JP2017021393A - 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム - Google Patents

画像生成装置、画像生成方法及びプログラム Download PDF

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滋 加福
敬輔 島田
Keisuke Shimada
敬輔 島田
大和 輿水
Yamato Koshimizu
大和 輿水
琢磨 舟橋
Takuma Funahashi
琢磨 舟橋
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Abstract

【課題】似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像を生成する。【解決手段】撮像装置100であって、画像取得部9aにより取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部画像生成部9cと、生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する似顔絵画像生成部9gと、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、画像生成装置、画像生成方法及びプログラムに関する。
従来、目、鼻、口、耳、顔輪郭等の顔部品の特徴点を用いて似顔絵を作成する似顔絵作成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、各部位ごとに予め用意されているパーツオブジェクトを組み合わせてキャラクタを作成するゲーム装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−145625号公報 特開2008−61896号公報
ところで、写真画像から似顔絵画像を自動的に生成する場合、予め指定されている作風の似顔絵画像が生成されてしまい、ユーザ所望の似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像を生成することができないといった問題がある。
本発明の課題は、似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像を生成することができる画像生成装置、画像生成方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像生成装置は、
顔画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段と、前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する第1画像生成手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る画像生成方法は、
画像生成装置を用いた画像生成方法であって、顔画像を取得するステップと、取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成するステップと、生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成するステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
画像生成装置のコンピュータを、顔画像を取得する取得手段、前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段、前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する画像生成手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像を生成することができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 二人の似顔絵作者により作成された似顔絵画像を模式的に表す図である。 図1の撮像装置による似顔絵画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図3の似顔絵画像生成処理を説明するための図である。 図3の似顔絵画像生成処理を説明するための図である。 図3の似顔絵画像生成処理を説明するための図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、画像データ生成部4と、画像処理部5と、表示部6と、操作入力部7と、記憶部8と、似顔絵処理部9とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、画像データ生成部4、画像処理部5、表示部6、操作入力部7、記憶部8及び似顔絵処理部9は、バスライン10を介して接続されている。
なお、撮像装置100は、公知のものを適用可能であり、本実施形態のように、撮像機能を主要な機能とするデジタルカメラだけでなく、主要な機能としないものの撮像機能を具備する携帯電話機、スマートフォン等の携帯端末なども含む。
中央制御部1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や画像処理部5等の各部によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
撮像部3は、被写体の動画像を撮像する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bと、撮像制御部3cとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部3は、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部3cは、撮像部3による被写体の撮像を制御する。すなわち、撮像制御部3cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部3cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、所定周期毎に光学像を電子撮像部3bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ生成部4に出力させる。
なお、撮像制御部3cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行っても良い。
画像データ生成部4は、撮像部3の電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。また、画像データ生成部4は、生成された輝度信号Y及び色差信号Cb,Crをバッファメモリとして使用されるメモリ2に出力する。
画像処理部5は、画像を記憶する際には、メモリ2から輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを取得し、所定の符号化方式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式等)で符号化して記憶部8に出力する。
また、画像処理部5は、画像を再生表示する場合には、メモリ2や記憶部8から読み出された表示対象に係る静止画像や動画像の画像データを対応する所定の符号化方式に従って復号して表示部6に出力する。このとき、画像処理部5は、例えば、表示パネル6bの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、VGAやQVGAサイズ)に縮小して表示部6に出力しても良い。
表示部6は、表示制御部6aと、表示パネル6bとを具備している。
表示制御部6aは、記憶部8から読み出され画像処理部5により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル6bの表示領域に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部6aは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部5により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレートで読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル6bに出力する。
表示パネル(表示手段)6bは、表示制御部6aからのビデオ信号に基づいて撮像部3により撮像された画像(例えば、顔画像A等)などを表示領域内に表示する。具体的には、表示パネル6bは、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、撮像部3による被写体の撮像により生成された複数のフレーム画像を所定のフレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。また、表示パネル6bは、記憶部8に記憶される被写体の静止画像(レックビュー画像)を表示したり、撮像中の被写体の動画像を表示する。
なお、表示パネル6bとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
操作入力部7は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部7は、被写体の撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等(何れも図示略)の操作部を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部7は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部7から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像等)を各部に実行させる。
また、操作入力部7は、表示部6の表示パネル6bと一体となって設けられたタッチパネル7aを有している。
タッチパネル7aは、表示パネル6bの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するタッチペンやユーザの指(手)等の接触位置を検出する。すなわち、タッチパネル7aは、例えば、表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、静電容量方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を検出する。そして、タッチパネル7aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を中央制御部1や似顔絵処理部9に出力する。
具体的には、タッチパネル7aは、例えば、表示パネル6bに表示された顔画像A内で、ユーザによる所定操作に従って線が描画されると、当該線の接触位置のXY座標に係る位置信号を似顔絵処理部9に出力する。
なお、タッチパネル7aによる表示画面上における接触位置の検出精度は、適宜任意に変更可能であり、例えば、厳密に一の画素を接触位置としても良いし、一の画素を中心とする所定範囲内の複数の画素を接触位置としても良い。また、線の描画操作を、タッチパネル7aを用いて行うようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、操作入力部7の他のボタン、例えば、上下左右移動キーなどを用いて行っても良いし、装置本体に外部接続された描画用のデバイス(図示略)を用いて行っても良い。
記憶部8は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成され、画像処理部5により所定の符号化方式で符号化された静止画像や動画像の記憶用の画像データを記憶する。
また、記憶部8は、作者情報8aを記憶している。
すなわち、記憶部(作者情報記憶手段)8は、似顔絵作者毎に、各似顔絵作者の表現の傾向を表す作者情報8aを記憶している。
ここで、似顔絵作者とは、似顔絵を作成する者であれば如何なる者であっても良く、例えば、著名なイラストレーターや漫画家であっても良いし、一般的なユーザ等の素人であっても良い。また、似顔絵作者毎に、似顔絵画像に似顔絵作者の個性(特有の表現)が表れる。例えば、二人の似顔絵作者甲、乙が、図2(a)及び図2(b)の画像を元画像としてそれぞれ似顔絵画像を作成する場合、似顔絵作者甲が作成した二つの似顔絵画像(図2(c)及び図2(d)参照)と、似顔絵作者乙が作成した二つの似顔絵画像(図2(e)及び図2(f)参照)とで作風や視認者の印象が異なる。
そして、作者情報8aは、似顔絵作者毎に、その個性(特有の表現)が表された似顔絵画像を生成するために用いられる。
作者情報8aは、似顔絵作者が顔の主要な構成部を描画する際の当該似顔絵作者特有の視覚的効果(例えば、タッチや形状等)が規定された情報である。具体的には、当該撮像装置100や外部の処理装置(図示略)等を用いて、各似顔絵作者毎に用意された元画像(図2(a)及び図2(b)等参照)と当該元画像を元に描画した似顔絵画像(図2(c)及び図2(d)等参照)の複数の組の各々を正規化して比較することで、目、鼻、口、眉、顔輪郭、髪型等の顔の主要な構成部毎の形状の変化(例えば、位置、大きさ、角度等)の傾向や、複数の構成部どうしの相対的な位置関係の傾向(例えば、顔輪郭の中で他の構成部を全体的に下寄りや中心寄りに描画や、左右の目を寄り目風に描画等)や、描画する線の太さの傾向等を特定して、作者情報8aが生成される。なお、複数の元画像を正規化して算出された平均顔と複数の似顔絵画像を正規化して算出された平均顔とを比較することで、似顔絵作者特有の表現を特定しても良いし、似顔絵画像の平均顔自体を似顔絵作者特有の表現としても良い。
また、作者情報8aは、例えば、被写体の年齢や性別、被写体の雰囲気、似顔絵画像の使用用途等に応じて個別に規定されていても良い。
なお、元画像や似顔絵画像を正規化する手法としては、例えば、両目を結ぶ直線と顔輪郭とが交わる二つの点の位置がそれぞれ重なるように調整する手法が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、記憶部8は、部品画像8bを記憶している。
すなわち、記憶部(部品画像記憶手段)8は、似顔絵作者毎に、各似顔絵作者特有の表現が表された顔の主要な構成部の部品画像8bを記憶している。
部品画像8bは、各似顔絵作者が描画した複数の似顔絵画像の各々から抽出された、例えば、目、鼻、口、眉、顔輪郭等の顔の主要な構成部毎の複数の部品画像8b、…に係るデータである。例えば、作者情報8aの作成に用いられた複数の似顔絵画像(図2(c)及び図2(d)等参照)から、各構成部毎に複数の部品画像8b、…を抽出しても良い。
また、部品画像8bの各々には、後述する似顔絵画像生成処理にて用いられる複数の制御点p、…が所定位置に設定されている(図6参照)。複数の制御点p、…は、例えば、部品画像8bを形成する輪郭線の各端部や、部品画像8bの垂直方向及び水平方向の各端部や、これら端部どうしの間の位置等に設定されている。
なお、記憶部8は、例えば、記憶媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記憶媒体からのデータの読み出しや記憶媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
似顔絵処理部9は、画像取得部9aと、軌跡特定部9bと、構成部画像生成部9cと、作者表現画像生成部9dと、誇張部決定部9eと、誇張画像生成部9fと、似顔絵画像生成部9gとを具備している。
なお、似顔絵処理部9の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
画像取得部9aは、似顔絵画像生成処理の処理対象となる顔画像A(図4(a)参照)を取得する。
すなわち、画像取得部(取得手段)9aは、顔画像Aの画像データを取得する。具体的には、画像取得部9aは、処理対象となる顔画像Aとして、被写体の静止画像を取得したり、動画像を構成する複数のフレーム画像の中から特定された一のフレーム画像を取得する。
例えば、画像取得部9aは、撮像部3による被写体の顔の撮像の際に、画像データ生成部4により生成された静止画像の画像データの複製をメモリ2から取得したり、記憶部8に記憶されている静止画像の画像データの複製を取得する。そして、画像取得部9aは、取得された静止画像を処理対象となる顔画像Aとして、その画像データに対して所定の顔検出処理を行って顔領域を検出する。
また、画像取得部9aは、撮像部3による被写体の顔の撮像の際に、画像データ生成部4により生成された動画像の画像データの複製をメモリ2から取得したり、記憶部8に記憶されている動画像の画像データの複製を取得する。そして、画像取得部9aは、取得された動画像を構成する各フレーム画像の画像データに対して所定の顔検出処理を行って顔領域を検出する。その後、画像取得部9aは、例えば、検出された顔領域に対して所定の笑顔検出処理を行って、口の開き具合い、口角の上がり具合い、目の黒目(虹彩領域)の顔全体に対する大きさ等の特徴等に応じて所定の演算を行うことで、笑顔の評価値を算出し、最も笑顔の評価値が高い顔領域を含む一のフレーム画像を処理対象となる顔画像Aとして特定する。
なお、顔検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
さらに、動画像を構成する複数のフレーム画像から処理対象となる顔画像Aを特定する手法は、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、複数のフレーム画像の中でユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて指定されたフレーム画像を処理対象となる顔画像Aとして特定しても良い。
また、後述する似顔絵処理部9による各処理は、顔画像Aの画像データ自体に対して行われても良いし、必要に応じて顔画像Aの画像データを所定の比率で縮小した所定サイズ(例えば、VGAサイズ等)の縮小画像データに対して行われても良い。
軌跡特定部9bは、顔画像A内で、ユーザによる所定の描画操作に対応する線の軌跡を特定する。
すなわち、軌跡特定部(特定手段)9bは、表示パネル6bの表示領域に表示された顔画像A内で、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて描画された線の軌跡を特定する。
具体的には、表示パネル6bの表示領域に顔画像Aが所定の倍率で表示(例えば、拡大表示等)された状態で、例えば、ユーザが顔画像Aを構成する左右各々の目、鼻、口、眉、顔輪郭、髪型等の顔の主要な構成部の輪郭や細部等をなぞるように操作入力部7のタッチパネル7aを描画操作する。すると、軌跡特定部9bは、ユーザによるタッチパネル7aの描画操作に基づいて当該タッチパネル7aにより連続して検出された接触位置のXY座標に係る位置信号が入力され、当該タッチパネル7aの接触位置の各々を操作点として特定する。続けて、軌跡特定部9bは、特定された複数の操作点どうしを結線することで、ユーザによる描画操作に対応する顔画像A内での線の軌跡及び軌跡の位置を示す位置情報を特定する。
ここで、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて複数の線が描画されても良く、この場合には、軌跡特定部9bは、描画された複数の線の各々の軌跡を特定する。
構成部画像生成部9cは、顔構成部画像B(図4(b)参照)を生成する。
すなわち、構成部画像生成部(構成部生成手段)9cは、画像取得部9aにより取得された顔画像A内の顔の構成部に係る顔構成部画像Bを生成する。具体的には、構成部画像生成部9cは、軌跡特定部9bにより特定された軌跡に基づいて、顔構成部画像Bを生成する。
例えば、構成部画像生成部9cは、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて描画され軌跡特定部9bにより特定された、目、鼻、口、眉、顔輪郭、髪型等の顔の主要な構成部に対応する各々の線の軌跡をその位置情報に基づいて配置して顔構成部画像Bを生成する。
なお、図4(b)にあっては、髪型が図示されていない顔構成部画像Bを表したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、髪型については、個別の顔構成部画像(図示略)を生成しても良い。
また、構成部画像生成部9cは、例えば、AAM(Active Appearance Model)等の顔構成部検出方法を利用して構成部画像を生成しても良い。例えば、似顔絵処理部9は、AAMを利用して、目、鼻、口、眉、顔輪郭等の顔の主要部を予め検出しておく。そして、表示制御部6aは、似顔絵処理部9により検出された顔の主要部を表示パネル6bに表示させた状態で、ユーザが顔の主要部を手作業で修正するために当該主要部の輪郭や細部をなぞるようにタッチパネル7aの描画操作を行うと、軌跡特定部9bは、タッチパネル7aの描画操作に基づいて顔の主要部に対応する線の軌跡を特定する。構成部画像生成部9cは、特定された軌跡に基づいて顔構成部画像Bを生成する。
ここで、AAMとは、視覚的事象のモデル化の一手法であり、任意の顔領域の画像のモデル化を行う処理である。例えば、似顔絵処理部9は、複数のサンプル顔画像Aにおける所定の特徴部位(例えば、目尻や鼻頭やフェイスライン等)の位置や画素値(例えば、輝度値)の統計的分析結果を所定の登録手段に登録しておく。そして、似顔絵処理部9は、上記の特徴部位の位置を基準として、顔の形状を表す形状モデルや平均的な形状における「Appearance」を表すテクスチャーモデルを設定し、これらのモデルを用いて顔画像Aをモデル化する。これにより、顔画像A内で、例えば、目、鼻、口、眉、顔輪郭等の主要部がモデル化される。
作者表現画像生成部9dは、作者表現画像C(図5(a)参照)を生成する。
すなわち、作者表現画像生成部(第2画像生成手段)9dは、記憶部8に記憶されている作者情報8aに基づいて、顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像Cを生成する。具体的には、作者表現画像生成部9dは、作者情報8aに規定されている各似顔絵作者特有の視覚的効果(例えば、構成部毎の形状の変化の傾向、複数の構成部どうしの相対的な位置関係の傾向、描画する線の太さの傾向等)を顔構成部画像Bに反映させて似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像Cを生成する。例えば、作者表現画像生成部9dは、各似顔絵作者が描画した似顔絵画像Eの平均顔と処理対象の顔構成部画像Bとを正規化した後、所定の比率で按分して、顔構成部画像Bを似顔絵作者特有の視覚的効果が表されるように変形して作者表現画像Cを生成する。また、作者表現画像生成部9dは、例えば、髪型に光沢を付加する傾向がある似顔絵作者の場合、当該傾向を反映させた作者表現画像Cを生成しても良い。
なお、図5(a)には、二人の似顔絵作者甲、乙毎に、各似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像C1、C2を模式的に表している。
誇張部決定部(決定手段)9eは、似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴を決定する。具体的には、誇張部決定部9eは、顔構成部画像B内での物理的な特徴を似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴として決定する。
例えば、誇張部決定部9eは、構成部画像生成部9cにより生成された顔構成部画像Bに対して、所定の特徴検出処理を施して、例えば、目が相対的に大きい、顎が相対的に長い、顔の主要な構成部が中心に寄っている等の顔の特徴を検出して決定する。
また、誇張部決定部9eは、例えば、顔構成部画像Bを表示パネル6bに表示させた状態で、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて指定された顔の主要な構成部を、似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴として決定しても良い。
なお、特徴検出処理としては、例えば、複数の顔画像Aを平均して算出された平均顔や平均的なテクスチャ(模様)と比較する手法や、公知の特徴検出アルゴリズムを用いた手法等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
誇張画像生成部9fは、誇張部決定部9eにより決定された顔の特徴に対応する顔の構成部を誇張した顔誇張画像D(図5(b)参照)を生成する。
ここで、顔の構成部の誇張とは、当該構成部から視認者の受ける印象を強くするように、当該構成部の特徴を他の構成部に比して強調(或いは、抑制)することを言う。また、構成部の誇張の一例としては、例えば、目、鼻、口等の構成部の大きさを相対的に大きく(或いは、小さく)する等の当該構成部自体の形状的特徴を相対的に強調させるように変形させること、当該構成部の色彩的特徴を相対的に強調させるように変色させること、当該構成部の模様的特徴を相対的に強調させるように変形や変色させることなどが挙げられる。
具体的には、誇張画像生成部9fは、例えば、作者表現画像生成部9dにより生成された作者表現画像C内で、誇張部決定部9eにより決定された顔の特徴に対応する顔の構成部を、当該作者表現画像Cの似顔絵作者毎に予め規定されている変形率或いは一律の変形率で変形して顔誇張画像Dを生成する。
また、図5(b)には、二つの作者表現画像C1、C2の各々に対応する顔誇張画像D1、D2を模式的に表している。
似顔絵画像生成部9gは、似顔絵画像E(図5(c)参照)を生成する。
すなわち、似顔絵画像生成部(第1画像生成手段)9gは、構成部画像生成部9cにより生成された顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像Eを生成する。具体的には、似顔絵画像生成部9gは、記憶部8に記憶されている作者情報8aに基づいて作者表現画像生成部9dにより顔構成部画像Bから生成された作者表現画像Cに基づいて、似顔絵画像Eを生成する。
例えば、似顔絵画像生成部9gは、誇張画像生成部9fにより生成された顔誇張画像Dの元となった作者表現画像Cに対応する部品画像8bを用いて、似顔絵画像Eを生成する。具体的には、似顔絵画像生成部9gは、記憶部8から顔誇張画像Dの似顔絵作者に対応する複数の部品画像8b、…を取得し、取得された複数の部品画像8b、…の中で、顔誇張画像D内の顔の主要な構成部の各々に対応する部品画像8bを特定する。例えば、似顔絵画像生成部9gは、顔誇張画像D内の目、鼻、口等の顔の主要な構成部の各々について、部品画像8bと同様に複数の制御点q、…を設定する(図6(a)参照)。そして、似顔絵画像生成部9gは、各構成部に対応する複数の部品画像8b、…の各々に対して所定の変形処理(例えば、回転、拡大、縮小等)を施して、部品画像8bと構成部とで対応する制御点p、q間の距離が最小二乗法で最も小さくなるパラメータを算出し、算出されたパラメータでの制御点p、q間の距離の総和を当該部品画像8bの評価値とする。似顔絵画像生成部9gは、算出された複数の部品画像8b、…の評価値を比較して、顔誇張画像D内の各構成部と最も合致する部品画像8bをそれぞれ特定する(図6(b)参照)。そして、似顔絵画像生成部9gは、特定された各部品画像8bの制御点pを顔誇張画像D内の構成部の制御点qに対応させるように部品画像8bを変形させて似顔絵画像Eを生成する(図6(c)参照)。また、髪型については、似顔絵画像生成部9gは、作者表現画像生成部9dにより髪型の顔構成部画像から生成された作者表現画像を用いて、上記したようにして生成された髪型以外の構成部が表された似顔絵画像Eと縦横比をあわせて合成するようにしても良い。
ここで、似顔絵画像生成部9gは、似顔絵画像Eの所定の部分(例えば、目、口、眉等の構成部等)に所定の色を付けて表した画像を生成しても良い。
また、図5(c)には、二つの作者表現画像C1、C2の各々に対応する似顔絵画像E1、E2を模式的に表している。また、図6(a)〜図6(c)には、顔の主要な構成部として鼻を例示して模式的に表している。
なお、各構成部に対応する部品画像8bを自動的に特定するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて複数の部品画像8b、…の中からユーザ所望の部品画像8bを指定しても良い。
また、似顔絵画像生成部9gは、顔構成部画像Bに対して複数の似顔絵作者特有の表現をそれぞれ施して似顔絵画像Eを複数生成しても良い。具体的には、似顔絵画像生成部9gは、複数の似顔絵作者について、各似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像Cに基づいて、複数の似顔絵画像E1、E2を生成する。
そして、複数の似顔絵画像E1、E2を表示パネル6bに表示させた状態で、似顔絵処理部9は、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて中央制御部(指定手段)1のCPUにより指定された何れか一の似顔絵画像E(例えば、似顔絵画像E2等)を選択して、その画像データをメモリ2に出力する。
なお、似顔絵処理部9は、選択された一の似顔絵画像Eについて、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて指定された箇所の修正、例えば、部品画像8bの差し替え等を実行可能にしても良い。
<似顔絵画像生成処理>
次に、撮像装置100による似顔絵画像生成処理について、図3〜図6を参照して説明する。
図3は、似顔絵画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
似顔絵画像生成処理は、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて、メニュー画面に表示された複数の動作モードの中から似顔絵画像生成モードが選択指示された場合に、中央制御部1の制御下にて当該撮像装置100の各部、特に似顔絵処理部9により実行される処理である。
図3に示すように、先ず、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて被写体の動画像の撮像開始が指示されると、撮像部3は、被写体の動画像の撮像を開始し、画像データ生成部4は、当該動画像を構成する各フレーム画像の画像データを生成してメモリ2に出力する(ステップS1)。また、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて被写体の動画像の撮像終了が指示されると、撮像部3は、被写体の動画像の撮像を終了する。
似顔絵処理部9の画像取得部9aは、メモリ2から動画像の画像データの複製を取得して、動画像を構成する複数のフレーム画像の中から何れか一のフレーム画像を処理対象となる顔画像Aとして取得する(ステップS2)。例えば、画像取得部9aは、動画像を構成する各フレーム画像の画像データに対して所定の顔検出処理を行って顔領域を検出し、検出された顔領域に対して所定の笑顔検出処理を行って、最も笑顔の評価値が高い顔領域を含む一のフレーム画像を処理対象となる顔画像Aとして特定して取得する。
次に、表示制御部6aは、画像取得部9aにより取得された顔画像Aを取得して、表示パネル6bの表示領域に所定の倍率で表示(例えば、拡大表示等)させた状態で、例えば、ユーザが顔画像Aを構成する左右各々の目、鼻、口、眉、顔輪郭、髪型等の顔の主要な構成部をなぞるように操作入力部7のタッチパネル7aを描画操作する(ステップS3)。
軌跡特定部9bは、ユーザによるタッチパネル7aの描画操作に基づいて連続して検出された接触位置の各々を操作点とし、これら複数の操作点どうしを結線することで、ユーザによる描画操作に対応する顔画像A内での線の軌跡及び軌跡の位置を示す位置情報を特定する(ステップS4)。そして、構成部画像生成部9cは、軌跡特定部9bにより特定された、目、鼻、口、眉、顔輪郭等の顔の主要な構成部に対応する各々の線の軌跡をその位置情報に基づいて配置して顔構成部画像Bを生成する(ステップS5)。
続けて、作者表現画像生成部9dは、記憶部8に記憶されている作者情報8aを取得し、構成部画像生成部9cにより生成された顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施して、具体的には、作者情報8aに規定されている各似顔絵作者特有の視覚的効果を顔構成部画像Bに反映させて、作者表現画像Cを生成する(ステップS6)。作者表現画像Cを生成する処理は、複数の似顔絵作者(例えば、似顔絵作者甲、乙等)についてそれぞれ行われても良い。
そして、誇張部決定部9eは、構成部画像生成部9cにより生成された顔構成部画像Bに対して、所定の特徴検出処理を施して、顔構成部画像B内での物理的な特徴(例えば、目が相対的に大きい、顎が相対的に長い、顔の主要な構成部が中心に寄っている等)を似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴として決定する(ステップS7)。
次に、誇張画像生成部9fは、作者表現画像生成部9dにより生成された作者表現画像C内で、誇張部決定部9eにより決定された顔の特徴に対応する顔の構成部を所定の変形率で変形して顔誇張画像Dを生成する(ステップS8)。
上記した顔誇張画像Dを生成する処理は、複数の似顔絵作者(例えば、似顔絵作者甲、乙等)についてそれぞれ行われても良い。
続けて、似顔絵画像生成部9gは、誇張画像生成部9fにより生成された顔誇張画像Dの似顔絵作者に対応する複数の部品画像8b、…を記憶部8から取得する(ステップS9)。そして、似顔絵画像生成部9gは、取得された複数の部品画像8b、…の中で、顔誇張画像D内の顔の主要な構成部の各々と最も合致する部品画像8bを特定する(ステップS10)。
次に、似顔絵画像生成部9gは、特定された各部品画像8bの制御点pを顔誇張画像D内の構成部の制御点qに対応させるように部品画像8bを変形させるとともに、作者表現画像生成部9dにより髪型の顔構成部画像から生成された作者表現画像を合成して似顔絵画像Eを生成する(ステップS11)。
上記した似顔絵画像Eを生成する処理は、複数の似顔絵作者(例えば、似顔絵作者甲、乙等)についてそれぞれ行われても良い。
その後、表示制御部6aは、似顔絵画像生成部9gにより生成された複数の似顔絵画像E1、E2を取得して、表示パネル6bの表示領域に表示させた状態で、例えば、ユーザによる操作入力部7の所定操作に基づいて中央制御部1のCPUにより指定された何れか一の似顔絵画像Eを選択して、その画像データをメモリ2に出力する(ステップS12)。
これにより、似顔絵画像生成処理を終了する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、顔画像A内の顔の構成部に係る顔構成部画像Bを生成し、生成された顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像Eを生成するので、予め指定されている作風の似顔絵画像ではなく、ユーザ所望の似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像Eを生成することができる。
このとき、似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴を決定し、決定された顔の特徴を相対的に誇張して似顔絵画像Eを生成するので、ユーザ所望の似顔絵作者特有の表現に加えて、より本人らしい特徴が表された似顔絵画像Eを生成することができる。
また、顔構成部画像Bに対してユーザ所望の複数の似顔絵作者特有の表現をそれぞれ施して似顔絵画像Eを複数生成しておくことで、生成された複数の似顔絵画像E(例えば、似顔絵画像E1、E2等)の中で、ユーザ所望の何れか一の似顔絵画像Eを指定することができる。
また、各似顔絵作者の表現の傾向を表す作者情報8aを記憶しておくことで、当該作者情報8aに基づいて、顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施して似顔絵画像Eを生成することができる。
具体的には、作者情報8aに基づいて、顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像Cを生成し、生成された作者表現画像Cを利用することで、ユーザ所望の似顔絵作者特有の表現がなされた似顔絵画像Eを生成することができる。このとき、似顔絵作者毎に、各似顔絵作者特有の表現が表された顔の主要な構成部の部品画像8bを記憶しておくことで、作者表現画像Cに対応する部品画像8bを用いて、例えば、部品画像8bを作者表現画像Cに対応させるように変形させて似顔絵画像Eを生成することができる。
また、表示パネル6bの表示領域に表示された顔画像A内で、ユーザによる操作入力部7(例えば、タッチパネル7a)の所定操作に基づいて描画された線の軌跡を特定し、特定された軌跡に基づいて顔構成部画像Bを適正に生成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像Cを生成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、必ずしも作者表現画像Cを生成する必要はない。すなわち、作者表現画像生成部9dを具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
同様に、似顔絵画像Eにて誇張して表現されるべき顔の特徴を決定して、決定された顔の特徴を相対的に誇張して、似顔絵画像Eを生成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、必ずしも顔の特徴を相対的に誇張した似顔絵画像Eを生成する必要はない。すなわち、誇張部決定部9eや誇張画像生成部9fを具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
また、顔画像A内で特定された、ユーザによる操作入力部7の所定操作に応じて描画された線の軌跡に基づいて顔構成部画像Bを生成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、必ずしも顔画像A内で描画された線の軌跡に基づいて顔構成部画像Bを生成する必要はない。すなわち、軌跡特定部9bを具備せずに、構成部画像生成部9cは、例えば、AAM等の顔構成部検出方法を利用して構成部画像を自動的に生成しても良い。
さらに、撮像装置100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。また、画像生成装置として、撮像装置100を例示したが、これに限られるものではなく、本発明に係る似顔絵画像生成処理を実行可能なものであれば如何なる構成であっても良い。
加えて、上記実施形態にあっては、取得手段、構成部生成手段、画像生成手段としての機能を、中央制御部1のCPUの制御下にて、画像取得部9a、構成部画像生成部9c、似顔絵画像生成部9gが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、構成部生成処理ルーチン、画像生成処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、顔画像Aを取得する手段として機能させるようにしても良い。また、構成部生成処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、取得された顔画像A内の顔の構成部に係る顔構成部画像Bを生成する手段として機能させるようにしても良い。また、画像生成処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、生成された顔構成部画像Bに対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像Eを生成する手段として機能させるようにしても良い。
同様に、第2画像生成手段、表示制御手段、特定手段、決定手段、指定手段についても、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記憶媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
顔画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段と、
前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する第1画像生成手段と、
を備えたことを特徴とする画像生成装置。
<請求項2>
複数の前記似顔絵作者毎に、各似顔絵作者の表現の傾向を表す作者情報を記憶する作者情報記憶手段を更に備え、
前記第1画像生成手段は、前記作者情報記憶手段に記憶されている作者情報に基づいて、前記顔構成部画像に対して前記似顔絵作者特有の表現を施して前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
<請求項3>
前記作者情報記憶手段に記憶されている作者情報に基づいて、前記顔構成部画像に対して前記似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像を生成する第2画像生成手段を更に備え、
前記第1画像生成手段は、前記第2画像生成手段により生成された作者表現画像に基づいて、前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。
<請求項4>
前記似顔絵作者毎に、各似顔絵作者特有の表現が表された顔の構成部の部品画像を記憶する部品画像記憶手段を更に備え、
前記第1画像生成手段は、前記部品画像記憶手段に記憶されている部品画像を前記作者表現画像に対応させるように変形させて前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像生成装置。
<請求項5>
前記取得手段により取得された顔画像を表示手段の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記表示領域に表示された顔画像内で、ユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された線の軌跡を特定する特定手段と、を更に備え、
前記構成部生成手段は、前記特定手段により特定された軌跡に基づいて、前記顔構成部画像を生成することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項6>
前記似顔絵画像にて誇張して表現されるべき顔の特徴を決定する決定手段を更に備え、
前記第1画像生成手段は、前記決定手段により決定された顔の特徴を相対的に誇張して、前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項7>
前記第1画像生成手段は、更に、前記顔構成部画像に対して複数の似顔絵作者特有の表現をそれぞれ施して前記似顔絵画像を複数生成し、
前記第1画像生成手段により生成された複数の前記似顔絵画像の中で、何れか一の似顔絵画像を指定する指定手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
<請求項8>
画像生成装置を用いた画像生成方法であって、
顔画像を取得するステップと、
取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成するステップと、
生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成するステップと、
を含むことを特徴とする画像生成方法。
<請求項9>
画像生成装置のコンピュータを、
顔画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段、
前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する画像生成手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100 撮像装置
1 中央制御部
6 表示部
6a 表示制御部
6b 表示パネル
7 操作入力部
7a タッチパネル
8 記憶部
8a 作者情報
8b 部品画像
9 似顔絵処理部
9a 画像取得部
9b 軌跡特定部
9c 構成部画像生成部
9d 作者表現画像生成部
9e 誇張部決定部
9f 誇張画像生成部
9g 似顔絵画像生成部

Claims (9)

  1. 顔画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段と、
    前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する第1画像生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  2. 複数の前記似顔絵作者毎に、各似顔絵作者の表現の傾向を表す作者情報を記憶する作者情報記憶手段を更に備え、
    前記第1画像生成手段は、前記作者情報記憶手段に記憶されている作者情報に基づいて、前記顔構成部画像に対して前記似顔絵作者特有の表現を施して前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記作者情報記憶手段に記憶されている作者情報に基づいて、前記顔構成部画像に対して前記似顔絵作者特有の表現を施した作者表現画像を生成する第2画像生成手段を更に備え、
    前記第1画像生成手段は、前記第2画像生成手段により生成された作者表現画像に基づいて、前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記似顔絵作者毎に、各似顔絵作者特有の表現が表された顔の構成部の部品画像を記憶する部品画像記憶手段を更に備え、
    前記第1画像生成手段は、前記部品画像記憶手段に記憶されている部品画像を前記作者表現画像に対応させるように変形させて前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像生成装置。
  5. 前記取得手段により取得された顔画像を表示手段の表示領域に表示させる表示制御手段と、
    前記表示制御手段により前記表示領域に表示された顔画像内で、ユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された線の軌跡を特定する特定手段と、を更に備え、
    前記構成部生成手段は、前記特定手段により特定された軌跡に基づいて、前記顔構成部画像を生成することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像生成装置。
  6. 前記似顔絵画像にて誇張して表現されるべき顔の特徴を決定する決定手段を更に備え、
    前記第1画像生成手段は、前記決定手段により決定された顔の特徴を相対的に誇張して、前記似顔絵画像を生成することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像生成装置。
  7. 前記第1画像生成手段は、更に、前記顔構成部画像に対して複数の似顔絵作者特有の表現をそれぞれ施して前記似顔絵画像を複数生成し、
    前記第1画像生成手段により生成された複数の前記似顔絵画像の中で、何れか一の似顔絵画像を指定する指定手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
  8. 画像生成装置を用いた画像生成方法であって、
    顔画像を取得するステップと、
    取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成するステップと、
    生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
  9. 画像生成装置のコンピュータを、
    顔画像を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された顔画像内の顔の構成部に係る顔構成部画像を生成する構成部生成手段、
    前記構成部生成手段により生成された顔構成部画像に対して似顔絵作者特有の表現を施して顔を模式的に表した似顔絵画像を生成する画像生成手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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