JP2017022861A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成の複雑化を抑制しながら、給電装置間において干渉が生じることを抑制することが可能な給電装置を提供する。【解決手段】この給電装置1は、電源部11と、電源部11からの電力を、受電装置2に給電する給電アンテナ部14と、他の給電装置1と通信する通信部16と、給電アンテナ部14への給電制御を行う制御部17と、を備える。そして、制御部17は、受電装置2に対する給電効率を取得するとともに、給電を停止し、通信部16を介して他の給電装置1による受電装置2に対する給電効率を取得し、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように構成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、給電装置に関し、特に、給電アンテナ部から受電装置に給電する給電装置に関する。
従来、給電アンテナ部から受電装置に給電する給電装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、非接触で外部の受電装置に給電する送電部(給電アンテナ部)を備える送電装置(給電装置)が開示されている。この送電装置では、送電部は、隣接する他の送電装置とは異なる変動方法で、磁界を変動させるように構成されている。これにより、この送電装置は、隣接する送電装置間において干渉が生じることを抑制するように構成されている。
特開2012−29471号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の送電装置では、磁界を変動させるために、装置構成が複雑化してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置構成の複雑化を抑制しながら、給電装置間において干渉が生じることを抑制することが可能な給電装置を提供することである。
この発明の一の局面による給電装置は、電源部と、電源部からの電力を、受電装置に給電する給電アンテナ部と、他の給電装置と通信する通信部と、給電アンテナ部への給電制御を行う制御部と、を備え、制御部は、受電装置に対する給電効率に関する第1の値を取得するとともに、給電を停止し、通信部を介して他の給電装置による受電装置に対する給電効率に関する第2の値を取得し、第1の値が第2の値よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように構成されている。
この発明の一の局面による給電装置では、上記のように、受電装置に対する給電効率に関する第1の値を取得するとともに、給電を停止し、通信部を介して他の給電装置による受電装置に対する給電効率に関する第2の値を取得するように制御部を構成する。これにより、第1の値の取得後に給電を停止させて、給電装置間において干渉が生じることを抑制しつつ、他の給電装置の給電効率に関する第2の値を取得することができる。また、給電装置間において干渉が生じることを抑制するために、磁界を変動させるように構成する必要がないので、装置構成の複雑化を抑制することができる。したがって、装置構成の複雑化を抑制しながら、給電装置間において干渉が生じることを抑制することができる。また、第1の値が第2の値よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように制御部を構成する。これにより、給電装置(自機)の給電効率が他の給電装置の給電効率よりも大きくなるような場合に受電装置に給電が再開されるので、受電装置に効率的な給電が行われやすくすることができる。その結果、受電装置の充電時間が長くなることを抑制することができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、第1の値が第2の値以下である場合には、給電を再開しない制御を行うように構成されている。このように構成すれば、給電を停止したままにすることができるので、給電装置間において干渉が生じることを抑制しつつ、給電効率に関する第2の値が第1の値以上である他の給電装置から受電装置に容易に給電を行うことができる。その結果、受電装置に効率的な給電がより行われやすくすることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、他の給電装置に対して第1の値を報知する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、他の給電装置においても、給電効率に関する値(第1の値および第2の値)に関して判断させることができる。その結果、給電装置間で干渉が生じることを抑制しつつ、いずれか給電効率に関する値(第1の値または第2の値)が大きい給電装置から受電装置に給電することができるので、確実に、受電装置に効率的に給電することができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、所定の時間内に第2の値を取得することができない場合には、給電を再開する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第2の値が取得されるまで給電が停止されたままである場合と異なり、所定の時間が経過したタイミングで停止された給電を再開させることができる。その結果、他の給電装置から第2の値が取得できない場合に、受電装置に給電されないという不都合が生じるのを抑制することができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、給電アンテナ部は、受電装置を検出するための出力信号を発信するように構成されており、制御部は、給電アンテナ部からの出力信号により受電装置が検出された場合に、第1の値および第2の値を取得し、第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、給電アンテナ部からの出力信号により受電装置が検出され、給電が開始されるタイミングで第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断することができる。その結果、給電が開始されるタイミングから受電装置に効率的な給電が行われやすくすることができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、再開された給電中に第1の値が小さくなった場合に、第1の値および第2の値を取得し、第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、再開された給電中に、受電装置の位置が変化することなどにより第1の値が小さくなったとしても、第1の値が第2の値よりも大きいか否かを再び判断することができる。その結果、受電装置に効率的な給電がより一層行われやすくすることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、再開された給電中に第1の値が所定のしきい値よりも小さい値になった場合に、第1の値および第2の値を取得し、第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1の値が小さくなる度に第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断する場合と比べて、制御部による処理が煩雑になるのを抑制しつつ、受電装置に効率的な給電が行われやすくすることができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、再開された給電中に所定の時間間隔で、第1の値および第2の値を取得し、第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、再開された給電中に、定期的に第1の値が第2の値よりも大きいか否かを判断することができるので、給電環境が変化した場合にも、受電装置に効率的な給電が行われやすくすることができる。
上記一の局面による給電装置において、好ましくは、他の給電装置が受電装置に給電していることを検出する検出部をさらに備え、制御部は、検出部により他の給電装置が受電装置に給電していることが検出されていない場合に、給電を行うように構成されている。このように構成すれば、他の給電装置から受電装置に給電している間には、自機から受電装置に給電することがないので、給電装置間において干渉が生じることを確実に抑制することができる。また、給電装置間において干渉が生じることを抑制するために、磁界を変動させるように構成する必要がないので、装置構成の複雑化を抑制しつつ、給電装置間において干渉が生じることを確実に抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、装置構成の複雑化を抑制しながら、給電装置間において干渉が生じることを抑制することが可能な給電装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態による給電システムを示す図である。 本発明の第1〜第4実施形態による給電装置および受電装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による給電システムの給電判断処理において給電効率Aが給電効率Bよりも大きい場合を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1実施形態による給電システムの給電判断処理において給電効率Aが給電効率B以下である場合を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1実施形態による給電システムの給電判断処理において他の給電装置が起動されていない場合を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1実施形態による給電システムの給電判断処理を説明するためのフローチャートである。 図6、図9、図11および図12に示すフローチャートに続くフローチャートである。 本発明の第2実施形態による給電システムにおいて受電装置が移動した場合を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による給電システムの給電判断処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態による給電システムにおいて受電装置が移動した場合を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による給電システムの給電判断処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態による給電システムの給電判断処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(給電システムの構成)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による給電システム100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による給電システム100は、図1に示すように、複数(2つ)の給電装置1(1aおよび1b)と、受電装置2とを備えている。給電システム100は、たとえば磁界共鳴方式により、コネクタなどの電気的接点無しで給電装置1から受電装置2に電力を供給(給電)する非接触方式の給電システムである。また、給電システム100では、複数の給電装置1は、互いに隣接する位置に配置されている。また、給電システム100では、受電装置2として、たとえばタブレットPCやスマートフォンなどの電子機器を用いることが可能である。
(給電装置の構成)
図2に示すように、給電装置1は、電源部11と、増幅部12と、リレースイッチ部13と、給電アンテナ部14と、他機検出部15と、通信部16と、制御部17とを含んでいる。なお、給電装置1aおよび1bは、互いに略同様の構成であるので、ここでは、給電装置1として説明する。なお、他機検出部15は、本発明の「検出部」の一例である。
電源部11は、装置外の商用電源(図示せず)や装置内のバッテリ(図示せず)などからの電力を、増幅部12およびリレースイッチ部13を介して、給電アンテナ部14に供給するように構成されている。また、電源部11は、DC/DCコンバータを含み、制御部17の制御に基づいて、装置外の商用電源(図示せず)や装置内のバッテリ(図示せず)などからの電力を、所定の電圧値に変換するように構成されている。
増幅部12は、電源部11からの電力を増幅し、リレースイッチ部13に出力するように構成されている。
リレースイッチ部13は、制御部17の制御に基づいて所定の周波数でスイッチングされることにより、所定の周波数を有する交流電力を給電アンテナ部14に供給するように構成されている。
給電アンテナ部14は、アンテナコイルとコンデンサとを有する共振回路を含み、リレースイッチ部13からの交流電力が有する所定の周波数で共振するように構成されている。これにより、給電アンテナ部14は、受電装置2に電気的接点無しで(非接触で)給電を行うための磁界を発生するように構成されている。この結果、給電アンテナ部14は、電源部11からの電力を、受電装置2に電気的接点無しで給電することが可能に構成されている。また、給電アンテナ部14は、受電装置2を検出するための出力信号(ビーコン)を発信するように構成されている。
他機検出部15は、他の給電装置1が受電装置2に給電していることを検出するように構成されている。具体的には、他の給電装置1(1aに対する1bまたは1bに対する1a)の給電アンテナ部14から磁界が発生している場合には、自機の給電アンテナ部14により受電が行われる。この受電の際の電力を検出することにより、他機検出部15は、他の給電装置1が受電装置2に給電していることを検出するように構成されている。
通信部16は、所定の無線通信規格(たとえば、Bluetooth(登録商標)規格)に基づいて受電装置2および他の給電装置1と無線通信が可能に構成されている。また、制御部17は、通信部16を介して、受電装置2から受電装置2の受電電力値を含む受電電力情報などの情報を取得するように構成されている。また、制御部17は、増幅部12から給電電力値を取得するように構成されている。これにより、以下の式(1)により示す給電効率を制御部17により取得することができる。
給電効率=受電電力値/給電電力値 ・・・(1)
制御部17は、給電装置1の動作を制御するCPU17aと、給電装置1を動作させるための各種のプログラムなどを格納するROM17bと、プログラムの動作の際に作業領域として用いられるRAM17cとを含んでいる。なお、制御部17による給電に関する制御の詳細については、後述する。
(受電装置の構成)
図2に示すように、受電装置2は、受電アンテナ部21と、整流部22と、電圧変換部23と、負荷24と、通信部25と、制御部26とを含んでいる。
受電アンテナ部21は、アンテナコイルとコンデンサとを有する共振回路を含み、給電装置1の給電アンテナ部14により共振回路が共振されることによって、交流電力を発生(受電)するように構成されている。
整流部22は、受電部21において発生した交流電力を直流電力に整流するように構成されている。
電圧変換部23は、制御部26の制御に基づいて、整流部22により整流された電力(直流電力)を所定の電圧値に変換するように構成されている。また、電圧変換部23は、所定の電圧値に変換された直流電力を負荷24に供給するように構成されている。
負荷24は、たとえば二次電池により構成されており、電圧変換部23から直流電力を供給されることにより、充電されるように構成されている。なお、負荷24は、二次電池以外にも、電圧変換部23から電力を供給されることにより動作する所定の回路などにより構成されてもよい。
通信部25は、所定の無線通信規格(たとえば、Bluetooth規格)に基づいて給電装置1と無線通信が可能に構成されている。受電装置2は、通信部25を介して、受電電力値を含む受電電力情報などの情報を給電装置1に送信するように構成されている。
制御部26は、受電装置2の動作を制御するCPU26aと、受電装置2を動作させるための各種のプログラムなどを格納するROM26bと、プログラムの動作の際に作業領域として用いられるRAM26cとを含んでいる。
(給電動作に関する構成)
次に、給電装置1の給電動作に関する構成について説明する。
まず、図3〜図6に示すように、給電装置1の制御部17は、他機検出部15により隣接する他の給電装置1が受電装置2に給電していることが検出されているか否かを判断するように構成されている。
そして、他機検出部15により他の給電装置1が受電装置2に給電していることが検出されていないと判断される場合には、制御部17は、受電装置2を検出するために、給電アンテナ部14からビーコンを発信する制御を行うように構成されている。その後、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出された場合には、制御部17は、電源部11から給電アンテナ部14にビーコンよりも大きな電力を供給することにより、給電アンテナ部14から受電装置2に給電を開始するように構成されている。
一方、他機検出部15により他の給電装置1が受電装置2に給電していることが検出されていると判断される場合には、制御部17は、電源部11から給電アンテナ部14に電力を供給しないことにより、受電装置2に給電を行わないように構成されている。なお、この際には、ビーコンも発信されない。これらの結果、隣接する給電装置1(1aおよび1b)が同時に給電を行うことがないので、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを抑制することが可能となる。
ここで、第1実施形態では、図3〜図6に示すように、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出され、給電アンテナ部14への給電を開始した場合には、制御部17は、開始された給電中に、自機による受電装置2に対する給電効率を取得するように構成されている。また、制御部17は、自機の給電効率の取得後、給電アンテナ部14への給電を停止し、給電の停止中に、通信部16を介して他の給電装置1(1aに対する1bまたは1bに対する1a)による受電装置2に対する給電効率を取得するように構成されている。なお、自機による受電装置2に対する給電効率および他の給電装置1による受電装置2に対する給電効率は、それぞれ、本発明の「第1の値」および「第2の値」の一例である。
そして、第1実施形態では、制御部17は、取得された自機の給電効率および他の給電装置1の給電効率に基づいて、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きいか否かを判断するように構成されている。
制御部17は、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きい場合には、停止された給電を再開する制御を行うとともに、他の給電装置1に対して自機の給電効率を報知する制御を行うように構成されている。
また、制御部17は、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率以下である場合には、停止された給電を再開しない制御を行うように構成されている。
また、制御部17は、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きいと判断される場合に加えて、給電の停止中の所定の時間内(たとえば、数秒以内)に他の給電装置1の給電効率を取得することができない場合にも、停止された給電を再開するように構成されている。
以下、図3〜図5を参照して、上記した給電動作について、シーケンス図に基づいて説明する。ここでは、給電装置1aの後に給電装置1bが起動(電源がオン)される場合について説明する。なお、給電装置1aの動作は、給電装置1aの制御部17により制御され、給電装置1bの動作は、給電装置1bの制御部17により制御される。また、図3〜図5では、理解の容易のため、給電装置1aの処理に「a」を付し、給電装置1bの処理に「b」を付して説明する。
(給電効率A>給電効率Bの場合の動作)
この場合、まず、図3を参照して、給電装置1aの給電効率Aが給電装置1bの給電効率Bよりも大きい(給電効率A>給電効率Bである)場合について説明する。
まず、ステップS1aにおいて、給電装置1aが起動されると、給電装置1aの他機検出部15により隣接する他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。
図3に示す場合には、他の給電装置1bが受電装置2に給電していないので、給電装置1aの他機検出部15により他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断され、ステップS2aにおいて、給電装置1aの給電アンテナ部14からビーコンが発信される。
そして、ステップS3aにおいて、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されると、給電装置1aの給電アンテナ部14から受電装置2に給電が開始される。なお、図3〜図5では、理解の容易のため、給電中であることをハッチングにより示している。
そして、ステップS4aにおいて、給電装置1aと受電装置2との間で、所定の無線通信規格に基づく通信が行われることにより、給電装置1aと受電装置2との無線通信接続が確立される。
そして、ステップS5aにおいて、受電装置2から給電装置1aに対して受電電力値を含む受電電力情報が送信される。その結果、給電装置1aにおいて受電電力値が取得され、ステップS6aにおいて、上記した式(1)により給電装置1aの給電効率Aが取得される。
その後、ステップS7aにおいて、給電装置1aの給電が停止される。
一方、ステップS1bにおいて、給電装置1aの後に給電装置1bが起動されると、給電装置1bの他機検出部15により隣接する他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。
図3に示す場合には、他の給電装置1aが受電装置2に給電しているので、給電装置1bの他機検出部15により他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されていると判断され、ビーコンが発信されないとともに、給電が開始されない。
そして、ステップS7aにおいて、他の給電装置1aの給電が停止されると、他の給電装置1aが受電装置2に給電しなくなるので、給電装置1bの他機検出部15により他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断され、ステップS2bにおいて、給電装置1bの給電アンテナ部14からビーコンが発信される。
その後、ステップS3bにおいて、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されると、給電装置1bの給電アンテナ部14から受電装置2に給電が開始される。
そして、ステップS4bにおいて、給電装置1bと受電装置2との間で、所定の無線通信規格に基づく通信が行われることにより、無線通信接続が確立される。
そして、ステップS5bにおいて、受電装置2から給電装置1bに対して受電電力値を含む受電電力情報が送信される。その結果、給電装置1bにおいて受電電力値が取得され、ステップS6bにおいて、上記した式(1)により給電装置1bの給電効率Bが取得される。
その後、ステップS7bにおいて、給電装置1bの給電が停止されるとともに、ステップS8bにおいて、給電装置1bから給電装置1aに対して給電効率Bが報知(送信)される。
そして、給電装置1aにおいて、自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率Bよりも大きいか否かが判断される。
図3に示す場合には、自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率Bよりも大きいと判断され、ステップS8aにおいて、給電装置1aから給電装置1bに対して給電効率Aが報知(送信)された後、ステップS9aにおいて、ステップS7aにおいて停止された給電が再開される。
一方、給電装置1bでは、ステップS8bの処理により取得された他の給電装置1aの給電効率Aと自機(給電装置1b)の給電効率Bとに基づいて、自機(給電装置1b)の給電効率Bが他の給電装置1aの給電効率A以下であると判断される。この結果、ステップS7bにおいて停止された給電が再開されず、給電の停止が維持される。
(給電効率A≦給電効率Bの場合の動作)
次に、図4を参照して、給電装置1aの給電効率Aが給電装置1bの給電効率B以下(給電効率A≦給電効率B)である場合について説明する。なお、図3の処理と同一の処理については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
この場合、まず、ステップS1a〜ステップS7aにおいて、図3に示す場合と同様の処理が給電装置1aにより行われる。また、ステップS1b〜ステップS8bにおいて、図3に示す場合と同様の処理が給電装置1bにより行われる。
図4に示す場合には、給電装置1aでは、自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率B以下であると判断される。この結果、図3に示す場合とは異なり、ステップS7aにおいて停止された給電が再開されず、給電の停止が維持される。なお、この場合には、給電装置1aから給電装置1bに対して給電効率Aが報知されない。
一方、給電装置1bでは、ステップS7bの給電の停止処理から所定の時間経過したタイミングで、給電の停止中の所定の時間内に他の給電装置1aの給電効率Aが取得することができないと判断される。その結果、ステップS9bにおいて、停止された給電が再開される。なお、図4では、図示の都合上、給電装置1bの所定の時間を給電装置1aの所定の時間よりも小さくなるように示している。
(他の給電装置が起動されていない場合の動作)
次に、図5を参照して、給電装置1bが起動されていない場合について説明する。なお、図3の処理と同一の処理については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
この場合、まず、ステップS1a〜ステップS7aにおいて、図3に示す場合と同様の処理が給電装置1aにより行われる。一方、図3および図4に示す場合と異なり、給電装置1bが起動されていないため、上記した各処理が行われず、給電装置1bから給電装置1aに対して給電効率Bが報知されない。
図5に示す場合には、給電装置1aでは、ステップS7aの給電の停止処理から所定の時間経過したタイミングで、給電の停止中の所定の時間内に他の給電装置1bの給電効率Bが取得することができないと判断される。その結果、ステップS9aにおいて、停止された給電が再開される。
以上のように、この給電システム100では、隣接する複数(2つ)の給電装置1(1aおよび1b)は、自機の給電効率(給電効率Aまたは給電効率B)を他の給電装置1に適宜報知し、いずれか給電効率が大きい給電装置1から受電装置2に給電するように構成されている。
(第1実施形態の給電判断処理)
次に、図6および図7を参照して、第1実施形態の給電装置1における給電判断処理についてフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートは、図3〜図5のシーケンス図の内容をまとめたものである。ここでは、図3〜図5に示す場合と同様に、給電装置1aの後に給電装置1bが起動される場合について説明する。なお、給電装置1aの動作は、給電装置1aの制御部17により制御され、給電装置1bの動作は、給電装置1bの制御部17により制御される。また、図6および図7では、理解の容易のため、給電装置1aの処理に「a」を付し、給電装置1bの処理に「b」を付して説明する。
まず、図6に示すように、給電装置1aが起動されると、ステップS11aにおいて、他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されていると判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS11aの処理が繰り返される。
また、他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS12aに進む。そして、ステップS12aにおいて、給電装置1aの給電アンテナ部14からビーコンが発信される。
そして、ステップS13aにおいて、給電装置1aの給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されたか否かが判断される。給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS13aの処理が繰り返される。つまり、受電装置2が検出されるまで、ビーコンが発信され続ける。
また、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されたと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS14aに進む。
そして、ステップS14aにおいて、給電装置1aと受電装置2との間で、所定の無線通信規格に基づいて通信が行われることにより、給電装置1aと受電装置2との無線通信接続が確立される。
そして、ステップS15aにおいて、給電装置1aの給電アンテナ部14から受電装置2に給電が開始される。
そして、ステップS16aにおいて、給電装置1aの通信部16を介して、受電装置2から受電電力値を含む受電電力情報が取得される。その結果、ステップS17aにおいて、受電装置2から取得された受電電力値と、自機(給電装置1a)の送電電力値とに基づいて、上記した式(1)により給電装置1aの給電効率Aが取得される。
そして、ステップS18aにおいて、ステップS17aにおいて取得された給電効率Aが給電装置1bに報知される。なお、この時点では、給電装置1bにおいて後述するステップS20bの処理が実行されていないため、給電装置1bでは給電装置1aからの給電効率Aは取得されない。
そして、ステップS19aにおいて、ステップS15aにおいて開始された給電が停止される。
ここで、給電装置1aの後に起動された給電装置1bでは、ステップS11bにおいて、他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。他の給電装置1bが受電装置2に給電していることが検出されていると判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS11bの処理が繰り返される。図6に示す場合には、少なくとも給電装置1aにおいてステップS12a〜ステップS18aの処理が行われている間は、他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されていると判断されるため、ステップS11bの処理が繰り返される。
また、他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS12bに進む。図6に示す場合には、給電装置1aにおいてステップS19aの処理が行われると、他の給電装置1aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断されるため、ステップS12bに進む。そして、ステップS12bにおいて、給電装置1bの給電アンテナ部14からビーコンが発信される。
そして、ステップS13bにおいて、給電装置1bの給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されたか否かが判断される。給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS13bの処理を繰り返す。
また、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出されたと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS14bに進む。
そして、ステップS14bにおいて、給電装置1bと受電装置2との間で、所定の無線通信規格に基づいて通信が行われることにより、給電装置1bと受電装置2との無線通信接続が確立される。
そして、ステップS15bにおいて、給電装置1bの給電アンテナ部14から受電装置2に給電が開始される。
そして、ステップS16bにおいて、給電装置1bの通信部16を介して、受電装置2から受電電力値を含む受電電力情報が取得される。その結果、ステップS17bにおいて、受電装置2から取得された受電電力値と、自機(給電装置1b)の送電電力値とに基づいて、上記した式(1)により給電装置1bの給電効率Bが取得される。
そして、ステップS18bにおいて、ステップS17bにおいて取得された給電効率Bが給電装置1aに報知される。そして、ステップS19bにおいて、ステップS15bにおいて開始された給電が停止される。
図7に示すように、給電装置1aでは、ステップS20aにおいて、他の給電装置1bから給電効率Bが受信(取得)されたか否かが判断される。他の給電装置1bから給電効率Bが受信されたと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS21aに進む。図7に示す場合には、給電装置1bのステップS18b(図6参照)の処理により給電効率Bが報知されているので、他の給電装置1bから給電効率Bが受信されたと判断され、ステップS21aに進む。
そして、ステップS21aにおいて、自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率Bよりも大きいか否かが判断される。自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率Bよりも大きいと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS22aに進む。
そして、ステップS22aにおいて、給電装置1aから給電装置1bに給電効率Aが報知される。その後、ステップS23aにおいて、ステップS19aにおいて停止された給電装置1aの給電が再開される。そして、給電装置1aの給電判断処理が終了される。なお、給電判断処理のフローチャートにおいて、ステップS20a、S21a、S22a、S23a、給電判断処理の終了の順に処理が進んだ場合は、図3に示すシーケンス図の処理に略対応する。
また、ステップS21aにおいて、自機(給電装置1a)の給電効率Aが他の給電装置1bの給電効率B以下であると判断される場合(「No」の場合)には、給電が再開されることなく、給電の停止が維持されたまま、給電装置1aの給電判断処理が終了される。なお、給電判断処理のフローチャートにおいて、ステップS20a、S21a、給電判断処理の終了の順に処理が進んだ場合は、図4に示すシーケンス図の処理に略対応する。
また、ステップS20aにおいて、他の給電装置1bから給電効率Bが受信されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS24aに進む。
そして、ステップS24aにおいて、所定の時間が経過したか否かが判断される。所定の時間が経過していないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS20aに戻り、他の給電装置1bから給電効率Bが受信(取得)されたか否かが再び判断される。
また、所定の時間が経過したと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS22aに進む。そして、ステップS22aにおいて、給電装置1aから給電装置1bに給電効率Aが報知される。その後、ステップS23aにおいて、ステップS19aにおいて停止された給電装置1aの給電が再開される。そして、給電装置1aの給電判断処理が終了される。なお、給電判断処理のフローチャートにおいて、ステップS20a、S24a、S22a、S23a、給電判断処理の終了の順に処理が進んだ場合は、図5に示すシーケンス図の処理に略対応する。
一方、ステップS19bにおいて給電が停止された給電装置1bでは、ステップS20bにおいて、他の給電装置1aから給電効率Aが受信(取得)されたか否かが判断される。他の給電装置1aから給電効率Aが受信されたと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS21bに進む。つまり、給電装置1aにおいてステップS22aの処理が行われた場合には、他の給電装置1aから給電効率Aが受信されたと判断され、ステップS21bに進む。
そして、ステップS21bにおいて、自機(給電装置1b)の給電効率Bが他の給電装置1aの給電効率Aよりも大きいか否かが判断される。自機(給電装置1b)の給電効率Bが他の給電装置1aの給電効率Aよりも大きいと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS22bに進む。
そして、ステップS22bにおいて、給電装置1bから給電装置1aに給電効率Bが報知される。なお、この時点では、給電装置1aにおいてステップS20aの処理が実行されていない(実行済みである)ため、給電装置1aでは給電装置1bからの給電効率Bは取得されない。
その後、ステップS23bにおいて、ステップS19bにおいて停止された給電装置1aの給電が再開される。そして、給電装置1bの給電判断処理が終了される。
また、ステップS21bにおいて、自機(給電装置1b)の給電効率Bが他の給電装置1aの給電効率A以下であると判断される場合(「No」の場合)には、給電が再開されることなく、給電の停止が維持されたまま、給電装置1bの給電判断処理が終了される。なお、給電判断処理のフローチャートにおいて、ステップS20b、S21b、給電判断処理の終了の順に処理が進んだ場合は、図3に示すシーケンス図の処理に略対応する。
また、ステップS20bにおいて、他の給電装置1aから給電効率Aが受信されていないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS24bに進む。
そして、ステップS24bにおいて、所定の時間が経過したか否かが判断される。所定の時間が経過していないと判断される場合(「No」の場合)には、ステップS20bに戻り、他の給電装置1aから給電効率Aが受信(取得)されたか否かが再び判断される。
また、所定の時間が経過したと判断される場合(「Yes」の場合)には、ステップS22bに進む。そして、ステップS22bにおいて、給電装置1bから給電装置1aに給電効率Bが報知される。その後、ステップS23bにおいて、ステップS19bにおいて停止された給電装置1bの給電が再開される。そして、給電装置1bの給電判断処理が終了される。なお、給電判断処理のフローチャートにおいて、ステップS20b、S24b、S22b、S23b、給電判断処理の終了の順に処理が進んだ場合は、図4に示すシーケンス図の処理に略対応する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、受電装置2に対する自機の給電効率(たとえば、給電効率A)を取得するとともに、給電を停止し、通信部16を介して他の給電装置1の給電効率(たとえば、給電効率B)を取得するように制御部17を構成する。これにより、自機の給電効率の取得後に給電を停止させて、隣接する給電装置1(1aおよび1b)間において干渉が生じることを抑制しつつ、他の給電装置1の給電効率に関する他の給電装置1の給電効率を取得することができる。また、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを抑制するために、磁界を変動させるように構成する必要がないので、装置構成の複雑化を抑制することができる。したがって、装置構成の複雑化を抑制しながら、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを抑制することができる。また、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように制御部17を構成する。これにより、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きくなるような場合に受電装置2に給電が再開されるので、受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。その結果、受電装置2の充電時間が長くなることを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率以下である場合には、給電を再開しない制御を行うように制御部17を構成する。これにより、給電を停止したままにすることができるので、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを抑制しつつ、給電効率が自機の給電効率以上である他の給電装置1から受電装置2に容易に給電を行うことができる。その結果、受電装置2に効率的な給電がより行われやすくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、他の給電装置1に対して自機の給電効率を報知する制御を行うように制御部17を構成する。これにより、他の給電装置1においても、給電効率(自機の給電効率および他の給電装置1の給電効率)に関して判断させることができる。その結果、隣接する給電装置1間で干渉が生じることを抑制しつつ、いずれか給電効率が大きい給電装置1から受電装置2に給電することができるので、確実に、受電装置2に効率的に給電することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、所定の時間内に他の給電装置1の給電効率を取得することができない場合には、給電を再開する制御を行うように制御部17を構成する。これにより、他の給電装置1の給電効率が取得されるまで給電が停止されたままである場合と異なり、所定の時間が経過したタイミングで停止された給電を再開させることができる。その結果、他の給電装置1から他の給電装置1の給電効率が取得できない場合に、受電装置2に給電されないという不都合が生じるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、給電アンテナ部14からの出力信号(ビーコン)により受電装置2が検出された場合に、自機の給電効率および他の給電装置1の給電効率を取得し、自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きいか否かを判断する制御を行うように制御部17を構成する。これにより、給電アンテナ部14からのビーコンにより受電装置2が検出され、給電が開始されるタイミングで自機の給電効率が他の給電装置1の給電効率よりも大きいか否かを判断することができる。その結果、給電が開始されるタイミングから受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、他機検出部15により他の給電装置1が受電装置2に給電していることが検出されていない場合に、給電を行うように制御部17を構成する。これにより、他の給電装置1から受電装置2に給電している間には、自機から受電装置2に給電することがないので、給電装置1間において干渉が生じることを確実に抑制することができる。また、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを抑制するために、磁界を変動させるように構成する必要がないので、装置構成の複雑化を抑制しつつ、隣接する給電装置1間において干渉が生じることを確実に抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、図2および図7〜図9を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、再開された給電中に、所定のタイミングで、自機の給電効率および他の給電装置の給電効率を再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置の給電効率よりも大きいか否かを判断する例について説明する。
(給電システムの構成)
本発明の第2実施形態による給電システム200は、図2に示すように、給電装置101(101aおよび101b)を備える点で、上記第1実施形態の給電システム100と相違する。また、給電装置101(101aおよび101b)は、制御部117を備える点で、上記第1実施形態の給電装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
非接触方式の給電システム200では、給電装置101と受電装置2との位置関係により、給電環境が変化し、給電効率が変化する。したがって、図8に示すように、たとえば給電装置101aによる給電中に、ユーザにより受電装置2が移動された場合には、給電中の給電装置101aから受電装置2に給電を継続するよりも、給電中ではない給電装置101bから受電装置2に給電する方が給電効率が大きくなる可能性がある。
(給電動作に関する構成)
そこで、第2実施形態では、給電装置101の制御部117は、再開された給電中に、自機の給電効率が小さくなるように変化した場合に、自機の給電効率を再び取得するとともに、自機の給電効率の取得後、給電を停止し、給電の停止中に、通信部16を介して他の給電装置101(101aに対する101bまたは101bに対する101a)による受電装置2に対する給電効率を再び取得するように構成されている。
また、第2実施形態では、制御部117は、再開された給電中に、再び取得された自機の給電効率および他の給電装置101の給電効率に基づいて、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きいか否かを再び判断する制御を行うように構成されている。
そして、制御部117は、上記第1実施形態と同様に、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きい場合には、停止された給電を再開する制御を行うとともに、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率以下である場合には、停止された給電を再開しない制御を行うように構成されている。
(第2実施形態の給電判断処理)
次に、図7および図9を参照して、第2実施形態の給電装置101における給電判断処理についてフローチャートに基づいて説明する。ここでは、給電装置101aが給電中である場合について説明する。なお、給電装置101aの動作は、給電装置101aの制御部117により制御され、給電装置101bの動作は、給電装置101bの制御部117により制御される。また、図7および図9では、理解の容易のため、給電装置101aの処理に「a」を付し、給電装置101bの処理に「b」を付して説明する。また、上記第1実施形態の給電判断処理と同一の処理については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
まず、図9に示すように、給電中の給電装置101aでは、ステップS101aにおいて、自機の給電効率Aが小さくなるように変化したか否かが判断される。たとえば、給電が再開されたタイミングで取得された給電効率Aから所定の値だけ給電効率Aが小さくなった場合に、自機の給電効率Aが小さくなるように変化したと判断することが可能である。
自機の給電効率Aが小さくなるように変化していないと判断される場合には、ステップS101aの処理が繰り返される。つまり、自機の給電効率Aが小さくなるように変化するまで、給電が継続される。なお、給電の継続中には、随時、現在の給電効率Aが取得される。
また、自機の給電効率Aが小さくなるように変化したと判断される場合には、ステップS102aに進む。直前に取得された給電効率Aを用いる場合には、このステップS302aの処理を行わなくともよい。そして、ステップS102aにおいて、現在の給電効率Aが取得される。その後、ステップS103aにおいて、給電が停止される。
ここで、給電中ではない給電装置101bでは、上記第1実施形態と同様に、ステップS11bにおいて、他の給電装置101aが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。図9に示す場合には、少なくとも給電装置101aにおいてステップS101aおよびS102aの処理が行われている間は、他の給電装置101aが受電装置2に給電していることが検出されていると判断されるため、ステップS11bの処理が繰り返される。
また、図9に示す場合には、給電装置101aにおいてステップS103aの処理が行われると、給電装置101bでは、他の給電装置101aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断されるため、ステップS12bに進む。その後の処理内容は、上記第1実施形態と同様である。つまり、給電装置101aにおいて、ステップS20a〜ステップS24a(図7参照)の処理が適宜実行されるとともに、給電装置101bにおいて、ステップS12b〜ステップS24b(図7および図9参照)の処理が適宜実行される。
以上のように、第2実施形態の給電システム200では、隣接する複数(2つ)の給電装置101(101aおよび101b)は、再開された給電中にも、自機の給電効率(給電効率Aまたは給電効率B)を他の給電装置101に適宜報知し、いずれか給電効率が大きい給電装置101から受電装置2に給電するように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、受電装置2に対する自機の給電効率を取得するとともに、給電を停止し、通信部16を介して他の給電装置101の給電効率を取得するように制御部117を構成する。また、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように制御部117を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、隣接する給電装置101間において干渉が生じることを抑制しつつ、受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、再開された給電中に自機の給電効率が小さくなった場合に、自機の給電効率および他の給電装置101の給電効率を取得し、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きいか否かを判断する制御を行うように制御部117を構成する。これにより、再開された給電中に、受電装置2の位置が変化することなどにより自機の給電効率が小さくなったとしても、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きいか否かを再び判断することができる。その結果、受電装置に効率的な給電がより一層行われやすくすることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図2、図7、図10および図11を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、再開された給電中に、所定のタイミングで、自機の給電効率および他の給電装置の給電効率を再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置の給電効率よりも大きいか否かを判断する上記第2実施形態とは異なる他の例について説明する。
(給電システムの構成)
本発明の第3実施形態による給電システム300は、図2に示すように、給電装置201(201aおよび201b)を備える点で、上記第1実施形態の給電システム100と相違する。また、給電装置201(201aおよび201b)は、制御部217を備える点で、上記第1実施形態の給電装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
上記第2実施形態において説明したように、非接触方式の給電システム300では、給電装置201と受電装置2との位置関係により、給電環境が変化し、給電効率が変化する。この場合、図10に示すように、給電中の給電装置201aを中心に円軌道で受電装置2が移動された場合には、給電中の給電装置201aの給電効率が変化しなくとも、給電中ではない給電装置201bの給電効率が大きくなる可能性がある。したがって、このような場合を考慮して、給電中の給電装置201aの給電効率が変化しなくとも、所定のタイミングで自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを判断することが好ましい。
(給電動作に関する構成)
そこで、第3実施形態では、給電装置201の制御部217は、再開された給電中に、所定の時間間隔(たとえば、数十秒間隔)で、自機の給電効率を再び取得するとともに、自機の給電効率の取得後、給電を停止し、給電の停止中に、通信部16を介して他の給電装置201(201aに対する201bまたは201bに対する201a)による受電装置2に対する給電効率を再び取得するように構成されている。
また、第3実施形態では、制御部217は、再開された給電中に、再び取得された自機の給電効率および他の給電装置201の給電効率に基づいて、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを再び判断する制御を行うように構成されている。
そして、制御部217は、上記第1実施形態と同様に、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きい場合には、停止された給電を再開する制御を行うとともに、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率以下である場合には、停止された給電を再開しない制御を行うように構成されている。
(第3実施形態の給電判断処理)
次に、図7および図11を参照して、第3実施形態の給電装置201における給電判断処理についてフローチャートに基づいて説明する。ここでは、給電装置201aが給電中である場合について説明する。なお、給電装置201aの動作は、給電装置201aの制御部217により制御され、給電装置201bの動作は、給電装置201bの制御部217により制御される。また、図7および図11では、理解の容易のため、給電装置201aの処理に「a」を付し、給電装置201bの処理に「b」を付して説明する。また、上記第1実施形態の給電判断処理と同一の処理については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
まず、図11に示すように、給電中の給電装置201aでは、ステップS201aにおいて、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを再び判断するための所定の時間が経過したか否かが判断される。
所定の時間が経過していないと判断される場合には、ステップS201aの処理が繰り返される。つまり、所定の時間が経過したと判断されるまで、給電が継続される。
また、所定の時間が経過したと判断される場合には、ステップS202aに進む。そして、ステップS202aにおいて、現在の給電効率Aが取得される。その後、ステップS203aにおいて、給電が停止される。
ここで、給電中ではない給電装置201bでは、上記第1実施形態と同様に、ステップS11bにおいて、他の給電装置201aが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。図11に示す場合には、少なくとも給電装置201aにおいてステップS201aおよびS202aの処理が行われている間は、他の給電装置201aが受電装置2に給電していることが検出されていると判断されるため、ステップS11bの処理が繰り返される。
また、図11に示す場合には、給電装置201aにおいてステップS203aの処理が行われると、給電装置201bでは、他の給電装置201aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断されるため、ステップS12bに進む。その後の処理内容は、上記第1実施形態と同様である。つまり、給電装置201aにおいて、ステップS20a〜ステップS24a(図7参照)の処理が適宜実行されるとともに、給電装置201bにおいて、ステップS12b〜ステップS24b(図7および図11参照)の処理が適宜実行される。
以上のように、第3実施形態の給電システム300においても、隣接する複数(2つ)の給電装置201(201aおよび201b)は、再開された給電中にも、自機の給電効率(給電効率Aまたは給電効率B)を他の給電装置201に適宜報知し、いずれか給電効率が大きい給電装置201から受電装置2に給電するように構成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、受電装置2に対する自機の給電効率を取得するとともに、給電を停止し、通信部16を介して他の給電装置201の給電効率を取得するように制御部217を構成する。また、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように制御部217を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、隣接する給電装置201間において干渉が生じることを抑制しつつ、受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。
また、第3実施形態では、上記のように、再開された給電中に所定の時間間隔で、自機の給電効率および他の給電装置201の給電効率を取得し、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを判断する制御を行うように制御部217を構成する。これにより、再開された給電中に、定期的に自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを判断することができるので、給電環境が変化した場合にも、受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第4実施形態]
次に、図2、図7および図12を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、再開された給電中に、所定のタイミングで、自機の給電効率および他の給電装置の給電効率を再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置の給電効率よりも大きいか否かを判断する上記第2および第3実施形態とは異なる他の例について説明する。
(給電システムの構成)
本発明の第4実施形態による給電システム400は、図2に示すように、給電装置301(301aおよび301b)を備える点で、上記第1実施形態の給電システム100と相違する。また、給電装置301(301aおよび301b)は、制御部317を備える点で、上記第1実施形態の給電装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(給電動作に関する構成)
第4実施形態では、給電装置301の制御部317は、再開された給電中に、現在の自機の給電効率が所定のしきい値よりも小さい値になった場合に、給電を停止し、給電の停止中に、通信部16を介して他の給電装置301(301aに対する301bまたは301bに対する301a)による受電装置2に対する給電効率を再び取得するように構成されている。
また、第4実施形態では、制御部317は、現在の自機の給電効率および再び取得された他の給電装置301の給電効率に基づいて、自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率よりも大きいか否かを再び判断する制御を行うように構成されている。
そして、制御部317は、上記第1実施形態と同様に、自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率よりも大きい場合には、停止された給電を再開する制御を行うとともに、自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率以下である場合には、停止された給電を再開しない制御を行うように構成されている。
(第4実施形態の給電判断処理)
次に、図7および図12を参照して、第4実施形態の給電装置301における給電判断処理についてフローチャートに基づいて説明する。ここでは、複数の給電装置301のうち給電装置301aが給電中である場合について説明する。なお、給電装置301aの動作は、給電装置301aの制御部317により制御され、給電装置301bの動作は、給電装置301bの制御部317により制御される。また、図7および図12では、理解の容易のため、給電装置301aの処理に「a」を付し、給電装置301bの処理に「b」を付して説明する。また、上記第1実施形態の給電判断処理と同一の処理については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
まず、図12に示すように、給電中の給電装置301aでは、ステップS301aにおいて、現在の給電効率Aが所定のしきい値よりも小さい値になったか否かが判断される。
現在の給電効率Aが所定のしきい値よりも小さい値になっていないと判断される場合には、ステップS301aの処理が繰り返される。つまり、現在の給電効率Aが所定のしきい値よりも小さい値になったと判断されるまで、給電が継続される。なお、給電の継続中には、随時、現在の給電効率Aが取得される。
また、現在の給電効率Aが所定のしきい値よりも小さい値になったと判断される場合には、ステップS302aに進む。そして、ステップS302aにおいて、現在の給電効率Aが取得される。なお、直前に取得された給電効率Aを用いる場合には、このステップS302aの処理を行わなくともよい。その後、ステップS303aにおいて、給電が停止される。
ここで、給電中ではない給電装置301bでは、上記第1実施形態と同様に、ステップS11bにおいて、他の給電装置301aが受電装置2に給電していることが検出されているか否かが判断される。図12に示す場合には、少なくとも給電装置301aにおいてステップS301aおよびS302aの処理が行われている間は、他の給電装置301aが受電装置2に給電していることが検出されていると判断されるため、ステップS11bの処理が繰り返される。
また、図12に示す場合には、給電装置301aにおいてステップS303aの処理が行われると、他の給電装置301aが受電装置2に給電していることが検出されていないと判断されるため、ステップS12bに進む。その後の処理内容は、上記第1実施形態と同様である。つまり、給電装置301aにおいて、ステップS20a〜ステップS24a(図7参照)の処理が適宜実行されるとともに、給電装置301bにおいて、ステップS12b〜ステップS24b(図7および図12参照)の処理が適宜実行される。
以上のように、第4実施形態の給電システム400においても、隣接する複数(2つ)の給電装置301(301aおよび301b)は、再開された給電中にも、自機の給電効率(給電効率Aまたは給電効率B)を適宜報知し、いずれか給電効率が大きい給電装置301から受電装置2に給電するように構成されている。
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、受電装置2に対する自機の給電効率を取得するとともに、給電を停止し、通信部16を介して他の給電装置301の給電効率を取得するように制御部317を構成する。また、自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率よりも大きい場合に、停止された給電を再開する制御を行うように制御部317を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、隣接する給電装置301間において干渉が生じることを抑制しつつ、受電装置2に効率的な給電が行われやすくすることができる。
また、第4実施形態では、上記のように、再開された給電中に自機の給電効率が所定のしきい値よりも小さい値になった場合に、自機の給電効率および他の給電装置301の給電効率を取得し、自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率よりも大きいか否かを判断する制御を行うように制御部317を構成する。これにより、自機の給電効率が小さくなる度に自機の給電効率が他の給電装置301の給電効率よりも大きいか否かを判断する場合と比べて、制御部317による処理が煩雑になるのを抑制しつつ、受電装置2に効率的な給電が行われやすくことができる。
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、本発明の様々な態様を示したが、本発明は各実施形態の態様に限られない。本発明は、各実施形態の一または複数の構成と他の実施形態の構成とを適宜組み合わせた態様をも含んでいる。
また、上記第1〜第4実施形態では、給電システム100(200、300、400)が2つの給電装置1aおよび1b(101a、101b、201a、201b、301a、301b)を備えた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、給電システムが3つ以上の給電装置を備えていてもよい。この場合、1つの給電装置において、複数の他の給電装置のそれぞれの給電効率を取得し、自機の給電効率が複数の他の給電装置のそれぞれの給電効率よりも大きいか否かを判断すればよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、自機の給電効率が他の給電装置1(101、201、301)の給電効率以下である場合には、自機から他の給電装置1(101、201、301)に対して自機の給電効率を報知しない例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、自機の給電効率が他の給電装置の給電効率以下である場合に、自機から他の給電装置に対して自機の給電効率を報知してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、本発明の給電効率に関する第1の値および第2の値として、それぞれ、自機による受電装置2に対する給電効率および他の給電装置1(101、201、301)による受電装置2に対する給電効率を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の給電効率に関する第1の値および第2の値として、それぞれ、自機による受電装置の給電効率および他の給電装置による受電装置に対する給電効率以外の値を用いてもよい。たとえば、給電効率に関する第1の値および第2の値として、それぞれ、自機からの給電による受電装置の受電電力および他の給電装置からの給電による受電装置の受電電力を用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、自機と他の給電装置1とが略同一の給電判断処理の処理フローを有した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、自機と他の給電装置1とが互いに異なる給電判断処理の処理フローを有していてもよい。
また、上記第2実施形態では、再開された給電中に、自機の給電効率が小さくなるように変化した場合に、自機の給電効率と他の給電装置101の給電効率とを再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置101の給電効率よりも大きいか否かを再び判断した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、再開された給電中に、自機の給電効率が大きくなるように変化した場合に、自機の給電効率と他の給電装置の給電効率とを再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置の給電効率よりも大きいか否かを再び判断してもよい。
また、上記第3実施形態では、再開された給電中に、所定の時間間隔で、自機の給電効率と他の給電装置201の給電効率とを再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを再び判断した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、再開された給電中に、異なる時間間隔で、自機の給電効率と他の給電装置201の給電効率とを再び取得し、自機の給電効率が他の給電装置201の給電効率よりも大きいか否かを再び判断してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、本発明の受電装置として、負荷24が設けられた受電装置2を用いた例を示したが本発明はこれに限られない。本発明では、負荷が設けられていない受電装置を用いてもよい。たとえば、給電装置から給電された電力を、外部の負荷に供給するように構成された受電装置を用いてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、説明の便宜上、本発明の給電装置1(101、201、301)の制御部17(117、217、317)の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部17(117、217、317)の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1、1a、1b、101、101a、101b、201、201a、201b、301、301a、301b 給電装置
2 受電装置
11 電源部
14 給電アンテナ部
15 他機検出部(検出部)
16 通信部
17、117、217、317 制御部

Claims (9)

  1. 電源部と、
    前記電源部からの電力を、受電装置に給電する給電アンテナ部と、
    他の給電装置と通信する通信部と、
    前記給電アンテナ部への給電制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記受電装置に対する給電効率に関する第1の値を取得するとともに、給電を停止し、前記通信部を介して前記他の給電装置による前記受電装置に対する給電効率に関する第2の値を取得し、前記第1の値が前記第2の値よりも大きい場合に、給電を再開する制御を行うように構成されている、給電装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の値が前記第2の値以下である場合には、給電を再開しない制御を行うように構成されている、請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、前記他の給電装置に対して前記第1の値を報知する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の給電装置。
  4. 前記制御部は、所定の時間内に前記第2の値を取得することができない場合には、給電を再開する制御を行うように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記給電アンテナ部は、前記受電装置を検出するための出力信号を発信するように構成されており、
    前記制御部は、前記給電アンテナ部からの前記出力信号により前記受電装置が検出された場合に、前記第1の値および前記第2の値を取得し、前記第1の値が前記第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の給電装置。
  6. 前記制御部は、再開された給電中に前記第1の値が小さくなった場合に、前記第1の値および前記第2の値を取得し、前記第1の値が前記第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電装置。
  7. 前記制御部は、再開された給電中に前記第1の値が所定のしきい値よりも小さい値になった場合に、前記第1の値および前記第2の値を取得し、前記第1の値が前記第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている、請求項6に記載の給電装置。
  8. 前記制御部は、再開された給電中に所定の時間間隔で、前記第1の値および前記第2の値を取得し、前記第1の値が前記第2の値よりも大きいか否かを判断する制御を行うように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記他の給電装置が前記受電装置に給電していることを検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部により前記他の給電装置が前記受電装置に給電していることが検出されていない場合に、給電を行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の給電装置。
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