2015-07-23 | 遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017023467A true JP2017023467A (ja) | 2017-02-02 |
Family
ID=57945004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015145835A Pending JP2017023467A (ja) | 2015-07-23 | 2015-07-23 | 遊技管理端末、遊技管理システム、および、遊技管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017023467A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10113451A (ja) * | 1996-10-14 | 1998-05-06 | C A:Kk | 遊技店監視ネットワークシステム |
JP2002035378A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Heiwa Corp | 遊技機管理装置、携帯端末装置および記録媒体 |
JP2006204567A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Ace Denken:Kk | 遊技設備機器監視システム |
-
2015
- 2015-07-23 JP JP2015145835A patent/JP2017023467A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPH10113451A (ja) * | 1996-10-14 | 1998-05-06 | C A:Kk | 遊技店監視ネットワークシステム |
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