JP2017021542A - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多重解像度解析処理及びノイズ低減処理を行うのに必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制する。
【解決手段】 入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解手段と、画像を記憶する記憶手段と、前記入力画像及び前記複数の画像を前記記憶手段に記憶するかを選択する選択手段と、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減手段と、前記ノイズ低減手段は、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成する補間手段と、を備えることを特徴とすることで必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制できるようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】 入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解手段と、画像を記憶する記憶手段と、前記入力画像及び前記複数の画像を前記記憶手段に記憶するかを選択する選択手段と、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減手段と、前記ノイズ低減手段は、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成する補間手段と、を備えることを特徴とすることで必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制できるようにする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関し、特に多重解像度解析処理およびノイズ低減処理を行う画像処理装置に用いて好適なものである。
従来、入力画像をラプラシアン・ピラミッド分解(周波数分解)及び周波数分解によって複数の階層に分解された階層画像を用いてノイズ低減処理を行うという技術がある。
特許文献1においては、周波数分解で分解される各階層画像を記憶メモリまたは、遅延メモリに置くことで、ノイズ低減処理において各階層画像を記憶メモリまたは、遅延メモリから読み出すタイミングを調整できるようにしている。
ところで、入力画像がベイヤー配列と呼ばれる画素の配置からなる画像データであって、ベイヤー配列のデータを周波数分解するためには、色補間(以降、同時化と呼ぶ)を行う必要があった。
ベイヤー配列は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有し、さらにその2つのラインを垂直方向にも交互に配置することで構成されている。
ベイヤー配列は1画素あたり1色(RまたはGrまたはGbまたはB)のため、周波数分解を行うためには同時化する必要があり、1画素あたり4色(RとGrとGbとB)とデータ量が大きくなる。
そのため周波数分解によって分解される各階層画像の合成するタイミングを調整できるようにするために、同時化データを蓄える記憶メモリまたは、遅延メモリが増大するという課題があった。
また、周波数分解によって分解される同時化された画像のデータ量を削減するために、同時化された画像を再びベイヤー配列のような1画素あたり1色に変換すると、各色の画素を間引くことにより各画素の色の情報が少なくなり、偽色やモアレが発生し画質が劣化してしまうという課題があった。
上記課題に鑑み、本発明は、入力画像及び入力画像を周波数分解した画像の一部を記録することで記録する画像データ量を削減しつつ、画質の劣化を低減した画像処理が可能な画像処理装置及び画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解手段と、画像を記憶する記憶手段と、前記入力画像及び前記複数の画像を前記記憶手段に記憶するかを選択する選択手段と、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減手段と、前記ノイズ低減手段は、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成する補間手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置の制御方法は、入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解ステップと、前記入力画像及び前記複数の画像の中から、記憶手段に記憶する画像を選択する選択ステップと、前記選択ステップにて前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減ステップと、を備え、前記ノイズ低減ステップでは、前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成することを特徴とする。
本発明によれば、周波数分解によって分解される各階層の階層画像を選別し、複数の階層画像を用いたノイズ低減処理で、階層画像のデータ量を小さくし、また、記憶メモリの使用容量を減らすことができ、さらには記憶メモリの使用帯域を減らすことが可能となる。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
なお、以下に説明する本発明の実施形態に係る画像処理装置は、多重解像度解析機能及びノイズ低減機能を有する画像処理装置である。
図1は、画像入力から画像表示までの構成例を示す図である。
図1で示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は画像入力部101、周波数分解部102、階層画像選択部103、階層画像記憶部104、階層画像ノイズ低減処理部105、および画像表示部106を有する。各部は不図示のCPU等で構成される制御部によって制御される。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
画像入力部101は、ベイヤー配列などの画素配列で構成される1画素あたり1色の画像を入力とするCMOSセンサ等の撮像素子である。撮影レンズを含む撮像光学系から入射される被写体からの光束を受光し、光電変換して電気信号として出力する。
この入力画像を第1階層画像とする。
図2を参照して、周波数分解部102で行われる画像の周波数分解処理(以降、階層画像生成処理と呼ぶ)について説明する。
図2で示すように、周波数分解部102による階層画像生成処理においての入力画像として第1階層画像201の水平画素数を1H画素、垂直画素数を1V画素のサイズの画像とする。
第1階層画像201から階層画像生成処理によって、水平垂直が各々半分のサイズ(水平画素がH/2画素、垂直画素数がV/2画素)の低周波画像202(第2階層画像と呼ぶ)が生成される。
図3において第2階層画像の生成方法を説明する。
図3では、入力画像である第1階層画像201(1画素あたり1色の画像301)に対して水平垂直を各々半分のサイズにするために、画素補間(同時化)処理と低域フィルタを通してから水平1/2、垂直1/2のサイズにダウンサンプリングしている。
R画素を注目画素として、同時化処理と低域フィルタ(帯域制限フィルタ)をかける係数について説明する。
R画素については、301の注目画素Rの近隣8画素の画素補間のための同時化フィルタと水平低域フィルタと垂直低域フィルタをかけあわせることによって、302のようなフィルタ係数となる(式1)。
Gr画素については、301の注目画素Rの近隣8画素の画素補間のための同時化フィルタと水平低域フィルタと垂直低域フィルタをかけあわせることによって、303のようなフィルタ係数となる(式2)。
Gb画素については、301の注目画素Rの近隣8画素の画素補間のための同時化フィルタと水平低域フィルタと垂直低域フィルタをかけあわせることによって、304のようなフィルタ係数となる(式3)。
B画素については、301の注目画素Rの近隣8画素の画素補間のための同時化フィルタと水平低域フィルタと垂直低域フィルタをかけあわせることによって、305のようなフィルタ係数となる(式4)。
同時化フィルタのフィルタ係数は[1 0 1]/2、水平低域フィルタのフィルタ係数は[1 2 1]/4、垂直低域フィルタのフィルタ係数は[1 2 1]/4とする。
ダウンサンプリングする方法については、306から309に示したように注目画素(白塗りの画素)から水平1画素おきに画素を抽出し、垂直も同様に注目画素から垂直1画素おきに画素を抽出する。これにより、第一階層画像から水平1/2、垂直1/2のサイズにリサイズする。
306から309の斜線部の画素はそれぞれ間引く(出力画素としない)画素である。
これにより第2階層画像は1画素あたりR、Gr、Gb、Bといった4色の同時化されたデータが生成されるようになる。
図4では第2階層以降の画像データを生成するための説明を行う。
第2階層画像の同時化されたデータは第3階層画像を生成するために必要な画像データである。
第2階層画像データを生成するためには、入力画像400を水平低域フィルタ同時化処理401に通し、同時化及び水平の低域フィルタをかけ、水平ダウンサンプリング402にて水平画素数を1/2のサイズにダウンサンプリングする。
次に垂直低域フィルタ同時化処理403を通し、同時化及び垂直の低域フィルタをかけ、垂直ダウンサンプリング404にて垂直画素数を1/2のサイズにダウンサンプリングする。
これにより、水平垂直が半分のサイズになった同時化された第2階層画像データが生成される。
第3階層画像データを生成するためには、垂直ダウンサンプリング404で出力された第2階層画像データを入力として水平低域フィルタ411に通し、水平ダウンサンプリング412で水平画素を1/2のサイズにダウンサンプリングする。
次に垂直低域フィルタ413を通し、垂直ダウンサンプリング414で垂直画素を1/2のサイズにダウンサンプリングする。
第4階層画像データを生成するためには、垂直ダウンサンプリング414で出力された第3階層画像データを入力として水平低域フィルタ421に通し、水平ダウンサンプリング422で水平画素のサイズを1/2にダウンサンプリングする。
次に垂直低域フィルタ423を通し、垂直ダウンサンプリング424で垂直画素の1/2のサイズにダウンサンプリングする。
水平低域フィルタ411、421、垂直低域フィルタ413、423は同時化されたデータ(R、Gr、Gb、Bの各色が揃ったデータ)を入力とするため水平および垂直に低域フィルタ[1 2 1]/4を用いる(式5)。
n=2は第2階層画像、n=3は第3階層画像、n=4は第4階層画像とすると、R(2)kは第2階層画像を生成するためのR画素の係数であり、R(3)kは第3階層画像を生成するためのR画素の係数である。
階層画像選択部430では、第2階層画像を間引き、第1階層画像、第3階層画、第4階層画像を選択して、階層画像記憶部431にて各階層画像を記憶する。
図1の階層画像ノイズ低減処理部105について図5を使って説明する。
階層画像記憶部431で記憶された第4階層画像501を遅延ラインメモリ502に入力して、垂直タップ数を5タップとしてNR(ノイズ低減)処理部503でノイズ低減処理を行う。また、アップサンプリング部504で第3階層画像のデータと同等のサイズにアップサンプリングを行う。
ノイズ低減処理は、水平垂直5タップの境界(エッジ)判定型平滑化フィルタなどのフィルタを適応してもよい。
本実施形態のNR処理における垂直タップ数を5タップとしたが、この限りではない。
階層画像記憶部431で記憶された第3階層画像データ511を遅延ラインメモリ512に入力して、垂直タップ数を5タップとしてNR処理部513でノイズ低減処理を行う。また、NR処理部513から出力されたデータとアップサンプリング部504で出力されたデータを合成部514で合成し、アップサンプリング部515で第1階層画像のデータと同等のサイズにアップサンプリングを行う。
階層画像記憶部431で記憶された第1階層画像データ521を遅延ラインメモリ522に入力して、垂直タップ数を13タップとしてNR処理部523でノイズ低減処理を行う。また、NR処理部523から出力されたデータとアップサンプリング部515で出力されたデータを合成部524で合成する。すなわち、分解された各画像の相関を利用したノイズ除去であって、ノイズ除去された各画像のアップサンプリングを行い、アップサンプリングされた各画像を合成する。
図6にて第1階層画像データ521のNR処理で13タップとした理由について示す。
601から604についてはR、Grラインの第2階層画像の5タップNR処理を補間するための説明を行う。
601は13タップの遅延ラインに蓄えられたデータである。
602は601からR、Grラインを用いてGb、Bラインの補間(同時化)するときのフィルタ係数を示している。
同時化するGb、Bラインを605とすると、上下のR、Grライン606と607から補間する(式6)。
同時化される値をR(2)h、Gr(2)hとすると、
となる。
次に、603にて602で同時化されたR、Grラインから第2階層画像を生成するための低域フィルタをかけたものは(式7)で表される。
垂直に低域フィルタをかけた値をR(2)k、Gr(2)kとすると、
となる。
604では同時化及び低域フィルタをかけた後で、垂直の画素サイズを1/2にダウンサンプリングしている。
また、605から608についてはGb、Bラインの第2階層画像の5タップNR処理の遅延ラインを補間するための説明を行う。
611は601と同じである。
612は611からGb、Bラインを用いてR、Rbラインの補間(同時化)するときのフィルタ係数を示している。
同時化するR、Grラインを615とすると、上下のGb、Bライン616と617から補間する(式8)。
同時化される値をGb(2)h、B(2)hとすると、
となる。
次に、613にて612で同時化されたGb、Bラインから第2階層画像を生成するための低域フィルタをかけたものは(式9)で表される。
垂直に低域フィルタをかけた値をGb(2)k、B(2)kとすると、
614では同時化及び低域フィルタをかけた後で、垂直の画素サイズを1/2にダウンサンプリングしている。
この結果、第1階層画像のデータが13タップあれば、第2階層画像のデータが5タップ生成できるため、第1階層画像のデータ13タップで第2階層画像の5タップのNR処理の遅延ラインを補うことができる。
図7では第1階層画像から第4階層画像までのデータ量について具体的に説明する。
第1階層画像データ701はベイヤー配列のデータであり、1画素あたり1色で16ビット/色とすると、水平画素数4096画素、垂直画素数2048画素とすると、第1階層のデータ量は、
第1階層画像のデータ量=4096画素×2048画素×1色×16ビット=16MB
となる(1MB=1024×1024Byte)。
第1階層画像のデータ量=4096画素×2048画素×1色×16ビット=16MB
となる(1MB=1024×1024Byte)。
第2階層画像データ702は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数2048画素、垂直画素数1024画素とすると、
第2階層画像のデータ量=2048画素×1024画素×4色×16ビット=16MB
となる。
第2階層画像のデータ量=2048画素×1024画素×4色×16ビット=16MB
となる。
第3階層画像データ703は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数1024画素、垂直画素数512画素とすると、
第3階層のデータ量=1024画素×512画素×4色×16ビット=4MB
となる。
第3階層のデータ量=1024画素×512画素×4色×16ビット=4MB
となる。
第4階層画像データ704は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数512画素、垂直画素数256画素とすると、
第4階層のデータ量=512画素×256画素×4色×16ビット=1MB
となる。
第4階層のデータ量=512画素×256画素×4色×16ビット=1MB
となる。
第1階層画像から第4階層画像までの各階層画像を階層画像記憶部104に出力した場合のデータ量の合計は、
16MB+16MB+4MB+1MB=37MBとなるが、本実施形態1では、第2階層画像を階層画像記憶部104へ出力しないため、16MB+4MB+1MB=21MBのデータ量を階層画像記憶部104へ出力することになる。
16MB+16MB+4MB+1MB=37MBとなるが、本実施形態1では、第2階層画像を階層画像記憶部104へ出力しないため、16MB+4MB+1MB=21MBのデータ量を階層画像記憶部104へ出力することになる。
また、ノイズ低減処理の遅延ラインメモリについて説明する。
各階層のNR処理のために5タップのフィルタをかける構成とする場合を説明する。
第2階層画像データを用いてノイズ低減処理を行う場合の各階層それぞれの遅延ラインメモリは、
第1階層画像は4096画素×1色×16ビット×5タップ=320kビット
第2階層画像は2048画素×4色×16ビット×5タップ=640kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)
となり、合計320k+640k+320k+160k=1440kビット必要となるが、
第2階層画像を間引いて、第1階層画像で第2階層画像の周波数帯域を含んだノイズ低減処理を行う場合の各階層それぞれの遅延ラインメモリは、
第1階層画像は4096画素×1色×16ビット×13タップ=832kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)。
となるため、合計832k+320k+160k=1312kビット必要となる。
第1階層画像は4096画素×1色×16ビット×5タップ=320kビット
第2階層画像は2048画素×4色×16ビット×5タップ=640kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)
となり、合計320k+640k+320k+160k=1440kビット必要となるが、
第2階層画像を間引いて、第1階層画像で第2階層画像の周波数帯域を含んだノイズ低減処理を行う場合の各階層それぞれの遅延ラインメモリは、
第1階層画像は4096画素×1色×16ビット×13タップ=832kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)。
となるため、合計832k+320k+160k=1312kビット必要となる。
以上のように、本実施形態では、階層画像記憶部104で必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制することができ、また、ノイズ低減処理に必要な遅延ラインメモリを削減できる。
また、本実施形態では同時化データを1画素あたり4色としたが、3色(R、G、B)としてもよく、その場合でもメモリ階層画像記憶部104で必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態では、第2階層画像の画像を画像表示部106で表示したい場合など、第1階層画像より小さな画像サイズの生成方法を説明する。
第2の実施形態では、第2階層画像の画像を画像表示部106で表示したい場合など、第1階層画像より小さな画像サイズの生成方法を説明する。
図1から図3の説明は第1の実施形態と同じであるので省略する。
第1階層画像より小さな画像を生成するためには、図4の階層画像選択部430において、第2階層画像、第3階層画像、第4階層画像が選択され、階層画像記憶部431に記憶する。
図1の階層画像ノイズ低減処理部105について図8を使って説明する。
階層画像記憶部431で記憶された第4階層画像801を遅延ラインメモリ802に入力して、垂直タップ数を5タップとしてNR(ノイズ低減)処理部803でノイズ低減処理を行う。また、アップサンプリング部804で第3階層画像のデータと同等のサイズにアップサンプリングを行う。
本実施形態のNR処理における垂直タップ数を5タップとしたが、この限りではない。
階層画像記憶部431で記憶された第3階層画像データ811を遅延ラインメモリ812に入力して、垂直タップ数を5タップとしてNR処理部813でノイズ低減処理を行う。また、NR処理部813から出力されたデータとアップサンプリング部804で出力されたデータを合成部814で合成し、アップサンプリング部815で第2階層画像のデータと同等のサイズにアップサンプリングを行う。
階層画像記憶部831で記憶された第2階層画像データ821を遅延ラインメモリ822に入力して、垂直タップ数を5タップとしてNR処理部823でノイズ低減処理を行う。また、NR処理部823から出力されたデータとアップサンプリング部815で出力されたデータを合成部824で合成する。
図9では第2階層画像から第4階層画像までのデータ量について具体的に説明する。
第2階層画像データ901は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数2048画素、垂直画素数1024画素とすると、
第2階層画像のデータ量=2048画素×1024画素×4色×16ビット=16MB
となる。
第2階層画像のデータ量=2048画素×1024画素×4色×16ビット=16MB
となる。
第3階層画像データ902は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数1024画素、垂直画素数512画素とすると、
第3階層のデータ量=1024画素×512画素×4色×16ビット=4MB
となる。
第3階層のデータ量=1024画素×512画素×4色×16ビット=4MB
となる。
第4階層画像データ903は同時化されたデータであり、1画素あたり4色で16ビット/色とすると、水平画素数512画素、垂直画素数256画素とすると、
第4階層のデータ量=512画素×256画素×4色×16ビット=1MB
となる。
第4階層のデータ量=512画素×256画素×4色×16ビット=1MB
となる。
第2階層画像から第4階層画像までの各階層画像を階層画像記憶部104に出力した場合のデータ量の合計は、
16MB+4MB+1MB=21MBのデータ量を階層画像記憶部104へ出力することになる。
16MB+4MB+1MB=21MBのデータ量を階層画像記憶部104へ出力することになる。
また、ノイズ低減処理の遅延ラインメモリについて説明する。
各階層のNR処理のために5タップのフィルタをかける構成とする場合を説明する。
第2階層画像は2048画素×4色×16ビット×5タップ=640kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)
となるため、合計640k+320k+160k=1120kビット必要となる。
第2階層画像は2048画素×4色×16ビット×5タップ=640kビット
第3階層画像は1024画素×4色×16ビット×5タップ=320kビット
第4階層画像は512画素×4色×16ビット×5タップ=160kビット
(1kビット=1024ビット)
となるため、合計640k+320k+160k=1120kビット必要となる。
以上のことから、第1の実施形態と同様に、本実施形態でも階層画像記憶部104で必要なメモリ容量及びメモリアクセス量の増大を抑制することができ、また、ノイズ低減処理に必要な遅延ラインメモリを削減できる。
〔他の実施形態〕
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した各実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した各実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
また、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器にかぎらず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、撮像装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「撮像装置」は、撮像機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
Claims (10)
- 入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解手段と、
画像を記憶する記憶手段と、
前記入力画像及び前記複数の画像を前記記憶手段に記憶するかを選択する選択手段と、
前記選択手段によって前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減手段と、
前記ノイズ低減手段は、前記選択手段によって前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成する補間手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記入力画像はベイヤー配列の1画素あたり1色の第1の画像とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記分解手段は、
画像から各色の画素を補間するための同時化を行うための同時化手段と、
前記同時化手段によって同時化された画像の帯域制限を行う帯域制限フィルタ手段と、
前記帯域制限フィルタによって帯域制限された画像のダウンサンプリングを行うダウンサンプリング手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記分解手段は、前記帯域制限フィルタ手段と前記ダウンサンプリング手段を繰り返し行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記ノイズ低減手段は、
前記分解手段によって分解された各画像の相関を利用したノイズ除去であって、ノイズ除去された各画像のアップサンプリングを行うアップサンプリング手段と、
前記アップサンプリング手段によってアップサンプリングされた各画像を合成する合成手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記同時化された画像は1画素あたり4色のデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
被写体を撮像し、前記画像入力手段に撮像された前記入力画像を出力する撮像手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 入力画像を周波数帯域及び画像サイズの異なる複数の画像に分解する分解ステップと、
前記入力画像及び前記複数の画像の中から、記憶手段に記憶する画像を選択する選択ステップと、
前記選択ステップにて前記記憶手段に記憶された複数の画像を用いてノイズ低減を行うノイズ低減ステップと、を備え、
前記ノイズ低減ステップでは、前記記憶手段に記憶されなかった周波数帯域の画像を補間により生成することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項8に記載の画像処理装置の制御方法の手順が記述されたコンピュータで実行可能なプログラム。
- コンピュータに、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015138154A JP2017021542A (ja) | 2015-07-09 | 2015-07-09 | 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017021542A (ja) |
-
2015
- 2015-07-09 JP JP2015138154A patent/JP2017021542A/ja active Pending
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