JP2017021627A - コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法およびコンテンツ受信装置 - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法およびコンテンツ受信装置 Download PDF

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Masanori Okada
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Abstract

【課題】許容された通信容量の範囲で良質なコンテンツの配信を行う。【解決手段】宅外配信機器DMS(デジタルメディアサーバー)Tは、ネットワークに接続されており、DMP(デジタルメディアプレーヤー)からの要求に対してコンテンツを配信する。宅外配信部と宅内配信部は、通信部に相当している。S106にてDMP機器への送信量の計測を開始して累積しており、配信するデータの容量を累計している。S108にて設定上限に到達したかを判断する処理は、累計した容量を所定の期間内に所定の上限値と対比している。上限に達していた場合は、S110にて変換時の解像度を下げ、解像度を下げる処理は配信するデータ容量を制限することができ、対比の結果を利用して配信するデータ容量を制限している。【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを介してコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法およびコンテンツ受信装置に関する。
動画、音楽、静止画などが、コンテンツと呼ばれており、コンテンツのデジタルデータをネットワークを介して共有して、配信するコンテンツ配信の機能が実現されている。一般に、コンテンツの配信を受ける側をDMP(デジタルメディアプレーヤー)と呼び、コンテンツを配信する側をDMS(デジタルメディアサーバー)と呼ぶ。
このネットワークは、自宅内や会社内といったローカルエリアネットワーク(以下、LAN)で利用されることが多かったが、インターネットを介して、自宅や会社のLANに接続することで、同LANに接続された機器からコンテンツの配信を受けることもできるようになっている。LAN内でのコンテンツ配信を行う機器を宅内配信機器と呼び、インターネットなどのLAN外からも配信を受けられるようにする機器を宅外配信機器と呼ぶ。DMPからコンテンツの要求がある場合、DMSは要求された仕様に基づいてコンテンツを配信する。仕様とは一例として画質の解像度などである。
宅外配信機器でコンテンツを配信する場合、利用する回線によっては従量制による課金対象となる。従って、配信可能なデータ量は無制限ではなく、実質的には制限を考慮する必要がある。
宅外配信でコンテンツを受ける側が携帯端末であるとき、携帯端末はいわゆるキャリアと契約を結ぶことでネットワークを利用可能となっている。この契約内容によって、一定期間内の通信容量が決まっており、その通信容量を超過した場合、通信速度が制限されることもある。
特許文献1は、通信能力に応じて、データの圧縮率を更新する技術を開示する。
特許文献2は、送信データ圧縮率、予想送信所要時間、予想送信所要料金をリスト表示し、選択された態様に従って送信する技術を開示する。
特許文献3は、データ量に応じた通信料をユーザに通知し、通信料が所定の上限額を越えるときユーザに警告する技術を開示する。
特開2000-278349号公報 特開2003-274049号公報 特開2004-221731号公報
通信容量が規定されている場合、通信容量の上限に至った時点で通信が制限され、その時点で使用者が上限に至ったことを知っても、その時では遅く、快適に使用できない。
通信容量が多くなって通信速度が制限される場合、通信速度に合わせて動画のデータ量を低くする必要がある。この場合、DMS側の変換仕様によっては、制限された通信速度に適したデータ量の少ない動画に変換できず、再生が途切れるようになってしまう。
また、通信自体は、宅外配信だけで使用するものではないので、想定を超過した宅外配信を行うと、その他の通信が快適に行えなくなることもある。
本発明は、通信容量が規定されている場合、許容された通信容量の範囲で良質なコンテンツの配信を行うことができるようにする。
本発明は、ネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能な通信部と、複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶する記憶部と、前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限する制御部とを具備する構成としてある。
前記構成において、通信部はネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能であり、記憶部は、複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶している。そして、制御部は、前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限する。しきい値とは、例えば、上限値などが該当する。
なお、コンテンツデータを送信するとき、利用するネットワークが容量制限を有するものか否かを考慮し、容量制限があるネットワークを使用する場合にだけ、配信するデータの容量を累計するようにしてもよい。
本発明の他の態様として、前記制御部は、前記通信部によって送信する動画の画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する構成としても良い。
前記構成において、所定の期間内に累計した容量が所定の上限値に近づいた場合にコンテンツデータの容量を制限する一例として、前記制御部は、前記通信部によって送信する動画の画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する。
コンテンツデータの容量に余裕があるときは画質がよい状態でコンテンツデータを送信し、余裕が少なくなると画質を低下させてコンテンツデータを送信する。画質は、解像度や、フレーム数、圧縮率、ビットレートなど、各種の態様を含み、実質的にコンテンツデータの容量に関連するものをさす。
従って、前記制御部は、解像度の変更とビットレートの変更のうち少なくとも一つの方法で動画の画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する構成としても良い。
本発明の他の態様として、前記制御部は、前記外部機器からの指示に基づいて動画の画質を低下させるか、再生を停止させるかを決める構成としても良い。
前記構成において、コンテンツデータの容量を制限する一例として、前記制御部は、前記外部機器からの指示に基づいて動画の画質を低下させるか、再生を停止させるかを決める。一方的に決定してしまうのではなく、ユーザによる判断を加えることで総合的に利用価値を高められる。
また、前記制御部は、前記分割された所定の期間が、次の期間に移行したら画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する処理を解除するように構成しても良い。
本発明の他の態様として、前記制御部は、前記外部機器から取得した修正を指示する値に基づいてコンテンツデータの累計容量を修正する構成としても良い。
コンテンツデータを送信する場合、コンテンツデータを受信する側が、必ずしも一つのコンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信しているとは限らない。他のコンテンツ配信装置からもコンテンツデータを受信していれば、ネットワークの実質的な残容量は、コンテンツ配信装置が把握しているものよりも少なくなる。
このため、前記構成において、前記制御部は、前記外部機器から取得した修正を指示する値に基づいて送信するコンテンツデータの累計容量を修正することができる。
本発明の他の態様として、前記通信部は、複数の前記外部機器にコンテンツデータを送信し、複数の前記外部機器毎の送信したコンテンツデータの累計容量の合算値と、前記しきい値に基づいて送信するコンテンツデータの容量を制限する構成としても良い。
前記構成において、複数の外部機器にコンテンツデータを送信することもできる。この場合、複数の外部機器において受信するコンテンツデータの容量を累計する必要がある。ただし、使い勝手を考慮したとき、必ずしも総容量だけであるとか、個別の容量だけで管理するのは不便である。前者は、ある端末にて予想以上に使用した場合に他の端末の使用可能なコンテンツデータの容量が予測できなくなるし、後者は、総量としては残容量があるにもかかわらず、個別の端末では残容量がなくなることもあるからである。このため、複数の前記外部機器毎の送信したコンテンツデータの累計容量の合算値と、前記しきい値に基づいて送信するコンテンツデータの容量を制限する。これにより、複数の端末でもコンテンツデータの容量を融通しあえる。
本発明の他の態様として、前記制御部は、前記通信部によって送信したコンテンツデータの履歴の情報を記録し、動画の画質に対応するコンテンツデータの容量を算出する構成としても良い。
動画の配信を受ける場合、回線業者との契約を的確に選ぶ必要があるが、コンテンツデータの容量を予測しづらい。特に、画質や、コンテンツの内容による変動が大きいからである。このため、定期的に受信する番組などについて、画質に対応したコンテンツデータの容量を知ることができれば契約の参考になる。このため、送信した動画の履歴の情報に基づいて、動画の画質に対応するデータ容量を算出することにより、参考にすることが可能となる。
例えば、画質を変更した場合の、各番組のコンテンツデータの容量を知ったり、月単位の総データ容量を知ったりするということが可能となる。
利用するネットワークが従量制であるとき、例えば1ヶ月での上限が決まっていることが多い。この場合、1ヶ月の最後にだけ判断すると、最初に画質の容量の制限を緩めておいたら既に残容量が殆ど無くなってしまっているということになったり、最初に画質の容量の制限をきつくしておいたら残容量が多くて無駄に余らせてしまうということになりかねない。
このため、前記所定の期間内を複数に区分けして対比することで、各区間毎に見直しを行い、計画的にコンテンツデータの容量を使用し尽くす運用が可能となる。
本発明の他の態様として、前記制御部は、録画一覧から送信予定のコンテンツを選択することが可能であり、送信予定のコンテンツで使用するコンテンツデータの容量に基づいて複数に分割された各期間でのコンテンツの画質を設定する構成としても良い。
録画一覧から送信予定のコンテンツを選択すると、各期間で送信するコンテンツで使用するコンテンツデータの容量が分かる。このため、複数に分割された各期間での残容量の範囲でコンテンツの画質を設定することができる。
本発明の他の態様として、前記通信部によって送信したコンテンツデータの履歴の情報を記録し、前記制御部は、この履歴の情報に基づいて複数に分割された各期間で最適な容量を使用する画質を設定する構成としても良い。
前記構成において、過去の履歴をサンプルとして取得した後、サンプルを元に、複数に区分けした各期間で最適な容量を使用する画質に設定することができる。この結果、各期間の序盤においても適切な解像度を提供できるようになる。
このように、所定の期間内に所定の上限値の範囲でコンテンツデータの容量を制限してコンテンツデータを送信する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。このため、ネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能であり、複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶しており、前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量を求め、前記記憶された前記しきい値に基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限する工程を実施する構成としても良い。
すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
ところで、このようなコンテンツ配信装置は単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として、コンテンツ配信装置のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
本発明をソフトウェアで実現する場合、ハードウェアやオペレーティングシステムを利用する構成とすることも可能であるし、これらと切り離して実現することもできる。例えば、各種の演算処理といっても、その実現方法はオペレーティングシステムにおける所定の関数を呼び出して処理することも可能であれば、このような関数を呼び出すことなくハードウェアから入力することも可能である。そして、実際にはオペレーティングシステムの介在のもとで実現するとしても、プログラムが媒体に記録されて流通される過程においては、このプログラムだけで本発明を実施できるものと理解することができる。
本発明によれば、所定の期間内で配信するコンテンツデータの容量を累計し、累計した容量を所定の上限値と対比するようにしたので、あくまでも期間内での上限値との対比結果を利用して配信するコンテンツデータの容量を制限でき、期間毎に許容されるコンテンツデータの容量を利用しやすくなる。
本発明のコンテンツ配信装置を適用したDMSのネットワーク接続図である。 DMSの概略ブロック図である。 DMPごとに登録する使用可能なコンテンツデータの容量と期間との関係を示す図である。 DMSの基本フローチャートである。 上限到達時の処理を示すフローチャートである。 DMPから修正値を伝達する処理を示すフローチャートである。 グループでコンテンツデータの容量を管理する処理を示すフローチャートである。 データ使用量のシミュレーションの処理を示すフローチャートである。 データ使用量のシミュレーションの画面例を示す図である。 配信予定リストに基づいて画質を設定する処理を示すフローチャートである。 配信予定のコンテンツの画質を設定する画面例を示す図である。 自動で画質を設定する処理を示すフローチャートである。
・実施形態1
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるコンテンツ配信装置を適用したDMSのネットワーク接続図である。
同図において、LAN11は、ルータ12を介して、インターネット13に接続されている。ルータ12は、ゲートウェイを兼ねており、LAN11に接続されたネットワーク機器は同ルータ12を介してインターネット13に接続された各ネットワーク機器と接続可能となっている。
LAN11は、ユーザの自宅内、あるいは会社内といった、比較的小規模なネットワークである。本実施例においては、具体例として、ユーザが自宅に設定した自宅LANを想定して説明する。
近年、テレビ放送や衛星放送を受信し、または録画や再生が可能な複合機器が利用されている。一般に、チューナーに加えて、ハードディスクドライブや、ブルーレイディスクドライブを備えており、さらに、ネットワークにも接続して、ネットワークを介して他の機器とデータ通信が可能となっている。データ通信により、デジタルメディアの配信、ダビング、再生といった多種多様な視聴等が可能となってきている。なお、コンテンツデータの配信と、コンテンツの送信とは、実質的に同一のものを表しているが、以下の説明においては、主に配信と呼ぶことにする。
内部にハードディスクドライブやブルーレイディスクドライブを備える機器は、ネットワークを介してデジタルメディアを配信することも可能であり、デジタルメディアサーバー(DMS)と呼ばれる。DMSにおいても、同じネットワークに接続されたネットワーク機器に対してのみ配信可能な宅内配信機器DMSN21a,DMSN21bや、ルータ12を介してインターネット13に接続されているネットワーク機器に対しても配信可能な宅外配信機器DMST22がある。なお、DMSは多種多様であり、上述したチューナを備えた録画再生機器に限定されるものではない。また、DMSは他のDMSからコンテンツの配信を受けて再生するDMPとしての機能を有するものも多い。
図2は、DMSの概略ブロック図である。
DMS40は、地上波、衛星放送波などのテレビ放送、ラジオ放送、データ放送を受信するチューナ41と、放送内容に応じたデジタルデータを記録再生するハードディスクドライブ42と、ネットワークに接続するためのネットワークインターフェイス43と、これらを制御するとともに外部のディスプレイ45に画像や音声を出力する制御部44を備えている。制御部44は、ハードディスクドライブ42に対してデジタルデータの記録再生を行う際に使用するデコーダー44aとエンコーダー44b、データに基づいて映像や音声の出力に使用する表示等制御部44c、ハードディスクドライブ42への記録情報を管理するCDS管理部44d、ネットワークインターフェイス43を介してコンテンツを配信する際に使用する宅外配信部44eと宅内配信部44fなどを備えている。
制御部44の各機能は、独立した回路構成で実現する場合もあるが、各機能に対応する専用のLSIを備えつつCPUがそれらのLSIを制御して実現していることが多い。このため、CPUおよびそのプログラムを実施するためのROMやRAMなどを備えているとともに、各機能はハードウェアとソフトウェアとによって実現されていることになる。
この他、ユーザが操作を指示するリモコン46を備えている。なお、CDS管理部44dが管理するCDSについては、後述するが、CDS管理部44dは、CDS収集管理や、リスト要求応答を行なう。
通常、インターネット13に接続されたネットワーク機器は、LAN11に接続されているネットワーク機器のアドレスを確認することができない。このため、宅外配信機器DMST22は、インターネット13に接続されているアクティベーションサーバー31に所在の情報を登録し、デジタルメディアの配信を受けるディジタルメディアプレーヤー(DMP)32は、このアクティベーションサーバー31から所定の情報を入手する。この情報を利用し、インターネット13に接続しているDMP32がLAN11に接続しているネットワーク機器に接続することが可能となる。なお、アクティベーションサーバー31を介してWANからLANに接続する手法は公知の手法を採用可能であり、ここでは詳細な説明は省略している。
一方、DMP32がインターネット13に接続するには、WiFiを除けば、通信回線業者を介する必要がある。通信回線業者は、通常、従量制でこの接続を介在する。DMP32の所有者であるユーザは通信回線業者とインターネット接続の契約を結び、データ通信量に応じて課金されることになる。契約の内容は様々であるが、ある上限が定められ、それを超えるとインターネット接続ができなくなったり、インターネット接続の通信速度が極めて遅くなることが多い。以後、データ通信量の意味でコンテンツデータの容量あるいはデータ容量と説明する。
なお、ユーザが自宅に帰ってDMP32がLAN11に接続しているときは、宅外配信機器DMST22からコンテンツの配信を受けても宅内配信となる。このため、従量制の契約で定められるデータ容量の制限は無関係である。
図3は、DMPごとに登録する使用可能なデータ容量と期間との関係を示す図である。
本実施例においては、3台のDMP32が1台の宅外配信機器DMST22に対して宅外配信を受けるように登録される。登録内容は、1)配信先機器、2)これまで使用したデータ容量である現状、3)期間毎の上限のデータ容量、4)解像度の自動調整の対象とするか否かの設定、5)上限に近づいたときの警告メールの送信の選択状況である。
DMP32であるPAD1の場合、1)名称はPAD1、2)現状は1.6GB、3)1〜10日目の上限は0.9GB,11〜20日目の上限は1.8GB,21〜30日目の上限は2.7GB、4)解像度自動調整はON、5)警告メールもONである。
同様に、PAD2の場合、1)名称はPAD2、2)現状は0.7GB、3)1〜10日目の上限は1.2GB,11〜20日目の上限は2.4GB,21〜30日目の上限は3.6GB、4)解像度自動調整はON、5)警告メールもONである。PAD3の場合、1)名称はPAD3、2)現状は4.2GB、3)1〜10日目の上限は1.8GB,11〜20日目の上限は3.6GB,21〜30日目の上限は5.4GB、4)解像度自動調整はON、5)警告メールもONである。
図4は、DMSの基本フローチャートである。制御部44のCPUは、同フローチャートに従って処理を行う。
CPUは、ステップS100にて、DMSにDMPを登録し、各DMP機器の期間毎の上限を設定する。登録内容は、図3に示す内容である。
CPUは、ステップS102にて、DMPからコンテンツ配信の要求があるか判断する。現実的には、コンテンツ配信の要求がある場合に、以下の処理を行なうということになる。コンテンツ配信は、動画を主であるが、データの容量が大きい他のコンテンツの配信も対象として構わない。
コンテンツの配信の要求がある場合、CPUは、ステップS104にて、登録機器が制限のある回線を使用しているか判断する。制限のある回線とは、回線業者を介して従量制で課金される状況である。例えば、DMP32が宅外配信を受けるためにインターネット13から宅外配信機器DMST22に接続しており、かつ、WiFi接続ではない状況と考えられる。コンテンツの配信を受けるにあたり、具体的な処理の説明はここでは割愛する。一般的には、DMP32が宅外配信機器DMST22にネットワーク接続できる状況を確立した後、DMP32は宅外配信機器DMST22に対してCDSを要求し、CDSに基づいて宅外配信機器DMST22から配信を受けられるコンテンツをDMP32で表示し、ユーザがいずれかのコンテンツを選択するとDMP32から宅外配信機器DMST22に対してhttpコマンドを発行し、宅外配信機器DMST22はDMP32に対してコンテンツの配信を開始する。動画のコンテンツの配信であれば、その解像度も選択可能である。高解像度であればデータ容量は大きくなり、低解像度であればデータ容量は小さくなる。
コンテンツの配信を開始すると、CPUは、ステップS106にて、各DMP機器への送信量の計測を開始する。配信を受けるDMP32はPAD1〜PAD3があるから、それぞれ個別に送信量を計測する。また、送信量の計測結果は累積していく。コンテンツを最後まで配信した場合も、途中まで配信した場合も、現実に配信したデータ容量をそれぞれ累積する。この累積値は、上述した2)これまで使用したデータ容量である現状として記録される。
CPUは、ステップS108にて、設定上限に到達したかを判断する。ステップS100では、各DMPについて、期間毎の上限値を設定してある。PAD1の場合、1〜10日目の上限は0.9GB,11〜20日目の上限は1.8GB,21〜30日目の上限は2.7GBである。CPUは、ステップS106にて計測している累積値の2)現状と期間毎の上限を対比する。現在の日付が15日目であるとすれば、上限は1.8GBであり、現状が1.6GBであるとすると、まだ上限に到達していないことになる。また、9日目であったとすれば、上限は0.9GBであるから上限に到達したことになる。
上限に到達していなければ、そのまま配信を続けるが、上限に到達していたときには、ステップS110にて、変換時の解像度を下げる。解像度は画質の一例であり、例えば、1フレームの画像が横1280ドット×縦720ドットという解像度と、横640ドット×縦360ドットという解像度であれば、後者の解像度の方がデータ容量は小さい。累積値が上限に至るまでは、前者による配信を行っていたとするが、期間内で上限に至ったということはデータ容量を使いすぎているということである。従来であれば、期間を分割(区分け)することもなく、期間の途中で上限に至ると回線速度が制限されてしまったりする。
しかし、本実施例のように、分割した期間内で予定していたよりも早めにデータ容量を使い切ったとしても、画質を落とすだけで回線業者による制限を回避することができる。
このように、本実施例の宅外配信機器DMST22は、LAN11やルータ12やインターネット13を含むネットワークに接続されており、DMP32からの要求に対してコンテンツを配信する。また、ネットワークインターフェイス43を介してコンテンツを配信する際に使用する宅外配信部44eと宅内配信部44fは、通信部に相当し、例えば、コンテンツ配信機能を実現する。すなわち、通信部は、ネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能である。
ステップS106にてDMP機器(外部機器に相当する)への送信量の計測を開始して累積しており、配信するデータの容量を累計する制御部の容量累計機能に相当し、ステップS108にて設定上限に到達したかを判断する処理は、累計した容量を所定の期間内に所定の上限値と対比する制御部の期間内上限値対比機能に相当する。上限に達していた場合は、ステップS110にて変換時の解像度を下げるが、解像度を下げる処理は配信するデータ容量を制限することができ、対比の結果を利用して配信するデータ容量を制限する制御部の容量制限機能に相当する。さらに、容量制限機能は、コンテンツ配信機能によって配信する動画の画質を低下させてデータ容量を制限している。コンテンツデータの容量を制限するには、解像度の変更以外にもビットレートの変更も可能であり、一方あるいは両方を採用することも可能である。
また、ステップS100にて、DMSにDMPを登録し、各DMP機器の期間毎の上限を設定する処理により、複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶する記憶部を実現している。
以上により、制御部は、前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限することが可能となる。
以上の処理をDMSの側からの視点で見ると、次のような装置となっている。
すなわち、ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信可能な受信側通信部と、複数に分割された所定の期間毎の前記コンテンツ配信装置から受信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶する受信側記憶部と、前記分割された所定の期間に前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、受信するコンテンツデータの容量を前記コンテンツ配信装置に指示する受信側制御部とを備えるコンテンツ受信装置である。
なお、所定の期間内についても、ステップS100にて、さらに複数に分割して管理しており、より計画的な管理を行える。
ある期間内において、送信したコンテンツデータの累計容量がしきい値を超えないように画質を低下させたとする。その次の期間に入ったときは、その期間内のしきい値が存在する。このため、次の期間に移行したときには、画質を低下させる処理を解除しても良い。すなわち、前記制御部は、前記分割された所定の期間が、次の期間に移行したら画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する処理を解除するようにしてもよい。
・実施形態2
上限に到達した場合、ユーザによっては動画の画質の低下を好まない場合もあり得る。図5は、他の実施形態にかかる上限到達時の処理を示すフローチャートである。
CPUは、ステップS200にて、データ容量が設定上限に到達した場合に以下の処理を実施する。なお、この処理は、上述したステップS108に置き換えて実施される。
まず、ステップS202にて、DMP32の送信量(データ容量)を取得し、ステップS204にて、DMP32の送信量を当該DMP32に通知する。通知はネットワークを介してメールを送信して行う。送信量は必ずしも通知する必要はないものの、ユーザはどの程度の送信量を使っているのか把握しやすくなるというメリットがある。
次に、CPUは、ステップS206にて、端末に停止か解像度の変更かを問合せる。すなわち、ユーザの選択として、解像度を落としても良いのでそのまま配信を続けるのか、解像度を落としてまで配信する必要はないので、この時点では配信を停止させるかを選択できるという選択肢を与える。ユーザからの回答を得る方法として、ネットワークで接続されている状況を利用して、直接、DMP32の画面に選択肢を表示させる方法の他、メールで送信量を通知したときに、選択肢も含めて通知しておき、メールの返答を得て選択結果を得る方法でも良い。
CPUは、いずれかの方法によって選択結果を得て、ステップS208にて、解像度の変更を選択したと判断すると、ステップS210にて、変換時の解像度を下げるし、送信の停止を選択したと判断すると、ステップS212にて、送信停止のフラグを設定する。送信停止のフラグは、宅外配信部44eと宅内配信部44fがコンテンツの配信時に参照するフラグであり、送信停止のフラグが設定されているときには、コンテンツの配信を行わない。
このように、本実施例においては、ステップS206にて、端末に停止か解像度の変更かを問合せ、ステップS208のその回答に基づいて判断し、ステップS210にて、変換時の解像度を下げるか、ステップS212にて、送信停止としており、コンテンツの配信を受ける側から動画の画質の低下か停止の選択を受けており、外部機器からの指示に基づいて動画の画質を低下させるか、再生を停止させるかを決める制御部を構成している。
ところで、DMP32は宅外配信だけでデータ容量を消費しているのではなく、他のサイトからのコンテンツの配信を受けてデータ容量を消費することもある。従って、宅外配信機器DMST22だけでデータ容量を管理しても、回線業者が管理しているデータ容量とはずれが生じてくる可能性があり、何らかの修正を行なうと便利である。ただし、DMP32が宅外配信機器DMST22以外からコンテンツの配信を受けることによってデータ容量を使用していることは、DMP32でないと分からないので、DMP32は、使用したデータ容量は自ら把握しているものとする。
・実施形態3
図6は、DMPから修正値を伝達する処理を示すフローチャートである。
CPUは、ステップS300にて、登録機器(DMP32であるPAD1〜PAD3)が制限のない回線を使用しているか判断し、制限のない回線を使用しているときに以下の処理を行う。すなわち、ステップS302にて、DMP32から通信総容量を宅外配信機器DMST22に送信する。通信総容量とは、回線業者との契約において区切りとなる期間毎に、期間開始時から使用したデータ容量の総量を意味する。そして、CPUは、ステップS304にて、送信量を修正する。送信量とは、宅外配信機器DMST22の側で各DMP32毎に管理しているデータ容量であり、各DMP32が把握している通信総容量に置き換えればよい。
制限のない回線を使用しているときに実施するのは、帰宅後に宅内にて通信が行える状態にて、自動的に行うようにすることで、配信総容量に影響を及ぼさずに実施することができるようにするためである。また、宅内にて通信が行える状態かどうかに関しては、ホームネットワークが使用できる条件と同じとすれば判断は可能となっているので、後は定期的に該当する機器を確認すればよい。
ステップS302,S304の処理により、宅外配信機器DMST22の制御部における容量累計機能が、コンテンツの配信を受ける側から修正値を受けていることになる。すなわち、制御部は、外部機器から取得した修正を指示する値に基づいてコンテンツデータの累計容量を修正することになる。
ところで、データ容量の契約では、個別の端末での契約もあるし、グループ単位での契約もある。グループ単位での契約であれば、そのグループの中で一つのDMP32でのデータ容量が少なければ他のDMP32で残容量を使用できる。
・実施形態4
図7は、グループでデータ容量を管理する処理を示すフローチャートである。
本実施例では、期間の初期においては、個別の端末毎に送信量が上限に到達したか否かで処理を変えるが、期間の周期においては、グループ単位で全体の送信量が上限に到達したか判断する。このようにすれば、個別の端末では予定を超えるとしても、グループの他の端末で予定に満たない送信量であるときに契約で許容されるデータ容量を余らせてしまうことが無くなる。なお、回線業者との契約では、グループのことを家族割引などとして契約することが多いので、以下、グループのことを家族とも呼ぶ。
ここで、ステップS400〜S406の処理は、ステップS100〜S106の処理と同様であり、説明を省略する。ステップS406にて、各DMP機器への送信量計測開始した後、ステップS408にて、家族単位の送信量の計測を開始する。家族単位の送信量の計測は、個別に計測しているDMP毎の送信量を合算するにすぎない。
上述したように、期間の初期においては、個別の端末毎の管理を行い、これを個人管理期間と呼ぶ。CPUは、ステップS410にて、現在の日付が個人管理期間中か判断する。個人管理期間中であれば、ステップS412にて、個別に設定上限に到達し、上限に達していれば、ステップS414にて、個別に変換時の解像度を下げる。
しかし、期間の終盤に入り、個人管理期間で無くなっているときは、個別の端末毎の送信量ではなく、ステップS416にて、家族単位の送信量が設定上限に到達したか判断する。これにより、PAD1の送信量は予定の上限に到達してしまっても、たまたまPAD2やPAD3の送信量が予定よりも少ないのであれば、家族単位の送信量が余っており、上限に到達していないことになる。そして、家族単位の送信量が現実に家族に割り当てられた上限に到達したときに初めて、ステップS418にて、変換時の解像度を下げることになる。
期間の初期か、終盤かは設定による。例えば、1日〜20日を期間の初期として個人管理期間とし、21日〜30日を終盤の期間とするというような運用も可能である。むろん、すべて家族単位での判断としても良い。すなわち、1日〜30日を家族単位で管理しても良い。
このように、コンテンツ配信機能を実現する宅外配信部44eと宅内配信部44fは、複数の端末(PAD1〜PAD3)にコンテンツを配信しており、複数の端末のそれぞれにおいて配信を受けるデータの容量を累計している。そして、複数の端末のそれぞれの累計と合算した累計とを所定の上限値と対比する。すなわち、通信部は、複数の前記外部機器にコンテンツデータを送信し、複数の前記外部機器毎の送信したコンテンツデータの累計容量の合算値と、前記しきい値に基づいて送信するコンテンツデータの容量を制限することができる。
・実施形態5
次に、図8は、データ使用量のシミュレーションの処理を示すフローチャートであり、図9は、データ使用量のシミュレーションの画面例を示す図である。
本実施例では、過去に配信した内容(各解像度と時間等)を記憶しておき、各番組の解像度を変えた場合の結果をシミュレートする。このシミュレートにより、配信した内容の総容量を解像度ごとに知ることができ、回線業者との契約内容を変更するのに有益となる。
図9に示すように、配信した各番組をリスト表示する。
リスト表示の画面では、配信した月を左上に表示し、右上には以下のシミュレーションによる総容量を表示する。シミュレーション操作に応じて総容量を再計算して表示するので、回線業者との契約内容の確認に利用できる。
リスト表示には、項目として、番組名、解像度(縦横の画素数に加えてMbpsを表示)、時間、容量(データ容量)である。図においては、一番上に、番組Aの過去の配信データが表示されている。この場合、630ドットx360ドット(1.5Mbps)の解像度であり、時間は1時間、容量は0.68GBであった。次の、番組Bは、1280ドットx720ドット(8Mbps)の解像度であり、時間は20分、容量は1.20GBであった。最後の番組Cは、1280ドットx720ドット(2.4Mbps)の解像度であり、時間は30分、容量は0.54MBであった。
リスト表示の左にはチェックボックスを表示し、リモコン46を操作してチェックボックスのチェックを付けるか付けないかを選択できる。チェックを付けた番組のデータ容量の総容量が、右上に表示されることになる。
例えば、ユーザは、ある月に上限に到達した経験を持った場合、このシミュレーションを行い、どの番組を外せば上限に至らなかったのかということが分かる。この画面では表示していないが、番組毎に解像度を変更した場合のデータ容量を計算することも可能であり、データ容量が余った場合には解像度を上げて宅外配信することも可能であったということが分かる。
このようなシミュレーションを実現するにあたり、CPUは、ステップS500にて、コンテンツごとに履歴を記録しておき、ステップS502にて、配信したコンテンツ毎に画質とともにデータ容量を算出して表示する。ステップS504では、ユーザのリモコン操作によるコンテンツの選択の操作を受け付け、ステップS506にて、選択されたコンテンツの画質とデータ容量との対応を表示する。ステップS502にて、各番組の解像度を変更できるようにすることで、各番組容量及び、月単位の総容量を認識することも出来る。
このように、ステップS500はコンテンツ配信機能によって配信した動画の履歴の情報を記録する処理であり、ステップS502〜S506の処理は、動画の画質に対応するデータ容量を算出する配信予定容量計算機能に相当している。すなわち、制御部は、前記通信部によって配信したコンテンツの履歴の情報を記録し、動画の画質に対応するコンテンツデータの容量を算出することが可能となっている。
・実施形態6
次に、図10は、配信予定リストに基づいて画質を設定する処理を示すフローチャートであり、図11は、配信予定のコンテンツの画質を設定する画面例を示す図である。
例えば、コンテンツを配信する側の宅外配信機器DMST22において、規定期間における複数の番組の配信内容をあらかじめ録画一覧より指定することで、期間内にて最適な画質に変換することを可能とする。
図11(a)は、宅外配信機器DMST22における録画リストであり、この中から番組を選択して配信予定とする。選択した番組は、図11(b)に示すように配信予定リストとして表示される。同画面では、左上の「配信予定リスト」という表示の下に、期間が表示され、この例では「1日〜10日」の予定であることが分かる。また、右上には配信予定リストに表示された配信予定のコンテンツの総容量が表示される。
録画リストから選択した番組として、例えば、ドラマAについてみると、デフォルトの解像度は640ドットx360ドットであり、容量は0.68GBとして表示される。リモコン46を操作することで解像度を変更させることができ、変更後に容量は再計算されるとともに、右上の総容量も再建されて表示されることになる。
図11(c)は配信先のPAD1の登録内容を示しており、期間毎の上限を見ると、1日10日の期間上限は0.9GBであることが分かる。従って、0.9GB以下に収まるように、ユーザは配信予定リストの番組を取捨選択したり、解像度を下げるということが必要になる。
このようなシミュレーションを実現するにあたり、CPUは、ステップS600にて、録画一覧の取得を行ない、ステップS602にて、リモコンの操作に対応して配信予定のコンテンツを選択したら、ステップS604にて、配信予定のコンテンツで使用する各期間でのデータ容量を算出して図11(b)に示すような画面を表示する。その後、ステップS606では、ユーザによるリモコン46の操作を受け付け、各期間でのデータ容量の残容量に基づいてコンテンツの画質を設定できるようにする。
ステップS600,S602の処理は、録画一覧から配信予定のコンテンツを選択する配信予定コンテンツ選択機能に相当し、ステップS604,S606の処理は、配信予定のコンテンツで使用するデータ容量に基づいて複数に分割した各期間でのコンテンツの画質を設定する容量制限機能に相当する。すなわち、制御部は、録画一覧から配信予定のコンテンツを選択することが可能であり、送信予定のコンテンツデータの容量に基づいて複数に分割された所定の期間でのコンテンツの画質を設定することができる。
さらに、画質を自動設定することも可能である。この自動設定については、過去の配信履歴をサンプルとして取得しておく。ある一定以上のサンプル取得後は、サンプルを元に、区切った各期間内にて最適な容量を使用する解像度に設定することで、各期間の序盤においても適切な解像度を提供できるようにする。
・実施形態7
図12は、自動で画質を設定する処理を示すフローチャートである。
CPUは、ステップS700にて、コンテンツごとに履歴を記録する処理を行い、ステップS702にて、各期間での履歴に基づいて各期間での最適な容量を使用する画質を決定し、ステップS704にて、決定した画質をコンテンツの配信時に設定する。
この結果、DMP32の側から宅外配信機器DMST22にコンテンツの配信を要求したときには、データ容量が上限に到達しない範囲で自動的に最良の画質でコンテンツを配信することができるようになる。
このような自動設定を実現するにあたり、ステップS700の処理は、コンテンツ配信機能によって配信した動画の履歴の情報を記録する処理に該当し、ステップS702,S704の処理は、この履歴の情報に基づいて複数に分割した各期間で最適な容量を使用する画質を設定する容量制限機能に相当する。すなわち、前記通信部によって配信したコンテンツデータの履歴の情報を記録し、前記制御部は、この履歴の情報に基づいて複数に分割された各期間で最適な容量を使用する画質を設定することができる。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
11…LAN、12…ルータ、13…インターネット、21a,21b…宅内配信機器DMSN、22…宅外配信機器DMST、31…アクティベーションサーバー、32…ディジタルメディアプレーヤー(DMP)、40…DMS、41…チューナ、42…ハードディスクドライブ、43…ネットワークインターフェイス、44…制御部、44a…デコーダー、44b…エンコーダー、44c…表示等制御部、44d…CDS管理部、44e…宅外配信部、44f…宅内配信部、45…ディスプレイ、46…リモコン。

Claims (12)

  1. ネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能な通信部と、
    複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶する記憶部と、
    前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限する制御部とを備える、コンテンツ配信装置。
  2. 前記制御部は、前記通信部によって送信する動画の画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  3. 前記制御部は、前記外部機器からの指示に基づいて動画の画質を低下させるか、再生を停止させるかを決めることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
  4. 前記制御部は、解像度の変更とビットレートの変更のうち少なくとも一つの方法で動画の画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  5. 前記制御部は、前記分割された所定の期間が、次の期間に移行したら画質を低下させてコンテンツデータの容量を制限する処理を解除することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  6. 前記制御部は、前記外部機器から取得した、修正を指示する値に基づいてコンテンツデータの累計容量を修正することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  7. 前記通信部は、複数の前記外部機器にコンテンツデータを送信し、複数の前記外部機器毎の送信したコンテンツデータの累計容量の合算値と、前記しきい値に基づいて送信するコンテンツデータの容量を制限することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  8. 前記制御部は、前記通信部によって送信したコンテンツデータの履歴の情報を記録し、動画の画質に対応するコンテンツデータの容量を算出することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  9. 前記制御部は、録画一覧から送信予定のコンテンツデータを選択することが可能であり、送信予定のコンテンツデータの容量に基づいて複数に分割された所定の期間での動画の画質を設定することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  10. 前記通信部によって送信したコンテンツデータの履歴の情報を記録し、前記制御部は、この履歴の情報に基づいて複数に分割された各期間で最適な容量を使用する画質を設定することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のコンテンツ配信装置。
  11. ネットワークを介して外部機器にコンテンツデータを送信可能であり、
    複数に分割された所定の期間毎の前記外部機器に送信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶しており、
    前記分割された所定の期間に前記外部機器に送信したコンテンツデータの累計容量を求め、前記記憶された前記しきい値に基づいて、送信するコンテンツデータの容量を制限する工程を実施することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  12. ネットワークを介してコンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信可能な受信側通信部と、
    複数に分割された所定の期間毎の前記コンテンツ配信装置から受信する前記コンテンツデータの容量のしきい値を記憶する受信側記憶部と、
    前記分割された所定の期間に前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータの累計容量と、前記記憶部に記憶された前記しきい値とに基づいて、受信するコンテンツデータの容量を前記コンテンツ配信装置に指示する受信側制御部とを備える、コンテンツ受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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