JP2017018935A - 振動モーター - Google Patents

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ホォンフゥ シュイ
ジリン チャイ
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ジリン チャイ
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Na Wu
ナ ウ
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Abstract

【課題】製品の駆動力が不足しない、振動モーターを提供する。【解決手段】固定部材及び振動部材12の一方は、コイル14を含み、固定部材及び振動部材の他方は、第1の磁石鋼セット121及び第2の磁石鋼セット122を含み、第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットは、それぞれ前記コイルの両側に設けられ、且つコイルに対向して設けられることにより第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットによって形成される磁界が閉ループに形成される。振動モーター1では、2セットの磁石鋼をそれぞれコイルの両側に平行に設置すると共に、2セットの磁石鋼の組み合せによって、磁界に閉ループが形成されており、これはコイルが磁界の内部に位置することに相当し、当該構成によって、コイルが受けた磁界の強度は増大し、製品の駆動力が向上した。【選択図】図2

Description

本発明は振動モーターに関する技術であり、特に携帯型の消費者向け電子製品に適用可能な振動モーターに関する。
電子技術の発展に伴い、携帯型の消費者向け電子製品、例えば、携帯電話、携帯ゲーム機、ナビゲーション装置又は携帯型マルチメディア娯楽デバイスなどは、ますます人々から好まれるようになる。これらの電子製品では、例えば携帯電話の着信提示、情報提示、ナビ提示、ゲーム機の振動フィードバックなどのようなシステムフィードバックとして、振動モーターが通常に用いられている。
関連技術に係わる振動モーターは、構成から見ると、磁石鋼がコイルの片側に位置するため、動作するとき、磁界が発散するため、磁界強度が弱くなり、製品の駆動力が不足してしまう。
上述振動モーターでは片側の磁界の強度が弱く、製品の駆動力が不足するという技術問題に鑑みて、本発明は振動モーターを提供する。
前記振動モーターは、固定部材及び振動部材を備え、前記固定部材は、収納空間を有するケーシングを含み、前記振動モーターは、弾性コネクターをさらに含み、前記弾性コネクターによって前記振動部材が片持ちで収納空間内に支持され、前記固定部材及び振動部材の一方は、コイルを含み、前記固定部材及び振動部材の他方は、第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットを含み、前記第1の磁石鋼セット及び前記第2の磁石鋼セットは、それぞれ前記コイルの両側に設けられ、且つ前記コイルに対向して設けられることにより前記第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットによって形成される磁界が閉ループに形成される。
本発明の好ましい実施例において、前記第1の磁石鋼セットは、第1の中間磁石鋼と、前記第1の中間磁石鋼の両側にそれぞれ設けられている第1の左の磁石鋼及び第1の右の磁石鋼を含み、前記第1の左の磁石鋼と、前記第1の右の磁石鋼とは、磁極方向が逆であり、前記第2の磁石鋼セットは、第2の中間磁石鋼と、前記第2の中間磁石鋼の両側にそれぞれ対称的に設けられている第2の左の磁石鋼及び第2の右の磁石鋼を含み、前記第2の左の磁石鋼と、前記第2の右の磁石鋼とは、磁極方向が逆である。
前記第1の左の磁石鋼及び前記第2の左の磁石鋼は、磁極方向が同じであり、且つ前記コイルに直交し,前記第1の中間磁石鋼及び前記第2の中間磁石鋼は、磁極方向が逆であり、且つ前記コイルに平行しており,前記第1の右の磁石鋼及び第2の右の磁石鋼は、磁極方向が同じであり、且つ前記コイルに直交する。
本発明の好ましい実施例において、前記振動部材は、第1の質量ブロック及び第2の質量ブロックを含み、前記第1の質量ブロックには、凹溝があり、前記凹溝は、底部及び底部の両側から延在している側壁を有し、前記凹溝の底部に第1の貫通孔が開口され、前記第1の磁石鋼セットは前記第1の貫通孔内に設けられている。
前記第2の質量ブロックは、前記凹溝の両前記側壁の間に係合され、前記第2の質量ブロックは前記凹溝の底部とは一定の距離を置いて、且つ第2の貫通孔を有し、前記第2の磁石鋼セットは前記第2の貫通孔内に設けられ、前記弾性コネクターの一端は前記ケーシングに固定的に接続され、他端は前記第1の質量ブロックに接続される。
本発明の好ましい実施例において、前記第1の質量ブロック及び第2の質量ブロックは一体成形されている。
本発明の好ましい実施例において、前記振動部材は、第1の極コア及び第2の極コアをさらに備え、前記第1の極コアは、前記凹溝の底面における前記第2の質量ブロックから離れた表面に貼り付けられ、前記第2の極コアは、前記第2の質量ブロックにおける前記凹溝の底面から離れた表面に貼り付けられている。
本発明の好ましい実施例において、前記固定部材は、前記ケーシング内に固定的に設けられているコイル架台をさらに含み、前記コイル架台は、前記コイルを支持するための支持部と、前記支持部から屈曲して延在していると共に前記ケーシングに接続されているマウントとを含み、前記支持部は、前記第1の質量ブロックと第2の質量ブロックとの間に位置している。
本発明の好ましい実施例において、当該振動モーターは、減衰部品をさらに備え、前記減衰部品は、前記第1の質量ブロックに接続され、且つ前記第1の質量ブロックと前記弾性コネクターとの間に位置している。
本発明の好ましい実施例において、当該振動モーターは、フレキシブル回路基板をさらに備え、前記フレキシブル回路基板は前記コイルに電気的に接続される。
上記振動モーターに比べて、本発明に提供される振動モーターでは、2セットの磁石鋼をそれぞれコイルの両側に平行に設置すると共に、2セットの磁石鋼の組み合せによって、磁界に閉ループが形成されており、これはコイルが磁界の内部に位置することに相当する。当該構成によって、コイルが受けた磁界の強度は増大し、製品の駆動力が向上した。
本発明の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下の実施例の説明に必要な図面について簡単に紹介する。明らかに、以下の説明に利用される図面は、本発明の幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な労働をしないことを前提にして、これらの図面からその他の図面を想到することができる。
本発明に提供される振動モーターの実施例の斜視構造模式図である。 図1に示される振動モーターの斜視分解図である。 図1に示される振動モーターのカバーが取り外された平面図である。 図1に示される振動モーターにおける磁石鋼の磁極方向の動作原理図である。
以下は本発明の実施例における技術的解決手段について詳しく統合的に説明する。もちろん、説明の実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしないことを前提として得られた全ての他の実施例は、全部本発明の保護請求範囲に含まれる。
本発明は、図1、図2及び図3を参照しながら振動モーターを開示した。そのうち、図1は、本発明に提供される振動モーターの実施例の斜視構造模式図であり、図2は、図1に示される振動モーターの斜視分解図であり、図3は、図1に示される振動モーターのカバーが取り外された平面図である。振動モーター1は、固定部材11及び振動部材12を備え、固定部材11は、収納空間を有するケーシング111を備え、ケーシング111は、カバー115及びハウジング116を含み、カバーとハウジング116とで収納空間を囲んで形成する。振動モーター1は、弾性コネクター13をさらに備え、弾性コネクター13によって、振動部材12を片持ちで収納空間内に支持する。
振動部材12は、第1の質量ブロック123と、第1の質量ブロック123内に収納される第1の磁石鋼セット121と、第2の質量ブロック124と、第2の質量ブロック124内に収納される第2の磁石鋼セット122と、第1の質量ブロック123に接続される第1の極コア125と、第2の質量ブロック124に接続される第2の極コア126とを備える。第1の質量ブロック123には、凹溝1231があり、凹溝1231は、底部12313及び底部の両側から延在している側壁12315を有し、凹溝1231の底部に第1の貫通孔12311が開口され、第1の磁石鋼セット121は第1の貫通孔12311内に設けられ、第1の極コア125は、凹溝1231の底面における第2の質量ブロック124から離れた表面に貼り付けられる。第2の質量ブロック124は、凹溝1231の両側壁12315の間に係合され、第2の質量ブロック124は凹溝1231の底部とは一定の距離を置いて、且つ第2の貫通孔1241を有し、第2の磁石鋼セット122は第2の貫通孔1241内に設けられ、第2の極コア126は、第2の質量ブロック124における凹溝1231の底面から離れた表面に貼り付けられる。弾性コネクター13の一端はケーシング111に固定接続され、他端は、第1の質量ブロック123に接続される。好ましくは、第1の質量ブロック123と第2の質量ブロック124は一体成形されている。
固定部材11は、ケーシング111内に固定的に設けられているコイル架台112を含み、コイル架台112は、コイル14を支持するための支持部113と、支持部113から屈曲して延在していると共に、ハウジング116に接続されているマウント114を含み、支持部113は、第1の質量ブロック123と第2の質量ブロック124との間に位置している。
第1の磁石鋼セット121及び第2の磁石鋼セット122は、それぞれコイル14の両側に設けられ、且つコイル14に対向して設けられる。これにより、第1の磁石鋼セット121と第2の磁石鋼セット122とによって形成される磁界が閉ループになっている。
第1の磁石鋼セット121は、第1の中間磁石鋼1212と、第1の中間磁石鋼1212の両側にそれぞれ対称的に設けられている第1の左の磁石鋼1211及び第1の右の磁石鋼1213を含み、第1の左の磁石鋼1211と、第1の右の磁石鋼1213とは、磁極方向が逆である。
第2の磁石鋼セット122は、第2の中間磁石鋼1222と、第2の中間磁石鋼1222の両側にそれぞれ対称的に設けられている第2の左の磁石鋼1221及び第2の右の磁石鋼1223を含み、第2の左の磁石鋼1221と、第2の右の磁石鋼1223とは、磁極方向が逆である。
第1の左の磁石鋼1211と第2の左の磁石鋼1221の磁極方向は同じであり、且つコイル14に直交している。第1の中間磁石鋼1212と第2の中間磁石鋼1222の磁極方向は逆であり、且つコイル14に平行している。第1の右の磁石鋼1213と第2の右の磁石鋼1223の磁極方向は同じであり、且つコイル14に直交している。
第1の中間磁石鋼1212と、第1の左の磁石鋼1211と、第1の右の磁石鋼1213とは、それぞれ第2の中間磁石鋼1222と、第2の左の磁石鋼1221と第2の右の磁石鋼1223に対向している。
当該振動モーター1は、減衰部品16及びフレキシブル回路基板17をさらに備え、減衰部品16は、第1の質量ブロック123に接続され、且つ第1の質量ブロック123と弾性コネクター13との間に位置し、フレキシブル回路基板17はコイル14に電気的に接続される。
図4を参照すると、これは図1に示される振動モーターにおける磁石鋼の磁極方向の動作原理図である。本実施例において、第1の左の磁石鋼1211の磁極方向は、コイル14に対してはS極からN極までであり、第1の右の磁石鋼1213の磁極方向は、コイル14に対してN極からS極までである。第1の中間磁石鋼1212の磁極方向は、S極からN極までであり、第2の左の磁石鋼1221の磁極方向は、コイル14に対してはN極からS極までであり、第2の右の磁石鋼1223の磁極方向は、コイル14に対してはS極からN極までであり、第2の中間磁石鋼1222の磁極方向は、N極からS極までである。第1の左の磁石鋼1211と、第1の中間磁石鋼1212と、第1の右の磁石鋼1213、および第2の右の磁石鋼1223と、第2の中間磁石鋼1222と、第2の左の磁石鋼1221とは、相互に作用して、磁界が閉ループになっている。
振動モーター1が動作するとき、フレキシブル回路基板17を介してコイル14に通電して磁界を発生させるため、第1の磁石鋼セット121及び第2の磁石鋼セット122は力を受ける。電流の方向は時間とともに変化するため、第1の磁石鋼セット121及び第2の磁石鋼セット122が力を受ける方向も変化する。それにより、弾性コネクター13の支持で、往復に移動するように第1の磁石鋼セット121、第2の磁石鋼セット122、第1の質量ブロック123及び第2の質量ブロック124が駆動される。
以上から分かるように、本発明に提供される振動モーターでは、2セットの磁石鋼をそれぞれコイルの両側に平行に設置し、2セットの磁石鋼が互いに作用することによって、磁界が閉ループに形成されて、コイルが磁界の内部に位置することに相当する。当該構成により、コイルが受けた磁界の強度は増大し、製品の駆動力が向上した。
上述は、本発明の実施形態に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。本発明の明細書及び図面の内容に基づいて作れる等価構成又は等価変換フロー、あるいは他の関連技術分野における直接又は間接運用は、全て同様に本発明の特許請求の範囲内に含まれる。

Claims (8)

  1. 固定部材及び振動部材を備え、前記固定部材は、収納空間を有するケーシングを含み、前記振動モーターは、弾性コネクターをさらに含み、前記弾性コネクターによって前記振動部材が片持ちで収納空間内に支持され、前記固定部材及び振動部材の一方は、コイルを含み、前記固定部材及び振動部材の他方は、第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットを含み、前記第1の磁石鋼セット及び前記第2の磁石鋼セットは、それぞれ前記コイルの両側に設けられ、且つ前記コイルに対向して設けられることにより、前記第1の磁石鋼セット及び第2の磁石鋼セットによって形成される磁界が閉ループに形成されることを特徴とする振動モーター。
  2. 前記第1の磁石鋼セットは、第1の中間磁石鋼と、前記第1の中間磁石鋼の両側にそれぞれ設けられている第1の左の磁石鋼及び第1の右の磁石鋼を含み、前記第1の左の磁石鋼と、前記第1の右の磁石鋼とは、磁極方向が逆であり、前記第2の磁石鋼セットは、第2の中間磁石鋼と、前記第2の中間磁石鋼の両側にそれぞれ対称的に設けられている第2の左の磁石鋼及び第2の右の磁石鋼を含み、前記第2の左の磁石鋼と、前記第2の右の磁石鋼とは、磁極方向が逆であり、
    前記第1の左の磁石鋼及び前記第2の左の磁石鋼は、磁極方向が同じであり且つ前記コイルに直交し,前記第1の中間磁石鋼及び前記第2の中間磁石鋼は、磁極方向が逆であり、且つ前記コイルに平行し,前記第1の右の磁石鋼及び第2の右の磁石鋼は、磁極方向が同じ、且つ前記コイルに直交することを特徴とする請求項1に記載の振動モーター。
  3. 前記振動部材は、第1の質量ブロック及び第2の質量ブロックを含み、前記第1の質量ブロックには、凹溝があり、前記凹溝は、底部及び底部の両側から延在している側壁を有し、前記凹溝の底部に第1の貫通孔が開口され、前記第1の磁石鋼セットは前記第1の貫通孔内に設けられ、
    前記第2の質量ブロックは、前記凹溝の両前記側壁の間に係合され、前記第2の質量ブロックは前記凹溝の底部とは一定の距離を置いて、且つ第2の貫通孔を有し、前記第2の磁石鋼セットは前記第2の貫通孔内に設けられ、前記弾性コネクターの一端は前記ケーシングに固定的に接続され、他端は前記第1の質量ブロックに接続されることを特徴とする請求項1に記載の振動モーター。
  4. 前記第1の質量ブロック及び第2の質量ブロックは一体成形されていることを特徴とする請求項3に記載の振動モーター。
  5. 前記振動部材は、第1の極コア及び第2の極コアをさらに備え、前記第1の極コアは、前記凹溝の底面における前記第2の質量ブロックから離れた表面に貼り付けられ、前記第2の極コアは、前記第2の質量ブロックにおける前記凹溝の底面から離れた表面に貼り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の振動モーター。
  6. 前記固定部材は、前記ケーシング内に固定的に設けられているコイル架台をさらに含み、前記コイル架台は、前記コイルを支持するための支持部と、前記支持部から屈曲して延在していると共に前記ケーシングに接続されているマウントとを含み、前記支持部は、前記第1の質量ブロックと第2の質量ブロックとの間に位置していることを特徴とする請求項3に記載の振動モーター。
  7. 当該振動モーターは、減衰部品をさらに備え、前記減衰部品は、前記第1の質量ブロックに接続され、且つ前記第1の質量ブロックと前記弾性コネクターとの間に位置していることを特徴とする請求項3に記載の振動モーター。
  8. 当該振動モーターは、フレキシブル回路基板をさらに備え、前記フレキシブル回路基板は前記コイルに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の振動モーター。
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