JP2017020581A - プルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内輪軌道17の断面形状の曲率半径R17を、各玉19の直径D19の0.505倍以上、0.52倍以下に規制する。これと共に、ラジアル隙間と外輪軌道15の断面形状の曲率半径R15とを、外輪16と内輪18との間の角隙間θが、0.3度以上、1.0度以下となり、且つ、転がり疲れ寿命が、前記外輪軌道15の断面形状の曲率半径R15が前記内輪軌道17の断面形状の曲率半径R17と同じであって、前記外輪16及び前記内輪18の中心軸同士が一致していると仮定した場合の転がり疲れ寿命の70%以上となる様に規制する。
【選択図】図4
Description
このうちの外輪は、内周面に深溝型の外輪軌道を有する。
前記内輪は、外周面に深溝型の内輪軌道を有する。
前記各玉は、前記外輪軌道とこの内輪軌道との間に転動自在に設けられている。
そして、前記外輪と前記内輪とのうちの一方を、プレッシャプレートをクラッチディスクに向けて押圧するダイヤフラムばねに、このダイヤフラムばねと同期して回転可能に連結した回転輪とする。
この様な本発明のプルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受は、所謂プルタイプのクラッチ機構を構成するレリーズ軸受装置に組み込んで使用されるものである。この様なプルタイプのクラッチ機構を組み込んだ変速機の変速比を変速させる場合には、クラッチペダルを踏み込みレリーズフォークを揺動させる事で、前記レリーズ軸受装置により、ダイヤフラムばねの中央部を引っ張る。これにより、プレッシャプレートをクラッチディスクに向け押圧している力を解除して、このクラッチディスクを、エンジンのクランクシャフトと同期して回転するフライホイールから引き離す(クラッチ機構を切断する)。
この様な本発明のプルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受を実施する場合に、具体的には、前記角隙間が、0.3度以上、1.0度以下になり、且つ、転がり疲れ寿命(前記外輪軌道及び前記内輪軌道、並びに、前記各玉の転動面の転がり疲れ寿命のうち、最も短い部分の転がり疲れ寿命)が、前記外輪軌道の断面形状の曲率半径が前記内輪軌道の断面形状の曲率半径と同じであって、前記外輪及び前記内輪の中心軸同士が一致している(これら外輪と内輪とのうちの一方に対する他方の傾き角度を0度)と仮定した場合の転がり疲れ寿命(前記最も短い部分の転がり疲れ寿命)に対して所定割合以上(具体的には70%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、更に好ましくは100%以上)となる様に、前記ラジアル隙間と前記外輪軌道の断面形状の曲率半径とを規制する。
又、本発明のプルクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受を実施する場合には、前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間で、前記各玉を設置した空間の端部を密封装置(例えばシールリング)により塞ぎ、グリースの漏洩を防止する事もできる。
即ち、本発明の場合、外輪軌道と内輪軌道とのうち、各玉の転動面との接触面圧が大きくなる内輪軌道の断面形状の曲率半径(溝半径)を、一般的な単列深溝型玉軸受の内輪軌道の溝半径と同じ、前記各玉の直径の0.505倍以上、0.52倍以下に規制すると共に、角隙間に関して所定の条件を満たす様に、ラジアル隙間と前記外輪軌道の断面形状の曲率半径とを規制している。この為、クラッチ機構を構成する各部材の組立誤差(ミスアライメント)や、ダイヤフラムばねが弾性変形したり、車両走行時のエンジンや変速機が振動したりする事等に基づいて、前記外輪と前記内輪とのうちの一方である回転輪の、同じく他方である静止輪に対する傾きが大きくなった場合でも、前記転がり疲れ寿命が徒に低下するのを抑えられる。又、前記外輪軌道及び前記内輪軌道と、前記各玉の転動面との接触面圧が過度に増大するのを抑えられて、これら外輪軌道及び内輪軌道と、これら各玉の転動面との転がり接触部での発熱を抑えられる。この結果、玉軸受の内部に封入したグリースの寿命、延いては、この玉軸受の耐久性の確保を図れる。
(A)前記外輪16と前記内輪18との間の角隙間(前記外輪16と前記内輪18とのうちの一方を固定し、他方を軸方向に傾斜させた場合の傾斜量)θが0.3度以上(好ましくは0.5度以上)、1.0度以下である事。
(B)前記玉軸受1の転がり疲れ寿命(前記外輪軌道15及び前記内輪軌道17、並びに、前記各玉19、19の転動面の転がり疲れ寿命のうち、最も短い部分の転がり疲れ寿命)が、前記外輪軌道15の溝半径R15が前記内輪軌道17の溝半径R17と同じであって、前記外輪16及び前記内輪18の中心軸同士が一致している(この外輪16に対するこの内輪18の傾き角度が0度である)と仮定した場合の転がり疲れ寿命(前記最も短い部分の転がり疲れ寿命)の70%以上(、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、更に好ましくは100%以上)である事。
即ち、本例の場合、前記外輪軌道15と前記内輪軌道17とのうちで、プルタイプの前記クラッチ機構2に組み込んだ場合に、前記内輪18のうちの軸方向から見て凸曲面である外周面に形成されている為、前記各玉19、19の転動面との接触面圧が大きくなり易い内輪軌道17の溝半径R17を、一般的な単列深溝型玉軸受の内輪軌道の溝半径と同じ、前記各玉19、19の直径D19の0.505倍以上、0.52倍以下に規制すると共に、上述の様な(A)(B)の2つの条件を満たす様に、前記玉軸受1のラジアル隙間と前記外輪軌道15の溝半径R15とを規制(一般的な単列深溝型玉軸受と比較して大きく)している。この為、前記クラッチ機構2を構成する各部材の組立誤差(ミスアライメント)や、前記ダイヤフラムばね7が弾性変形したり、車両走行時のエンジンや変速機が振動したりする事等に基づいて、前記外輪16に対する前記内輪18の傾きが大きくなった場合でも、前記玉軸受1の転がり疲れ寿命が徒に低下するのを抑えられる。又、前記外輪軌道15及び前記内輪軌道17と、前記各玉19、19の転動面との接触面圧が過度に増大するのを抑えられて、これら外輪軌道15及び内輪軌道17と、前記各玉19、19の転動面との転がり接触部での発熱を抑えられる。この結果、前記玉軸受1の内部に封入したグリースの寿命、延いては、この玉軸受1の耐久性の確保を図れる。
又、前記角隙間θを、0.3度よりも小さくする(θ<0.3度)と、前記外輪16と前記内輪18との間に作用するアキシアル荷重が大きくなった場合に、前記外輪軌道15及び前記内輪軌道17と、前記各玉19、19の転動面との接触面圧が過度に増大して、前記玉軸受1の転がり疲れ寿命の確保が難しくなる可能性がある。一方、前記角隙間θを、1.0度よりも大きくする(θ>1.0度)と、前記外輪16と前記内輪18とのがたつきが徒に大きくなる可能性がある。
図5は、呼び番号が6019である単列深溝型の玉軸受1(外径:145mm、内径:95mm、幅24mm、玉径:15.081mm)に就いて、外輪16及び内輪18の中心軸同士の傾きと、前記玉軸受1の転がり疲れ寿命との関係を示している。即ち、前記外輪16と前記内輪18との間に、1.0×104[N](1020[kgf])のアキシアル荷重のみを付与し(ラジアル荷重を0とし)、前記内輪18を前記外輪16に対して軸方向に傾斜させた状態で、これら外輪16と内輪18とを相対回転させた場合の前記玉軸受1の転がり疲れ寿命を、5種類の外輪軌道15の溝半径R15毎に示している。尚、内輪軌道17の溝半径R17は、各玉19、19の玉径D19の0.52倍としている。又、前記玉軸受1のラジアル隙間は、図5の(A)では、0.06[mm]とし、同図の(B)では、0.3[mm]としている。
2 クラッチ機構
3 フライホイール
4 クラッチディスク
5 クラッチカバー
6 プレッシャプレート
7 ダイヤフラムばね
8 クラッチレリーズ軸受装置
9 回転軸
10 レリーズフォーク
11 スリーブ
12 弾性部材
13 側板
14 カバー
15 外輪軌道
16 外輪
17 内輪軌道
18 内輪
19 玉
20 延長部
21 芯金
22 スリーブ本体
23 ハウジング
24 円筒部
25 円筒部
26 内径側円輪部
27 外径側円輪部
28 フォーク係合部
29 円輪部
30 係合片
Claims (2)
- 内周面に深溝型の外輪軌道を有する外輪と、外周面に深溝型の内輪軌道を有する内輪と、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の玉とを備え、
前記外輪と前記内輪とのうちの一方が、プレッシャプレートをクラッチディスクに向けて押圧するダイヤフラムばねに、このダイヤフラムばねと同期して回転可能に連結した回転輪である、
プルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受に於いて、
前記内輪軌道の断面形状の曲率半径を、前記各玉の直径の0.505倍以上、0.52倍以下に規制すると共に、ラジアル隙間と前記外輪軌道の断面形状の曲率半径とを、前記外輪と前記内輪との間の角隙間が、0.3度以上、1.0度以下になる様に規制している、
事を特徴とするプルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受。 - 前記ラジアル隙間と前記外輪軌道の断面形状の曲率半径とを、前記角隙間が、0.5度以上、1.0度以下となり、且つ、転がり疲れ寿命が、前記外輪軌道の断面形状の曲率半径が前記内輪軌道の断面形状の曲率半径と同じであって、前記外輪及び前記内輪の中心軸同士が一致していると仮定した場合の転がり疲れ寿命の70%以上となる様に規制している、
請求項1に記載したプルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015138786A JP2017020581A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | プルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015138786A JP2017020581A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | プルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017020581A true JP2017020581A (ja) | 2017-01-26 |
| JP2017020581A5 JP2017020581A5 (ja) | 2018-05-31 |
Family
ID=57889377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015138786A Pending JP2017020581A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | プルタイプクラッチレリーズ軸受装置用玉軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017020581A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102019130328A1 (de) * | 2019-11-11 | 2021-05-12 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kupplungsausrücklager |
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-
2015
- 2015-07-10 JP JP2015138786A patent/JP2017020581A/ja active Pending
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